2024年1月30日
ヴィトンのエピが人気の理由は?アイテムと選ばれ続ける魅力を徹底解説!
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「ルイ・ヴィトン好きだけど、まだ持ってないエピってどうかな」と検索してみたら、「時代遅れ」「人気ない」とかネガティブワードがトップヒット!
それじゃ他のにしようと思われたなら、それはエピの本当の良さを知るチャンスから遠のく選択になるかもしれません。ルイ・ヴィトンエピの本当の良さは長く使った人にしか分からないからです。それに気づいた人は同じものを再び購入したり、他のブランドからまた戻ってきたりして長く愛用しています。
ここではルイ・ヴィトンエピの魅力をあますことなく解説していきますので、エピのアイテム選びに迷っている方や、そろそろモノグラムからは卒業したいルイ・ヴィトン好きな方は参考になさってみてください。
目次
1.ルイ・ヴィトンの歴史
日本とフランス。国家間の関わりがルイ・ヴィトンに与えたインスピレーションは、今日まで長く受け継がれています。
ここではルイヴィトンの誕生から現在までについて解説していきます。
1-1.「旅すること」トランクケースから始まったルイ・ヴィトン
1821年、フランス東部で製材所を営む家庭の三男として、ルイ・ヴィトンは誕生しました。母親を10歳で亡くし、その後父親と再婚した義母と折り合いが悪く家出をします。
1835年、一人でパリをめざしたとき彼はまだ14歳でした。馬屋番、食堂の手伝いなどで日銭を稼ぎながら旅しているとき木材を使った仕事にありつきました。家業で木材を扱っていたので慣れている間伐の仕事などを見つけては遠方まで出向きます。このとき様々な木材を扱った経験が布石となり、2年後パリにたどり着くと、すぐにマレシャル氏に弟子入りして本格的に高級衣装木箱の製作をはじめたのです。
そして10年後には貴族たちが旅をする際の衣装を専門に扱う、”レイティエ・アンバハール”(荷造り用木箱製造職人兼荷造り職人)になっていました。さらに彼は30歳で、すでにフランスを代表する職人として名だたるアトリエオートクチュールの豪華な衣装を運搬する仕事を任されるようになっています。その評判は皇帝ナポレオン三世の后、皇后ウジェニー・ド・モンティジョまで届き、その信頼を一身に集めるようになりました。
17年勤めあげたアトリエのマレシャル氏が引退を決意すると、ルイは念願だった自分の城を持つことを決意するのです。
1854年、ルイはついに独立を果たします。
ヌーヴ・デ・カプシーヌ通り4番地に世界初の旅行鞄の店、ルイ・ヴィトンの誕生です。
1-2.ジャポニズムとルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトンが創業を迎えた同じころ、日本は江戸時代でした。ペリーの再来で開国を迫られていた幕末にあたります。時代の流れに沿って欧米各国との交流を深めていった幕府は、積極的な貿易で外資の獲得に乗りだします。
1867年にパリ万博博覧会が開催されると、初めて参加した幕府は浮世絵・陶磁器・彫刻・楽器などを出品します。42か国が参加、1500万人が訪れるほどの大イベントです。日本の美術工芸品は当時のヨーロッパの人々にたいへんな評判となりました。これがきっかけとなり、ヨーロッパ全土に日本趣味(ジャポニズム)が周知されるようになったのです。ゴッホやモネといった画家たちの作品に大きな影響を与えたことは有名な話ですね。もちろん、ルイ・ヴィトンも当時の機運をつかんでいたのでしょう。すでにルイの息子ジョルジュへと代替わりしていたものの、ルイ・ヴィトンのビジネスは成功をおさめていました。
ただ一つ、模造品との戦いを除いて。
木製の木枠に防水性の布地を張った初期のトランクケースは高い人気を集めましたが、模倣しやすく多くの偽物が出回ってしまいました。オリジナリティを確立する必要に迫られた彼は、日本の家紋からヒントを得たモノグラムモチーフを商標登録することで、偽物との戦いに一旦終止符を打ったのでした。
ハイブランドの中でもルイ・ヴィトンモノグラムの商品が日本で人気を集めるのは、日本人に馴染みのある家紋を連想させるからなのでしょう。じつは当時のモノグラムが、一つ一つ職人による手描きだったことはあまり知られていません。このあたりの職人気質は日本人とフランス人に共通する、ものづくりへの情熱と美意識からなるものではないでしょうか。
1-3.ルイ・ヴィトンエピの誕生から現在まで
1914年、ルイ・ヴィトンはパリのシャンゼリゼ通りに延床面積500㎡に及ぶ世界最大の路面店をオープンします。アメリカやベルギーなどに代理店を構え、名実ともに世界的なブランドへ上りつめたのです。
1959年に3代目のガストンが事業を引き継ぐと、エジプト綿に塩化ビニルをほどこす技術によって、丈夫で柔らかいトアル地を開発することに成功しました。この生地から生まれたバッグの代表であるスピーディは現在も人気です。
1985年、ついにレザーラインとしてエピが誕生します。
革製品の弱点ともなる、傷が目立たない点やスタイリッシュなデザインが人気を集めて一気に定番ラインとなりました。モノグラムに代表されるブランドロゴの強調がなく、シンプルにバッグを持ちたいというニーズに応えたのです。
しかし、時代の流れはルイ・ヴィトンの人気に陰を落としていました。そこでモエ・ヘネシーとの合併を経て、財務基盤を安定させる道を開きます。その後、セリーヌ、クリスチャンディオール、フェンディなどを束ねるベルナール・アルノーによって買収されますが、ハイブランドの一角を担っていることに現在まで変わりありません。ルイ・ヴィトンは独立会社としての歴史は終えても、ブランドであり続けるための環境を優先した選択をしたといえるでしょう。
その甲斐あって1990年代からは、バッグ以外のアパレル分野にも乗りだします。
マーク・ジェイコブズにディレクションを任せ、服・靴・香水などのトータルセールスに成功します。芸術家とのコラボに積極的に取り組んだ2000年代には、日本人アーティスト村上隆のポップなモノグラムが、生まれかわったルイ・ヴィトンを印象づけました。
マーク・ジェイコブスは10年以上にわたり、ルイ・ヴィトンのディレクターを務めました。その後も名だたるデザイナーが新しいインスピレーションを与え続けています。
伝統を守りながら、常に新しい試みに挑み続けることで老舗ハイブランドの地位を確立してきたルイ・ヴィトン。エピが生まれた時代の大きな試練は、新しい時代へ生き残るのに必要な痛みでした。
そんなエピの魅力については次の章で解説していきます。
2.ルイ・ヴィトンエピの魅力
エピとは、フランス語で麦の穂という意味です。上質なレザーに線状の型押しで風に揺れる麦畑の様子を表現しています。モノグラムとは対照的な存在で発売以来、長く愛されている人気のラインです。
2-1.上質な素材
長く愛用できるのには素材に秘密があります。革本来の自然な状態でシボなどが残っているグレインレザーに型押し加工をしています。そのため耐久性に優れ、長期間の使用に耐えられます。
独特の光沢と防水性もあるので、水に濡れても軽くふき取れば美しさを保って使えます。使い込むとツヤ感が増してくるので育てる楽しみがあるといえるでしょう。また、型押しの向きが水平のものと斜めのものとがあって、アイテムによって変化をつけています。
2-2.洗練されたデザイン
ルイ・ヴィトンエピは1985年発売の定番ラインから、マーク・ジェイコブスが手がけたスペシャルラインまでデザインの変遷が多岐におよびます。
ミレニアム限定の「サイバーエピ」は、ブラックライトを照射するとルイ・ヴィトンのロゴマークが浮かぶ特別感に満ちたデザインで話題を集めました。2001年春夏コレクションで発表された「エピ・プラージュ」は、ビニール素材にエピの型押しを施したデザインで好評を博します。水に強く、水辺でのレジャーを想定した明るいカラーバリエーションでリゾート気分を盛りあげます。
2003年発表の「ストレッチ」は、エピレザーを正方形にカットして伸縮する生地でつないだデザインです。荷物が入ると生地が伸びて、アクセントカラーがちらりと見える仕様はスタイリッシュな印象を与えます。エピレザーはシンプルな地模様なので、さまざまなデザインを受けとめることが出来るのでしょう。
2-3.豊富なカラー
ルイ・ヴィトンエピを語るのに、そのカラーバリエーションの豊富さは欠かせません。
発売当初は以下の5色展開でしたが、そこから数多くの新色が発表されています。
クリール・ブラック
ケニア・ブラウン
ボルネオ・グリーン
トレド・ブルー
ナチュラル・ウィニベクベージュ
1992年頃:カスティリアン・レッド、ジパング・ゴールド
カスティリアン・レッドは濃い赤茶色です。ジパング・ゴールドは同じく茶系ですが、日本の象徴である天皇陛下だけの色、黄櫨染(こうろぜん)をイメージしたのではないかと推察します。ルイ・ヴィトンの発展をアジア圏で牽引したのは日本なので敬意を表しているともとれます。
カスティリアン・レッド
ジパング・ゴールド
1993年:タッシリ・イエロー(ジョーヌ)
この年はイエロー系の新色が発表されます。のちにジョーヌと改称され、オレンジがかった色みとなりました。
タッシリ・イエロー
ジョーヌ
2000年:ライラック(リラ)、ヴァニラ(ヴィニーユ)、ペッパー(ポワーヴル)、モカ
2000年に発表されたこちらの4色は、絶妙にコントロールされた色出しは美しく、また和の色に通じるものがあるため親近感を覚える方も多いのではないでしょうか。和装に良く合うのも納得です。
ライラック
ヴァニラ
ペッパー
モカ
2001年:ゴールド、シルバー
2001年、春夏コレクションにゴールドとシルバーが登場します。実際はメタリックに輝くのでゴージャスな雰囲気です。
ゴールド
シルバー
2003年:マンダリン、ルージュ
蜜柑のフレッシュな色味が明るい気分にさせてくれる、春夏にふさわしいカラーです。ルージュはカスティリアンレッドの後継として登場しました。深紅のカラーはファッションの差し色に最適です。
マンダリン
ルージュ
2004年:ミルティーユ
深海を思わせるようなダークブルーは落ち着いた色味で合わせやすいカラーです。
ミルティーユ
2006年:キャネル
ミルクティーのような薄茶色のカラーです。
キャネル
2007年:イヴォワール
ホワイトに近いものの、真っ白ではなくグレーのくすみが僅かに感じられます。
イヴォワール
2008年:グルナー、カシス
グルナードは赤紫色に近く、カシスは茄子子紺のような色味で大人が好むパープル系です。
グルナー
カシス
2010年:ルビー、ノワールエレクトリック
ルビーはダークトーンな赤で、ノワールエレクトリックは黒をつややかに見せる加工がゴージャスな印象を醸し出しています。
ルビー
ノワールエレクトリック
2011年:ブルンニュエレクトリック
濃い紫色にツヤ加工で軽やかでリッチな印象に仕上げています。
ブルンニュエレクトリック
2012年:11色の新色
フューシャは濃いピンク色に近い赤で、バラの花のような華やかな印象です。
アンディゴブルーはかなり黒に近いブルーです。メンズのお財布で人気のあるカラーです。
フィグは菖蒲の花を思わせる明るい青紫色です。
シアンはくすみのある青緑色で、最近ではビリヤード台のカラーとして使用されています。
カーマインは赤茶色に近い赤です。ハンドバッグのアルマなどでよく使われていました。
ピモンはパプリカを意味しています。明るいオレンジカラーで、モンソーやプチノエなどで採用され人気を集めています。
マントは鮮やかなグリーンカラーで財布をはじめネヴァーフルやアルマ、プチノエなど幅広く採用されています。
カカオはその名の通り、カカオ豆のブラウンです。落ち着いた色味はシックに見せてくれるので使い勝手が良いでしょう。おもにアルマ、ジッピーウォレットで採用されています。
グレはグレーの色味で、くすみカラーがファッションに合わせやすいと人気を集めました。
シトロンはフランス語でレモンを意味しています。明るいレモンイエローは、ファッションの差し色としてハンドバッグ、お財布ともに取り入れやすいのでおすすめです。ホワイトとのコンビで爽やかさが増した長財布のポルトフォイユフロールは、新年に向けて新調を検討している方にいかがでしょうか。
アマンドエレクトリックは、薄い水色にエナメルのようなツヤ感を与えたカラーです。きらめきが美しいテクスチャーです。
2014年:8色の新色
コライユはコーラルピンクのカラーです。可愛らしく、若々しい印象でネヴァーフルやルイーズといったハンドバッグとジッピーラインのお財布に採用されています。
ピスタッシュはピスタチオグリーンのカラーです。黄色よりも取り入れやすく、ファッションになじむので日本人が好むカラーの一つです。ハンドバッグ展開も多く、ネヴァーフルやアルマはもちろん、プチノエとモンソーにも採用されています。
ジョーヌ・ぺールは黄色味の強いベージュといったカラーです。白では浮きやすい秋冬にも明るく持てるのではないでしょうか。
リラはライラックの花で、紫色の小花が群集して咲く様子が美しい落葉樹の一種です。
ローズクレールは薄いピンク色で、ややグレイッシュなカラーです。
ミモザは、ミモザの花の色に近い黄色です。ネヴァーフルやアルマ、モンソーなどに展開しています。
ケッチュは黒に近い茶色です。濃色でも重くなく、ブラウン系やベージュ系のコーディネートによく合うでしょう。
サフィールは紺色に近い青です。ベーシックな装いに合わせやすいでしょう。
2019年:ローズバレリーヌ
サクラピンクに見えるカラーで、現在も人気です。斜めに型押しされたサックプラに採用しています。
ローズバレリーヌ
2020年:ゴールドミエル
ミエルはフランス語で蜂蜜のことです。
ゴールドミエル
2021年:クォーツ、ローズ、ブルーエ
クオーツは白に近いグレーです。ローズは鮮やかな青ピンク色で、ブルーエは夏空をおもわせる青色です。
クォーツ
ローズ
ブルーエ
2022年〜2023年:14色の新色
ローズトリアノンはくすんだベージュピンクです。日本でも人気となっているくすみカラーは幅広い年代に受け入れられています。
ドラゴンフルーツは、はっきりとしたピンクで主張しています。小さめのバッグでもインパクトがあるのでポイント使いで個性的に装うのにいいでしょう。
ギモーヴはフランスのお菓子でマシュマロに似ています。パウダリーな見た目から連想した色味です。
ターコイズは鮮やかな青が爽やかな印象です。
サンフラワーは、ひまわり色の元気なイエローです
ヴェールアシッドはピスタッシュに似ていますが、明度を落として展開しています。
ライトピンクは薄いピンクで、ややくすみを感じさせる絶妙なカラーとなっています。
ウィステリアは藤色に近いピンクです。
ブルーニュアージュは快晴の空をイメージさせる色です。
ラグーンはサンゴ礁の海をイメージしています。
コニャックはブラウンの新色で、ゴールド金具との相性が抜群です。
サフランは黄土色に近いブラウンカラーです。
ヴェールノトはパステルグリーンカラーです。ルイ・ヴィトンでグリーン系は少ないので珍しい色味と云えます。
オレンジミネソタはビビットなカラーで人気です。2023年夏の新作でアルマBBに採用されていました。小さめのバッグでアクセント使いがおすすめです。
ルイ・ヴィトンエピは、とにかくカラーバリエーションが豊富で、最近は和の色に通じるニュアンスカラーが多くなってきています。確かな技術に裏打ちされた完璧な色出しは、さすがと言わざるをえません。
シーズンごとに限定色などもあるので紹介したカラーが全てではありません。デザインによって印象が変わるので、お気に入りのカラーがみつからないときは中古市場も視野にいれて探してみてはいかがでしょうか。
3.ルイ・ヴィトンエピ人気アイテムを解説
ここではルイ・ヴィトンエピの人気アイテムについて解説していきます。
3-1.一番人気は、やはりお財布
エピの特性からメンズ、レディースともに人気はお財布です。レディースの場合、最近はバッグの小型化やキャッシュレスが進み、お財布も小さなものが人気を集めています。
3-1-1.長財布(ジッピーウォレット、ポルトフォイユ)
長財布のアイコニックな存在、ジッピーウォレット。ぐるりと本体を囲むファスナー使いで、全体がスリムにおさまる使い勝手のいいお財布です。紙幣をまっすぐに伸ばして収納したい方にはおすすめです。カードポケットは12枚収納可能です。領収書やレシートをきれいにしまえる仕切りがあって、クラッチバッグ代わりになる収納力が魅力です。
たくさん小銭が入っても型崩れしにくく、バッグや衣服のポケットからスムーズに取りだせるなめらかな革の感触は、手に取るのが楽しいお財布となるでしょう。男女ともに人気のお財布ですが、黒は男性からの支持が圧倒的です。現在の価格は124,300円となっています。
ポルトフォイユクレマンスは、ジッピーウォレットよりカード類の収納と仕切りポケットが少ないタイプです。カードや現金の所持が少ない方にはこちらがおすすめです。ファスナーにレザーの引き手がアクセントになっています。現在の価格は93,500円です。
長財布ではポルトフォイユブラザも人気があります。こちらはファスナーが無いので開閉に手間なく扱えます。カード類が16枚収納できるうえ、名刺用ポケットが1つ装備されています。このポケットは身分証の収納にも使えるのでデイリーユースの必需品をまとめて携帯することが可能です。紙幣や小銭もきれいにおさまります。現在の価格は118,800円となっています。
ポルトフォイユツイストは型押ししたエピの向きがななめに配され、ルイヴィトンのLVのロゴが金属で中央前面についています。シルバーのロゴ金具をひねって開閉するのが最大の特徴です。革と金属の組み合わせはスタイリッシュでインパクトがあります。本体カラーによって金属をシルバーまたはゴールドにしているので、選ぶ色によって印象ががらりと変わります。現在の価格は161,700円となっています。
3-1-2.2つ折り財布(ポルトフォイユ)
2つ折り財布のポルトフォイユマルコは、そのすっきりとしたシンプルなフォルムでポケットにおさまるサイズ感が魅力です。カード類は4枚収納、コインケース部分はスナップボタン開閉です。紙幣は2つに仕切られていて領収書やレシートも整理しやすいです。現在価格は104,500円です。
ポルトフォイユミュルティプルはさらにスリムに、コインケースを廃しました。カード類を5枚収納可能で、紙幣やチケットは2か所あります。現在価格は86,900円です
ポルトフォイユスレンダーは、エピレザーにダミエのラッシュパターンで仕上げた個性的な逸品です。スリムながらカード類は8枚収納できます。現在価格は100,100円です。
3-1-3.3つ折り財布(ポルトフォイユツイストコンパクト)
ポルトフォイユツイストコンパクトはスリムかつ実用的な3つ折り財布です。カード類は6枚入ります。ファスナー付きコインケースがあって小銭の出し入れがスムーズです。本体カラーとLVロゴの組み合わせが豊富で、現金を持ち歩かない若い男女に人気を集めています。特に女性はバッグが小型化していることが影響しています。現在価格は124,300円です。
3-2.2番人気はバッグ
ルイヴィトンといえばやはりバッグの存在は欠かせません。もちろんエピも例外ではなく人気のラインをまとめてみました。現在は製造が終了したモデルも含みますが、中古市場での流通量が多く、良質な商品が取引されているので参考にしてみてください。
3-2-1.アルマPM
底に安定感があって丸みのある台形のバッグといえばアルマPMです。
サイズはW32×H24×D15㎝としっかり荷物が入る大きさがありながら、角のとれたフォルムで持ちやすい仕様になっています。両開きのファスナーは開口部が広くとれるのでスムーズに開閉できます。内側にはオープンポケットが2か所あり、荷物の仕分けが可能です。シーンを選ばずに使えるバッグで現在も人気が高いです。
3-2-2.サンジャック
肩掛けできるトートタイプで人気を博したのが、こちらのサンジャックです。とにかく荷物がたくさん入るので、ビジネスユースの印象が強いバッグです。エピといえば、このサンジャックを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。現在も中古市場で人気のモデルです。
3-2-3.クリュニーBB
肩掛けのショルダーバッグとして、またハンドルを手持ちにしてハンドバッグとして使えるクリュニーBB。W28×H20×D10㎝のサイズ感は、お出かけにも重宝する大きさで人気です。ストラップは取り外し可能となっています。カラー次第でコーディネートになじませたり、ポイント使いしたりできます。
3-2-4.クレベールMM
クレベールMMは開口部にファスナーが無く、荷物の出し入れが楽にできるバッグです。真ん中に仕切りがあるため整理しやすく、ファスナー付きで貴重品を入れておけます。シンプルで上品な印象です。
3-2-5.ツイストMM
LVロゴツイストが象徴的なショルダーバッグ、ツイストMM。付属の幅広ストラップがスポーティーに決まります。またチェーンやツイストロックの金属は組み合わせ次第で、シックにもラグジュアリーにも変化が楽しめます。
3-2-6.ネオノエ
1932年、シャンパンを運ぶために作られたノエ。現代にハンドバッグとして復活したのがネオノエです。開口部を絞ったフォルムはボディに優しく沿ってくれます。ハンドバッグとして使ったり、ストラップで肩掛けしたりできます。
3-2-7.ネヴァーフルMM
ネヴァーフルMMは、トートバッグとして現在も人気のモデルです。近年、ファッションがカジュアルにシフトしていて、さりげなくブランドを楽しみたい方に選ばれています。
3-2-8.ポシェット・フェリシー
長財布にチェーンがついているようにみえるポシェット・フェリシーは、最小限の荷物だけで出かけるときに最適なアイテムです。取り外しできるチェーンの長さを変えて、クラッチバッグやボディバッグとして使えます。旅行にも便利な仕様です。
3-3.その他の人気アイテムを解説
ルイ・ヴィトンエピの手帳、アジェンダをご存知でしょうか。予定はスマートフォンだけでなく手帳と併用している方は多いと思います。そういった需要に応えてルイ・ヴィトンでもレフィル式の手帳を販売しています。
隠れた名品ともいえるアジェンダは3サイズ展開で、別売りのレフィルにはダイアリーとアドレス帳、メモノートがあります。頻繁にふれる手帳には丈夫で飽きのこないエピがおすすめです。大切な人へのプレゼントや新生活をむかえるタイミングで新調してみてはいかがでしょうか。
名刺入れのオーガナイザー・ドゥポッシュもおすすめしたいアイテムです。名刺入れはどうしても人目につきやすいのでブランド物は避けるべきかもしれません。しかしエピなら悪目立ちせずに使えてセンスを感じさせます。
よく目にする小物に良いものを持つと、自己肯定感が上がり仕事へのモチベーションアップにつながります。ちょっとしたことですが意外と効果的な方法です。ネイルが綺麗に仕上がるとテンションがあがる感じに似ています。
4.ルイ・ヴィトンエピとタイガ(メンズライン)の違いを解説
よく比較されるエピとタイガですが、その違いは型押し模様です。エピは麦の穂が風にそよぐ様をライン状に表現しています。一方タイガは、織りの布地をおもわせる細い線が密集した模様でマットな質感です。
1993年、初のメンズラインとして発表されたタイガは、ビジネスシーンを想定したラインナップで人気を集めています。タイガはロシア語の「シベリア地方の針葉樹林」を指す言葉で、極寒の地で静かに力強く生きる木々からインスピレーションを得たのかもしれません。その名に恥じない丈夫さと傷に強い特徴を持っています。特にショルダーバッグのバリエーションが豊富で、サイズやストラップを好みに合わせて選べます。なんでもポケット派で済ませてきた男性が初めて使うバッグとしてもおすすめです。
最近はセカンドバッグを懐かしむ世代がいる一方で、若い世代には新鮮に映るようで、持っている人を見かけるようになりました。シンプルで上質感があるタイガのセカンドバッグなら納得のチョイスですエピとの違いでは、カラー展開が黒・グレー・茶色といった濃色のバリエーションが多い点も挙げられます。定番のノワール、ヴェールフォンセ(深緑)、グラシエ(濃い灰色)、ブルーマリーヌ(濃紺)に加えて近年は、ベージュ、グリ(灰色)、ブルーなども発表しています。
5.ルイ・ヴィトンエピ人気の廃盤モデルを解説
シーズンごとに新作を発表しているルイ・ヴィトンでは、製造終了して廃盤となるモデルも数多く存在します。ただ廃盤となってもファンの多いモデルは、中古市場を中心に流通しています。ここでは廃盤となった今も人気のモデルについて解説していきます。
バッグで人気なのはレディースのサンジャックです。肩にかけられるトートバッグのサンジャックショッピングとハンドバッグのサンジャックがあります。とくにサンジャックショッピングは1990年代の発売から人気のモデルで、通勤電車内で色違いをいくつも見かけるほど流行していました。その人気は落ち着いたものの、定番として今も人気があります。
レディースバッグのもう一品はネオノエです。先に述べていますが、こちらのバッグの形状が流行になって人気が再燃しています。開口部が絞れる形のきんちゃく型です。ファッションの流行は20〜30年で一回りするとされていて、ビンテージとして人気が再燃することは今後もあるでしょう。
ボストンバッグのキーポルはモノグラムでよく見かけましたが、エピでも作られていて一見ルイ・ヴィトンとは分かりません。ただ、黒の艶やかなボストンバッグとして大人気でした。こちらも現在は廃盤ですが、その人気は健在です。横幅サイズが5㎝きざみで45㎝から60㎝まで展開しています。
昨今のインバウンド需要から、日本の中古市場への関心が高まっています。とくに日本人が使ったブランド品は状態が良く高値で取引される傾向にあるので、自宅に眠っているものがある方は一度信頼のおける買取店に査定してもらってはいかがでしょうか。
6.ルイ・ヴィトンエピを長持ちさせるお手入れ方法
エピのアイテムを購入したら自分でできるお手入れで長く綺麗に使っていきましょう。少し手間に思えますが他の革製品にも応用できるので、道具などもこの機会にそろえてみてはいかがでしょうか。
使い始めてから時々表面のほこりを取るために、溝にそって優しくブラッシングします。ブラシは柔らかくコシがある馬毛のものが推奨です。
手で触れた部分は柔らかい布でから拭きしたのち、汚れがない時は収納袋に入れて風通しのよい場所で保管しましょう。直射日光は禁物です。汚れがある時は軽く水を湿らせた柔らかい布を使って落としますが、もし難しければ無理せずにルイ・ヴィトンストア、または専門店に相談がおすすめです。
ファスナー、ハンドルの交換や部分的な縫いなおしといったリペアは、国内正規店への持ち込みで対応しています。公式サイトで料金などの詳細を確認してください。
7.一度手にすると手放せない魅力「ルイ・ヴィトンエピ」
ここまでルイ・ヴィトンエピの歴史や特徴についてまとめてみました。決して時代遅れでも人気がないのではなく、日本とフランスの深いかかわりから確固たる地位にあるため、もはや定番の域に達しているのです
特にエピは「いかにもヴィトン」を感じさせないので、ある時期から日本人の絶大な支持を集めてきました。ビンテージや中古市場も活況で、より手に入りやすくなっています。
ぜひ一度、長く愛用できるエピのアイテムを手にしてみてはいかがでしょうか。
今回の記事がルイ・ヴィトンエピのアイテムを購入しようか迷っている方の参考になれば幸いです。