2023年9月10日
オールドグッチとは?現行との違いと魅力を徹底解説
バッグ
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ファッションの世界において、新たなトレンドが次々と生まれる一方で、近年ではヴィンテージアイテムへの関心も高まっています。その中でも古いグッチの「オールドグッチ(Old Gucci)」は、特に注目されているアイテムのひとつです。
しかし、多くの人々にとって「オールドグッチとは?」と聞かれても
一体どんなアイテムのことを言うのかはまだよく理解されていないかもしれません。
さて、この記事では、オールドグッチについて深堀りしながら魅力や特徴、おすすめアイテムついて詳しく解説していきたいと思います。
目次
1.オールドグッチとは
出典:IndiaTimes
有名なラグジュアリーブランドとして世界に名を馳せている「GUCCI/グッチ」。世界的に有名なセレブをはじめとして、多くの一般人にも愛用されています。近年のヴィンテージブームを受け「オールドグッチ」という言葉を中古市場で見かけることも多くなりました。
オールドグッチとは一般的に1970〜1980年代にグッチ一族によって作られたアイテムのことを指します。
この限定された年代に作られていたオールドグッチの特徴は、現代のグッチとは異なる独特のレトロなデザインや素材感から、ファッションに敏感な人々から非常に高い評価を受けています。また、その希少性から収集の価値があるアイテムとしてコレクターからの人気も高いです。
2.ヴィンテージブームが関係!?オールドグッチの魅力
オールドグッチは単なるヴィンテージアイテムとしての価値を超えた魅力を持ち合わせているアイテムです。主な魅力としては以下の通りです。
・一族が手掛けたアイテムである
・現代では珍しいレトロなデザイン
・現在でも愛されるシェリーラインの始まり
・セレブや有名人も愛用している
さて、この章ではそんなオールドグッチの魅力について深く解説していきたいと思います。
2-1. 一族が手掛けたアイテム
冒頭でも書かせていただいた通り、オールドグッチとは一般的に1970〜1980年代にグッチ一族によって作られたアイテムのことを指します。現在のグッチは「ケリング・グループ」の傘下に入りアイテムを製作しているため、一族の血を継いでいる人間はひとりも関わっていません。
オールドグッチは、イタリアの伝統的な職人技や素材を使用しています。これはイタリアの長い歴史や文化を感じることができるものとして、多くのファッションが好きな方から高い評価を受けています。職人の技術や独特のデザインセンスが、オールドグッチのアイテムには色濃く反映されています。
グッチ一族の歴史は「ハウス・オブ・グッチ」という映画になってしまうほど歴史が深いです。成功と挫折、意見の食い違いから生まれる憎悪の感情から狂気的なドラマが生まれています。
この歴史からくる一族経営が生んだ災いは、オールドグッチのアイテムにも反映されています。この一族の歴史や背景を知ることで、オールドグッチのアイテムが持つストーリー性や背景がより深く感じられます。
※グッチ一族の歴史について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
2-2. 現代では珍しいレトロなデザイン
オールドグッチのアイテムは限定的な年代にしか作られていないアイテムなことから、生産数が少なく現在では手に入れることが難しいものも多くあります。希少性の高いオールドグッチのアイテムを持つことは、特別感を味わいながら個人のステータスを高めています。
また、ヴィンテージアイテム特有の経年変化している状態から最初からを楽しめるところや、エイジングケアをすることによって「愛着が湧きやすいアイテム」になるのもが魅力のひとつとなっています。
現行のグッチのアイテムだと人と被ってしまう可能性が高いですが、オールドグッチのアイテムはそもそもの流通量が現行のグッチに比べて少ないので、人と被らないコーディネートを組んで他人との差別化を図ることができます。
2-3.現在でも愛されるシェリーラインの始まり
オールドグッチの代表的なアイコンといえば「シェリーライン」です。「緑・赤・緑」、「青・赤・青」のストライプ柄のものを指します。1950年に初めて登場したシェリーラインは、馬具の腹帯から着想を得たデザインで別名「ウェブライン」とも呼ばれています。
シェリーラインは、オールドグッチのアイテムの中でも特に人気のあるデザインです。シンプルでありながらもアクセントを与えてくれるデザインなので、カジュアルからフォーマルまで様々なシーンで活躍してくれるシェリーラインは、時代を超えて愛され続けています。
現在のグッチでは、オールドグッチを現代風にアレンジしたリバイバル品の「オフィディア/OPHIDIA」が、幅広い年代から人気を集めています。今だとシェリーラインは「ウェブストライプ」と呼ばれていて、特にGG金具とウェブストライプを掛け合わせたドーム型のショルダーバッグは、かわいい見た目で必要最低限の荷物を入れるのにピッタリなサイズ感です。
出典:GUCCI
オフィディアは2018年のクルーズコレクションで初登場した比較的新しいラインではありますが、オールドグッチらしいレトロなデザインを感じられるのが特徴的です。
2-4.セレブや有名人の影響
オールドグッチのアイテムは多くのセレブや有名人が愛用しています。有名人のスタイルやコーディネートを参考にすることで、オールドグッチの新しい魅力や着こなしのヒントを発見することができます。
火付け役としてはアメリカの有名なラッパー「エイサップ・ロッキーさん」です。彼が着用していたレトロなグッチを彷彿とさせるデザインのロゴTシャツは、世界のストリートファッションを好む人々を魅了しました。
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日本においても、浜崎あゆみさんが赤色のTシャツを着用しています。レトロデザインのグッチでコーディネートを組んでいる投稿が見受けられます。
3.現行のグッチと何が違う?オールドグッチの特徴
グッチは創業から現在までの間、数多くのアイテムを世に送り出しています。
年代で作り方やデザインが違うのはもちろんですが、現行のグッチとオールドグッチはひと目で判別が付けられます。
・筆記体の”MADE IN ITALY BY GUCCI
・GUCCI Accessory Collection
・特定の型番やシリアルナンバー
この章では、オールドグッチにしかない特徴についてまとめさせていただきます。
3-1.筆記体の「MADE IN ITALY BY GUCCI」
出典:pinterest
グッチの初期(1970年代)のアイテムの製品に見られる筆記体で記された金色のブランド刻印です。筆記体のデザインは当時のグッチの高級感とエレガンスさを象徴しており、現在の刻印とは大きく異なるため、ブランド品鑑定士が真贋判定する際の重要なポイントとなります。
現在の刻印はおなじみのブランドロゴが型押しされているので、ひと目でオールドグッチではないと判別できます。また、この筆記体のロゴの近くに職人ナンバーの刻印がされているアイテムもあります。偽物ではこの刻印は真似されていないので、これがあれば間違いなく本物と断言できます。
3-2.GUCCI Accessory Collection
出典:PoshMark
1972年に設立された「GUCCI PERFUMS/グッチパフューム」から発表された「GUCCI Accessory Collection/グッチアクセサリーコレクション」は、通称「アクセコ」と呼ばれています。オールドグッチファンでは知らない人はの方が少ないのではないでしょうか。
80年代初頭まで作られていたアクセサリーコレクションシリーズのアイテムは、2万種類ほどあるオールドグッチのアイテムの半数を占めています。このことから、短い期間でも盛んにアイテム展開が行われていた歴史が見て取れます。
アクセサリーコレクションシリーズのアイテムには「紙タグ」が付いていることがあります。この紙タグは偽物ではマネできていない物となっていますので、付属していれば本物と言ってもいいでしょう。セール品やアウトレット品として販売されていたものには、パンチ穴が空けられていることもあります。
また、アクセサリーコレクションの革タグの刻印は金色文字の刻印しかありえないので、型押しだけされている物は確実に偽物となります。
3-3.特定の型番やシリアルナンバー
グッチのアイテムは製造時期やデザインに応じてアイテム固有の型番やシリアルナンバーが刻印されています。最近のモデルであれば、型番をインターネットで検索すれば同じ商品が出てくるので、刻印のフォントに違和感がないか確認することもできます。ブランド品鑑定士が真贋を判断する上での重要なポイントでもあります。
オールドグッチのアイテムはブランドロゴのフォントだけで判断をつけるのは難しいですが、偽物は基本的に作りが粗いことから型番の刻印すらされていない場合が多いです。革タグの裏側に型番があれば、本物のオールドグッチである可能性は大幅に高くなります。
3-4.【番外編】GUCCI Plus
1960〜1970年代までグッチのセカンドラインとして製造されていた「GUCCI PLUS」は、本家のグッチよりもカジュアルで使いやすいデザインのアイテムです。例えば、GGマークの間に「Plus」のロゴが入っているデザインのアイテムが特徴的で、当時の若者をターゲットにしていました。平たく言うと廉価版のブランドラインです。
一族経営が破綻した後に、グッチ家が分裂して出来たブランドラインなのですが、当時はグッチプラス以外にも多数のセカンドラインが存在していました。先述した「GUCCI PARFUMS」も、そのうちのひとつです。展開されていたセカンドラインは80年代にはほとんど廃盤となりましたが、流通量が少ないことから近年では人気を集めているブランドラインです。
ちなみに、グッチがケリング・グループ傘下に入ったことによって、グッチプラスは公式の修理を受けることができないブランドとなっているので注意が必要です。
4.オールドグッチの偽物の見分け方
オールドグッチは生産数が少ないにも関わらず偽物が多いです。
基本的に当時のコピー品のクオリティはあまり高いとは言えないので簡単に判別をつけることが出来ますが、中には精巧に作られたアイテムもあります。
ここからは偽物のオールドグッチに騙されないように、見分け方について詳しく解説していきたいと思います。
4-1.エンブレムは精巧に作られているか
オールドグッチのエンブレムマークは、現在と同様にGが2つ重なったGGマークです。韓国でかなり偽物が出回っていたそうですが、中でも偽物の数が多かったのは1980年代のアクセサリーコレクションのアイテム。Gの文字が切れていたりしたらかなり怪しいです。
エンブレムの作りが精巧に作られているかは偽物を判断するためにかなり重要な材料になるので、注意して確認しましょう。
4-2.本体の質感に違和感がないか
オールドグッチのレザー製品は「ピグスキン」という型崩れしにくい高級な猪の革を使用しています。ピグスキンは、独特の毛穴痕と肉厚な質感が特徴的です。偽物のオールドグッチは不自然にポツポツとした小穴が空いている物が多いです。
また、本物のオールドグッチのバッグの内側は経年で劣化すると、べたつきが出たり粉が吹いてしまう状態になります。きれいであること自体に問題があるというわけではないのですが、古いアイテムなのに少しも傷んでおらず、劣化もしていないのはどう考えても不自然ですよね。
あまりにもきれいな状態のオールドグッチは正直本物の可能性が低いです。
4-3.革タグの作りや刻印に違和感がないか
オールドグッチの革タグを確認するのも、偽物を見分けるときに重要な項目です。ポイントが2つほどありますので、紹介させていただきます。
ひとつ目は「革タグの作りに違和感がないか」です。
オールドグッチの革タグは、基本的に2枚で作られています。細かく言うと、2枚で作った革タグをくっつけて1枚にしています。しかし、多くのオールドグッチのアイテムは経年で劣化している可能性が高いため、ペラっとめくれて2枚になっている状態のものが多いです。めくれていない状態の革タグを見つけたら、偽物を疑いましょう。
ふたつ目は「革タグの刻印に違和感がないか」です。刻印に関しては先述した内容と若干被ってしまうのですが、そのくらい刻印が雑な偽物が多いってことなんです。刻印のフォントに違和感がある場合や、革タグの裏側に型番の刻印があるかどうかをしっかり確認しましょう。
4-4.GG柄やシェリーラインは細かく作られているか
グッチの中でも代表的アイコンのGG柄やシェリーラインの作りは、偽物もだいぶ精巧に作っている場合が多いです。しかし、ここを見るのがぶっちゃけ一番重要なポイントになります。
オールドグッチのGG柄で使われる素材はPVC(塩化ビニール)素材と言って、比較的安価にコピーを作れるものとなっています。
そこで活躍するのは「ルーペ」です。
ブランド品の鑑定士もよく使うアイテムです。
一見、本物のように見えるGG柄もルーペを使えばコピーとすぐわかる物も多いです。キメの細やかさを見てください。コピー品は目が粗い物が多く、細かいところまでは手が回らないのでしょう。本物のGG柄はキメが細かく精巧に作られているので、よく観察してください。
5. 人気のオールドグッチアイテム
オールドグッチのアイテムは独特のレトロなデザインとブランドの歴史を感じさせるエレガントさが魅力です。
この章では、特に人気の高いアイテムとその魅力について詳しく解説します。
5-1.シェリーライン
シェリーラインはオールドグッチの象徴とも言えるデザインです。
この3本のストライプは「グッチのアイテムだ!」と一目で認識できるほどの強い主張を持っています。特にシェリーラインの財布やショルダーバッグは、カジュアルながらも上品な印象を与え、多くのファッションが好きな人々から愛されています。
現在ではシェリーラインは廃盤となっていて「ウェブストライプ」として生まれ変わっています。リバイバル品のバッグだけではなく、キャップやTシャツなどのアパレル製品に使われることも多いです。現行のグッチの中でもとても人気が高いラインとなっています。
5-2.バンブー
1940年に初めて登場したバンブーは、その名の通りハンドル部分に竹を使用しています。この独特のデザインは第二次世界大戦中に革素材不足から生まれたアイデアで、日本の竹に着目して生まれました。今でもグッチのアイコン的な存在となっています。
バンブーは熟練された職人が天然素材の竹をひとつひとつ手作業で加工しているので、全く同じものはこの世に存在しません。1点ものと捉えられるので、特別感を味わいたい方には特におすすめです。
バンブーも現行ラインで「GUCCI DIANA/グッチダイアナ」や「GUCCI 1947」などのリバイバル品としてアイテムが展開されています。
5-3.ジャッキー
1950年に初めて誕生したジャッキーは、元フランス大統領のジョン・F・ケネディ氏の夫人である「ジャクリーヌ・ケネディ・オナシス氏」が愛用していたとして、この名が付けられました。プッシュ式のボタンで開閉が簡単なことから利便性が高く、キャリアウーマンからの支持が厚かったです。シンプルでありながらも上品なデザインが特徴的です。
オールドグッチのジャッキーは筒形のカンヌキのようなデザインが印象的ですが、2000年からはスクエア型の「ニュージャッキー」として生まれ変わりました。デザインの変更をしても利便性は変わらないので、見た目の好みで選ぶことができます。
ジャッキーはオールドグッチの中でも特に人気の高いアイテムとして知られています。現在においても、利便性と上品さを兼ね備えたアイテムとして多くの人々から指示を集めています。
6. オールドグッチはダサい?そういわれてしまう理由
オールドグッチは、現在においても人気のアイテムとして注目を集めている反面、一部の人からは「ダサい」と感じられています。
理由としては以下の通りです。
・古いアイテムのイメージがある
・値段の安さから現行品と比較される
・偽物が多すぎる
この章では、上記の理由について詳しく説明していきたいと思います。
6-1.古いアイテムのイメージがある
オールドグッチのデザインは、主に70年代から80年代のトレンドを反映しています。この時代は派手な色使いや大胆なデザインが主流でした。現代の落ち着いたファッショントレンドとは対照的であり、一部の人々からは過去の古いデザインとして捉えられることがあります。
また、経年で劣化を起こしてしまうオールドグッチのアイテムは、状態の悪さからも古いイメージを拭うことは難しいです。購入する場合には傷や汚れだけでなく色褪せなどの状態をしっかりと確認した上で自分が納得できる状態のものを選ぶことが大切です。
6-2.値段の安さから現行品と比較される
オールドグッチのアイテムは、非常に人気があるので多くの人が愛用しています。ファッション関連のSNSを見ても、オールドグッチのアイテムを駆使してオシャレなコーディネートを投稿している方が多いです。
※オールドグッチを使ったコーディネートは次の章でいくつか紹介します。
その結果、ブランドの特別感や珍しさが失われてしまい一般的になりすぎたとの声も。これが「ダサい」という評価に繋がったと考えられます。オールドグッチのアイテムは、人気や希少性によって価格が大きく変動することがあります。購入前には、同じアイテムの市場価格を複数の店舗やサイトで比較し、適正な価格であるかを確認することが推奨されます。また、あまりにも安価なものは、偽物の可能性が高いため、注意が必要です。
6-3.偽物が多すぎる
オールドグッチのアイテムの偽物は市場に多く出回っています。これによって少なからず本物のイメージが低下してしまっています。一部の人々からは信頼性が失われたと感じられてしまうことも。オールドグッチの人気アイテムは、偽物が市場に出回っていることがあります。
いいと思ったオールドグッチのアイテムを見つけたら、作り方が雑ではないかをまず確認しましょう。刻印の位置や文字のフォントに違和感を感じないか細部までしっかり確認して正規品であることを確かめることが重要です。
7.オールドグッチはダサくない!オススメコーディネート5選
7-1.ラフなスタイルに合わせたショルダーバッグ
出典:WEAR
ラフなスタイルにオールドグッチのショルダーバッグをあわせているコーディネートです。オールドグッチのレトロなデザインは古着コーデにも合わせやすいのが見て取れます。バッグの上部に少しだけシェリーラインが見えていて、かわいいアクセントになっています。
今でこそラグジュアリーなイメージが強いグッチですが、オールドグッチであれば違和感なく古着コーデにマッチします。
7-2.ヴィンテージ感満載!シェリーライントートバッグ
出典:WEAR
やんちゃに見えるこのヴィンテージコーデは、GG柄とシェリーラインをかけ合わせたオールドグッチの大きなトートバッグがとてもマッチします。総柄のトップスに総柄のトートバッグは派手に見せていながらも統一感があります。
個人的にここまで個性をガンガンに出せるコーデはとてもおしゃれだと感じます。
7-3.クラシカルな雰囲気に小ぶりなハンドバッグ
出典:WEAR
少し大人びて落ち着いた雰囲気のコーディネートに、オールドグッチの小ぶりなハンドバッグを合わせています。クラシカルがテーマということで、全体的に落ち着いた色のアイテムで統一させています。
バッグのシェリーラインの色とスカートの色合いが同系色なので、アクセントの白にも統一感があっていいですよね。
7-4.大人カジュアルにもベストマッチ!バンブーバッグ
出典:WEAR
カーキ色のロングトレンチコートを主役として取り入れた古着MIXコーデにも、オールドグッチはよく合います。このコーデで使われているオールドグッチはバンブーバッグです。
大人っぽさを忘れさせないカジュアルスタイルは、多くの女性が憧れるものとなっています。カーキ色のコートを使ったミリタリースタイルとヒールパンプスを使ったキレイ目スタイルを掛け合わせたこのスタイルはとてもオシャレです。
7-5.メンズのアメカジスタイルには少し大ぶりなバッグ
出典:WEAR
メンズのアメカジスタイルに合わせたオールドグッチの少し大ぶりのバッグは、イケてる大人の男性スタイルで間違いありません。地味になってしまいがちな男性の服装に総柄のアイテムを取り入れることによって、強いアクセントとして活躍してくれます。
とはいいつつも、ベージュのチノパンにベージュのバッグをもっているので統一感があるのもオシャレでかっこいいですよね。堅苦しさは少し感じながらもどこか抜け感が見えるので、このコーデを真似すればオシャレ上級者と言われること間違いありません。
8.オールドグッチは劣化しやすい?正しいケア方法を紹介!
オールドグッチのアイテムは、長い歴史と高い品質を持つブランドの製品です。適切なケアを行うことで、より長く美しい状態で使用することができます。以下に、オールドグッチのアイテムを長持ちさせるためのケア方法を詳しく解説します。
8-1.PVC素材は優しく乾拭きする
オールドグッチのアイテムに多く使われるPVC素材は、定期的に表面の汚れを拭き取ることできれいな状態を保つことができます。乾いた柔らかい布で優しく汚れを拭き取りましょう。
PVC素材自体は水分に強い性質を持っているので、アルコールシートで拭き上げてお手入れする方法もアリなのですが、レザーと掛け合わせたアイテムが多いので基本的には乾拭きがおすすめです。
8-2.革製品は温度や水分に敏感!蜜蝋クリームでお手入れ
オールドグッチの革製品は乾燥や湿度の変化に敏感です。革専用の蜜蝋クリームやミルクを定期的に塗ってお手入れすることで革の劣化を防ぐことができます。
この時、シェリーラインや布部分に間違って塗らないように細心の注意を払って行ってください。油分を含んでいるクリームが布素材についてしまうと、逆に黒く汚れてしまったり、素材が固くなってしまいます。また、革製品を長時間直射日光に晒すと色褪せる原因となるため、避けるようにしましょう。
8-3.金具部分はクロスで優しく拭き取る。
オールドグッチのアイテムには金具も使用されています。時間の経過とともに酸化や変色が起こる可能性があります。金具専用のクリーナーを使用して定期的にケアを行うことで、金具の輝きを長持ちさせることができます。
特に真鍮製の金具は酸化しやすいため定期的なケアが必要です。真鍮素材の金具にも、蜜蝋クリームを使えば酸化による変色を遅らせることができます。
8-4.風通しのいい場所で保管しよう
オールドグッチのアイテムを長持ちさせるためには、適切な場所で保管することが重要です。直射日光や湿度の高い場所は避けて通気性の良い場所で保存しましょう。また、使用しない期間が長い場合は、専用の保存袋や箱に入れて保存することがおすすめです。特に皮革製品の場合は、湿度を一定に保つため調質材の使用をすると良いでしょう。
また、オールドグッチのアイテムは水分に弱いものが多いです。雨の日や水辺での使用は避けて使用しましょう。もし水濡れしてしまった場合は、すぐに柔らかい布で水分を拭き取って自然乾燥させることがおすすめです。乾燥機やヘアドライヤーなどの熱を直接当てることは、アイテムを傷ませてしまう原因にもなりますので避けましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はオールドグッチについて細かく説明させていただきました。
現在でも世界中のセレブから一般人まで愛されているラグジュアリーブランドのグッチは、古いアイテムのオールドグッチでも現代のコーディネートにマッチするようなデザインのものが多いです。
オールドグッチはその希少性の高さから、コレクターズアイテムとしても人気を集めています。中でも「アクセサリーコレクション」のアイテムは当時のグッチを彷彿とさせるデザインのアイテムが多いです。
もし、古着屋さんや中古品ショップでオールドグッチを見かけたときの知識になれば幸いです。