2025年10月23日
モルガナイトの価値は?希少性・資産価値・怖いと噂の石言葉も解説!
宝石

透明度が高くピンク色に輝くモルガナイトは、4月の誕生石でもある宝石です。同じく4月の誕生石でもあるダイヤモンドに比べるとどうしても知名度は低いですが、その輝きとかわいらしい色合いで人気があります。見た目はきれいでかわいらしい宝石ですが、気になるのはモルガナイトの価値ですよね。せっかく宝石を購入するなら希少性があるものが良いと思うでしょう。そこで今回は、モルガナイトの価値基準について、詳しく見ていきます。
価値が高いモルガナイトはどんなものなのか、売却時に気を付けたほうがいいことなどを解説しますので、参考にしてください。
またモルガナイトの石言葉やスピリチュアル的な効果もご紹介しますので、モルガナイトを購入するかどうか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
1.モルガナイトってどんな石?

モルガナイトは誰もが知るほど有名な宝石ではありませんが、見た目がかわいらしく、新しい誕生石として正式に制定されたこともあり、これからもっと人気や需要が高まることが期待される宝石です。
見た目はピンクまたはオレンジがかったピンク色で、カットによっては光を反射してキラキラとよく輝きます。その輝きがピンクダイヤモンドに似ていて、なおかつピンクダイヤモンドよりもかなり安価で売られているので「ピンクダイヤモンドには手が届かないけれど、モルガナイトなら購入できる!」という理由でモルガナイトを選択する人もいるようです。ですがピンクダイヤモンドの代用というだけで使用するのはもったいないほど、モルガナイトは魅力に溢れています。
モルガナイトがどんな石なのか、まずは解説していきますね。
1-1.モルガナイトの基本情報
モルガナイトはベリルという鉱物の一種で、その中でも淡いピンク色をしたものを指します。ベリルにはさまざまな仲間があり、緑色のエメラルドや青いアクアマリンも同じ鉱物から生まれています。
見た目がまったく違うため、同じ石だと聞くと驚く人も多いでしょう。ルビーとサファイアがどちらもコランダムという石であるように、ベリルも色によって名前が変わるのです。中でもモルガナイトは柔らかなピンク色が特徴で、赤に近いレッドベリルとは明確に区別されます。
多くのモルガナイトは淡い色味のため、「どっちの石だろう?」と迷うことはあまりありません。また、照射処理という加工で色味を引き立てることも一般的です。放射線と聞くと不安を感じるかもしれませんが、流通しているモルガナイトに有害な影響はなく、宝石としての価値も損なわれません。
1-2.モルガナイトの名前の由来・和名
モルガナイトは1910年に初めて発見された、比較的歴史の浅い宝石です。美しいモルガナイトにすぐ注目したのは、老舗ジュエリーブランドであるティファニー社でした。ティファニー社は世界中に多くの宝石を宣伝してきたことで知られています。タンザナイトやツァボライトと同じく、モルガナイトもティファニーが名付け、世界に広めた宝石です。
発見されたピンク色のベリルに名前を付けたのは、ティファニー社に所属していた鉱物学者のジョージ・クンツ氏。クンツ氏は当時のティファニー社の上顧客であったジョン・P・モルガン氏の名前を取って、この新しい宝石をモルガナイトと名付けました。自分の名前が宝石になるなんて素敵ですね!ちなみにこのクンツ氏も、クンツァイトという宝石の名前になっています。
モルガナイトは和名で「緑柱石(りょくちゅうせき)」と呼ばれることもありますが、これはベリル全体の和名です。昔はベリルといえばグリーンと思われていたので、和名にも「緑」という字が当てられています。その他には、モルガン石とも呼ばれることがあります。
1-3.モルガナイトの産地
モルガナイトのもっとも有名な産地はブラジルです。多くの宝石が産出されるブラジルのミナス・ジェライス州は、モルガナイトの産地でもあります。ミナス・ジェライス州で産出されたモルガナイトは、世界中でたくさん流通しています。
また、最初にモルガナイトが発見されたマダガスカルもモルガナイトの産地です。特にマダガスカル産のモルガナイトは比較的色が濃く、品質が良いと言われています。その他にもアフガニスタンやナミビア、アメリカでもモルガナイトは産出されますが、安定供給できるほどの産出量はありません。
2.モルガナイトの価値基準
宝石を購入する時、気になるのがその価値です。せっかく購入するなら、少しでも価値の高いものが欲しいですよね。高価なジュエリーなら価値は高いでしょうが、それは宝石の価値とイコールではありません。なぜならジュエリーの値段は、宝石の価値以外にも、たとえば使用されている地金の種類(シルバー、10金、18金、プラチナなど)やブランドの価値、デザインの価値など、さまざまなことが関係しているからです。
またジュエリーの種類によっては、メインとなる宝石以外にも複数の宝石が使用されていることもあります。そうなると、ジュエリーの値段のいくらがこの宝石の値段で…とは、一概には言えません。そこでジュエリーを選ぶ時には、ある程度石の価値を自分で判断する必要があります。宝石の価値基準を知っていれば、同じ値段、同じ価格で売られている複数のジュエリーの中から、より良いものを選ぶことができるようになるでしょう。
2-1.基本的な宝石の価値基準
宝石の価値基準は、ある程度共通しています。モルガナイトもその価値基準で判断できますし、それ以外の宝石の価値もわかるようになるので、知っておいて損はありません。
宝石の基本的な価値基準は大きさ・色合い・透明度です。また、モルガナイトの場合は産地も重要な価値基準のひとつなので、合わせてご紹介します。
2-1-1.大きさ
宝石の価値を左右する要素のひとつが「大きさ」です。モルガナイトも例外ではなく、サイズが大きいほど希少性が高まり、価値も上がります。なぜなら、宝石は自然の中で長い年月をかけて形成されるため、大きく育つものはそれだけで貴重だからです。ただし「大きければ良い」というわけではありません。
サイズが大きいほど、色や透明度などの品質が下がってしまうこともあるため、バランスが重要です。場合によっては、品質を保つためにあえて小さくカットされることもあります。宝石の重さはカラットで表され、1カラット=0.2グラムです。ただし、カラット数は重さを示す単位であり、大きさそのものではありません。同じカラットでもカットの仕方によって見え方が変わるため、見た目の印象も含めて選ぶことが大切です。
2-1-2.色合い
色合いも見た目でわかる価値の基準です。ダイヤモンドのような無色透明の宝石は、他の色が混ざっていないほど価値が高く、ルビーやサファイアのようなカラーストーンは色が濃く鮮やかなものが好まれます。モルガナイトの場合も、淡いピンクよりもはっきりしたピンクの方が価値が高い傾向にあります。ただし成分によって色味が異なり、ほとんど透明に近いものもあるため、購入時はしっかり色を確認しましょう。
石全体の色ムラにも注目し、均一で美しいものほど品質が高いです。とはいえ、淡い色合いのやわらかい印象を好む人も多く、好みで選ぶのも大切です。価値だけでなく、自分の感性に合う色を選ぶことがモルガナイトの魅力を最大限に楽しむコツです。
2-1-3.透明度
宝石において、透明度も重要な価値の基準です。宝石の透明度には、ブレミッシュと呼ばれる傷と、インクルージョンと呼ばれる内部に含まれる異物が大きく関わってきます。透明なガラスにヒビが入った時をイメージすると分かりやすいと思いますが、傷が入った透明のものは透明には見えなくなるのです。また、宝石は成長する間に周囲のさまざまなものを取り込むことがあります。透明であれば当然その異物がよく見え、透明度が損なわれてしまうのです。
異物自体が美しかったり、希少であったりすれば異物を含めて評価されることもありますが、基本的には傷も異物も一切ない宝石が、もっとも品質が良いと判断されます。透明度を保つためにあえて大きな宝石を小さくカットしてしまうこともあるくらいです。
2-1-4.産地
宝石には産地が重要な意味を持つ石と、そうでない石があります。宝石の種類によっては、購入時は産地が分かっていなくても成分などで産地が分かる石もありますし、中にはごく限られた産地でしか産出されない宝石や、似た特徴を持つ石があっても産地が違えばその宝石と認められない宝石もあるくらいです。
モルガナイトはどうかというと、実はモルガナイトにとって、産地はそこまで重要ではありません。というのもモルガナイトは産地による成分などの違いがはっきりあるわけではないからです。とはいえ、産地ごとにある程度の特徴があるので、価値基準の参考にすることはできるでしょう。
品質が良いモルガナイトがもっとも多く産出されるのは、宝石の産地として名前をよく知られるブラジルです。特にブラジルのミナス・ジェライス州のモルガナイトは高品質のものが多いと言われています。また、モルガナイトが最初に発見されたマダガスカルも、品質の良いモルガナイトの産地です。
2-2.モルガナイトに資産価値はある?
モルガナイトには魅力的な輝きがありますが、資産価値という観点では高いとは言えません。宝石の世界では、ダイヤモンドやルビー、サファイア、エメラルドといった世界四大宝石が圧倒的な知名度と需要を持ち、どの買取店でも一定の価値で取引されます。
一方、モルガナイトはまだ認知度が低く、取り扱いに慣れていない店舗では正確な査定が難しい場合もあります。そのため、将来的な売却を考えるなら、宝石買取に力を入れている信頼できる業者を選ぶことが大切です。複数の店舗で相見積もりを取り、しっかりと石の価値を理解してくれるかどうかを見極めましょう。
また、資産価値を少しでも維持するためには、日常的な扱いにも注意が必要です。強い衝撃や擦れは割れや欠けの原因になるため、使用後はケースに入れて保管するのがおすすめです。さらに、売却を視野に入れるなら鑑別書の有無は重要なポイントです。鑑別書は宝石の種類を客観的に証明するもので、これがあるだけで査定額が上がることもあります。購入時に付属していない場合は、専門機関に依頼して発行してもらうのも良いでしょう。鑑別書を失くさないよう大切に保管することが、後の売却時に大きな差を生みます。
3.モルガナイトの石言葉とスピリチュアル的な効果

宝石を購入する理由は人それぞれです。見た目が美しいから、価値のあるものを身に付けたいからという理由の人も多いですが、それだけではありません。中には石言葉に共感したから、スピリチュアル的な効果を得たいからという理由で、宝石を身につける人もいます。
石言葉の意味やスピリチュアル的な効果について知っておけば、ジュエリーを購入する時の選択肢を広げることができますよ。この項では石言葉とスピリチュアル的な効果について、詳しく解説します。
3-1.モルガナイトの石言葉
石言葉とは、宝石や鉱石を象徴する言葉です。その石の歴史や伝説、色の印象などでつけられることが多く、過去の人々の願いが込められています。石言葉はひとつだけでなく複数ある場合もあり、どれを信じたらいいか迷うという人もいますが、その時の自分に響く言葉、しっくりくる言葉を信じるのが良いそうです。石言葉を見て「こんな自分になりたい」という気持ちで身につけたり、自分の想いを込めて大切な人へのプレゼントにしたりする人もたくさんいます。
モルガナイトの石言葉は「優美」「愛情」「かわいらしさ」などです。
かわいらしいピンク色の見た目にぴったりの石言葉ですね。「他人に優しくしたい」「魅力的な人物になりたい」という人におすすめです。自分が大切に思っている、愛情を伝えたいという気持ちでプレゼントするのもいいでしょう。
3-2.モルガナイトは4月の誕生石
モルガナイトは、実は2021年から新しく4月の誕生石に加わった宝石です。「4月といえばダイヤモンド」という印象が強いですが、それ以前はモルガナイトは誕生石として認定されていませんでした。誕生石の起源は18世紀のポーランドにさかのぼり、ユダヤ人商人が宝石を広める目的で月ごとの石を定めたのが始まりとされています。
国や地域によって異なる誕生石を、初めて統一したのは1912年のアメリカ。その流れを受けて日本でも1958年に誕生石が制定されました。当時の4月の誕生石はダイヤモンドのみでしたが、2021年に新たな10種類が追加され、モルガナイトも正式に仲間入りしたのです。つまり、誕生石としての歴史はまだ浅いのです。これまで4月生まれの人にとって選択肢は高価なダイヤモンドだけでしたが、モルガナイトが加わったことで、淡いピンクの可憐な石をより手軽に楽しめるようになりました。
3-3.モルガナイトの持つ効果
モルガナイトが象徴するスピリチュアル的な効果は、主にふたつあります。自分の魅力を高める効果と愛情に関する効果です。
モルガナイトは「優美」「かわいらしさ」という石言葉を持つ通り、持ち主の優しい魅力を引き出す効果があると言われています。他人に優しくしたい、魅力的に思われたいひとにぴったりな効果です。
またモルガナイトは人間関係にも効果があると言われています。モルガナイトは無償の愛をもたらす石で、周囲から向けられる優しい感情をしっかりと受け止めるためのサポートをしてくれます。人からの愛情を受け取り、人への愛情を返すという良いサイクルを生み出してくれるのです。より魅力的な人物になり、愛情の良いサイクルも生まれるため、モルガナイトは恋愛にも効果があります。片思いの相手とうまくいく効果や恋人・伴侶との絆を深めるのにも効果があると言われているので、大切な人へのプレゼントにもおすすめですよ。
4.【FAQ】モルガナイトに関するよくある質問
最後に、モルガナイトのよくある質問にお答えします。
モルガナイトはまだ知名度が高くないゆえに、知られてないことや誤解が広まっていることがあります。そのせいでモルガナイトの魅力を見逃しているとしたら、とてももったいないですよね。この項では「モルガナイトの賢い選び方は?」「モルガナイトの石言葉は怖いの?」「モルガナイトの偽物はある?」という3つの質問にお答えします。モルガナイトについて正しく知っていきましょう。
4-1.モルガナイトの賢い選び方は?
モルガナイトは比較的お手頃な宝石ですが、決して安い買い物ではありません。購入する際は見た目の美しさだけでなく、価値や満足度も意識して選ぶことが大切です。まず、気に入ったジュエリーが予算内で見つかったなら迷わず購入しても良いでしょう。
ただし、即決できない時は価値基準を意識するのもおすすめです。価値の高いモルガナイトとは、サイズが大きく、色が濃く、透明度の高いもの。直感的に美しいと感じる石は、多くの場合品質も優れています。とはいえ、予算オーバーには注意が必要です。理想の一石に出会うには、焦らず多くのショップで実物を見比べることが大切です。
モルガナイトは個体差が大きく、色味や透明感は一つひとつ異なります。最も避けたいのは「安いから」と妥協して買うこと。価格だけで選ぶと結局使わなくなり、満足度の低い買い物になりがちです。多少高くても本当に気に入った一品を選ぶ方が、長く愛用でき、結果的に良い買い物になります。
4-2.モルガナイトの石言葉は怖いの?
モルガナイトの石言葉は「優美」「愛情」「かわいらしさ」です。石言葉を見るとまったく怖い言葉はありませんよね。それにも関わらず「モルガナイトの石言葉は怖いらしい」と言われています。なぜそんなよくない噂があるのでしょうか。
ひとつには、石言葉自体がよくわからない、ちょっと怖いと思われているためでしょう。石言葉について、詳しく知っている人はそう多くはないと思います。人はよくわからないものに対して不安感を抱きがちです。そのため石言葉自体が怖いと思われているようです。
また、モルガナイトには放射線を照射して色合いを整える加工が施されることがよくあります。放射線と聞くと、直感的に怖いと思ってしまうのかもしれません。ですが実際には、流通しているモルガナイトに、人体に影響するほどの放射線が残っていることはありません。この理由もなんとなく怖いと思われているだけで、実際に悪い影響を及ぼすようなものではないと覚えておきましょう。
まとめると、モルガナイトは石自体にも、石言葉にも怖いところはありません。安心してモルガナイトを身につけてくださいね。
4-3.モルガナイトの偽物はある?
モルガナイトには、基本的に偽物はほとんど存在しません。あまり知名度が高い宝石ではないため、わざわざ偽物を作っても利益が出にくいのです。まれにガラスなどをモルガナイトとして販売しているケースもありますが、価格が極端に安いため見分けやすいでしょう。
ただし注意したいのは、放射線による「照射処理」を施した石を「未処理」と偽って販売している場合です。照射処理を行うと色味が濃くなり、天然で濃いピンクのように見せかけて高額で販売されることがあります。見た目では判断できないため、購入時は鑑別書を確認するのが安心です。
現在では、一部の照射処理が判別可能になり、鑑別書には「照射処理が行われています」または「通常、照射処理が行われています」と記載されます。後者の表記は「一般的な加工であり、価値に影響しない」という意味です。過度に高額なモルガナイトを見かけた場合は、その価格が適正かどうか慎重に確認するようにしましょう。
5.まとめ
モルガナイトは、淡いピンクが魅力のベリル系の宝石で、エメラルドやアクアマリンの仲間です。濃い色になるとレッドベリルと呼ばれ、別の宝石として扱われます。
1910年にマダガスカルで発見され、ティファニー社の鉱物学者ジョージ・クンツ氏が、銀行家ジョン・P・モルガン氏にちなんで名付けたとされています。価値はサイズ・色・透明度によって変わり、特にブラジル産は高品質とされています。資産価値はダイヤモンドなどに劣るものの、鑑別書や付属品があれば買取可能な場合もあります。
ピンク色の優しい輝きを持つモルガナイトには、「優美」「愛らしさ」といった石言葉があり、恋愛成就や魅力を引き出す効果があるといわれます。4月の誕生石でもあるため、お守りとして身につける人も多い宝石です。ひとつとして同じものがないモルガナイトの中から、自分の心が惹かれる一石を見つけてみてください。
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