2025年7月05日
ヴィトンのカプシーヌは後悔しない!知っておくべき最新情報まとめ

カプシーヌは現在、ルイヴィトン(Louis Vuitton)で最も人気のあるバッグの一つです。その完璧なフォルムとラグジュアリーな素材使いに世界中から羨望のまなざしが注がれています。
まさに憧れのバッグとなったルイヴィトン「カプシーヌ」とはいえ、ルイヴィトンのカプシーヌは決して安い買い物ではありません。そのほとんどが日本円で100万円を超える価格となっていて、絶対に後悔したくないと考えるのは当然といえるでしょう。
今回はカプシーヌを買って後悔しないために知っておくべき最新情報を解説していきます。後悔のないショッピングのために、この最新情報を読んで参考になさってください。
目次
1.ルイヴィトン「カプシーヌ」人気の理由とは?
カプシーヌは、創業者ルイヴィトンが初めてパリに店をかまえた場所、ヌーヴ・デ・カプシーヌ通りが命名の由来とされています。2013年の発表当初から大人気となったカプシーヌですが、その人気の理由はどこにあるのでしょうか?
ここではヴィトンの新時代を牽引する人気バッグ、カプシーヌの魅力について解説していきます。
1-1.流行り廃りのないバッグの完成形
カプシーヌは流行り廃りのない台形フォルムが特徴です。このデザインは女性の体に優しく沿うシルエットで、手持ちや肩掛けのどちらで持っていてもバランスよく見えます。また、エレガントとカジュアルのどちらでも合わせやすく、汎用性の高いデザインであることは間違いありません。全体は伝統的なフォルムながら、ハンドルをつなぐサークル型の金具使いによって、バッグの横顔に端正な表情を見せています。
カプシーヌの最大の特徴として、2Wayで開閉できるフラップ(かぶせ)があげられます。これはバッグ開口部の内側にして「LV」シグネチャーを見せたり、外側に落としてモノグラムフラワーを見せたりができる仕様になっています。このフラップは簡単に開閉ができるのはもちろんのこと、バッグの表情を二通りに見せられるというメリットがあります。内側には独立したファスナーポケットと、二つのスリットポケットが装備されていて荷物の整理がしやすい仕様です。ショルダーストラップは、全てのサイズのカプシーヌに標準装備されています。
カプシーヌのクラシカルなルックスと機能美を追求した現代的なデザインは、多くの人々を魅了するバッグの完成形といっても過言ではないでしょう。
1-2.圧巻の素材バリエーション
カプシーヌにはヴィトンがほこる最高級レザーはもちろん、多種多様な素材を使ったものがラインナップされています。たとえばシアリング(羊毛ムートンを刈り込んだもの)や、ラタン(藤つる)などは季節感を演出するのに欠かせない素材の代表格です。テキスタイルからは、手仕事が感じられるツイードやデニムといった素材がカプシーヌに採用されています。
近年、カプシーヌのハンドル部分にバッグ本体とは違う素材を使ったモデルが登場。希少なパイソンレザーを使ったものなどが特に高い人気をあつめています。さらにはハンドル部分に装飾をほどこしたり、LVシグネチャーの素材に変化を持たせたりして、カプシーヌにバリエーションをもたらしています。
1-3.世界的なブランドバリュー
世界的なハイブランドのなかでルイヴィトンは唯一無二の存在だと思います。170年におよぶ歴史とともに、創業の時から一貫してバッグを作り続けてきたことは特筆すべきでしょう。時代のニーズに応えたバッグのデザインや素材の開発は、さまざまな環境が変わった今も受け継がれています。
伝統と革新を体現するブランド「ルイヴィトン:Louis Vuitton」
商業的な成功はもちろんのこと、すぐれたブランディング戦略によって、世界中のステータスある購買層から圧倒的な支持を集めているのです。
2.「カプシーヌを買って後悔?」真相を解説
カプシーヌをネットで検索すると「後悔」の文字が上位表示されて、驚いた方がいらっしゃるかもしれません。実際にカプシーヌを買って後悔してしまうのか、本当のところが気になります。
ここからは、そんな噂の真相について解説してまいります。
後悔ポイント①:意外と重い!
カプシーヌを買って後悔したという人のなかで、バッグの重さが気になったという意見があるようです。実際、カプシーヌの人気サイズBBはストラップ込みで約700〜800グラム程の重量があります。
これはカプシーヌに限らずレザーを使ったバッグ全体にいえることですが、重量が重くなるのは否めません。荷物を入れて持ち歩くバッグとなると、やはり重さは気になるポイントだと思います。
一方で、まったく気にならないという意見が多かったのも事実です。日ごろから仕事でパソコンを持ち歩いている人は重さに慣れているため、それほど負担にならないのかもしれません。重さに対しての感じ方に個人差があるので、購入を検討している方は実物を一度手に持つことをおすすめします。またはサイズをワンサイズ小さいものにするという選択もあるので、荷物の量と折り合いを見ながら選んでみてはいかがでしょうか。
後悔ポイント②:サイズ選択
後悔ポイント①で述べたカプシーヌの重さにも関わることで、サイズ選びを誤って後悔したという意見が散見されました。カプシーヌは現行モデルで6サイズ展開しています。流行りのミニサイズを選んで荷物が入りきらず、結局他のバッグとの二個持ちになるなどして後悔につながっているようです。
これはヴィトンの実店舗にカプシーヌがないことや、公式サイトから実物を見ずに購入したときによくあることとされています。公式サイトには高身長のモデルたちが採用されているので、持った時のバランスが一般人のそれとは大きく異なります。この点に留意して購入すると、イメージ通りのサイズ感がつかめます。また、現実的な量の荷物が入るバッグのほうが出番は多くなり、結果としてコストパフォーマンスが良くなるのも事実です。
後悔ポイント③:購入のタイミング
2021年から現在まで、ルイヴィトンの価格改定は複数回にわたって行われてきました。他のハイブランドと違うのは年4回の改定回数です。上昇率は2〜7%といった小幅ながら、3か月に一度の値上げが発表されるたびにファンを落胆させています。特に、人気アイテムを中心とした価格の上昇が顕著で、ほとんどのカプシーヌが100万円台で推移している現状です。
2023年頃、カプシーヌBBが80万円台だったことを考えると、わずか2年という短期間で20万円以上値上がりしています。そのため「あの時買っておけば良かった!」という、購入のタイミングについて後悔されている方が多いのです。すでにカプシーヌを買うことを決めているなら、一刻も早い行動が求められているのは間違いありません。欲しいと思ったら、その時に買うことをおすすめします。とはいえ、なによりも最大の後悔とされるのが「カプシーヌを買わなかったこと」です。高価な買い物となるため、納得できる自分のタイミングで購入するのが最適解だと思います。
3.「カプシーヌは高い?」理由を解説
文字通り、高嶺の花となりつつあるルイヴィトンバッグ「カプシーヌ」
高いのはもとより、今後の価格動向が気になる方も多いのではないでしょうか。ここからは、そんなカプシーヌの価格を押し上げている理由について解説してまいります。
3-1.すべてが手仕事の集大成
ルイヴィトンではカプシーヌをはじめ、すべてのアイテムのパーツから手作業で製作しています。必要となれば素材から手がけるほど、一つ一つの手仕事に情熱を注いできた姿勢は創業から変わることがありません。そんな手仕事を支えるのがルイヴィトンの職人たちです。
たとえば、バッグであれば革のなめしや染色、縫製といった加工の担い手などが挙げられるでしょう。そうした一流職人たちの賃金(人件費)が世界的に上昇傾向にあり、カプシーヌの価格にも転嫁されているのです。カプシーヌは実用品でありながら、手仕事の集大成として工芸品の域に達しているといっても過言ではありません。
3-2.製造原価の高騰
世界的に人件費はもちろん、原料価格の高騰が大きな問題になっています。バッグの原皮やメタル原料にいたるまで、その影響がルイヴィトン全ての製造原価を押しあげているのは事実です。さらには戦禍が広がる世界情勢によって、原油価格や為替の影響を避けられない状況が続いています。こうしたトレンドは今後しばらく続くというのが大方の予測となっていて、値上がりはしても値下がりする可能性はほとんどないと思います。
3-3.一段上のブランディング
名実ともにルイヴィトンは、世界一の座にあるブランドとされています。それは売上高や知名度を含む、あらゆる面を考慮したうえでの評価です。1987年にLVMH(ルイヴィトン・モエ・ヘネシー)グループ傘下となり、財務基盤を安定させたことが現在のポジティブな結果をもたらしました。大胆なデザイナー起用はマーク・ジェイコブスを筆頭に、ニコラ・ジェスキエールやファレル・ウィリアムスへと現在までバトンを繋いでいます。創業家へ最大のリスペクトをはらいつつ、抜本的なデザインの新陳代謝に成功した経営手腕はさすがの一言。
現在のルイヴィトンは、あらゆるファッションシーンを席巻する存在となりました。セレブたちとタイアップするSNS戦略や、ECサイト、アプリ開発などへ惜しみなく投資をおこなうことで、新たな購買層を貪欲に獲得しています。また、2025年開催のメットガラではファレル・ウィリアムスが共同ホストを務めるなどして業界全体を盛りあげるために尽力しています。
ルイヴィトンはファッション業界全体を俯瞰して、多角的なアプローチをおこなうブランディングを成功させている稀有な存在です。こうした活動自体に莫大な費用が発生することを考えると、どうしても価格が高くなるのは避けられません。また、限られた人しか所有できないことが、より一層ブランドの価値や持つ人の満足感を高めているのです。
4.カプシーヌで後悔しないサイズ選びのポイント
カプシーヌの後悔ポイント②の解説でも述べていますが、サイズ選びを誤ってしまうとせっかくのバッグがクローゼットにお蔵入りしてしまいます。
ここからはカプシーヌのサイズについて詳しく解説してまいります。
4-1.最新サイズの一覧はこちら!
サイズ表記 | 幅 x 高さ x マチ(㎝) | 収納量の目安 |
カプシーヌNANO | 16.3×11×6.5 | イヤホン、家の鍵など |
カプシーヌMINI | 21×14×8 | スマートフォン、二つ折り財布 |
カプシーヌEW MINI | 22×12×8 | スマートフォン、ミニ財布 |
カプシーヌBB | 27×17.3×9 | タブレット端末、長財布 |
カプシーヌMM | 31.5×20×11 | A4文書、タブレット端末 |
カプシーヌGM | 38×23×16 | A4ファイル、ノートパソコン |
カプシーヌのサイズを一覧表にまとめました。現在、すでに廃番となったPMサイズを含めると7種類ものサイズ展開となります。二次流通からカプシーヌを購入される方は知っておいて損はないと思います。このサイズバリエーションを見るだけで、カプシーヌの人気の度合いがうかがい知れるのではないでしょうか。
相変わらずミニバッグ全盛のトレンドが続くなか、実用バッグとしての選択肢まで網羅するラインナップはさすがです。トレンド感をとりいれたいならMINIや横長タイプのEW MINIが◎仕事で使いたい方はGMがおすすめサイズとなります。カプシーヌはデザインに主張があるため、二個持ちよりも単品使いするのがいいと思います。
4-2.迷った時のおすすめはBB!
これだけサイズがあると、選ぶのに迷ってしまうのも無理はありません。特に、実際のNANOやMINIの可愛らしさは「部屋に飾っておきたい!」と思えるほどの破壊力なので要注意です。とはいえ、現実的な荷物の収納量を考えると買って後悔しないのはBBサイズだと思います。BBサイズは6インチ以上のスマートフォンやメイクポーチなどの出し入れがスムーズにできるサイズ感です。
身の周りのほとんどの手荷物が収まって、手持ちと肩掛けのどちらでもバランスよく持てる絶妙な大きさのカプシーヌといえるでしょう。このサイズでブラックやガレ(グレー系のベージュ)といった定番色を選んでおくと、どんなシーンにも自信をもって臨めるのでおすすめです。
5.カプシーヌBB☆限定モデルおすすめ3選☆
ここからはカプシーヌBBのおすすめ限定モデルから、選りすぐりの3つを解説してまいります。
5-1.カプシーヌ BB 【M25256】
このカプシーヌBBはパーツの全てがピュアホワイトで仕上げられ、発光しているような純白カラーが目を惹く限定モデルです。LVシグネチャーやポケットのファスナー、ストラップの留め具にいたるまでマットな質感のホワイトで統一されています。濁りのないホワイトは本体のトリヨンレザーから艶を廃してマット仕上げにしたことで、さらに魅力が増しているようです。
潔いまでのオールホワイトはモノトーンコーデだけでなく、どんな色味とも合わせやすいと思います。時にはコーディネートの背景となったり、抜け感のあるアクセントにしたりして重宝するでしょう。シルバー系やゴールド系といった、アクセサリーの選択に支障がないのも嬉しいポイントです。ヴィトン公式サイトのようにブラックドレスと合わせると、ノーブルな印象のコーディネートになるのでおすすめです。
5-2.カプシーヌ BB【M12951】
このカプシーヌBBはピンクとブルーの糸で織られたツイード生地に、シャンパンゴールドのスパンコールが贅沢に刺繍された限定モデルです。ヴィトンならではのクラフツマンシップが詰めこまれていて、テキスタイル特有のやわらかい手触りが楽しめるでしょう。フェミニンになりすぎるのを調整しているのが、ゴールドのLVシグネチャーと編み上げのチェーンストラップです。テキスタイル素材に洗練とスタイリッシュさが加味されて、全体のバランスがうまく調和しています。
パステルカラーの女性らしさとゴールドカラーのエレガンスが相まって、持っている人の所作まで美しく見えると思います。持ち手ハンドルにはトリヨンレザーを採用。耐久性と使いやすさに細やかな配慮がしてあります。ツイード素材はシーズン問わず使えるので、テキスタイル系のカプシーヌを探している方におすすめします。意外とデニムなどのカジュアルファッションにも合うので、普段から楽しんでみてください。
5-3.カプシーヌ BB【M14970】
この限定モデルは定番のブラックカラーながら、モノグラムフラワーをモチーフにした着脱できるチェーン付きのカプシーヌBBです。ブラックのトリヨンレザーにゴールド金具といった定番的なデザインに、アイコニックなチェーンがインパクトをあたえて印象をがらりと変えてくれます。取りはずせばビジネスシーンにも問題なく使えると思います。一つ持っていると、かなり便利に使えるタイプですから、買って後悔することはないでしょう。
近年、チェーンバッグチャームの人気は高まっていて、ルイヴィトンでも力を入れているアイテムの一つです。単品で購入する場合、ヴィトンでは10万円前後の価格となるのでコストパフォーマンスも悪くないといえます。このチェーンを、お手持ちの他のバッグにつけるのも◎定番カラーから選びたい方にイチオシのカプシーヌです。
6.カプシーヌ☆新作モデルおすすめ3選☆
ここでは最新作モデルのカプシーヌから、おすすめの3モデルを解説してまいります。
6-1.LV × TM カプシーヌ BB【M13250】
鮮烈なチェリーレッドカラーで視線を集めるのは、おなじみの村上隆コラボモデルから発表された最新作のカプシーヌです。正面センターには、LVシグネチャーの「V」に実ったチェリーモチーフが愛らしい笑顔を見せています。バッグの内側ポケットにもモノグラムデニムをあしらって、彼の世界観が存分に楽しめる仕様に仕上げられています。同色のショルダーストラップは、トリヨンレザーと編み上げチェーンとのコンビネーション。都会的でラグジュアリーな雰囲気をまとった逸品です。
オールブラックにインパクトを添えたり、デニムスタイルと合わせたりすると、お洒落なコーディネートが完成すると思います。鮮やかなカラーを着るのはハードルが高いですが、バッグで差し色にしてはいかがでしょうか。
6-2.カプシーヌ MINI【M12947】
モノグラムデニムにラメ糸とビーズで刺繡がほどこされ、贅沢なクラフト感が楽しめるカプシーヌMINI。ルイヴィトンならではのモノグラム柄を新しい解釈で再現しました。デニムの軽やかな印象を残しつつ、丁寧な手仕事の良さが魅力的です。上質なカジュアルファッションを完成させたいときに最適なバッグだと思います。
カプシーヌMINIは手持ちと肩掛けはもちろん、ななめ掛けしたときもバランスよく見えるサイズ感なので、荷物を厳選して単品で持つのがおすすめです。トリヨンレザーを要所に効かせているため、品格や高級感も充分に感じられるデザインにまとまっています。このサイズは重さを気にする心配がないのも嬉しいポイントといえるでしょう。
6-3.カプシーヌ スープル GM【M24879】
週末旅行などに最適なサイズのカプシーヌGMは、これまでにない大容量のサイズ感が魅力です。たっぷりと荷物が収納できるので、一泊程度の出張やパソコンを持ち歩くときに助かります。実用性に特化した新作モデルは、お仕事用に探している方のニーズに合ったカプシーヌだと思います。素材にはスムースな質感が特徴のグレインカーフレザーを採用。ノーブルで都会的な印象に仕上がっています。
キャメルブラウン系にゴールドの金具が映えて、ベーシックな魅力を際立たせています。幅広に作られたハンドルとショルダーストラップは荷物の重さを軽減してくれるでしょう。シンプルなので、レザー本来の品質の良さを実感できると思います。
7.今買って後悔なし!ルイヴィトン「カプシーヌ」
今回はカプシーヌを買って後悔しないためのポイントや最新情報について解説してきました。
後悔ポイント① 確かに重い!実物を確認してからの購入で失敗ナシ!
後悔ポイント② MINIはカワイイ!でも使いやすいのはBB!
上記の後悔ポイントをおさえてカプシーヌを購入することをおすすめします。また、今回イチオシのBBサイズには、今期も新作と限定モデルが数多く発表されているのが確認できました。
ルイヴィトンのカプシーヌは素材、サイズとも充実したラインナップです。欲しいと思ったら早めの行動で、最大の後悔である「カプシーヌを買わなかったこと」を回避してください。