2025年8月30日
ホワイトゴールドが変色する理由と対処法は?|変色を戻す方法や類似素材も紹介
金・貴金属について

日常的に身につけているホワイトゴールドのジュエリー。ふと鏡で見たときに「あれ、少し色がくすんでる…?」と感じたことはありませんか?上品で華やかな輝きが魅力のホワイトゴールドですが、実は使い方や環境によっては少しずつ変色してしまうことがあります。特に長く愛用している指輪やネックレスなら、知らないうちに色味が変わっているケースも少なくありません。
この記事では、ホワイトゴールドが変色する理由から、日常でできるメンテナンス方法、変色してしまったときの対処法までをわかりやすく解説します。他の素材のジュエリーで気をつけたい変色リスクや、ホワイトゴールドに関する質問にも触れていくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.ホワイトゴールドの特徴とは?
ホワイトゴールドは、その名の通り白く輝くゴールドの一種として多くのジュエリーに使われている素材です。純金にパラジウムやニッケルといった白色系の金属を混ぜることで作られた合金で、上品で落ち着いた色合いが特徴です。
最大の魅力は、上品で柔らかな光沢感。表面にはロジウムメッキが施されているため、明るく洗練された白さが際立ち、プラチナと見間違えるほどの高級感を漂わせます。そのため、ネックレスやピアスなどのアクセサリーだけでなく、婚約指輪や結婚指輪といったブライダルジュエリーにも広く採用されています。
さらに、ブランドや製造方法によって配合比率が異なるため、同じホワイトゴールドでも色味や質感が少しずつ違うのも面白いポイントです。淡く柔らかな白さを放つものもあれば、クールで輝きの強いタイプもあり、自分の好みに合わせて選べるのも魅力といえるでしょう。
そんな魅力的なホワイトゴールドですが、長く愛用していると少しずつ輝きが鈍くなったり、色味が変わってきたりすることがあります。では、なぜホワイトゴールドは変色してしまうのでしょうか?次章にて解説していきます。
2.ホワイトゴールドが変色する原因

ホワイトゴールドは、使い続けるうちに少しずつ色が変わってしまうことがあります。その原因は、素材そのものの性質や日常の扱い方に隠れています。
ここでは、ホワイトゴールドが変色する主な理由を3つご紹介していきます。
2-1.表面のメッキの剥がれる
ホワイトゴールドの表面には、白さと光沢を引き立てるためのロジウムメッキが施されています。しかし、このメッキは永遠に保たれるものではありません。長期間の使用や摩擦によって少しずつ薄くなり、下地のゴールドの色味が表面に出てくることがあります。
特に、リングのように指と指輪が常に擦れ合うアイテムは、メッキが剥がれるスピードも早め。愛用頻度が高いほどメッキが摩耗し、輝きが失われやすくなるのです。
2-2.割金の酸化する
ホワイトゴールドは純金だけでできているわけではなく、銀やパラジウムなどの白色系金属を混ぜた合金です。この「割金」が空気中の酸素や汗、化粧品などと反応して酸化することで、徐々に色が変わってしまうケースがあります。
特に銀を多く含むホワイトゴールドは、酸化によって黄ばみが強く出やすい傾向にあります。メッキが薄くなった部分から酸化が進むため、定期的なメンテナンスを怠らないことが大切です。
2-3.使用による汚れ
日常生活で付着する皮脂や汗、ハンドクリーム、化粧品の成分などが原因で、ホワイトゴールドの輝きが曇って見えることもあります。特にリングやブレスレットなど、肌と接触する時間が長いアイテムは汚れが蓄積しやすいアイテムです。
一見すると目立たない汚れでも、積み重なることでくすみや変色の原因に。定期的に柔らかい布で拭き取るだけでも、輝きを長持ちさせることができます。
3.ホワイトゴールドの変色を防ぐ対処法と防ぎ方
ホワイトゴールドは「変色」という欠点を持つ素材ではありますが、適切に扱うことで美しい輝きを長く保つことができます。逆に、少しの油断が変色やくすみの原因になることも。
ここでは、自宅で簡単にできるケアから日常生活で意識すべきポイントまで、ホワイトゴールドを長持ちさせるための具体的な方法をご紹介します。
3-1.使用後は綺麗に汚れを拭き取る
一日の終わりに、指輪やネックレスを外したらまず柔らかい布で優しく拭き取る習慣をつけましょう。手の皮脂や汗、化粧品の成分は目には見えなくてもジュエリーに付着しており、放置するとくすみの原因になります。メガネ拭きなどの柔らかいクロスで軽く拭くだけで、日々の汚れを防ぎ、輝きをキープできます。
3-2.中性洗剤による定期的な洗浄
皮脂汚れや細かな埃が気になるときは、ぬるま湯に中性洗剤を少し溶かして優しく洗浄するのがおすすめです。数分浸した後、柔らかいブラシで軽くこすり、流水でよくすすいでから水分をしっかり拭き取りましょう。ただし、宝石が付いている場合は石を傷めないように注意が必要です。簡単なお手入れでも、透明感のある輝きが戻ります。
3-3.お風呂・温泉・プールでは外す
お風呂や温泉、プールでの着用は変色を早める原因になります。温泉に含まれる硫黄成分やプールの塩素は、ホワイトゴールドの表面にダメージを与えることがあるからです。入浴や水泳の際は外して保管する習慣をつけることで、輝きを長く保つことができます。
3-4.キズや研磨は要注意
細かなキズは見た目だけでなく、そこに汚れが溜まりやすくなるため変色を進める要因にもなります。硬い布でゴシゴシ磨いたり、市販の研磨剤を使ったりするのは逆効果。自宅でできるケアは優しく、あくまで“汚れを落とす程度”に留め、気になる場合は専門店などプロにお任せすることがおすすめです。
3-5.湿気を避けて保管
使わないときの保管環境も重要です。湿気の多い場所は酸化を早めるため、風通しの良い場所か乾燥剤を入れたジュエリーボックスがおすすめです。個別に袋やケースに入れて保管すれば、他のアクセサリーとの接触による細かい擦れも防ぐことができます。
日常のちょっとした習慣を意識するだけで、ホワイトゴールドの美しさはぐっと長持ちします。次章では、もし変色してしまったときの対処法を見ていきましょう。
4.ホワイトゴールドの変色や輝きを元に戻す方法
どれだけ丁寧に扱っていても、長く使っていればホワイトゴールドは少しずつ色がくすんだり、輝きが失われたりします。でも安心してください。適切なケアや専門店でのメンテナンスを行えば、再び美しい状態に戻すことが可能です。ここでは、変色してしまったホワイトゴールドの輝きを取り戻す方法をご紹介していきます。
4-1.ロジウムメッキの再加工
ホワイトゴールドの白い輝きを取り戻す一番確実な方法が、ロジウムメッキの再加工です。表面に新たにロジウムをコーティングすることで、購入当初のような明るい白色と艶が蘇ります。特に、リングやブレスレットのように摩擦が多いアイテムはメッキが剥がれやすいため、状態にもよりますが3年程度を目安に程度にメンテナンスすることががおすすめです。
気になる修理の値段ですが、相場はショップやブランドによって大きく異なり、おおよそ3,000円〜10,000円程度が一般的です。高級ブランドの場合はやや高くなることもありますが、その分仕上がりも美しく安心して任せることができます。購入した店舗や信頼できる専門店に依頼すれば、色味や質感も自然に整えてもらえるのでおすすめです。
4-2.超音波洗浄
変色が軽度で、くすみや細かい汚れが原因の場合は、超音波洗浄で輝きを取り戻せることがあります。専用の洗浄機にジュエリーを数分間入れるだけで、目に見えない微細な汚れが浮き上がり、スッキリとした光沢感が戻ります。
ただし、宝石が付いているデザインや繊細な装飾のジュエリーは、超音波の振動で石が外れるリスクもあるため、必ず専門店に相談してから行いましょう。
5.ホワイトゴールだけじゃない!変色に注意すべき素材
「変色するのはホワイトゴールドだけ」と思われがちですが、実は他の素材にも変色やくすみのリスクがあります。素材ごとに特徴や注意点は異なりますが、適切なケアを心がけることで、美しい輝きを長く楽しむことができます。
ここでは、代表的な4つの素材について詳しく見ていきましょう。
5-1.イエローゴールド
イエローゴールドは純金に銅や銀を混ぜた合金で、華やかな黄金色が魅力です。ただし、「K14」や「K10」など純度が低い場合は混ざっている金属が酸化しやすく、時間が経つと少し黄ばみやくすみが出てくることがあります。特に汗や皮脂、化粧品が付着したまま放置すると、変色が進みやすくなるため、使用後は柔らかい布で優しく拭き取るケアを習慣にすると安心です。
5-2.ピンクゴールド
女性から特に人気のピンクゴールドは、金に銅を多く配合した合金です。この「銅」が酸化に弱いため、汗や湿気、温泉の成分などで変色しやすい傾向があります。使用後はなるべく早めに汚れを拭き取り、湿気の少ない場所で保管することが大切です。特に夏場や運動時は注意が必要で、長持ちさせたい場合は定期的なクリーニングがおすすめです。
5-3.シルバー
シルバーは変色リスクが最も高い素材のひとつです。空気中の硫黄成分と反応して硫化が起こり、黒ずみや黄ばみが目立ちやすくなります。専用のシルバークロスで軽く磨くだけでも表面の汚れは落ちますが、黒ずみがひどい場合は専用のクリーナーを使うか、専門店でのメンテナンスがおすすめです。日常的には、密閉できる袋で保管し、空気に触れる時間を減らすだけでも変色を抑えられます。
5-4.プラチナ
プラチナは「変色しにくい素材」として知られていますが、全く変色しないわけではありません。長期間使用すると、表面に細かなキズがついたり、皮脂汚れが付着したりして、くすんだ印象になることがあります。ただ、軽い曇りであれば柔らかい布で拭くだけで改善でき、クリーニングで新品同様の輝きが戻ります。定期的にメンテナンスを行えば、半永久的に美しさを楽しめるのがプラチナの大きな魅力です。
6.【FAQ】ホワイトゴールドに関するよくある質問
最後に、ホワイトゴールドに関するよくある疑問をQ&A形式で解説します。実際のケアや選び方の参考にしてください。
6-1.ホワイトゴールドはどれくらいで変色しますか?
使用頻度や扱い方によって大きく変わりますが、毎日のように使う場合は約3年ほどでメッキの薄れが目立つことがあります。ただし、使用後の拭き取りや定期的なクリーニングを行えば、変色のスピードをかなり遅らせることができます。長く美しさを保つには、普段のケアと数年ごとの再メッキがポイントです。
6-2.ホワイトゴールドは変色で何色になる?
変色の程度によって見え方はさまざまですが、黄みがかった色や、ややくすんだ白色になることが一般的です。これはロジウムメッキが薄れ、下地のゴールドや割金の色が表面に出てくるためです。重度の場合は淡い黄土色に見えることもありますが、再メッキを施せば元の輝きを取り戻せます。
6-3.ホワイトゴールドとプラチナはどっちがおすすめ?
どちらも上品な白い輝きを楽しめる素材ですが、選ぶ基準はライフスタイルや好みによります。耐久性を重視するならプラチナ、軽やかな着け心地やデザイン性を求めるならホワイトゴールドがおすすめです。ホワイトゴールドはバリエーションが豊富で、カジュアルにも合わせやすい点が魅力。プラチナは変色しにくく、長期的にメンテナンスが少なく済むというメリットがあります。
6-4.ホワイトゴールドの経年劣化を防ぐには?
日々のケアと適切な保管が何より大切です。 使用後は柔らかい布で汚れを拭き取り、湿気を避けて保管するだけでも十分効果があります。また、温泉やプールなど変色を促進する環境では外すことも忘れないようにしましょう。数年ごとのクリーニングや再メッキを取り入れれば、長く美しい状態を保てます。
6-5.ティファニーやカルティエのホワイトゴールドも変色しますか?
もちろん、高級ブランドのホワイトゴールドであっても変色する可能性はあります。ブランドによって割金の配合やメッキの厚さが異なるため、変色の進み方には差がありますが、使用環境による影響は避けられません。ティファニーやカルティエのようなブランドジュエリーも、定期的なケアや専門店でのメンテナンスを行うことで、美しい輝きを長く楽しむことができます。
7.まとめ
ホワイトゴールドは、その上品な輝きから、老若男女問わず幅広く支持されている素材です。しかし、ロジウムメッキの摩耗や割金の酸化、日常の汚れによって少しずつ変色してしまうことは避けられません。だからこそ、使用後に柔らかい布で拭く、定期的に中性洗剤で洗浄する、湿気を避けて保管するなど、持続的な輝きのためにも日常的なケアが欠かせません。
万が一変色してしまった場合でも、ロジウムメッキの再加工によって美しい輝きを取り戻すことが可能です。また、ホワイトゴールドだけでなく、イエローゴールドやピンクゴールド、シルバーなど他の素材も変色のリスクがあるため、素材ごとの特徴を知っておくことも大切です。
正しい知識とお手入れを心がけることで、ホワイトゴールドのジュエリーは長く、そして美しく楽しむことができます。
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