2024年3月21日
【9月誕生石】サファイアの石言葉は色によって変わる!それぞれの持つ意味を解説。
ジュエリー
透き通った青が特徴的な宝石であるサファイアは、知名度もありとても美しいことから人気の宝石です。ジュエリーショップなどでもよく見かけますし、パワーストーンとしても身に付ける人も多くいます。
サファイアを選ぶとき、あなたはどのような基準で選びますか?ジュエリーのデザインや、宝石の色で選ぶという人が多いと思いますが、その他にも石言葉や産地など、サファイアを選ぶのには様々な方法があります。サファイアを詳しく知れば知るほど、様々な観点からサファイアを選ぶことができるようになるでしょう。
今回はサファイアを選ぶ手助けになるようにサファイアについて詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
1.そもそもサファイアってどんな石?
サファイアってどんな石?と改めて聞かれると、うまく説明できないという人も多いと思います。青くてきれいな宝石、というくらいの認識ですよね。ここで改めて、サファイアについて聞かれたら軽く説明できるくらいになっておきましょう!
1-1.サファイアの基本情報
サファイアは鉱物の一種です。コランダムという名前の鉱物で、コランダムの中でも特に赤いものがルビー、それ以外の色のものがサファイアと呼ばれます。つまりサファイアとルビーはもとは同じ石の色違いというわけです。また赤以外の色はすべてサファイアと呼ばれるため、多くの人がサファイアと言われてイメージするブルーサファイア以外にも、ピンクサファイアやイエローサファイアなど、様々な色のサファイアがあります。それらの色のサファイアはまとめてファンシーサファイアと呼ばれます。
サファイアは、とても硬い宝石としても知られています。コランダムは、宝石の硬さをあらわすモース硬度が9です。モース硬度はふたつの物質をこすり合わせたときにどちらが傷つくかという基準で、硬さを1から10の範囲で示しています。モース硬度9という硬さは、地球上で最も硬いと言われている、モース硬度10のダイヤモンドに次ぐ硬さです。硬い宝石は日常的にも使いやすく、世代を超えて受け継ぐこともできます。資産価値も見込めるので、サファイアを投資目的で購入する人もいるくらいです。良いサファイアを選んで購入することは、子どもや孫のためにもなるんですね。
またサファイアは9月の誕生石としても知られています。
誕生石は国によって異なりますが、日本では1958年に全国宝石卸商協同組合によって、各月ひとつかふたつの宝石、全19種が誕生石と定められました。サファイアもその中のひとつで、9月の誕生石です。その後2021年に新たに、10種の宝石が誕生石に追加されました。9月はサファイアに加え、クンツァイトという宝石が追加されましたが、やはり9月の誕生石というとサファイアと答える人が圧倒的に多いでしょう。それほど馴染みの深い宝石ということですね。
サファイアはダイヤモンド、ルビー、エメラルドと並んで世界の四大宝石とも呼ばれています。宝石の中でもとくに有名な宝石として、サファイアはとても人気がある宝石のひとつです。
1-2.サファイアの語源
サファイアの語源はラテン語の「sapphirus(サッピルス)」やギリシア語の「sappheiros(サピロス)」です。意味はどちらも「青」です。現在のような科学的な判別方法がなかったこともあり、当時は青い宝石はすべてサファイアと呼ばれていました。サファイアではないのに、長い間サファイアと勘違いされていた石もあるほどです。
また、サファイアは和名でも「青玉」や「蒼玉」と呼ばれます。
それほど、青い宝石と言えばサファイアと思われていたということですね。
1-3.サファイアの伝説と歴史
遥か昔から人類に深く関わってきたサファイアには、さまざまな伝説と歴史があります。
ギリシャ神話では、サファイアに関する記述としてプロメテウスという神が登場します。プロメテウスは全知全能の神ゼウスに逆らって、人間に火を与えた神です。カウカス山という山からサファイアを採集したプロメテウスは、世界で初めて身に付けたと言われています。
古代ペルシアの人々は、サファイアを空を支えている土台の一部と考えていました。空が青い色をしているのは、サファイアの美しい青が空を照らしているからだと信じられていたのです。サファイアが、それほど特別な石と思われていたことがわかりますね。その他にも、古代シンハラ族はサファイアが特別な力を持つと信じていました。身に付けた人が困難に直面した時には、サファイアが正しい解決方法を教えてくれると言われていたのです。その効果を信じ、当時の特権階級はサファイアを身に付けていました。
新約聖書では「十戒」で知られたモーゼに与えられた12の宝石のうちのひとつがサファイアであったと言われています。この12種類の宝石が誕生石の元になったともいわれていて、他にもエメラルドやアメジストなど、馴染み深い宝石が並んでいます。キリスト教では12使徒の聖パウロを象徴する石でもあり、宗教的にも大きな意味を持っています。
サファイアの採掘の記録として最も古いものは2500年前のスリランカです。サファイアはそこから現在のイタリア付近に伝わり、ギリシアやローマの特権階級が使用するようになりました。
サファイアはその時代の特権階級の人々に、王冠や身を飾るジュエリーとして用いられてきました。現代ではイギリスの当時の皇太子であるチャールズ皇太子が、婚約者のダイアナ元妃に贈った12カラットの大粒のサファイアのリングが有名です。
1-4.サファイアの産地
サファイアは世界各地に産地があり、産地ごとに色や品質などの傾向があります。サファイアにはいくつか有名な産地があるので、知っておいて損はないでしょう。
サファイアの中でも最も高品質と言われているのは、インドのカシミール地方でかつて産出されていたコーンフラワーブルーと呼ばれる色のサファイアです。コーンフラワーは鮮やかなブルーの矢車菊のことです。その花の色のような鮮やかで透明感があるブルーが特徴のサファイアは、幻のサファイアと呼ばれています。また現在のミャンマーであるビルマ産のブルーサファイアの色はロイヤルブルーと呼ばれ、とても高品質です。サファイアは人間の手によって加熱されるとより鮮やかなブルーを発色する物が多いのですが、インドやビルマ産のサファイアは、加熱処理をされていない天然サファイアが多いのも特徴のひとつです。
ですが現在ではインドでもミャンマーでも、ほとんどサファイアは産出されません。そのことからも、価格は非常に高く、一般のショップで見かける頻度もそう多くはありません。もし見る機会があれば、とてもラッキーかもしれませんね。
現在のサファイアの主な産地は、スリランカです。スリランカ産のサファイアは、とても美しい深いブルーで、透明度が高いのが特徴です。強い光を当てると色が薄く見えることもありますが、弱い光の下ではとても美しく見えます。照明が強すぎない夜間のパーティーなどでは、とても映えるでしょう。
また、マダガスカルも上質なサファイアの産地として、よく知られています。インド産の特に上質なコーンフラワーブルーのサファイアによく似た、時にそれ以上に美しいサファイアが産出されるとして注目を集めている産地です。
他にもタイやオーストラリアなど、サファイアの産地は多くありますが、色が暗すぎるものも多く、単純に石としての価値はあまり高くないものが多いです。
2.サファイアは色によって石言葉が変わる。
チューリップは「思いやり」、カーネーションは「感謝」など、花には花言葉があるというのは有名ですよね。プレゼントをする時に参考にしたという経験がある人もいるのではないでしょうか。
同じ種類の宝石でも、石言葉は複数あります。そして同じ宝石でも色が違えば、石言葉ももちろん違うものになります。
サファイアは様々な色がありますから、石言葉も多岐にわたります。サファイアの色はとても多いのでその全てを解説することはできませんが、その中でも特に有名なもの、人気なものを挙げ、それぞれの色ごとの石言葉を見ていきます。
ここではサファイアの石言葉について解説していきます。
2-1.ブルーサファイアの石言葉
サファイアには様々な色のものがありますが、ただ単にサファイアといえばブルーサファイアのことを指すことがほとんどです。それほどブルーサファイアは有名で、人気の宝石と言っていいでしょう。ブルーサファイアは様々なジュエリーやパワーストーンに加工され、ショップでも多くの種類が販売されています。
ブルーサファイアの石言葉は「誠実」「博愛」です。その海のような深い青は誠実さを感じさせます。またブルーサファイアの青い色は冷静さを象徴しているとも言われ、持ち主に正しい判断をさせてくれる石でもあります。
2-2.イエローサファイアの石言葉
イエローサファイアの色味は、明るいレモンイエローからオレンジがかった黄色まで、幅広くあります。幅広い色味や、見ているだけで晴れやかな気分になるような明るい色が人気の宝石です。有名であったり、流通量が多い宝石ではありませんが、黄色く輝くとても美しい石です。
イエローサファイアは持ち主のメンタルを強くし、困難を突破させるパワーがあると言われています。仕事運をアップさせると言われているイエローサファイアの石言葉は「自信」や「集中力」です。目標達成に向けて努力する人にぴったりの石と言えるでしょう。
2-3.ピンクサファイアの石言葉
かわいらしいピンクサファイアは、サファイアの中でもブルーサファイアに次いでポピュラーな色の石です。ショップなどで見かける頻度も高い方ではないでしょうか。ピンクサファイアは鉱石中の元素の割合でピンク色に発色していますが、色味は薄いパステルピンクからパープルに近いようなピンクまで幅があります。ピンクではなく赤い色だと、サファイアではなくルビーになります。
ピンクサファイアの石言葉は「かわいらしさ」「はかなさ」です。優しいピンク色は守ってあげたくなるようなかわいらしさがありますね。また決して主張しすぎないはかなさも感じられます。ピンクサファイアは恋愛成就をつかさどる石とも言われているので、パワーストーンとしても人気が高いです。
2-4.パパラチアサファイアの石言葉
様々な色があるサファイアの中でも、特に人気の高いのがパパラチアサファイアです。パパラチアサファイアは、ピンクとオレンジの間の絶妙な色合いの石で、「サファイアの王」とも呼ばれています。ピンクが強いものはピンクサファイア、オレンジが強いものはオレンジサファイアと呼ばれるので、パパラチアサファイアと呼ばれるのは本当に一握りの限られた石のみです。
パパラチアはスリランカで使われているシンハラ語で「蓮の花」という意味です。まさに美しい蓮の花のような色のものが、パパラチアサファイアなのです。パパラチアサファイアはかつてはスリランカでのみ産出されていましたが、現在はマダガスカルでも産出されています。
パパラチアサファイアの石言葉は「慈愛」「光の花」です。仏教で花と言えば蓮の花のことです。極楽に咲いているとされる蓮の花のイメージから、「慈愛」の石言葉があるのかもしれませんね。
2-5.グリーンサファイアの石言葉
グリーンサファイアは、明るいアップルグリーンやワインボトルの緑色のような落ち着いた深いグリーンなどがありますが、流通量はあまり多くはありません。特に高品質とされるネオングリーンのサファイアは、非常に高価ですし流通量も少ないです。ただしまったく市場にない石というわけではないので、探せば意外と見つけられるかもしれません。
グリーンサファイアは、ブルーサファイアとイエローサファイアが混ざったような石なので、見る角度によって青が強く見えたり、黄色が強く見えたりすることがあります。その石ごとに個性がある、魅力的な宝石なのです。いろんな石を見比べてみると、きっと楽しいと思いますよ。
グリーンは癒しのパワーを持つ色で、グリーンサファイアは「清廉」「慈愛」という石言葉を持っています。自分を整えるため、ヨガや朝の瞑想の時に身に付けるという人もいるそうです。
2-6.パープルサファイア・バイオレットサファイアの石言葉
単に紫といっても、赤紫、青紫、藤色などさまざまな色がありますよね。サファイアも同じで、紫のサファイアと言っても、赤よりの紫のサファイアのことをパープルサファイア、青よりの紫のサファイアのことをバイオレットサファイアと呼び分けることがあります。
ここからがパープル、ここからがバイオレットというような、厳密な決まりがあるわけではないですが、それほどさまざまな色合いが楽しめる石ということですね。色の濃淡もパステルカラーのような薄いものから暗めの色までありますので、お好みに合った石を選ぶことができるでしょう。
紫色のサファイアは昔「オリエンタルアメシスト」と呼ばれていたこともあるそうです。オリエンタルで神秘的な色合いは、他の色のサファイアにはない魅力を持っています。
パープルサファイアの石言葉は「初恋の思い出」、バイオレットサファイアの石言葉は「華麗なる変身」です。微妙な色合いの変化で、ここまで石言葉が違うのはとても興味深いですね。その微妙なグラデーションを、宝石でも石言葉でも楽しめるのが紫色のサファイアです。
2-7.ホワイトサファイアの石言葉
ルビーやサファイアは、コランダムという鉱物に様々な元素が加わることによってその色が決まりますが、色を決定する元素が何もない状態のクリアカラーのコランダムをホワイトサファイアと呼びます。
ホワイトサファイアはダイヤモンドにも似た透明感と輝きで人気の石です。素人が見ただけでは、ダイヤモンドとホワイトサファイアを見分けることはほぼできないと言ってもいいでしょう。
ホワイトサファイアはその透き通った輝きで、遠くを見渡す力や真実を見抜く力がある石と言われています。石言葉は「知性」「聖なる力」で、持ち主の潜在能力を引き出す石として人気があります。
2-8.スターサファイアの石言葉
サファイアには様々な色がありますが、スターサファイアはそのどれとも違う特徴があります。宝石は成長していく過程で様々な元素を含んだり、不純物が混ざったりすることも珍しくありません。通常であれば、不純物が混ざった宝石は見た目にも美しくなく、価値が低い物とされることが多いのですが、一部の不純物はその見た目の美しさや希少さから、かえって価値が高いとされることもあります。
スターサファイアもそんな不純物が混ざった宝石のひとつです。細かなインクルージョンと呼ばれる不純物が複数あり、直線状に見える光の筋が交差して星のように見える物を、スターサファイアと呼びます。2本の直線が交差した物を「四条の星」、3本の直線が交差した物を「六条の星」と呼び、見た目の美しさと珍しさから人気のある宝石です。
スターサファイアは「星」の入ったサファイア全般のことを言いますので、様々な色のスターサファイアがあります。線状のインクルージョンが交差することから、運命が交差する恋のお守りとして人気です。またかつて船乗りが星を頼りに進む方向を決めていたことから、旅のお守りとしても人気がある石です。
石言葉は色によって変わりますが、一番多いブルーのスターサファイアの石言葉は「知識へ導く」です。スターサファイアが船乗りを導いていたことに由来するのかもしれませんね。
3.パワーストーンとしてのサファイア
見た目にも美しく、様々な種類のジュエリーに加工されて人気のサファイアは、パワーストーンとしても人気の高い石です。
そもそもパワーストーンとは、地球上に存在する天然石のことを言います。地球ができてから今まで、長い時間をかけて天然石は育まれてきました。そこには途方もないほど長い時間と、大きなエネルギーがあったでしょう。それを受けて成長した天然石は地球から大きなパワーを受けており、それを身に付けることでその恩恵を受けることができる、というのがパワーストーンの基本的な考え方です。
科学的に何らかの効果が証明されているわけではありませんが、パワーストーンを持つことで気持ちや行動を変えるきっかけにすることはできます。せっかくなら、そんな効果が感じられたらいいですよね。
サファイアには、パワーストーンとしてどのような効果があるといわれているのか、詳しく見ていきましょう。
3-1.サファイアの持つ意味
サファイアには様々な色があります。色それぞれに石言葉があることからもわかるように、パワーストーンとしてのサファイアが持つ意味も、その色ごとにかわってきます。これもやはり全てを解説することは難しいので、その中でも代表的なサファイアの効果について見ていきます。
3-1-1.恋愛成就・浮気防止
すべての色のサファイアの持つパワーが、恋愛成就・浮気防止です。
「誠実」という石言葉があるように、恋人同士でプレゼントしあえば、お互いの気持ちを証明することができると言われています。お互いの好きな色のサファイアを贈りあうのもいいかもしれませんね。また、それぞれの色ごとの石言葉も加味すれば、恋愛成就のために欲しいパワーをより手に入れることができるかもしれません。
3-1-2.学業成就
学業に真面目に向き合いたい時には、「誠実」という石言葉のブルーサファイアや、「知性」という石言葉のホワイトサファイアがおすすめです。ブルーサファイアやホワイトサファイアは持ち主を冷静にさせ、学業に向き合うパワーを授ける効果があるとされています。勉強しなければならないのに、どうにも身が入らないということは、誰しもありますよね。そんなときはブルーサファイアやホワイトサファイアに頼ってみるのも良いかもしれません。
3-1-3.魔除け
悪いことから守ってくれるようなお守りが欲しい時は、ブルーサファイアを身に付けましょう。ブルーサファイアは古来から、悪いことから持ち主を遠ざけてくれると信じられていました。星のように持ち主を照らしてくれる、スターサファイアも良いかもしれません。持ち主やその周囲のひとを明るく照らし、悪いことがあればすぐに教えてくれるでしょう。
サファイアは、持ち主が何か悪い考えを持った時に濁るという伝説を持っています。自分が悪い考えに捕らわれていないか心配になった時には、一度サファイアを見つめてみてください。
3-1-4.仕事運アップ
大事な仕事や勝負に立ち向かう時には、イエローサファイアがぴったりです。イエローサファイアは「集中力」という石言葉にもあるように、集中して仕事をすることができます。また自信を与えてくれる石でもあるので、ポジティブな気持ちを持って仕事に取り組み、成果を上げることができるでしょう。
3-2.サファイアと相性の良い石
パワーストーンは、石単体としてだけでなく、他の石と組み合わせて使うこともよくあります。他の石の持つパワーと組み合わせることによって、サファイアのパワーを増幅させたり、あるいはサファイアの持っていないパワーを補ったりできるのが、パワーストーンの良いところです。サファイアと組み合わせると相性の良い石にはどんなものがあるのか、その一例を見ていきましょう。
3-2-1.ブルーサファイア×ルビー
ルビーはサファイアと同じコランダムの一種ですから、すべてのサファイアと相性が良いパワーストーンです。その中でも特に「誠実」の石言葉を持つブルーサファイアと、「愛」「情熱」の石言葉を持つルビーの相性はぴったりです。
ルビーは恋愛成就のほかにも家族愛や友愛などもサポートしてくれる、愛情に深く関係する石と言われています。また内に秘めた思いを後押ししてくれる石なので、サファイアと組み合わせることで、自分の誠実な気持ちの後押しをしてくれるでしょう。
ルビーはやや情熱のパワーが強すぎる石ではありますが、サファイアの冷静さがそれをうまく押さえてくれる組み合わせでもあります。
3-2-2.イエローサファイア×シトリン
持ち主に前向きなパワーを与えてくれるイエローサファイアと、金運の石と言われているシトリンは、仕事を頑張りたい時にぴったりの組み合わせです。
シトリンは黄色く発色した水晶で、石言葉は「富」「幸福」などです。透明度の高い明るい黄色の石はイエローサファイアとよく似ていて、相性もとても良いです。
イエローサファイアの石言葉は「自信」や「集中力」なので、仕事や目標達成を後押ししてくれるのですが、他にも何か効果が欲しい時は別のパワーストーンも組み合わせる必要があります。
たとえば恋愛のパワーがほしい時はローズクォーツ、魔除けや厄除けのパワーが欲しいならターコイズなどを組み合わせると良いでしょう。
3-2-3.ピンクサファイア×アメジスト
ピンクサファイアはかわいらしい色で人気のパワーストーンです。石言葉は「かわいらしさ」なので、もっとかわいくなりたい、かわいく見られたいという気持ちをサポートしてくれる石です。一般的にそんな風に思うのは恋をしている時が多いのではないでしょうか。恋愛成就を願って身に付けるなら、ピンクサファイアはアメジストと組み合わせることをお勧めします。
アメジストは紫色の水晶で、「真実の愛」をあらわす石と言われています。ですがその一方で持ち主を落ち着かせてくれる石ともいわれているので、周りが見えないような暴走しがちな恋愛ではなく、落ち着いた恋愛ができるでしょう。
3-2-4.グリーンサファイア×ラピスラズリ
「慈愛」の石言葉を持つグリーンサファイアは、癒しの効果を持つパワーストーンです。疲れた時や忙しい時に、持ち主を癒すヒーリング効果があると言われています。そんなグリーンサファイアのパワーと、「幸運の石」として有名なラピスラズリを組み合わせてみるのはいかがでしょうか。
ラピスラズリは古くからお守りとして用いられてきた石で、世界最古のパワーストーンとも呼ばれています。ラピスラズリは幸運の石ですが、ただ単に持ち主に降って湧いたような幸運をもたらす石かというとそうではありません。ラピスラズリは、幸運を手に入れるための試練を持ち主に与える石なのです。その試練を乗り越えるためにも、グリーンサファイアの癒しのパワーで力を蓄えましょう。
4.サファイアの身に付け方
サファイアは様々な形に加工されています。どのようなものを選んでどのように身に付けるか、楽しみ方は人それぞれです。
ここではどのようにサファイアを身に付けることができるかを見ていきます。
4-1.パワーストーンとして身に付ける
サファイアをパワーストーンとして身に付ける人は多くいます。
多くの場合パワーストーンとしてのサファイアはストーンショップや雑貨屋に売られていて、手頃な価格設定になっています。
パワーストーンは、サファイアに限らず丸く加工されているものが多いです。他のパワーストーンと組み合わせてブレスレットやネックレスなど身に付けられる形になっているものや、キーチャームやストラップなどになっているものなど様々な種類がありますので、自分が使いやすいものを選べるのが良いですね。
最初から商品として売られているものももちろんありますが、店によっては好きなパワーストーンを選んで組み合わせることができることもありますので、自分にぴったりなパワーストーンが欲しい人はそういったお店を探してみてください。
4-2.ジュエリーとして身に付ける
サファイアは、ジュエリーショップでもよく見かける人気のジュエリーです。サファイアは様々な種類のジュエリーに加工されているので、多くの商品の中から選ぶことができます。
予算や種類など、どんなものがあるのか見ていきましょう。
4-2-1.ピアス・イヤリング
ピアスやイヤリングなどのイヤーアクセサリーは、大ぶりな物から小さなものまで様々です。狭い耳たぶにつけるので、サファイア自体は小さくても見劣りしないのが、イヤーアクセサリーの良いところです。同じ予算であればより品質の良いサファイアを選ぶことができるので、お手軽なジュエリーと言えるでしょう。
価格は数千円のものからありますので、ちょっとした自分へのご褒美や、気軽なプレゼントとして贈るのもいいですね。
美しいサファイアが耳元できらりと光っていたら、とても素敵ですよ!
4-2-2.ネックレス
サファイアのネックレスは人気で、たくさんの種類の中から選ぶ事ができます。サファイアのネックレスは、デザインも様々なものがありますし、ファッションと合わせていろんな雰囲気のコーディネートが楽しめます。カジュアルなものからフォーマルなものまで、サファイアのネックレスが活躍する場面は多いですから、たくさん持っておいても良いですね。
また首元や胸元が華やかになるサファイアのネックレスは、プレゼントとしても人気です。ピアスのように、プレゼントを贈る相手が装着できない可能性はほとんどないですし、リングにはサイズがありますから事前のリサーチが必要です。そういう意味でもネックレスはちょうどよいプレゼントではないでしょうか。相手の負担にならず、できるだけ好みに合うようなものを探してみましょう。
4-2-3.リング
サファイアのリングを付けていると、普段からふとした時に目に入りますよね。お気に入りのリングを付けているとそれだけで仕事や家事を頑張れたり、楽しい気持ちになれます。もし規則などで制限されていなければ、できれば毎日つけていたいですね。
「誠実」という石言葉のあるサファイアですから、お互いの気持ちを確認するという意味で、恋人や夫婦でペアリングを付けるのもいいかもしれません。リングが目に入る度に、お互いに大切にしようという気持ちが芽生えるかもしれません。
5.サファイアの選び方
サファイアはジュエリーとしても、パワーストーンとしても人気で、ショップにも多く並べられています。その中からどう選べばいいのか、迷うことも多いですよね。色、価格、石言葉など、サファイアを選ぶ時には様々な要素があります。
選択肢が多いだけに、自分がどんなサファイアが欲しいのか、見ているうちにわからなくなってくることもあると思います。もちろん見ていて何かピンと来るものがあればそれを買うのが一番ですが、もしサファイアをどう選んでいいかわからないというときは、以下の選び方を参考にしてみてください。
5-1.色で選ぶ
まずサファイアを選ぶ方法としては、色で選ぶ方法があります。サファイアは天然石なので、色はひとつひとつ違います。好みの色を探すのが一番良いですが、一般的にサファイアは、明るいブルーで透明度が高いものが高品質と言われています。
サファイアの中で最高品質の色は、矢車菊の花のような明るいブルーで「コーンフラワーブルー」と呼ばれています。また「ロイヤルブルー」という色もあり、こちらも明るく透明度が高い青です。もちろん好みは人それぞれですので、高品質の物を選ぶ必要はありません。一般的に品質はそう良くないとされる暗い色のサファイアにも奥深い魅力がありますので、色々なサファイアを見て自分の好きな色を探してみましょう。
5-2.石言葉で選ぶ
宝石に込められた意味や石言葉で、サファイアを選ぶのも良いでしょう。サファイアは色ごとに石言葉があり、象徴する意味も違います。
自分がこうありたいという気持ちがある時や、プレゼントをする相手に伝えたいことを意識しながら、石言葉を選びましょう。例えば恋人に贈る時は、「誠実」の石言葉を持つブルーサファイアを選んだり、魅力的な自分になりたい時は、「かわいらしさ」の石言葉を持つピンクサファイアを選んだりするのも、楽しいかもしれません。
5-3.デザインで選ぶ
サファイアは様々な加工がされていますので、好きなデザインを選ぶこともできます。かわいらしいデザインから大人っぽいきれいなデザインまで、様々です。もちろん個人的に好きなデザインを選ぶのもいいですが、付けていく場所や場面に合わせて選ぶこともできます。
控えめなサファイア一粒のネックレスや、シンプルなサファイアとダイヤモンドのネックレスはオフィシャルな場面にも付けていけるでしょう。逆に華やかなデザインや奇抜なデザインのものは、休日に出かける時にぴったりです。サファイアをどのような時に身に付けたいかを、想像しながら選びましょう。
5-4.産地で選ぶ
サファイアは産地によっても、品質が違います。産地について詳しく知っていれば、それをもとにサファイアを選ぶこともできるでしょう。
最も品質が良いとされているのは、インドのカシミール地方で産出されたサファイアです。その他にもビルマ産のサファイアもとても高品質ですが、どちらも流通量はとても少ないです。
比較的手に入りやすいのはスリランカ産やマダガスカル産のサファイアです。スリランカ産やマダガスカル産のサファイアは、明るい青色で高品質な物が多いとされています。様々なサファイアを見て、どの産地のサファイアが自分の好みに合うか、しっかりと確認してから選ぶようにしましょう。
5-3.価格で選ぶ
サファイアを購入する上で、価格は大事な要素です。サファイアの価格は、サファイアの品質や大きさ、販売しているブランドなど、様々な要素で決まります。
当然高品質のものやサイズが大きいものであれば、サファイアの価格は高くなります。自分への特別なご褒美であったり、特別なプレゼントを贈りたい時は、高価なサファイアを購入するのも良いでしょう。反対にそこまで高価ではない、数千円で購入できるサファイアもあります。あまりに高価すぎるものは、傷がつくことや紛失を恐れてなかなか使いづらいですよね。普段使い用に、手頃な価格でお気に入りのサファイアを探してみるにもいいかもしれません。
6.(まとめ)サファイアの石言葉や色などを知って、いろんな方法で選ぼう!
今回は、様々な色や石言葉があるサファイアの魅力について見ていきました。
今までサファイアを選ぶ時は、どのような基準で選んでいましたか?「何となく気に入ったものがあれば…」「素敵だと思ったサファイアを購入する」という人が多いのではないでしょうか。もちろんジュエリー選びにおいて、直感は大事です。ですが「これがいい!」と思って購入した後に、別の店のジュエリーを見て「こっちにしておけば良かったな…」と思うなんてこともありますよね。納得できるお買い物をするためにも、サファイアについていろんなことを知っておくに越したことはありません。
サファイアにはどんな色があるのか、どんな石言葉があるのか、どんなデザインのジュエリーがあるのかなど、様々なことを知って、ご自分のサファイア選びに活かしてください!