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2025年11月02日

アコヤ真珠と本真珠の違い|値段の違い・見分け方・お手入れ方法を解説

宝石

真珠を購入しようと思った時、多くの人を迷わせるのが真珠の種類の多さです。ただ真珠が欲しいと思っただけなのに、いざお店に行くとそこには、いろんな名前の真珠があるので混乱してしまったという経験がある人もいるでしょう。

そこで今回は、アコヤ真珠と本真珠の違いをはじめ、価値や保管方法などについてもご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください!

1.アコヤ真珠とは?

※画像はイメージです

アコヤ真珠とは、アコヤ貝という種類の貝から採れる真珠です。アコヤ真珠の9割が日本で養殖されたもので、私たちがもっとも目にする機会が多い真珠と言えるでしょう。

流通しているアコヤ真珠の大きさは6~8ミリ程度の物が多く、きれいな球の形をしています。

アコヤ真珠は同じアコヤ貝から採れた真珠でも、さまざまな色合いがある真珠です。その色を大まかに分けると、イエロー系、ブルー系、ブラックなどに分けられます。ブルー系は真珠ができる過程で異物が混入して変色したもの、ブラックは天然もしくは染料や薬品、放射線などで加工された真珠です。イエロー系はさらに色の濃さでゴールド、イエロー、クリーム、ホワイトに分けられ、ホワイトの中には人の手によって着色されたピンク、無着色のナチュラルホワイトやナチュラルピンクなどに分けられます。真珠の色合いを整える加工は昔から行われており、価値を大幅に下げることはありませんが、まったく加工されていない真珠のほうが希少で、価値があるとされます。

2.本真珠とは?

本真珠とは、偽物ではない本物の真珠全般を指す言葉です。天然か養殖か、種類が何であるかには関係なく、人工素材で作られたイミテーション(偽物)でなければすべて本真珠に含まれます。

アコヤ真珠、白蝶真珠・黒蝶真珠といった南洋真珠、淡水真珠、マベ真珠、なども本真珠の仲間です。ちなみに、初心者の方が迷いやすい「貝パール(シェルパール)」は、真珠核そのものは本物の貝素材ですが、表面に人工的なコーティングを施して光沢を出しているため、本真珠ではありません。本真珠とイミテーションの線引きを理解しておくと、次の章で出てくる“アコヤ真珠との違い”がより分かりやすくなります。

3.アコヤ真珠と本真珠の違い

アコヤ真珠と本真珠の“違い”については、結論から言うと明確な違いはありません。本真珠とは偽物ではない真珠全般を指す広い言葉であり、その中にアコヤ真珠・南洋真珠・淡水真珠など、さまざまな種類が含まれています。つまりアコヤ真珠は本真珠の一種であり、「どちらが本物か」「どちらが上位か」といった比較をする関係ではありません。

ただし種類として見た場合、アコヤ真珠は特有の透明感のあるテリや繊細な色合いから、高品質な真珠として評価されることが多い点が特徴です。この関係性を知っておくと、“違い”という言葉の本当の意味が理解しやすくなり、真珠選びや価格差の理由もより納得しやすくなります。

4.真珠の種類ごとの価値・価格

真珠と一口に言っても、その種類によって価値や価格は大きく異なります。淡水真珠はもっとも養殖しやすく大量生産が可能なため、比較的お手頃な価格で手に入ります。品質にもよりますが、数千円から1万円前後で購入でき、初めて真珠を買う人や普段使いのアクセサリーを探している人におすすめです。

アコヤ真珠は10万円前後のネックレスが一般的で、花珠真珠やオーロラ花珠といった最高品質のものはさらに高額になります。日本産のアコヤ真珠は品質が高く、特有の美しい光沢が魅力です。淡水真珠より高価ですが、冠婚葬祭など幅広い場面で活躍します。さらに、シロチョウ真珠やクロチョウ真珠といった南洋真珠は20万円以上することも多く、大粒で華やかな見た目が特徴です。希少性が高く、身につけるだけで特別感を味わえるジュエリーといえるでしょう。

5.真珠の偽物を見分ける方法

真珠は本物とイミテーションが見た目だけでは非常に区別しづらく、初心者の方ほど迷いやすいポイントです。ここでは、自宅でも簡単にチェックできる“偽物を見分ける3つの方法”を紹介します。高額なジュエリーほど偽物も精巧になっているため、購入前の確認や手持ちのアイテムを見直したいときにも役立ちます。

5-1.サイズの統一感

本真珠は天然の貝の中で育つため、同じネックレスに連なっていても微妙なサイズ差があるのが一般的です。しかし、イミテーションは機械で均一に作られるため、大きさがほぼ完璧に揃っています。特にラウンドのネックレスで“あまりに綺麗に統一されすぎている”場合は注意が必要です。わずかな個体差こそが本真珠特有の魅力でもあり、自然にできる誤差が見分けのポイントになります。

5-2.蛍光性

真珠は種類によって蛍光反応が異なることも特徴のひとつです。アコヤ真珠は個体差はありますが、市場に出回る多くの製品は黄色味を整えるために漂白加工が施されていることが多く、ブラックライトを当てると青白い蛍光を示す場合があります。一方でイミテーションは蛍光をほとんど示さない、もしくは不自然な反応になることがあり、真偽を判断する際の目安として役立ちます。ブラックライトがあれば手軽に確認できますが、あくまで種類や個体差による違いもあるため、“参考程度のポイント”として活用するのがおすすめです。

5-3.穴(孔)の状態

真珠に開けられている穴(孔)の仕上がりは、本物かどうかを判断するうえで非常にわかりやすいポイントです。本真珠は真珠層が何層にも重なってできているため、孔の内側を見ると薄い層が積み重なったような独特の構造が確認できることがあります。また開口部分も比較的滑らかで、加工によって極端に崩れることはあまりありません。

一方でイミテーションは、樹脂やガラス素材にコーティングを施してから穴を開けるため、孔の内側が単一色でツルっとしていたり、塗料の欠け・はみ出しが目立つことがあります。特に開口部の縁が脆く崩れやすい点は、偽物に見られやすい特徴です。

ネックレスの端の玉などは孔が確認しやすいため、気になる場合はルーペで覗いてみるのもおすすめです。真珠層特有の“重なり”が見えるかどうかが、判断の手がかりになります。

6.真珠のお手入れ&保管方法

素敵なジュエリーを購入できたら、次に気を付けてほしいのが真珠のお手入れ方法です。

ジュエリーのお手入れ方法・保管方法は石の種類によって異なります。石の性質によっては適切な取り扱い方が違うので、中には良かれと思ってしたことが、かえってその石のためによくないことだったということも……。

そんなことにならないために、真珠のお手入れ方法・保管方法をご紹介します。これさえ覚えておけば、真珠をいつ購入しても安心ですよ。

6-1.毎日のお手入れ方法

真珠のジュエリーは、汗や皮脂などの汚れが知らないうちに付着しています。そのままにすると真珠を傷める原因になるため、使用後はやわらかい布で優しく拭く習慣をつけましょう。眼鏡拭きなどでも十分ですが、宝石用クロスを使う場合は研磨剤が含まれていないものを選んでください。研磨剤入りのクロスやティッシュは真珠の表面を傷付けてしまうおそれがあります。やわらかい布で表面を拭くだけで、その日についた汚れは十分落とせます。水洗いや超音波洗浄は内部に水が染み込んだりヒビの原因になるため避けましょう。

また、ネックレスの糸替えも忘れずに行いたいポイントです。真珠のネックレスは5~10年に一度の糸替えがおすすめです。糸は時間とともに劣化し、切れると真珠が落下して傷付くこともあります。使用頻度が高い場合は早めの交換を意識し、購入店やジュエリーショップで相談してみると安心です。

6-2.保管時の注意点

宝石がついたジュエリーは、その石に合わせた保管をする必要があります。真珠の場合気を付けなければならないのは、まず直射日光を避けることです。真珠は長時間、直射日光を浴び続けると退色することがあります。いろんな色がある真珠の中からせっかく一番気に入るものを選んだのに、色が変わってしまったらショックですよね。変色・退色を避けるために、保管時は直射日光を避けてください。

また、高温多湿も真珠にとってはよくありません。窓際など湿度が高くなりやすいところに、真珠を置いておくのはやめましょう。エアコンの直風が当たるような場所も避けてください。

また、真珠は他の宝石と比べても、特に傷つきやすいということも覚えておいてください。いろんなジュエリーをジュエリーボックスなどにまとめて保管するという人もいますが、真珠の場合はあまりおすすめできません。なぜなら真珠はとてもやわらかいので、他の宝石とぶつかると簡単に傷ついてしまうからです。せっかくきれいな本真珠を買ったのに、傷ついてしまったらとても残念ですよね。真珠に傷がつくのを避けるために、ひとつずつ購入した時のケースに入れて保管するのが良いでしょう。

7.【FAQ】アコヤ真珠と本真珠に関するよくある質問

7-1.アコヤ真珠は劣化する?

アコヤ真珠に限らず、本真珠は経年とともに劣化する可能性があります。真珠は有機物でできており、汗や皮脂・化粧品・湿気などの影響を受けやすいため、毎回使用後に柔らかい布で拭き取り、風通しの良い場所で保管することが大切です。

丁寧に扱えば長く美しさを保つことができますが、放置すると黄ばみやテリの低下が起こることもあるため、日常的なお手入れが重要です。

7-2.真珠の最高ランクは何ですか?

真珠のランクは国や鑑別機関によって基準が異なりますが、日本ではアコヤ真珠の中で特に優れた品質を示す「花珠」と呼ばれるグレードが最高クラスとされることが多いです。テリ・巻き・キズ・形などが総合的に優れている真珠に「花珠」の呼称が用いられ、すべてのアコヤがその呼称を受けるわけではありません。ただし「花珠」の定義は機関や販売先によって異なり、鑑別書の発行機関や評価基準を確認することが重要です。

7-3.パールは偽物だとバレますか?

イミテーションパールは見た目が本真珠に近いものもありますが、よく観察すると質感・重さ・孔の状態・光沢の出方などが異なるため、ジュエリーに慣れた人なら見抜けるケースもあります。特にネックレスの場合、サイズが均一すぎる・テリが不自然に均一・孔の内側がツルッとしている…といった特徴は偽物に見られやすい傾向です。ブラックライトによる蛍光の確認など、簡単にできるチェックもあるため、真偽が気になる場合は複数のポイントで判断するのがおすすめです。

8.まとめ

今回は「アコヤ真珠と本真珠の違い」や、「本真珠の種類・価値・偽物の見分け方」について詳しくご紹介しました。ショップに行くと「本真珠」「アコヤ真珠」「シロチョウ真珠」などさまざまな名称が並び、違いがわかりにくいと感じた方も多いのではないでしょうか。真珠の名前は、真珠を作り出す貝の種類や生息する環境によって付けられています。アコヤ貝から採れるのがアコヤ真珠、シロチョウ貝から採れるのがシロチョウ真珠、そして川や湖で育つのが淡水真珠です。これらのように、貝の中で作られるすべての本物の真珠を「本真珠」と呼びます。

一方で、プラスチックパールやガラスパールなどのイミテーションも存在します。ブラックライトを当てたり、糸穴を確認することである程度見分けがつくこともあります。真珠は冠婚葬祭などあらゆる場面で使える万能な宝石で、品質の良い本真珠をひとつ持っておくと一生ものの価値があります。身につけるだけで品格を感じさせてくれる特別な存在だからこそ、自分にぴったりの真珠をじっくり選んでくださいね。

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