COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
コラムカテゴリー
の記事
ロレックスといえば世界一売れている高級時計ブランドとして知られていますが、どのモデルも高額です。高い価格にはブランドなりの理由や、人気や希少価値による市場価格の高さなど様々な理由があります。 さて、この記事ではロレックスが高い理由と高騰している背景、投資の対象になりやすい理由と資産価値が落ちにくいモデルについてご紹介していきたいと思います。 1.ロレックスが高騰するのはなぜ? 出典:ROLEX ロレックスの時計は元々高額ですが、現在の市場では「高騰しすぎ」「いつからこの値上がりは始まった?」などといわれています。いつから高騰しているかと聞かれてしまうと、新型コロナウイルスや中国バブルなど国際経済に関わってくるため少し長くて難しい話になるのですが、この章で分かりやすく解説していきたいと思います。 1-1.コロナにより品薄の状況が深刻化 元々ロレックスの時計は品薄の状況が続いていて、ブランドも供給を制限するほどでした。 新型コロナウイルスの影響で経済が悪化し、多くの品物の生産工場や販売店のスタッフは休職や退職せざるを得なくなりました。さらにロシアのウクライナ侵攻により、ガス代や燃料代が大きく高騰、飛行機はルート変更、船便は便を減らすことになりました。 ただでさえ品薄の状況のところに、作り手や販売者の減少と物流の悪化、経済が悪化したことで富裕層は資産目的でロレックスの時計を購入するなど、問題が深刻化していきます。 生産や物流が今までの状態に戻るのは、少なくとも戦争が終わった後といわれており、非常に長丁場になることが予想されます。 1-2.中国バブルや購入制限により需要が大きく変わった 前述の通り経済が悪化したことで、富裕層はロレックスの時計を探し求めたと言われています。中国はバブル経済に突入しており、国内での所得格差は大きいものの、数年前に日本でも話題となっていた中国人の爆買いに似た現象が再び起きています。 しかし、ロレックスは転売対策として購入制限を行っており 「購入したモデルと同一リファレンスは5年間、その他は1年間購入できない」としています。 これはロレックス正規店での購入の場合であり、中古店ではその限りではありません。 この需要の高さから、コロナの時期には中国の富裕層がロレックスをこぞって手放したことによって供給量が増えた時期でもあります。これによって中古市場でのロレックスの相場が下落した過去もあり、時計界隈ではロレックスのバブル崩壊が起きたといわれています。 このことから現在でも中古店へロレックスを求める富裕層が多くなっています。 正規店では購入の難易度が上がり、中古店では需要に合わせて価格をある程度変動させるため高額化し、ロレックスとしては正規のユーザーへ時計を届けることが難しい状況が昨今では続いています。 1-3.原材料の高騰と廃盤の発表 新型コロナウイルスの影響により生産量が減ったのは原材料も同様です。 生産量が減ったにもかかわらず、中国のバブルが重なり、全体の需要自体は大きく減りませんでした。 結果、需要は横這いのまま生産が減ったことで、需要と供給のバランスが大きく崩れ、値段が高騰。時計の部品についても同様で、ケースに使われているステンレスやゴールドだけでなく様々な物が値上がりしています。そんな中、ロレックスはミルガウスやチェリーニの廃盤を発表。どちらも非常にロングセラーのモデルブランドの歴史を長く支えたシリーズの1つです。 生産量と需要のバランスを整えるために種類を減らしたのか、あるいは販売するシリーズの絞りこみなのかなど原因は不明ですが、どちらも根強いファンの多いため、今後の中古市場での価格が上がることが予想されます。 2.ロレックスが投資の対象に選ばれる理由 出典:ROLEX ロレックスの時計は投資の対象になりやすいとされています。 高級時計全体ではなく、ロレックスだけに当てはまるのですが、それだけ市場価格が安定するほどの大きな需要と供給をある程度制限していることが理由とされています。 ここでは、ロレックスの時計が投資の対象になりやすい理由について深く説明していきたいと思います。 2-1.流通量が少なく、ブランドによって価格がコントロールされている ロレックスの時計は流通量をコントロールしているため、価格が大きく変動しません。 ここでいう価格は定価であって中古市場価格とは別になりますが、正規店で新品を買うときの価格は安定しています。定価が市場価格よりも安くなってしまう現象が起きているのは、需要が供給を大きく上回っているためだと考えられます。 ロレックスの正規店で購入制限を設けているのも、流通量をコントロールするためです。 主に人気のスポーツモデルに対してコントロールされている傾向があります。 2-2.世界的な大きな需要が根強い 投資の対象になるための条件として重要なのは、売買が成立するか、需要がどれだけ高いかです。 ロレックスは高級時計ブランドの中でも投資に向いているブランドですが、一番の理由は圧倒的な需要の高さです。世界で最も売れている高級時計ブランドで、3大コングロマリットのどれよりもロレックスが売れています。 日本においてもロレックスの時計を購入すること自体が困難で、時計店を探し回る「ロレックスマラソン」という言葉が存在するほど。さらに大変なのは、人気モデルのコスモグラフデイトナを探し回る「デイトナマラソン。一朝一夕では購入が難しいモデルとなっています。 2-3.デザインに大きな変化がなく、中古モデルも人気が高い ロレックスの大きな魅力の1つは、昔からデザインに大きな変更(モデルチェンジ)を加えないこと。 例えばロレックスの代表シリーズのコスモグラフデイトナは、初期モデルからクロノグラフにこだわってデザインされており、細かい部分のマイナーチェンジやムーブメントの改良はあるものの、デイトナの世界観は常に変わっていません。 現行モデルが手に入らないときに中古品を探すユーザーも多いですが、中古であってもデザインが大きく変わらないため、非常に選びやすく中古モデルも人気が高いのがロレックスの特徴です。 デイトジャスト、デイデイト、デイトナ、GMTマスター、サブマリーナ等、様々なモデルで人気が高くデザイン変更が少ないシリーズは、中古品の購入を検討するのも有効です。 3.ロレックスはなぜ高い?人々を魅了するブランドの魅力 出典:ROLEX ロレックスの時計が高い理由はいくつもありますが、ここ数年の爆発的な人気を維持していることを考えると、どれもユーザーにとって納得のいくものだとわかります。 単なる高級時計に留まらないロレックスの魅力について考えることで、価格が高い理由や価格高騰の背景にも繋がります。この項目では、ロレックスの魅力と価格が高騰している理由についてまとめみました。ぜひ最後までご覧ください。 3-1.圧倒的な知名度とブランド力 ロレックスはなぜ高いのか。その理由として、圧倒的な知名度の高さとブランド力からくるユーザーニーズの高さが挙げられます。 例えば、エベレスト登頂に持ち込んだことをキッカケに開発された「エクスプローラー」や航空会社からの依頼で開発された「GMTマスター」は、その開発のチャレンジ自体を広告に活かすことで、それぞれの要求を満たすスペックの高さと信頼性を積み上げてきました。 新しいシリーズを開発するたびに知名度と信頼性を獲得しており、ロレックス全体への信頼性=ブランド力へと繋がっています。ロレックスは他のブランドと比べてこうしたチャレンジ~達成による信頼性の高さと、自社の広告に変える強さが極めて優れています。 3-2.技術力・品質の高さ ただ知名度が高いブランドなら広告だけが強く、リピーター顧客の獲得は難しくなります。 しかしロレックスは時計開発の技術力や品質の高さも世界トップクラスのため、自社広告の力を最大限発揮することが可能。機能をいたずらに増やすことはせず、ムーブメントの動力効率、駆動時間や新素材の開発など、スペックの強化・アップデートを常に力を入れて行っています。 スイスクロノメーター(通称:COSC)よりもシビアな高精度クロノメーターを独自で導入しており、COSCにはないケーシングされた実際の使用に限りなく近い状態での高い精度調整・認定を行っています。 COSCの2倍に匹敵する精度の高さになっており、斬新なデザインや真新しい機構で驚かせるギミックをこぞって開発するブランドが多い中、黙々と精度を高める姿勢がユーザーからの高い評価を獲得しています。 ブランド力だけに頼らず、技術力も世界トップレベルのロレックスの腕時計は10年後、20年後の時計業界でも上位の立ち位置を維持しているでしょう。 3-3.使うシーンごとに展開されたモデルの幅広さ 前述の通り、ロレックスは使われるシーンごとに開発とチャレンジをしてきました。 一般的なブランドはクロノグラフ、フルカレンダー、ワールドタイム…など機能ごとに別モデルにすることで展開を広げていきますが、ロレックスは探検家向け、飛行機などで世界を飛び回るジェットセッター向けといったように、使われるシーンやユーザーに向けてピンポイントでデザインする方法を取っています。 実際には機能ごとにラインナップを広げるほうが幅広くなるのですが、ロレックスは使うシーンとユーザーごとに必要な機能やデザインを深く追求することで、それぞれに合ったモデルを開発しています。 パンアメリカン航空からの依頼で第二時間帯表示機能を搭載した「GMTマスター」や耐磁性を強化した「ミルガウス」などを開発。それぞれ特化した機能をもっておりシーンごとに展開されることで幅広いモデルから選ぶことができるようになっています。 3-4.長い歴史による語る楽しさが豊富 時計の価値の1つに愛好家同士の時計語りは欠かせません。 ロレックスというと誰もが知っているブランドですが、定番モデルの「デイデイト」は、かつてアメリカ大統領に献上されたモデルと言われています。 また、エベレスト登頂に持ち込んだ時計や、欧州原子核研究機構(CERN)に絶賛された時計があったりもします。 愛好家同士はもちろん、時計初心者にも話しやすいのがロレックスの大きな特徴。 深い知識を持っている人同士なら1,000ガウスとはどれくらいで、それを実現するためにムーブメントにどんな機構を組み込んだのか、その凄さについて語れます。 初心者にはホームページのwww(ワールドワイドウェブ)を開発した欧州原子核研究機構(CERN)が絶賛したモデルといえば、凄さが伝わります。 普段使う上では、オーバースペックになってしまう時計は多いですが、世界的に認められた時計を身に着けることは大きな価値を感じられます。 3-5.安定した資産価値 ロレックスの時計は前述のような理由により、常に人気で需要が下がることがありません。 時計ブランドには複数のブランドが集合した3大コングロマリット(ブレゲ、オメガ擁するスウォッチグループ、カルティエ、IWCの所属するリシュモングループ、ブルガリやゼニス擁するLVMH)がありますが、ロレックス社は群を抜いて人気です。それほどロレックスというブランドは世界的に需要が高いのです。 需要が常に高いということは資産価値としても安定しています。特に人気の高いシリーズは、定価で買った直後に売却しても儲かるほどに市場価格は高騰しており、あえてプレミアになるのを待つために数年の間寝かせておく等の投資手法としても用いられています。ロレックスは時計としてはもちろん、投資アイテムとしても魅力的です。 4.ロレックスの高騰モデル5選! ここでは特に資産価値が高く人気の落ちないモデルを紹介します。需要が落ちないため探し求めるユーザーが絶えないモデルで、特定のリファレンスやカラーリング単位で説明していきたいと思います。 4-1.コスモグラフデイトナ Ref.116500LN 出典:ROLEX コスモグラフデイトナはロレックスの中でも特に人気の高いシリーズで、今最も資産価値の高い時計の1つです。 ロレックスが特許を取得したブラックセラミック製のモノブロックセラクロムベゼルを採用したステンレスモデルがRef.1165LNです。1965年誕生のプラスチックベゼルを思わせるデザインで、耐蝕性と耐傷性に優れています。 通常はデイトナというとブラックダイヤルが人気ですが、Ref.116500LNについてはホワイトダイヤルが人気で白文字盤ベースに黒のベゼル、黒のインダイヤルのリングの組み合わせのパンダダイヤルの愛称で親しまれています。 独自の高精度クロノメーターを導入した後のモデルのため、平均日差±2秒とスイスクロノメーターの倍の水準で歩度調整されています。デザイン、スペック、精度の全てが高水準のハイエンドモデルです。 4-2.GMTマスター Ref.126710BLNR 出典:ROLEX GMTマスターはパンアメリカン航空からの依頼により、飛行機で世界を飛び回るジェットセッター、パイロット向けに開発されました。 第二時間帯表示を行うため24時間計が必須となりますが、GMTマスターはベゼルに時間を刻印し、昼と夜の区別のため2色のカラーリングを採用しています。 Ref.126710BLNRはベゼルカラーが青と黒の組み合わせで、バットマンと呼ばれているモデルです。黒文字盤に夜光処理された針とアワーマーカーのスポーツウォッチらしいデザインですが、5連のジュビリーブレスレットと組み合わせることでラグジュアリー感が増し、富裕層向けにも展開を広げています。シリーズ発表当時からベゼルのカラーリング違いでペプシカラーやルートビアなどの愛称で人気が高く、今でも需要の高いモデルです。 4-3.エクスプローラーⅠ Ref.214270 出典:ROLEX エクスプローラーⅠはオイスターパーペチュアルをエベレスト登頂に持ち込んだ偉業をたたえ開発された冒険者の名にふさわしい堅牢性や実用性が特徴のシリーズです。 初代が誕生した1953年から70年のロングセラーとなるロレックスの歴史ある時計の一つです。 Ref.214270は同じデザインのままアップデートを続けるスタイルのロレックスの展開方法で、6代目エクスプローラーⅠとなるモデルです。大きな特徴はそれまで36mmケースから39mmへ拡大したこと。 シンプルで視認性の良いデザインだったことや搭載されたムーブメントのCal.3132はブルーパラクロムひげぜんまいを採用したことで耐磁性も向上するなど、冒険者の名のモデルらしい堅牢さの強化が人気を博しています。 4-4.サブマリーナ Ref.116610LN 出典:ROLEX 1953年に誕生したサブマリーナは潜水艦の名の通り防水性の高いオイスターケース、ねじ込み式リューズ、逆回転防止ベゼルを備えたダイバーズウォッチです。 300mもの防水性をもち、日常生活はもちろん本格的なダイビングにも十分なスペックを発揮してくれます。誕生から70年が経過するロングセラーシリーズですがデザインはほとんど変わっておらず、完成度の高さが伺えます。 Ref.116610LNの大きな特徴はセラクロムベゼルを採用したことで、耐傷性が向上しています。また、インデックスが大きく時分針は太くなったことと、夜光塗料がスーパールミノヴァではなくクロマライトへ変更されたことで発光時間が長くなるなどの視認性が特にアップデートされています。 4-5.シードゥエラー Ref.116660 D ブルー 出典:ROLEX シードゥエラーはサブマリーナの上位機種として開発されたダイバーズウォッチです。 防水性は3900mもの圧倒的なスペックの高さで、44mmケース×厚み18mmのデカ厚時計の代表作として語られています。1960年にマリアナ海溝最深部、水深10,916mまで到達した潜水艦の観測室外壁に取り付けられたロレックスの試作モデルがディープシー・スペシャルだったことがディープシーの名前の由来です。 Ref.116660はディープシーの初代モデルです。当初はブラックモデルのみで発表されましたが、2014年にDブルーモデルが追加されたことで更に需要が高まりました。搭載されているムーブメントはCal.3135で、1988年からロレックスが製造している信頼のおけるキャリバーです。 パラクロムひげぜんまいを採用することで耐磁性も向上し、高精度クロノメーター認定される歩度調整が施されています。 5.まとめ ロレックスが高い理由、高騰の理由や資産価値の高いモデルをまとめました。需要が高いのはもちろんですが、時計としてのスペックや機能性もトップクラスであるがゆえ、高額になってしまいます。投資アイテムとしての価値の高さはロレックスの人気が衰えない限り変わらないため、入手の困難さはしばらく解決しそうにありません。もし街中でロレックスの時計を見かけたらぜひ一度手に取ってみてください。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/rolex/ https://estime.co.jp/column/rolex-listprice-buy/ https://estime.co.jp/column/how-long-will-rolex-prices-soar/
2022年はデイトジャストフラワーモチーフやヨットマスターのファルコンズアイ文字盤、Ref.126067のディープシーチャレンジで初めてのフルチタンモデル発表などが話題となりました。 今年2023年はデイトナ60周年、サブマリーナ70周年(コンビ誕生40周年、グリーンサブ誕生20周年)とスポーツモデルの周年が重なる年です。今年はどのようなモデルが発表されたのか。 この記事は3月27日(月)2023年のウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブにて発表されたロレックスの最新モデルについてまとめております。 1 コスモグラフデイトナ 出典:ROLEX ロレックス コスモグラフ デイトナは今年で60周年を迎えました。 60年目にして11から12に型番を変更。2000年から使用されているキャリバー4130から4131に変更されました。今回のロレックス新作発表の中で特に話題を集めていたのが、アイスブルー(126506)とラッカー(126500)です。 1-1 126506 アイスブルー 出典:ROLEX ケースサイズ 40mm 素材 プラチナ ベゼル セラミック ブレスレット オイスター 耐水性 330ft = 100m キャリバー 4131 パワーリザーブ 72時間 126506の変更点は裏ぶたがスケルトンになり、キャリバーが見えるようになりました。 ロレックスでは裏スケのモデルを作ることはありませんでしたが、今回アイスブルーが裏スケになったことにより今後の新作発表や特別なモデルでは裏スケモデルが出るようになるかと思われます。 1-2 126500LN 出典:ROLEX ケースサイズ 40mm 素材 ステンレス ブレスレット オイスター ベゼル セラミック 耐水性 330ft = 100m キャリバー 4131 パワーリザーブ 72時間 ロレックスの顔である通称ラッカー。116500LNと126500LNの違いはインデックスとサブダイヤルのサイズです。 この違いはデイトナ全体で変更になっているので、新旧悩んだらこのポイントで見分けると良いでしょう。旧型は太く、新型は細いこれだけ覚えておけば一目で見分けることができます。旧型と比べ細くなった分スッキリした印象があります。 2 1908(旧:チェリーニ) 出典:ROLEX ケースサイズ 39mm 素材 イエローゴールド、ホワイトゴールド ブレスレット レザー ベゼル イエローゴールド、ホワイトゴールド 耐水性 150ft = 50m キャリバー 7140 パワーリザーブ 66時間 新作として登場した1908シリーズ。1908と言えばロレックスの誕生した年。型番や形をみるとチェリーニとほぼ同じなので、チェリーニを新たに展開するための施策かと思われます。 また、アイスブルーと同じで裏スケで展開されているので、裏スケが好きな人やクラシカル時計が好きな方にオススメです。 3 ヨットマスター42 (226627) 出典:ROLEX ケースサイズ 42mm 素材 RXLチタン ブレスレット オイスター ベゼル セラミック 耐水性 330ft = 100m キャリバー 3235 パワーリザーブ 70時間 チタン素材はウブロやリシャールミルなどのブランドではよく使われておりますが、ロレックスでは2022年が初登場となります。 2022年にディープシーチャレンジで登場してチタンモデル2作目となるので、ここで人気が出れば他のモデルでも使用されるようになるかと思います。また、42mmのヨットマスターはラバーモデルしかなかったのですが、今回のチタンでフルブレスが登場したため、金無垢のフルブレスタイプにも期待できます。 4 スカイドゥエラー 出典:ROLEX ケースサイズ 42mm 素材 エバーローズゴールド イエローゴールド ホワイトゴールド オイスタースチール&エバーローズゴールド オイスタースチール&イエローゴールド オイスタースチール&ホワイトゴールド ブレスレット オイスターブレスレット ジュビリーブレスレット オイスターフレックス ベゼル エバーローズゴールド イエローゴールド ホワイトゴールド 耐水性 150ft = 50m キャリバー 9002 パワーリザーブ 66時間 スカイドゥエラーは32から33に型番が変更されました。主な変更点はキャリバー9001から9002、文字盤のマイナーチェンジとなります。文字盤には6時の位置のSWISS MADEに王冠マークがつくようになりました。 また、336935では青文字盤、336934ではミントグリーンが展開され、カラーバリエーションが豊富になりました。 5 GMTマスター2 GRNR 出典:ROLEX ケースサイズ 40mm 素材 イエローゴールド オイスタースチール&イエローゴールド ブレスレット ジュビリーブレスレット ベゼル セラミック 耐水性 330ft = 31050m キャリバー 3285 パワーリザーブ 70時間 GMTマスター2にイエローゴールドが追加、GRNRベゼルが登場しました。今回注目する点はジュビリーブレスレットと新ベゼルです。 コンビと無垢モデルでのジュビリーブレスレットは16713や16718など5桁GMTマスター2以来の登場となります。また、新ベゼルはグレーと黒のベゼルで全く新しい組み合わせカラーです。GMTシリーズはペプシ、コカコーラ、ルートビア、バットマン、スプライトと呼び名がありますが、今回のモデルではどのような呼び名になるのでしょうか。 6 エクスプローラー40 出典:ROLEX ケースサイズ 40mm 素材 オイスタースチール ブレスレット オイスターブレスレット ベゼル オイスタースチール 耐水性 300ft = 100m キャリバー 3230 パワーリザーブ 70時間 1mm大きくなったエクスプローラー。近年続いているデカ圧時計ブームの流れでメンズ時計の標準サイズが大きくなっています。その影響を受け、エクスプローラーもサイズを39mmから40mmに変更が加わりました。 7 オイスターパーペチュアル セレブレーション文字盤 出典:ROLEX ケースサイズ 31,36,41mm 素材 オイスタースチール ブレスレット オイスターブレスレット ベゼル オイスタースチール 耐水性 300ft = 100m キャリバー 3230,3230,2232 パワーリザーブ 70,70,55時間 オイスターパーペチュアルからはターコイズブルー文字盤をベースとしたセレブレーション文字盤が登場。水玉模様で可愛らしいデザインが特徴的で、ターコイズブルー文字盤のプレ値が高かった事から、このモデルも人気がとても高くなりそうです。 8 デイデイト36 出典:ROLEX ケースサイズ 36mm 素材 エバーローズゴールド イエローゴールド ホワイトゴールド プラチナ ブレスレット プレジデントブレスレット ベゼル エバーローズゴールド イエローゴールド ホワイトゴールド プラチナ 耐水性 330ft = 100m キャリバー 3255 パワーリザーブ 70時間 デイデイト36から新文字盤が3種類登場します。 ターコイズ文字盤(全素材) グリーンアベンチュリン文字盤(エバーローズゴールド) カーネリアン文字盤(イエローゴールド) デイデイト36ターコイズは2023年に再登場。他の天然石文字盤は新登場で珍しい文字盤です。過去登場しているターコイズ文字盤では天然石ということもあり、個体差がある文字盤でした。他の天然石の文字盤もおそらく個体差があるモデルとなるので、オンリーワンのアイテムとなるでしょう。 9 2023年 廃盤モデル 新作発表があれば廃盤となるモデルも存在します。廃盤になることで正規店での新品の購入は著しく難しくなり、中古市場ではプレ値は上がる傾向があります。 ここでは2023年3月27日新作発表時に廃盤となったモデルを紹介しております。 9-1 ミルガウス 116400GV 対磁性能が高く、ロレックスで唯一グリーンサファイア風防が使われているモデルです。 ミルガウスは1956年発表の1st,2ndモデルは特に流通量が少なくコレクターに愛されている時計で、2007年に116400を発表して15年近く愛されていました。 現代では磁気発生している電化製品が多く、ミルガウスはファンが多い時計です。廃盤になることで中古市場ではプレミア価格が高くなるだろうと予想されております。 9-2 オイスターパーペチュアル36 126000 赤、黄文字盤 ターコイズブルーに続き、赤、黄色の文字盤が廃盤となりました。 オイスターパーペチュアルは定番カラー以外の文字盤は新規カラー追加と廃盤を繰り返すため、欲しいカラーの文字盤がある場合は早めの購入をオススメします。 今回の新作カラーももしかしたら1年で廃盤になるかも、、、しれないです。 9-3 デイトジャスト41 シェル文字盤 デイトジャスト41mmでシェル文字盤が廃盤となりました。(31,36mmのサイズでは残っています。) デイトジャストもオイスターパーペチュアル同様に文字盤の入れ替えが多いモデルとなります。好みの文字盤がある場合にはロレックスマラソンで手に入れるか、並行輸入店で早めに購入するようにしましょう。 9-4 デイトナ 116509青文字盤、116508緑文字盤 デイトナからはホワイトゴールドの青文字盤、イエローゴールドの緑文字盤が廃盤となりました。 しばらくの間は中古市場で盛り上がりを見せるかと思われますが、共に人気が高いモデルであるため、再販された場合は旧モデルの相場は落ちる可能性が高いため、購入する際は落ち着いた判断が必要です。 10 ロレックス新作を購入するために覚えておきたい二つ 出典:ロレックス ブティック レキシア GINZA SIX 店 10-1 発売当初は品薄が続く 発表されてすぐのロレックスにはそもそも店頭に並んでいない場合が多く、通っても手に入らない可能性も高いです。また、新商品はロレックスの中でも特に人気が高いため入荷直後に売れてしまうことも多いです。 国内正規店で入手することはかなり難しいため、並行輸入店や中古販売店に行くか、ロレックスマラソンを行う必要があります。 10-2 根を詰めて通う(ロレックスマラソン) ロレックスマラソンとは、欲しいモデルを購入するために足繁くロレックスに通うことを指します。 前述している通り、ロレックスの商品は品薄が続いているため欲しいモデルを手に入れることはかなり難しいです。入荷時期も未定なので何度も通って運良く入荷タイミングでお店に行く必要があります。 ロレックスマラソンでは何日も通う必要があるため、時間と体力を必要とします。欲しいモデルがある場合には試しに何回か通ってみるのもアリかもしれません。 まとめ 今回は期待されていたデイトナの新作登場やチタンモデルの販売となり、多くの人が予想していたサブマリーナ70周年は特に絡まずという結果になりました。個人的にはGMTマスター2のジュビリーモデルがかっこいいと思いましたが、みなさまのお気に入りモデルはありますでしょうか? 弊社は時計、ブランド品の買取専門店を行っておりますので、もし値段が気になるものや売りたいものがございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
Nomos Glashutte(以下ノモス)は1990年の東西ドイツ再統一後に生まれ、比較的歴史は浅いもののしっかりと存在感を示しているブランドです。バウハウスに基づきつつデザイナーによるモダンさを持ち合わせつつムーブメントへのこだわりも見せることで、時計入門者にも深い知識を持った時計愛好家にも愛されています。この記事ではノモスの特徴や代表シリーズ、ノモスの時計を着けている有名人などを紹介します。 1.ノモス グラスヒュッテとは? 1-1.バウハウスに基づくモダンなシンプルさとデザイナーの融合 出典:NOMOS ノモスのデザインはバウハウスに基づくシンプルさがベースにあります。ノモスを代表するタンジェントはミニマルで幾何学的ともいえる形状で、直線的なケース形状やフラットな文字盤と風防もバウハウスらしいデザインです。タンジェント以外のモデルも基本的に装飾や機能がほとんどないバウハウス的なモダンな展開です。 タンジェントに採用されている偶数のみのアラビアインデックスは他のドイツブランドでも見られます。1937年にバウハウスがナチスの圧力により活動できなかったころ、ドイツブランドは同じような文字盤を採用していました。様々な時計メーカーが同じ文字盤メーカーから調達することは珍しくなく、現在タンジェントに採用されているデザインはドイツにあるWeber&Baral社が製造したものとほぼ同じです。 近年では建築デザイナーに依頼し、ノモスに新たな風を吹き込もうとする動きがあります。ただシンプルでモダンな時計ではなく、バウハウス的なノモスらしさをしっかり見せつつデザイナーの遊び心や狙いを愉しめる時計が増えてきているのです。 1-2.グラスヒュッテ様式による堅牢な機構と考え方 出典:NOMOS ノモスは正式名称にもあるようにドイツグラスヒュッテでつくられており、その称号はムーブメントの価値の50%以上をグラスヒュッテ産のパーツで構成された時計だけが名乗ることができます。ノモスは95%のパーツをグラスヒュッテ産を使用しています。 グラスヒュッテ地域の時計産業を大きく成長させたのはA.ランゲ&ゾーネの創業者アドルフ・ランゲですが、彼が遺したグラスヒュッテ様式の時計作りはランゲだけでなく同じグラスヒュッテで生まれる時計たちにも受け継がれています。ノモスも同様です。 グラスヒュッテの時計を確立させたグラスヒュッテ様式の中でもノモスがとりわけ採用している点をピックアップしまとめます。 1-2-1.グラスヒュッテ様式の特徴:3/4プレート 出典:NOMOS ノモスの時計の裏蓋からムーブメントを見ると気づくかもしれませんが、ムーブメントのほとんどを大きな地板が覆っています。これが3/4プレートで、大きな地板がほとんどの歯車を支える役目を担っています。 代表的なスイス時計に搭載されるムーブメントは一つ一つの歯車が独立して調整が可能な代わりに、一つの歯車に狂いがあればすべての歯車を調整する必要がありました。3/4プレートは全ての歯車を一つの大きな地板で支えることによって同じ軸で設定することが可能です。組立時に全ての歯車の軸を同時に差し込む必要がありますが、堅牢なだけでなく組立時間の短縮や品質が安定しやすくなるなどメリットが大きい機構です。 ノモスは自社製ムーブメントに3/4プレートを採用しており、いずれも大きな地板がムーブメントを支えています。今では公式HPでは見ることができませんが、自社製ムーブメントが開発される以前のETA社製7001ムーブメントを搭載していたときも、ベースに採用しつつグラスヒュッテ様式に則って改良を加え3/4プレートや青焼きのネジなど、ノモスらしい時計作りをずっと貫いています。 1-2-2.グラスヒュッテ様式の特徴:グラスヒュッテストライプ 出典:NOMOS グラスヒュッテストライプとはムーブメントの地板全体に施される縦縞模様のことです。ただの縞模様ではなくわずかに凹凸が付けられており立体感と光の当たる角度で生まれる陰影が波のような美しさとなります。 スイス時計にも同じような凹凸を付けた模様があり、コート・ド・ジュネーブと呼ばれています。細工としては同じで、時計の原産国で呼び方が変わります。ドイツ時計もスイス時計も互いに影響し合いながら成長してきた歴史があるので、どちらかが取り入れたのかもしれません。 1-2-3.グラスヒュッテ様式の特徴:ゴールドシャトン(ラックス、ラムダのみ) 出典:NOMOS グラスヒュッテ様式の一つとしてシャトンにゴールドを使うことがあります。シャトンとは歯車の軸受に使われるルビーやダイヤモンドといった受け石を固定するための金属のリングです。主に真鍮などの比較的やわらかい金属が用いられており、高級機には18Kゴールドが使われていました。 シャトンは主に受け石とほぞ(歯車の芯)をしっかり固定することが目的でした。ルビーやダイヤモンドの加工技術が未熟だった時代の名残でもあり、今では装飾が主な目的となっています。高級機や復刻モデルに使われることが多く、当時を彷彿とさせるデザインパーツとなっています。 ノモスのラインナップにおいてもハイエンドラインのラックスとラムダのみに使われています。グラスヒュッテ様式とはいえ装飾目的としては、ノモスの通常ラインに採用することは彼らの哲学にないのかもしれません。 1-2-4.余分な機能を持たないシンプルさへのこだわり 出典:NOMOS ノモスの特徴として、できるだけ機能を搭載しないというのがあります。シリーズ展開は10種類以上ありますが、搭載されている機能はデイト表示、パワーリザーブ、ワールドタイム、GMTだけです。クロノグラフやムーンフェイズ、トゥールビヨンといった機能を搭載した時計は一つとしてありません。展開されている時計の多くはスモールセコンドの3針で、デイト表示を搭載しているモデルもほんの一部です。 バウハウスの考えに基づき、余分な機能は徹底的に排除されています。機構が増えればムーブメントが複雑になるため、故障の可能性が高まるほかオーバーホール等のメンテの料金が高くなり、預ける期間が長くなります。時計を道具と認識しているドイツらしいともいえます。 1-3.幅広いバリエーションによる選ぶ楽しみ 出典:watchnavi ノモスはシンプルなデザインながら幅広いバリエーションでの展開が特徴です。ケースがほぼ同じで文字盤デザインが違ったり、同じ文字盤デザインでサイズや文字盤カラーが違うなど他の時計ブランドとは一線を画す展開となっています。 1-3-1.同じケースサイズ・ほぼ同じ形状で異なる文字盤デザイン ノモスの展開は少し他の時計ブランドとは変わっており、ケースサイズと形状がほぼ同じまま文字盤デザインだけが違うパターンでの展開が多いです。(厳密にはラグの形状やケースの丸みが少し違うなど) 例えば35mmのタンジェント Ref.TN1A1W2とほぼ同じケースサイズ、ケースデザインでローマインデックスのラドウィグ Ref.LD1A2W1、バーインデックスのオリオン Ref.OR1A3GW1が展開されており、ユーザーは純粋にデザインだけで時計を選ぶことができます。そのため、文字盤がどう描かれているかをしっかり見比べて選ぶ楽しみがノモスの特徴です。 1-3-2.同じ文字盤デザインで色違い・サイズ違い 出典:webchronos 前項で同じケースサイズで違う文字盤デザインが愉しめると書きましたが、好みの文字盤デザインを決めても、ケースサイズ違いや文字盤カラー違いがあるのがノモスの面白い点です。 例えばタンジェント Ref.TN1A1W2が気にいったとして、38mmケースのRef.TN1A1W138、ミッドナイトブルー文字盤のRef.TN1A1BL1、33mmのRef.TN1A1W133、33mmでゴールド文字盤のRef.NMTN1A1KR233など選択肢が豊富です。あるいは文字盤は同じで正方形ケースのテトラも含めると、選ぶのが大変なほど。 自社製ムーブメントを搭載しているモデルやデイト表示搭載モデルもありますが、基本的には使い勝手は大きく変わりません。ノモスのムーブメントへの強いこだわりと技術力を感じたいなら自社製ムーブメントを、そうでなければデザインの好みだけで選んで問題ありません。それがノモスの楽しみ方です。 1-4.デザインだけではなくムーブメントへのこだわりも強い 出典:NOMOS デザインだけではなくノモスはムーブメントへのこだわりも強いブランドです。2005年から開始した自社製ムーブメントの開発はラムダ、ラックスといったハイエンドモデルを皮切りに展開を広げていきました。これらに対しても元々ノモスはヴェンペ他ドイツブランドからのOEMとしてムーブメントを製造していた経緯があるため、突然開発に着手したわけではなくやっと始めたかという印象すらあります。 2014年にはノモススウィングシステム、翌年にはそれを搭載した自社製ムーブメントDUW3001が発表されました。ノモススウィングシステムは脱進機を含め設計から製造まで自社でつくることができる画期的な機構でした。特に脱進機の開発は世界的に見ても手掛けるブランドが少なく、専門メーカーから購入するのがほとんどです。今ではノモスの時計のほとんどに搭載されています。 ノモスが変わっているのは自社製ムーブメントを開発して新作を次々に発表するのかと思いきや、新作は控えめに既存ラインの自社製ムーブメント化を進めたことです。例えばチューリッヒ Ref.ZR1E3W2は元々ETA社ベースのξ(クシー)を搭載していましたが、今では自社製ムーブメントDUW5001に置き換わっています。外観からの違いが大きくないため、気付いたら自社製ムーブメントに変わっていたというほどです。 2.ノモス グラスヒュッテ(Nomos Glashutte)の代表シリーズ ノモスは主に機能ではなくデザインで幅広いシリーズ展開を行っています。シンプルながら10種類以上のデザインを展開しているのはデザイナーの力が大きいといえます。 2-1.タンジェント 出典:NOMOS 12・2・4・8・10が書かれたアラビアインデックスのシンプルなデザインがタンジェントの特徴です。タンジェントとは直角を表しており、様々な直角がデザインに盛り込まれています。 例えばストレート形状のラグがケース本体に対し直角に溶接されています。通常、ケースのカーブに沿ったラグが取り付けられることが多く、ノモスにおいてもチューリッヒはそうしたデザインです。タンジェントは直角へのこだわりが強いため、こうしたデザインを採用しています。 他にもケース自体がカーブしておらず円柱形状であるのも、ケースを横から見た際に直角であるためです。また、ラグは手首に沿ってカーブするのが一般的ですが、タンジェントは直角ではないもののカーブではなく120度程度に折れ曲がることで、直線でのデザインイメージに近くなっています。 ノモスの原点にあたるシリーズで、後述するタンゴマットやアホイなどのデザインのベースとなっています。ノモスのアイコン的存在で広告露出の際に選ばれるため、最も目にする機会の多いシリーズです。 2-2.ラドウィグ 出典:NOMOS ラドウィグは12、2、4、8、10をローマ数字で書かれたインデックスをもつクラシックなデザインのシリーズです。また、文字盤外周はレイルウェイになっており、シンプルさとの調和がとれた匠な文字盤です。 一見タンジェントのローマ数字版のようですが、そう単純ではありません。ケースはタンジェントのような直角ではなく、お椀のように手首にちょうど収まるようにデザインされています。ラグは手首に沿って自然にカーブしており、硬い印象はありません。 タンジェントが直角をイメージした直線の時計なら、ラドウィグは曲線の時計です。文字盤から始まりケースやラグなど、クラシックなだけでなくエレガントさを感じさせるデザインにまとまっています。 2-3.オリオン 出典:NOMOS オリオンは細身のバーインデックスをもつノモスの中でも特にシンプルなデザインのシリーズです。インデックスはゴールドで植字になっており、ノモスの中では珍しく立体感を見せるデザインとなっています。 ラグの形状はタンジェントやラドウィグとは違い、ケースに沿うカーブと手首に沿うカーブがついたポピュラーなものとなっています。 シンプルなデザインからか派生モデルが多く展開されており、ベルリンの壁崩壊25周年記念のブラックグレー文字盤にゴールドインデックスの文字盤やグレー文字盤にグレーロジウム針とインデックス、ローズ文字盤にゴールドインデックスなど、様々なデザインが愉しめるシリーズとなっています。文字盤のカラーバリエーションとサイズ展開が豊富なので、ペアウォッチとしても選びやすいです。 2-4.テトラ 出典:NOMOS テトラはその名の通り四角いケースが特徴のシリーズですが、正方形ケースがかなり珍しいデザインです。文字盤デザインはタンジェントと同じ12、2、4、8、10のアラビアインデックスで、日付表示の展開もない極めてシンプルな機構のシリーズです。正方形ケースに垂直に取り付けられたラグは段差がついて2段になっており立体的です。 カラーバリエーションが非常に多いシリーズで、白やミッドナイトブルーだけではなく抹茶や赤、プラムなど珍しい色の文字盤が展開されています。針の色もブルースチールとゴールドが文字盤によって使い分けられています。 2-5.タンゴマット タンゴマットはタンジェントをベースに自動巻きにしたシリーズです。タンジェント(TANGente)の自動巻き(AUTOMATic)で造語です。基本モデルとなるRef.TN1E1W1は一見、タンジェントRef.TN1A1W2と区別がつかないほどデザインはそのままです。違いは自動巻きであることと、ケースサイズが手巻き35mmと自動巻き38mmと大きくなり、厚さも同様に増していることです。ちなみにタンジェント38mm Ref.TN1A1W138との違いになるとケースサイズもほぼ同じになるため、一見区別がつきません。 実はタンジェントにも自動巻きシリーズが展開されています。タンジェントネオマティックRef.TN130011W2という自社製ムーブメントを搭載したシリーズで、発表当時は35mmの自動巻きなので、タンゴマットとはケースサイズ、針の色やインデックスの色、タンゴマットは自社製ムーブメントではない違いがありました。 しかし後に既存シリーズのほとんどに自社製ムーブメントを搭載するというノモスの方針でタンゴマットにも自社製ムーブメントが搭載されました。さらにタンジェントネオマティック39mm Ref.TN130011W239というケースサイズ、ムーブメント(厳密には搭載しているムーブメントは違います)、厚み、針の色とほぼ同等のモデルが展開されています。タンゴマットは過去のシリーズとしてなくなってしまう可能性があるといえます。 2-6.クラブ 出典:NOMOS クラブはノモスの中でもカジュアル・スポーティーなシリーズです。ベゼルは肉厚でRがかっておりラグも大きめ、リューズもノモスとしてはかなり大きく針も太めで芯には差し色がデザインされており、カジュアルに使いやすいデザインです。インデックスはタンジェントと同じで偶数のアラビアインデックスですが文字は太めで、モデルによっては別の色で縁取りされているなど、ノモスとしては異色のシリーズです。 ノモスのシリーズの多くは、防水性は日常生活防水程度しか基本的には設定されていませんが、クラブは10気圧が設定されています。夜光処理された針は暗闇でも見ることができるなど、スポーツウォッチの多くが持つ機能をノモスの雰囲気を崩さずにセットしたシリーズといえます。 文字盤のバリエーションが多く、カジュアルなカラー展開が多くされているためストラップとの組み合わせが愉しめます。ダイバーズウォッチほどではなくスポーティーで、ノモスのシンプルでモダンなデザインが愉しめるいいとこ取りしたシリーズです。 2-7.チューリッヒ 出典:NOMOS チューリッヒは金融・銀行の世界的中心地である都市にちなんで名付けられたシリーズで、チューリッヒで活躍するビジネスマンをイメージしてデザインされたと言われています。チューリッヒを拠点とする建築デザイナー ハンス・ウェッツスタインによってデザインされており、一見シンプルながら随所へのこだわりが深いものとなっています。 インデックスは手作業で立体的な植字となっており、文字盤外周から中心に向けて傾斜がついています。ラグは別で制作したものと取り付けたものになっており、溶接とは違い合わせの部分までしっかり磨きをかけることができる構造です。機能美としての美しさを追求したデザインは建築デザイナーならではの印象の時計です。 同シリーズにはワールドタイマーも展開されており、通常のワールドタイマーとは違い世界の都市の時刻を同時に知るのではなくボタン操作によるGMTに近いものとなっています。ワールドタイマーとしてもノモスとしても変化球なシリーズですが、ノモスらしさはしっかり感じられる雰囲気をもっています。 2-8.メトロ 出典:NOMOS メトロはドイツベルリンで活躍するマーク・ブラウンをデザイナーに迎え、地下鉄の路線図にインスピレーションをえてデザインされたシリーズです。ニューヨークのエンパイアステートビルのような針の形状やポップなカラーリングが特徴です。 既存のノモスのラインとは異なり、ワイヤーラグやローレット加工されたリューズなど、クラシックなような工業的なような様々なデザイン要素が複雑に組み合わされています。初代のRef.MT1D4W2のみパワーリザーブが付いており、ドイツの地下鉄路線図に使われるカラーリングでパワーリザーブの残量を示しています。 チューリッヒに続き外部デザイナーを迎えてのシリーズ展開ですが、変化球ながらノモスらしい雰囲気は健在です。 2-9.アウトバーン 出典:NOMOS アウトバーンはドイツの家具デザイナーであるヴェルナー・アイスリンガーとのコラボレーションにより生み出されたシリーズです。精緻なドイツ製クオリティという意味と6車線からなるドイツの高速道路に由来しており、往年のオールドカーを想起させるデザインとなっています。 時分針は色と太さがそれぞれ違っており、時針は太めで先までオレンジ色でインデックスに届かない長さです。分針は太めで時針と重なる長さは白、時針を超えたらオレンジ色となっています。文字盤にはスピードメーターのような弧が描かれており、時針はスピードを示すようにその上を動いていきます。弧は夜光処理されており、弧が描かれている夜8時から明け方4時までは暗闇でもスーパールミノバが機能するといった設計となっています。 ムーブメントは自社製DUW6101で初めて日付表示を搭載したモデルです。デザイン、ムーブメント共にノモスの最新のデザインや技術が反映されているシリーズといえます。 2-10.ミニマティック 出典:NOMOS ミニマティックはノモスの自動巻きラインです。タンゴマットはタンジェントがベースのデザインですが、ミニマティックはよりミニマルなデザインとなっています。 一見タンジェントと同じ偶数アラビアインデックスですが、フォントや針の色、はかまやラグの形状など少しずつ違っておりクリームいろの文字盤に赤い針が際立つ可愛らしさを感じるデザインとなっています。どこかレトロでミニマルな雰囲気の中に、モダンなノモスらしさもしっかり主張しています。 ミニマティックは自社製自動巻きムーブメントDUWシリーズ発表の先駆けとして発表されており、今ではそれぞれのシリーズにネオマティックモデルとして展開されています。 2-11.アホイ 出典:NOMOS アホイはノモスのダイバーズウォッチシリーズです。アホイの名称は船乗りの掛け声に由来しています。ベースのデザインはタンジェントで、偶数のみのアラビアインデックスや直線的なラグとケースサイドなどは受け継がれています。 防水性は20気圧で、リューズガードや夜光処理された時分針、手入れが簡単な耐水ナイロンベルトがアホイの特徴です。ノモスのDNAをしっかりもちながらスポーティーな雰囲気も愉しめます。アホイアトランティックと呼ばれる深海の青のようなディープブルー文字盤モデルや空色のシグナルブルー文字盤モデルも展開されています。 通常のアホイはケースサイズが40mmですが、ネオマティック36mmと小ぶりなモデルもあります。現在はどちらも自社製ムーブメントを搭載されているためサイズ違いとなります。 2-12.ラックス、ラムダ 出典:NOMOS ラックスとラムダはノモスが初めて自社製ムーブメントを搭載したシリーズで、発表当時はラムダはローズゴールドケース、ラックスはホワイトゴールドケースのみの1サイズでの展開でした。 ラムダはラウンドケースで12時位置に針が270度周るパワーリザーブと時分秒表示とシンプルな機能です。針は細く長くインデックスは目立たないものの視認性が高く、品格の高さを感じさせるデザインです。ムーブメントはDUW1001に始まるノモス初の自社製ムーブメントで、3/4プレートやゴールドシャトン、スワンネック緩急針などグラスヒュッテ様式で設計されています。 ラックスはトノーケース、ワイヤーラグといったノモスとしては珍しいデザイン様式のシリーズです。インデックスに沿って描かれた円の中に時分針やスモールセコンドが配置されており、円の外はモデルによって様々なカラーリングが展開されています。ムーブメントはトノーケースに合わせた形状になっており、トノーケース用に開発されたムーブメントだとわかります。 ノモスの自社製ムーブメントとしての発表はラムダ、ラックスが初ですが、実はOEMとしてドイツブランドからのムーブメント製造委託を受けており、それらを流用したのがラムダ、ラックスです。そのため発表としては初でも自社製ムーブメントとしての製造実績は長く、それらの技術・経験がラムダ、ラックスのムーブメントやネオマティックの開発に活かされています。 3.ノモス グラスヒュッテ(Nomos Glashutteを)を着けている芸能人・有名人5選 ノモスの時計は決して派手なわけではありませんが、名脇役的な存在として活躍するような時計です。世界中の有名人も着けており、日本でも俳優の方々に人気があるようです。ここではノモスの時計を着けている有名人の情報についてまとめます。 3-1.俳優 永山瑛太 タンジェントスポーツ TS1A1S2 俳優 永山瑛太さんが着けているのはタンジェントスポーツ Ref.TS1A1S2です。永山さんは他にもいろいろな時計を着けてTVに出ていますが、タグホイヤーモナコ復刻版やGショック、ルミノックスなどあまり派手な時計は普段着けていないようです。ノモスのそのうちの一本です。 Ref.TS1A1S2はモデル名タンジェントスポーツで、夜光処理された太めの針と防水性10気圧が備わっており、その名の通りタンジェントのスポーツタイプです。ケースサイズも通常よりも1.5mm大きめの36.5mmですが、体感ではほとんど変わりません。現在ではディスコンとなり公式HPでも掲載されていない希少なモデルです。 3-2.女優 木村佳乃 タンジェント TN1A1W1 女優 木村佳乃さんが着けているのはタンジェント Ref.TN1A1W1です。木村さんは他のTV番組ではヴァンクリーフアーペルやハリー・ウィンストンなど派手でダイヤモンドが散りばめられた時計を多く着けているようですが、まるで正反対ですがノモスの時計が選ばれたようです。 タンジェント Ref.TN1A1W1は最もスタンダードなタンジェントで、ノモスのアイコンモデルです。35mmケース、偶数のアラビアインデックス、直線的なケースデザインでシンプルでいてモダンなデザインが特徴です。 3-3.女優 杏 ラドウィグ LD1A2W2 女優 杏さんが着けているのはラドウィグ Ref.LD1A2W2です。杏さんは普段カルティエのサントスを着けているのが知られているようで、レディースらしい可愛らしい時計です。 ラドウィグ Ref.LD1A2W2は基本となるタンジェントをローマインデックス化したモデルです。ケース形状も丸みをつけてクラシックな装いに似合うように微調整が施されています。同じケースサイズならばコスト的には共通にすべきですが、デザインへのこだわりが強いノモスはケースデザインがそれぞれ違っています。 3-4.女優 稲森いずみ ミニマティック シャンパーニュ MM130011CH2 女優 稲森いずみさんが着けているのはミニマティック シャンパーニュ Ref.MM1300CH2です。稲森さんはピアジェアルティプラノやヴァンクリーフアーペルなどレディースモデルを中心としながらもセンチュリーやスウォッチといったハイブランド以外も着けているのが知られています。 ミニマティック シャンパーニュ Ref.MM130011CH2は自社製自動巻きムーブメントを搭載したシリーズでシンプルなアラビアインデックスのモデルです。タンジェントとは細かなデザインが違っており、偶数だけの表記は同じですがフォントが違っていたり、針のはかま部分が大きめにとってあります。ラグの形状もケースも丸さに沿っており、クラシックなシリーズを多く輩出するブランドでよく見られる古典的なデザインです。 かちっとした印象の手巻きモデル中心のタンジェントやラドウィグよりも丸みを帯びたクラシックな雰囲気となっており、デザインが区別されています。 3-5.俳優 岡田将生 タンジェントネオマティック TN130011SC239 俳優 岡田将生さんが着けているのはタンジェントネオマティック Ref.TN130011SC239です。岡田さんはラコやハミルトンなどのオールドな雰囲気の時計を多く着けているようです。 タンジェントネオマティック Ref.TN130011SC239はノモスを代表するタンジェントをベースに水平方向にブラッシュ磨きを施したシルバー文字盤と赤の秒針が特徴のモデルです。元々フラットな要素が多く硬いイメージのタンジェントがシルバー文字盤でさらにソリッドな印象です。ムーブメントは自社製の自動巻きDUW3001。フラットデザインな雰囲気よりも工業用品のような雰囲気が強めの一本です。 4.ノモス グラスヒュッテ(Nomos Glashutte)のおすすめ人気モデル5選 ここでは具体的なおすすめモデルを5つ紹介します。 4-1 オリオンネオマティック Ref.OR130013W2 オリオンネオマティック Ref.OR130013W2はバーインデックスのシンプルなオリオンに自社製自動巻きムーブメントDUWを搭載したモデルです。通常のオリオンRef.OR1A3GW1よりも、ケースサイズは1mmだけ大きい36mmですが、文字盤デザインとムーブメントは大きく変わりました。 バーインデックスの大枠はそのままで時分針はブルースチールから黒に、秒針は赤に変更されました。インデックスの外周付近には5刻みで05〜60まで青い文字で書かれています。ブルースチールの針を基本としたオリオンのこれまでよりもシックで間口の広いデザインとなっています。 ムーブメントは自社製のDUW3001を搭載しており、ノモススウィングシステムにより一から製造されています。脱進機から製造できるメーカーは世界的に見ても珍しく、ノモスの技術の粋が集まったものとなっています。 4-2.チューリッヒワールドタイマー ZR1X4W2 チューリッヒワールドタイマー Ref.ZR1X4W2は世界24都市名の書かれたディスクと時分針、3時位置のホームタイムのディスクで時刻を知るモデルです。ベースのデザインはチューリッヒのため、ケースへのこだわりが強く感じられます。 変わった機構を搭載しており、他のワールドタイマーとは違った楽しみ方ができます。2時位置のプッシュボタンを押すと時針は1時間先へジャンプ、都市名リングは反時計周りに回転します。3時位置はホームタイムのため動きはなし、分針・6時位置の秒針も動きません。リューズ二段引きの時刻合わせにおいては時分針だけでなくホームタイムのリングも動くため、ホームタイムを基準として時刻合わせを行います。 このモデルは3時位置のリングをホームタイムとし、プッシュボタンでディスクを回すことで様々な都市の時刻を知ることができるモデルです。既存のワールドタイマーのように一度に複数の都市の時刻を見ることはできませんが、どちらかといえばGMT機能のように最も気にしておくべき都市に設定しておくのが使いやすい機能です。 4-3.メトロ MT1D4W2 メトロ Ref.MT1D4W2は従来のシンプルなノモスのスタイルに新しい風を吹き込むシリーズとして発表されました。ドイツベルリンで活躍するマーク・ブラウン氏をデザイナーに迎え地下鉄の路線図にインスピレーションをえてデザインされました。ポップで現代的なカラーリングが特徴で、ニューヨークのエンパイアステートビルを思わせる針のデザインです。 機能としては変わらずシンプルで、6時位置のスモールセコンドと日付表示、12時位置の小窓のパワーリザーブです。パワーリザーブは巻き上げるにつれてゲージが赤から白に変わっていきます。文字盤全体に白、秒針の赤、要所にミントカラーの可愛らしさもある色使いです。細身の管のようなワイヤーラグでレトロな雰囲気もあります。 ムーブメントは自社製キャリバーDUW3001手巻きを搭載しています。手巻きなのもあって薄く、取り回しがよいのも魅力です。風防は少し丸みを帯びており、硬さを感じるタンジェントとは逆にやわらかさを感じさせるデザインにまとまっています。 4-4.タンジェントカラット TN1A1KR233 タンジェントカラット Ref.TN1A1KR233はノモスのアイコンモデルであるタンジェントをベースにゴールド文字盤にケースサイズは33mmにコンパクトにしたモデルです。どちらかといえばレディース寄りなデザインですが、落ち着いた雰囲気が好きな男性にもおすすめのモデルです。 文字盤はゴールドブラッシュ仕上げで落ち着いた印象です。時分針・秒針すべての針がローズゴールドです。偶数のみのアラビアインデックスですが、ゴールド文字盤に馴染むように茶色文字となっています。ストラップは通常はシェルコードバンですが、ベロアレザーでヴィンテージのような手触りと雰囲気となっています。 4-5.ラムダ ローズ39 LA3DR3W239BL ラムダ ローズ39 Ref.LA3DR3W239BLはラムダRef.NMLA3DR3W2の39mmモデルとして発表されました。Ref.NMLA3DR3W2との違いはケースサイズだけで、ムーブメントもそのままサイズダウンしたことで着けやすくなりました。 Ref.LA3DR3W239BLは18Kローズゴールドケース、ローズゴールド針ですが、ノモスの雰囲気を損なわないようにデザインされています。文字盤への装飾はほとんどなく、針は極細ですがインデックスまで届く長さです。12時位置の270度周るレトログラード式のパワーリザーブ、時分針、スモールセコンドとあり、細くとも針の動きのダイナミックさが感じられます。 ムーブメントはDUW1001とノモスが初めて手掛けた自社製ムーブメントです。3/4プレート、ゴールドシャトン、スワンネック緩急針とグラスヒュッテ様式に忠実につくられています。テンプ受けに「グラスヒュッテより愛を込めて」とエングレービングされており、手作業で年間でも少量のみしかつくられないノモスの技術の粋を愉しめるモデルです。 5.【デザイナー×グラスヒュッテ様式】ノモス グラスヒュッテ ノモスの魅力やシリーズ、おすすめのモデルなどについてまとめました。モダンなデザインでミニマルな雰囲気のノモスですが、最近ではデザイナーとのコラボやグラスヒュッテ様式の技術の高さを活かしたモデルを多く発表しています。これからどう進化していくかが楽しみなブランドの一つです。もしノモスの時計を見かけたらぜひ一度手にとってみてください。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/divers-watches-list/ https://estime.co.jp/column/luxury-watch-evaluation/ https://estime.co.jp/column/officeworker-watch/
世界五大時計ブランドの一つとして知られているA.ランゲ&ゾーネ(正式名称はA.LANGE&SOHNE(A.LANGE&SÖHNE)は、元祖ドイツ時計のブランドです。時計といえばスイスとよく言われていますが、最近ではドイツ時計も人気が高くなってきています。A.ランゲ&ゾーネはドイツ時計産業の父と言えるブランドで、世界にドイツ時計の独特の哲学や高い品質を知らしめることに成功しました。 この記事ではA.ランゲ&ゾーネの世界観を深く楽しんでいただけるよう、これまでの歴史と魅力、代表的なシリーズ、A.ランゲ&ゾーネの時計を着けている有名人について解説をします。 1 元祖ドイツ時計 A.ランゲ&ゾーネの歴史 時計といえばスイスとよく言われていますが、最近ではドイツ時計の人気が高まっておりドイツ時計専門の雑誌が発行されることも。ドイツ時計はA.ランゲ&ゾーネが発祥でドイツ時計の歴史のほとんどにA.ランゲ&ゾーネが関わっていることも知られています。 ここでは元祖ドイツ時計 A.ランゲ&ゾーネの歴史についてまとめます。 1-1 国からの支援を得てグラスヒュッテの街で創業 出典:A.LANGE & SÖHNE A.ランゲ&ゾーネの創業者アドルフ・ランゲは時計師ヨハン・クリスチャン・フリートリッヒ・グートケスの下で見習いとして時計造りを学びました。その中にはゼンパー歌劇場に取り付ける5分時計がありました。 この5分時計は当時ヨーロッパ最大級のオペラ会場であるドレスデンのゼンパー歌劇場に貴族を招いた際に、懐中時計を開く音かあるいは暗い空間でのリピーター機能による音かは定かではありませんがとにかく煩かったようで、ザクセン王は音を止めたがったようです。誰もが見やすい時計を用意するというテーマに対し、時と分の表示を分けて、しかも分は5分置きのデジタル表示にすることで見やすくしました。大型の日付表示機能のアウトサイズデイトはこの時の5分表示のデザインが基になっていると言われています。 1837年にはアブラアン・ルイ・ブレゲの弟子にあたるヨゼフ・タデウス・ヴィンネルの下で修行を積み、天文学や物理学を学びました。さらにイギリスやスイスでの修行を経て、1841年に帰国し、師であるゲートケスの娘と結婚しました。ランゲは師であり義父であるゲートケスと共に事業を行い成功を収めます。そのうちに時計製造地の中心であるスイスやイギリスへの対抗心や市民としての義務感から、エルツ山脈に時計工房を立ち上げる決心をしたのでした。 アドルフ・ランゲは1843年以降、ザクセン政府に繰り返し書簡を送り、貧しいエルツ山脈の住民のために新しい生業を確立するための支援を訴え続けました。新しいビジネスモデルへの必要な投資額や収益の見込みなどを説明し、1845年にザクセン王国内務省から承認を得ることができました。貧困状態のエルツ山脈の街グラスヒュッテで15人の若者を雇い時計師として育てることを条件に融資を取り付けることができ、こうしてランゲはグラスヒュッテに移り住みました。これがA.ランゲ&ゾーネの原型です。 1-2 戦争の影響でブランドが消滅してしまう 出典:A.LANGE & SÖHNE 街全体が貧困にあったグラスヒュッテに時計産業を根付かせようとした試みは成功し、いつしかドイツの時計産業の中心地となっていました。 1868年にアドルフ・ランゲの息子リヒャルトが正式に工房の経営者となったタイミングでブランド名を現在のA.ランゲ&ゾーネ(ランゲと息子たち)としました。1871年には次男のエミールも参加、4年後の1875年にアドルフ・ランゲが亡くなると2人は工房の経営を引き継ぐ形となりました。リヒャルトは時計設計技師として、エミールは商才に長けており2人は理想的なコンビでした。 A.ランゲ&ゾーネの時計は貴族たちへの評判も良かったと言われています。パリの万国博覧会で発表した百年紀記念トゥールビヨンは非常に評価が高く、フランスの勲章レジョンドヌール騎士十字章を受賞しました。1898年にドイツ皇帝ヴィルヘルム2世はオスマントルコ帝国を訪問する際に皇帝向けにエナメルで皇帝の肖像画が描かれたランゲの懐中時計を送ったと言われています。ランゲの時計に拘ったのはバイメタル切りてんぷをゴールド製のねじで留め、アンクルやガンギ車もゴールド製の仕様は世界中どこを探しても同じ品質のものが手に入らないからでした。ゴールド製のこれらの部品は歩度調整は困難になりますが、他にはない高級感が愉しめる貴族向けの高級時計でした。 1902年にハインリッヒ・シェーファーからの依頼で製作した懐中時計も歴史に残る逸品です。グランド・コンプリケーションNo.42500はA.ランゲ&ゾーネ史上最も複雑なムーブメントを搭載しており、グランドソヌリ・プチソヌリ・ミニッツリピーター・スプリットセコンドクロノグラフ・フドロワイヤント・60分積算計・永久カレンダー・ムーンフェイズといった機能を搭載しています。ムーブメントはジャーマンシルバー製で香箱も2つ搭載されています。 チェーンフュジー機構を搭載した科学観測用のクロノメーター懐中時計やデッキウォッチを開発したのもこの頃です。航海や科学観測に向けた視認性が高く精度を重要視した時計は、過酷な環境でこそ愛用されました。今でこそどこでも時刻や場所を知ることができますが、当時は正確な時刻を知ることは非常に重要度が高かったのです。 1930年リヒャルト・ランゲは高齢になっていたものの、時計製造技術の開発に未だに取り組んでいました。このときに論文を元に思いついたのがベリリウムをわずかにひげぜんまいに添付することで弾力性を改善するもので、すぐに特許を取得しました。この技術を使用したひげぜんまいを後にスイスの時計師シュトラウマンがNivarox®ヒゲゼンマイの名前で販売し、現在ではほとんどの高級機械時計に搭載されています。 ここからA.ランゲ&ゾーネの苦難が始まります。1945年の戦争終結前夜にA.ランゲ&ゾーネの本社社屋は空襲にあい破壊されてしまいます。この頃アドルフ・ランゲの曾孫ウォルター・ランゲは時計師養成学校にいましたが、卒業を後に回して一族で協力して会社の再建に取り組みました。しかし1948年にソビエト占領地区内にあった会社は東ドイツの政府に取り上げられてしまい、ブランドは消滅してしまいます。 ドイツ軍向けに軍用時計としての製造は以前から行っていましたが、これによってグラスヒュッテ国営時計会社(GUB)に統合されてしまいました。(GUBはのちに民営化し、現在のグラスヒュッテオリジナルとなります)ウォルター・ランゲはこのときに西側に亡命していました。 1-3 A.ランゲ&ゾーネの復活 出典:A.LANGE & SÖHNE 1989年にベルリンの壁が崩壊し東西ドイツ統一がなされると、翌年1990年にドイツ人でIWCとジャガールクルトのCEOとして実績をもっていたギュンター・ブリュームライン氏と復興の計画を立てます。 2人は繊細な手作業やグラスヒュッテ様式をブランドの哲学として、1994年にA.ランゲ&ゾーネを復興。「ランゲ1」「サクソニア」「アーケード」「トゥールビヨン“プール・ル・メリット”」の4モデルを発表しました。ギュンター・ブルムライン氏との繋がりもありリシュモングループに加入したA.ランゲ&ゾーネは、現在でもその哲学を守る時計を作り続けています。 2 元祖ドイツ時計 A.ランゲ&ゾーネの魅力 元祖ドイツ時計の歴史を持つA.ランゲ&ゾーネは他のブランドにない魅力がたくさんあります。ここではA.ランゲ&ゾーネの魅力をまとめます。 2-1 元祖ドイツ時計の堅牢で独特な世界観が愉しめる A.ランゲ&ゾーネは前述した歴史の通り、元祖ドイツ時計として知られています。ドイツ時計はスイス時計とは違った機構が多く、独特な世界観が愉しめます。それらの機構はグラスヒュッテ様式と呼ばれており、そのどれもがA.ランゲ&ゾーネの創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲが考案しました。A.ランゲ&ゾーネおよびドイツ時計によく見られる独特の機構を下記にまとめます。 3/4プレート 出典:A.LANGE & SÖHNE ランゲが1845年に工房を開いた後で注力したのが、ムーブメントの構造の改良です。それまでのムーブメントは歯車と軸がそれぞれ別の受けに取り付けられているため、一つを調整すると正確に作動させるには全ての再調整が必要となりました。経年による変化も同様で、一つの歯車あるいは軸などに微量の動きがあるだけで全てに影響し動作しなくなることもありました。ランゲが目標としていたのは誰が調整しても品質のバラつきが少なくかつ安定して動作し続ける堅牢な構造で、20年かけて開発したのが3/4プレートです。 3/4プレートとは重要な歯車を大きな上部プレートで支え、どの歯車、軸も一つのプレートにより固定するものです。これによってそれぞれが独立して軸を持つ歯車を一つ一つ調整していた既存の機構とは違い、すべての歯車を上部プレートで支えることで同じ軸で動かすことができるようになりました。組立時には軸受全てに同時に差し込む器用さが求められましたが、組立時間の短縮や品質の安定に大いに役立ちました。 20年の中で改良を続け今では調速機を取り付けたテンプ受け以外の歯車を固定する上部プレートはムーブメント全体の3/4を覆うものとなっています。この構造はドイツ時計(グラスヒュッテ様式)の基本にあたる部分で、同じグラスヒュッテのヴェンペやノモスといったブランドも採用している構造です。 グラスヒュッテストライプ 出典:A.LANGE & SÖHNE ムーブメントに加えられる波状の装飾で、細かな凹凸が加えられており光を当てる角度によって表情を変える美しさを持っています。 生産地によって名前が変わるものでスイスではコート・ド・ジュネーブ、ドイツではグラスヒュッテストライプと呼ばれており、いずれも同じ処理のことです。 ゴールドシャトン 出典:A.LANGE & SÖHNE シャトンとは歯車の軸受(主にルビー)を留める金属製のリングのことで、ルビーの加工精度が悪かった時代にスペーサーの役割として使われていました。真鍮や18kのゴールドが使われることが多いのですが、現在では加工精度が向上したためシャトンが必要なのは一部の歯車に対してだけです。 しかし古き良き時代からの時計や高級機にはゴールド製のシャトンが使われることが多く、固定のブルースチールのビスも合わせてエレガントなデザインに仕上げてくれる重要なパーツです。 ジャーマンシルバー 出典:A.LANGE & SÖHNE ジャーマンシルバーとは洋銀や洋白と呼ばれる材質で、時間の経過とともにゆっくり色が変わっていく性質を持っています。ドイツ時計でよく使用される材質で、ムーブメントの地板やテンプ受けによく使われるため、グラスヒュッテストライプと合わせた美しさが愉しめます。 実は銀は含まれておらず、銅・ニッケル・亜鉛の合金ですが、銀のような輝きをもつことからジャーマンシルバーと呼ばれています。 2-2 世界5大時計ブランドの一角である希少価値 パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、ブレゲなどが名を連ねる世界5大時計ブランドの一つとして、A.ランゲ&ゾーネも数えられております。 世界5大時計に数えられるには、歴史、品質、ブランド力などを総合的に評価され、高い結果を得られなければなりません。 A.ランゲ&ゾーネは生産数を年に数千本のみと決め手に入りにくい希少性も価値を上げています。 そしてムーブメントの組み立てや仕上げの装飾は全て手作業で行っており、1つの時計に非常に時間をかけて造り出しているため時計愛好家からも愛されております。 同じ機能の時計やサイズ変更や機能を減らすパターンであっても、別にムーブメントを作り直すのです。そうしたスタンスや技術開発に優れている点が評価されて、世界5大ブランドに君臨しています。 2-3 マニュファクチュールの生み出す複雑機構の数々 出典:A.LANGE & SÖHNE A.ランゲ&ゾーネが世界的に評価されている理由に複雑機構があります。前述の通りムーブメントの組み立てや仕上げを手作業で行い1つの時計に時間をかけています。複雑機構についても同様で厳選された一部の職人だけが組立作業や調整を行うため、生産できる数が少なく希少なものとなっています。 ラトラパントパーペチュアルカレンダー Ref.421.032 例えば1815 ラトラパントパーペチュアルカレンダー Ref.421.032はラトラパント(スプリットセコンドクロノグラフ)と永久カレンダーの2つの複雑機構を搭載したモデルです。部品点数は631ケと複雑さを極めています。このモデルのコンセプトとして昔ながらの日付や年を針で示す方法を採用したことで、難しい構造になったと言われています。 3 元祖ドイツ時計 A.ランゲ&ゾーネの代表シリーズ ここまで様々な点で魅力的なA.ランゲ&ゾーネについて紹介してきましたが、ここでは一つ一つのシリーズを深堀していきます。 3-1 オデュッセウス 出典:A.LANGE & SÖHNE 2019年に発表されたオデュッセウスはA.ランゲ&ゾーネ唯一のラグジュアリースポーツラインです。ステンレスケース、ねじ込みリューズ、12気圧防水の点もA.ランゲ&ゾーネ初となっています。ケースはサテン仕上げでマットな印象ですが、エッジの部分は鏡面で立体感が強調されています。インデックスは凹のような形状で、円周状にアジュラージュと呼ばれる溝が彫られています。インデックスが配されている円周、文字盤中央、スモールセコンドはそれぞれ段違いとなっており、いずれも立体感を見せるデザインです。ミニッツサークルは60だけが赤いのも特徴的です。 それまでドレスウォッチを一貫して発表してきたA.ランゲ&ゾーネ。初めてのラグジュアリースポーツラインの発表ともあって、いろいろな声があったようですが現在では買い取り相場が定価を超えるモデルも多いほどの人気となっています。 3-2 ランゲ1 出典:A.LANGE & SÖHNE ランゲ1はウォルター・ランゲ氏によって復興したA.ランゲ&ゾーネの初コレクションとして発表した4モデルのうちの1つです。オフセンターの時分針とスモールセコンド、2時位置のアウトサイズデイト、3時位置のレトログラードのパワーリザーブが特徴です。 アドルフ・ランゲが開発してきた3/4プレートやビス留めされたゴールドシャトンや手加工のエングレービングなどグラスヒュッテ様式を体現するようなシリーズで、A.ランゲ&ゾーネのアイコン的な時計です。アウトサイズデイトはかつてアドルフ・ランゲが製作した5分時計が元になるなど、アドルフ・ランゲが目指した時計づくりを孫のウォルター・ランゲが確かに継承した証といえるでしょう。 3-3 ツァイトヴェルク 出典:A.LANGE & SÖHNE ツァイトヴェルクはデジタル表示の機械式時計という斬新なデザインのシリーズです。しかしA.ランゲ&ゾーネの最新鋭の技術によりなし得た機構で、デジタル表示の機械式時計は数えるほどしか存在していません。時と分の十の位と一の位の3枚のディスクを回すトルクを生み出すために開発された香箱は特許を取得しています。この技術によって3枚のディスクを回しつつ表示が瞬間で切り替わる機構は、型破りでありつつ非常に高い技術です。 12時位置にレトログラード式パワーリザーブ、3時位置に分表示、6時位置にスモールセコンド、9時位置に時表示となっています。ケースデザインはコンサバで目立った特徴もなく、デジタル表示のパワフルさに惹かれるデザインです。どこか無骨なのに高級感もある美術工芸品のようなシリーズです。 3-4 サクソニア 出典:A.LANGE & SÖHNE サクソニアも復興したA.ランゲ&ゾーネの初コレクションのうちの1つです。ランゲ1と同様にブランドを代表するシリーズの一つです。サクソニアの特徴はドレスウォッチで、無駄を省いた時刻を知る道具としての時計を思わせるシンプルなデザインです。 基本は2針あるいは3針のオーソドックスなタイプですが、スモールセコンドやミニッツスケールを省いたサクソニア・フラッハやムーンフェイズやアニュアルカレンダーといった複雑機構を搭載したモデル、あるいはレディースモデルなど、懐深く様々なバリエーションをもつシリーズです。比較的リーズナブルなため、最初に手に取られるシリーズでもあります。 3-5 1815 出典:A.LANGE & SÖHNE 1815はA.ランゲ&ゾーネの創業者アドルフ・ランゲの誕生年に因んでいます。1815はレイルウェイの分目盛りが特徴で、鉄道の開通によって重要性を増した懐中時計を彷彿とさせるデザインです。同時期にアドルフ・ランゲが工房を開いており、ランゲが生きた時代を写した時計だといえます。ブルースチールの針やアラビアインデックスも昔ながらのデザインといえます。 サクソニアと同様に3針のシンプルなものからラトラパント・パーペチュアルカレンダーの複雑系まで幅広く展開されています。昔ながらのデザインで流行り廃りがなく、長く愛されているクラシックなデザインです。 3-6 リヒャルト・ランゲ 出典:A.LANGE & SÖHNE リヒャルト・ランゲはアドルフ・ランゲの長男に因んだ名前となっています。リヒャルト・ランゲはランゲ一族の中でも発明家で科学者としてブランドの技術革新に貢献しました。特に南極探検隊として多くの研究者や科学者が使用していたデッキウォッチは、視認性や堅牢性、高い精度によって愛用されていました。他にもベリリウムをひげぜんまいの合金に添加すると歩度特性が決定的に向上する特許は今日の高級時計の全てに採用されている技術で、高級時計産業全体へ強い影響を与えました。リヒャルト・ランゲはこうした貢献へ敬意を示す意味で名付けられました。 デザインとしては前述のデッキウォッチを元にしており、ローマンインデックスのシンプルなデザインです。シースルーバックから見えるムーブメントは3/4プレートやゴールドシャトンなどグラスヒュッテ様式となっています。 3-7 ダトグラフ 出典:A.LANGE & SÖHNE ダトグラフはデイト、クロノグラフの2つの機能を備えていることから名付けられました。ダトグラフ自体は前述のサクソニアの一つですが目立つモデルのため、分けて扱われることが多いです。 サクソニアのシンプルながらラグジュアリーな雰囲気を残しつつ、アウトサイズデイトやクロノグラフ、あるいはトゥールビヨンを搭載するなど、発展性の高さをもつモデルです。シースルーバックからは自社製キャリバーのため、手加工でエングレービングされたテンプ受けやゴールドシャトンなど、グラスヒュッテ様式と上手く融合した複雑なクロノグラフムーブメントを愉しむことができます。 3-8 カバレット 出典:A.LANGE & SÖHNE カバレットはA.ランゲ&ゾーネ唯一のレクタングラーシリーズです。シリーズ名はキャバレーが元になっており、日本とは違いドイツでは劇や演芸を見る芸術的な娯楽を愉しむ場所となっています。 12時位置にはアウトサイズデイトが配されていますが、ランゲがかつてドレスデンのゼンパー歌劇場用に開発した5分時計を想起させるものとなっています。ムーブメントはこれまで同様に専用で開発されているためレクタングラーに合わせた四角のムーブメントとなっています。専用で開発するとコストがかかるため四角のケースに他のシリーズで使われている丸型のムーブメントを搭載することが多いですが、ブランドのこだわりが見えるポイントです。 4 A.ランゲ&ゾーネを着けている芸能人・有名人5選 世界5大時計と名高いA.ランゲ&ゾーネは奥深く語りたくなる歴史、格式の高さ、デザイン・機構が複雑でありユニークであることから、世界中の芸能人・有名人が好んで着けています。ここではA.ランゲ&ゾーネの時計を着けている芸能人・有名人の情報をまとめます。 4-1 ミュージシャン 布袋寅泰さんランゲ1 Ref.101.035 出典:A.LANGE & SÖHNE ミュージシャン 布袋寅泰さんが着けているのはランゲ1 Ref.101.035です。布袋さんは他にもスウォッチの時計を持っていますが、こだわりが強いようで赤黒のタータンチェックの変わったデザインです。 Ref.101.035はベーシックなランゲ1で、プラチナケースにサテンブラックの文字盤の組み合わせとなっています。王道のグラスヒュッテ様式となっており、質実剛健なランゲの雰囲気が愉しめる一本です。 4-2 映画監督 クリント・イーストウッドさん ランゲ1 Ref.101.032 出典:A.LANGE & SÖHNE 映画監督 クリント・イーストウッドさんが着けているのはランゲ1Ref.101.032です。クリント・イーストウッドさんは時計愛好家で知られており、アンティークロレックス GMTマスター16753を主演のイン・ザ・ライン・オブ・ファイヤーにて着用している姿を見ることができます。 Ref. 101.032もベーシックなランゲ1で、ゴールドケースでシンプルなデザインのモデルです。シンプルながらもA.ランゲ&ゾーネと一目で分かるアイコニックなアイテムで人気が高いです。 4-3 お笑い芸人 宮迫博之さんツァイトヴェルク Ref. 140.029 出典:A.LANGE & SÖHNE お笑い芸人 宮迫博之さん が着けているのはツァイトヴェルク Ref. 140.029です。宮迫さんは時計愛好家で知られており、パテック・フィリップやウブロ、ブレゲなど高級時計を多く所有しています。 Ref. 140.029はパーツ総数451ケの自社製キャリバーL043.1を搭載しており、シースルーバックの裏側から複雑さと美しさを愉しむことができます。12時位置のパワーリザーブ、3時位置の分表示、6時位置のスモールセコンド、9時位置の時表示となっており、ツァイトベルクのスタンダードなモデルです。 4-4 俳優 神田正輝さんサクソニア Ref.105.022 出典:A.LANGE & SÖHNE 俳優 神田正輝さんが着けているのはサクソニア Ref.105.022です。時計愛好家で知られ、数多くの時計を所有していたようですが、知り合いからサクソニアを譲り受けて以降は絞って使い続けているようです。秒針までハッキリ見えるシンプルさが気に入っているようです。 Ref.105.022は18kイエローゴールドケース、アウトサイズデイト機能付きの3針モデルです。白文字盤にブルースチールの時分針、大型の日付表示窓と実用性が高いドレスウォッチとなっています。 4-5 お笑い芸人 矢作兼さんランゲ1 Ref.191.032 出典:A.LANGE & SÖHNE お笑い芸人 矢作兼さんが着けているのはランゲ1 Ref.191.032です。矢作さんは時計愛好家で知られ、パテック・フィリップやロレックスなど数多くの時計を所有していることが知られています。TV番組で高級時計を買うこともあって、かなりの本数を持っていると思われます。 Ref.191.032は18kピンクゴールドケースのスタンダードなランゲ1ですが、ムーブメントは初期のランゲ1から改良されています。Cal.L121.1は主要な機能こそ同じですが、日付表示の切り替えが瞬間で済むようになっており、さらに使いやすくなっています。 5 A.ランゲ&ゾーネのおすすめモデル5選 出典:A.LANGE & SÖHNE 5-1 1815 Ref.235.026 出典:A.LANGE & SÖHNE 1815 Ref.235.026は1815のスタンダードなデザインで、シンプルで質実剛健なドイツ時計を体現するモデルです。18kホワイトゴールドケース、白文字盤、2針+スモールセコンドの無駄を削ぎ落した時計です。 1815のアラビアインデックスとレイルウェイ、インデックス部に円周上に刻まれたアジュラージュといった王道のドレスウォッチです。シースルーバックからは3/4プレートのブリッジ、ゴールドシャトン、テンプ受けのエングレービングなど、グラスヒュッテ様式がしっかり楽しめる一本です。 5-2 グランドランゲ1 Ref.117.032 グランドランゲ1 Ref.117.032はランゲ1をベースに大型化したモデルで、オフセンターされた時分針やアウトサイズデイト、レトログラード式のパワーリザーブなど基本的なポイントはランゲ1と同様です。 大きな違いは2.5mmサイズアップしたことですが、ランゲはムーブメントを専用に開発しています。2.5mmのサイズアップに合わせて改めてバランスを整えて設計することで、単純な大型化ではないバランス感が愉しめるモデルとなっています。 5-3 サクソニア Ref.219.026 出典:A.LANGE & SÖHNE サクソニア Ref.219.026は18kホワイトゴールドケース、ケースサイズ35mmの2針+スモールセコンドのシンプルなモデルです。無駄な装飾を省いた質実剛健な道具としての時計といった印象です。 前モデルのRef.216.026とは一見変化がわかりませんが、ケースサイズを37mmから35mmへサイズダウン、植字のバーインデックスと分目盛りが長くなり引き締まった印象に変わっています。シースルーバックの裏蓋から3/4プレート他グラスヒュッテ様式のムーブメントが愉しめます。 5-4 ツァイトヴェルクハニーゴールド”ルーメン” Ref.142.055 出典:A.LANGE & SÖHNE ツァイトヴェルクハニーゴールド”ルーメン” Ref.142.055は2021年発表モデルで、蜂蜜を連想させる甘い色合いの材質を採用したモデルです。特許を取得しており傷がつきにくい特徴をもっていますが、加工性に欠けているため一部の高級ラインにのみ採用されている素材です。 時・分表示の窓とそれらを回しているディスクまでが夜行処理されており、暗い環境でも見えるようになっています。18kローズゴールドよりもやわらかい印象のハニーゴールドケースの雰囲気は黒文字盤のシャープな印象を和らげてくれています。 5-5 オデュッセウス Ref.363.068 出典:A.LANGE & SÖHNE オデュッセウス Ref.363.068は18kホワイトゴールドケース、ケースサイズ40.5mm、グレー文字盤のモデルです。3時位置の日付窓、9時位置の曜日表示窓も備えています。一見すると装飾はほぼないのですが各所で立体感を見せる仕掛けが施されており、見るほど奥が深いデザインです。 発表当初は賛否両論あったようですが、現在は人気が高く買取相場が定価を超えており現在も価格上昇が続いてます。購入するための難易度が高く、他の時計を買って購入実績を作る必要があることもあります。パテック・フィリップと比較されることが多いA.ランゲ&ゾーネですが、人気が高まってきたことで購入の難易度も近くなってきているのかもしれません。 6 元祖ドイツ時計 A.ランゲ&ゾーネ A.ランゲ&ゾーネの歴史や魅力についてまとめました。A.ランゲ&ゾーネは世界5大時計と言われる格式の高さやドイツ時計の歴史の重厚感を味わえるブランドです。 スイス時計とは違う世界観を愉しめる貴重なブランドで、時計だけでなく歴史を比較するのも面白いかもしれません。 店頭でA.ランゲ&ゾーネの時計を見た際にはぜひ一度手にとってみてください。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/new%e2%80%90alange-soehne/ https://estime.co.jp/column/luxury-watch-evaluation/ https://estime.co.jp/column/worlds-five-major-watch/
世界三大時計ブランドの一つ、ヴァシュロン・コンスタンタンは世界最古の時計ブランドと言われています。長い歴史の中で積み上げてきた技術と実績が世界で高い評価を得たことで、世界三大時計ブランドの一角となっています。 特にヴァシュロン・コンスタンタンは伝統や歴史を重んじており、彼らが生み出す時計の数々、特に複雑機構は現代に生きるキャビノチェの業を感じることができます。 この記事ではヴァシュロン・コンスタンタンの世界観を深く楽しんでいただけるよう、これまでの歴史と魅力、代表的なシリーズ、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計を着けている有名人、おすすめモデルについて解説をします。 1 世界三大時計ブランド ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史 出典:vacheron constantin 世界三大時計ブランドの一つヴァシュロン・コンスタンタンの歴史はスイス時計業界の歴史でもあります。スイス時計の歴史におけるキーとなるポイントでヴァシュロン・コンスタンタンがきっかけとなったこともあるほどです。 世界三大時計ブランドへ成長していくヴァシュロン・コンスタンタンの歩みをまとめます。 1-1 世界最古の時計ブランドの始まり ヴァシュロン・コンスタンタンはジャン=マルク・ヴァシュロンによって1755年にその歴史を始めます。時計師だったジャンが見習いの時計職人を雇い入れた際の雇用契約書が残されており、後に世界最古のブランドの始まりの証拠となりました。 屋根裏部屋(キャビネット)を工房とした時計職人たちをキャビノチェと呼び、卓越した技術とセンスで美しく複雑な時計を創り上げていました。ジャンはまさにキャビノチェであり、そのDNAは息子のアブラアン・ヴァシュロン、孫のジャック・バルテルミー・ヴァシュロンへ確かに受け継がれていったのです。 1-2 3名の英傑により世界最高峰の時計メゾンへ 野心的だったジャック・バルテルミー・ヴァシュロンがメゾンのトップになったことでブランドの進化は加速します。まず販路がスイスだけでなくフランス、イタリアへ輸出されることとなりました。 また、商人の息子であるフランソワ・コンスタンタンと出会い二人は意気投合し、二人の名前を組み合わせたヴァシュロン・コンスタンタンが誕生したのです。フランソワはフランスやイタリアだけでなく、アメリカ、メキシコ、キューバからアジアまでを行商し、ヴァシュロン・コンスタンタンを世界的なブランドへ成長させました。ヴァシュロンがこれまでに受け継いできた技術やセンスが世界的に評価されたのです。 さらに1839年に機械技師のジョルジュ=オーギュスト・レショーが経営に参加。様々な作品を手掛けただけでなく、パンタグラフの発明はスイスの時計業界全体にとっても大きな影響を与えたと言われています。パンタグラフとは時計の構成部品を機械的に複写できる初の工作機器で、量産性が高まることで時計産業の発達を加速させました。 1-3 リシュモングループ傘下となり更なる革新へ 出典:vacheron constantin 1880年にはヴァシュロン・コンスタンタンのアイコン的存在であるマルタ十字をエンブレムとしました。以降、現在に至るまでマルタ十字はブランドを代表する意匠の一つとなっています。 20世紀に入りルーマニアのマリア王妃、ヘンリー・ジェイムズとウィリアム・ジェイムズの兄弟、 ジェローム・ボナパルトの孫息子に当たるナポレオン公など、そうそうたる顧客からの受注が入るようになりました。1906年には制作した時計をディスプレイしておく店舗をオープンしました。これがブランドの最初のブティックとなり、メゾンは傑作を次々と排出しています。 代表例としては1920年代のクッションケースや1932年の時計師ルイ・コティエ氏とのコラボレーションによって生まれた文字盤外側の都市名と時刻が書かれているインナーリングを回転させることで31のタイムゾーンが人目で判別できるワールドタイムです。現代ではよく見られるデザインですが当時は画期的で、他メーカーにはなかった機構でした。 1955年には創業200年を記念して史上最薄のムーブメントを製作しました。その薄さはなんとスイスの20セントコインと同じわずか1.64 mmです。代表的なムーブメントとしてはCal.1002が挙げられ、しかもジュネーブ・シールを取っているので品質としても高い基準にあることがわかります。 1970年頃にクオーツショックを経て、1977年にメゾン設立222年を記念して制作された222は当時話題となっていたスポーツラグジュアリーウォッチとして発表しています。222の思想は後に現行のオーヴァーシーズシリーズへと受け継がれますが、ジェラルド・ジェンタ氏に強い影響を受けたデザインと言われています。 1992年にはこれまでの薄型ムーブメントを手掛けてきた歴史から、1940年のスタイルでミニッツ・リピーター用のムーブメントを復活させました。そうして発表されたCal.1755はケーシングされた状態で3.28mmと世界で最も薄型のミニッツ・リピーター搭載モデルとなりました。 1996年にはリシュモングループ傘下となり、それまで「バセロン・コンスタンチン」と呼ばれていましたが、「ヴァシュロン・コンスタンタン」の名前で広めていきました。 2 ヴァシュロン・コンスタンタンの魅力 ヴァシュロン・コンスタンタンは世界三大時計の中でも伝統と歴史を重んじると言われるブランドです。彼らの創り出す時計を見ると、伝統と歴史からなる魅力を感じさせるものばかりです。ここではヴァシュロン・コンスタンタンの魅力を解説します。 2-1 マルタ十字のエンブレムがもつ意味と歴史 マルタ十字はキリスト教の騎士修道会である聖ヨハネ騎士団の象徴です。イタリアの街「アマルフィ」の象徴でもあります。 8つの角は騎士道における美徳を表しています。 騎士道の美徳 忠誠心 敬虔さ 率直さ 勇敢さ 名誉 死を恐れないこと 弱者の庇護 教会への敬意 ヴァシュロン・コンスタンタンでは精度を追求する姿勢を象徴するアイテムとしてマルタ十字をエンブレムとしており1880年の制定以降、現代に至るまで受け継がれています。ぜんまいのトルクを一定に保つことで精度を高めるためにかつて香箱に取り付けられていたムーブメントの部品がマルタ十字に似ていたことがきっかけとされています。 2-2 伝統・歴史を主軸にするブランドコンセプト 出典:vacheron constantin ヴァシュロン・コンスタンタンは世界三大時計の中でも伝統と歴史を重んじるブランドです。現在のシリーズラインナップを見てみると顕著に現れています。 例えばパトリモニーは機械式時計の最盛期である1950〜1960年代の時計に着想を得ており、トラディショナルは伝統の名の通りで18世紀からなるヴァシュロン・コンスタンタンの歴史、生きるキャビノチェから受け継がれてきた技術が表現されたシリーズです。フィフティーシックスは1956年に発売されていたセクターダイヤルのモデルがモチーフなっていますし、ヒストリークはこれまでヴァシュロン・コンスタンタンが創り出してきた歴史的名作を現代に蘇らせることがコンセプトです。 以上のようにすべてのシリーズが過去の名作がモチーフとなっておりこれまで歩んできた歴史を楽しむことができることからも、ブランドが伝統と歴史を軸としていることがわかります。評価が高いモデルをベースにすることは、メーカーとしては売れないリスクが少なく、ユーザーとしても銘品の復活は嬉しい、といった点で優れた取り組みです。 2-3 キャビノチェのDNAが息づく複雑機構の数々 出典:vacheron constantin ヴァシュロン・コンスタンタンは歴史的背景においても実際の時計製作においてもキャビノチェのDNAを受け継いでいることが感じられます。 例えばRef.80172/000R-9300(画像左)に見られる永久カレンダーとトゥールビヨンの同居やあるいはRef.7500U/000R-B688(画像右)のような貴重なエナメル文字盤など、まるで工芸品や美術品のような時計造りはヴァシュロン・コンスタンタンならでは。熟練した職人たちによる作品は先代から受け継いできた技術と創造性の賜物です。 3針やクロノグラフなどのメジャーな機構は一般的な時計師による量産体制によって製造されますが、トラディショナルやメティエダールといった量産できない複雑系はブランドの時計師の中でもエキスパートだけが製造に携わるようになっています。特別なモデルではなく通常販売されているシリーズで複雑系を展開できるのは、ブランドにキャビノチェのDNAを受け継ぐ時計職人がいることの証明でもあります。 3 ヴァシュロン・コンスタンタンの代表シリーズ 出典:vacheron constantin ここまで様々な点で魅力的なヴァシュロン・コンスタンタンについて紹介してきましたが、ここでは一つ一つのシリーズを深堀していきます。 3-1 パトリモニー 出典:vacheron constantin パトリモニーはヴァシュロン・コンスタンタンを代表するシリーズの一つで、機械式時計の最盛期である1950年代の時計をオマージュするように生まれました。当時はシンプルでエレガントなドレスウォッチが主流で、余分な装飾を省いたミニマリズムが美徳とされました。例えばバウハウスデザインのように「機能がデザインを決める」や「Less is More」といった考え方が時計にも影響を与えたとされています。 緩やかなカーブがかかった文字盤へのシンプルなバーインデックスと細身のペンシル針はアイコン的なデザインで、すべてのパトリモニーに共通しています。2針や3針といった最小限に機能を抑えたモデルからミニッツ・リピーターや永久カレンダーを搭載した複雑系までをラインナップしており、シンプルで端正なデザインと複雑機構を同居させたモデルは、スイス時計の歴史を感じさせる技術とセンスです。 3-2 トラディショナル 出典:vacheron constantin トラディショナルは伝統を名を冠する通り、18世紀からなるヴァシュロン・コンスタンタンの伝統であるキャビノチェのDNAと技術の粋をつくしたシリーズです。例えば2019年に発表されたトラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダーRef.3200T/002P-B578は振動数の異なるてんぷを2つ備えアクティブモードとスタンバイモードを切り替えることで、最大65日間のパワーリザーブを得ることができます。永久カレンダーはぜんまいが動く限りカレンダーの調整が不要な機能ですが、パワーリザーブが長くないとメリットがないとの考えから生まれた超複雑機構です。 トラディショナルはフラットなベゼルとラグ、バーインデックスを採用しているためコンサバなデザインですが文字盤外側にレイルウェイが描かれているモデルも多く、機械的で現代的なデザインとクラシックなデザインを上手く同居させています。 3-3 フィフティーシックス 出典:vacheron constantin フィフティーシックスは1956年発表のRef.6073をモチーフに2018年に発表されたシリーズです。Ref.6073は楔形インデックスでしたが、現行のフィフティーシックスはセクターダイヤルを採用し、現代的なデザインにアレンジされています。アイコン的存在のマルタ十字の4枝を組み合わせた形状のラグで、小さな違いですが他モデルにないデザインで所有者にしかわからない楽しみがあります。 例えばRef.4000E/000R-B438はピンクゴールドケース、ケースサイズ40mmのコンプリートカレンダー搭載モデルで12時位置の月と曜日、6時位置のムーンフェイズ、文字盤外側のポインターデイトは馴染みのあるデザインで、現代的な雰囲気と伝統的なニュアンスが上手く融合された一本です。 フィフティーシックスは一部ジュネーブ・シールを取得していないシリーズがあります。ヴァシュロン・コンスタンタンはジュネーブ・シールの取得に積極的なブランドですが、単価の高騰を避けられないデメリットがあるため、普及モデルにはあえて取得せず手に取りやすい価格に設定しています。しかし取得をしていないだけで品質が落ちるわけではなく、厳しい検査をパスしているのは変わりません。 3-4 オーヴァーシーズ 出典:vacheron constantin オーヴァーシーズは現在トレンドとなっているラグジュアリースポーツウォッチに位置するシリーズです。発表は1996年になってからですが、祖となるモデルは1977年に既に生まれていました。モデル名は「222」。ヴァシュロン・コンスタンタン創業222周年記念として製作されており、当時パテック・フィリップやオーデマ・ピゲといったビッグブランドがラグジュアリースポーツウォッチを打ち出してきたのとほぼ同時期です。 デザイナーにはヨルグ・イゼック氏を起用しており、パテック・フィリップのノーチラスやオーデマ・ピゲのロイヤルオークとは違うニュアンスを求めたのかもしれません。とはいえ222を見ると、ラグがなくケースからブレスレットへ流れるような形状はノーチラスやロイヤルオークのデザイナー ジェラルド・ジェンタ氏を彷彿とさせます。また、2ピースケースの採用もジェラルド・ジェンタらしさを感じさせ、影響を受けていた可能性が高いとされています。 ちなみにヨルグ・イゼック氏の代表作としてブレゲのマリーンやタグ・ホイヤーのキリウムが知られており、現在ではHysekというブランドを立ち上げています。 1996年にはラグジュアリースポーツラインがオーヴァーシーズとして、ラインナップに追加されました。マルタ十字を立体化したようなベゼルと222からケースデザインを受け継いでいます。9年後の2005年に二代目となるオーヴァーシーズが発表となり、現行モデルのベゼルとブレスレットのマルタ十字のデザインとなりました。さらに11年後の2016年に現行のオーヴァーシーズとなり、ラグジュアリーさがより感じられるデザインに仕上がっています。 3-5 ヒストリーク 出典:vacheron constantin ヒストリークは1755年からなるヴァシュロン・コンスタンタンの歴史を振り返るように、かつての銘品を現代的に蘇らせることをコンセプトとするシリーズです。どのモデルの名前にも最後に年代が入っており、モチーフにしたモデルが誕生した年を表しています。年代を代表する時計たちを見て、当時の歴史背景やトレンドなどを知るのも楽しみの一つです。 例えばヒストリークアメリカン1921 Ref.1100S/000G-B734は狂騒の20年代と言われるアメリカの1921年に生まれたモデルをオマージュして生まれました。斜めにした文字盤と1時と2時の間に取り付けられたリューズといった大胆な設定をそのままにブレゲ針、ブレゲインデックスとレイルウェイの組み合わせも引き継ぎ、王道のクラシックさを強調したデザインに仕上げています。 あるいはヒストリーク・コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ 1955 Ref.5000H/000A-B582は1955年にメゾン初の防水性能を備えたクロノグラフとして発表されたRef.6087をモチーフにしています。「コルヌ・ドゥ・ヴァッシュ」(corne de vache)とはフランス語で「雌牛の角」を意味しており、鋭く美しいラグの形状を指しています。立体的なアプライドインデックスやブルースチールのクロノ針と積算計の針などクラシックの王道的なデザインを踏襲しています。 3-6 メティエダール 出典:vacheron constantin メティエダールは主にエナメルやエングレービングといった装飾技術を駆使し、まるで美術品を創るように生み出されているシリーズです。トラディショナルとは異なる方向でキャビノチェのDNAを感じさせます。 例えばMÉTIERS D'ART THE LEGEND OF THE CHINESE ZODIAC - YEAR OF THE TIGER Ref.86073/000R-B901は2022年の干支の虎にあやかって創られたモデルで、エングレービングで浮き出すように彫られた虎と周りのエナメルで描かれた背景はまさに美術品です。ちなみに10時位置の小窓で時、2時位置で分、4時位置で日付、7時位置で曜日を表示しています。 3-7 マルタ 出典:vacheron constantin マルタは1912年から続くシリーズで、ラグを兼ねたトノー型が特徴です。直線と曲線のバランスが美しく、力強いトノーケースは現代では珍しいかもしれません。 現行では3針とムーンフェイズとトゥールビヨンに絞って展開されています。12時位置に大きなローマンインデックスと6時位置にはスモールセコンド、もしくはトゥールビヨンといったデザインにまとまっています。人とは違った時計が好みの方にはぴったりかもしれません。一見硬そうなデザインに見えがちですが、手首に沿うカーブがかかったケース形状でいて縦42mm☓横38mmのため大きすぎないため、手首に馴染みやすいデザインです。 4 ヴァシュロン・コンスタンタンを着けている芸能人・有名人5選 世界三大時計と名高いヴァシュロン・コンスタンタンは奥深く語りたくなる歴史、格式の高さ、デザイン・機構が複雑でありユニークであることから、世界中の芸能人や有名人が好んで着けています。ここではヴァシュロン・コンスタンタンの時計を着けている芸能人・有名人の情報をまとめます。 4-1 お笑い芸人 大竹一樹オーヴァーシーズ クロノRef.49150/B01A-9097 お笑い芸人 大竹一樹氏が着けているのはオーヴァーシーズ クロノ Ref.49150/B01A-9097です。大竹氏は時計愛好家で知られており、他にもパテック・フィリップやIWCの時計を着けているのを見ることができます。 横目のクロノグラフ搭載モデルで、12時位置にビッグデイトを備えつつインダイヤルで積算計を表示します。オーヴァーシーズは防水性は150mを備えており、裏蓋には海を駆ける帆船が刻印されています。 4-2 俳優 ディーン・フジオカヒストリーク アメリカン 1921Ref.82035/000R-9359 出典:モデルプレス 俳優 ディーン・フジオカ氏が着けているのはヒストリーク アメリカン 1921 Ref.82035/000R-9359です。ディーン・フジオカ氏も時計を複数持っていることがわかっていますが、オリスなどどちらかといえば珍しい時計を持っていることが多いようです。 Ref,82035/000R-9359は狂騒の20年代と言われた1921年に発表されたモデルを現代的に復刻させた時計です。リューズの位置、文字盤を斜めにした斬新なデザインは、腕に着けた時計を手首を回さずに見ることができるものです。ケースサイズや針・インデックスのデザインの細かな点は現代的にアレンジされており、クラシックな印象がより強調されています。 4-3 お笑い芸人 設楽統パトリモニーRef.81180/000J-9118 お笑い芸人 設楽統氏が着けているのはパトリモニー Ref.81180/000J-9118です。TV番組の企画がきっかけで購入した時計のようで、他にもパテック・フィリップの時計も購入されたようです。 Ref.81180/000J-9118は18kイエローゴールドケースの2針モデルで、ミニマルさが美しい時計です。文字盤の外側がカーブがかっていることでわずかに立体感を見せつつ、針は追うように先端を曲げることで視認性を維持しています。ミニッツカウンターにはゴールドのビーズがセットされており、細部まで手間暇がかけてある高級感を楽しむことができます。 4-4 お笑い芸人 ケンドー小林 オーヴァーシーズ 4500v/110a-b128 お笑い芸人ケンドー小林氏が着けているのはオーヴァーシーズ Ref.4500v/110a-b128です。ケンドー小林氏は時計好きとしてしられ、ヴァシュロンコンスタンタンを意外にもオーデマピゲ ロイヤルオーク15400STや、ハミルトン ベンチュラ、ロレックス サブマリーナ16800、オメガ スピードマスター、パテックフィリップ ワールドタイムなど沢山の時計を所有しております。 4500v/110a-b128はヴァシュロンコンスタンタンで最も人気のあるモデルで、正規店で定価購入することが難しいです。予約で数年待ちになるか、オーデマピゲやパテックフィリップのように購入実績を積まないと出てこないと聞きます。 中古市場ではプレ値が付いており、相場は右肩上がりで止まることを知りません。デザインの素晴らしさもさることながら人気の高さをうかがえます。 4-5 タレント 林修パトリモニーRef.81180/000P-9539 タレント 林修氏が着けているのはパトリモニー Ref.81180/000P-9539です。林氏は他の時計を着けているところが見られていないようで、Ref.81180/000P-9539だけを使い続けているのかもしれません。 Ref.81180/000P-9539は2針の非常にシンプルなモデルで、プラチナケースを採用することで無駄のない美しさがさらに際立つものとなっています。文字盤と針のわずかなカーブや12、3、6、9のみ楔形のインデックスになっており合わせるとマルタ十字になる仕掛けなど、デザイン自体はそのままです。まるでアンティーク時計、古き良き時代の時計のような一本です。 5 ヴァシュロン・コンスタンタンのおすすめモデル5選 出典:vacheron constantin ここまでヴァシュロン・コンスタンタンの歴史や魅力について語ってきましたので、特におすすめしたいモデルについて紹介します。 5-1 オーヴァーシーズ・オートマティック Ref.4500V/110A-B128 出典:vacheron constantin Ref.4500V/110A-B128はオーヴァーシーズ・オートマティックです。41mmステンレスケース、自動巻きの3針+デイト表示モデルです。ベゼル、ブレスレットのコマにマルタ十字が使われており、ヴァシュロン・コンスタンタンのアイコンを強調したデザインです。文字盤にはオーヴァーシーズの名の通り、大海を思わせる深いブルーを採用しており、ビジネス・プライベートの両方で使いやすいモデルです。 5-2 オーヴァーシーズ クロノグラフ Ref.5500V/110A-B075 出典:vacheron constantin Ref.5500V/110A-B075はオーヴァーシーズ クロノグラフです。42.5mmステンレスケース、クロノグラフ+デイト表示搭載モデルです。ベゼル、ブレスレットのマルタ十字を3針同様に採用し、横目のインダイヤルがスポーティーな印象です。22Kのゴールド製のローターが使われている自社製ムーブメントCal.5200にもマルタ十字がデザインされたピラーホイールが使われており、ブランドの強い拘りを感じさせる時計です。ブレスレット、ラバー、レザーのベルトが工具なしで交換できるインターチェンジャブルとなっています。 5-3 オーヴァーシーズ・オートマティック Ref.4500V/110R-B705 出典:vacheron constantin Ref.4500V/110R-B705はオーヴァーシーズ・オートマティックです。41mm18kピンクゴールドケース、自動巻きの3針+デイト表示モデルです。Ref.4500V/110A-B128とムーブメントは同じですが、あらゆるパーツのゴールド化が施されています。ベゼル、ケース、ブレスレットはもちろん、針やインデックスの縁、デイト表示の小窓の枠、マルタ十字のエンブレムまでがゴールドとなっています。海のような深いブルーの文字盤が採用され、ゴールドのエレガンスなデザインとマッチした贅沢な時計です。 500万円から600万円に上がっている点や中古相場が1年で600万円から1200万円に上がっているなど、供給を上回るほど人気が高まっている一本です。 5-4 ヒストリーク・アメリカン 1921 - コレクション・エクセレンス・プラチナRef.82035/000P-B748(2021年モデル) 出典:vacheron constantin Ref.82035/000P-B748はヒストリーク・アメリカン 1921 - コレクション・エクセレンス・プラチナです。1921年発表のリューズと文字盤をナナメにセットしたのが特徴で、手首を回転させずに時刻を読み取ることができるデザインです。Ref.1100S/000R-B430をベースにオリジナルモデルの誕生100周年を記念し創られた世界100本限定モデルです。プラチナケースとサンドブラスト加工されたプラチナ文字盤が特徴です。 5-5 レ・キャビノティエ・アストロノミカル・ストライキング・グランド・コンプリケーション - オード・トゥ・ミュージック Ref.6620C/000R-B656 出典:vacheron constantin Ref.6620C/000R-B656はレ・キャビノティエ・アストロノミカル・ストライキング・グランド・コンプリケーション - オード・トゥ・ミュージックです。ラ・ミュージック・デュ・タンシリーズの一つで、レ・キャビノティエ部門で創作され音楽芸術に捧げられた複雑系だけを集めたものとなっています。 長い名称なのは備えているものが多いからで、19もの複雑機構を搭載した時計です。ミニッツ・リピーター、永久カレンダー、高精度ムーンフェイズ、デイ&ナイト表示など、まさにキャビノチェによる美術工芸品の類といえる一本です。世界限定一本で、同じものが一つとして存在しません。 6 歴史と伝統を受け継いでゆくヴァシュロン・コンスタンタン ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史や魅力についてまとめました。ヴァシュロン・コンスタンタンは世界三大時計と言われる格式の高さやスイス時計の歴史の重厚感を味わえるブランドです。 伝統・継承を主とするブランドですが、複雑機構の数々は伝統を守りつつキャビノチェのDNAを感じさせる革新的なものばかりです。 店頭でヴァシュロン・コンスタンタンの時計を見た際にはぜひ一度手にとってみてください。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/new-vacheron-constantin-watch/ https://estime.co.jp/column/luxury-watch-evaluation/ https://estime.co.jp/column/worlds-five-major-watch/
ロジェデュブイの価格、 気になりませんか? 相談、査定はお気軽にご相談下さい。 全国出張、現金買取 簡易査定お気軽にご相談下さい。 ESTIMEはロジェデュブイの買取に特化している高級ブランド買取専門店!買取専門店からもロジェデュブイの買取をしているので、どこよりもロジェデュブイを高価買取!3億円までその場で現金対応!もちろん、一度の取引だけでなく末永く継続してお取引も可能です。 ESTIMEは国内外問わず幅広い卸先があるのでどこよりも高い買取を実現します。 ロジェデュブイは1本500万円を超えることも珍しくない超高級ブランド。店頭買取、宅配買取も対応しておりますが、ESTIMEでは北海道から沖縄まで全国どこでも出張対応しております。お電話やLINEでも簡易的な査定を行っていますので、是非お気軽にご相談ください。 まずは気軽に簡易査定。 30秒で簡単申し込み! 店頭買取店頭買取は完全予約制のプライベート空間です! LINE、電話、メールから簡易査定後に予約が可能です。 ※当日は『査定する商品』『ご本人様確認書類』をご持参ください。 【ご本人様確認書類】 運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、個人番号カードなど写真付きの証明書など 出張買取全国無料出張対応! LINE、メール、お電話などの簡易査定後にご相談ください。 「商品を持ち歩くのが嫌だ」 「たくさんの商品を見て欲しい」 「ついでにコレクションを査定してほしい」 などのお悩みを持っている方にオススメです! 郵送買取査定キット無料送付。査定金額にご納得いただけない場合は無料返送! 段ボールをお持ちでない場合は弊社から査定キットを無料で送付いたします。 ※お見積もり内容にご納得いただけない場合は無料で返送させていただきます。お気軽にご相談ください。 査定キットのお申し込みはコチラ この投稿をInstagramで見る daigo takuji DTinc(@estime.dt)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る daigo takuji DTinc(@estime.dt)がシェアした投稿 販売、買取のご相談はLINE公式、またはInstagram公式アカウントからも受付しております♪ お気軽にご相談ください。
リシャールミルの価格、 気になりませんか? 相談、査定はお気軽にご相談下さい。 全国出張、現金買取 簡易査定お気軽にご相談下さい。 ESTIMEはリシャールミルの買取に特化している高級ブランド買取専門店!買取専門店からもリシャールミルの買取をしているので、どこよりもリシャールミルを高価買取!3億円までその場で現金対応!もちろん、一度の取引だけでなく末永く継続してお取引も可能です。 ESTIMEは国内外問わず幅広い卸先があるのでどこよりも高い買取を実現します。 リシャールミルは1本2,000万円を超えることも珍しくない超高級ブランド。店頭買取、宅配買取も対応しておりますが、ESTIMEでは北海道から沖縄まで全国どこでも出張対応しております。お電話やLINEでも簡易的な査定を行っていますので、是非お気軽にご相談ください。 まずは気軽に簡易査定。 30秒で簡単申し込み! まずは気軽に簡易査定。 30秒で簡単申し込み! 店頭買取店頭買取は完全予約制のプライベート空間です! LINE、電話、メールから簡易査定後に予約が可能です。 ※当日は『査定する商品』『ご本人様確認書類』をご持参ください。 【ご本人様確認書類】 運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、個人番号カードなど写真付きの証明書など 出張買取全国無料出張対応! LINE、メール、お電話などの簡易査定後にご相談ください。 「商品を持ち歩くのが嫌だ」 「たくさんの商品を見て欲しい」 「ついでにコレクションを査定してほしい」 などのお悩みを持っている方にオススメです! 郵送買取査定キット無料送付。査定金額にご納得いただけない場合は無料返送! 段ボールをお持ちでない場合は弊社から査定キットを無料で送付いたします。 ※お見積もり内容にご納得いただけない場合は無料で返送させていただきます。お気軽にご相談ください。 査定キットのお申し込みはコチラ この投稿をInstagramで見る daigo takuji DTinc(@estime.dt)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る daigo takuji DTinc(@estime.dt)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る daigo takuji DTinc(@estime.dt)がシェアした投稿 販売、買取のご相談はLINE公式、またはInstagram公式アカウントからも受付しております♪ お気軽にご相談ください。
人気のコラム
世界の高級ハイブランドランキングTOP50|ランク分けや定義も解説【2026年最新版】
【永久保存版】世界の高級ハイブランド一覧|全73ブランドをカテゴリ別に紹介!2026年最新版
【買うならコレ☆】一粒ダイヤネックレスおすすめブランド10選♪
モテたいメンズ必見!一生モノのハイブランドバッグ一覧【2026年最新版】
モンクレールはダサい?時代遅れ?評判や人気の理由を徹底解説!
コラムカテゴリー
ブランド