2025年6月14日
【2025年最新版】エルメスのエブリンの定価一覧表|値上げ率や中古相場・今後の価格予想も紹介
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エルメスの数あるバッグの中でも、近年その人気を飛躍的に高めているのが「エブリン」です。象徴的な「H」のパンチングと、実用性に優れた斜め掛けデザインは、現代の多様なライフスタイルに完璧にフィットし、「買えない」という声が常に聞かれるほど、ブティックでは出会うのが難しい存在となっています。
2025年2月1日の価格改定により、エブリンの定価は再び引き上げられました。「果たして定価で手に入れることは可能なのか?」「なぜこれほど人気なのか?」「中古市場の価格相場は?」「今後も値上がりは続くのか?」これらの疑問は尽きないでしょう。
この記事では、エブリンの2025年最新定価をご紹介し、過去の値上げ率から今後の価格動向を予想します。さらに、「買えない」現状の理由、中古相場の実態、そしてエブリンが持つ資産価値についても掘り下げていきます。憧れのエブリンを手にしたいと願う方へ、最新情報と賢い選択のためのヒントとなれば幸いです。
目次
1.エルメスのエブリンとは

エルメスが手掛ける数々の名品の中でも、ユニークな歴史と普遍的な魅力を放つのが「エブリン」です。一目でそれとわかるアイコニックな「H」のパンチングデザインが特徴で、シンプルながらも洗練されたフォルムは、カジュアルな装いから上品なスタイルまで、幅広いコーディネートに溶け込みます。
エブリンのルーツは、エルメスが馬具工房として始まった創業当初にまで遡ります。元々は、馬のブラッシング用具などを収納するために作られたショルダーバッグであり、その誕生の背景には、エルメスが創業以来大切にしてきた「機能性」と「実用性」という哲学が色濃く反映されています。
バッグ正面の「H」のパンチングは、単なるデザインではなく、通気性を確保するための工夫でもありました。この機能美こそが、エブリンが長きにわたり愛される理由の一つです。
時代とともに進化を遂げてきたエブリンは、これまでに大きく分けてエブリンI、エブリンII、そして現行モデルであるエブリンIIIというバリエーションが存在します。それぞれのモデルの特徴は、下記の通りです。
・エブリンⅠ(アン): ショルダーストラップの調節ができず、内側にポケットもない最も初期のシンプルなモデル。
・エブリンⅡ(ドゥ): 外側にポケットが追加され、利便性が向上したモデル。
・エブリンⅢ(トロワ): Ⅱの機能に加え、ショルダーストラップの長さが調節可能になり、格段に使いやすくなった現行の主流モデル。
これらの進化を経て、エブリンは単なるバッグとしてだけでなく、エルメスの「実用的なエレガンス」を体現するアイコンバッグとしての地位を確立しています。
2.【2025年最新版】エブリンの最新定価

エルメス製品の価格は、原材料費の高騰や為替レートの変動、そしてブランド価値の維持などを理由に、定期的に見直されます。エブリンも例外ではなく、2025年2月1日には新たな価格改定が行われ、定価が引き上げられました。
以下に、2025年2月1日時点でのエブリンの主なモデルの定価(税込)をご紹介します。これは日本国内の正規ブティックでの価格であり、素材や特定のカラー、金具の色などによって変動する可能性があります。
エルメス エブリン 定価比較表(2025年2月1日改定分)
| 商品名 | 素材 | 値上げ前(2024年) | 最新定価 |
| エブリンTPM | トリヨンクレマンス | 326,700円 | 349,800円 |
| エブリンTPM | トリヨンモーリス | 334,400円 | 352,000円 |
| ネオ エブリン16 | キャンバス/レザー | 460,900円 | 493,900円 |
| エブリンPM | トリヨンクレマンス | 570,900円 | 610,500円 |
| エブリンGM | トリヨンクレマンス | 630,300円 | 672,100円 |
※「値上げ前(2024年)」の価格は、2024年2月に改定された価格です。
※上記価格は2025年2月1日時点の公式情報および市場情報を基に作成しています。エルメスの価格は変動する可能性があるため、最新の正確な情報はエルメスブティックにてご確認ください。
2-1.2024年からの値上げ率は?
2025年2月1日の価格改定では、エブリンも他のエルメス製品と同様に約5%〜10%程度の値上げが行われました。具体的なモデルごとの値上げ率を見てみましょう。
・エブリンTPM (トリヨンクレマンス)
旧価格 約326,700円 → 新価格 349,800円 値上げ率:約7.1%
・エヴリンPM(トリヨンクレマンス)
旧価格 約570,900円 → 新価格 610,500円 値上げ率:約6.9%
・ネオ エヴリン 16 (キャンバス/レザー)
旧価格 約460,900円 → 新価格 493,900円 値上げ率:約7.2%
このデータから、人気の高いミニサイズやPMサイズで比較的高めの値上げ率が適用されていることが分かります。また、需要の高さや希少性を反映したエルメスの戦略とも考えられます。
2-2.過去の値上げ率や価格推移は?
エルメスは、過去数年にわたり継続的に価格改定を実施してきました。2025年2月の改定もその流れの一環であり、一般的に年に1〜2回の頻度で価格の見直しが行われています。
エブリンの定価も例外なく上昇傾向にあり、2022年、2023年にもそれぞれ約5%〜15%程度の値上げが実施されてきました。例えば、エブリンTPM(トリヨンクレマンス)の定価は、2022年は245,300円、2023年は281,600円でした。数年前と比較すると、現在のエブリンの定価は大幅に上昇していることが明確です。
2-3.今後の値上げ率を予想
エルメスは近年、世界的なインフレや為替変動、そしてラグジュアリー市場におけるブランドのポジションを維持するため、定期的な価格改定を常態化させています。具体的な値上げ率を正確に予測することは困難ですが、年間5%〜10%程度の値上げが今後も継続される可能性は十分に考えられます。購入を検討されている方にとっては、現在の定価が将来的に最も安価であった、という状況になる可能性も十分にあり得るでしょう。
3.エルメスの価格改定について

エルメス製品の価格改定は、その高品質と希少性を維持するためのブランド戦略の一環として、定期的に行われています。単に価格が上がるだけでなく、そこにはエルメスが大切にする哲学や、グローバルな経済状況が深く反映されていると言えるでしょう。
3-1.価格改定の値上げの頻度や時期は?
エルメスの価格改定は、基本的に年に1回から2回の頻度で行われることが多いのが特徴です。例年、2月〜3月頃に一度大きな価格改定が実施されることが多く、場合によっては秋(10月〜11月頃)にも小規模な改定が入ることが見られます。
3-2.定期的な値上げの理由は?
エルメスが定期的に価格改定を行う背景には、複数の複雑な要因が絡み合っています。まず、エルメス製品に惜しみなく使われる最高級のレザーや希少な金属、高品質な素材といった原材料費の高騰が挙げられます。これらの価格が世界的に上昇すれば、当然製品コストも上がります。
次に、エルメス製品の根幹をなす、熟練の職人による一点一点手作業での丁寧な作り込みには、長い時間と高度な技術が必要です。この技術を維持し、次世代に継承していくための人件費や教育コストも、製品価格に反映されます。
また、エルメスはフランスを拠点とするグローバルブランドであるため、世界各国での販売価格は為替レートの影響を大きく受けます。自国通貨以外の国での収益性を保つため、為替変動に応じて価格を調整する必要があるのです。
さらに、エルメスは単なるファッションアイテムではなく、「一生もの」の資産価値を持つラグジュアリーブランドとしての地位を確立しています。価格を適切に管理することで、その希少性や特別感を維持し、ブランドの権威性を高めるというブランド価値の維持と向上も、重要な戦略の一つです。
そして、バーキンやケリー、エブリンのような人気モデルは、常に需要が供給を大幅に上回っている状況にあります。価格を上昇させることで市場のバランスを保ち、製品の価値をさらに高めるという側面も持ち合わせています。これらの理由から、エルメスの製品価格は、今後も緩やかな上昇傾向が続く可能性が高いと考えられています。
3-3.なぜエルメスは公式サイトで定価を公表しない?
エルメスは、ほとんどのラグジュアリーブランドとは異なり、公式サイトで詳細な定価の一覧を公表していません。これにはいくつかの理由が考えられます。
一つは、エルメスが顧客に「製品を買いに行く」だけでなく、「エルメスの世界に触れる体験」そのものを提供することを重視しているためです。ブティックでの接客を通じて、製品の背景にある職人技や歴史、そしてパーソナルなサービスを体験してもらうことを促しています。価格を店頭でのみ伝えることで、この特別な購買体験を演出していると言えるでしょう。
また、価格をオープンにしないことで、ブランドの持つ「神秘性」や「希少性」を高める効果も期待できます。誰もが簡単に手の届くものではない、という特別感を演出する戦略の一つなのです。さらに、国ごとの税制、為替レート、市場状況の違いにより価格が細かく変動する可能性があるため、公式サイトで一律に公表してしまうと、その調整が難しくなるという側面もあります。
3-4.最新の正確な定価を確認する方法は?
公式サイトで定価が公表されていない現状では、最新の定価を知る最も確実な方法は、エルメスのブティックに直接来店し、店員に尋ねることです。ブティックでは現物を見ながら、素材や色の違いによる価格差も確認できるというメリットもあります。また、一部のブティックでは、電話で特定の製品の価格を問い合わせることも可能ですが、人気モデルによっては「ご来店ください」と言われることもあります。
エルメスの公式オンラインブティックでも、在庫がある一部の製品の価格は掲載されていますが、全ての製品が常時表示されているわけではありません。特に人気のエブリンTPMなどは、オンラインに掲載されてもすぐに売り切れてしまうため、価格を確認する機会自体が限られることがほとんどです。やはり、エルメスの製品の最新価格を知るためには、ブティックに足を運ぶのが最も確実であり、エルメスが顧客に提供したい体験の一部でもあると言えるでしょう。
4.エブリンは買えない?中古相場や資産価値は?

エルメスのエブリンを手に入れたいと願う多くの人が直面するのが、「なかなか買えない」という現実です。特に人気のミニ(TPM)やPMサイズは、ブティックの店頭にめったに並ぶことがなく、フリーで出会うのは至難の業と言われています。このような入手困難な状況には、いくつかの要因が複雑に絡み合っています。
4-1.なぜエブリンは買えない?
エブリンが買えないと言われる主な理由は、まず需要の圧倒的な高さが挙げられます。エブリンは、その実用性の高さと洗練されたデザインから、世界中で非常に人気が高く、常に欲しいと願う顧客の需要が供給をはるかに上回っています。この人気は、近年カジュアルなスタイルが主流になったことや、著名人やインフルエンサーが愛用する姿がメディアで多く見られるようになったことも背景にあります。
加えて、エルメスは徹底した品質管理と、熟練職人による手作業での生産体制を貫いているため、大量生産ができません。これにより、希少性がさらに高まり、店頭に並ぶ製品の数は限られてしまいます。特に、価格改定が予想される時期には、値上げ前に購入しようとする「駆け込み需要」が発生し、一時的に在庫がさらに少なくなる傾向も見られます。
このように、店舗には物理的に製品が十分にない状況が常態化しており、多くの顧客が「定価で買えない」と感じています。新規の顧客が人気の高いエブリンを正規店で、かつフリーで購入できる確率は極めて低いのが現状であり、顧客としての実績を積むことの重要性が語られるほど、購入のハードルは高いと言えるでしょう。
4-2.エブリンのリセールバリュー(中古相場)は?
このような正規店での入手困難な状況を背景に、中古市場は活発に動いています。エブリンのリセールバリューは、モデル、サイズ、素材、カラー、そして商品の状態によって大きく変動しますが、特に人気の高いTPMやPMサイズ、そしてエトゥープやノワールといった定番カラーの場合、定価を上回る価格で取引されるケースも少なくありません。
新品同様の未使用品であれば、定価の1.2倍やそれ以上で販売されることも珍しくありませんし、良好な中古品でも、定価に近い価格で取引されることが一般的です。これは、新品が買えない顧客が中古市場に流入することで、需要と供給のバランスが保たれているためであり、エブリンの人気の高さが中古市場にもそのまま反映されていることを示しています。素材ではトリヨンクレマンスが特に人気が高く、市場価値も安定しています。
4-3.エブリンは値崩れしない?資産価値はある?
この高いリセールバリューは、エブリンが単なるバッグではなく、資産価値を持つアイテムとして認識されていることを示しています。エルメス製品全体に言えることですが、その卓越した品質、時代を超越するデザイン、そしてブランドが維持する希少性によって、エブリンは「値崩れしない」と言われる傾向にあります。
一般的に、ファッションアイテムは購入と同時に価値が下がるものが多い中で、エルメスの人気バッグは、その価値を維持しやすいことで知られています。経済状況や為替変動、さらなる価格改定によって一時的な価格の上下はあるかもしれませんが、長期的に見れば、その価値は維持され、場合によっては上昇していく可能性も十分にあるでしょう。
特に、エルメスが今後も生産数を絞り、需要が継続する限り、その資産価値は下がらないと見込まれています。そのため、エブリンは単にファッションを楽しむだけでなく、将来的な資産としても期待できる、非常に魅力的なアイテムです。
5.エブリンの魅力

エブリンがこれほど多くの人々を魅了し、「買えない」状況が続くほどの人気を集める背景には、その卓越した機能性と普遍的なデザイン性、そしてエルメスならではの哲学が深く関わっています。
5-1.エルメスの歴史を感じられる普遍的なデザイン
エブリンの魅力の一つは、エルメスの歴史を感じさせる普遍的なデザインにあります。馬具工房としてのルーツを持つエルメスが、馬のブラシ入れとして考案したというエブリンの誕生秘話は、機能性と実用性を追求するエルメスの哲学そのものを体現しています。
バッグ中央に配されたアイコニックな「H」のパンチングは、単なるデザイン要素としてだけでなく、かつて通気性を確保するための実用的な意味合いも持っていました。この機能美と、時代に左右されないシンプルなフォルムが、流行に流されることなく長く愛される理由となっています。その洗練された佇まいは、どんな時代、どんな場所にも自然に溶け込み、持つ人の品格を引き立ててくれるのです。
5-2.使い勝手の良さ
エブリンが多くの人々に選ばれる大きな理由の一つに、その圧倒的な使い勝手の良さが挙げられます。まず、エルメスのバッグの中では比較的軽量な部類に入るため、日常使いで疲れにくいのが特徴です。
また、内側にはオープンなメインコンパートメントが広がり、現行モデルであるエブリンIII(アマゾーヌ)には背面に便利な外ポケットが備わっています。これにより、スマートフォンやパスケースなど、すぐに取り出したいものをスムーズに収納できる工夫が凝らされています。
さらに、調整可能なショルダーストラップは、斜め掛けにして両手を自由に使えるため、子育て中の方からアクティブなビジネスパーソンまで、幅広い層に支持されています。その実用性の高さから、デイリーユースから旅行、ちょっとしたお出かけまで、様々なシーンで活躍する汎用性も持ち合わせています。
5-3.幅広い年齢層や性別を問わず高い人気
エブリンは、そのシンプルで洗練されたデザインから、特定の年齢層や性別に限定されず、幅広い層から高い人気を得ています。可愛らしいミニサイズは若い世代に、定番のPMサイズはミドルエイジに、そして収納力のあるGMサイズは男性にも選ばれるなど、それぞれのライフスタイルに合わせた魅力を放っています。
ジェンダーレスなファッションが注目される現代において、エブリンの持つユニセックスな魅力は特に際立っており、カジュアルなデニムスタイルから、きれいめなワンピース、ビジネスシーンのジャケットスタイルまで、どんなコーディネートにも自然に溶け込み、エレガントさを添えることができる点が、多くの人々に愛される秘訣です。
5-4.使用シーンに合わせられる豊富なサイズとカラー展開
エブリンが持つ魅力は、使用シーンや個人の好みに合わせて細かく選べる豊富なサイズとカラー展開にもあります。ミニ(TPM)からPM、GM、そして希少なTGMまで、それぞれ異なる収納力と印象を持つ多様なサイズが用意されており、日常使いから旅行まで、幅広いニーズに対応します。
さらに、エルメスならではの美しい革素材に加え、定番色であるエトゥープやノワール、ゴールドといった人気色から、シーズンごとに発表される限定色の鮮やかな色合いまで、多種多様なカラーバリエーションが展開されています。これらの豊富な選択肢の中から、自分のスタイルやTPOに合った一点を見つけることができるため、エブリンは単なるバッグ以上の、特別な存在として多くの人々にとっての憧れの的となっているのです。
6.エブリンのサイズ展開
エブリンは、持つ人のライフスタイルや用途に合わせて選べる多様なサイズが展開がされています。それぞれのサイズが異なる収納力と印象を持ち、幅広いニーズに応えることができる点が魅力です。
6-1.エブリンTPM(ミニエブリン)
エブリンの中でも特に高い人気を誇るのが、最も小さいTPM(Très Petit Modèle)、通称「ミニエブリン」です。横幅約16cm程度のコンパクトなサイズ感が特徴で、スマートフォン、ミニウォレット、リップなどの最低限の必需品をスマートに収納するのに適しています。
その可愛らしい見た目と、アクセサリー感覚で持てる手軽さから、日常使いはもちろん、ちょっとしたお出かけやパーティーシーンでも活躍します。斜め掛けした際のバランスが良く、ファッションのアクセントになるため、SNSなどでも多くのセレブリティやインフルエンサーが愛用している姿が見られ、入手が最も難しいサイズの一つとされています。
6-2.エブリンPM(エブリンIII 29)
次に人気が高いのが、PM(Petit Modèle)、通称「エブリンIII 29」と呼ばれるサイズです。横幅約29cmで、エブリンの中で最も汎用性が高く、デイリーユースに最適なサイズとされています。長財布、ポーチ、手帳、ペットボトルなども無理なく収納できるため、通勤や普段使いに非常に便利に活用できます。
大きすぎず小さすぎない絶妙なバランスは、カジュアルからきれいめまで幅広いスタイルに合わせやすく、エルメスを初めて購入する方にもおすすめされることが多いモデルです。このサイズもまた、ブティックで出会うのが困難な人気モデルの一つです。
6-3.エブリンGM(エブリンIII 33)
GM(Grand Modèle)、通称「エブリンIII 33」は、PMよりも一回り大きく、横幅が約33cmのサイズです。その収納力は非常に優れており、タブレット端末や書類なども収納できるため、荷物が多い日やちょっとした旅行、ビジネスシーンでのサブバッグとしても活躍します。
PMサイズと比較すると存在感が増し、男性がカジュアルに持てるバッグとしても人気があります。より多くの荷物を持ち運びたいシーンで、その真価を発揮するサイズと言えるでしょう。
6-4.エブリンTGM
エブリンの中で最も大きなサイズがTGM(Très Grand Modèle)です。このサイズは非常に大きく、日常使いというよりは、週末の小旅行やゴルフバッグ、マザーズバッグなど、特定の用途で活躍するモデルとなります。
市場に出回る数が非常に少なく、その希少性からコレクターズアイテムとしての側面も持ち合わせています。そのユニークで圧倒的な存在感は、エブリンというバッグの多様性を象徴する、特別なサイズと言えるでしょう。
7.エブリンの人気色
エルメスのバッグは、その豊富なカラーバリエーションも大きな魅力の一つです。エブリンも例外ではなく、定番色からシーズン限定色まで、多種多様な色が展開されており、選ぶ楽しみが尽きません。特に人気が高い色合いは、単に美しいだけでなく、どんなスタイルにも合わせやすい汎用性や、リセールバリューの高さといった実用的な側面も持ち合わせています。
7-1.エトゥープ
エトゥープは、グレーとベージュが混じり合ったような絶妙なニュアンスカラーで、エルメスを代表する人気色の一つです。その上品で洗練された印象は、どんな色合いの洋服にもしっくりと馴染みやすく、非常に高い需要があります。季節を問わず一年中使える万能色として、最初のエブリンに選ばれることも多く、リセールバリューも特に安定しています。
7-2.ノワール
ノワールは、エルメスの定番中の定番である「黒」を指します。時を超えて愛されるタイムレスな色であり、フォーマルな場面からカジュアルな日常使いまで、あらゆるシーンに対応できる究極のベーシックカラーです。また、傷や汚れが目立ちにくいという実用的なメリットもあり、長く愛用したいと考える方に選ばれ続けています。
7-3.ゴールド
ゴールドは、深みのあるブラウン系の色合いで、見る人に上品でクラシックな印象を与えます。特にトリヨンクレマンスなどの素材と組み合わせると、革本来の豊かな質感と相まって、より温かみのある雰囲気を醸し出します。秋冬の装いによく合い、落ち着いた大人の女性や男性に人気が高く、エルメスらしい伝統的な美しさを感じさせるカラーです。
7-4.オレンジ
エルメスのブランドカラーであるオレンジは、持つだけで気分が上がるような、明るくポジティブな印象を与えます。ファッションのアクセントとしても非常に効果的で、個性的なスタイルを好む方に選ばれています。バッグを主役にしたコーディネートを楽しみたい場合に最適で、限定色なども多く、エルメスファンにとってはコレクター心をくすぐる特別な色でもあります。
7-5.ブラウン系
ゴールド以外にも、エベンヌ(ダークブラウン)、キャメル、モカなど、様々なブラウン系の色合いが人気を集めています。これらのアースカラーは、自然な風合いでどんな装いにも馴染みやすく、カジュアルながらも上品さを保ちたい場合に最適です。季節感を問わず、落ち着いた大人のスタイルを演出できる汎用性の高いカラー群と言えます。
7-6.ブルー系
ブルー・ニュイ(ダークネイビー)、ブルー・サフィール(深みのあるブルー)、ブルー・ペール(淡い水色)など、幅広いトーンのブルー系も人気です。落ち着いた色合いはビジネスシーンにも馴染み、洗練された印象を与えます。一方、明るいトーンは爽やかで季節感を演出し、特に春夏シーズンに人気があります。
7-7.ピンク系
ローズ・アザレ(鮮やかなピンク)、ローズ・エクストリーム(ビビッドなピンク)、ローズ・サクラ(淡い桜色)など、フェミニンで華やかなピンク系も多くの女性に支持されています。コーディネートに愛らしさや華やかさを加えたいときに選ばれ、持つ人の気分を高めてくれるカラーです。
7-8.イエロー系
ライム(鮮やかなイエロー)、スフレ(パステルイエロー)など、明るく元気な印象のイエロー系も人気です。個性的でファッションの主役になる色として、特に限定コレクションなどで展開されることが多く、新鮮なスタイルを求める人々に選ばれています。
7-9.ホワイト系
ブラン(純粋な白)、クレ(ごくわずかにベージュがかった白)など、清潔感あふれるホワイト系も人気です。特に春夏シーズンに映える色で、上品で洗練された印象を与えます。コーディネート全体を明るく見せる効果がありますが、汚れが目立ちやすいという特徴もあるため、丁寧なケアが求められるカラーでもあります。
8.買えないエブリンの定価は今後も上昇傾向
エルメスのエブリンは、その実用性、普遍的なデザイン、そして卓越した品質によって、高い人気を維持し続けています。正規店での入手が困難な状況が続くのは、その需要が限られた供給を常に上回っているためです。
エルメスは、原材料費の高騰や職人の人件費、為替変動、そしてブランド価値の維持といった様々な理由から、近年、定期的な価格改定(値上げ)を繰り返してきました。2025年2月1日の改定もこの流れの一環であり、今後もエブリンの定価は上昇傾向が続くと予想されます。この継続的な値上げは、エブリンが単なるファッションアイテムではなく、その価値が維持される「資産」としての側面も持つことを示しています。
そのため、購入を検討されている方にとって、現在の定価は将来的に最も安価である可能性が高いと言えるでしょう。正規店での入手は困難を極めますが、中古市場の動向を注視し、計画的に行動することが憧れのエブリンを賢く手にする秘訣となります。手に入りにくい状況は続きますが、エブリンはこれからも多くの人々にとって特別な存在であり続けるでしょう。
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