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2024年5月28日

エルメスのオーストリッチとはどんな素材?最高級レザーの魅力を解説

オーストリッチといえば、水玉のような斑紋が美しい高級レザーの代表格です。

なかでもエルメス(HERMES)が扱うオーストリッチアイテムは、その品質と発色の良さから人気が高く、入手困難な状況が続いています。

今回は、知る人ぞ知るオーストリッチの魅力について徹底解説していきます。

エルメスで初めてオーストリッチアイテムを購入したい方や、オーストリッチレザー自体に興味がある方に向けて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1 エルメスのオーストリッチが最高級レザーである理由を解説 

近年ますます希少性が高まり、その価格が高騰しているオーストリッチ。

ここではエルメスのオーストリッチレザーについて解説してまいります。

1-1 フルポイントのクイルマーク(斑紋)

ダチョウの革であるオーストリッチは、羽毛を抜くと残る斑紋がクイルマークと呼ばれ、その間隔が均一であればあるほど美しいと評価されます。しかし自然の環境で育つので、均等なクイルマークを持つ個体は決して多くありません。しかも、一頭から製品にできるのは全体の40%に満たないといわれ、希少性が高いエキゾチックレザーの一種です。

現在エルメスで使用するオーストリッチレザーは、厳重管理のもと飼育されたダチョウを使用しています。アイテムの表と裏にクイルマークが見えるフルポイントは、高級仕様の証です。さらに、エルメスでは全てのクイルマークが平らになるようにプレス加工をほどこしていて、手触りが格段に良くなっている点は特筆すべきでしょう。

エルメスのオーストリッチアイテムは、表面に一番美しいクイルマークが見えるように配置しながら、革のカッティングにも最大の注意をはらっています。

1-2 しっとりと手になじむ柔らかさ

オーストリッチレザーを実際に手に取ってみると、その柔らかさに驚かれるかもしれません。牛革や羊革にはない独特の手触りは、コシがありながら弾むようなテクスチャーで、しっとりと手になじみます。いつまでも撫でていたい、そんな手触りの良さはレザーの中で群を抜いているといえるでしょう。年齢を重ねていくと身につけるものの触感が気になることがあります。昔からオーストリッチレザーが成熟世代に支持されるのは、そうした側面もあるのではないでしょうか。

エルメスのエキゾチックレザーの中でクロコダイルに次ぐ人気のオーストリッチですが、一度使うとその魅力にはまってしまうかもしれませんね。

1-3 長く使える優れた耐久性

「柔らかいと耐久性はどうかな?」

そうした不安を抱かれる方がいるかもしれませんが、じつはオーストリッチは耐久性にも優れた素材です。その耐用年数は牛革の5倍から10倍ともいわれ、30年以上の使用に耐えられるといわれています。オーストリッチレザーの立体的な構造が、高い耐久性をもたらしているのです。

また柔軟で加工しやすいので、さまざまなデザインを具現化したい革職人に好まれる素材です。色ノリが良く、ニュアンスカラーからビビットカラーまでバリエーション豊富に展開できる点でも秀逸といえるでしょう。あらゆる面でオーストリッチは、スペシャルレザーの称号にふさわしいといえるのではないでしょうか。

1-4 使うほどに艶めく美しい経年変化

オーストリッチレザーの醍醐味として、経年とともに美しい艶が生まれることがあげられます。はじめはクイルマークがほんのりと艶めいて、徐々に全体へ広がるよう変化していきます。淡いカラーの場合、特に変化が分かりやすく色の深みが増していきます。

最終的に全体が艶やかになり、革自体も柔らかく変化します。しかし、オーストリッチレザーは柔らかくなっても型くずれするようなことはありません。柔軟さと同時に、コシがある特性が美しい経年変化をもたらしてくれるのです。

くすみ汚れのケアなどの定期的なメンテナンスをおこなえば、お気に入りのアイテムを末永く使い続けられるでしょう。

1-5 オーストリッチを含むリアルレザーの現状

近年ダチョウの生息するアフリカ諸国では、その生息数の減少が顕著になっています。今でこそ革がもてはやされていますが、もともとはダチョウのオスが持っている飾り羽根が珍重され、乱獲されたことが大きな要因です。

その後、世界各国がワシントン条約の締結により、ダチョウの年間捕獲数が管理されるようになりました。そのためにエルメスの店頭で見かけることはほとんどなく、予約から何か月も待たなければならない状況が続いています。業界全体におけるオーストリッチレザーの希少性がますます高まったことで、さらに高価になっているのです。

一方、持続可能な経済活動を求める世界的な動きから、リアルレザー全体に厳しい視線が向けられるようになってきました。エコレザーやエコファーといった石油由来の製品に切り替えたブランドも台頭しています。こうした価値観の変化が今後のオーストリッチレザーにとって、どういう影響を与えるかは今のところ不透明な状況です。それは恐らく、リアルレザーとエコレザーの両方を使った消費者が最終的に判断を下すことになるのでしょう。

2 エルメスオーストリッチレザーの人気アイテムを解説   

ここからは、エルメスのオーストリッチレザーで人気の各アイテムを解説してまいります。

2-1 ケリー

1930年代に制作されたエルメス往年の名品、ケリーバッグ。映画女優からモナコ王妃へと華麗な転身をとげたグレース・ケリーが、妊娠中のお腹をこのバッグで隠したことがきっかけとなり命名されました。あまりにも有名なエピソードとして知られていますが、こうしたブランディングを積極的におこなったのは、このバッグを世に送りだしたロベール・デュマ本人でした。彼はエルメス一族の一員であり、当時のエルメスを実質的に運営していた人物です。

発売当初「サック・ア・クロア」の名称で販売された持ち手付きのショルダーバッグは、ケリーと名づけられると同時に、女性たちの憧れのバッグに生まれ変わりました。エレガントな印象と持ちやすいサイズ感は現在も変わらない人気を誇っています。特にケリーバッグの女性らしい雰囲気は、オーストリッチレザーのクイルマークが活きるアイテムといえます。全体的に甘すぎず、アクセントの効いたコーディネートが叶うでしょう。

エルメスの中でもカラーが映えるオーストリッチのケリーなら、個性的な色をあえて選択するのもおすすめです。

2-2 バーキン

エルメスのアイコニックな存在であるバーキン。1984年、イギリス人の女優ジェーン・バーキンと当時のエルメスの会長であったジャン=ルイ・デュマが同じ飛行機に乗りあわせた偶然がきっかけとなり制作されました。出産したばかりの彼女は、育児用品を持ち歩けるバッグがないことを嘆いていました。その要望に見事に応えたのがバーキンだったのです。乳幼児を連れて出かけるときは哺乳瓶や粉ミルク、おむつといった多くの荷物が必要になります。日本ではママバッグやマザーバッグなどといわれるバッグで、その多くはバッグ自体が軽量になる布製やナイロン製が占めています。恐らく、著名人である彼女の審美眼にかなうものはイギリス国内に見つからなかったため、そうした嘆願になったのでしょう。

バーキンが発表されると瞬く間に世界中で大人気となりました。あまりの人気に定価以上の金額で売買されるようになっていきます。現在のバーキンは高級バッグの代名詞として、またエルメスのアイコンとしての地位を確立しています。

バーキンはベーシックな牛革はもちろんのこと、オーストリッチやクロコダイルで制作されたものの人気がとても高く、予約から数年待ちのラインも存在します。待ちきれずに中古市場を探しても人気の素材やカラーは手に入りにくいのが現状です。

2-3 ボリード

馬具工房から出発したエルメスは、才気あふれる3代目社長のエミール・エルメスによってバッグに変革をもたらします。それはバッグの開口部にファスナーを縫い付けるという偉業でした。今でこそ、バッグ開閉にファスナーを採用することは当たり前ですが、世界で初めてそれを実現したのはエルメスだったのです。

ボリードは丸みのある台形型のハンドバッグを原型として、サイズやカラー素材を変えてバリエーション豊富に展開しています。可愛らしいコロンとしたフォルムながら、マチをとっているので収納しやすいバッグです。ハンドバッグとして、または付属のショルダーストラップをつけて肩掛けとしても楽しめます。

オーストリッチレザーならではの手触りと豊富なカラーバリエーションが堪能できるラインの1つといえるでしょう。大きさはハンドバッグサイズから旅行鞄サイズまで豊富に展開しているので、用途に合ったものを選んでみてください。

2-4 コンスタンス

コンスタンスは、エルメスの頭文字「H」を留め具に採用したハンドバッグです。女性デザイナーの斬新なアイデアを採用して制作されました。意外なことに、エルメスではブランドの名前を前面に出すデザインは初めての試みでした。抜擢されたデザイナー自身の娘の名前が命名の由来となったコンスタンス。働く人を大切にするエルメスならではのエピソードを残しています。

街歩きを楽しむ女性たちを軽やかに彩りたい、そんな願いがこめられて作られたバッグは50年以上の時を経た今も色あせません。

シンプルな形と留め具の素材使いで幾通りにも展開していて、どれを選んでもスタイリッシュにコーディネートできるでしょう。

オーストリッチレザーの質感と金属の留め具は都会的な印象にまとまるので、ブランドをアピールしたいシーンにおすすめです。

2-5 プリュム

持ち手が長めで肩掛けできるボストンバッグ型は使いやすいと評判のプリュム。小さめの箱型は小柄な日本人に持ちやすく、根強いファンに人気のバッグです。和装用の利休バッグによく似ているので既視感を覚える方も多いのではないでしょうか。

オーストリッチレザーのプリュムは、黒やレッドといった定番色からパープルやグリーンまで幅広い展開が特徴です。また、底面までフルポイントのクイルマークが美しい仕上がりになっています。シンプルデザインは汎用性が高く、ふだん使いからお出かけまで使えて便利なバッグです。年齢を問わないデザインは母娘でシェアしてもいいでしょう。

プリュムは廃盤の噂があるものの、現在までにエルメスから公式な発表はされていません。そのため、購入を検討される場合は中古市場がメインとなる可能性が高いようです。信頼のおける専門店であれば、状態の良いものが見つかるので検討してみてください。

2-6 ピコタン・ロック

切りっぱなしの縁がカジュアルに印象づけるピコタン・ロック。ファッションがカジュアルにシフトしている流れに合わせ、馬の飼い葉入れから着想を得て作られました。長い年月において馬具を扱ってきたエルメスならではの解釈は驚きを禁じえません。

小さなバケツを思わせるような本体の開口部をカデナ(錠前)の付いたストラップで開閉するスタイルで、トートバッグのバリエーションともいえそうです。コンパクトながら底が広いので荷物がしっかり入ります。

オーストリッチレザーの水玉模様が可愛いらしく、SNSに投稿されるごとに若年層の支持を集めています。エルメスのピコタン・ロックは革の裏に芯を張らない仕上げなので、軽さとナチュラルな印象が際立つバッグといえるでしょう。肩肘張らずに良いものを楽しみたい、そんな方に特におすすめです。幅広い年代のさまざまなシーンに使いやすいバッグとなっています。3サイズの展開になっているので、コーディネートイメージや手荷物の量に応じて選んでみてください。

2-7 ベアン

エルメスの定番財布といえば、ベアンを真っ先に思い浮かべる方が多いでしょう。頭文字の「H」を控えめに配した長財布は、持つ人をエレガントに印象づけてくれます。紙幣はもちろん、クレジットカードやポイントカード類の収納がしやすく、取りだしやすい仕様です。ファスナーポケットがマチ付きで小銭が増えてもスマートに収まります。常備薬の携帯にも使えますので、定期的な通院がある方にもおすすめのアイテムです。

最近はキャッシュレスが主流ですが、頻発するシステム障害に備えて、一定額の現金を持つ必要性が増していると考える人は少なくありません。

お財布はオーストリッチレザーの良さがダイレクトに分かるアイテムなので、初めて購入を検討している方や大切な方へのプレゼントにもおすすめです。

3 「エルメスのオーストリッチ」カラー展開を解説  

ここでは、エルメスのオーストリッチレザーだからこそ楽しめるカラー展開について解説してまいります。

3-1 ニュアンスが美しいオフホワイトカラー

エルメスのホワイトといえばヒマラヤの純白をイメージされるかもしれませんが、一言でホワイト系といってもさまざまです。エルメスのオーストリッチレザーなら、肌診断のようにイエローベース系やブルーベース系に分類されるニュアンスホワイトを手にすることができます。ここではイエローベース系オフホワイトの2色を紹介していきます。

3-1-1 ナタ

ほんのりバターを思わせるようなオフホワイトは、スペイン語で「クリーム」を意味しています。2019年秋冬に発表された温かみを感じるカラーは、オーストリッチの個性を明るく演出して人気となりました。若々しさと親しみやすさで幅広い年代におすすめです。

3-1-2 べトン

フランス語でコンクリートを意味するべトン。ホワイトにグレーとベージュを合わせたような色味です。モダンで落ち着いた印象にコーディネートできる大人カラーといえるでしょう。オーストリッチレザーのクイルマークがアクセントとして際立ちます。

3-2 パーシュマンは上品クリームイエロー

フランス語で「羊皮紙」を意味するパーシュマン。これは、動物の皮を最大限に伸ばしてシート状に加工した素材で、古来から歴史文書や法典などの写本に使われてきました。そのためエルメスは、古文書のような黄色味がかったクリームイエローにパーシュマンと名づけたのです。歴史や高貴さを感じさせる伝統のカラーとなっています。

エルメスでは、この上品で温かみあるカラーをバーキンなどに数多く採用しています。オーストリッチレザーの重厚感に合っていて、その美しさを一層引き立てています。明るい色味ながら、くすみ汚れが目立ちにくく安心して持ち続けられるでしょう。

3-3  チェスナッツ、軽快なブラウンカラー

エルメスのチェスナッツは、栗の実色のブラウンカラーです。どちらかというと軽快なゴールドブラウンに近いかもしれません。こっくりと芳醇でありながら日光を感じさせる豊かな色合いが、オーストリッチレザーの陰影を見事に浮かびあがらせます。クイルマークだけでなく革表面のシボまで美しく見えるのは、チェスナッツカラーとオーストリッチの相性の良さからでしょう。

エルメス定番のバーキンやケリーに採用されることが多く、ゴールドの金具と相まって統一感のあるエレガントな装いになります。季節を問わずコーディネートできるカラーとしておすすめです。モノトーンファッションのアクセントにしたり、ベージュのワントーンコーディネートに馴染ませたりして出番が多くなりそうです。男性がチェスナッツカラーのバーキンを持つと軽快な印象になるので、黒以外のカラーを検討している方におすすめです。

3-4 エレガントグレーならムース

エルメスのムースは、濃いグレーとベージュを合わせたようなカラーです。主張しすぎない落ちついた色味はクラシカルな雰囲気を醸しだしています。2000年代にニュアンスカラーとして人気が高まり、今では定番色の仲間入りを果たしました。

この色はオーストリッチレザーの気品を感じられるカラーの1つです。特にシルバーの金具と合わせたバーキンは、透明感とラグジュアリーな印象をそなえたエルメスらしい逸品に仕上がっています。

ファッションの色味を気にすることなく合わせられるので、頼りになるアイテムとなるでしょう。レッド系やパープル系の洋服を着たときの背景となってコーディネートのまとめ役をしてくれます。

3-5 鮮烈な印象で魅せるフューシャピンク

口紅の色見本のようなフューシャピンクはビビットなピンクカラーです。華やかなバラの花を思わせる鮮烈な色味は、一点投入するだけで強い印象を残せるのではないでしょうか。

見ているだけで元気になれる、そんなエネルギーに満ち溢れています。これだけ綺麗に染められるのはオーストリッチレザーの色ノリならではといえるでしょう。

エルメスではオーストリッチレザーだけでなく、クロコダイルにもフューシャピンクを採用したバーキンが存在します。ただ、オーストリッチのほうが落ち着いたトーンに仕上がっていて、好みによっては使いやすいかもしれません。思い切ってカラーを楽しみたい方におすすめです。また、オーストリッチレザーでベアン(長財布)のフューシャピンクは人気があります。いずれも素材にオーストリッチレザーを選択すると上品にまとまるので、ぜひ検討してみてください。

3-6 南国の赤い大輪 ブーゲンビリア

ブーゲンビリアは熱帯性の植物で、花言葉は「情熱」です。この南国生まれの赤い花は、見る者にパワーをチャージしてくれます。さまざまな種類があって、赤以外に白やピンクなどの花色も見事です。燦々と輝く太陽に向かい、伸びやかに咲く赤いブーゲンビリアにインスピレーションを得たエルメスは、オーストリッチレザーをこの色に染め上げました。

彩色しやすいオーストリッチは華やかなカラーをまとっても、なお可憐な表情を見せてくれます。明るい気持ちになれて、持つ人に自信と高揚感を与えてくれるでしょう。特別にお洒落をして装いたいときに最適なカラーアイテムです。定番色を既に持っている方へのプレゼントにも喜ばれるのではないでしょうか。

ちなみに、赤が好きな中国人に人気が高く、さらに日本の中古ブランド品の品質の高さからインバウンド消費に一役かっているという側面があります。

3-7 迫力の漆黒 ノワール

黒といえば定番中の定番カラー、ノワール。

エルメスのオーストリッチノワールは、漆黒の中にクイルマークの陰影をほのかに感じさせます。凄みのある深い色合いで、黒のポテンシャルの高さを再認識させてくれるでしょう。使うたびに艶をたたえていく様は他にはない表情となって魅了されます。さらに艶が増してくると、クイルマークがはっきりとしてきます。経年変化を一番長く堪能できるカラーです。アイテムに採用された金具が金色ならゴージャスに、シルバーならクールで都会的なイメージを演出できるでしょう。

エルメスでオーストリッチレザーのアイテムは初めてという方におすすめです。また、ノワールはオーストリッチバーキンで最も男性に人気があるカラーとなっています。

4 エルメス190年におよぶ創造の歴史を解説  

エルメスのオーストリッチアイテムに見られる手仕事の素晴らしさは、創業からおよそ190年の時を経た現在も受け継がれています。その卓越したクラフツマンシップはエルメスを支えるすべての人によって成し遂げられたものです。

ここでは、エルメスの歴史について解説してまいります。

4-1 馬具職人ティエリ・エルメス

ティエリ・エルメスは13歳でパリに渡り、馬具職人の見習いとなりました。彼の勤勉さと丁寧な仕事ぶりが評判となり、一流店から安定した注文を受けられるようになります。

1837年、ティエリは36歳のときに念願だった独立を果たします。後のエルメスとなる工房の創立でした。優れた馬具職人としてフランス全土に名を馳せた彼は、さらなる高みをめざして腕を磨いていきます。努力が実を結び、パリ万博に初出品した婦人用の鞍で銀メダルを獲得します。さらに11年後には、悲願だったグランプリを獲得することに成功しました。しかし、その吉報が届いたのはティエリ・エルメスが亡くなった数か月後のことでした。

人に喜ばれるものを作り、人に選ばれることで成功をおさめたエルメス。

その「完璧なる成功」をめざし、常に職人でありつづけた彼が残した企業理念は、今も変わらずエルメスの根幹として受け継がれています。

4-2 6世代がつなぐクラフツマンシップ

エルメスは創業者ティエリ・エルメスから6代にわたり、一貫して家族経営をおこなって独立性を保ってきました。これが外部の雑音から経営を守り、優れたクラフツマンシップの継承に成功してきた要因といえるでしょう。

ものづくりは「人」が大切と考えるエルメスでは、経営者と従業員の垣根を超えた信頼関係によって存続の危機を乗りこえてきた歴史があります。1900年代初頭、移動手段が馬車から自動車にとってかわるようになります。徐々に経営が悪化していくなか、鞄づくりにシフトせざるを得ない状況となります。まさに生き残りをかけた判断でしたが、職人たちの協力のもと大成功をおさめました。

1929年の大恐慌が勃発した際、職人たちや従業員が率先して給料の返上を申し出るなどして危機を脱します。エルメスでは職人の育成にも力を注ぎつつ、当時は珍しかった健康保険や有給休暇といった働く環境の整備にもいち早く取り組んでいました。こうした取り組みは大きな裁量で素早く実行できるトップダウン経営が向いています。職人や従業員たちとの良好な関係性こそが、エルメスの大きな資産となっているのでしょう。

4-3 一貫体制でめざす「責任ある発展」

エルメスが掲げる理念には、一貫体制をとることで責任ある発展をめざすとあります。その一つに、アイテムのアフターメンテナンスに積極的に取り組んでいることが挙げられます。リペアに必要な素材や加工技術の研究などに力を注ぎ、少しでも長く使えるよう世界中に専用アトリエをかまえているのです。これは循環型ものづくりの一環として行っています。また、作りすぎないことが環境への負荷を抑えるとして受注発注管理の徹底にも取り組んでいます。今回述べてきたオーストリッチレザーの飼育管理の根底にも、この理念があります。

さらに主要サプライヤーに対して20年以上の長期契約を結び、お互いに安定したパートナーシップのもとで取引をおこなっています。企業が責任を持って信頼関係を築き、高品質な素材の安定供給へとつながります。その結果、社会全体の発展が叶うからといえるでしょう。

エルメスは、これを「起業家精神」として従業員一人一人を啓発しています。こうした取り組みがエルメスの長きにわたる成功を支えているのです。

5 「エルメスのオーストリッチ」適切なメンテナンス方法を解説  

オーストリッチレザーは非常に丈夫ですが、やはり他の革同様にお手入れは欠かせません。ここでは使用時のお手入れから、エルメス正規店でのアフターメンテナンスについて解説していきます。

5-1 使用後のお手入れ

バッグを使い終えたら、クローゼットにしまう前に半日ほど室内に置いて湿気を飛ばします。濡れたハンカチなどの持ち物によってバッグの中に湿気が残ることがあります。そのまま収納してしまうと状況によっては革全体にカビが生えてしまいます。それを防ぐためにファスナーを開放して、しばらく置いておきましょう。さらに、オーストリッチレザーの表面を柔らかく乾いた布などで優しく拭きます。他のレザーにくらべると凹凸があるので、縫い目にほこりがたまりやすいものです。定期的に専用の柔らかいブラシなどで払っておくといいでしょう。

5-2 水濡れへの注意

オーストリッチの唯一の弱点は、水濡れするとシミになりやすいことといわれています。そのため、できるだけ雨の日は使用を避けたほうが無難といえるでしょう。革専用の防水スプレーをあらかじめ塗布しておくと完全ではないものの、ある程度防げるので活用してみてはいかがでしょうか。また防水スプレーには防汚効果が期待できる製品もあり、淡い色目のオーストリッチレザーに最初から塗布しておくのもおすすめです。

5-3 安心のアフターメンテナンス

エルメスでは、あらゆる製品のアフターメンテナンスサービスに力を入れています。手で触れることが多い革製品のあらゆるリペア、メンテナンスに対応しているので気になる点があれば相談してみることをおすすめします。

特に、エルメスのオーストリッチは長く使えるものです。それゆえ、革のくすみ汚れや底面角の剥がれが経年劣化として現れることがあります。専門の職人の手による定期的なお手入れをして美しい状態を保てば、子や孫の代まで末永く受け継いでいけるでしょう。

また、ブランド買取店に持ちこむ場合でも状態が良いほうが高い査定額が期待できます。その際、エルメス正規店のメンテナンスを証明する領収書があると交渉の余地が生まれるかもしれません。買取を予定している方は、領収書を箱や紙袋と同じように付属品として保管しておくことがおすすめといえるでしょう。

6 ジェンダーレスに楽しめるエルメスのオーストリッチアイテムとは?  

ここではエルメスのオーストリッチレザー製品で、特にジェンダーレスに楽しめるアイテム2つを解説していきます。

6-1 「バーキン」ワイルドな見た目はエルメスの異端児

世界中の女性たちを魅了してやまないエルメスバッグの王道、バーキン。

意外にもオーストリッチレザーバーキンが男性からの支持を集めているのは、その軽さや丈夫さが評価されているからでしょう。もともと「ママバッグ」として制作された容量の大きさは、性別を問わずPCやタブレット類の荷物が多くなっている現代人に最適です。

オーストリッチ素材のワイルド感は、エレガントなイメージが強いエルメスにおいて唯一無二の存在感があります。そのため男性が手にしやすく、クラス感を感じさせる見た目から一定の支持を集めています。

サイズはバーキン40などの大きいラインから選ぶと体格的にバランスが取りやすいでしょう。W40㎝× H30㎝× D21㎝でA4ファイルが楽に入るサイズ感は、ビジネスシーンにも最適です。オーストリッチレザーバーキンは非常にレアなので、人とかぶらない逸品であることは間違いないでしょう。

6-2 「ベアン」艶めきを手にするなら定番長財布

オーストリッチレザーを一番堪能できるのはお財布かもしれません。独特の柔らかさと軽さは手で持つことで実感できるからです。さらに、手で触れるほど表面に艶が増してくるのでオーストリッチレザーのお財布を使う醍醐味を味わえます。

エルメスのベアンは、長財布として定番のアイテムです。紙幣やカード類のみならず、お薬手帳やパスポートなども収納できる大きめのサイズ感が特徴になっています。最近ではキャッシュレス化が進み、小型の財布が主流となりつつあります。一方で、お出かけに必要な持ち物をまとめられるベアンは、これだけを持って外出できるので変わらない人気を誇る存在です。カラーを変えて、ペアで持つのもおすすめです。

7 まとめ 使いこむほど実感するエルメスオーストリッチレザーの魅力  

今回は、エルメスのオーストリッチについて解説してまいりました。

オーストリッチは希少性が高く、以前から知る人ぞ知る高級レザーの代表格でした。さらに近年の環境の変化から、その希少性は増すばかりとなっています。

とはいえ一度手にしてみると、しっとりとした手触りと圧倒的な軽さが他のレザーにはない魅力です。エルメスのオーストリッチレザーなら子や孫の代まで受け継いでいける逸品に出会えるでしょう。

ぜひ実際のオーストリッチアイテムの良さを楽しんでみてください。

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