COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
COLUMN
コラムカテゴリー
ディオール///の記事
Dior homme(ディオール・オム)やSaint laurent(サンローラン)のデザイナーとして数多くのブランドを改革してきたエディ・スリマン(Hedi Slimane)。 現在はセリーヌのクリエイティブデザイナーを勤めていますが、今期を最後に退任するのではないかという噂があり、今後の動きに注目が集まっています。 本記事では、エディ・スリマンがどのような人物なのか詳しく解説していきます。彼のファッション業界での活躍からフォトグラファーとしての一面など、幅広く解説していますのでぜひ最後までご覧ください。 1.独学でファッションを学んだエディ・スリマンの経歴 エディ・スリマンは21世紀を代表する天才デザイナーの1人です。いくつものブランドを渡り歩いてきた彼ですが、彼のスタイルの特徴である細身でロックなファッションは、変わらず多くの人を魅了してきました。 この章では彼のこれまでの功績、歴史について振り返っていきます。 1-1.【幼少期】母親と洋服を作っていた子供時代 1968年5月のフランスで、イタリア人の母親とチュニジア人の父親から生まれました。母親がドレスメーカーであったことで、小さい頃より服作りに励みました。エディがデザインをスケッチし、2人で一緒に生地を買いに行き、母親が裁断して作品を作っていました。 エディ・スリマンは、幼少期から体が小さく細身だったことがコンプレックスとしてあり、それを隠すのではなく、その体型をむしろ強調するような服作りをしていました。彼がディオールやサンローランで活躍するアイデンティティが、ここから培われたといえます。 1-2.【学生時代】フランスでも難関のパリ政治学院に入学 ファッションでの競争が激しすぎると考えたエディは、代わりに政治学を学びジャーナリズムの道を選びました。世界でも2番目に入学難度が高いフランスの名門校「パリ政治学院」に入学し、卒業した後は美術史を学ぶため「ルーブル美術学校」に入りました。 「孤高」「天才」と称されることの多いエディ・スリマン。ファッションの正式な教育を受けておらず、服作りに対しては「独学」であったことが特徴です。また、小さい頃からロックンロールとカメラに熱中し、その哲学が後の彼のスタイルの基盤を作ったといえます。学問にも秀でていたことから、彼の才能が多彩だったことがわかるでしょう。 1-3.【1992年-1995年】 ジョゼ・レヴィやジャン・ジャック・ピカールのもとで働く ルーブル美術学校を卒業したあとも、ファッションに対する熱意を捨てきれず、フランスのブランド「ジョゼ・レヴィ」に勤め、下積み時代を迎えます。 その後フランスファッション界の巨匠であるジャン・ジャック・ピカールに師事し、彼が参加したルイヴィトンの「モノグラム・キャンバス」プロジェクト100周年記念にもエディは携わっていました。 1-4.【1997年-2000年】 イブ・サンローランで本格的にキャリアスタート イブ・サンローランの創設者であるピエール・ベルジェがメンズウェアデザイナーを探していたころ、ピカールがエディスリマンを紹介し、アートディレクターとして働くことになります。 当時メンズデザインに乏しかったイヴ・サンローランに「神秘的」で「破壊的」なエッセンスを組み込んだユニセックスなスタイルを多く提供しました。過剰な装飾に基づくのではなく純粋なシルエットやカット、プロポーションで違いを表す特徴的なスタイルは、このころから既に頭角を表していました。 また、「メンズウェアに乏しいブランドをリブランディングする」という彼の真骨頂がスタートしたのもここからといえます。 その後イブ・サンローランで順調にキャリアを積み重ねると思われていましたが、2000年に彼は同メゾンを去ることになります。その当時グッチグループによる買収劇がファッション界で相次ぎ、イブ・サンローランもその対象でした。 当時を振り返る2004年のインタビューでエディは「テニスのボールのようになりたくなかった」と話しています。自分は自分であるべき、という彼のデザイナーとしての哲学を感じることのできる退任だといえるでしょう。 1-5.【2001年-2007年】 ディオール・オムでメンズウェアに革命を起こす イブ・サンローランでの実績が認められたエディは、クリスチャン・ディオールのメンズライン「ディオール・オム」の誕生と共にクリエイティブディレクターに就任します。ディオールのメンズラインに「ロック」と「少年性」を組み込み、一大旋風を起こすことになりました。 ディオール・オムは、全体的に細身なシルエットが特徴で「スキニーパンツ」や「テーラードジャケット」「ナロータイ」といったシンプルでモードなファッションを多く手掛けました。 細身であった有名なエピソードとして、FENDIやCHANELをなどを手掛けたカール・ラガーフェルドが、エディの服を着るために40kgのダイエットをしたといいます。 エディ・スリマンの功績は、モードファッションを日常のワードローブに落とし込むということをやってのけたことです。 コレクションブランドといえば、コンサバティブな「ショー用の服」がほとんどでした。エディが作り出すディオール・オムは、これまでにないくらいにモードでスタイリッシュでありながらも、普段使いができる身近なものに仕立て上げました。 エディの手掛けていた2001年から2007年のディールオムの期間は「エディ期」と呼ばれ、売り上げが40%以上向上するなど、ディオールのメンズラインの黄金期となりました。 筆者も2005年の15歳の頃、ファッションに興味を持ち始めた頃ですがどのブランドでも「スキニーパンツ」を発売していたのを思い出します。エイプリルなどもそうですし、ユニクロでもスキニーが出始めたのもこのころで、世界中のファッショニスタがスキニーを履いていました。 2007年AWを最後にエディは契約を更新せず、ディオールを離れその役割をクリス・ヴァン・アッシュに引き継ぐことになります。 その後フォトグラファーの旅に出て、ファッション業界から完全に身を置いたと思われたのですが、5年後サンローランにてキャリアを再開することになります。 1-6.【2012年-2016年】 サンローランにカムバックし、初のメンズ・ウィメンズ総合ディレクターに 2012年3月、イブ・サンローランとその親会社であるkering(ケリング)グループはステファノ・ピラーティの退任に伴い、エディ・スリマンをクリエイティブディレクターとして就任することを発表します。 エディ自身初となるウィメンズのデザインも担当し、アクセサリーやショップ展開、店舗の内装などもサポートしました。 エディは就任すると共に、イブ・サンローランの有名なロゴマークである「カサンドラ」(YSLを重ねたロゴ)を廃止し、「サンローラン・パリ」に一新しました。※コスメラインなど一部ではカサンドラを現在でも利用します。 コレクションには「ライダースジャケット」「ミリタリーパーカー」「ミニスカート」「ブーツ」などが加えられ、これまでのパッシヴなサンローランのイメージを一新することになります。 ディオール・オムの時期と同様「ロック」と「少年性」を徹底的に追求したスタイルは変わらず、さらに細いシルエットと色濃いロックなスタイルを多く発表していました。 サンローランは一気に若者の憧れになり、スキニーデニムやレザージャケット、リングブーツなどが記録的な売り上げを見せました。 就任前と比べて売り上げを約1.3倍増加させ、売上が伸び悩むGUCCIグループの中でも1.2位を争うブランドへと転身させたのです。 エディは創業当時のサンローランを取り戻すという「原点回帰」を目指しており、「サンローランパリ」という変更後のロゴも創業当時のロゴマークをオマージュしたものでした。エディが行った大幅な改革は、2012年に亡くなった創業者ムッシュ・イブへの侮辱だと批判する声もありましたが、それらの批判は全く見当はずれなもので、エディはムッシュ・イブを誰よりもリスペクトしていました。 その表れとして、エディはムッシュ・イブが大事にしてきたオートクチュールのアトリエを三年かけて改修しています。フランスのパリ14世時代(1600年代)に建てられた荒廃したフランス調の庭園などを3年かけて改装し、当時のフランスを再現させました。ムッシュが大事にしてきたアトリエを復活させたエディ・スリマンは、誰よりもサンローランの歴史、そして創業者への敬意を示しているといえるのではないでしょうか。 しかしそのアトリエにて、自信最後のコレクションとなる2016年AWレディースコレクションを発表し、その役割をアンソニー・ヴァカレロに任せサンローランを去ることになります。 1-7.【2018年-現在】新生セリーヌの誕生のためクリエイティブディレクターに就任 2018年、LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)はセリーヌのクリエイティブディレクターにエディ・スリマンが就任することを発表します。 セリーヌはそれまで一度もメンズラインを持ったことがなかったため、メンズラインの革命児であるエディの着任は各方面で注目を浴びることになりました。 サンローラン期と同様ロゴを一新。フランスの強調記号を無くし、シンプルなロゴマークへと刷新しました。タイトでロックなシルエットのスタイルを多く手がけ、代表作である「トリオンフ」など女性用のバッグなども大ヒットしました。 女性向けというイメージが強かったセリーヌは、エディの改革によってイメージがガラリと変わり多くの男性がセリーヌのアイテムを欲するようになりました。エディらしいミニマルな要素はそのままにエッジの効いたデザインが多くなっており、熱狂的なファンのことを「エディ系男子」と呼ぶなど、若い層に大きく支持されています。 2022年6月にはパレ・ド・トーキョーにて2023SSコレクションを発表。その場所は20年前にディオール・オムの2004AWコレクションを発表した場所と同じでした。その時のインタビューでは「この組織に敬意を評し、メンズウェア改革のこの瞬間を思い出したかった」と語っています。 2023年頃からエディ・スリマンはセリーヌのクリエイティブディレクターを退任するのではないかという噂が流れており、後任が誰になるのか、そしてエディはどこへ行くのかということに注目が集まっています。 2.ロックスタイルと少年性が特徴のエディ・スリマンの名作たち エディが提案するファッションスタイルの特徴は、ロックと少年性の融合にあります。 細身なライダースジャケット、スキニーパンツ、ナロータイ、ブーツなど、どのブランドにおいてもエディの手掛けるスタイルは若者を中心に高い評価を得てきました。 ディオール・オムで登場したスキニーデニムは特に印象的で、世界にスキニー旋風を巻き起こしました。 この章では、エディが手掛けた代表的な作品をブランドごとに解説していきます。 2-1.ディオール・オム期 エディが在籍していたのは2001年から2007年の間で、その期間のことを「エディ期」と呼びます。 ディオール・オムのコレクションタイトルは以下のようになっています。 2001 AW 「SOLITAIRE」 2002 SS 「BOYS DON'T CRY」 2002 AW 「REFRECTION」 2003 SS 「FOLLOW ME」 2004 AW 「VICTIM」 2004 SS 「STRIP」 2005 SS 「BECK」 2005 AW 「GLAM」 2006 SS 「MODS/SKA」 2006 AW 「these grey days」 2007 SS 「we look good together」 2007 AW 「80’ new wave」 デストロイコーディングデニムなどの名作が多い04SS「STRIP」やエディの集大成ともいえる05AW「GLAM」、ラストシーズンを飾る07AW「80’ new wave」が特に人気の高いコレクションです。 2-1-1.デストロイコーディングデニム 2004SS 言わずと知れた名作デニムであるデストロイコーティングデニム。 エディ・スリマンの代表作といえばこのデニムをあげる人も多いのではないでしょうか。 2-1-2.アイスブルーシリコンコーティングデニム 2004SS ロックなテイストのダメージ加工とタイトなシルエットが特徴のパンツ こちらもエディ期を代表する作品となっています。 2-1-3.ナポレオンジャケット 2003AW エディ・スリマンはナポレオンジャケットを流行させたことでも有名。 2003年以降、ディオール・オムに影響された多くのブランドがナポレオンジャケットを出していました。 2-1-4.スモーキングジャケット 2004SS 「スモーキングジャケット」とは、フランスでいう「タキシード」とほぼ同義語として扱われています。エディといえばスモーキングジャケットを連想する人も多く、エディ好きにとってはたまらない1品です。。 2-1-5.サイドジップブーツ 2004AW 04AWがディオール・オムの黄金期であるといわれることが多いのですが、その理由はブーツなどにおいても完成度が高かったからと言われています。 シンプルかつロックテイストのあるエディらしさ全開のこのブーツは、今でもファンの間で人気が高い作品となっています。 2-1-6.4ポケットラムレザージャケット 2007AW ウエスト周りはタイトなシルエットですが、袖部分が少しふっくらしているミリタリーっぽさを感じるレザージャケット。 下のクロスポケットレザーとよく比較されますが、サイズ感やシルエットなどで好みが別れます。 2-1-7.クロスポケットレザーブルゾン 2006AW エディ・スリマンはレザージャケットを多く製作してきましたが、06AWのクロスポケットレザーブルゾンが最高傑作と呼ぶ声もあります。 シンプルながら上品な作品であり、エディの持つ「ハイブランドを日常のワードローブに」というポリシーを表すようなブルゾンです。 2-1-8.jake 2007AW 言わずと知れた名作デニムである「jake」は、エディ・スリマンが繰り出してきたこれまでのコレクションの中でも1、2位を争うほどの人気アイテムです。 スキニ―の中でもかなり細めに作られており、股下は海外ブランドの中でもかなり長いので、購入する時はサイズをしっかりと考えたうえで購入しましょう。 2-1-9.腕時計「シフル・ルージュ」 2004年に発表されたディオール・オム初のメンズウォッチ「シフル・ルージュ」は今年2024年に新しく後継機モデルが発売されています。 ケースの右サイドがよく見るとアシンメトリーとなっているのがシリーズ最大の特徴。細めの針とコンパクトなケースのシルエット、シルバーとブラックを基調としたモノクロな雰囲気など、エディを体現しているような腕時計です。 2-2.サンローラン期 5年振りにファッション界に帰ってきたエディ・スリマンは、「ロック」と「少年性」がより強いものになっていました。シルエットはさらに細く、デザインはディオールオムに比べてまとまった印象です。 2-2-1.L01モーターサイクルジャケット サンローラン期の名作といえばこのL01。ライダースの中ではかなり細いシルエットなので、ジップをオープンにしたシャツを見せるカジュアルなスタイルでも充分着こなせます。 ロックな印象のあるレザージャケットですが、サンローランが作る上品な雰囲気が、エディと上手くマッチしている作品です。 2-2-2.L17モーターサイクルジャケット 正面のジップがシンメトリーに2つ配置されているのが特徴のL17モーターサイクルジャケット。2013SSに発表されたレディース用のものが、2013AWにてメンズ向けに発売されました。 ジップを閉じるとシングルライダースライクに、ジップを少しあけるとダブルライダースライクに使えるので、2つの顔が楽しめるジャケットになっています。 2-2-3.ダブルチェスターコート サンローラン期のエディは、よりタイトでシンプルな服作りをしていました。コートにおいても例外ではなく、こちらのアイテムもかなりスリムなアイテムとなっています。 エディのファッションは、エディ一式だけで揃えても統一感があってかなりかっこよくなります。こちらのコートは、エディのスキニーやブーツと合わせたいですね。 2-2-4.テディジャケット テディジャケットとは、細身なスタイルにフィットするブルゾンのことを指し、エディ・スリマンが作り出したシリーズです。 こちらは2013AWに発表されたものですが、エディは2014SS、セリーヌでの2019AWでも同様のテディジャケットを出しており、エディ好きなら1着は持っておきたいですね。 2-2-5.ワイアットチェルシーブーツ 黒を基調とするロックテイストのブーツはサンローラン時代も出しており、こちらのワイアットブーツも名作として知られています。 上質なラムレザーが使われていて、普段使いでも問題なく使用できるものになっています。 2-2-6.スキニージーンズ エディがサンローランにカムバックしてから初のコレクションである2013AWで、「変わらないエディスタイル」を見せつけた作品の1つ。 サンローランはエディが去った後でもスキニーを出し続けており、黄金期を築いたエディの影響力の大きさが分かります。 2-3.セリーヌ期 セリーヌでもメンズ、レディース両方を手掛けているエディですが、のちに定番アイテムとなる数々のバッグを作っています。 2-3-1.トリオンフ 出典:Celine トリオンフは「凱旋」を意味するフランス語で、凱旋門を囲う鎖からインスパイアされたX字のマークが特徴的。 写真で紹介したシンプルなショルダーバッグから、トリオンフマークが押し出されたキャップやハットなど、セリーヌを代表するアイコンとして多くの名作が生まれています。 2-3-2.16(セーズ) 出典:Celine エディ・スリマンがセリーヌに来て初めてデザインしたバッグがこの『16(セーズ)』です。シンプルで丸みを帯びたデザインは、プライベートだけでなくオフィスでも使えるものになっています。 『ミニ16(セーズ)』や『ティーンソフト16(セーズ)』など、数多くの後継モデルが出ている大人気シリーズになり、女性バッグの定番アイテムとして知られています。 2-3-3.C(セー) トリオンフ、『16(セーズ)』と並んでセリーヌの大人気バッグなのがこの『C(セー)』シリーズ。「C」のロゴが特徴で、無駄な装飾がないシンプルでスッキリとしたデザインに、金のチェーンが大人びた雰囲気を醸し出します。 2-3-4.ユニセックスセットアップ セリーヌのセットアップは、男女兼用で使えるのがポイントで、こちらもスリムな男性から女性まで使えるデザインとなっています。 エディ・スリマンが多く手がけてきたナロータイとも合い、モードの完成形ともいえる美しさが好評でした。 2-3-5.ダブルボタントレンチコート 出典:Celine チェック柄のロングコートとしてセリーヌで大人気のコート。こちらはウィメンズの商品ですが、メンズにも代用できるほど完成されたデザインとなっています。 上品で大人っぽいイメージのあるセリーヌ本来のイメージに、タイトでロックなエディの哲学が合わさっているような、今のセリーヌを表しているようなアイテムです。 2-3-6.ロゴTシャツ セリーヌのロゴが描かれてる、セリーヌで大人気のTシャツ。若者を中心とするエディ系男子に大人気のTシャツで、インナーとしてもこれ1着だけで着てもカッコいい商品です。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.フォトグラファーとしての顔を持つエディ・スリマン エディ・スリマンを語るうえで外せない要素の1つが、フォトグラファーとしての顔です。現セリーヌでは、広告用写真としてアンバサダーモデルの写真を自ら撮影するなど、自らのブランドにも大きな影響があります。 この章では、エディ・スリマンにとっての「趣味」であり「本業」のフォトグラファーとしての一面をご紹介します。 3-1.カメラを持ったのは11才の時 出典:hedi slimane diary エディはファッションに興味を持つ前から、撮影を始めていました。カメラを持つ動機は「退屈」であったと、インタビューで語っています。 初めて撮った写真は、「廃屋と折れた枝」。まだ何者でもなかったエディの、ポッカリ空いた空虚を表しているようなエピソードです。 そこから友人のポートレートを撮るようになり、それらは全てモノクロ写真で、現在でも写真スタイルは変わっていません。大学時代でも写真クラブで友人たちと撮影を続け、小さな研究室で写真を引き伸ばし、現像するのを楽しんだそうです。(当時フィルムを現像するには引き伸ばし機が必要でした) 3-2.2002年には初のモノクロ写真集「berlin」を発表 出典:アマゾン ファッション業界に入ってもフォトグラファーとしての活動は続け、自ら手掛けるブランドであるディオールやサンローランの中でも、ビジュアルフォトとして自ら撮影をしていました。 エディは2000年以降自らの作品の展示会も開いており、2002年には初めてのモノクロ写真集「berlin」を世に出しています。無名のロックバンドを追いかけるのが趣味で、アマチュアリズムが輝く一瞬一瞬が彼のインスピレーションになっているのだそうです。 3-3.2008-20011年の間フォトグラファーとして世界を旅する 出典:hedi slimane diary 2007年にディオールを退任後、ニューヨークタイムズのインタビューにて、「自分の次のキャリアはフォトグラファー」と答えています。この期間、エディは本格的にフォトグラファーとして世界を周りました。その様子は公式サイト「Hedi slimane diary」で見ることができます。 その頃のエディは39才なので、28年越しの一つの夢が叶ったといえるかもしれません。 4.ロックバンド好きのエディ・スリマン 出典:hedi slimane diary 彼はロックンロールを聞いて育ち、それが彼のファッションを作り出す原動力となっています。彼のコレクションのモデルには、新進気鋭のインディーズバンド達が多く採用されました。 この章では、エディとロックバンドとの関わりについて解説していきたいと思います。 4-1.幼少期からデイヴィット・ボウイ、ポール・ウェラーなどを聞いて育つ エディは小さい頃から細身の体にコンプレックスを持っていましたが、それを吹き飛ばしてくれるような「現代への反発」「反抗」を表すロックバンドに強く影響を受けたと語っています。 ロックバンドのライブを見る中で目に入ってくるレザージャケットやタイトなスタイルは彼のアイデンティティに大きな影響を与えました。 4-2.ザ・リバティーンズやベックなどのライブ衣装を手掛ける 出典:アマゾン エディはこれまで愛してきたロックンロールへの感謝を、ファッションで恩返しをできないかと考え数多くのミュージシャンのライブ衣装を手掛けてきました。 ザ・リバティーンズ、ダフト・パンク、フランツ・フェルナンド、ザ・キルズなどのグループや、ミック・ジャガー、ベック、ジャガーホワイトなどのソロアーティストのステージ衣装も提供しています。 2002年4月にはファッション界のアカデミー賞といわれている「CFDA国際デザイナー賞」をデヴィッド・ボウイが受賞しており、そのステージ衣装を作り出したのもエディ・スリマンでした。 4-3.ランウェイ用に様々なロックンローラーが楽曲を担当 出典:Hambeck エディ・スリマンのファッションの特徴である「ロック」なスタイルを象徴するように、ショーではお気に入りのロックミュージックをかけることで知られています。 ベックやレディメイドFCなどのアーティストが楽曲を提供しており、担当したバンドが~期と呼ばれるなど、彼のコレクションを印象付けるのに貢献しました。(2005SSはベック期) 5.公の場にあまり出ないエディ・スリマンの隠れた私生活 公の場に出ることが少ないエディ・スリマンですが、この章ではエディ・スリマンの気になる私生活について調べたものを解説していきます。 5-1.エディ・スリマンは結婚している? 調べた限りではエディ・スリマンは結婚していないようです。過去の恋人との噂も調べたのですが、それらしいものはありませんでした。 これだけ魅力的な人間にもかかわらず、浮いた噂が無いということは、彼は本当にファッションとフォトグラフに心血を注いでいるのでしょうね。 5-2.エディ・スリマンの年収はどれくらい? 現在の年収はわかっていませんが、2012-2016年のサンローランとの契約では年収1000万ユーロ(約12億円)でした。 また、2018年に売り出したロサンゼルスの豪邸が1750万ドル(約20億円)であることを考えると、一流のセレブであることは間違いないようです。 ※2018年にエディ・スリマンは当時の報酬が支払われていなかったとして、親会社ケリングを相手とり裁判を起こし勝訴しています。 5-3.エディ・スリマンが愛用しているカメラは? 出典:SONY エディ・スリマンが最近使用しているカメラは、ソニーのA7だと言われています。ディオール・オム時代にはパナソニックの「DMC-LC1」を愛用していたことで知られています。 6.エディ・スリマンの私服は古着が多い? レザーライダースに、タイトなジーンズ、ナロータイ…エディ・スリマンの私服というとそういったイメージをされる方も多いのではないでしょうか。 しかし、エディの私服を追ってみると意外にもカジュアルでアメカジテイストな洋服を好んでいることがわかります。彼の服作りのルーツが古着にあることが理由で、古着のバンドTシャツなども好んで着ているようです。 6-1.nasaやGod spellなどの80年代のバンドTシャツ エディは古着好きであることで知られていますが、プライベートでは主にバンドTシャツを着ているようです。左のGod spellのTシャツは、熱狂的なエディ信者にはとても有名なアイテムで、マニアックなファンであればぜひ手に入れたい一品です。 6-2.LEEやWranglerなどのデニムジャケット エディの残っている写真では、昔であればあるほどGジャンなどのアメカジの色が濃くなります。コレクションなどで公の場に出る際のエディは、テーラードにスキニーなどのシュっとしたイメージが強いですが、私たちの知らないプライベートのエディは、今でも古着を着ているのかもしれませんね。 6-3.Levi”sの606デニムパンツ ディオールの時のカール・ラガーフェルドがダイエットに成功した後に撮られた写真。このころも意外に結構ラフなデニムを着ていて、自らが手掛けるディオール・オムの作品とのギャップがあって驚きます。 6-4.Converseのオールスター 今では革靴や、ブーツなどの自作のものを履くことが多いですが、古い写真を見ていると、私服で履いているであろうコンバースなどもつけているのをよく見ます。 完全にプライベートなエディもちょっと見てみたいかも? 6-5.愛用時計はRolexの「エアキング」 エディ・スリマンが愛用している腕時計は、ロレックスのパイロットウォッチの1つである「エアキング」のアンティークもの。 ディオール・オムやサンローランを手掛けたデザイナーということを考えると、エアキングというチョイスはかなり意外。個人的な好みや思い出があるかなど、本人に直接聞いてみたいところです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 7.世界的なスターとの交流も多いエディ・スリマン あまりメディアに出ないことで知られているエディ・スリマンですが、彼のクールでロックなスタイルは多くの業界人を魅了しているようです。 ここでは、エディ・スリマンの世界的スターとの交流を紹介していきます。 7-1.ブラッド・ピットの結婚式のドレスを手掛ける 2000年7月30日、ハリウッドスターであるブラッド・ピットとジェニファー・アニストンが結婚式をあげた際、新郎が着ていたタキシードをエディ・スリマンが手掛けました。 どういった縁があったのかというのはわかっていませんが、ブラッド・ピットも大のロック好きなことを考えると、2人には通じるものがあったのかもしれません。 ちなみに、新婦のジェニファーは白いサテンのロングドレスを着ていましたが、それをデザインしたのは現「マルニ」のデザイナーであるローレンス・スティール。 7-2.マドンナやニコール・キッドマンの衣装を手掛ける ディオール在職中、エディは婦人用の服を作ったことはありませんでしたが、マドンナやニコールキッドマンの衣装を手掛けたことがあり、その経験がサンローランでのレディースへの挑戦に役立ったそうです。 他の女性有名人との関わりでいえば、ミュージックスターのレディ・ガガの2009年のアルバム「ザ・モンスター」のCDカバーをデザインしたこともあります。 7-3.BTSのテテをプライベートジェットで招待 2018年にエディがセリーヌのクリエイティブディレクターに就く前より、テテとエディは交流があり、のちにプライベートジェットでパリに招待するなど仲が良い関係のようです。 写真好きとして知られるテテは、SNSで「Vidi slimane diary」というタイトルでモノクロ写真を投稿するなど彼へのリスペクトを示しています。 エディの好きなボブ・ディランやジャック・ホワイトを彷彿とさせるセリーヌの衣装に身に纏うテテは、その完璧な顔立ちもさることながら、心なしか喜んでるように思えます。 7-4.new jeansのダニエルを撮影 2024年3月、セリーヌが韓国アイドルであるニュージーンズ(new jeans)のダニエル(danielle)をグローバルアンバサダーに採用することを発表しました。 オーストラリア人と韓国人のハーフであるダニエルの人形のような整った顔立ちが、エディの作るロックでモードな雰囲気とマッチして、エレガントなカッコよさを醸し出します。 8.エディ・スリマンが影響を受けた名作映画たち 2020年4月、セリーヌが映画のオンラインストリーミングサービス「MUBI」と共同し、エディ・スリマンがオススメする名作映画10本をピックアップしました。 ラインナップは ・「大人は判ってくれない」(フランソワ・トリュフォー/1959年) ・「ナイトタイド」 (カーティス・ハリントン/1961年) ・「シャレード」 (スタンリー・ドーネン/1963年) ・「赤い砂漠」 (ミケランジェロ・アントニオーニ/1964年) ・「気狂いピエロ」 (ジャン・ジャック・ゴダール/1965年) ・「仮面/ペルソナ」 (イングマール・ベルイマン/1966年) ・「仁義」 (ジャン・ピエール・メルヴィル/1970年) ・「地獄の黙示録」 (フランシス・フォード・コッポラ/1979年) ・「パリ、テキサス」 (ヴィmu・ヴェンダース/1984年) ・「わたしはロランス」 (グサヴィエ・ドラン/2012年) となっています。ここでは、映画好きである筆者が特にエディとの親和性の高いと判断した3つを紹介したいと思います。 8-1.ジャン・リュック・ゴダール監督の「気狂いピエロ」 出典:アマゾン 「気狂いピエロ」は、名画「勝手にしやがれ」でタッグを組んだゴダールと主演ジャン・ポール・ベルモンドのフランス映画です。ジャンが演じるリストラされたサラリーマン「フェルディナンド」と女優アンナ・カリーナが演じる元恋人役の「マリアンヌ」がギャングから追われる逃亡劇を描いています。 ロサンゼルスに拠点を持つことから「パリ嫌い」と噂されることもあるエディですが、フランスの美しい風景を描いたこの作品をピックアップしてるのをみると、故郷への愛を感じることができるのではないしょうか。 劇中にあるフェルディナンドの名セリフ「僕らは夢で作られ、夢は僕らからできている」は、自分のやりたいように生きている自由なエディのルーツをどこか感じることのできるセリフです。 8-2.ヴィムヴェンダース監督の「パリ、テキサス」 出典:アマゾン フランス映画「パリ、テキサス」は、4年前に妻と離婚し子供とも離れ離れになっている主人公トラヴィスが、心身ともにボロボロに苦しみながらもアメリカを旅しまた再開を目指していくという物語です。 ラストシーンの妻のジェーンと鏡越しに語り合うシーンは、エディ好きでなくても是非見てほしい感動的なシーンです。子供への向き合い方、元妻への嫉妬心、仕事と家族に板挟みになる心情など、現代に生きる我々にも刺さる映画となっています。 この映画の「パリ・テキサス」という名称はアメリカのテキサス州のパリスという街のことであり、フランスのことを指すものではありません。どこか頼りない主人公というところは、二作品で共通していますが、エディにはどこか迷いのある主人公に惹かれるところがあるのかもしれません。 8-3.カーティス・ハリントン監督の「わたしはロランス」 出典:アマゾン ゲイでもホモセクシャルでもないが、男として生きることに息苦しさを感じている主人公ロランスと、恋人のフレッド共に生きる道を探していく物語です。 単純なLGBTを描いた映画というわけではなく、恋愛対象は女性ではあるものの女性の格好をしたい、といったクロスドレッサーの内面を描いている映画です。また、恋人のフレッドも主人公は愛しているが普通の男性と恋愛をして結ばれたい、といった周りの人間の戸惑いや理解の難しさなども細かく描写されています。 エディの心を打つ映画はどれも、主人公が内面に複雑な感情があって悩んでいるというところで共通しています。エディも細身の体や内気な性格というコンプレックスがあったと語っていますが、自分に重ねているところがあるのでしょうか? 9.セリーヌを退任?いつまで?シャネルに行く噂ってホント? エディ・スリマンは、2024年5月のAWメンズコレクションを最後にセリーヌのクリエイティブディレクターを退任するといわれており、正確な時期には不明ですが、今年の後半頃になるとみられています。 エディの今後の活動はどうなっていくのでしょうか?エディ・スリマンはここ10年間ほど、親交が厚かった元シャネルの皇帝・故カール・ラガーフェルドとの関係から、シャネルに行く噂が絶えませんでした。 今年6月6日にシャネルは5年間アーティスティックデザイナーを務めたヴィルジニー・ヴィアールを解任することを発表していて、もしかしたら今年中にもエディ・スリマンの手掛ける「シャネル・オム」が誕生するかもしれません。 他の候補でいえば、昔からエディ・スリマンは自分のブランドを立ち上げるのではないかと言われています。彼がオリジナルブランドを作成するとすれば、ファンにとっては待ちに待った発表となるといえるでしょう。2007年にディオールを去る時にオリジナルブランドを創設する話が持ち上がりましたが、製作会社との折り合いがあわず無くなってしまいました。 ですが、本人のインタビューでは「自らの名前を使うときはフォトグラファーとしてだけだ。今の私のファッションへの情熱は、LVMH(セリーヌの親会社)に尽くすことだよ」と語っています。彼が「エディ・スリマン・オム」を立ち上げる可能性は薄いかもしれません。 最もファンが悲しむことになるのは、このままファッション業界を引退してしまうことでしょう。いつも自らが手掛けたブランドの最盛期にその場を離れ、自由に生きてきたエディですから、今後の予想をすることは大変に難しいですが、どうかまだファッション界に携わってほしいと思うところです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ まとめ いかがでしたでしょうか。本記事では、エディ・スリマンのこれまでの歴史、功績から、プライベートの話など、彼の外面から内面まで詳しく解説してきました。 エディ・スリマンのファンにとって、彼の魅力が伝わる手助けになれたならとても嬉しい限りです。 では最後に、エディ・スリマンがファッションについて語った名言を残して終わりにしたいと思います。 「ファッションは今、この瞬間であるべきだから」 写真家として、一瞬を切り抜いてきたエディ・スリマンらしい一言ですね。最後までご覧いただき、ありがとうございました。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/loewe-designer/ https://estime.co.jp/column/saintlaurent-designer/ https://estime.co.jp/column/kimjones/
ルイ・ヴィトン、モエ・ヘネシー、ディオールなど数多くのブランドを傘下に収める『LVMH』をご存じでしょうか? 高級ブランドやファッションが好きな人であれば、一度は聞いたことがある方もいると思います。 ファッション業界を中心にジュエリーや酒類など様々な事業を手掛けるブランドを傘下に置き、現在では就活生などに向けた若手ファッションデザイナーの育成や支援を行っているようです。 今回はそんな世界的に有名なLVMHの傘下ブランドや年収について深堀りしていきます。 これから就職を控えている方、ブランド業界に詳しくなりたい方は必見です。 1.LVMHとは LVMHとは数多くの事業を買収し、ファッション業界の世界3大コングロマリットとして知名度を誇るブランド業界を代表するグループ会社です。 LVMHとは一体何なのか・・・同じようなコングロマリットの『ケリング』や『リシュモン』との違いについて合わせて解説していきます。ぜひ最後まで目を通してみてください。 1-1.ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併した『LVMH』 正式名称:LVMH Moët Hennessy ‐ Louis Vuitton SE 略して『LVMH』 LVMHとは、フランスのパリを拠点としており、ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーの2社が合併して生まれた世界最大級の多業種複合企業体(コングロマリット)です。 コングロマリットとは様々な業種や産業など複数の企業が統合し1つの巨大な企業グループを作ることを言います。コングロマリットの最大のメリットは様々な事業を展開することにより、リスクを分散することができる点です。 LVMHは全世界で16万人以上を雇用しており、2023年12月通期決算では売上高が861億ユーロ(約13兆7900億円)と過去最高と発表。 高級ブランドのアイテムは、昨今のインフレから価格が下がることはなく上がり続けている状態により需要が高まっています。日本や欧米、その他アジアの各地域で大きく売上高が伸びているのです。 LVMHのCEOである『ベルナール・アルノー』は、2024年についても高級ブランド品の需要の高さに確信を持っていると決算説明会で語るほどです。今後も期待できること間違いなし。 高級品はなぜ価値が下がらず上がるのか。 それは職人が最高級の品質を膨大な手間と時間を使い、徹底に仕上げているから価値が下がることなく上がっています。 世界中のインフレ、経済成長によりブランド品を所持する人が増え、需要がかなり高まったことによりブランド品の価値や相場が高い水準で維持されております。 1-2.ケリング、リシュモンに並ぶ『世界3大コングロマリット』 LVMHとは、ケリング(KERING)やリシュモン(Richemont)と肩を並べる“世界3大コングロマリット”と言われています。ここではケリングとリシュモンについて解説していきます。 グループ名 売り上げ 従業員数 LVMH 約13兆円 約163,000人 ケリング 約3兆円 約38,000人 リシュモン 約2兆円 約34,000人 ケリング LVMH同様フランスのパリを拠点としており、全世界で3万5000人以上を雇用している世界最大級のコングロマリット。グッチやサンローラン、バレンシアガなど誰もが知る有名ブランドを傘下に収めており、LVMHの次に大きな企業グループです。 グッチ(GUCCI)を主力としているケリングの売上高は、2023年12月決算では195億6600万ユーロ(約3兆1305億円)です。 売上高の半分程度を占めるグッチは、5.9%減の98億7300万ユーロ(約1兆5796億円)となっています。北アメリカ市場の低迷や全体的なラグジュアリー需要の低下により苦戦が続いたそうです。 ケリングは2007年にドイツのスポーツアパレル企業『プーマ』を傘下に収めましたが、2018年に手放しました。グッチやバレンシアガといったラグジュアリーブランドに注力するために、保有してるプーマの株式を大量売却したのです。 この大量売却によりケリングが持ち続けているプーマの株式は16%となりました。残りの株式は、ケリングの会長兼最高経営責任者(CEO)であるフランソワ・アンリ・ピノーの持株会社であるアルテミス(ARTEMIS)が29%、浮動株式が55%になります。 ちなみに、フランソワ・アンリ・ピノーはプーマの取締役会メンバーから外れたことによって、「ケリングがプーマを売却するのでは?」という噂が世間では当時浮上していたそうです。 …噂通りケリングはプーマを売却。プーマの現状については、売上は右肩上がりで収入も安定しているようです。 詳しくはコチラ リシュモン スイス・ジュネーヴを拠点としており、リシュモンは全世界で3万人以上を雇用している世界最大級のコングロマリット。カルティエやパネライなど幅広い有名ブランドを傘下に収めており、LVMH、ケリングに続く大きな企業グループです。 ジュエリー部門のカルティエやウォッチ部門パネライを主力としているリシュモンの売上高は、2023年3月決算では199億5300ユーロ(約2兆9929億円)です。 地域別の売上高では以下のデータがあります。 ・アジア太平洋地域:79億3700万ユーロ(約1兆1905億円) ・南北アメリカ44億6700ユーロ(約6700億円) ・ヨーロッパ:43億7100万ユーロ(約6556億円) ・日本:16億1600万ユーロ(約2424億円) ・中東及びアフリカ:15億6200万ユーロ(約2343億円) このデータをアジアと他の地域と比べて見るとアジアの売り上げは2倍以上高いことがわかります。これはアジアでの高級時計の人気が高いことが理由の一つだと考えられます。 ちなみに・・・ 世間ではLVMHはリシュモンやカルティエの買収を考えているのではないかという件が浮上しているようです。リシュモンは「いずれも売るつもりはない」と突っぱねる発言をし、「ベルナール・アルノー氏(LVMH CEO)からはそういった誘いを直接受けてはない」と話しています。 この章ではLVMHについて軽く解説させていただきました。次の章からはブランド毎の特徴や年収など、掘り下げて解説させていただきます。 2.【事業別】LVMHの傘下ブランド一覧 ラグジュアリー業界の最大手であるLVMH。 ファッション&レザーグッズ ウォッチ&ジュエリー パフューム & コスメティクス ワイン&スピリッツ セレクティブ・リテーリング その他 上記のように様々な事業を手掛けるLVMH。 この章ではLVMHの傘下ブランドについて事業別に表でまとめてご紹介していきたいと思います。恐らく、知っているブランドがあると思うので是非ご覧ください。 2-1.ファッション&レザーグッズ LVMHの中心となっているのが『ファッション&レザーグッズ 長い歴史のあるブランドから新進気鋭のブランドまであり、幅広い層から人気。 まさにLVMHを支える 「鉄壁」と言わんばかりのブランドたちが揃っています。 LOUIS VUITTON (ルイ・ヴィトン) CHRISTIAN DIOR (クリスチャン・ディオール) LOEWE (ロエベ) BERLUTI (ベルルッティ) FENDI (フェンディ) RIMOWA (リモワ) PATOU (パトゥ) CELINE (セリーヌ) LORO PIANA (ロロ・ピアーナ) KENZO (ケンゾー) MARC JACOBS (マークジェイコブス) GIVENCHY (ジバンシィ) MOYNAT (モワナ) EMILIO PUCCI (エミリオプッチ) 2-2.ウォッチ&ジュエリー LVMHグループの中でも、最も新しい事業『ウォッチ&ジュエリー』 昔はカルティエやパネライを傘下に置くリシュモンと比較すると、少し劣っていたウォッチ&ジュエリー部門。今では、ティファニーやウブロなど名高いブランドが加わったことにより、圧倒的な存在感を放っているブランドばかりです。 TIFFANY&CO. (ティファニーアンドコー) TAG HEUER (タグ・ホイヤー) BULGARI (ブルガリ) CHAUMET (ショーメ) HUBLOT (ウブロ) FRED (フレッド) ZENITH (ゼニス) REPOSSI (レポシ) 2-3.パフューム & コスメティクス LVMHのフレグランス、スキンケア、メイクアップ市場を支える『パフューム & コスメティクス』 伝統あるブランドから今後伸びしろがあるブランドまで揃っています。 化粧水や香水は「美」を追求するのに必須アイテム。現代では、性別問わず化粧やスキンケアに重きを置いている時代。これからの成長に期待ができます。 GUERLAIN (ゲラン) PARFUMS CHRISTIAN DIOR (パルファン・クリスチャン・ディオール) ACQUA DI PARMA (アクア ディ パルマ) OFFICINE UNIVERSELLE BULY (オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー) LOEWE PERFUMES (ロエベ パルファム) GIVENCHY PARFUMS (ジバンシイ パルファム) MAKE UP FOR EVER (メイクアップフォーエバー) KENZO PARFUMS (ケンゾー パルファム) FRESH (フレッシュ) BENEFIT COSMETICS (ベネフィット コスメティックス) OLEHENRIKSEN (オーレ・ヘンリクセン) STELLA BY STELLA MCCARTNEY (ステラ・マッカートニー) KVD BEAUTY (KVD ビューティ) CHA LING (チャリン) FENTY BEAUTY BY RIHANNA (フェンティ ビューティ バイ リアーナ) MAISON FRANCIS KURKDJIAN (メゾン フランシス クルジャン) 2-4.ワイン&スピリッツ 世界的に知れ渡る『ワイン&スピリッツ部門』 有名ブランドが揃っており、LVMHの売上の約20%を担うほど充実しています。 世界189カ国の調査によると、アルコール消費量は増加傾向というデータがあり、ワイン&スピリッツ部門はこれからさらに伸びるであろう事業です。 MOËT & CHANDON (モエ・エ・シャンドン) HENNESSY (ヘネシー) DOM PÉRIGNON (ドン ペリニヨン) DOMAINE DES LAMBRAYS (ドメーヌ・デ・ランブレイ) RUINART (ルイナール ) CHÂTEAU D’YQUEM (シャトー・ディケム) CHÂTEAU GALOUPET (シャトー ガルペ) ARDBEG (アードベッグ) VEUVE CLICQUOT (ヴーヴ・クリコ) KRUG (クリュッグ) GLENMORANGIE (グレンモーレンジィ) CHÂTEAU CHEVAL BLANC ( シャトー・シュヴァル・ブラン ) JOSEPH PHELPS (ジョセフ・フェルプス) MERCIER (メルシエ) CHANDON (シャンドン) CLOUDY BAY (クラウディー ベイ) COLGIN CELLARS (コルギン・セラーズ) NEWTON VINEYARD (ニュートン・ヴィンヤード) TERRAZAS DE LOS ANDES (テラザス・デ・ロス・アンデス) BODEGA NUMANTHIA (ボデガ・ヌマンシア) BELVEDERE (ベルベデーレ) AO YUN (アオ ユン) VOLCAN DE MI TIERRA (ボルカン・デ・ミ・ティエラ ) CHEVAL DES ANDES (シュヴァル デ アンデス) EMINENTE (エミネンテ ) WOODINVILLE (ウッディンビル) 2-5.セレクティブ・リテーリング ひとりひとりに合わせたショッピングを提供する『セレクティブ・リテーリング』 この事業では「ショッピングを特別な体験にすること」を目標としています。言葉の通りセレクティブ(選りすぐりの)リテーリング(小売業)を指します。 ※リテーリングという言葉は日本ではファーストリテイリング株式会社(ユニクロ)が有名です。 ルイヴィトンではフランス最高職人章を持つ職人のパンを販売したり、品揃え豊富な旅行代理店があるなど、ブランド事業以外の小売を事業としております。心が躍るようなひとときを堪能できるのが魅力です。 DFS (ディーエフエス) SEPHORA (セフォラ) 24S (24エス) LE BON MARCHÉ RIVE GAUCHE (ル ボン マルシェ ゴーシュ) LA GRANDE EPICERIE DE PARIS (ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ) 2-6.その他 LVMHのその他の活動では、文化や芸術、それぞれの生き方に情熱を注いでいる多様な人々を結びつけています。ミシュランの星を取得したレストランがある有名ホテル(ベルモンド)や、オランダの伝統を守る高級ヨット製造業者(ロイヤル・ヴァン・レント)など様々なブランドを展開しているのです。 ROYAL VAN LENT (ロイヤル・ヴァン・レント) JARDIN D’ACCLIMATATION (ジャルダン・ダクリマタシオン) COVA (コヴァ) LE PARISIEN (ル・パリジャン) LES ECHOS (レゼコー) CONNAISSANCE DES ARTS (コネサンス・デ・ザール) INVESTIR (アンヴェスティール) RADIO CLASSIQUE (ラジオ・クラシック) BELMOND (ベルモンド) CHEVAL BLANC (シュヴァル・ブラン) いかがだったでしょうか? モノグラムやダミエが特徴であるルイ・ヴィトンや女性に屈指の人気を誇るディオール、深い味わいを出し、「宝石」のようなチョコレートを販売しているブルガリなどなど。 これらの有名ブランドを傘下に置くLVMHは、ラグジュアリー業界のトップに君臨し、世界を代表する世界3大コングロマリットと言われているのも納得でしょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.数多くの有名ブランドを傘下に収めるLVMHの歴史 世界的に有名なブランドが集まり、13兆円もの売り上げを作るLVMH。このような巨大な企業になったのにはどのような歴史があったのか。。。 そこには合併からの失敗、そこからの復活があり今に至ってます。そんな失敗と復活について、この章では詳しく説明させていただきます。 3-1.ルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併し『LVMH』が生まれる 1987年、ブランド業界の頂点「ルイ・ヴィトン」とスピリッツ業界の大手「モエ・ヘネシー」が合併して『LVMH』が誕生。この合併はルイ・ヴィトンにとって転機を迎える重要な変革となりました。設立当初それぞれの経営陣が対立し、好調な滑り出しにはなりませんでした。 ファッションブランドの「ルイ・ヴィトン」とシャンパンメーカーである「モエ・ヘネシー」は、異業種ということもあり、意見が合わず対立することも必然なことなのかもしれません。 そんな中、2023年長者番付1位の実業家ベルナール・アルノー氏がLVMHの経営状況を変えます。1984年にディオールを買収していたベルナール・アルノー氏、当初は業務提携という形でLVMHの経営に参画。その後グループトップに就任することにより、経営が軌道に乗り始めました。 元々不動産業を営んでいたベルナール・アルノー氏はブランドに全く興味がなかったようです。たまたまアメリカで乗車したタクシーの運転手の「フランスのことは全然知らないが、ディオールは知っている」という一言により、ブランドへの凄さを痛感したと共に、ビジネスの可能性を感じ、ディオールを当時保有していたマルセル・ブサック・グループごと買収し、LVMHも業務提携で経営に参画したのでした。 3-2.ベルナール・アルノーが高級ブランドの買収を本格的に始動 ベルナール・アルノーがディオールを買収したことにより、1990年代から高級ブランドの買収を本格的に始動。 ここでは、LVMHが何年にどんなブランドを買収したのか解説していきます。 年代 買収したブランド 特徴 1993年 KENZO(ケンゾー) ・大きな虎のロゴ ・鮮やかな色の組み合わせ 1993年 BERLUTI(ベルルッティ) ・渋い男から愛されている ・カリグラフィ 1994年 GUERLAIN(ゲラン) ・フレグランス界の大御所 ・ビーボトル 1996年 LOEWE(ロエベ) ・質の高い革 ・ロエベナッパ 2000年 EMILIO PUCCI(エミリオプッチ) ・エレガンスなデザイン ・プッチ柄 2001年 FENDI(フェンディ) ・個性的なデザインが多い ・ズッカ柄 2011年 BULGARI(ブルガリ) ・色石といえばブルガリ ・セルペンティ 2016年 RIMOWA(リモワ) ・高級スーツケースの王様 ・優れた機能性や耐久性 2021年 TIFFANY&CO.(ティファニー) ・セレブにも愛されている ・ティファニーブルー 1993年、大きな虎がアイコンのKENZO(ケンゾー)を買収。また、同年に高級革製品を使用し、渋い男性から長く愛され続けているBERLUTI(ベルルッティ)も傘下に置きました。 その後も1994年、多くの女性が憧れるフランスのコスメブランドGUERLAIN(ゲラン)や1996年、最高品質の皮を使用しているLOEWE(ロエベ)など様々な有名なブランドを買収し勢力を拡大。 1999年、LVMHはファッションブランドだけにとどまらず、ウォッチ&ジュエリー部門を新たに作ります。カルティエやパネライを傘下に置くリシュモングループと比較すると、ウォッチ&ジュエリー部門が少し劣っていましたが、2021年TIFFANY&CO.(ティファニー)が加わり、ウォッチ&ジュエリー部門もその勢いに追いつくかのように拡大していきました。 ちなみにLVMHがティファニーを買収する目的は、「ブランドポートフォリオの拡大」を狙ったものによるでしょう。ブランドポートフォリオの拡大とは、企業やグループが所有するブランドの集合のことを言います。ケリングやリシュモンなど競争が激しいラグジュアリー業界の中で、売上を伸ばすために世界で一定数のファンが定着しているブランドを傘下に置くべく、ティファニーの買収に至りました。 こうして数多くのブランドを傘下に収めたフランスの実業家ベルナール・アルノーは、「フランス・ファッション界の帝王」、「ファッションの法王」などの異名を持つようになりました。現在も、世界屈指のラグジュアリーブランドであるLVMHの会長兼CEOとして務めているのです。 4.【LVMHで働きたい方必見】5つの有名ブランドイメージや特徴、年収を解説 これまでLVMHの売上やどのような傘下ブランドがあるのか触れてきましたが、ブランドの特徴や年収について気になる方も少なくないのではでしょうか。 ・ファッション&レザーグッズ|ルイヴィトン ・ウォッチ&ジュエリー|ティファニー ・パフューム & コスメティクス|パルファン・クリスチャン・ディオール ・ワイン&スピリッツ|モエ・エ・シャンドン ・セレクティブ・リテーリング|ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ この章では上記5つのブランドのブランドイメージや特徴、年収について解説していきます。ブランド知識を増やしたい、LVMHで働きたいと思っている方は必見です。 4-1.ファッション&レザーグッズ|ルイヴィトン ブランドの頂点に君臨し続けるルイ・ヴィトン。ブランドに興味ない人でも知っている、世界中で人気のブランドです。 ルイ・ヴィトンと聞くと思い浮かぶのはモノグラムやダミエではないでしょうか?ダミエは江戸時代の日本で生まれた市松模様をモチーフとし、コピー対策として作成されました。 ※ちなみに、人気アニメ「鬼滅の刃」の鬼殺隊の羽織も市松模様です。 さて、ルイヴィトンの特徴やイメージ、年収についてですが、調べてみると以下のような情報が出てきます。 ブランド 特徴 年収(新卒) ルイヴィトン ・世界トップのブランド ・常に高い売り上げ ・約420〜620万円 日本での新卒社員の平均年収が250万円となるので、他の企業と比べるとかなり高い給料水準だと言えます。また、店舗で働くイメージの強いルイヴィトンですが、マーケターなどの職もあるようで給与は920万円というデータもあり高給に期待ができそうです。 ルイヴィトン以外の一般的で有名なブランドの年収例は以下の通りとなります。 ブランド 特徴 年収(新卒) ベルルッティ ・世界トップの高級革ブランド ・男の憧れとして愛されている ・約350~480万円 フェンディ ・エレガント ・遊び心があって個性的 ・約330~500万円 セリーヌ ・上品でシンプル ・女性に人気 ・約300~480万円 このようにルイヴィトン以外のブランドでもかなり高水準となります。新卒でLVMHで働くことが出来れば自分自身のスキルアップはもちろん、キャリアチェンジなどにも期待ができそうです。 4-2.ウォッチ&ジュエリー|ティファニー カルティエ、ブルガリ、ハリーウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペルと肩を並べ、世界5大ジュエラーと呼ばれるティファニー。世界中の女優やアーティストなどからも愛されている、世界を代表するジュエリーブランドです。 ティファニーと聞いて思い浮かべるのはティファニーブルー(■#0ABAB5)。柔らかい色合いのターコイズブルーで美しい色を主張しており、「幸せを呼ぶ鳥」と言われる「コマドリ」の卵が由来とされています。ティファニーのシンボルカラーとして有名で、ティファニー以外でも使われるカラーとなっています。 幸せを呼ぶ鳥・・・なんと素敵な言葉なのでしょうか。 ティファニーの特徴・年収 ブランド 特徴 年収(新卒) ティファニー ・アメリカを代表するジュエリー ・イエローダイヤを一般化した実績 ・世界5大ブランド ・約300~450万円 販売スタッフを目指す方がいるかと思いますが、ティファニーでは営業企画といった部署もあるようです。年収800万円というデータもあり、高収入が期待できます。 ティファニー以外の一般的な有名なブランドの年収例は以下の通りとなります。 ブランド 特徴 年収(新卒) タグホイヤー ・バランスに優れた高級時計 ・クロノグラフが得意 ・約320~420万円 ブルガリ ・色石といえばブルガリ ・ブルガリの象徴「蛇」 ・約300~450万円 ウブロ ・スイスの高級時計メーカー ・独創性の高いデザイン ・約320~420万円 4-3.パフューム & コスメティクス|パルファン・クリスチャン・ディオール ファッションはもちろんのこと、香水、化粧水でも存在感を出しているディオール。 そのコスメティックラインを担うのが、パルファン・クリスチャン・ディオールです。女性の「美」を追求し、ニーズを細かく分析することで、肌や匂いに気を使っている男女に根強く愛されています。 また、現代では男性でも化粧をする時代。「メンズメイク」は近年、非常に注目されており、女性が化粧するように男性が化粧するのも日常化されている時代になっています。俳優、モデル、接客業者の間で増えてきているようなので、清潔感を出したい人や見た目を重視する人はパルファン・クリスチャン・ディオールの化粧水、香水、メイク用品などは必見です。 パルファン・クリスチャン・ディオールの特徴・年収 ブランド 特徴 年収(新卒) パルファン・クリスチャン・ディオール ・「美」を追求しているブランド ・女性に人気 ・約300~450万円 化粧品販売職の印象がありますが、管理営業職・マネージャーの道に進めば年収約730万円というデータもあり、高収入が期待できそうです。 パルファン・クリスチャン・ディオール以外の一般的で有名なブランドの年収例は以下の通りとなります。 ブランド 特徴 年収(新卒) ゲラン ・フランスの高級化粧品 ・花づなの模様が特徴的 ・約250~500万円 アクア ディ パルマ ・イタリアのライフスタイルブランド ・エレガントなフレグランス ・約300~420万円 メイクアップフォーエバー ・プロフェッショナルのためのブランド ・メイクアップフォーエバー アカデミーを持つ ・約260~420万円 4-4.ワイン&スピリッツ|モエ・エ・シャンドン シャンパンで世界的知名度を誇っているモエ・エ・シャンドン。「通称:モエシャン」 世界で1番飲まれているシャンパンと言われています。 モエシャンといえば、良質なブドウから多彩なベースワインが作られており、フルーティーでやや甘口の果実味を感じられるのが特徴です。 「シャルドネ」、「ピノ・ノワール」、「ピノ・ムニエ」の3種類のブドウが使用されており、それぞれが特別な味わいを引き出しています。 スッキリなのにダイナミックなシャンパンは、料理にも非常に合うことからパーティーや夜の街などでも大活躍。モエシャンのシャンパンは一度飲んだら虜になり、死ぬまで飲んでいたいと言っている人たちもいるようです。 モエ・エ・シャンドンの特徴・年収 ブランド 特徴 年収(新卒) モエ・エ・シャンドン ・世界で愛されているシャンパン ・良質なブドウを使用 ・約400~600万円 モエ・エ・シャンドンの販売・サービス、営業系やマーケティング部などがあります。営業職系の人で年収1300万円というデータもあり、ファッションブランドと比べると、かなり高収入な印象です。 モエ・エ・シャンドンは、LVMHグループの洋酒部門を担うモエ・ヘネシーと世界有数のプレミアムアルコール飲料企業であるディアジオの合弁会社「MHD | モエ ヘネシー ディアジオ」のブランドの一つ。 MHD | モエ ヘネシー ディアジオのブランドは、シャンパン、ワイン、スピリッツの3種類に分類されており、ヘネシーやドン ペリニヨンなどのブランドも含まれています。モエ・エ・シャンドン同様、年収は約400〜600万円となるのでLVMHのワイン&スピリッツ事業のブランドで働くことができれば、かなり高収入を狙えそうです。 4-5.セレクティブ・リテーリング|ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ ラ・グランド・エピスリー・ド・パリは、「食の殿堂」としてヨーロッパで最も充実したお店。 パリの中心部にあり、エレガントな賑わいに囲まれているラ・グランド・エピスリー・ド・パリは、高品質なオリジナル商品や選りすぐりの商品を毎日提供しており、お店の中を歩くだけで心がワクワクするようなひとときを体験できます。 圧倒的な品揃えが魅力で、パン、スイーツ、惣菜などを店内で調理してくれてココでしかできない美食体験や他では手に入らないものが多く、大人から子供まで幅広いお客様から愛されているお店です。 ラ・グランド・エピスリー・ド・パリの特徴・年収 ブランド 特徴 年収(新卒) ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ ・ヨーロッパで最も充実した店 ・他と違う美食体験を楽しめる ー ※フランス・パリを中心に活躍しているブランドの為、年収は不明。 就職を機に海外進出を考えている人にはLVMHのセレクティブ・リテーリングがお勧めです。 ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ以外の一般的で有名なブランドは以下の通りとなります。 ブランド 特徴 年収(新卒) ル ボン マルシェ ゴーシュ ・パリを代表する世界初の百貨店 ・芸術に触れられる ー 24エス ・フランスのオンラインショップ ・唯一無二のセレクションを提供 ー セフォラ ・パリ発のコスメセレクトショップ ・いつでも美容体験ができる ー ※フランス・パリを中心に活躍しているブランドの為、年収は不明。 5.未来の才能を選出する『LVMHプライズ』とは?応募方法と2024年ファイナリスト 常に才能あふれる未来の若手ファッションデザイナーを育成・支援を行うLVMHプライズ。 この章では、LVMHプライズについて深堀りしていきます。LVMHで働いてみたい方、自分の可能性を発揮してみたい方は必見です。ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。 5-1.賞金が出るコンテストで賞を貰えばLVMHから直接指導も。 LVMHプライズとは、才能あふれる若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的としていて毎年開催されています。ファッション業界の可能性を広げて、活力と創造性を国際レベルで育成することに意欲を持ち、才能ある若者に支援を行っているのです。 LVMHプライズ専門家委員会による投票とオフィシャルサイトでの一般投票によりファイナリストを決定します。LVMH傘下ブランドのアーティスティック・ディレクターが審査を行って選出しているので、特に優れた才能を持っている若手ファッションデザイナーが表彰されるのです。 【各賞の賞金】 ・LVMH賞:30万ユーロ ・カール・ラガーフェルド賞:15万ユーロ 今は亡き「モード界の皇帝」カール・ラガーフェルド。 カール・ラガーフェルドとは、シャネルやフェンディ、クロエなどのデザイナーを務めたファッション界の偉大なデザイナーでした。長年ファッション界を牽引していたことから「生きるレジェンド」とも言われていました。 また、各賞共にLVMHのファッションデザイナーから直接指導を受ける権利を得ることができるようです。ファッションデザイナーを目指す学生にとっては、どちらも手に入れたい名誉ある賞と言えますね。 5-2.日本から「KHOKI」が準決勝の切符を掴む 第11回LVMHプライズは、過去最多の2500名以上の応募がありました。準決勝に進むことができるのは、なんと20名とかなり倍率が高くなっております。 初めて選出されたメキシコ、トーゴ、モルドバを含む18か国の人たちがいる中で、日本からKHOKIのデザイナーKoki Abe氏が準決勝の切符を掴んでいます。 【セミファイナリスト一覧】 ブランド デザイナー 国 KHOKI Koki Abe 日本 AUBERO Julian Louie アメリカ WHO DECIDES WAR Everard Best & Tela D’Amore Best アメリカ ELENA VELEZ Elena Velez アメリカ NICCOLÒ PASQUALETTI Niccolò Pasqualetti イタリア JIYONGKIM Jiyong Kim 韓国 CHIAHUNG SU Chia Hung Su 台湾 PONDER.ER Derek Cheng & Alex Po 中国 AGBOBLY Jacques Agbobly トーゴ FIDAN NOVRUZOVA Fidan Novruzova モルドバ KAROLINE VITTO Karoline Vitto ブラジル DURAN LANTINK Duran Lantink オランダ YA YI Yayi Chen Zhou スペイン MARIE ADAM-LEENAERDT Marie Adam-Leenaerdt ベルギー CAMPILLO Patricio Campillo メキシコ STANDING GROUND Michael Stewart アイルランド HODAKOVA Ellen Hodakova Larsson スウェーデン VAUTRAIT Yonathan Carmel イスラエル PAOLO CARZANA Paolo Carzana イギリス PAULINE DUJANCOURT Pauline Dujancourt フランス 以上20ブランドが準決勝者となりました。 ここから決勝に進めるのは8ブランドだけ。果たしてどのブランドが優勝するのか・・・ 注目が高まる一方です。 5-3.LVMHプライズ応募条件 才能ある若者を選出するLVMHプライズの応募方法は以下の通りです。 【応募条件】 ・18歳~40歳までの世界中のファッションデザイナー ・ウィメンズウエア、メンズウエア、ジェンダーレスのプレタポルテコレクションを2つ以上制作していること ※以上2つが応募条件になります。 【応募方法】 LVMHプライズの公式サイトで応募が可能となっております。 ファッションデザイナーになりたい方は参加してみてはいかがでしょうか?このコンテストは夢を掴む大きなチャンスだと思います。日本人初のルイヴィトンのデザイナーになるのはあなたかもしれないです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.若い才能の原石を磨く『INSIDE LVMH』 LVMHグループの未来のために提供している「INSIDE LVMH」 INSIDE LVMHとは、ファッション業界はどのような課題に取り組んでいるのか、専門知識などを学べるLVMHのプログラム(プラットフォーム)です。わかりやすく一言で説明すると、LVMHがオンラインで開く学校のようなものと言えます。 この章では、INSIDE LVMHについて解説していきます。自分のキャリアアップにつなげたい方やLVMHのことをもっと深く知りたい方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。 6-1.世界中の若者が8週間で学べる質の高い海外のプログラム 1991年、LVMHは業界で初めてラグジュアリー専門の講座を開きました。現在ではINSIDE LVMHとして、才能ある世界中の若者や学生に向けて質の高い海外のプログラムを提供。 記事や動画、ポッドキャスト、セミナーなどのコンテンツを8週間かけて学び、グループの価値や専門知識を習得することができます。また、学習後はクイズが用意されているので、きちんとLVMHについて学べているのか実感できるのも魅力の一つです。 6-2.履歴書でアピールできる「終了証」 世界規模のプログラムで学んだ才能ある若者や学生は、履歴書に記載することができる終了証を取得することができます。LVMHとラグジュアリー業界について知識を深めながら、さらに就活でのアドバンテージを手に入れることは。まさに一石二鳥ですね。 毎年5月~7月と10月〜12月の2回の期間で修了書の取得が可能。2021年以降、すでに78,000人の若者や学生がINSIDE LVMHの修了証を取得し就活に役立てています。 筆者は終了証や資格などアピールできるところが少なく、就活に手こずっていたことをふと思い出します。こうならない為にも、INSIDE LVMHに少しでも興味がある方は終了証を取得することをおすすめします。 6-3.採用に繋げることができるイベント INSIDE LVMHでは、オンラインや対面形式のイベントを開催しています。学生が採用担当者やマネージャーと関係を作れる貴重なイベントです。 イベントではLVMHの人事、各メゾンのマネージャーなどを招いてセミナーを行ったり、提携スクールとのグループセッションを実施するなど、LVMHで働く際に必要な知識や行動を身につけることができます。 提携スクールはファッション学校のみではなく、パリ政治学院、エコール・ポリテクニーク、ボッコーニ大学など、政治・数学・商業・芸術に長けた学校での構成となります。日本で言う東京大学、慶應大学などの高学歴の人とのセッション。イベントを通じてLVMHの課題、成功の秘訣など参加者に気づきを与えてくれるのです。 INSIDE LVMHはファッション業界で働くにあたり、必ず成長できる場だと言えます まとめ いかがだったでしょうか?約13兆円という売り上げの企業規模に驚いた方も多いかと思います。 LVMHとは、ディオールやセリーヌ、ティファニーなど数多くの名高い高級ブランドを傘下に置く世界最大級の多業種複合企業体(コングロマリット)です。1987年にルイ・ヴィトンとモエ・ヘネシーが合併したことで誕生し、フランス・パリを拠点としています。 LVMHでは、才能ある若者に対して積極的に育成や支援を行っているので、これから就職活動を控えている方は一度目を通すことをおすすめします。すでにファッション業界に興味がある人はもちろん、学校で経営学やマーケティングなどを学んでいる学生も就職活動に役立つこと間違いなしです。 この記事がみなさんにとって、参考になっていたら幸いです。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/what-kering/ https://estime.co.jp/column/high-brand-list/ https://estime.co.jp/column/louisvuitton-history/
ディオールは世界的に有名な高級ブランドで、服やバッグ、香水など様々な商品を展開しています。しかし、ディオールの魅力はその豪華さや高級感だけではありません。ディオールには、長い歴史と深い哲学があります。 この記事では、ディオールの魅力と歴史について詳しく解説したいと思います。 ディオールの代表的なコレクションやアイコンになったアイテム、有名なデザイナーなどディオールのすべてを知ることができます。 この記事を読むことで、ディオールの魅力をより深く理解できるようになるでしょう。ディオールは単なるブランドではなく、ファッションの歴史や文化を作り上げてきたアートのような存在です。ディオールの世界に、一緒に浸ってみましょう。 1.ディオールの歴史から解き明かす、時代を超える魅力とは? ディオールは1946年にフランスのデザイナー、クリスチャン・ディオールによって創設されました。ディオールはその歴史の中で様々な時代の変化に対応し、常に革新的で斬新なデザインを提案してきたのです。ここではディオールの歴史から、その時代を超える魅力を見ていきましょう。 1-1.創業してすぐに『ニュールック』で革命を起こす ニュールックとはディオールが1947年に発表した初めてのコレクションのことです。このコレクションは、なだらかな肩のラインと細くマークされたウエストから広がるロング・スカートを特徴とし、その形状から「コロール(花冠)・ライン」や「8(エイト)ライン」とも呼ばれます。 このスタイルは戦時中に制限されていた布地の使用量を大幅に増やし、女性の曲線美を強調しました。このコレクションは、アメリカのファッション雑誌「ハーパーズ・バザー」の編集長であったカーメル・スノーによって「ニュールックだ!」と絶賛され、その名が広まりました。 ニュールックは戦後のファッション界に革命的な衝撃を与え、一大旋風を巻き起こしました。当時の女性たちは簡素で男性的な服装に飽き足らず、より女性らしくエレガントな服装を求めていたのです。ディオールはこれに応える形でニュールックを発表し、女性たちの心をつかみました。ニュールックは平和の象徴とも言われ、世界中の女性たちに広く受け入れられました。 ニュールックは「新しい」という意味がありますが、歴史的に見ればこれはリバイバルなのです。16世紀以降の女性服の基本型の現代的アレンジと言えます。また、ニュールックよりも過去のスタイルとまったく同じというわけではなく、ディオールのファッションは装飾が少ないシンプルなデザインです。 1-2.天才デザイナー達の手によって躍進を続けている クリスチャン・ディオールは第二次世界大戦後の女性の美しさと華やかさを取り戻すために、新しいスタイルの服を作りました。ディオールは、その後も天才デザイナー達の手によって躍進を続けています。例えば、イヴ・サンローラン、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリなどがディオールのデザイナーとして活躍しました。 彼らはディオールの伝統と革新を融合させて、常に時代の先端を行くファッションを生み出しました。ディオールは服だけでなく、香水や化粧品、宝飾品なども展開しています。ディオールの製品は高品質で洗練されたものであり、多くの人々に憧れと感動を与えています。ディオールは、今もなお、ファッション界のリーダーとして存在感を示しています。 1-3.性別・ジャンル問わず使えるアイテムを多数展開 ディオールは女性のエレガンスを追求するコンセプトのもと、オートクチュール(高級仕立て服)、プレタポルテ(既製服)、コスメ、ジュエリー、香水など、幅広いジャンルのアイテムを展開しています。ディオールのアイテムは性別や年齢を問わず、世界中の人々に愛されています。 創業から70年以上経った今も、常に革新的でエレガントなファッションを提供し続けています。ディオールのアイテムは性別・ジャンル問わず使えるものが多く、自分のスタイルに合わせて選ぶことができます。ディオールのアイテムを身につければ、あなたもディオールの世界観を体感できるでしょう。 2.ディオールのデザイナーたちが刻んだ軌跡 ディオールのデザイナーたちは時代の変化や社会の動向に対応しながら、常に革新的で美しいコレクションを生み出してきました。 ここからは、ディオールのデザイナーたちが刻んだ軌跡をたどります。 2-1.クリスチャン・ディオール:「ニュールック」を生み出した伝説の創業者 出典:Wikipedia クリスチャン・ディオールは1905年にフランスのノルマンディー地方に生まれました。幼い頃から芸術に興味を持ち、画家になることを夢見ていました。しかし、父親の反対により政治学を学ぶことになります。卒業後、彼は友人と共に画廊を開き、画家としての活動を始めます。しかし、1931年に父親が事業に失敗したことによって家族が財産を失うという危機に見舞われます。画廊も閉鎖せざるを得なくなり、クリスチャン・ディオールは、ファッションの世界に足を踏み入れることになります。 彼はファッション雑誌のイラストレーターとして働き始めます。その後、有名なデザイナーのロベール・ピゲやルシアン・ルロンのもとでファッションデザインの技術を学びます。彼は、自分の感性と才能を発揮し、注目を集めるようになります。1946年にはテキスタイル会社の支援を受けて、自分のブランド「ディオール」を立ち上げます。彼はパリのファッション界に新風を吹き込むことになります。 その後も、常に新しいアイデアと技術でファッション界に革命を起こし続けました。彼は、自分のブランドを世界的なものにするために、疲れ知らずに働きました。しかし、その努力が仇となり、1957年に心臓発作で急死しました。彼は52歳という若さで、この世を去りました。クリスチャン・ディオールの死後、彼のブランドは彼の弟子や後継者たちによって引き継がれました。ディオールの名前は、今もなおファッション界において、最高のものを象徴するものです。 2-2.イヴ・サンローラン:ディオールの後継者として若き天才 イヴ・サンローランは、ディオールの後継者として、若くしてファッション界に革命を起こした天才として知られています。イヴ・サンローランは、1936年にアルジェリアで生まれました。幼い頃から絵を描くのが好きで、特にファッションに興味を持ちました。 17歳のとき、パリに渡り、ディオールのコンクール(デザインコンテスト)に応募しました。その際、彼の作品はディオールの目に留まり、彼はディオールのアトリエ(工房)に採用されました。ディオールは彼の才能を高く評価し、彼を自分の右腕として育てました。しかし、1957年にディオールが急逝したことで、彼はわずか21歳でディオールのクリエイティブ・ディレクター(デザインの責任者)に就任することになったのです。 彼はディオールの伝統を受け継ぎながらも、自分の感性を反映した斬新なデザインを次々と生み出しました。彼の最初のコレクションはトラペーズ(ひし形のシルエット)と呼ばれるもので、女性の体にぴったりとした服ではなく、ゆったりとした服を提案したのです。これは、当時の女性の解放と自由を象徴するもので、大きな反響を呼びました。彼の最後のコレクションはモンドリアン(抽象画家)と呼ばれるもので、色と形のバランスが美しい服を作りました。これは、芸術とファッションの融合として評価されました。 2-3.マルク・ボアン:ディオールの長期在籍デザイナー マルク・ボアンは、926年にフランスのパリで生まれました。 幼い頃から絵を描くのが好きで、16歳でパリの美術学校に入学しました。しかし、第二次世界大戦の勃発により、学業を中断せざるを得なかったのです。戦争中はレジスタンス運動に参加したり、ドイツ軍の捕虜になったりと苦難の日々を送りました。戦争が終わった後、彼は再び美術学校に戻り、ファッションの勉強を始めました。 1946年にはパリの有名なファッションハウス、ロベール・ピゲのアシスタントとなりました。そこで、彼はクリスチャン・ディオールと出会いました。ディオールは当時ロベール・ピゲの主任デザイナーでしたが、1947年に独立して自分のブランドを立ち上げたのです。ディオールはボアンの才能を認めて彼を自分のブランドに引き抜きました。ボアンはディオールの右腕として働き始めました。 ボアンはディオールのクリエイティブ・ディレクターとして、30年間にわたって務めました。その間に、彼は約100回のコレクションを発表しました。彼のスタイルはディオールの伝統的な女性らしさを維持しつつ、時代の変化に合わせてシンプルで洗練されたものになったのです。彼の作品は、エレガントで上品なものが多く、王室や貴族、セレブリティなどの高級な顧客層に人気がありました。彼は、1989年にディオールを退職しました。 マルク・ボアンはディオールの歴史の中で最も長く在籍したデザイナーです。彼はディオールの創業者であるクリスチャン・ディオールの遺産を受け継ぎ、自分の個性を加えて、ディオールのファッションを発展させました。彼はディオールのデザイナーたちが刻んだ軌跡の中でも特に輝かしい一人です。 2-4.ジャンフランコ・フェレ:ディオールの初の外国人デザイナー 出典:WWD ジャンフランコ・フェレは1944年にイタリアのルガーノで生まれました。 建築を学んだ彼は1970年代にファッション界に進出し、自身のブランドを立ち上げました。彼のデザインは建築的な構造と細部へのこだわりが特徴だったのです。彼は素材や色彩、装飾などを巧みに使い分け、洗練されたスタイルを作り出しました。 彼はイタリアのファッション界で高い評価を得ていましたが、1989年にディオールのクリエイティブ・ディレクターに抜擢されました。これはディオールの創業者であるクリスチャン・ディオールの死後、同社を率いたデザイナーの中で初めての外国人だったのです。 ジャンフランコ・フェレはディオールにおいても自身の個性を発揮しました。彼はディオールの伝統であるフェミニンでエレガントなスタイルを尊重しつつ、自らの建築的な感覚を加えました。彼はボリュームのあるシルエットやドレープ、刺繍などを駆使し、華やかで豪華なコレクションを次々と発表しました。彼の作品は世界中の女性たちを魅了し、ディオールの名声を高めたのです。 彼は1996年にディオールを退任し、自身のブランドに専念しましたが、2007年に心不全で亡くなりました。彼の死はファッション界に大きな衝撃を与えました。 2-5.ジョン・ガリアーノ:ディオールの歴史に残る斬新なデザイン 出典:FASHONISTA ジョン・ガリアーノは1960年にジブラルタルで生まれました。 6歳のときに家族とともにイギリスに移住し、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズでファッションを学びました。卒業制作のコレクションが高く評価され、そのままバイヤーに買い取られたことで注目を集めたのです。 その後自身のブランドを立ち上げ、パリ・コレクションにも参加しました。1980年代から1990年代にかけて、彼の作る服は歴史や文化、民族などの要素を巧みに取り入れた独創的で華やかなものとして人気を博しました。1995年にはジバンシィのクリエイティブ・ディレクターに就任し、翌年にはディオールに移ったのです。 ディオールにおいてジョン・ガリアーノは、創業者のクリスチャン・ディオールの遺志を受け継ぎながら、自らの感性と技術を発揮しました。彼はディオールの代名詞である「ニュールック」を再解釈し、女性らしさとエレガンスを表現しました。また、彼はディオールのオートクチュール(高級仕立て服)のコレクションで、驚くべき演出と美しさを見せました。 例えば、2007年にはディオール創業60周年を記念してヴェルサイユ宮殿でショーを行ったのです。このとき彼は18世紀のフランス王室の豪華なドレスをモダンにアレンジした、息をのむような作品を披露しました。このようにジョン・ガリアーノは、ディオールのブランドイメージを高めるとともにファッション界に多大な影響を与えました。 しかし、2011年に彼は反ユダヤ的な発言をしたとして逮捕され、ディオールから解雇されました。この事件は世界中に衝撃を与えました。彼はその後謝罪し、リハビリを受けました。2013年にはオスカー・デ・ラ・レンタのコレクションに協力し、復帰の兆しを見せました。2014年にはメゾン・マルタン・マルジェラのクリエイティブ・ディレクターに就任し、現在も彼は新たなブランドで自らの才能を発揮しています。 2-6.ラフ・シモンズ:ディオールのモダンさとミニマリズムを追求 出典:BOF ラフ・シモンズはディオールのデザインにモダンさとミニマリズムを取り入れることで、女性の自由と強さを表現しました。 例えば、彼の最初のコレクションではディオールの代表的なデザインであるバラの花びらのドレスをシンプルなシルエットと鮮やかな色で再現しました。また、彼の最後のコレクションでは、ディオールの伝統的な素材であるレースや刺繍をモダンなカットやディテールでアレンジしました。これらのコレクションはディオールのエレガンスとラフ・シモンズの個性が見事に融合したものだったのです。 ラフ・シモンズはディオールのデザイナーとして、ディオールのモダンさとミニマリズムを追求しました。彼はディオールの伝統を尊重しながらも、自分の感性と時代の流れに合わせて、ディオールのデザインを革新しました。彼の作品は多くの人々に感動と驚きを与えました。彼はディオールのデザイナーたちが刻んだ軌跡の中でも特に印象的な一人と言えるでしょう。 2-7.マリア・グラツィア・キウリ:ディオールの初の女性デザイナー 出典:BOF マリア・グラツィア・キウリは1964年にイタリアのローマで生まれました。 幼い頃からファッションに興味を持ち、高校卒業後にはローマのファッションアカデミーに入学しました。卒業後はフェンディやヴァレンティノなどの有名ブランドで働き、その才能を発揮しました。2008年にはピエール・パオロ・ピッチョーリとともにヴァレンティノのクリエイティブ・ディレクターに就任し、同ブランドの再生に貢献したのです。そして、2016年には、ディオールのクリエイティブ・ディレクターに抜擢され、歴史的な快挙を成し遂げました。 彼女はディオールの伝統と革新を融合させた独自のスタイルを確立しました。彼女のコレクションは、女性の美しさと強さを表現するとともに社会的なメッセージも含んでいます。例えば、2017年の春夏コレクションでは、フェミニズム(女性の権利や地位の向上を目指す思想や運動)をテーマにし、Tシャツに「We Should All Be Feminists(私たちはみんなフェミニストであるべき)」という文字をプリントしたり、モデルに本物の女性活動家や作家を起用したりしました。 また、2019年の秋冬コレクションでは環境問題にも取り組み、ランウェイに植物を飾ったり、サステイナブル(持続可能な)な素材を使ったりしました。彼女の作品はファッションだけでなく社会にも影響を与えています。 マリア・グラツィア・キウリはディオールの初の女性デザイナーとして、その才能とビジョンを発揮しています。彼女はディオールの歴史に新たな一ページを刻んだだけでなく、現代の女性のロールモデルとしても尊敬されています。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.ディオールの現在のブランドの特徴 出典:PRESTAGE ディオールは、世界的に有名な高級ファッションブランドですが、その現在のブランドの特徴を知っていますか?以下では、ディオールのブランドの特徴について見ていきましょう。 3-1.キムジョーンズによる変革 キムジョーンズは1979年にイギリスのパースで生まれました。 幼い頃からファッションに興味を持ち、ロンドン芸術大学でファッションデザインを学びました。2003年に自身のブランド「キムジョーンズ」を立ち上げ、ロンドンコレクションでデビューしました。その後、ダンヒルやルイ・ヴィトンなどの有名ブランドでデザイナーとして活躍し、多くの賞を受賞したのです。2018年にはディオールのメンズウェアのアーティスティック・ディレクターに抜擢され、歴史的な快挙を成し遂げました。 キムジョーンズはディオールの伝統と革新を融合させた独自のスタイルを確立しました。彼のコレクションはラグジュアリーとストリートの要素を絶妙にミックスし、新しい感性を表現しています。 例えば、2019年の春夏コレクションではストリートブランドのステューシーとコラボし、カジュアルでポップなアイテムを発表しました。また、2020年の秋冬コレクションでは、ディオールの創業者であるクリスチャン・ディオールの故郷であるプロヴァンス地方の自然や花をモチーフにし、エレガントでロマンティックなアイテムを発表しました。彼の作品は、ファッション界に新たな風を吹き込んでいます。 3-2.レディースアイテムの変化 ディオールのレディースアイテムには、2022-2023年秋冬コレクションでの変化があります。同コレクションではマリア・グラツィア・キウリによってデザインされたプレタポルテが披露されました。このコレクションではイタリアのスタートアップ企業D-Air Labが生み出したテクニカルインサーションを施すことによって、アイコニックな「バー」ジャケットを再構築しました。また、ウェアからアクセサリーまで美学とテクノロジーが織りなすデザインの数々がメゾンの伝統を塗り替えます。 このコレクションには28種類のアイテムがあり、ショートブーツ、キャップ、クリップイヤリング、バッグ、カードホルダー、スニーカー、ピアス、ショール、ボックスバッグ、ビーニー、トートバッグ、リバーシブルベルト、サングラス、マルチカラーミニウォレット、アンブレラなどが含まれます。このコレクションは、美学とテクノロジーが融合したデザインの数々がメゾンの伝統を塗り替えるものとなっています。 4.過去の名作紹介 ここでは、ディオールの過去の名作を紹介したいと思います。ディオールのファッションにインスピレーションを得て、自分のスタイルを見つけましょう。 4-1.メンズラインの名作デニムパンツ「JAKE」 JAKEはディオールのメンズラインのデニムパンツの一種です。 スリムな太ももと足首にかけて細くなるテーパードシルエットが特徴です。 テーパードシルエットとはパンツの形のことで、上から下に向かって細くなっていくように見えるものです。JAKEはエレガントでコンテンポラリーなスタイルを演出します。 JAKEはディオールの歴史へのオマージュを込めて、ライニングにアイコニックな「ディオール オブリーク」モチーフをさりげなく施しています。「ディオール オブリーク」モチーフとはディオールのロゴを斜めに並べたデザインのことです。JAKEはディオールの伝統と革新を兼ね備えたデニムパンツといえます。また、JAKEは色やサイズのバリエーションが豊富にあります。 自分に合ったJAKEを見つけてディオールのメンズラインを楽しみましょう。 4-2.「Dior homme」のバイカーレザージャケット ディオールのメンズライン「Dior homme」にはバイカーレザージャケットという商品があります。バイカーレザージャケットとはバイクに乗る人が着ることを想定したレザー(革)製のジャケットのことです。レザーは動物の皮をなめして加工した素材で、丈夫で耐久性が高いです。バイカーレザージャケットはレザーの特性を生かして、風や寒さから身を守り、事故の際にも体を保護する役割があります。 また、Dior hommeのバイカーレザージャケットは、ディオールの歴史やアイデンティティを反映したディテールが随所に見られます。例えば、ジャケットの裏地には、ディオールのアイコニックな「Dior Oblique」モチーフが刻印されています。「Dior Oblique」モチーフとはディオールのロゴを斜めに並べたパターンのことで、1967年に初めて登場したものです。 また、ジャケットの背中には「CD Diamond」のサインがあしらわれています。「CD Diamond」のサインとはディオールのイニシャル「CD」をダイヤモンドの形にしたロゴのことで、2023年に発表されたものです。Dior hommeのバイカーレザージャケットは、ディオールの伝統と革新を融合したスタイリッシュなジャケットです。 4-3.未だに探し続けられる「スモーキングジャケット」 ディオールのメンズライン「Dior homme」には、未だに探し続けられる「スモーキングジャケット」という商品があります。スモーキングジャケットとは、元々は葉巻を喫煙するときに着る特別な上着のことで、ラペル(えり)部分がサテン(光沢のある布)に切り替わっているのが特徴です。スモーキングジャケットはフォーマルな場面でタキシードの代わりに着ることもできます。 ディオールのスモーキングジャケットは、2004年春夏シーズンにディオールのメンズラインのデザイナーだったエディ・スリマンによって発表されました。エディ・スリマンはディオールのメンズラインに革新的な変化をもたらし、細身でシャープなシルエットやロックテイストのスタイルを提案しました。エディ・スリマンのデザインしたスモーキングジャケットは、エレガントでモダンな印象を与え、多くのファンを魅了したのです。 さらに、ディオールのスモーキングジャケットは素材や色、ディテールにこだわりが感じられます。例えば、ジャケットの素材にはシルクやウールなどの高級なものが使われています。ジャケットの色にはブラックやネイビーなどのダークカラーが多く、落ち着いた雰囲気を演出しています。 ジャケットのディテールにはピークドラペルやシャンパンゴールド(金色のボタン)などのクラシックな要素が取り入れられています。ディオールのスモーキングジャケットは、伝統と現代性を融合したスタイリッシュなジャケットです。ディオールのスモーキングジャケットは歴史と特徴、魅力が溢れたジャケットです。 ディオールのスモーキングジャケットを着こなして、ディオールの世界観を感じてみてください。 5.ディオールの人気アイテム5選 数多くのアイテムの中から、自分に合ったものを見つけるのは、なかなか難しいかもしれません。そこで、ディオールの人気アイテム5選を紹介したいと思います。 5-1.サドルバッグ 出典:DIOR ディオールといえば高級ファッションブランドの代名詞です。 その中でも、特に人気が高いのがサドルバッグというアイテムです。 ディオールのサドルバッグは1999年に初めて発表され、2000年代初頭にはセレブやモデルたちに大流行しました。その後、2018年にデザイナーのマリア・グラツィア・キウリによってリニューアルされ、再び注目を集めています。 サドルバッグの魅力はそのユニークなデザインと高い機能性にあります。サドルバッグは、カーブしたシルエットが体にフィットし、肩にかけやすいです。また、フロントには「D」のロゴがあしらわれたポケットがあり、小物の収納に便利です。さらに、サドルバッグは素材やカラー、柄などのバリエーションが豊富で自分の好みやスタイルに合わせて選ぶことができます。 ディオールの伝統的なカナージュ柄やオブリーク柄、グラビティレザーなどの素材が使用されています。また、別売りのストラップを付け替えることで、雰囲気を変えたり斜めがけやクロスボディなどの着こなしを楽しむこともできます。 ディオールのサドルバッグはアイコニックな魅力で、多くのファッション愛好者たちを虜にしています。エレガントでありながらモードな印象を与えるサドルバッグは、ディオールの人気アイテムのひとつです。 5-2.レディ ディオール 出典:DIOR ディオールの人気アイテムといえば、レディ ディオールが挙げられます。 レディ ディオールとは、1995年に発表されたショルダーバッグのことです。 レディ ディオールの特徴は正面に施されたカナージュステッチとエッジの効いたスクエアフォルム、そして「D.I.O.R.」のスペルをかたどった4つのチャームがあります。カナージュステッチとは格子状に縫い目を入れたデザインのことで、ディオールの伝統的なモチーフです。 レディ ディオールの名前の由来はダイアナ元妃にあります。 ダイアナ元妃は、ディオールの得意客であり、このバッグを愛用していました。 そのため、ディオールはダイアナ元妃の愛称である「レディ・ダイアナ」にちなんで、このバッグを「レディ ディオール」と名付けました。レディ ディオールはダイアナ元妃のエレガントで気品あるイメージと重なり合い、世界中の女性から憧れの的になりました。 レディ ディオールはカラーや柄のバリエーションも豊富で、自分の好みやシーンに合わせて選ぶことができます。さらに、別売りのストラップを付け替えることで雰囲気を変えたり、ショルダーバッグやクロスボディバッグとして楽しむこともできます。 レディ ディオールはアイコニックで普遍的なデザインに、ディオールの独創性とサヴォワールフェールが加わった魅力的なバッグです。エレガントでありながらモードな印象を与えるレディ ディオールは、ディオールの人気アイテムのひとつです。 5-3.ミス ディオール 出典:DIOR ミス ディオールとは1947年に発表されたフレグランスのことです。ミス ディオールの特徴は、シプレ調の香りとエレガントなボトルデザインにあります。 シプレ調とはシトラスやフローラルなどのトップノートにベルガモットやオークモスなどのウッディな香りをベースにした香りのことです。ミス ディオールは、このシプレ調の香りにジャスミンやローズなどの華やかなフローラルノートを加えて、女性らしさと気品を表現しています。 ミス ディオールの名前の由来はクリスチャン・ディオールの妹であるカトリーヌ・ディオールにあります。カトリーヌ・ディオールは第二次世界大戦中にレジスタンス運動に参加し、ナチスに捕らえられて強制収容所に送られたことがあります。その後、奇跡的に生還した彼女は花や園芸に情熱を注ぎました。 クリスチャン・ディオールは彼女の勇敢さと美しさに敬意を表して、このフレグランスに「ミス ディオール」という名前を付けました。ミス ディオールはカトリーヌ・ディオールの自由で強いイメージと重なり合い、世界中の女性から愛されるようになりました。 ミス ディオールは、オードパルファム、オードトワレ、オーフレッシュ、オーデコロンの4種類のタイプがあります。 ・オードパルファム=最も濃厚で持続力のあるタイプ。ダマスクローズやグラスローズなどのローズの香りが強調されています。 ・オードトワレ=オードパルファムよりも軽やかで爽やかなタイプ。ネロリやブラッドオレンジなどのシトラスの香りが加わっています。 ・オーフレッシュ=オードトワレよりもさらにフレッシュでフルーティなタイプ。グレープフルーツやベルガモットなどの柑橘系の香りが際立っています。 ・オーデコロン=オーフレッシュよりもさらに軽快でスパークリングなタイプ。レモンやマンダリンなどの爽快な香りが溢れています。 また、ミス ディオールは香水だけでなく、ヘアミストやボディクリーム、バスパールなどのバス&ボディ製品も展開しています。 5-4.アディクト リップマキシマイザー 出典:DIOR ディオールのアディクト リップマキシマイザーは、唇をふっくらとボリュームアップさせるリップグロスです。ディオールはフランスの高級ブランドでファッションやコスメなどさまざまな商品を展開しています。アディクト リップマキシマイザーはディオールのコスメの中でも特に人気の高いアイテムです。 アディクト リップマキシマイザーの特徴はヒアルロン酸とチェリーオイルという保湿成分が配合されており、唇を乾燥から守ります。アディクト リップマキシマイザーは使い続けることで唇の状態を改善してくれるという効果があるのです。 アディクト リップマキシマイザーの使い方はリップベースとしても、リップの上から重ねても使えます。リップベースとして使うと唇を整えてからリップを塗ることができます。リップの上から重ねるとツヤ感と発色をプラスすることができます。また、就寝前にもアディクト リップマキシマイザーを塗っておくと寝ている間に唇を保湿してくれるのです。ただし、就寝前には色付きのものではなくクリアカラーのものを選ぶと良いでしょう。 アディクト リップマキシマイザーにはさまざまなカラーバリエーションがあります。カラーによって仕上がりの印象も変わります。例えば、001 ピンクは透明感のあるピンクで、ナチュラルな仕上がりになります。022 インテンス レッドは鮮やかな赤で、華やかな仕上がりになります。 5-5.「バー」ジャケット 出典:DIOR ディオールの「バー」ジャケットとは、1947年にクリスチャン・ディオールが発表したニュールックと呼ばれるコレクションの象徴的なアイテムです。ウエストをくびれさせ、裾にボリュームを持たせたエレガントなシルエットが特徴です。ディオールはフランスの高級ブランドで、ファッションやコスメなどさまざまな商品を展開しています。「バー」ジャケットはディオールの歴史や哲学を表すアイコンとして、多くのファッションファンに愛されています。 クリスチャン・ディオールは第二次世界大戦後の女性の美しさを取り戻すために、新しいファッションを提案しました。それがニュールックと呼ばれるスタイルで「バー」ジャケットはその代表作です。当時の女性たちはこのジャケットに合わせたロングスカートやハット、グローブなどで上品で華やかな装いを楽しみました。 「バー」ジャケットはクリスチャン・ディオールの死後も、メゾンの歴代のデザイナーによって、さまざまな解釈が加えられてきました。例えば、マルク・ボアンは素材や色を変えて、よりカジュアルな雰囲気にしました。ジョン・ガリアーノは刺繍やビーズなどの装飾を施して、より華麗な雰囲気にしました。ラフ・シモンズはシルエットやディテールをモダナイズして、より現代的な雰囲気にしました。現在のデザイナーであるマリア・グラツィア・キウリもニットやレオパード柄などの素材を使って、より多様な雰囲気にしています。 「バー」ジャケットの魅力は女性らしいシルエットとディオールのエレガンスを感じさせるデザインにあります。このジャケットはどんなスタイルにも合わせやすく、様々なシーンで活躍します。例えば、シンプルなワンピースやパンツに合わせれば、きちんと感のあるオフィススタイルになります。デニムやTシャツに合わせれば、カジュアルなウィークエンドスタイルになります。また、季節や気分に合わせて、カラーや素材の違う「バー」ジャケットを選ぶこともできるのです。 「バー」ジャケットはディオールの歴史や哲学を感じさせる名品です。 その美しいシルエットとデザインは時代を超えて愛され続けています。自分の好みやライフスタイルに合わせて、自由にコーディネートを楽しんでください。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.ディオールのコラボレーション展開 ディオールは自分のブランドの世界観を崩さずに、他のブランドやアーティストとのコラボレーションを展開しています。 ここでは、ディオールのコラボレーションの展開について、詳しく見ていきましょう。 6-1.NIKEとのコラボ ディオールとNIKEのコラボレーションは、ディオールのメンズウェアのクリエイティブディレクターであるキム・ジョーンズの発案によって実現しました。キム・ジョーンズはストリートファッションやスニーカーに造詣が深く、過去にはルイ・ヴィトンとシュプリームのコラボレーションを手がけたこともあります。キム・ジョーンズはディオールのエレガンスとNIKEの機能性を融合させることで、新しいファッションの可能性を示そうとしました。 ディオールとNIKEのコラボレーションは、ラグジュアリーブランドとスポーツブランドの垣根を越えた画期的な試みでした。両ブランドのファンやファッション業界の関係者からは高い評価と注目を集めました。また、世界的なバスケットボール選手であるトラビス・スコットやレブロン・ジェームズなどのセレブも、このコラボレーションを着用して応援しました。 ディオールとNIKEのコラボレーションの商品はスニーカーの「エア ジョーダン 1」のハイカットとローカットの2種類と、それに合わせたアパレルコレクションで構成されています。スニーカーはディオールのアイコニックなグレーのカラーと、NIKEのスウッシュロゴにディオールのオブリーク柄をあしらったデザインが特徴です。また、スニーカーの製造は、ディオールのイタリアの工場で行われ、高い品質と職人技が保証されています。 ディオールとNIKEのコラボレーションの商品の魅力は、両ブランドの持つ歴史や哲学が見事に融合したことにあります。ディオールは1947年にクリスチャン・ディオールが発表したニュールックと呼ばれるコレクションで、女性の美しさを革命的に変えたブランドです。NIKEは1985年にマイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルとして発売した「エア ジョーダン 1」で、バスケットボールとスニーカーの文化を革命的に変えたブランドです。 この二つの革命がひとつになったことで、ファッションの新たな歴史が生まれたのです。 6-2.STUSSYとのコラボ ディオールとSTUSSYのコラボレーションのきっかけは、ディオールのメンズ・アーティスティック・ディレクターであるキム・ジョーンズの発案でした。キム・ジョーンズはストリートファッションに深い造詣を持ち、ラグジュアリーブランドとストリートブランドの垣根を超えて斬新な作品を生み出すことで評価されています。 彼はディオールの2020年プレフォールメンズコレクションのために、STUSSYの創業者であるショーン・ステューシーにコンタクトを取りました。ショーンはブランドから引退してからはアートや音楽などのクリエイティブな活動に専念しており、ファッション界からは距離を置いていました。しかし、キムのオファーに興味を持ち、ディオールとのコラボレーションに応じたのです。 ディオールとSTUSSYのコラボレーションは、2019年12月3日にアメリカのマイアミで開催されたファッションショーで発表されました。このショーはアート・バーゼル・マイアミビーチという世界最大級のアートフェアの開幕前夜に行われ、多くのセレブリティやメディアが注目しました。 コレクションのテーマは「若さ、活力、新しい精神」であり、クリスチャン・ディオールが1947年に発表したニュールックの哲学に着想を得ています。その中で、ショーン・ステューシーが手掛けたのはディオールのロゴやモチーフを彼独自のスタイルでアレンジしたプリントやグラフィックです。彼はディオールの高級感とSTUSSYのカジュアルさを見事に融合させ、独創的で魅力的な作品を生み出しました。 コレクションにはTシャツ、ニット、バッグ、シューズ、ハット、財布、アクセサリーなど様々なアイテムが登場しました。特に話題になったのはディオールとジョーダン・ブランドとのコラボスニーカー「Air Jordan 1 High OG Dior」で、限定数は8600足とされています。 ディオールとSTUSSYのコラボレーションは、ファッション界に大きな衝撃を与えました。ディオールのファンはもちろん、STUSSYのファンやストリートファッションのファンも熱狂し、多くの人がコレクションのアイテムを手に入れようとしました。 しかし、コレクションの発売は2020年6月から順次行われ、コロナ禍の影響もあり、抽選や予約制などの対策が取られました。そのため、入手困難なアイテムも多く、オークションサイトなどで高額で取引されることもありました。 ディオールとSTUSSYのコラボレーションはラグジュアリーブランドとストリートブランドの枠を超えた、斬新で素晴らしい作品を世に送り出しました。その背景にはキム・ジョーンズとショーン・ステューシーという二人の天才デザイナーの出会いと共感がありました。彼らはファッションの歴史に残るコラボレーションを実現させ、多くの人々に感動と驚きを与えたのです。 6-3.KAWSとのコラボ ディオールとKAWSのコラボレーションは2018年に始まりました。 ディオールのメンズ アーティスティック ディレクターであるキム・ジョーンズが、KAWSのファンであることを公言し、彼にコラボレーションを持ちかけたのがきっかけです。KAWSはアメリカの現代アーティストで、キャラクターの絵画や彫刻、グラフィティなどを手掛けています。 ディオールとKAWSのコラボレーションは2019年春夏メンズ コレクションで初めて発表されました。このコレクションではKAWSがディオールのロゴやビーのモチーフをアレンジしたグラフィックが服やバッグ、アクセサリーなどに施されました。また、巨大な「コンパニオン」の花の彫刻がランウェイの中央に飾られ、話題を呼びました。 ディオールとKAWSのコラボレーションの中でも、特におすすめのアイテムをいくつか紹介します。まず、ディオールの定番バッグである「サドル」バッグにKAWSのロゴやビーのグラフィックがプリントされたものです。このバッグはカジュアルにもフォーマルにも使えるデザインで、コーディネートのアクセントになります。 7.ディオールの魅力に惹かれる日本の芸能人 日本の芸能界にもディオールのファンがたくさんいます。 ここからは、ディオールの魅力に惹かれる日本の芸能人を紹介したいと思います。 7-1.登坂広臣さん 登坂広臣さんは1987年生まれの日本の歌手で、三代目 J SOUL BROTHERSのボーカルを務めています。登坂広臣さんはディオールのファンであり、ディオールの服やアクセサリーをよく着用しています。登坂広臣さんは2023年にディオールのフォトエッセイ『LAST SCENE』を発売し、パリで撮影した写真やエッセイを公開しました。 ディオールと登坂広臣さんの関係は共にエレガントさや洗練されたスタイルを追求するという点で一致しています。 ディオールと登坂広臣さんは、お互いに魅力を引き出し合う存在と言えるでしょう。 7-2.窪塚洋介さん 窪塚洋介さんがディオールと出会ったのは、2001年にディオールのメンズライン「ディオール・オム」のデザイナーに就任したエディ・スリマンのコレクションを見たときだと言われています。 エディ・スリマンはタキシードや黒のジャケット、細身のパンツなど、タイトなシルエットでロックな雰囲気を演出するデザインで当時のメンズファッションに革命を起こしました。 エディ・スリマンのデザインに感銘を受け、ディオール・オムのコレクションに参加するようになりました。 その後もエディ・スリマンが辞任した後に就任したクリス・ヴァン・アッシュや現在のディレクターであるキム・ジョーンズのコレクションにも出演しています。 窪塚洋介さんはディオールの洋服だけでなく、アクセサリーや香水なども愛用しています。2018年にはディオールとワンピースのコラボCMで、キャラクターのサンジに扮して出演しました。また、自身のインスタグラムではディオールの商品を着用したオフショットを度々公開しています。 窪塚洋介さんはディオールの魅力を次のように語っています。 「ディオールは、創業者のクリスチャン・ディオールが掲げた“エレガント”というコンセプトをずっと貫いているブランドだと思います。それは女性だけでなく、男性にも当てはまると思います。男性も自分のスタイルを持って、自分らしく生きることがエレガントなんです。ディオールはそんな男性のエレガントさを引き出してくれるブランドだと思います。」 窪塚洋介さんはディオールのファンであり、もはやディオールの一員でもあります。 7-3.新木優子さん ディオールは女性のエレガンスを追求するコンセプトのもと、洗練されたデザインや革新的なアイテムを生み出してきました。ディオールの魅力に惹かれる日本の芸能人の一人が女優・ファッションモデルの新木優子さんです。 新木優子さんは2020年からディオールのジャパンアンバサダーに就任し、同ブランドのイメージキャラクターやショーのゲストとして活躍しています。新木優子さんはディオールの洋服やバッグ、コスメなど様々なアイテムを愛用しており、自身のインスタグラムやYouTubeチャンネルで紹介しています。 新木優子さんは、ディオールのアイテムを着こなすことで、自分らしさや女性らしさを表現していると言えます。 8 時を超える輝きディオール(まとめ) いかがだったでしょうか。 今回はディオールとはどんなブランドなのかについて解説させていただきました。 ディオールはファッションの分野だけでなく、フレグランスやメイクアップ、ジュエリーなどの分野でも優れたクリエイティビティとクオリティを発揮しています。ディオールは、時代に合わせて進化しながらも、常にエレガンスとフェミニニティを追求しています。 時を超える輝きを放つブランドとして、これからも私たちの心を魅了し続けていくでしょう。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/dior-popular-bag/ https://estime.co.jp/column/dior-popular-wallets/ https://estime.co.jp/column/how-to-spot-a-fake-dior/
人気のコラム
世界の高級ハイブランドランキングTOP50|定義・ランク分けも解説【2026年最新格付け】
【永久保存版】世界のハイブランド一覧|全73ブランドをカテゴリ別に紹介!
【2026年最新版】モテたいメンズ必見!一生モノのハイブランドバッグまとめ
【買うならコレ☆】一粒ダイヤネックレスおすすめブランド10選♪2026年最新版
モンクレールはダサい?時代遅れ?評判や人気の理由を徹底解説!
コラムカテゴリー
ブランド