2025年9月02日
K18GP・K18GFの刻印の意味とは?|価値・違い・売れるのかを徹底解説!
金・貴金属について

ジュエリーショップやネット通販で目にする「K18GP」や「K18GF」という刻印。気にはなるけれど、詳しい意味までは分からないまま……そんな方も多いのではないでしょうか。一方で、すでにK18GPやK18GFのネックレスやリングを持っているものの、「K18とは何が違うんだろう」と疑問を抱えている方も少なくありません。
この記事では、K18GPやK18GFの基本的な意味からK18との違いや見分け方、金としての価値や売却のポイントまで、初心者にも分かりやすく解説していきます。ぜひ、最後までご覧ください。
目次
1.K18GPやK18GFの意味とは?

ジュエリーの刻印で見かける「K18GP」や「K18GF」。どちらもK18ゴールドのような美しい輝きをしていますが、素材としてはまったく同じではありません。K18GPは表面だけを金でコーティングした“金メッキ”、K18GFは厚めの金を貼り合わせた“金張り”を指します。見た目はどちらも華やかで高級感がありますが、耐久性や価値には違いがあるため、特徴を知っておくことが大切です。
この章では「K18GP」と「K18GF」について詳しく解説していきます。
1-1.K18GP=金メッキ
K18GPとは、K18ゴールドでメッキ加工をした製品を指します。「K」は金、「18」は純金の含有率が75%であること、「GP」は“Gold Plated(ゴールドプレート)”の略で、ベースとなる金属の表面に薄い金の膜をコーティングしていることを意味します。
この加工は、真鍮やステンレスなどの素材を金を溶かしたメッキ液に浸し、電気分解によって表面に金を付着させて仕上げる方法です。見た目は本物のK18ゴールドとほとんど変わらない華やかな輝きがありながら、純金の割合が少ないため価格は手頃なのが大きな魅力です。手軽にゴールドのデザインを楽しめるので、ネックレスやピアス、リングなど幅広いアイテムで人気があります。
ただし、金の膜が非常に薄いため剥がれやすいというデメリットもあります。特に肌に直接触れるリングやブレスレットは、摩擦や汗でメッキが取れやすく、長期間の使用で輝きが失われることも少なくありません。また、表面は金でもベースには別の金属が使われているため、金属アレルギーを持つ方は注意が必要です。
1-2.K18GF=金張り
K18GFとは、K18ゴールドで「金張り」加工をした製品を指します。「K」は金、「18」は純金の含有率が75%であること、「GF」は“Gold Filled(ゴールドフィルド)”の略で、ベースとなる金属の表面に厚めのK18ゴールドを圧着した素材です。
K18GP(金メッキ)と大きく違うのは、金の層の厚さ。一般的に、K18GFはK18GPの約5倍以上の厚さの金でコーティングされているため、耐久性が高く、摩擦や汗に強いのが特徴です。ネックレスやブレスレットなど、毎日身につけるアクセサリーでも輝きが長持ちしやすいのがメリットです。
ただし、ベース部分はあくまで金ではないため、K18そのものの価値や資産性はありません。あくまでファッションジュエリーとして、デザイン性や手頃さを楽しむ素材と考えるのがベストです。また、金属アレルギーが心配な場合は、肌に直接触れる部分の摩耗や剥がれ具合をこまめにチェックして使うのがおすすめです。
2.K18とK18GP・K18GFの違い
先ほども述べたように、K18GPやK18GFは、ベースとなる金属の表面に18金を施した加工素材です。一方で、K18は素材そのものに金が75%含まれている合金で、残り25%には銀や銅などが配合されています。
純金(K24)は非常に柔らかく傷がつきやすいため、他の金属を混ぜて硬度を高めることで、ジュエリーとしての耐久性を確保しています。だからこそ、リングやネックレスなど日常的に身につけるアイテムにも適しており、資産価値もしっかり備えているのが特徴です。
一方で、K18GPやK18GFは内部に金を含まないため、見た目の高級感はあっても資産価値はほぼゼロです。あくまでファッションジュエリーとして、手軽にゴールドのデザインを楽しめる素材と覚えておくとよいでしょう。
3.K18GPやK18GFの刻印の位置

金のアクセサリーには、刻印が打たれる位置がある程度決まっています。K18GPやK18GFの場合も基本は同じで、種類によって刻印の場所が異なります。お手持ちのジュエリーをチェックする際は、以下の位置を確認してみましょう。
|
アクセサリーの種類 |
刻印の位置 |
| 指輪 | リングの内側。金属の種類や使用されている石の種類、記念日、イニシャルなどが一緒に刻まれている場合もあります。 |
| ネックレス | 留め具のプレート部分。差し込み側か、受け側のどちらかに小さく刻まれているケースが多いです。 |
| イヤリング | クリップタイプはクリップの内側、ネジバックタイプはネジ部分や飾りの裏側に刻印が入っています。 |
| ピアス | ポストやキャッチの部分に刻印が入ります。ポスト(棒状の部分)の刻印は非常に小さいため、ルーペで確認すると分かりやすいです。 |
| ブレスレット・バングル |
ブレスレットは留め具部分、バングルは裏側や側面に刻印されていることが多いです。 |
手元のアクセサリーにK18GPやK18GFの刻印を見つけたら、材質を把握する手がかりになります。刻印を確認しておくことで、売却や査定時にスムーズに価値を判断できる点も覚えておくとよいでしょう。
4.刻印がない「K18GP」や「K18GF」の見分け方5選
手元のアクセサリーに刻印がない場合、「これはK18なのか、K18GPやK18GFなのか」と迷うことがありますよね。刻印は一番分かりやすい見分け方ですが、消えていたり、最初から刻まれていない製品も少なくありません。そんな時は、自分でできる簡単な確認方法を知っておくと安心です。
ここでは、専門的な知識がなくても試せる5つの見分け方を詳しく紹介します。
4-1.磁石を近づける
最も簡単に試せる方法が、磁石を近づけて反応を確かめることです。純金やK18は非磁性体で、磁石には反応しません。一方、K18GPやK18GFの場合、ベースに真鍮や鉄、ステンレスなど磁石に反応する金属が使われていることが多いため、近づけるとピタッとくっつくことがあります。
ただし、磁石に反応しないからといって必ずしも本物のK18とは限りません。非磁性の合金をベースにしたK18GPも存在するため、あくまで見分けの目安として活用しましょう。
4-2.色味で見分ける
K18とK18GP・K18GFは、色味のトーンにも若干違いがあります。本物のK18は、少し落ち着いたイエローゴールドの色合いで、自然な深みのある輝きが特徴です。一方、K18GPやK18GFはメッキならではの明るい黄色が強く、光沢が均一で人工的な印象を受ける場合が多いです。
また、長く使っていると違いはさらに顕著になります。K18は使い込むことで表面に独特の風合いや艶が増していきますが、K18GPやK18GFは摩耗によって地金が露出し、色ムラや剥がれが目立ちやすくなります。ルーペなどで細かく観察すれば、より正確に見分けられるでしょう。
4-3.質感を確認
手で触れたときの質感や肌触りも、K18とK18GP・K18GFを見分ける手がかりになります。本物のK18は、手に吸い付くようななめらかさと独特の重量感があり、触れるだけで高級感を感じます。一方、K18GPやK18GFはコーティングが施されている分、表面がやや硬質で、時には滑りやすい感触があるのが特徴です。
さらに、使用による経年変化にも違いがあります。K18は傷がついても自然な艶感を保ちますが、K18GPやK18GFはメッキが摩耗し、ベースの金属が見え始めることがあります。質感を丁寧に確認することで、ある程度の見分けは可能です。
4-4.重さで見分ける
重さも重要な見分けポイントです。K18は密度が高く、同じサイズのアクセサリーでもずっしりとした重量感があります。一方で、K18GPやK18GFはベースが真鍮やステンレスなど比較的軽い素材のため、手に取った瞬間の感覚が軽やかです。
例えば、同じデザインのリングでも、K18製は手に持ったときにしっかりとした重みを感じますが、K18GPは驚くほど軽いことがあります。重量計で正確に測るのが理想ですが、日常的に使う場合は手で持った時の感覚でもある程度の違いを感じ取れるはずです。
4-5.試金石を使う
もっと確実に見分けたい場合は、試金石(しきんせき)を使った方法がおすすめです。試金石は、金属の純度を見極めるための道具で、表面を軽くこすって付着した金属粉に専用の薬品を垂らすことで反応を確認します。
この方法を使えば、K18なのか、K18GPやK18GFなのかをより正確に判断できますが、専用の試薬や知識が必要なため、専門店で依頼するのが安全です。
ここでご紹介した見分け方は比較的手軽に、確実性を求めるなら買取店などプロの査定を活用するのが一番です。
5.【売れる?】K18GP・K18GFの金としての価値
K18GPやK18GFは、あくまでベースとなる金属の表面に金を施した素材であり、地金としての価値はほぼありません。K18GPはごく薄いメッキ、K18GFは少し厚めに金を圧着した素材ですが、いずれも金の含有量が少ないため、純金やK18のように重量で査定されることはないのです。
つまり、K18GPやK18GFはあくまでファッションジュエリーや手軽な高級感を楽しむ素材。金の資産価値やリセールを求める場合は、内部まで金が詰まったK18やK24などの純金系を選ぶ方が賢明です。
とはいえ、K18GPでも条件次第で値段がつくケースがあります。次の章では、K18GPが高く売れる具体的なパターンについて詳しく解説していきます。
6.K18GPが高く売れる3つのケース

K18GPは基本的に金としての資産価値がない素材ですが、まったく値段が付かないわけではありません。条件によっては、通常よりも高く評価されるケースがあります。
ここでは、K18GPが少しでも高く売れる2つのパターンについて解説します。
6-1.ハイブランドや有名ブランドの場合
K18GPであっても、ジュエリーブランドやデザイナーズブランドのアイテムであれば、素材ではなくデザインやブランド性が評価されることがあります。
ブランドアイテムは素材だけでなく、デザイン性やコレクションとしての価値も重視されるため、「メッキ製だから売れない」とは言い切れません。わからない場合は一度査定に出してみることがおすすめです。
6-2.宝石がセットされている場合
K18GPのジュエリーでも、ダイヤモンドや天然石などの宝石がセットされているアイテムは評価されやすくなります。素材が金メッキであっても、宝石そのものの価値が査定に反映されるため、ブランド製品でなくても高く買い取ってもらえる場合があります。
ただし、宝石の品質や大きさによって価格は大きく変動することも忘れずに覚えておきましょう。
7.【FAQ】K18GPに関するよくある質問
7-1.K18GPの金属アレルギーのリスクは?
K18GPは表面に18金がコーティングされているため、新品の状態では金属アレルギーが出にくい素材です。しかし、メッキは非常に薄いため、使い続けるうちに下地の金属が露出すると、アレルギー反応を起こす可能性があります。特に、ニッケルや真鍮が使われている場合は注意が必要です。肌が敏感な方は長時間の使用を避け、こまめに状態を確認することをおすすめします。
7-2.K18GPは錆びますか?
純金は錆びませんが、K18GPはメッキの下に別の金属が使われているため、錆びや変色が起こることがあります。特に汗や湿気が多い環境で使い続けると、表面の金層が剥がれ、下地が酸化して色が濃くなったり黒ずんだりするケースもあります。使用後は柔らかい布で拭く、湿気の少ない場所に保管するなど、日常のケアが錆びを防ぐポイントです。
7-3.K18GPのネックレスはつけっぱなしできる?
K18GPのネックレスは、つけっぱなしには向きません。入浴や運動時、就寝中などに着けたままにしていると、汗や皮脂、シャンプー、化粧品の成分がメッキ部分を傷め、変色や剥がれの原因になります。大切に長く使いたいなら、外す習慣をつけて、使用後は柔らかい布で軽く拭いて保管するのがおすすめです。
7-4.K18GPの表面のメッキは剥がれますか?
はい、使い続ければ必ずメッキは少しずつ剥がれます。特にリングやブレスレットのように摩擦が多いアイテムは、表面の金の層が早く薄くなりやすいです。剥がれが目立ってきた場合は、専門店で再メッキ加工を施すことで、購入時のような輝きを取り戻せます。こまめなメンテナンスを心がけることで、長く美しく楽しむことができます。
8.まとめ
K18GPやK18GFは、見た目の美しさや手軽さが魅力の素材です。表面に18金が施されていることで高級感を演出できますが、内部まで金が含まれているわけではないため、資産価値はほぼありません。あくまでファッションジュエリーとして楽しむものと覚えておくことが大切です。
また、長く愛用したい場合は、汗や湿気を避ける、使用後に柔らかい布で拭く、つけっぱなしにしないなど、日常的なケアが欠かせません。
K18GPやK18GFを正しく理解しておくことで、購入時の判断がしやすくなり、手元のジュエリーもより安心して楽しめます。お気に入りのジュエリーを長く大切に楽しむために、K18GPやK18GFの特徴を知り、賢く付き合っていきましょう。
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