2025年9月09日
メレダイヤとは?価値ないくずダイヤ?真相とダイヤとの違いを徹底解説
宝石

メレダイヤとはどんなダイヤモンドなのか?ダイヤやパヴェダイヤとの違い、何カラットなのか、その価格や資産価値について解説します。「くずダイヤで価値がない」という噂や、婚約指輪・結婚指輪に使われるのかといった疑問にも答えていきます。
ジュエリーを探していると、商品説明に「メレダイヤ」と表記されていることがあります。メレダイヤは小粒ながら多くのジュエリーに用いられるダイヤモンドです。また、「パヴェダイヤ」と書かれたものを見かけることもありますが、こちらも普段あまり耳にしない言葉でしょう。
この記事では、一般的にイメージされるダイヤモンドと、メレダイヤ・パヴェダイヤの違いをわかりやすく解説します。さらに、メレダイヤの価格や資産価値、本当に「くずダイヤ」なのか、購入して後悔することはあるのか、といった気になるポイントもご紹介します。
1.メレダイヤとは

ショップでジュエリーを購入する時、どんな石が使われているかはとても重要です。ですが、使用されている宝石が何かを見ただけで判別することはできませんよね。そこで表示を確認すると、さまざまな宝石の名前が書かれています。
ダイヤモンドやルビー、サファイアなど、有名な宝石の名前が書かれていることもあるでしょうが、知らない宝石の名前のこともあると思います。宝石はとてもたくさんの種類があり、見た目は有名な宝石に見えても知らない宝石だったということは珍しくありません。
そして商品表示に「メレダイヤ」と書かれていることもあります。メレダイヤについて知らなければ、メレダイヤとはいったいどういう物なのか?普通のダイヤモンドとは違う物なのか?と疑問に思うでしょう。まずはメレダイヤがどういった物なのかをご紹介します。
1-1.ダイヤモンドとの違い
ダイヤモンドとメレダイヤの違いは、一言で言うと大きさです。ダイヤモンドの中でも特に小さな物がメレダイヤと呼ばれます。
メレダイヤの語源は、フランス語で「混雑している」という意味の「Melee(メレ―)」だと言われています。元は、小さなダイヤモンドがまるで混雑しているようにたくさん敷き詰められたデザインの物がメレダイヤと呼ばれていたようです。それが時を経て小さなダイヤモンドそのものを指すようになったと言われています。
1-2.メレダイヤは何カラット?
大粒のダイヤモンドはとても高価です。1カラット以上の大きくて存在感がある、とても高価なダイヤモンドのジュエリーにはとても手が届かないという人も多いですよね。そこで比較的手頃な値段の小さなダイヤモンドのジュエリーもよく売られていますが、具体的にはどれくらいの大きさの物をメレダイヤと呼ぶのでしょうか。
宝石はよくカラットという単位で表示されます。カラットとは宝石の重さを表す専用の単位で、0.2グラム=1カラットです。0.2グラムと聞くととても小さく感じると思いますが、キラキラと光る宝石は1カラットでも十分存在感があります。よくカラットとは大きさのことだと勘違いしている人もいますが、厳密には重さの単位なので、同じカラット数でも大きく見える物も、小さく見える物もあります。
メレダイヤ一般的には0.1ct以下のダイヤモンドのことを指しますが、0.3や0.2ctのダイヤモンドを指す場合などもあるので、具体的なカラット数は統一されていません。大粒のダイヤに対して、小粒の物をおおざっぱにメレダイヤと呼ぶ場合もありますし、メーカーやブランドによってメレダイヤの基準を決めていることもあります。
気になる時には具体的なカラット数をショップで確認した方が良いでしょう。また小粒なダイヤモンドではあるもののメレダイヤよりも大きなダイヤモンドをポインターダイヤと呼ぶこともあります。ポインターダイヤと呼ばれる時は、だいたい1カラット以下で0.3カラット以上くらいの物が多いようです。
2.メレダイヤの価値

ダイヤモンドの価値は世界基準で決められています。「4C」という言葉を聞いたことがありますか?4Cとはダイヤモンドの価値を決める4つの基準のことです。
4CとはCarat(カラット)、Cut(カット)、Color(カラー)、Clarity(クラリティ)を意味します。4つの頭文字を取って「4C」です。
このうち、メレダイヤはカラットの価値は期待できません。大きなメレダイヤは存在しないからです。では、メレダイヤはまったく価値はないのでしょうか?メレダイヤの価値について、詳しく見ていきます。
2-1.小さくても品質は大事!
メレダイヤはサイズが小さいためカラット数では差が出ませんが、その他の品質は一つひとつ異なります。特に脇石として使われたり、複数並べてデザインされることが多いので、品質の違いが仕上がりに大きく影響します。
注目すべきはカラーとクラリティです。メレダイヤは基本的に無色透明のカラーレスですが、実際はうっすらイエローやブラウンが入っているものが多め。ひとつでは気にならなくても、並べられることで全体がくすんだ印象になることもあります。
またクラリティ(透明度)は外部の傷や内部の内包物で決まります。こうした不純物が少ないほど輝きは増しますが、肉眼で確認できるレベルの傷があれば品質は低くなってしまいます。大きな宝石に目を奪われがちですが、メレダイヤが使われたジュエリーを選ぶときは、一粒一粒の品質にも注目して納得してから購入することが大切です。
2-2.メレダイヤの資産価値・価格
ジュエリーは数十年単位で使えるだけでなく、代々受け継がれることもあり、資産としての側面も持っています。必要な時には売却も可能です。ただし、すべてのジュエリーが資産になるわけではなく、品物の種類や状態によって価値は大きく変わります。では、メレダイヤに資産価値はあるのでしょうか。
結論から言うと、メレダイヤ自体の資産価値はほとんどありません。ひとつひとつが非常に小さいため、査定の際に「メレダイヤだけ」で値段がつくことは稀です。多くの場合、買取価格を左右するのは地金やメインストーンの大きさ。メレダイヤは品質が良くても数百円程度、場合によっては数十円程度にとどまることもあります。
ただし、上質なジュエリーに良いメレダイヤがあしらわれていれば、全体の評価に少し上乗せされる可能性はあります。それでも業者ごとに査定額は大きく変わるため、売却の際は複数の買取店で見積もりを取ることが重要です。
3.メレダイヤを使用するメリット・デメリット
メレダイヤは小さくて資産価値もないと聞くと、使用するメリットがないのでは?と思うかもしれません。ですが実際にメレダイヤが使われているジュエリーはたくさんあります。それはメレダイヤを使用するメリットが確かにあるからです。もちろんメレダイヤにはメリットだけでなく、デメリットもあります。前の項で解説した資産価値がほとんどないというのもそのひとつですが、それでも使用されるだけのメリットがあるのです。
メレダイヤを使用する主なメリットとデメリットをご紹介しますので、それが自分にとって価値があるかないかを考えてみてください。
3-1.メリット・ジュエリーが華やかになる
メレダイヤを使用するメリットのひとつに、ジュエリーが華やかになることがあります。
たとえば大きなルビーがあったとして、ルビー一粒だけを使用したジュエリーと、そのまわりをぐるりとメレダイヤで囲んだジュエリーでは、メレダイヤで囲んだジュエリーの方が明らかに華やかですよね。どちらが目をひくかは考えるまでもありません。
また、メインとなる大きな石がないジュエリーもあります。メレダイヤを一列に並べたリングや、まるで石畳のようにメレダイヤを敷き詰めたネックレスなどです。それらはひとつずつは小さなメレダイヤとは思えないほど美しく魅力的ですよ。
3-2.メリット・セット方法によっては破損しにくい
ジュエリーを身につける時に気になるのが、破損ですよね。気を付けていても知らない間に何かにぶつけたり擦ったりしてしまって、宝石が欠けたりいつの間にか紛失してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。せっかくのジュエリーが破損したり、宝石が紛失してしまったら本当にショックですよね。ですがセット方法によっては、宝石が破損する確率を抑えることができます。それが、メレダイヤのリングでよく用いられる爪を用いないセット方法です。
ダイヤモンドのリングと聞くと、多くの人は複数の爪を用いた立体的なセッティングをイメージするでしょう。このセット方法は爪の間からより光を受けてダイヤモンドが美しく輝くので、ダイヤモンドの魅力を最大限に引き出してくれます。ですがこのセット方法は石が高い位置にあるので衣服にひっかかってしまったり、ぶつかって石が破損したり台座が歪んで石が外れてしまうこともあるのです。
メレダイヤを一列に並べるエタニティリングでは、爪を用いない高さのないセッティング方法が用いられることがよくあります。このセッティング方法ではジュエリーは破損しにくく、安心して使用することができるでしょう。
3-3.デメリット・大粒のダイヤより地味に見える
反対にメレダイヤのデメリットは、やはりその見た目です。大粒のダイヤモンドに比べるとどうしても地味に見えるので、大粒のダイヤモンドのジュエリーに比べて満足度が得られないと思う人もいるでしょう。安っぽいと感じる人もいるかもしれません。
ジュエリーに何を求めるのかは人それぞれですが、大粒の宝石を使った目立つジュエリーが欲しいという人は、メレダイヤのジュエリーは避けたほうがいいでしょう。そういう人にぴったりなのは、メレダイヤが脇石として用いられたジュエリーです。脇石としてのメレダイヤはメインの大粒の石を見事に輝かせる美しい光を放ちます。華やかな装いを好む人も満足できるジュエリーです。
ジュエリーを身につけたいけれど派手すぎるのは好きじゃないという人には、メレダイヤを使ったジュエリーがおすすめです。0.3カラット以下のメレダイヤが一列に並んだエターナルリングなどは、派手すぎない輝きが美しいですよ。
4.メレダイヤの使用例
具体的に、メレダイヤがどのように使用されているかも重要です。
そこで次はメレダイヤの使用例をご紹介します。
メレダイヤはサイズこそ小さいですが、ダイヤモンドであることは間違いありません。小さくても美しく輝くようにさまざまな工夫が施されています。メレダイヤがどのように使用されているのか、その美しい輝きを見ていきましょう。
4-1.ジュエリーの脇石として

メレダイヤのもっとも一般的な使用方法として、メインとなる大粒の宝石を引き立てる脇石としての使用方法があります。
無色透明のダイヤモンドはメインの宝石がどんな色の石でも合わせられますし、小粒でもその輝きは変わりません。ジュエリー自体を強く輝かせる名脇役と言えるでしょう。
全体を見た時に一回り大きく見えるので、ゴージャスな印象を与えるのにも役立ちます。デザインに変化を付けることもできますので、メレダイヤは欠かせない存在です。
4-2.派手すぎないジュエリーとして

メレダイヤをメインに持ってくることによって、普段使いの派手すぎないジュエリーとして使用することもできます。
大粒の宝石はゴージャスすぎると感じる人にぴったりです。またTPOに合わせて控え目に、でも少しだけ華やかさが欲しい時にもメレダイヤのジュエリーはぴったりですね。ファッションにこだわる人は、メレダイヤのジュエリーを他のジュエリーの組み合わせて楽しむこともできます。メレダイヤのリングを持っていれば他の手持ちのリングと組み合わせてその日の服装などとコーディネートすることもできるでしょう。
4-3.華やかなデザインのパヴェダイヤ

メレダイヤを石畳のように細かく並べることをパヴェセッティングやパヴェデザインといいます。ひとつひとつは小さなメレダイヤですが、細かくたくさん並べることで大粒のダイヤモンドにも負けないゴージャスさを演出することができます。
ゴージャスなパヴェダイヤはメレダイヤとは言えないくらいの存在感がありますね。身につければ多くの人の視線を釘付けにするでしょう。
4-4.時計などの実用品として

メレダイヤはジュエリー以外に使用されることもあります。代表的な物は、メレダイヤを使用したデザインウォッチです。メレダイヤは時計の文字盤やベルトに用いられることで、時計を実用品からジュエリーに買えます。ダイヤが使われた時計はただの時計ではなく、華やかな場所で身につけるのにふさわしい特別な品物になるのです。
5.【FAQ】メレダイヤに関するよくある質問
メレダイヤがサイズが小さいダイヤモンドで、使用するメリットもデメリットもあるということを、ここまで解説してきました。最後にメレダイヤのよくある質問を3つご紹介します。
メレダイヤは確かに、間違いなくダイヤモンドです。ですが大粒のダイヤモンドではないので、さまざまな違いがあるのでは?と思うでしょう。疑問を解消した上で、メレダイヤのジュエリーを購入するかどうか決めてください。
5-1.婚約指輪や結婚指輪に使える?
ダイヤモンドといえば、「永遠の輝き」というキャッチコピーが有名ですよね。永遠の愛を誓うための婚約指輪や結婚指輪として使用されることも多い宝石です。ではメレダイヤは婚約指輪や結婚指輪として使用することはあるのでしょうか?
結論から言うと、メレダイヤを婚約指輪や結婚指輪として使用することはよくあります。特にメレダイヤをぐるりと一周敷き詰めたエタニティリングは、途切れない永遠の愛の象徴として選ばれることが多いです。
また、結婚後にずっとつけている人も多い結婚指輪はシンプルな物がいいと考える人もいます。シンプルだけど少しだけ特別な指輪を、という人には一粒だけメレダイヤを使用した結婚指輪も好まれていますよ。
5-2.メレダイヤを買って後悔することはある?
宝石は高価な買い物ですから、買ってから後悔したくないですよね。
メレダイヤのジュエリーを買ってから後悔するということもあるでしょう。では後悔する理由を考えてみましょう。
ジュエリーを買って後悔する理由はいくつかあります。「購入したはいいものの付けていく場所がない」「勢いで買ったけど、よく考えたらそんなに欲しくなかった」「店員の押しに負けて買ってしまった」「高価なジュエリーをローンで買ったけど、支払いがきつい」「安かったから買ったけど、あまり気に入らない」など…。
メレダイヤのジュエリーは、デザイン的には派手すぎない物も多く値段も比較的お手軽な物が多いです。そのため「他のジュエリーと比べると安いのでお買い得な気がした」という理由もあるでしょう。ですが他のジュエリーよりも安くてもジュエリーは高級品です。それでも本当に心から欲しいジュエリーであれば、買って後悔することはないと思います。
購入した後の生活をイメージした時に、自分が幸せそうかどうか?をよく考えてみるといいかもしれませんね。
5-3.メレダイヤは価値ないくずダイヤと呼ばれていた?
メレダイヤが「くずダイヤ」と呼ばれていたという話を聞いたことがありますか?実はメレダイヤはかつてそのような不名誉な呼ばれ方をしていました。
カッティングの技術が発達していなかったころ、大粒のダイヤモンドを加工した際にどうしても小さなダイヤモンドの破片が出ていました。ダイヤモンドの小さな破片は当時は使いようがなかったため、くずダイヤと呼ばれていたのです。ですが現代ではカッティングや加工の技術が発達し、そのような小さなダイヤモンドにもさまざまな方法で活用できるようになりました。そのためもう「くず」などとは呼ばれなくなったのです。
6.まとめ
今回はさまざまな場面で使用されるメレダイヤについて解説しました。
メレダイヤは一般に大粒ではないダイヤモンドを指します。大きさは0.3カラットか0.2カラット以下のダイヤモンドを言うことが多いですが、はっきりとした定義は定まっていません。大粒のダイヤモンドではないのでたったひとつではあまり存在感はありませんが、メレダイヤはメインとなる大きな宝石の脇石として使用されたり、複数で組み合わせて使用されたりすることが多く、ジュエリーには欠かせない存在です。控え目なデザインのジュエリーとしても使用されるので、日常生活の中でも気軽に身につけられるのが嬉しいですね。時計などのワンポイントとして使用されることも多く、生活にちょっとした彩りを添えてくれる存在でもあります。
メレダイヤはジュエリー全体をより華やかにしてくれたり、破損しにくいデザインのジュエリーがあったりというメリットもありますが、反対にデメリットもあります。控え目すぎて存在感がない、もう少し大きなダイヤを購入すればよかった、という後悔に繋がってしまうこともありますので、よく考えて購入してください。
メレダイヤはひとつだけだと一見目立たない存在ですが、デザインによってはとても魅力的なジュエリーになります。TPOに応じて、大粒のジュエリーとメレダイヤのジュエリーを使い分けることもできますので、どんな場面で使用したいかをイメージすることでより高い満足感を得られるでしょう。
自分にとってどんなジュエリーが一番いいのかをよく考えて、購入してくださいね。
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