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2024年3月29日

ルイヴィトンのモノグラムとは?種類や特徴・人気のバッグも紹介

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世界三大ブランドとして知られているルイヴィトン。ルイヴィトンの歴史は長く、1854年、フランスのパリにて旅行かばん専門店として創立しました。その後、ルイヴィトンの息子である2代目のジョルジュ・ヴィトンが、1896年に「モノグラム」を発表します。

モノグラムはオリジナリティ溢れるデザインだったため、世界的に大人気となりました。そして1978年、ルイヴィトンが日本に初上陸します。モノグラムは日本でも大ヒットを記録し、40年以上経った現在でも人気は衰えることを知りません。

モノグラムと言えば、ベージュと茶褐色のカラーを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、モノグラムのロゴは多数発表されています。この記事は、モノグラムにはどのようなデザインがあるのか、モノグラムにはどのような歴史や特徴があるのか知りたい方の疑問が解ける内容となっています。モノグラムの人気バッグや新作バッグについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

またルイヴィトン以外で、モノグラムデザインを採用しているブランドについても説明しています。

目次

1.ルイヴィトンのモノグラムとは?

そもそもモノグラムとは、2つ以上の文字や記号を組み合わせて、1つの柄にしたデザインを指します。もっとも古くモノグラムが使用されたのは、紀元前350年頃に発見された硬貨だと言われています。当時の硬貨には、AとXの文字が組み合わされていました。

モノグラムは日本語で「組み合わせ文字」とも言われており、ルイヴィトンのモノグラムは星や花、ルイヴィトン(Louis Vuitton)のイニシャルである「L」と「V」の文字が組み合わされています。ここからはルイヴィトンの歴史と共に、モノグラムはどのようにして誕生したのかや、特徴的な素材についても解説していきます。

1-1.モノグラムの歴史①ルイヴィトンは模造品に悩まされていた

ルイヴィトンは1854年に旅行かばん専門店として設立されましたが、もともとトランクケースを制作していました。荷造り用製造職人としてトランクケースを制作していたルイ・ヴィトンは、その技術の高さから世界中に名を知らしめていました。その証拠に、1867年に開催されたパリ万国博覧会で船旅に適した「ワードローブ・トランク」を発表し、銅メダルを獲得しています。

またオーダーメイド品として、エジプト総督のイスマーイール・パシャやイタリア系フランス人の探検家であったピエール・ブラザ、ロシアのニコライ皇太子など、多くの名高い人物から注文を受けています。ルイヴィトンがどれほど海外からの人気を得ていたか分かるでしょう。そんなルイヴィトンの名が世界に広まることは、いい事ばかりではありませんでした。

ルイヴィトンのアイテムは人気が高かったことから、模造品が激増したのです。模造品に対抗するために、ルイヴィトンは1872年、「レイキャンバス」を発表しています。レイキャンバスのデザインは当初、赤色の縞模様を用いていましたが、後にベージュと茶褐色の縞模様に変更しており、試行錯誤していたことが分かります。

1-2.モノグラムの歴史②デザインは日本の家紋にインスパイアされた?

ルイ・ヴィトンの亡き後は、息子であり2代目のジョルジュ・ヴィトンに実権が渡りました。ジョルジュ・ヴィトンも模造品に対抗するために1888年、ダミエ柄を発表します。しかし、ダミエ柄も模造品が横行し、模造品の撲滅は失敗に終わります。

そんな折、当時のフランスでは「ジャポニズム」の流行が定着していました。ジャポニズムが流行った要因は、1854年に成立した日米和親条約によって日本の磁器が欧米に渡るようになったことや、1867年に開催されたパリ万国博覧会があります。1888年に発表されたダミエ柄も、日本の歌舞伎役者が着用していた衣類に描かれた「市松模様」に着想を得たと言われています。

1896年、ついに「モノグラム」が発表されます。実はモノグラムもジャポニズムの影響を受けており、モノグラムのデザインの一部は日本の家紋からインスパイアされたと言われています。ルイヴィトンのモノグラムの中にある、花を丸で囲ったデザインは、日本の島津家や薩摩藩の家紋がルーツとなっているのです。

モノグラムのアイテムは当初、職人が一つひとつ手書きで描いており、模造することが難しくなったため、模造品は激減しました。モノグラムの発表により、模造品との戦いは一旦ルイヴィトンが勝利したと言えます。

1-3.モノグラムの歴史③特徴的な素材とは?

ルイヴィトンのモノグラムの生地は、革ではないのはご存じでしょうか。モノグラムは「トアル地」という生地が採用されています。トアル地とは、高級で繊維が細く長いことで知られているエジプト綿に塩化ビニルをコーティングした素材です。

トアル地は繊維が細かいエジプト綿が使用されていることから耐久性があり、防水性にも優れているのが特徴です。モノグラムキャンバスは現在でもトアル地が採用されており、モノグラムの発表から120年以上経っても変わっていません。丈夫で長持ちするトアル地は、ルイヴィトンの代名詞となっています。

1-4.モノグラムの歴史④多くのモノグラム柄が誕生

ルイヴィトンは時代の流れと共に販売するアイテムを変化させていき、トランクケースからラグジュアリー商品へと展開し始めます。そして、モノグラムのスピーディやバケツ型バッグなどが登場しました。さらに1997年になると、ルイヴィトンで初となるクリエイティブディレクターのマーク・ジェイコブスを迎え入れます。

マーク・ジェイコブスは、トアル地を採用しない「モノグラム・ヴェルニ」を発表しました。これをきっかけに、生地がトアルしないモノグラムのロゴが次々と誕生していくのです。

2.モノグラムのロゴの種類とは?

1896年に初登場したモノグラムは、現在までにさまざまなロゴが発表されています。期間限定のコラボデザインから現在も販売されている定番デザインまで、発表されたロゴをご紹介します。

2-1.モノグラム・ヴェルニ

1997年、ルイヴィトン初のクリエイティブディレクターとして任命されたマーク・ジェイコブスが、自身のデビューコレクションに合わせて発表したのが「モノグラム・ヴェルニ」です。これまでのブラウンと茶褐色を合わせたモノグラムのイメージを刷新するカラフルなカラーが特徴です。また素材はトアル地ではなく、カーフスキンを採用しています。

素材はカーフスキンにエナメル加工を施し、モノグラムパターンを型押ししたロゴであり、多くの注目を集めました。鮮やかなカラーとゴージャスなエナメルが魅力のモノグラム・ヴェルニは、現在でも人気の高いロゴです。

2-2.モノグラム・アンプラント

アンプラントとは、フランス語で「刻印」を意味します。モノグラム・アンプラントはその名の通り、カーフレザーにモノグラムパターンを刻印したロゴです。ヴィトン感をあまり感じさせないことや刻印の高級感などが魅力となっており、現行品も多く販売されています。

2010年に発表されて以来、根強い人気を誇っています。

2-3.ジャイアントモノグラム

ジャイアントモノグラムは、2019年のルイヴィトンサマーカプセルコレクションで発表されたロゴです。モノグラムのサイズを大きくしたデザインで、インパクトを与えます。カラーはこれまでのブラウンと茶褐色の組み合わせに加え、2色のカラーを反転させた「モノグラム・リバース」が登場しており、さまざまなバッグや財布に採用されています。

2-4.モノグラム・クッサン

クッサンとはフランス語で「クッション」を意味し、レザーにモノグラムパターンをエンボス加工したロゴです。ふんわりとした質感と柔らかいイメージが特徴です。2023年には「クッサンMM」と「クッサンPM」の新色が発表されています。

2-5.モノグラム・マルチカラー

モノグラム・マルチカラーは、マーク・ジェイコブスと村上隆によってコラボされたロゴです。村上隆は、日本の現代美術家やポップアーティスト、映画監督として活躍している人物です。マーク・ジェイコブスが村上隆のファンであったことからコラボが実現しました。

マルチカラーは「多様」や「多彩」という意味を持ち、33色ものカラーでモノグラムをあらわしています。2003年に発表されたモノグラム・マルチカラーは、これまでの落ち着いたモノグラムを払拭し、新たなロゴカラーとして注目を浴びました。

2-6.モノグラム・ミニ

モノグラム・ミニはその名の通り、モノグラムパターンを小さくデザインしたロゴです。コットン生地に、ミニサイズのモノグラムパターンを織り込んでいるのが特徴です。2000年の春夏コレクションで登場し、2006年に廃盤となっています。

2-7.モノグラム・ペルフォ

ペルフォはフランス語で「穴を開ける」を意味し、モノグラム・ペルフォはモノグラムの生地にパンチングしたデザインです。パンチングされた穴からヴェールやフューシャなどの鮮やかなカラーが覗くのが特徴で、2006年に発表されたロゴとなっています。個性的なデザインが注目を浴びました。

2-8.モノグラム・エクリプス

モノグラム・エクリプスは、2016年に当時のクリエイティブディレクターであるキム・ジョーンズにより発表されたメンズ向けのロゴです。ベースはブラックでモノグラムはグレーを採用し、シックな色合いが特徴です。男性から絶大な人気を得ているデザインとなっています。

2-9.モノグラム・チェリーブロッサム

モノグラム・チェリーブロッサムは、2005年に登場したロゴです。ルイヴィトンと村上隆のコラボデザインとして制作されました。桜の花の中央には、村上隆のデザインらしい可愛いスマイルマークが描かれています。

同時期に発表されたモノグラム・パンダとモノグラム・チェリーも人気が高く、プレミアム価格がついているバッグもあります。

2-10.モノグラモ・フラージュ

モノグラモ・フラージュは2008年の秋冬コレクションで登場した、村上隆とマーク・ジェイコブスのコラボロゴです。モノグラムと迷彩柄が共存する斬新なデザインとなっています。ロゴの名前が「モノグラモ」となっているのも特徴です。

2-11.モノグラム・グラフィティ

モノグラム・グラフィティは、モノグラムの上から大胆に落書きしたような文字を印刷したロゴを指します。独創的なデザインは、多くの人を虜にしました。モノグラム・グラフィティは、アメリカのアーティストであるスティーブン・スプラウスとのコラボ商品であり、友人宅で落書きされたトランクを見て着想を得たと言われています。

2004年にスティーブン・スプラウスが急逝しており、追悼の意を込めて2009年に復活したロゴです。

2-12.モノグラム・ローズ

モノグラム・ローズは、モノグラム・グラフィティでコラボしたスティーヴン・スプラウスに追悼の意を込めて、2009年に発表されたロゴです。モノグラムの上に大胆にデザインされたローズは、スティーヴン・スプラウスが生前に愛した花でした。クリエイティブディレクターのマーク・ジェイコブスとスティーヴン・スプラウスの絆がわかるデザインとなっています。

2-13.モノグラム・ウォーターカラー

モノグラム・ウォーターカラーは、水彩絵の具のにじみやかすれを表現したロゴです。リチャード・プリンスとのコラボデザインで、2008年に登場しました。17色も使われた色合いが絶妙で、モノグラムを引き立てています。

スピーディやパピヨンにデザインされ、根強い人気があり、プレミアム価格をつけているバッグもあります。

2-14.スイート・モノグラム

スイート・モノグラムは、2014年のバレンタイン限定品として登場したロゴです。モノグラムパターンの中のモノグラム・フラワーを中心にデザインされているのが特徴です。カラーもピンク系が多く、ウィメンズ向けのデザインとなっています。

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3.ルイヴィトンのモノグラムのバッグにはどんな種類がある?

ルイヴィトンのモノグラムをあしらったバッグは、多くの種類が存在します。今回は、モノグラムの定番バッグや人気バッグを12個ご紹介します。さまざまなフォルムがあるため、使い勝手や容量を確認し、あなた好みのバッグを探してみてください。

3-1.ネヴァーフル

ネヴァーフルはルイヴィトンの定番アイテムのひとつで、使い勝手のよいトートバッグです。サイズ展開はPM、MM、GMがあり、ミニサイズのBBも発表されました。ネヴァーフルPM、MM、GMは荷物の容量によって、サイドレースでバッグの大きさを調節できるのが魅力です。

カラフルなテキスタイルのライニングや、取り外し可能なポーチが付属されているのも特徴です。普段使いからビジネスシーンまで幅広く活躍してくれます。

3-2.スピーディ

スピーディはルイヴィトンの定番アイテムであり、歴史あるバッグです。ルイヴィトンのテーマである「旅」を基に、1924年に制作された「キーボル」をタウンユース用にリメイクしたバッグが「スピーディ」です。スピーディは、自動車で出かける際に助手席に置けるバッグとして登場しました。

見た目以上の容量があることや、内装に仕切りがなく使い勝手がよいことなどが魅力となっています。旅をテーマに制作されたスピーディは、スーツケースなどに折りたたんで入れられることも特徴です。

3-3.オデオン

オデオンはヌメ革のネームタグと縦長のフォルム、ダブルファスナーなどの特徴があるバッグです。ストラップも調整可能となっており、ショルダーバッグとしても斜めがけバッグとしても使用でき、おしゃれを楽しめます。角にレザー補強されたデザインもオデオンの魅力です。

3-4.パピヨン トランク

パピヨン トランクは、クリエイティブディレクターのニコラ・ジェスキエールが「パピヨン」をアップデートしたバッグです。円柱のかわいらしいフォルムはそのままに、Sロック金具とトリミングで高級感あふれるアイテムとなっています。付属品には、ストラップとチェーンがついています。

3-5.オンザゴー

オンザゴーは「いつも活動している」という意味を持ち、その名の通り、普段使いからビジネスシーンまで幅広く活躍してくれるバッグです。開口部にファスナーがついていないため荷物を出し入れしやすく、Dリングがついているため防犯対策になるのが魅力と言えます。ショルダーストラップを使用したり、ハンドバッグとして使用したりできる高い機能性が持ち味です。

デザインはモノグラム柄が幅広く展開されており、ジャイアントモノグラム、モノグラム・デニム、モノグラム・アンプラントなどが発表されています。さらに、ジャイアントモノグラムで2024年の新色が登場しています。

3-6.ポシェット・アクセソワール

ポシェット・アクセソワールは、サイズが幅23.5×高さ13.5×マチ4cmのコンパクトなポシェットで、日常の必需品を持ち運ぶのにぴったりの大きさをしています。ファスナー開閉式となっているため、荷物が外に出る心配がありません。内装にもファスナー式のフラットポケットが付いており、貴重品を入れられるため安心です。

付属品には、取り外し可能なゴールドチェーンとヌメ革のストラップがあります。ポシェット・アクセソワールはコラボアイテムとしても注目を集めており、村上隆とのコラボであるモノグラム・パンダや、モノグラム・チェリーなどが登場しています。

3-7.アルマ

アルマはルイヴィトンの定番アイテムであり、歴史あるバッグです。アルマの原型は1900年代に誕生した「スティーマバッグ」と言われており、さらに1934年に発表された「スクワイア」がアップデートされて、1992年に「アルマ」という名前が付けられました。名前の由来は、パリのセーヌ川にかかっているアルマ橋となっています。

アルマは定番バッグであるため、モノグラムはもちろんアンプラントやダミエ、マルタージュなどを展開しています。台形のフォルムで自立するアルマは、高級感のある人気の高いバッグです。

3-8.ノエ

ノエは、もともとシャンパンを入れるかばんとして登場しました。ドローストリングで開閉し、ヌメ革をあしらった底部やショルダーストラップがおしゃれなバッグです。サイズも豊富で、ナノ・ノエ、プチ・ノエ、ネオノエBBなどが展開されています。

3-9.クロワッサン

クロワッサンは、特徴的なフォルムをしたミニチュアサイズのポーチです。ファスナー開閉式で、内装にはフラットポケットがついています。またクロワッサンの形をしたミニチュアサイズのポーチが付属しており、取り外し可能なことも魅力です。

ストラップは調節可能であり、ショルダーバッグからクロスボディバッグまで、さまざまな使い方を楽しめるアイテムとなっています。柄はこれまでモノグラムのみでしたが、新作でモノグラム・デニムが登場しています。

3-10.サックプラ

サックプラは、縦長のフォルムが特徴のバッグです。3サイズ展開されており、小さい順に「プティット・サックプラ」(サイズ幅14×高さ17×マチ5cm)、「サックプラ BB」(幅21.5×高さ22×マチ9cm)、「サックプラ PM」(サイズ幅30×高さ32×マチ10cm)があります。ヴィンテージ感や2本のトップハンドル、取り外しや調整可能なストラップが魅力のバッグです。

3-11.パームスプリングス バックパック

ルイヴィトンでは珍しいバックパックは人気アイテムで、パームスプリングスの柄はモノグラムのみとなっています。パームスプリングスは現行品で2サイズ展開されており、「パームスプリングス バックパック MM」と「パームスプリングス バックパック MINI」があります。それぞれファスナー式外ポケットと内フラットポケットがついており、ショルダーストラップは長さの調節が可能です。

パームスプリングス バックパック MINIは、ストラップの位置を付け替えて、ショルダーバッグやクロスボディバッグとして利用できます。

3-12.エリプス

エリプスはフランス語で「楕円」を意味し、その特徴的なフォルムが人気のバッグです。モノグラム以外のデザインはありません。モノグラムにヌメ革でデザインされたラインが際立つアイテムです。

ヌメ革のダブルハンドルで持ったり、取り外し可能なストラップをつけて肩掛けや斜めかけしたりと、魅力いっぱいで根強い人気があります。

4.モノグラムのロゴを採用した2024年の新しいバッグは?

2024年もルイヴィトンで、新しいバッグが発表されました。2024年の新色は、パステルカラーと「砂」から着想を得た色となっています。オンザゴーやアルマBBのような定番バッグに新色を合わせた新作バッグは要チェックです。

2024年の新作バッグとして登場した、モノグラムのアイテムをご紹介します。

4-1.ナノ・ノエ

新作のナノ・ノエはサイズが幅13×高さ16×マチ10cmで、「ノエ」のミニチュアサイズとして登場しています。ドローストリング開閉式で、きんちゃく型をしているのが特徴です。しなやかなモノグラム・アンプラントレザーに、バイカラーの新色が際立つアイテムです。

バッグの左右には金具が取り付けられており、ハンドバッグとしてもゴールドチェーンをつけて肩掛けバッグとしても利用できます。

4-2.ネオノエ BB

ネオノエ BBは、モノグラムパターンをエンボス加工したモノグラム・アンプラントレザーに、パステルカラーのラテ ホワイトを合わせた新作バッグです。内装は中央に同じパステルカラーのライニングを配置し、スナップボタンで開閉できます。中央に仕切りができるため、収納しやすいのもメリットと言えます。

ストラップとハンドルは取り外し可能となっており、その時に合った使い方ができるのも魅力です。

4-3.ドーフィーヌ EW

ドーフィーヌ EWは、中央にある長方形のLVイニシャルスクラブは変えず、サイズが幅21×長さ12×マチ5cmで長方形のフォルムを新たにした新作です。定番のモノグラムキャンバスを反転させた、2色のカラーの色合いが人気のアイテムです。付属品として、ゴールドのチェーンとレザーのショルダーストラップがついてるため、さまざまな使い方を楽しめます。

4-4.オンザゴー MM

2024年のクルーズ・ファッションショーにて登場した、オンザゴー MMの新色のバッグです。新しい色合いは「砂」から着想を得ており、モダンな印象を与えます。ブラックレザーのハンドルと、ヌメ革のショルダーストラップの組み合わせが新色を引き立てます。

サイズは幅35×高さ27×マチ14cmとなっており、十分な収納力を備えているのも魅力で、普段使いや1泊2日ほどの旅にも活躍するバッグです。

4-5.サイドトランク MM

サイドトランク MMも、2024年のクルーズ・ファッションショーで発表された新作バッグです。ゴールドカラーがあしらわれたコーナー部分とロックスタイルの留め具が、豪華なトランクをイメージさせます。サイズは幅21×高さ14×マチ6cmで、コンパクトな大きさです。

金具に取り付けられたブラックレザー、ブラックレザーを用いたハンドルとショルダーストラップが新色を引き立てます。

4-6.アルマ BB

アルマ BBも新色が登場しています。「砂」からインスパイアされたパステルカラーに、ヌメ革を採用したダブルハンドル、底部とチャームにはブラックレザーがあしらわれています。ブラックレザーと新色がマッチングした新作は、人気が出ること間違いなしのバッグです。

ブラックレザーのストラップは取り外し可能なため、おしゃれを楽しめます。アルマBBの新色は日本限定となっています。

5.ルイヴィトンのモノグラムはダサいって本当?

ルイヴィトンのモノグラムはダサいという意見があることをご存じでしょうか。理由はなにも、モノグラムのデザイン自体がダサいというわけではなく、ルイヴィトンの歴史や人気が原因となっているようです。ルイヴィトンのモノグラムがダサいと言われる理由を3つに分けて、解説していきます。

5-1.理由①古いデザインのイメージがある

ルイヴィトンのモノグラムが発表されたのは1896年のことであり、120年以上の歴史があります。また、ルイヴィトンが日本に初出店されたのは1978年であり、45年ほどの時間が経過しています。そのため、モノグラムを見る年代によっては、古いデザインのイメージを持つ人も多かれ少なかれいるようです。

古いデザインのイメージを持たれることは、長い歴史のなかで人気を維持してきた証でもあります。ダサいと思ってしまうのは、モノグラムの人気が落ちないことに原因があるのかもしれません。

5-2.理由②ヴィトン感が強い

ルイヴィトンのモノグラムは、一目見ればすぐにルイヴィトンの商品であることがわかります。そのため、一部の人からはハイブランドをアピールしていると思われたり、お金を持っているアピールをしていると捉えられたりすることもあるようです。これはルイヴィトンが有名なブランドがあるが故に起こってしまう現象と言えるでしょう。

また、ルイヴィトンは知らない人はいないと言っても過言ではないブランドであり、モノグラムは多くの人に人気でよく見かけるため、ダサいと感じる人もいるのです。

5-3.理由③模造品が多く出回っている

ルイヴィトンは世界的に人気の高いブランドであり、近年では韓国や中国からの模造品が日本に多く流れるようになってきました。また、インターネットではルイヴィトンの工場から直送されるため、商品を安く買えると謳って模造品を販売している店も増えています。ルイヴィトンは直営店のみの販売を徹底しており、工場直送販売はしていません。

ルイヴィトンの名前は知っていても、オリジナル商品と模造品の区別がつかない人が増えており、模造品を持ち歩いている人を見てダサいと感じてしまうのです。しかし、最近では正規品と区別がつかないほど精巧に作られている模造品も出回っており、本物か偽物かの判断がつきにくいアイテムも増加しています。模造品は人気ブランドについて回る問題であり、ルイヴィトンは常に偽物販売業者と戦っていかなくてはなりません。

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6.モノグラムとダミエはどっちが先に登場した?

ルイヴィトンを代表するデザインと言えば、モノグラムとダミエでしょう。そんなモノグラムとダミエはどっちが先に発表されたのでしょうか。

実はダミエの方が先に発表されており、1888年、ルイヴィトンの2代目であるジョルジュ・ヴィトンが考案しました。一方で、モノグラムは1896年に発表されており、ダミエの登場から8年も後のことになります。モノグラムもルイ・ヴィトンの息子であるジョルジュ・ヴィトンにより発表されました。

余談ですが、モノグラムが登場して人気が高まり、ダミエは一時期廃盤していた時代があります。しかし、モノグラム100周年を記念して1996年に復刻されました。2006年にはダミエ・アズール、2008年にはダミエ・グラフィットが発表され、人気が再燃しています。

6-1.モノグラムとダミエはどっちが人気?

ルイヴィトンのモノグラムもダミエも大変人気なデザインですが、モノグラムの方が人気が高いと言えます。理由は、ルイヴィトンだとすぐに分かるデザインであること、どのようなファッションにも馴染みやすい柄であることが挙げられます。また、最近ではダミエのような落ち着いたデザインではなく、個性的な柄のファッションが流行していることからモノグラムを選ぶ人が多いことも要因です。

しかし、ダミエは落ち着いた柄が特徴であり、ビジネスシーンに適していたり派手な柄が好みではない人に根強いファンがいたりと、人気がないわけではありません。特にダミエ・アズールは、女性から需要の高いデザインカラーとなっています。

7.他ブランドにもモノグラムはある?

ルイヴィトンのモノグラムについて解説してきましたが、他ブランドにもモノグラムが採用されているアイテムは多数存在します。モノグラムを使ったアイテムを販売しているブランドを6つご紹介します。

7-1.FENDI

FENDIは1925年、ローマに創設され、毛皮工房からはじまったブランドです。モノグラムに使われている「F」はFENDIの「F」ではなく、「Fun Fur=ファーを楽しんで」という意味の「ダブルF」となっています。ダブルFのデザインは「ズッカ柄」と呼ばれており、昔はコートの裏地などに使用されていました。

FENDIはルイヴィトンと同じLVMHグループに所属しており、ルイヴィトンでクリエイティブディレクターを務めていたキム・ジョーンズは現在、FENDIのアーティスティックディレクターとなり、FENDIを盛り上げています。

7-2.SAINT LAURENT

SAINT LAURENTのモノグラムは、創業者のイブ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の頭文字である「Y」「S」「L」を合わせたデザインです。SAINT LAURENTのモノグラムはバッグなどのアイコンに使用されてきましたが、近年ではキャンバス地にモノグラムをあしらったアイテムが登場しています。

7-3.GUCCI

品質保証として創業者のグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)の頭文字である「G」「G」をアイテムに刻印していたのが、GUCCIのモノグラムデザインの始まりです。その後、ひし形模様が連続して交差する「ディアマンテパターン」のモノグラムが誕生しました。

モノグラムラインは多数展開されており、キャンバス素材の「GGキャンバス」や、GGキャンバスにポリウレタン加工を施した「GGスプリーム」、カーフレザーにエンボス加工した「GGシグネチャー」などがあります。またキャンバス地だけでなく、アイコンにもGUCCIのモノグラムが採用されています。

7-4.Christian Dior

Christian Diorは、「Dior」の4文字を使用したモノグラムアイテムを展開しています。2001年に発表された「トロッター」ラインが人気を集め、2017年にリバイバルされた「オブリーク」によりさらに盛り上がりを見せています。キャンバス素材にモノグラムが刺繍された、ブックトートやチェーンバッグなどが人気です。

7-5.LOEWE

LOEWEは、頭文字である「L」の文字をアナグラムで表現したデザインが象徴的なブランドです。アナグラムとは、つづり字の位置を変えて、別のデザインを作ることを指します。LOEWEは筆記体の「L」を4つかけ合わせたアナグラムを1970年に完成させました。

アナグラムはもともとレザーの刻印として使用されていましたが、現在ではジャガード生地にアナグラムがデザインされたバッグやキャップなどが展開されています。1996年、LOEWEはルイヴィトンも所属するLVMHグループの傘下に入り、2014年にはLVMHグループのブランドとともに、表参道店に出店しています。

7-6.MCM

MCMのロゴは、「MCM」の文字とローレルリーフ(月桂樹の葉)を組み合わせています。MCMは「Modern Creation Munchen」の頭文字をとっており、「勝利・名誉・勇気」を意味しています。MCMを象徴するモノグラムは「コニャック・ヴィセトス」と呼ばれ、ダイヤモンドのモチーフとMCMのロゴが合わさったデザインです。

高級レザーやコーテッドキャンバス(コットンキャンバスにゴムのような素材でコーティングした素材)に、モノグラムがデザインされたアイテムを多数発表しています。

まとめ

ルイヴィトンの歴史を交えながら、モノグラムが誕生した経緯や、モノグラムデザインの一部は日本の家紋が関係していることを解説しました。またルイヴィトンのモノグラムは、1896年に誕生してから120年以上経った現在まで、多くの種類のモノグラムロゴを発表しています。1997年にマーク・ジェイコブスが「モノグラム・ヴェルニ」を発表したことを皮切りに、多くのデザインが誕生しており、どれも魅力的です。

ルイヴィトンのモノグラムの人気バッグや新作バッグも18種類ご紹介しました。モノグラムはルイヴィトンを代表するデザインのため、多種多様なバッグがあり、どれも心惹かれます。あなた好みのモノグラムデザインのバッグが見つかれば幸いです。

またルイヴィトン以外で、モノグラムを採用している他ブランドも解説しましたが、いかがでしたか。ぜひ参考にして、さまざまなモノグラムを探してみてください。

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