2024年11月14日
4月の誕生石はダイヤモンドとモルガナイト!その魅力を解説!
すべての宝石の中で、一番人気で、一番有名な宝石といえばなんでしょうか?人それぞれ好みはありますが、多くの人がダイヤモンドと答えるのではないでしょうか。それほど多くの人が、さまざまな場面で使用しているのがダイヤモンドです。ダイヤモンドはとても人気がありますが、4月の誕生石でもあり特に4月生まれの人にとって特別な宝石だと言えます。
ですが実は、4月の誕生石はダイヤモンドだけではありません。モルガナイトという宝石も、ダイヤモンドと同じ4月の誕生石です。モルガナイトは淡いピンク色の宝石で、春らしい桜を思わせるような色合いをしています。4月の誕生石としてダイヤモンドが有名すぎるので、モルガナイトはあまり注目されていないという面もあるようですが、どちらもとても魅力的な宝石です。
今回は2種類の4月の誕生石、ダイヤモンドとモルガナイトについて見ていきたいと思います。それぞれの魅力をご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
目次
1.誕生石とは?
誕生石という言葉を聞いたことがありますか?宝石にそこまで興味がない人でも、もしかしたら聞いたことくらいはあるかもしれませんね。
誕生石とは1月から12月までの12ヶ月にそれぞれ振り分けられた宝石で、各月に1~4種類、全部で29種類の宝石が誕生石として制定されています。
何の宝石を身に付けようか悩んだ時に、誕生石を選ぶという人も少なくありません。なぜ誕生石が多くの人に親しまれているのか、解説していきますね。
1-1.誕生石の効果
それぞれの月を象徴する宝石である誕生石には、ふたつの効果があるとされています。
ひとつはその月に生まれた人に、1年を通してパワーを授ける効果。もうひとつは、その石が象徴する月に身に付けるとすべての人にパワーを授ける効果です。つまり、例えば4月生まれの人はダイヤモンドを身に付けていれば1年中パワーをもらえる。4月生まれ以外の人でも、4月にダイヤモンドを身に付ければダイヤモンドのパワーを受けられるということです。
一般的にはひとつ目の効果が有名なので、1月生まれの人は1月の誕生石、4月生まれの人は4月の誕生石を身に付けるということが多いですが、それだけではありません。1月生まれの人も、12月生まれの人も、4月には4月の誕生石を身に付けると、その効果を得られると言われています。誕生石の効果とは、持ち主を悪い物や人から守ってくれて、全体運をアップしてくれるというものです。
生まれた子どものお守りとして、親がプレゼントするということもあるようですよ。
1-2.誕生石の歴史
誕生石の概念が生まれたのは18世紀で、ポーランドの行商人が誕生石を広めたと言われています。
誕生石のもととなったのは、旧約聖書とも新約聖書とも言われており、諸説あります。聖書の中にある特別な宝石が、誕生石の元となったと考えられているようです。その時の誕生石は正式なものではなく、それぞれの国で馴染みのある宝石が誕生石に定められていました。それを初めて正式に制定したのは1912年、アメリカでのことです。当時のアメリカ宝石商組合、現在のGIAが正式に誕生石を制定し、アメリカに誕生石が広がりました。
日本で誕生石が決まったのは、それから40年以上後の1958年のことです。全国宝石商協同組合は、アメリカの誕生石を参考に、日本に馴染みのある3月の珊瑚・5月の翡翠の2種類を加え、全部で19種類の宝石が誕生石に制定されました。19種類の誕生石に変化があったのは、2021年のことです。
長い間19種類の宝石が、誕生石として日本でも親しまれてきました。ですが、2021年に新しく10種類の宝石が、誕生石に追加されたのです。今までの19種類にクリソベリルキャッツアイやブラッドストーンなどが加えられ、全部で29種類の宝石が現在では誕生石とされています。
1-3.1月から12月までの誕生石
2021年の改定以降、29種類の宝石が日本では誕生石に定められています。改めて、すべての誕生石を確認しておきましょう。
1月から12月の誕生石は、以下の通りです。
1月…ガーネット
2月…アメジスト・クリソベリルキャッツアイ*
3月…アクアマリン・珊瑚・ブラッドストーン*・アイオライト*
4月…ダイヤモンド・モルガナイト*
5月…エメラルド・翡翠
6月…パール・ムーンストーン・アレキサンドライト*
7月…ルビー・スフェーン*
8月…ペリドット・スピネル・サードオニキス*
9月…サファイア・クンツァイト*
10月…トルマリン・オパール
11月…トパーズ・シトリン
12月…ターコイズ・ラピスラズリ・タンザナイト*・ジルコン*
(*がついているのは2021年に新たに追加された誕生石です)
1月のガーネットのように誕生石が1種類の月もありますが、3月や12月は4種類もの宝石が誕生石として制定されています。
今回のテーマである4月の誕生石はどうでしょう。4月の誕生石には、長らく誕生石だったダイヤモンドに加え、2021年にモルガナイトが新たに誕生石に追加されました。ダイヤモンドとモルガナイトが、4月の誕生石です。
2.4月の誕生石といえばダイヤモンド
すべての宝石の中で、ダイヤモンドはもっとも有名と言っても過言ではないほど有名で、多くの人に親しまれています。宝石に興味がないという人でも、ダイヤモンドを知らないという人は少ないのではないでしょうか。
ダイヤモンドは4月の誕生石としても有名です。
ダイヤモンドについて、まずは詳しく見ていきましょう。
2-1.ダイヤモンドってどんな石?
ダイヤモンドはとても美しく、多くの人に好まれている宝石です。ダイヤモンドがどんな宝石なのか、その特徴を見ていきます。
まず、ダイヤモンドは他の多くの宝石とは違い、たったひとつの元素で出来た宝石です。ほとんどの宝石は、たとえば元素が含有された鉱物だったり、いくつかの物質が結びついていたりします。その元素によって、石の色や硬さなどが決まるのです。ところがダイヤモンドは、炭素というたったひとつの元素でできています。
『ダイヤモンドは鉛筆の芯と同じ』ということを聞いたことがありませんか?実は鉛筆の芯もダイヤモンドと同じように、炭素だけでできているので、そう言われることがあるのです。ダイヤモンドと鉛筆の芯は、元素の結びつき方が違うので実際にはまったく違う物質なのですが、そう考えるとなんだか不思議な感じがしますよね。
もうひとつの大きな特徴として、その硬さがあります。宝石の硬さをあらわす単位は『モース硬度』です。硬度1から硬度10まであり、硬く傷つきにくい宝石ほど、数字が大きくなります。ダイヤモンドはモース硬度10で、地球上でもっとも硬い鉱物です。他のどんな物質とこすり合わせても、ダイヤモンドには傷がつきません。逆にダイヤモンドと擦れた石のほうが傷ついてしまうので、保管の時には離して置いておくなど工夫しましょう。
とはいえダイヤモンドには劈開(へきかい)があり、ある一方向からの衝撃にとても弱いという特徴もあります。ダイヤモンドは絶対に割れない、傷つかないというわけではないのです。劈開の方向にトンカチで力を加えれば、ダイヤモンドでも割れてしまいます。地球一硬いとはいっても、絶対に破損しないというわけではないことを覚えておきましょう。
2-1-1.価値の高いファンシーカラーダイヤモンド
ダイヤモンドは、そのほとんどがクリアカラー、無色です。
ですがすべてが無色というわけではありません。無色ではないダイヤモンドは、まとめてファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれています。中にはとても希少なものもあり、購入どころか見ることさえ難しいものもあるくらいです。
ファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれるものには、さまざまな色があります。その一部をご紹介しますね。
・レッドダイヤモンド
・ブルーダイヤモンド
・パープルダイヤモンド
・ピンクダイヤモンド
・グリーンダイヤモンド
・オレンジダイヤモンド
・イエローダイヤモンド
・ブラウンダイヤモンド
・ブラックダイヤモンド
ダイヤモンドは色によって、それぞれ価値が異なります。
石の大きさや品質にもよりますが、一般的にクリアカラーのダイヤモンドよりも安価に手に入りやすいと言われているのはブラウンとブラックのダイヤモンドです。産出量が多く、色合い的にも華やかでないこれらのダイヤモンドは、工業用として主に使われていました。ジュエリーとしての価値は認められていなかったのです。
ですが近年はこれらの価値が見直されつつあります。ブラウンダイヤモンドは「シャンパンカラー」「コニャックカラー」と呼ばれ、かえってその落ち着いた色合いに魅力を感じる人に人気が出てきています。ブラックダイヤモンドも同様に、派手すぎないダイヤモンドとして注目を集めるようになったのです。
逆に最も高価なファンシーカラーダイヤモンドは、レッドダイヤモンドです。レッドダイヤモンドは世界に30個しかないと言われており、市場に流通することはほとんどありません。レッドダイヤモンドはピンクダイヤモンドの中で特に赤色が濃いものです。ピンクダイヤモンドが、カラーレスダイヤモンドの1%以下の確率でしか見つからないと言われているので、そこからさらにと考えるとどれほど珍しいかわかりますよね。
レッドダイヤモンドはアメリカのスミソニアン博物館に展示されていますので、機会があれば見に行ってください。
2-1-2.有名なダイヤモンド
ダイヤモンドは人気の高い宝石で、流通量も多い宝石です。たくさん流通しているダイヤモンドの中には、多くの人に知られたダイヤモンドもいくつかあります。
世界で最も大きなダイヤモンドの原石として有名なのが、「カリナンダイヤモンド」です。カリナンダイヤモンドの原石は3106.75カラット。グラムにすると621.35グラムもあったそうです。あまりに大きなそのダイヤモンドは大粒の9個と小粒の96個にカットされました。残念ながら小粒のダイヤモンドは今では散り散りになってしまったそうですが、大粒の9個に分かれたカリナンダイヤモンドは、現在はイギリス王室が所有しています。
ホープダイヤモンドというブルーダイヤモンドは「呪われたダイヤモンド」として有名です。その美しいブルーダイヤモンドは、かつてはホープ一族が所有していたことからそう呼ばれるようになりました。サイズは45.52カラット、色合いははっきりとした濃いブルーをしていて、希少なブルーダイヤモンドの中でも特に大きく、色合いもとても美しかったそうです。ところがこのホープダイヤモンドは、現在では所有者を不幸にする「呪われたダイヤモンド」と呼ばれています。
過去の所有者は天然痘で命を落としたルイ15世や、フランス革命で処刑されたマリー・アントワネット。その後も所有者が次々に謎の死を遂げたことから、いつしかホープダイヤモンドは「呪われたダイヤモンド」と呼ばれるようになってしまったのです。現在は非常に珍しいレッドダイヤモンドとともに、アメリカのスミソニアン博物館に展示されています。
2-2.ダイヤモンドの語源
ダイヤモンドの語源はギリシャ語で「不変」や「不屈」という意味の「adams(アダマス)」です。ダイヤモンドはとても硬く、他の石に傷つけられることがありません。その性質から、さまざまな硬い物を加工する際の工業用品として用いられることもあるくらいです。その硬さゆえに、「不屈」という意味の言葉が用いられたのかもしれませんね。
またダイヤモンドは和名では「金剛石(こんごうせき)」と呼ばれます。金剛とはサンスクリット語の「vajra(ヴァジュラ)」を漢語訳した言葉で、「最上」「もっとも優れている」という意味です。日本では仏教用語として使用される言葉が、ダイヤモンドの和名に用いられています。
2-3.ダイヤモンドの歴史と伝説
ダイヤモンドが人類に初めて発見されたのは、紀元前4世紀頃のことだと言われています。当時はその硬さのせいでうまく加工ができなかったそうです。その頃のダイヤモンドは、現在の私たちがイメージするようなきらびやかな輝きを発揮できず、宝石として価値も高くはありませんでした。
その頃のダイヤモンドはきらびやかな宝石としてではなく、特別に硬いパワーストーンとして特別視され、主に原石がお守りとして使用されていたようです。その後ダイヤモンドはインドからヨーロッパに持ち込まれます。古代ギリシャやローマなどでも、魔除けのお守りとして富裕層がダイヤモンドを身に付けていたようです。
ダイヤモンドの価値が高くなったのは15世紀。
1475年にベルギーで現在では常識となった「ダイヤモンドでダイヤモンドを研磨する」という加工方法が考案されてからのことです。この加工法が生み出されたことによって、ダイヤモンドはそれまでよりも格段に美しく加工されるようになりました。他にはない強い輝きで、ダイヤモンドは多くの人に愛される宝石になったのです。ところがダイヤモンドの価値は、ずっと安定していたわけではありません。
ダイヤモンドは長らくインドで産出され、その後もブラジルやアフリカなど、多くの産地で産出されました。その結果、需要に対しての供給が多くなりすぎてしまったのです。ダイヤモンドは一時期その美しさに似合わず、非常に安い宝石になってしまいました。
その価値を取り戻したのが、『ダイヤモンドは永遠の輝き』というキャッチコピーで有名なデビアス社です。デビアス社はダイヤモンド鉱山を買い採り、生産から加工、販売までを一括管理しました。市場に流通する量を調整することにより、ダイヤモンドの価値は保たれたのです。
2-4.ダイヤモンドの産地
ダイヤモンドは世界各地で産出されています。ダイヤモンドが最初に産出されたのはインドだと言われていますが、1700年頃にはインドでのダイヤモンド産出量が減り始めました。
現在、最も多くダイヤモンドを産出しているのはロシアです。ロシアは10年以上にわたって世界でもっともダイヤモンドを産出しており、産出されるダイヤモンドの30%以上がロシア産であるともいわれています。ただし近年は、ウクライナ侵攻によるロシアのダイヤモンド不買運動などが行われている関係もあり、供給が安定しません。ロシア産ダイヤモンドの価格上昇が心配されています。
アフリカ大陸の多くの国でも、ダイヤモンドが産出されています。ボツワナは世界2位のダイヤモンド産出量を誇る国です。ボツワナ産のダイヤモンドは品質も良いと評判です。その他にも南アフリカやコンゴなど、ダイヤモンド鉱山を多く抱えた国がアフリカ大陸には多くあります。
海を渡って、オーストラリアのアーガイル鉱山はピンクダイヤモンドが産出される鉱山として有名でしたが、アーガイル鉱山は2020年に閉山してしまいました。
3.ダイヤモンドは唯一無二の宝石
多くの人が感覚的に「ダイヤモンドは特別」と感じていると思います。それは感覚的なことだけでなく、実際ダイヤモンドはほかの宝石とは違う、特別な存在です。
ダイヤモンドに限らず、ジュエリーを選ぶ上で、ダイヤモンドについて知っていると役立つこともあります。ダイヤモンドがどういった点で特別なのかを、知っておくと良いでしょう。
3-1.ダイヤモンドの『鑑定書』
どんな宝石が良い宝石かは、人によるところも多々あります。大切な人にプレゼントしてもらったジュエリーや、思い出のあるジュエリーは、その人にとってとても価値がありますよね。ですがもし宝石の価値を客観的に証明しようと思うと、専門の機関が発行した書類が重要になってきます。
ところで宝石の価値を証明する書類には『鑑別書』と『鑑定書』があるのを知っていますか?名前はとてもよく似ていますが、このふたつには大きな違いがあります。
鑑別書は、その宝石の種類や石が加工されているかどうか、大きさなどを証明するためにあります。すべての宝石に発行されますが、その宝石の品質などについては記載がありません。一方鑑定書は、ダイヤモンドにしか発行されません。鑑定書には、ダイヤモンドの品質が書いてあります。
ダイヤモンドがどのようにカットされているか、大きさや重さはどれくらいかといったことが、事細かに記載されているのが鑑定書です。鑑定書にはダイヤモンドの価値基準である4Cについても記載があります。
3-2.ダイヤモンドだけの価値基準4C
4Cと呼ばれる、ダイヤモンドだけの価値基準があります。
Carat(カラット=重さ)
Cut(カット=輝き)
Color(カラー=色)
Clarity(クラリティ=透明度)
の4つの頭文字をとって4Cです。ひとつずつ詳細を見ていきましょう。
Carat(カラット=重さ)
カラットは宝石だけに使用される重さの単位です。グラムにすると、1カラットは0.2グラム。0.2グラムと聞くと、たったそれだけ?と思うかもしれませんが、実際1カラットのダイヤモンドはかなり迫力がありますよ。機会があったら見てみてくださいね。
Cut(カット=輝き)
カットは、ダイヤモンドの輝きに大きく関わってくる重要な要素です。ダイヤモンドはカットの仕方によってどのように輝くかが決まります。カットグレードは、ダイヤモンドの輝きにとって一番重要な要素でもあるのです。
カットのグレードは、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorの5段階に別れています。
Color(カラー=色)
カラーは、ダイヤモンドの色に関する評価です。
一部のファンシーカラーダイヤモンド以外のクリアカラーのダイヤモンドは、無色に近いほど良いものとされ、ランクが低いほど黄色みを帯びています。
もっとも価値が高いカラーはDです。Dからアルファベット順にE、F、…と続き、最も低いランクはZです。
Clarity(クラリティ=透明度)
クラリティは、ダイヤモンドの透明度を表す評価です。
宝石は出来上がる過程でインクルージョンと呼ばれるさまざまな異物が入り込んだり、ブレミッシュと呼ばれる傷がついたりします。インクルージョンやブレミッシュが少なければ少ないほど、品質の高いダイヤモンドとされるのです。
ダイヤモンドのクラリティは以下の11段階で評価されます。
・FL(フローレス)…内外部無欠点。インクルージョンもブレミッシュもまったくない
・IF(インターナリーフローレス)…内部無欠点。インクルージョンがまったくない。
・VVS1、2(ベリーべリースライトリーインクルーデッド)…ごくごくわずかなインクルージョンがある。2段階に分けられる。
・VS1、2(ベリースライトリーインクルーデッド)…ごくわずかなインクルージョンがある。2段階に分けられる。
・SI1、2(スライトリー インクルーデッド)…わずかなインクルージョンがある。2段階に分けられる。
・I1、2、3(インクルーデッド)…欠陥がある。3段階に分けられる。鑑定書が付けられないことも多い。
これらの4つのCが評価されて、ダイヤモンドの価値が決まるのです。
3-3.ダイヤモンドの資産価値
資産価値を考えた時にも、ダイヤモンドはとても良い宝石です。宝石は、とても高い価格で購入したのに買取に出すとほとんど価格がつかなかった…ということがよくあります。宝石自体の品質が良くても、専門ではない買取店にはそれを評価できるスタッフがいないということが多いからです。
ですが、ダイヤモンドは鑑定書を見れば誰でも品質を判断できます。また需要がなくなることもないので、ダイヤモンドのジュエリーはある程度の買取価格が期待できます。もしも将来手放したり、子どもや大切な人に譲ることを考えるのであれば、ダイヤモンドを強くおすすめします。
ダイヤモンドなら、他の宝石よりもきちんと評価をしてもらえる確率が高いです。もちろんその際に鑑定書やボックスなどの付属品がなければ買取価格が下がってしまうこともありますので、鑑定書や付属品はきちんと保管しておいてくださいね。
4.ダイヤモンドのスピリチュアル的な意味と効果
地球上で一番硬い宝石であるダイヤモンドは、スピリチュアル的にも大きなパワーを持っていると言われています。
ですが大きなパワーを持っている反面、身に付ける時には注意が必要です。ダイヤモンドを身に付けるとどのような効果があるのか、どうやって身に付ければいいのかを知っておきましょう。
4-1.ダイヤモンドの石言葉
ダイヤモンドの石言葉は「純潔」「清純」「永遠の愛」などです。
ダイヤモンドの透き通った輝きは、何にも汚されていない純潔さをイメージしますよね。また、他のものに傷付けられない硬さから、決して壊れない絆や永遠の愛を象徴しているともいわれています。
婚約指輪や結婚指輪としても定番で、根強い人気があるのは石言葉も影響しているのでしょう。
4-2.ダイヤモンドの持つ効果
ダイヤモンドは数あるパワーストーンの中でも最強のパワーを持つと言われています。
そのパワーは未来をも変えてしまうのだとか……。
いったいどれほどのパワーを持っているのか、どんな影響を持ち主に与えるかを見ていきましょう。
4-2-1.全体運の上昇
ダイヤモンドは、持ち主の全体的な運気を上昇させてくれるパワーを持っています。強い輝きで持ち主やその周囲を照らし、良い環境へと導いてくれるのです。
ですがダイヤモンドを持つときに気をつけたいのは、その強すぎる輝きがかえって良くないという場合もあることです。人には「やる気に満ちている!頑張ろう!」という時もあれば、「今はちょっと疲れて休みたい」という時もありますよね。ところがダイヤモンドはそれを理解してはくれません。常に前に、明るく進んでいくパワーストーンなのです。ダイヤモンドは、持ち主をある意味強制的にポジティブなフィールドに持っていこうとします。
そのパワーがプラスに働く時もあれば、マイナスに働く時もあるということを、使う側が理解しておきましょう。
4-2-2.願いをかなえる
ダイヤモンドには、持ち主の論理的な思考力と判断力をアップさせるパワーがあります。自分自身の目標に対して、達成するために何が必要なのか、どう行動すべきかを冷静に判断できるようになるのがダイヤモンドの効果です。なりたい自分にぐっと近づくことができるでしょう。
また、ダイヤモンドには「不屈」という石言葉があります。多少うまくいかないことがあっても、くじけないパワーを持ち主に授けてくれるパワーストーンです。
人生の目標や叶えたい願いに向かって、積極的に頑張りたい人にぴったりなパワーストーンと言えるでしょう。
4-2-3.カリスマ性アップ
ダイヤモンドには、強い輝きで多くの人を引き付ける魅力があります。パワーストーンとしても、その持ち主に他の人とは違うカリスマ性を与えてくれるでしょう。
リーダーとして周囲を引っ張っていく立場になった人や、仕事で目立ちたいという人にダイヤモンドはおすすめです。
ダイヤモンドは持ち主のリーダーの素質を開花させてくれるでしょう。
5.ダイヤモンドと他の石の相性
大きなパワーを持つダイヤモンドと、他のパワーストーンを組み合わせればもっともっと強いパワーが得られてすごいんじゃない?と思いますよね。
ですがどんなパワーストーンでも良いかというと、そういうわけではありません。ダイヤモンドには相性の良い石と悪い石があります。
それぞれのパワーストーンの良さを最大限に生かすためにも、相性の良い組み合わせを意識してみましょう。
5-1.ダイヤモンド×アレキサンドライト
アレキサンドライトは6月の誕生石です。世界三大希少石とも呼ばれているとても珍しい石で、ダイヤモンドと同様他の石にはない個性があります。アレキサンドライトの最も大きな個性といえば、「はっきりしたカラーチェンジ」です。カラーチェンジとは、石に当てる光の種類によって色が変わる宝石の性質のことをいいます。
アレキサンドライトは、自然光の下では青や青緑色の宝石です。ところが、ろうそくの明かりに当てると、赤や赤紫色に変化します。高品質のアレキサンドライトは、光の種類の違いで、まるでまったく別の宝石に見えるようなカラーチェンジを見せてくれるのです。他の宝石でもカラーチェンジは見られますが、アレキサンドライトほどはっきりと色が変わる宝石はとても珍しく、宝石好きにはとても好まれています。
アレキサンドライトの石言葉は「秘めた想い」「魅力」などです。パワーストーンとしては、アレキサンドライトは「変化の石」と呼ばれていて、持ち主を成長させたり、眠っていた才能を開花してくれるパワーを持っています。
持ち主のカリスマ性をアップさせるダイヤモンドと、とても相性が良いパワーストーンです。
5-2.ダイヤモンド×フローライト
フローライトは、ジュエリーというよりもパワーストーンとして有名な石です。フローライトは和名を「蛍石」と言います。熱や光に反応してほのかに光る蛍光性を持っていて、不思議な雰囲気をまとった宝石です。その性質から工業用の溶剤として用いられたり、光学レンズの材料になったりすることもります。
フローライトは、さまざまな色がある石です。よく見かけるのはグリーンやブルーのフローライトです。他にもピンクやイエロー、流通量は少ないですが赤いフローライトや、2色や3色に別れたレインボーフローライトと呼ばれる種類もあります。不思議な色合いが、スピリチュアルなパワーを感じさせますね。
フローライトの石言葉は「自由」「思考力」です。スピリチュアル的には持ち主を次のステージに進めるパワーを持っている石だと言われています。今悪い環境に置かれていると感じている人に、フローライトはパワーを貸してくれるでしょう。ポジティブなパワーで持ち主を引っ張ってくれるダイヤモンドとフローライトは相性がぴったりです。
5-3.ダイヤモンド×ルビー
モース硬度10のダイヤモンドに次いで、硬い宝石であるルビー。ルビーはモース硬度9で、ダイヤモンドと擦り合わせれば傷つきます。ですがそれ以外のほとんどの宝石よりは硬い石です。7月の誕生石としても有名で鮮やかな赤色が美しく、ジュエリーやパワーストーンとしても、長年にわたり高い人気を保っています。
ルビーは色も鮮やかで輝きも強いので、ダイヤモンドとともにジュエリーに加工されたりすることも多い石です。ジュエリーショップでもよく見かけますが、パワーストーンとしても持ち主をサポートしてくれる宝石です。
ルビーの石言葉は「愛」「情熱」「勝利」などです。明るくポジティブなイメージの言葉が多いですね。赤い色は燃え上がる炎を連想し、勢いが盛んなようすを示しています。前向きなパワーを持っているダイヤモンドとは相性が良い石だと言えるでしょう。
また、ルビーは女性的な魅力をアップしてくれる石とも言われています。仕事も恋愛も成功したい!という人は、ダイヤモンドとルビーを組み合わせて身に付けてみてはいかがでしょうか。
6.4月のダイヤモンド以外の誕生石「モルガナイト」
2021年に追加された4月の新しい誕生石が、モルガナイトです。
モルガナイトは淡いピンク色の宝石で、桜の花にも似て春らしい雰囲気があります。4月に身に付けるのにぴったりの宝石ですね。
とてもかわいらしいモルガナイトですが、まだそこまで有名ではありません。魅力を秘めたモルガナイトについて、詳しく見ていきましょう。
6-1.モルガナイトってどんな石?
モルガナイトはベリルという鉱物の一種です。
薄いピンク色の宝石ですが、一口にピンクと言っても幅があり、パステルピンク、オレンジっぽいピンク、紫っぽいピンクなどさまざまです。一般的には紫がかったはっきりしたピンク色や色が濃いピンク色が人気ですが、いろんなニュアンスのピンクから好きな色が選べるのはいいですね。
また、比較的大きな原石が産出されるのもモルガナイトの特徴です。大きな原石で産出されれば、その分大粒のジュエリーとして加工ができるので華やかなジュエリーが欲しいという人にも人気があります。ですがモルガナイトは、ジュエリーにできるほどの品質ではないものも多く、そういったモルガナイトはパワーストーンとして加工され、流通しています。
6-1-1.たくさんのモルガナイトの仲間
先ほどモルガナイトはベリルという鉱物だとご紹介しました。
ベリルはとても仲間が多い宝石で、色によって名前がかわります。
緑:エメラルド
青:アクアマリン
無色:ゴッシェナイト
ピンク:モルガナイト
他にも赤色のレッドベリルや黄色のイエローベリル、薄い緑色のグリーンベリルなど、種類が多いのがベリルの特徴です。同じベリルでも、それぞれ含まれる元素によって色が異なります。
たくさんある種類の中で、ベリルにマンガンとセシウムがわずかに含まれているのがモルガナイトです。
6-1-2.モルガナイトの価値
同じモルガナイトでも、その価値は石によって大きく異なります。石は品質によって価格に大きな差が出るものです。特にモルガナイトは産出された物の中でも、ジュエリーとして加工できるかそうでないかで大きく価値が異なります。価値が高いモルガナイトの条件はいくつかありますが、色と透明度は中でも重要です。
濃いピンク色で、色合いが均一なものが質の良いモルガナイトとされます。宝石は自然にできるものなので、色はいつも均一というわけではありません。よく見てみるとひとつの石でも、色の濃い所や薄い所があるのです。
ジュエリーとして加工される時、宝石は色ムラがわかりにくいように工夫して加工されます。カットや石をセットする角度などで、色ムラが気にならないようにするのです。あるいは色合いが均一な部分だけを、小さくカットしてすることもあります。もし機会があれば原石を見てみてください。大きめの原石では、色ムラが見られることもよくあります。原石を集めているコレクターの中には、そういった微妙な色合いを好む人もいますが、ジュエリーとしては色の濃さに差がない石の方が価値が高いです。
また、透明度もモルガナイトの品質に大きく関わってきます。内部の異物であるインクルージョンが少ないほど透明度が高く、内部に入った光をよく反射します。キラキラしないよりも、キラキラする宝石の方が高くなるというわけです。ところがモルガナイトはインクルージョンを含む物もよくあるので、そういった石はジュエリーとしては価値がないか、あってもとても低いものとして扱われます。大抵は透明度が低いモルガナイトは、パワーストーンとして、ジュエリーよりも安価で取引されているのです。
6-2.モルガナイトの名前の由来
モルガナイトという名前には、実はジュエリーブランドとして有名なティファニー社が大きく関わっています。
モルガナイトが発見されたのは1910年と、宝石の歴史を考えると比較的最近のことです。
モルガナイトの名前を付けたのは、ティファニー社の社員であったジョージ・クンツ氏。宝石のクンツァイトの名前の由来にもなったこの人は、当時世界有数の宝石コレクターであり、ティファニーの顧客でもあったJ・P・モルガン氏の名前から、モルガナイトという名前をつけました。
まさか発見者でもない個人が宝石の名前の由来になることがあるなんて、驚きですね。
6-3.モルガナイトの歴史
最初にモルガナイトが発見されたのは1910年、さまざまな宝石の産地として知られるマダガスカルでのことでした。その頃はモルガナイトという名前はなく、ピンク色のベリルということでローズベリルと呼ばれていました。ローズベリルは同年すぐにモルガナイトと名付けられ、研究がすすめられることになります。
現在モルガナイトは欧米で、婚約指輪としての人気が高まっています。そのきっかけになったのが、2002年にジェニファー・ロペスがピンクダイヤモンドの指輪をプロポーズの時に贈られたことです。このことで、ファンシーカラーダイヤモンドの人気がいっそう高まりました。ですがファンシーカラーダイヤモンド、しかもピンクダイヤモンドはとても高価です。そこで多くの人が注目したのがモルガナイト。モルガナイトはかわいらしいピンク色で、ダイヤモンドとは違いますがキラキラして華やかですので、人気が高まるのも納得ですね。
こう聞くと、まるでモルガナイトがピンクダイヤモンドの代替品のように感じるかもしれません。ですがモルガナイトはとても魅力的な宝石です。きっかけはなんであれ、モルガナイトの良さに多くの人が気付いたのであれば良かったと言えるのではないでしょうか。
6-4.モルガナイトの産地
モルガナイトの主な産地はブラジルです。ブラジルのミナスジェライス州にあるペグマタイト鉱山で多くのモルガナイトが産出されており、世界一のモルガナイトの産出量を誇っています。
また、最初にモルガナイトが発見されたマダガスカル産のモルガナイトも有名です。
モルガナイトは他にもアフガニスタンやアメリカ、ナミビアなどで産出されます。
多くの産地の中でも特に、ブラジル産とマダガスカル産のモルガナイトが品質が良いとされ、人気も高いです。
7.モルガナイトのスピリチュアル的な意味と効果
かわいらしいピンク色の華やかに輝くモルガナイトですが、実はジュエリーとして加工されるものは全体のほんの一部。透明度が低いなど、ジュエリーとしての加工に適さない石の多くはパワーストーンとして流通することになります。
モルガナイトはパワーストーンとしてもさまざまなパワーを持っているので、人気のある石です。
7-1.モルガナイトの石言葉
モルガナイトの石言葉は「愛情」「かわいらしさ」などです。
淡いピンク色のモルガナイトにはぴったりの石言葉ですね。
また、「優美」という言葉もモルガナイトは持っています。かわいらしいだけではなく、繊細な美しさを感じさせる宝石ですね。
7-2.モルガナイトの持つ効果
モルガナイトは女性の魅力をアップさせるパワーストーンと言われています。
かわいらしいピンク色なので、なんとなく優しい雰囲気を感じますよね。具体的にはどのようなパワーを持ち主に与える石なのか、詳しく見ていきます。
7-2-1.ストレスやトラウマからの解放
見た目にも優しい印象のあるモルガナイトは、その通り優しいパワーを持っていて持ち主を癒してくれるヒーリングのパワーを持っています。
何の見返りもなく持ち主を癒してくれる、純粋な優しさを持った石なので、常日頃大きなストレスに悩まされている人や、過去のトラウマを引きずっているという人におすすめです。
特におすすめなのが、モルガナイトのネックレスです。胸の位置からモルガナイトの優しいパワーが流れ込んできて、安心することができるでしょう。
7-2-2.対人関係の改善
モルガナイトの優しさは、持ち主を癒すだけではありません。
モルガナイトのヒーリングのパワーで癒された人は、自分を大事にできるようになります。すると自然と自信が身につき、周囲の人にも優しくできるようになるでしょう。そうすれば対人関係もいつの間にか良いものになっていきます。
良い循環の中心になってくれるのが、モルガナイトなのです。
7-2-3.恋愛運アップ
モルガナイトは女性の良いところを引き出してくれるパワーストーンです。
モルガナイトはもっとこうなりたいという気持ちに応えてくれます。自分の中に眠っていた魅力を開花させるサポートを、モルガナイトはしてくれるのです。
さらにモルガナイトは、持ち主が周囲から向けられる愛情にも気付かせてくれるというパワーを持っています。
ストレスやトラウマでいっぱいいっぱいになっている時には、周囲からの好意になかなか気付かなかったりしますよね。そんな周囲からの愛情に気付くことができれば、恋愛面でも進展することができそうです。
8.モルガナイトと他の石の相性
モルガナイトは、1種類で身に付けてももちろんパワーを発揮してくれます。ですがせっかく身に付けるなら、そのパワーを最大限に受けたいですよね。
モルガナイトは他の石と組み合わせることで、持っているパワーをさらに増幅したり、持っていないパワー同士を補い合ったりすることができます。
モルガナイトと相性の良いパワーストーンをご紹介しますので、身に付ける時の参考にしてください。
8-1.モルガナイト×水晶
クリスタルと呼ばれることもある水晶は、もっともベーシックなパワーストーンです。
水晶にはさまざまな種類があります。紫色のアメジストや黄色のシトリンなども水晶の仲間です。ですがここでは、透明で透き通った水晶のパワーについてご説明します。
水晶の石言葉は「純粋無垢」「生命」「調和」などがあります。日本では誕生石には入っていませんが、実はイギリスでは4月の誕生石に制定されていて、人気も高いそうです。
水晶は「浄化するパワーストーン」と呼ばれることもあるほど、浄化のパワーに特化しています。自分自身すら浄化してしまうほどの、強いパワーを持っているそうです。
その浄化のパワーは、モルガナイトの癒しのパワーとの相性が抜群です。2種類で組み合わせて持てば、ストレスを癒し、疲れた心を浄化してくれるでしょう。
また、水晶は2つの存在を取り持ってくれるパワーストーンでもあるので、もう1種類、自分の好きなパワーストーンを加えて3種類のパワーストーンを身に付けてみてもいいかもしれません。
8-2.モルガナイト×ムーンストーン
「月の輝きが集まった石」と言われることもあるムーンストーンは、独特のゆらめくような輝きが美しいパワーストーンです。
この輝きはシラー効果と呼ばれるもので、石の内部で光が反射することによります。最もよく見かけるのは青っぽい輝きのブルームーンストーンです。その他にも7色の虹のような輝きを見せるレインボームーンストーン、オレンジがかったピンク色のピーチムーンストーンなどがあります。
石言葉は「幸運」「健康」などです。恋を引き寄せるパワーストーンであることから「恋人同士の石」とも呼ばれています。
スピリチュアル的にも恋愛成就やストレスをやわらげるパワーを持っているので、モルガナイトのパワーと似ています。お互いのパワーを高めあうので、相性の良い組み合わせと言えるでしょう。
8-3.モルガナイト×ペリドット
ペリドットは明るいグリーンでキラキラと輝くので、「太陽の石」と呼ばれることもあるパワーストーンです。ペリドットは明るい黄緑色から濃い緑色まで色合いに幅があり、かつてはエメラルドと間違われることもありました。
他の宝石よりもわずかなひかりでも輝くので、夜会で貴婦人が好んで身に付けることもあったそうです。
多くの人を照らす太陽のような石として人気のあるペリドットの石言葉は「平和」「夫婦愛」「豊穣」などです。輝きの強いペリドットを見て、明るい未来を連想したのかもしれませんね。
スピリチュアル的には、ペリドットは持ち主をトラウマから解放し、ポジティブなパワーを与えると言われています。
優しいパワーのモルガナイトで癒されたら、ペリドットの持つ前向きなパワーでさらに一歩進んでみてはどうでしょう。
9.【まとめ】2種類の誕生石を使い分けしよう!
今回は4月の誕生石、ダイヤモンドとモルガナイトについてまとめてみました。
60年以上も、4月の誕生石として多くの人に親しまれてきたダイヤモンド。2021年に増えた新たな誕生石であるモルガナイト。どちらもとても魅力的な宝石です。
ダイヤモンドはその多くがカラーレスで、特に強い輝きを放ちます。主役としてはもちろん、小さな石を脇役としてジュエリーに使うことも多く、さまざまな石とも馴染む宝石です。
一方のモルガナイトは、4月に咲く桜のような淡いピンク色の石で、そのかわいらしい雰囲気から特に女性に人気があります。「かわいらしさ」という石言葉を持つこともあり、身に付けると女性らしい華やかさをプラスしてくれる宝石です。
それぞれに良いところがある2種類の宝石を、気分やTPOに応じて上手に使い分けましょう。うまく使い分けることができれば、その日一日晴れやかな気分で過ごせそうですね。