2023年7月12日
砂金とは?魅力から日本での採集場所まで徹底解説!
金・貴金属について
皆さんは、砂金とは何かご存じでしょうか。
砂のようなぽろぽろとした、あまり価値のなさそうな金というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実はちゃんとした価値があり、ナゲットと呼ばれるものがあったりと日本を含め世界的に歴史もあるものなんです。
採集も比較的簡単にできるのですが、制約が多いところも含め、調べれば調べるほど奥が深く面白いです。さて、そんな砂金はどのように生まれ、どんな場所で採ることができるのでしょうか。この記事では砂金とは何かを深く掘り下げていきたいと思います。
目次
1. 砂金とは砂と同じように細かい粒上の自然から生まれる金
大自然の中で生まれ、大自然の中で採掘される天然物の砂金。様々な地殻変動を経て私たちに発見されています。そもそも金がとれる鉱脈が存在すること自体が珍しいですが、砂金は様々な場所で採ることも出来ます。
さて、この章ではそもそも砂金とは何なのか。ほかの金との違いについて簡単に説明していきたいと思います。
1-1.砂金の定義
砂金(さきん)とは、砂状に細粒化した自然金のことを指します。
金鉱脈が川の浸食作用などで崩れ、川に流された後に川岸に溜まったり河口に流れ着いたものが砂金となります。砂金はその名の通り、砂のように細かい粒子で存在しますが、その中には純度の高い金が含まれています。
1-2.砂金と他の金との違い
砂金と他の金との主な違いは、その形状と発生過程にあります。
砂金=自然から生まれた天然の金、金箔やインゴットなどのほかの金=加工された人工金
と捉えていただけるとわかりやすいかと思います。
一般的に私たちが思い浮かべる金は、金塊や金鉱石の形をしていますが、砂金はその名の通り砂のような形状をしています。また、金塊や金鉱石は地下深くの金鉱脈から採掘されますが、砂金は川底や海底、河口などに自然に存在しています。
2. 大きな砂金はナゲット、グレインと呼ばれている
前述のように砂のような形状の物が多く、その通りにイメージされている方も多いと思います。しかし、ひとくちに砂金といっても採取できるサイズや重さは様々。0.4グラム以上の砂金は「グレイン」、1グラム以上の砂金は「ナゲット」と呼ばれています。
この2つが発掘されることはとても稀なことで、ほとんどの砂金は「粉金」や「粉砂金」と呼ばれる0.4グラム未満のものとなっています。ナゲットの発掘はとても珍しいですが、大きなナゲットを見つけることができれば、高い金額で売却できることもあります。ここからは、日本や世界で発掘されたナゲットについて、詳しく語っていきたいと思います。
2-1.日本でも769グラムのナゲットが発掘された歴史あり!
日本でも、昔は砂金の採取は積極的に行われてきました。
特に戦国時代や江戸時代では、多くの金山が開発された影響で金の採掘が盛んに行われていました。砂金の採掘は比較的簡単なもので、大がかりな設備を必要としないため個人採掘も広く行われていました。
そんな日本で一番大きな砂金が採掘されたのは1900年(明治33年)のこと。北海道・枝幸町(えさしちょう)の「北見枝幸砂金地」で769グラムのナゲットが発見。これは、砂金の中でも特に大きなものです。これを機に日本では「北見枝幸のゴールドラッシュ」が始まり、多くの人々が一攫千金を求めて砂金の採取に取り掛かる形となりました。
新しく金が発見された地へ、金脈を探し当てて一攫千金を狙う採掘者が殺到すること。
北見枝幸では、過去に1125グラムの大きなナゲットが発掘されたことがあると言われていましたが、発見者たちが公表せず内緒で等分してしまったなんてエピソードもあったりします。
2-2.世界最大のナゲットをオーストラリアで発見!
世界でも、砂金の採取は古くから盛んに行われてきました。19世紀にアメリカ・カリフォルニアで金が発見されると世界規模で「ゴールドラッシュ」がスタート。多くの人々が砂金を求めてカリフォルニアを訪れました。
これまでに発見された記録に残っているナゲットの中で最も大きいと言われているものは、なんと重さ71キログラムにも及ぶものとなっています。このナゲットには「Welcome Stranger」と名付けられ、1989年までオーストラリア金貨の裏面にデザインとして起用されていて、存在自体が歴史的な価値を持っています。
ちなみに、その後発見された「HAND OF FAITH」という2番目に大きいナゲットもオーストラリアで発見されていて、重さは約27キログラム。現在はアメリカ・ラスベガスの「ゴールデン・ナゲット」というホテルに展示されているので、興味のある方は機会があったらぜひ見に行ってみてはいかがでしょうか。
3. 砂金の価値
砂金の価値は、基本的に金の純度と重さ、市場価格によって決まります。当然、純度が高く、重さがあるほど砂金の価値は上がります。金の市場価格は日々変動するため、その時点での価格によっても砂金の価値は変わります。
このほかにも、様々な理由から砂金の付加価値がつくことがあり、1グラム当たりの値段も変動してくるので、まずは専門家やプロの鑑定士に相談することをオススメします。
ここからは、砂金の価値や1グラム当たりの価格について説明していきたいと思います。
3-1.砂金1グラムあたりの価格基準について
一般的に、砂金の純度は約90%とされています。そのため、1グラムの砂金の価値は、その時点での金の市場価格の約90%となります。ただし、砂金を売る際には、精製や取引の手数料などが発生するため、その分価格は下がることを覚えておきましょう。
2023年7月時点でのK24の相場は1gあたり9,370円となっています。
前述の通り、砂金は重さや純度だけで価値が決まるわけではないので、普通の金買取とはまた違った楽しみ方ができるのではないかと思います。相場はあくまでも1つの指標としてとらえておいていいかもしれません。
4-2.砂金は売れるが儲からない
砂金は、その純度と重さによっては十分に価値があり、売ることが可能です。ただし、砂金を売るためには、まずその純度と重さを正確に測定する必要があります。また、砂金を買い取ってくれる業者を見つけることも必要です。一部の質屋や金の買取店では、砂金の買取を行っています。また、インターネット上のオークションサイトなどでも、砂金を売ることが可能です。ただし、砂金を売る際には、その価値を正確に評価してくれる信頼できる業者を選ぶことが重要です。
しかしながら、例えば半日作業で川で採取できた砂金を売ろうとしても、1~2ミリ程度の小さな粒20粒ほどの砂金しか採取できないことが多いため、砂金採りは儲からないといえます。時給に換算すれば大体100円にも満たないといわれていて、最低賃金を大きく下回るのが当たり前。副業でアルバイトをした方がよっぽど稼げることがわかります。事業としては採算が合わないので、企業が川での砂金採りにほとんど手着かずな状況になっているといわれています。
金の価格が世界的に高騰しているとは言え、1グラム以上のナゲットクラスなら1万円以上の高値が付くことも可能性としてはありますが、前述の通りナゲットはとても珍しい物なのでそう簡単に見つかるものではありません。
4.砂金を採取するときのポイント
ここまでは、砂金の歴史やナゲットについてせつめいさせていただきました。
では、砂金は実際どのようにして採掘されているのでしょうか?ここからは、砂金の見つけ方から取り方まで詳しく説明していきたいと思います!
4-1.まずは場所の選定
砂金を見つけるためには、まずは適した場所を探すことがなにより重要なポイントとなっています。砂に似ていると言えどやみくもに地面を掘ればいいというわけではありません。砂金は川底や海底、河口などに自然に存在しているもので、特に山から流れてきた川や、金鉱脈が近くにある川では、砂金が見つかる可能性が高い傾向にあります。
砂金は金色に輝く細かい粒子で、一見するとただの砂と区別がつきにくいことがありますが、金は他の鉱物と比べて比重が大きいため、水に浮かべると沈みやすい特性があるのでを利用して、砂金かどうか見分けることができます。
4-2.「ブロック掘り」と「眼鏡掘り」
砂金採取にはさまざまな方法がありますが、それぞれの状況や目的に応じて選ぶことが重要です。自然の動きを理解し、自分の直感を信じて、自然との対話をする上で、最適な方法を選ぶことが求められます。
ブロック掘り
砂金が堆積していると予想される地層をブロック状に切り出し、その中から砂金を探す方法です。この方法は特に砂金が多く含まれていると予想される地層が深い場所にある場合などに適しています。です。ブロック掘りはかなりの労力が必要ですが、大量の砂金を一気に掘り当てることができる可能性のある採掘方法です。
眼鏡掘り
川底や砂地の表面を眼鏡で覗きながら砂金を探す方法です。この方法は、砂金が表面近くにある場合や、細かい砂金を探す場合などに適しています。眼鏡掘りはブロック掘りに比べて労力は少ないですが、一度に探せる砂金の量は少ない傾向が見られます。
4-3.最もメジャーな採取方法「パンニング」
砂金の採り方は、基本的にはパンニングという方法が用いられます。パンニングは、金鉱脈が川の浸食作用などで崩れ、川に流された後、川岸に溜まったり河口に流れ着いた砂金を採取する方法です。
①パンニング皿に砂を入れます。
②水を加えて砂を濡らします。
③パンニング皿を揺らしながら、水と砂を混ぜます。
④金は他の鉱物よりも重いため、パンニング皿の底に沈みます。
⑤上層の砂を捨て、金だけを残します。
これらの手順を繰り返すことで、砂金を採取することができます。
5. 砂金採取の注意点
昨今では、砂金採りをアウトドアなアクティビティとして楽しんでいる人も少なくありません。自然に触れながら河川で砂金採りを行うのは本当にすがすがしい気持ちになります。
しかしながら、それが趣味であったとしてもなんでもやっていいというわけではありません。しっかりと決められたルール・マナーがあり、目の前の欲望に駆られて度を過ぎた行動をするのは絶対にNGです。自分で勝手に判断しての行動は慎むようにしましょう。
5-1.砂金採取のルール
まず大前提として、砂金を採ること自体が実はグレーゾーンで、時には違法になってしまう可能性があることを理解しておく必要があります。砂金採取が認められている場所で、料金を支払って体験する分には特別問題はないのですが、それ以外の場所では必ずしも合法とは言い切れません。
本来であれば、鉱区を申請して砂金採取を行えるようになるので、公有地や私有地での採取は、所有者の許可が必要です。これを踏まえた上で、砂金採取は許可されている場所でのみ行うようにしましょう。
また、砂金採取は環境に影響を与える可能性があるため、採取後は必ず元の状態に戻すように心掛けてください。川底を掘った場合は、掘った跡を埋め戻し、周囲の自然環境を尊重することが大切です。重機を使う、掘りすぎによって川をボコボコにすることは御法度。節度ある行動心がけ、楽しい砂金採取を。
5-2.砂金採取の危険性
砂金採取は、川辺や山中で行われることが多いため、自然の危険に対する警戒が必要です。川の流れは予想以上に速く、足元が滑りやすい場所もあります。山中では野生動物と遭遇する可能性もあります。
そのため、砂金採取を行う際には、適切な装備を身につけ、周囲の状況を常に確認しながら行動することが重要です。また、一人で採取に行くよりも、複数人で行く方が安全です。
5-3.砂金採取のエチケット
砂金採取は、他の人々と共有する自然環境で行われるため、エチケットを守ることも大切です。他の人々の迷惑にならないよう、静かに行動し、ゴミは持ち帰るようにしましょう。
また、砂金採取の場所を見つけた場合でも、その情報をむやみやたらと広めることは避けるようにしましょう。砂金採取の場所が広まると、その場所が過度に利用され、自然環境が破壊される可能性が高くなってしまいます。
釣り人の邪魔をしないといった配慮も必要です。自然の河川で砂金採取をする場合、お金を払うことなく自由にすることができます。大きな音をたてたり、パンニングする部分では川を濁すといったこともあるため、釣り人からは迷惑がられるといったケースも。そもそも砂金採り人口は少なく、肩身が狭いこともあるため、できるだけ邪魔にならない場所で採取を行うようにしましょう。
6. 砂金採取の楽しみ方
砂金採取は、自然と触れ合いながら楽しむことができるアクティビティです。その魅力は、金色に輝く砂金を見つける喜びだけではありません。
砂金採集は昨今ではスポーツと同等といわれていて、World Goldpanning Association(世界砂金堀り協会)主催の「世界砂金堀大会」が開催されているほど。2021年にはカナダ、2022年にはポーランドで行われました。
また、2002年には日本の北海道でも開催された過去があり、アジアでの開催は初めてでした。黄金の国と呼ばれていた説がある日本での開催なんて、なんだかロマンを感じますよね。さて、ここからはそんな砂金採取を通じて得られる体験や学び、喜びについて、詳しく紹介していきたいと思います。
6-1.自然との触れ合い
砂金採取は、基本的に川辺や山中で行われることが多いです。そのため、自然と触れ合う機会が豊富にあります。季節の移り変わりを感じながら、静かな自然の中で過ごす時間は、日常生活の喧騒やストレスからいったん離れてリラックスできることが可能です。
6-2.探求心をくすぐる
砂金採取は、探求心をくすぐるアクティビティでもあります。砂金がどこにあるのか、どのように探せばいいのか、どのように分離すればいいのかといったことを学びながら、自分で考えて行動する、探求心をくすぐるところが魅力の1つです。
6-3.砂金採取のコツ
砂金採取を楽しむためのコツは、焦らずゆっくりと楽しむことです。砂金は小さく、見つけるのは簡単ではありません。しかし、その難しさが砂金採取の醍醐味でもあります。見つけたときの喜びは、その労力を加味したとしても余りあるものです。
7. 砂金採取の道具
砂金採取には、特定の道具が必要です。
これらの道具は、砂金採取の基本的な道具となります。しかし、砂金採取の経験が増えると、より高度な道具を使用することもあります。
その際には、自分のニーズに合った道具を選ぶことが重要です。また、砂金採取は、自然を尊重し、ルールを守ることが大切です。自然環境を破壊しないように注意しながら、楽しみましょう。その中でも基本的な道具をいくつか紹介していきたいと思います。
7-1.パンニング皿
砂金採取の基本的な道具といえば、パンニング皿です。この皿は、砂金を他の砂や石から分離するために使用します。パンニング皿は、一般的には金属製またはプラスチック製で、深さと直径がある程度あるものが適しています。
日本では、パンニング皿と似たような形状の「揺り板」という木でできた長方形のお盆のようなもので、砂金採りを専門とする職人が手作業で作る砂金採り専用の道具のひとつです。
7-2.シャベル
砂金採取のためには、川底の砂や石を掘り起こす必要があります。そのため、小型のシャベルが必要となります。シャベルは、軽量で持ち運びやすいものを選ぶと便利です。
また、般的にはあまり知られていませんが砂金を掘り出す専用のシャベルの「カッチャ」というものがあます。これは主に北海道における砂金採りの歴史の中で発達してきた道具で、普通のシャベルよりも先端のとがった鋤や鍬のような形状が特徴的です。
8. 関東・関西だけじゃない!砂金採取できるオススメスポット
日本全国には砂金採取が楽しめるスポットが点在しています。ここでは、その中でも特に人気のある場所をいくつか紹介します。
これらの場所は、砂金採取を楽しむためのスポットとして人気があります。しかし、訪れる前には、各地のルールや法律を確認し、必要な許可を得てから採取を行うようにしましょう。
北海道 枝幸郡浜頓別町「ウソタンナイ砂金採掘公園」
営業時間 | 料金 |
9:00~16:30 | 550円 |
明治元年~昭和55年までの金の産出量は約1,088トンといわれるほどの量が採掘できた日本でも有数の採掘場でした。現在はキャンプ場が併設されているため、キャンプのアクティビティの一環として砂金採集を楽しめるスポットとなっています。
日本古来の砂金掘り伝統道具である「ゆり板」と「カッチャ」を使って砂金掘りが出来る日本隋一の本格的に砂金掘りが体験できるスポットです。実際に川に入って砂金を探せる「川掘り」と水槽の中から探す「水槽堀り」の2種類の砂金掘り体験ができます。
宮城県 遠田群涌谷町「天平ろまん館」
営業時間 | 料金 |
9:30~17:00 | 800円 |
「天平ロマン館」のある宮城県桶谷町は、 国史跡の「黄金山産金遺跡」があり、 日本初の産金地といわれています。平安時代初期に書かれた「続日本記」にも記載されていて、 東大寺の大仏に鍍金(ときん)した金を産出したことでも知られます。
<鍍金とは>
金属または非金属の表面を他の金属の薄膜で覆うこと。いわゆるメッキ。
そんな歴史ある地にある「天平ロマン館」の砂金採り体験は、 「椀がけ法」(わんがけほう) と呼ばれるもの。屋根がある施設なので雨の日でも体験が可能です。
山梨県「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」
営業時間 | 料金 |
9:00~17:00 | 700円 |
中世・戦国時代 から栄えたといわれる「 湯之奥金山 」の歴史を学び、砂金採り体験ができる施設です。初心者でも平均5粒前後の砂金が採れるようです。砂金掘り大会や科学実験教室なども開催されているので、出かける前に公式サイトをチェックして出かけるのがおすすめです。
博物館ということで、砂金採りのほかにも映像シアター・ジオラマ・資料展示室などがあり、人形を使って金鉱山の採掘場面を再現しているスポットです。
新潟県 佐渡市「佐渡西三川ゴールドパーク」
営業時間 | 料金 |
9:00~16:30 | 1000円 |
佐渡西三川ゴールドパークの砂金掘り体験では、「初級コース」「中級コース」「上級コース」と別れていて、目的別に合わせた体験ができることが特徴的なスポットです。
屋内プールで砂金掘り体験ができる「初級コース」、半屋外の人工河川で砂金採りができる「中級コース」、ゴールドパークの裏手の自然河川「西三川川」で採れる「上級コース」。佐渡で千年の歴史をほこる西三川砂金山の歴史を学べる展示も充実しています。
静岡県 伊豆市土肥「土肥金山砂金館」
営業時間 | 料金 |
9:00~16:20 | 750円 |
明治時代から昭和にかけて佐渡金山に次ぐ生産量を誇った「土肥金山」。金山自体は昭和40年に閉山しましたが、現在では坑道見学や砂金採り体験を楽しめるスポットとして人気を集めています。
「土肥金山砂金館」での砂金採り体験はパンニング皿を使って砂をすくい、ゆすりながら砂金を探すといういたってシンプルなもので、30分間の体験時間で30個以上の砂金を見つけることができれば「砂金採り名人」として名前が施設に刻んでもらうことができます。
兵庫県竹野町「生野銀山」
営業時間 | 料金 |
9:00~17:30 | 700円 |
兵庫県竹野町の「生野銀山」は、その名の通り「銀山」のため「金」は産出されていませんが、体験コーナーでは銀のほか、金と錫のすくい体験ができます。また、砂の中から天然石を掘り出す「天然石すくい」体験も行っています。
施設には全長約1,000mの坑道内を探検する約40分のコースと、坑道外から山の斜面に数多くの入り口跡や露天掘り跡を見学できる約20分の坑道外の2つの見学コースがあります。鉱山資料館、生野銀山文化ミュージアムなども併設され、佐渡銀山、石見銀山と並ぶ天領として江戸幕府の財政を支えた銀山の歴史にふれることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は砂金の歴史からオススメスポットまで幅広く説明させていただきました。
ほかの金と一緒で砂金にもサイズや重さによっていろいろ種類があり、採掘の仕方や専用の道具があるなどとても奥深いもので、知れば知るほど心をくすぐるとても面白いものとなっています。大自然から生まれて、大自然の中から採掘。天然物とはまさにこのことですよね。
※正直なところ筆者も執筆をしてて「なんか楽しそうだし、なんならお金になるらしいし、砂金採り1回行ってみてもいいな、、、、」って気持ちになってしまいました。
一攫千金とまではいきませんが、砂金は金と一緒でちゃんとした価値もあり、見た目も美しいものとなっています。この記事が皆さんの知識になっていただければ幸いです。