2023年11月20日
コピー品の共通ポイント!エルメスの偽物の見分け方を徹底解説!
バッグ
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「現代のアルチザン」と称されるほど、卓越したクラフツマンシップと高品質な素材を駆使している高級ラグジュアリーブランドの「HERMES/エルメス」。もはや国内で知らない人はいないのではないでしょうか?
高い知名度と人気を博しているエルメスのアイテムですが、残念なことに偽物の流通も多くなっています。エルメスの偽物には、一体どんな特徴があるのでしょうか?
さて、この記事では、皆さんがエルメスの偽物を手にしないために「見分け方」から「共通するポイント」まで徹底解説していきたいと思います。偽物を手にしていると法に触れてしまうケースもありますので、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事は、偽物の購買を推奨するものではございません。
目次
1.エルメスはスーパーコピー品が出るほど精巧に偽物が作られてしまう
エルメスは1845年に創業して以来、卓越したクラフトマンシップと素晴らしいデザインで世界中のセレブやファッションに敏感な方々から絶大な支持を受けています。特に「バーキン」や「ケリー」などの代表的なアイテムは、生産数が極めて少ないことも相まって「エルメスパトロール(通称:エルパト)」という造語ができてしまうほど、手に入れるのが難しいアイテムとして知られています。
このような希少性や人気の高さから、偽物を作って稼ごうとする悪質な考えを持っている人間も多く出てきます。
※エルパトについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
また、近年ではブランド品の偽物を製作する技術は飛躍的に向上しています。
「スーパーコピー品」などの言葉が生まれてしまうくらい、従来のものよりも本物に近づけた精巧な偽物が市場には出回っており、エルメスも例外ではありません。
使用される革の質や縫製技術、さらにはエルメスの刻印や金具などの細かい部分まで、本物と見分けがつかないほどの精巧さを持っています。2020年のフランスでは、エルメスの元従業員が偽物を製造して逮捕された事件もありました。偽物の素材はイタリアから仕入れたワニ革と本物のエルメスのファスナーなどを使っていました。
高品質なスーパーコピー品が市場に出回る背景として考えられるのは、エルメスのアイテムがそもそも高価格で取引されているのと、なかなか手に入れることのできない希少性が大きく関係しています。エルパトが必須なアイテムのバーキンの定価は、安くても1,500,000万円前後(※2023年現在)という高価格帯で取引されており、中古市場でも価値が下がることのない状態が維持されています。
中古市場に出回ったとしても価値が下がらないことから、より手頃な価格でエルメスのデザインを楽しみたいという消費者のニーズがスーパーコピー品市場の拡大を後押しし、偽物を購入するということには多くのリスクが伴うことも覚えておかなければなりません。
実際には品質の問題や法的なトラブル、さらには偽物を持っていることでの社会的ステータスの低下など様々なデメリットが考えられます。そのため、エルメスのアイテムに対して真贋の見分け方を正確に知ることが大切です。
次章からは、エルメスのアイテムが偽物かどうか見分けるポイントを細かく説明させていただきます。
2.エルメスのアイテムが偽物かどうか見分ける共通ポイント
エルメスのアイテムは他のブランドに追随を許さないほどの圧倒的な高級感と、独自のデザインで多くの人々を魅了しています。しかし、その人気ゆえに市場には偽物も多く出回っています。
そんなエルメスの偽物を見分ける際には、注目すべき共通ポイントが大きく分けて9つ存在します。
注目するポイントは以下の通りです。
・ブランドロゴ
・ファスナープル
・ファスナーエンド部分
・縫製
・革素材の目の大きさや血筋
・箱や保存袋などの付属品
・バーキンやケリーの前面についている金具
・バッグの底鋲
・南京錠(カデナ)
さて、この章では、上記9つの注目ポイントについて徹底的に解説していきたいと思います。このポイントを理解することができれば偽物を手にする可能性はかなり低くなりますので、ぜひ最後までご覧ください!
2-1.ブランドロゴは超重要!インクの滲みやフォントを確認
どんなアイテムにも共通して存在する「ブランド刻印」は、偽物を見分ける上でまず最初に見るべき大きなポイントになります。
エルメスの製品にも「HERMES PARIS MADE IN FRANCE」の刻印が施されています。本物のエルメスのアイテムは均一な太さで型押しされており、インクにも滲みはほとんどありません。また、「PARIS」の「P」部分は「MADE」の「E」部分と平行に位置しています。
一方、偽物の場合はフォントが雑に型押しされていることが多いです。インクが滲んで流し込まれているものもあります。
2-2.ファスナープルにブランド刻印があるか。垂れ下がっていないか。
エルメスの偽物を見分ける際には、ファスナープルにも注目してください。
本物のファスナープルの金具部分には「HERMES」のブランド刻印があります。刻印がない場合、偽物を疑ってよいでしょう。
また、ファスナープルで注目してほしいポイントはもうひとつあります。
「まっすぐ横になっているか」です。精巧に作られていない偽物ですと、手を離した際にプル全体がだらんと垂れ下がってしまうものが多く見受けられます。
※ただし、近年ではより本物に寄せたものが多くなっていますのでご注意ください。
まずはファスナープルを見てみるのをオススメします。
2-3.ファスナーエンド部分は「H型」になっているか
エルメスが近年展開しているバーキンでは、ファスナーエンド部分にブランドの頭文字である「H」の形をしているものが多く見受けられます。製造年がここ数年であるにもかかわらず、この金具がないものは偽物である可能性が高いです。
このポイントは古いアイテムには使えないため、あくまでも近年発売されたバーキンに対しての判断材料として捉えておいてください。
2-4.キレイ過ぎる縫い方は逆に危険!独自の縫製技術か確認
エルメスの偽物を見分ける上で、一番重要となるポイントが「アイテム本体の縫製」です。キレイ過ぎる縫い方で作られている場合には注意しましょう。
エルメスのアイテムは独自の手縫い方法「クウジュ・セリエ」とミシン縫いが混同して作られていることが多いので、縫製にバラツキが発生するのが特徴的です。
ハイブランドのアイテムともなると見た目の綺麗さを重視しているイメージが強いですが、エルメスでは機械で作られたような直線的に縫われているものは逆に要注意です。手縫いにもミシン縫いにもそれぞれ特徴があります。以下に、その特徴を簡単に説明します。
①手縫い(クウジュ・セリエ)=右下がり
②ミシン縫い=右上がり
バラツキがあるといっても上記の①②のような特徴がありますので、注意して見てください。本物のアイテムを何度か見ることが出来れば、それぞれのクセが理解できると思います。
2-5.革素材は最高級!目の大きさや血筋がポイント
言うまでもなく、バッグ界の帝王であるエルメスが使用している革素材は「最高品質」の物を採用しています。各素材によって特徴があるのですが、今回は中でも大定番素材の「トゴ」に注目して説明させていただきます。
※他の素材の特徴を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
1997年に登場したトゴは、エルメスの代表的アイテム「バーキン」に多く採用されている素材です。この素材では「目の大きさ」と「血筋があるか」が注目すべき大きなポイントとなっています。
本物のトゴは不規則な三角のような形が深く型押しされており、よく見ると細い線(血筋)が入っているのが特徴的で、触り心地もややムニッとした感触です。一方で、偽物では型押しが弱くて触り心地にもゴワつきが感じられる傾向があります。
真贋を見分ける上ではかなり大きなポイントになるのですが、近年では偽物の質も高いことから、こればっかりは本物とよく見分けないと判断しづらい部分です。
2-6.付属品も真贋対象!箱や保存袋も要チェック!
ハイブランドのアイテムでは、ブランドのアイデンティティを象徴するために専用の箱や保存袋が付属しています。例えば、ティファニーでは「ティファニーブルー」と名付けられた特徴的な水色の箱や、カルティエにおいては「ガーランド」がデザインされたジュエリーボックスなどが採用されています。
エルメスに於いて、箱や保存袋などの付属品も真贋の判断材料となります。色や素材、ロゴの位置や大きさなど、細部まで確認することで真贋を見分けることができます。意外と保存袋を雑に作る業者は多いです。
仮に自分が偽物を作る業者だったとして、手を抜くとしたら付属品になりませんか?
偽物の保存袋に多く見られるのは「内側の縫製が雑」であることと「ロゴや色味が薄い」ところです。本物の保存袋の縫製は細部までしっかり縫い上げられていますが、偽物はほつれてすぐに解けてしまいます。また、近年のエルメスの保存袋はグレーベージュで作られておりますが、色味が薄くロゴプリントに歪みが見られる物が多いです。
また、偽物の箱では「ロゴの馬が犬になっている」こともあります。馬のイラストに違和感を覚えたらインターネットなどで本物のイラストと見比べてみましょう。また、現行品の箱であれば、ブラックライトを当てると馬車ロゴが浮かび上がるのも見分けるポイントのひとつです。
バーキンやケリーなど限られたモデルの付属品であるレインカバーにも偽物があります。フォントがおかしかったり正しい日本語訳ではなさそうなら注意が必要です。
本体だけで判断がつかない場合は、保存袋などの付属品も確認することで真贋を見分けることができます。
2-7.バーキンやケリーの前面についている金具は4つのポイントをよく見よう
バーキンやケリーの前面についている開口金具の「クロア金具」は、真贋する際の大きな判断材料となります。「金具の形状」や「裏側の刻印」をよく確認し、本物と同じであるかどうかをチェックしましょう。
クロア金具のチェックポイントはいくつかありますので、以下にポイントをわかりやすくまとめてみました。
・鋲はステッチのギリギリに打ち込まれているか
・刻印は深すぎない型押しでされているか
・メッキにムラがないか
・そもそも刻印にミスがないか
上記4点に注目してみることによって、偽物の判別をすることができます。冒頭でもお話させていただいた通り、バーキンやケリーは「ブランドの顔」と言っても過言ではない代表的アイテムなので、エルメスも熱意を込めて製造しているに違いありません。
精巧に作られていないバーキンやケリーは、偽物を疑ってもよいでしょう。
2-8.バッグの底鋲は特徴的な形をしている!
エルメスのバッグの底鋲は特徴的な形状をしています。この形状を確認することによって、本物と同じであるかどうかを見分けることができます。
本物の底鋲の大きな特徴として挙げられるのは「根本の立ち上がりはまっすぐ」であることです。偽物の場合はこの形をしていないことが多く見られます。また、本物は簡単に取り外すことが出来なくなっていますが、偽物は回すと簡単に外れてしまうねじ込み式で作られている物もあります。
エルメスの底鋲はかなり特徴的な形をしていますので、注意して見るべき大きなポイントとなります。
2-9.異なる番号で開閉できる南京錠(カデナ)は絶対ない
エルメスの付属品で代表的なのはこちらではないでしょうか?
バッグのセキュリティを高めてくれる南京錠「カデナ」も偽物を見分けるための重要なポイントになります。
このカデナの底面には「ブランド刻印」と「3桁の数字刻印」が施されています。レーザー刻印のものはまず疑いましょう。また、数字の刻印は鍵にも同じ番号がついており、違う番号の鍵で開く場合は確実に偽物です。
刻印の精巧さと数字の刻印に整合性が取れない場合は、偽物といって良いでしょう。ただし、カデナだけフリマアプリで購入できるということも頭に入れておいてください。
3.コピー品をつかまないためのポイント5選
ここまでは、エルメスのコピー品の特徴について説明させていただきましたが、実際のところ本物を手にする機会がないと見分けるのは難しいですよね。偽物をつかまないようにするためには「買い方に気を付ける」ことが重要になっています。
では、具体的にどのような買い方をしたらよいのでしょうか?
コピー品をつかまないポイントとしては、以下の5つです。
・正規店、オンラインストアで購入する
・プロの鑑定士が在籍している中古品店で購入する
・フリマアプリなどの個人売買はNG
・明らかに価格が安い物もNG
・判断できない場合は、一度鑑定士へ。
この章では、上記5つのポイントについて解説させていただきます。
3-1.安心・安全の正規店と公式オンラインサイトで購入する
コピー品をつかまないために、最も安心・安全な策として挙げられるのは「正規店や公式オンラインサイトでの購入」です。当たり前ですが、正規店ではエルメスの本物の製品のみが販売されており、購入後のアフターサービスも充実しています。公式オンラインサイトを利用すれば、店舗に足を運ぶ必要もなく自宅から安心して本物のエルメスのアイテムを購入することが可能です。
また、新作や限定品を含む幅広い製品ラインナップから選ぶことができるのも魅力の一つです。自宅にいながら最新のコレクションや人気のアイテムを手に入れることができ、偽物を購入するリスクをゼロにすることができます。
高価なエルメス製品を購入する際には、正規ルートで購入することを強くオススメします。正規店や公式オンラインサイトでの購入は最も確実な方法です。
しかし、エルメスの人気アイテムは希少性の高い物も多いのでエルパトをしないと手に入らないものもあります。バーキンやケリーなどの定番アイテムを確実に正規品で手に入れたい方には、根気が必要になっています。
アイテムは絞られてしまいますが、正規店や公式オンラインストアで購入することを強くオススメします。
3-2.プロの鑑定士が在籍している中古品店はおすすめ!
前項で正規ルートでの購入は一番のオススメ方法と書かせていただきましたが、エルメスの人気アイテム「バーキン」「ケリー」は希少性が高いことから、非常に手に入りづらいレアアイテムとなっています。
そんなバーキンやケリーは「プロの鑑定士が在籍している中古品店」で購入することをオススメします。二次流通の中古品店では、専門知識を持った鑑定士がエルメスのアイテムを厳密にチェックして本物かどうかを確認しているため、偽物を手に取るリスクが大幅に減少します。
プロの鑑定士はエルメスの特徴や製造工程、中古市場での価格動向にまで詳細な知識を持っていることから細部にわたる判断が可能です。
中古品店での購入を検討している方は、店舗の評判と信頼性を確認することが重要です。店舗であれば、直接出向いてみてスタッフの対応を受けてみて判断することをオススメします。一方、オンラインストアであれば、過去の購入者のレビューや評価を参考にして店舗の信頼性を確認してください。皆さんが「信頼を置ける」と感じた販売店で購入するのは、かなり重要なポイントです。
このように、プロの鑑定士が在籍する中古品店での購入はエルメスのアイテムを安全に手に入れるための有効な方法のひとつです。偽物の購入を避けるために、信頼できる店舗の選択を心がけましょう。
3-3.フリマアプリやオークションサイトなどの個人売買はNG
エルメスのような高級ブランド品を購入する場合、フリマアプリやオークションサイトなどの個人売買は絶対に避けてください。出品者の信頼性が不透明な場合が多く、偽物が混在しており、コピー品をつかまされてしまうリスクが高いため絶対に避けた方がいいでしょう。
フリマアプリなどの個人売買では、誰でも簡単に商品を出品できるため偽物を販売しようとする不正な出品者が多く存在します。また、商品の専門的な知識を持つ鑑定士がいないため、偽物と判断するのが難しいというデメリットがあります。
※筆者の友人にも何度か騙された経験がある人がいます。。。
また、個人間取引の場合、取引中のトラブル対応が難しいことも問題です。例えば、商品が偽物であった場合や状態が掲載されていた説明と異なる場合に返品や返金を求めるのが困難になることがあります。特にエルメスのような高級ブランド品を購入する際には大きなリスクとなります。
コピー品をつかまないために個人売買での取引は絶対に避けてください。
3-4.明らかに価格が安いオンラインサイトは信憑性がゼロ
フリマアプリやオークションサイトのほかに絶対に使ってほしくないのは「明らかに価格が安いオンラインサイト」です。エルメスのアイテムが極端に安い値段で販売されているオンラインサイトは、間違いなく偽物を取り扱っていると判断してよいでしょう。このようなサイトの信憑性はゼロです。
冒頭でも少しお話させていただいた通り、近年では「スーパーコピー品」の流通が極めて多くなっています。そもそも初めから「エルメスの偽物」として販売している悪徳な業者もいるほどです。そんなスーパーコピー品には作りの精巧さによって「N級品~B級品」までランク分けがされており、一番上のランクでは一般の人では見抜けない精巧な作りになっているケースが多いです。※スーパーコピー品のランクについては、5章で詳しく解説させていただきます。
明らかに安価で販売されているエルメスの製品には特に注意が必要です。
3-5.判断がつかない場合は一度鑑定士の元へ。
皆さんがすでにエルメスのアイテムを持っていて、本物かどうか判断したい場合は「一度鑑定士に見てもらう」ことをオススメします。
現代の買取店では、ほとんどの業者が無料で査定してくれるので金銭的にもありがたいです。鑑定士はブランド品のプロであり、製品の真贋を正確に判断することができます。偽物であることが確認された場合、どのような対応を取るべきかのアドバイスも受けることができるでしょう。
エルメスのアイテムでの真贋に疑いがある場合、専門の鑑定士に相談することで安心と確実性を得ることができます。自分自身での判断がつかない場合は、一度鑑定士のもとへ持ち込むことをオススメします。
4.偽物は持っているだけで罰金?!コピー品に関する知識を着けよう
エルメスの製品は世界中で非常に人気があり、そのため偽物も多く市場に出回っています。しかし、これらの偽物を購入・所持・販売することには法的なリスクが伴います。以下では、コピー品に関する法的な知識とそのリスクについて詳しく解説します。
4-1.自己所有目的で罰せられることはない。
エルメスの偽物を自己所有目的で持っている場合は基本的に違法にはならず、逮捕されることはありません。
私的な使用目的で偽ブランド品を所有すること自体は違法ではないとされていますが、重要なのは「コピー品を販売または商業目的で使用しないこと」です。いくら私用目的で購入したとしても、頻繁に購入していれば事業性があると判断されるので罪に問われる可能性もあります。
偽物を所有することには他のリスクが伴います。
偽物を購入すること自体が詐欺師や不正な業者への利益を支援することになります。偽ブランド品の利益は、ブランドに直接利益が入らないためです。
自己所有目的で購入することは違法にはなりませんが、ブランドが好きなのであれば偽物を購入することは控えましょう。
4-2.販売目的だと違法になる。
ブランド品の偽物を販売目的で取り扱う行為は「著作権」や「商標」を侵害しているとみなされます。偽ブランド品を販売することは正規のブランドの権利を侵害するだけでなく、消費者を欺くことにもなり「詐欺罪(刑法246条1項)」での罰則の対象にもなります。
このような行為は個人や企業の信用を大きく損なうことになりますので、社会的な信頼を失うことにもつながります。エルメスのような高級ブランド品の場合、偽物の販売はブランドの価値を損なう重大な問題です。
長期的な信頼とブランドの健全性を保つためにも、偽ブランド品を購入するのは避けるべきでしょう。
4-3.購入したときに個人情報が抜かれる可能性がある。
エルメスの偽物を販売しているオンラインサイトなどから購入してしまうと、個人情報が抜かれる可能性があるというリスクが存在します。正直、よくわからない宛先からSMSやメールが届いた経験がある人も多いのではないでしょうか?
偽ブランド品を販売する悪質なサイトや悪徳な業者は、私たちの個人情報を不正に集めて悪用しようと考えていることがあります。
例えば、購入手続き中に名前やクレジットカードなどの個人情報を収集した後に不正な取引や詐欺に使用される可能性があります。クレジットカード情報が盗まれると、見知らぬうちに決済されてしまうリスクがあります。また、そのほかの個人情報が第三者に漏らされてしまい、スパムメールの受信や他の詐欺のターゲットになることもあります。
偽物を販売しているオンラインサイトからの購入は、絶対にしないでください。
4-4.そもそもコピー品の購入は詐欺に引っ掛かっているようなもの。
エルメスのコピー品を購入すること自体が詐欺に引っ掛かっていると言えます。
コピー品は本物の品質や価値を模倣しているだけであり、消費者を誤解させることが目的です。このような行為は、消費者が本物と信じて購入することを期待して故意に偽物を製造・販売する詐欺行為です。
したがって、エルメスのような高級ブランドの製品を購入する際には正規の販売ルートを利用することが非常に重要です。正規品を購入することで、不正な取引の手助けをしないことにもつながります。
コピー品を購入することで悪徳な業者へ利益を与えることになり、市場へ残してしまうことになりますので購入は絶対にしないようにしましょう。
4-5.違法にはならないが社会的信用を失ってしまう可能性がある。
日本においてのエルメスは社会的ステータスを格上げしてくれるアイテムとなっています。偽物のブランド品を所持しているだけで社会的な信用を失うリスクがあります。
正直なところ、パッと見て偽物と判断するには難しいので偽物を持っていることがバレるということは無いかと思われます。しかし、SNSなどにアップで写真を載せた場合はアイテムの詳細が分かってしまうので偽物とバレる可能性が高まります。
偽物のブランド品を使用していることがバレてしまうと、信頼関係が崩れる可能性が考えられます。自分の友達が偽物を持っていると「ダサい」と感じますよね。
私用目的で偽物を所持しているのは違法にはなりませんが、社会的信用を失ってしまうリスクが高まります。偽物を持つメリットは1ミリもありません。
5.コピー品には作りの精巧さによってランクが存在する。
近年のコピー品でよく聞く言葉の「スーパーコピー品」は、従来のコピー品よりも精巧につくられていることから、一般の消費者だけでなくプロの鑑定士ですら騙すことがあると言われています。
そんなスーパーコピー品は以下の5つのランクによって品質が分けられています。
・N級品
・SS級品
・S級品
・A級品
・B級品
さて、この章では、上記5つのランクについて詳しく解説していきたいと思います。
5-1.N級品
「N級品」はスーパーコピー品の中でも最高の品質を持つものとされています。本物の革が使用されていたりするため、写真や遠目ではプロの鑑定士でも見分けが難しいとされています。
本物と極めて近い質感を持つN級品は、一見すると魅力的に見えるかもしれません。しかし法的なリスクなどを考慮すると間違いなく買わない方がいいでしょう。
5-2.SS級品
高い品質を持つスーパーコピー品の「SS級品」は以前は偽物の中でも最高級品とされていましたが、現在はN級品がその位置を確立しています。それでもSS級品は非常に高品質で、一般の消費者が見分けるのは難しいレベルです。
しかし、細部の質感や縫製の仕方などで本物と小さな違いを見ることができます。
少しでも違和感を感じたら、SS級品を疑ってください。
5-3.S級品
SS級品よりも一段階ランクが落ちる「S級品」も、非常に高い品質を持っています。細部の作りや素材の質感は高品質なので本物との違いを見分けるのは難しいですが、プロの目では違いが分かることが多いです。
メッキの塗り方や革の質感などに微妙な違いが見られることがあります。
5-4.A級品
「A級品」はスーパーコピー品の中では比較的低い品質を持つものとされています。細部をよく見ると縫製が雑であったり、素材の質感が異なるなど本物との違いが明らかになることが多いです。
ただし、日常的に使用する上では満足のいく質感の物が多いです。
製造コストや品質のバランスが取れている物として、流通も極めて多いランクのコピー品と言われています。
5-5.B級品
スーパーコピー品で最も低い品質を持つ「B級品」は、パッと見て偽物であることがわかる粗悪品です。価格も非常に安いことが多いです。
縫製が雑で使用されている素材が安価なものであることが多いので、手に取るとすぐに偽物であることが分かります。素人目に見ても偽物とわかるレベルのコピー品です。
かなり手ごろな価格で手に入れることができるので、多くの人々が手にしているとも言われています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、エルメスの偽物について解説させていただきました。
エルメスは独自のクラフトマンシップから来る高い品質によって、世界中の多くの人々に愛されてきました。しかし、近年では本物に極めて近づけたスーパーコピー品の流通なども多く見られており、悪徳な業者が利益を得ているのも事実です。
本物の特徴をしっかりと理解すれば、偽物のエルメスを販売している業者へ利益が回ることもなくなります。エルメスの偽物の見分け方を理解するのは非常に重要です。
この記事が皆さんにとっての知識となっていれば幸いです。