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2026年1月22日

宝石言葉が怖いといわれる石20選|意味・由来・誤解されやすい理由を解説

宝石

この宝石、宝石言葉が怖いらしい…そんな噂を目にして、不安になった経験はありませんか。嘘や別れ、不吉、征服など、宝石言葉の中には、確かに穏やかとは言えない言葉が含まれているものがあります。しかし、それだけで「持ってはいけない石」「縁起の悪い宝石」と判断してしまうのは、少し早いかもしれません。

宝石言葉は絶対的なものではなく、時代や地域、人々の価値観によって形づくられてきたものです。石の歴史的背景や色のイメージ、言葉の切り取り方によって、同じ宝石でも正反対の意味を持つことさえあります。

この記事では、「宝石言葉が怖い」と言われがちな宝石を20種類取り上げ、それぞれの意味や由来、なぜ誤解されやすいのかを丁寧に解説します。怖いかどうかを決めるのではなく、正しく知ったうえで、どう受け取るかを考える。そのための材料を、できるだけ偏りなくお伝えしていきます。

1.宝石言葉が「怖い」と感じられる理由

宝石言葉に対して「怖い」という印象を抱くのは、決して珍しいことではありません。それは宝石そのものに問題があるというよりも、言葉の成り立ちや使われ方が、誤解を生みやすいからです。

宝石そのものが怖いというよりは、さまざまな理由があって「怖い石言葉がある」と思い込んでしまっていると言えるでしょう。

ここではまず、宝石言葉がどのように生まれ、なぜ強い言葉と結びついてきたのかを整理していきます。

1-1.宝石言葉は誰が決めたものなのか

宝石言葉は、公式な機関や団体、宝石の専門家が一括して定めたものではありません。

多くの場合は歴史的な使用のされ方やその解釈、占いや象徴表現などから、少しずつ宝石言葉や宝石そのものにさまざまな意味付けがされてきました。

宝石言葉は、根拠のある自然科学の知識というよりも、文化的・象徴的な解釈の結果と言えるでしょう。 同じ宝石であっても、文献や紹介サイトによって異なる言葉が書かれているのはそのためです。

また、宝石言葉は「ひとつの石にひとつの意味」という形で整理されがちですが、実際には複数の意味を併せ持つケースがほとんどです。その中で、印象の強い言葉だけが切り取られ、「怖い宝石言葉」として記憶されてしまうことがあります。

1-2.なぜ不幸・別れ・死と結びつけられたのか

宝石言葉に不幸や別れ、死といったテーマが多く見られるのはなぜなのでしょうか。その理由のひとつは、人々が古くから宝石の色や輝き、希少性などに意味を見出してきたからです。

たとえば、黒や濃い青は夜や深淵を連想させやすく、赤は血や情熱、命の強さと結びつけられてきました。この感覚は、昔の人も現代の私たちもあまり変わらないですよね。黒といえば夜、夜といえば暗い・深い。赤といえば炎、炎といえば燃え上って勢いが盛ん、といった、連想ゲームのようなものです。こうした連想が、言葉として定着していったと考えられます。また、歴史上の出来事や逸話が影響している場合もあります。

ある宝石が使われていた時代背景や、特定の人物とのエピソードが強調されることで、その印象が宝石言葉として残ることも珍しくありません。たとえばアメジストはキリスト教で神職に就いている人がよく身につけていました。そのため、神聖で神秘的、というイメージが強いのです。

さらに注意したいのが、言葉の要約や翻訳です。 本来は「変化」や「転機」といった中立的な意味合いだったものが、短く強い表現に置き換えられた結果、怖い印象だけが前面に出てしまうケースも見られます。

1-3.「怖い=悪い宝石」ではない

宝石言葉が怖く感じられるからといって、その宝石が「悪いもの」「避けるべきもの」というわけではありません。

 宝石はあくまで鉱物であり、意志や善悪を持つ存在ではないからです。

宝石言葉の意味を決定するのは、あくまでも受け取る人の価値観や状況。

大切なのは、怖いと言われている理由を知ったうえで、自分にとってどう感じるかを考えることです。

宝石言葉が怖いと言われているからといってただ避けるのではなく、興味がある宝石はショップでいろんなジュエリーを見てみてください。その時に自分が持った第一印象や直感を大事にしてくださいね。

2.宝石言葉が「怖い」と言われている宝石一覧

この章では、「宝石言葉が怖い」と言われがちな宝石を20種類ご紹介します。

宝石言葉の多くが良い意味合いのものです。愛情や健康、学業や仕事での成功など聞いているだけでもわくわくするような宝石言葉がたくさんあります。その中に不幸や別れなどといった言葉があると、少し気持ちが落ち込んでしまいますよね。

ですが、それらの少し怖い、暗い言葉が宝石言葉になっているのは意味のないことではありません。

この章では20種類の宝石の特徴と怖いと言われる石言葉をご紹介し、その意味・理由を解説します。「なんでこんな怖い宝石言葉をつけたんだろう?」と疑問に思ったことがある人もいるでしょう。その疑問が解消するきっかけになるかもしれません。
※画像はイメージです

2-1.ダイヤモンド

ダイヤモンドは誰もが知るほど有名な宝石です。透明でキラキラと強く輝く宝石は多くの人のあこがれで、ショップでももっとも多く売られている宝石といっても過言ではないでしょう。ダイヤモンドは炭素のみから成る鉱物で、地球上でもっとも硬い宝石として知られています。その強い輝きと傷つきにくいという性質から、婚約指輪や特別なプレゼントなどとして使われてきました。

無色透明なダイヤモンドの宝石言葉は「純愛」「純真無垢」などです。ところがダイヤモンドは無色透明なものだけではありません。そして色によって宝石言葉も異なります。ダイヤモンドの中でも黒色のブラックダイヤモンドの宝石言葉は「征服」です。これは、他の宝石には傷つけられない硬さや黒色の独特の輝きが、支配や制圧と結びつけられた解釈だと考えられています。

「征服」と聞くと少し身構えてしまうかもしれません。でも、この言葉は必ずしも他者を傷つける意味だけを指しているわけではありません。困難を乗り越える力や、揺るがない意志を象徴した表現として使われている場合もあります。

2-2.ルビー

世界三大宝石ともいわれる赤い宝石、ルビー。7月の誕生石としても有名で、人気のある宝石です。

ルビーはコランダムという鉱物の中でも赤色のもののことです。血や炎を連想するような鮮やかな赤い色から、古くから情熱や生命力の象徴として扱われてきました。ルビーには「愛」や「情熱」といった良い意味の言葉だけでなく、「愛の疑惑」という宝石言葉もあります。

「愛の疑惑」という石言葉は穏やかではありませんよね。この宝石言葉はルビーの鮮やかな赤色が、愛情の裏にある嫉妬や不安と結びつけられた結果だとされています。愛にまつわる言葉だからこそ、重く感じてしまう人もいるでしょう。ただ、これは人の感情の複雑さを映した表現であり、ルビーそのものが疑いや不信をもたらすわけではありません。ルビーには良い宝石言葉もたくさんありますので、石を見たときや宝石言葉を聞いた時にどう感じるかが重要です。

2-3.ブラックオパール

オパールは虹色の揺らめくような輝きを見せる宝石です。ダイヤモンドやルビーのようなガラス質の輝きとは違う不思議な輝きは「遊色効果」と呼ばれ、人気があります。10月の誕生石でもあるので、知っているという人も多いでしょう。

オパールといえば乳白色の宝石を思い浮かべる人も多いですが、実はそれはホワイトオパールというオパールの一種にすぎません。実はオパールには、地色が黒いブラックオパール、水滴のように透明なウォーターオパール、炎のようなオレンジ色のファイアーオパールなどがあります。さまざまな色があるオパールの中で、怖いと思われる宝石言葉を持つのは地色がブラック、もしくはグレーのブラックオパールです。

ブラックオパールの宝石言葉は「威嚇」。その他にも「自信」「カリスマ性」といった宝石言葉があります。孤高で他人を寄せ付けないイメージですね。「威嚇」という言葉だけを聞くと怖いですが、実際にはブラックオパールは派手すぎず、大人っぽく上品な輝きからとても人気があります。またオパールの中でももっとも希少価値が高く価格もオパールの中では高価な宝石です。

2-4.珊瑚

珊瑚は鉱物ではなく、生物由来の宝石です。長い時間をかけて海の中で成長し、その枝状の骨格が宝飾品として加工されてきました。珊瑚は5月の誕生石でもありますが、実は珊瑚はアメリカやイギリスでは誕生石ではありません。それほど日本でも古くから親しまれてきた宝石です。

さまざまな色や形がある珊瑚ですが、その中でも枝のような形をした珊瑚は「枝珊瑚」と呼ばれることがあります。枝珊瑚の宝石言葉は「征服」です。珊瑚は、海という過酷な環境の中で成長します。また「産後」という言葉と同じ響きを持つことから生命力を連想させ、古くから日本でも魔除けや女性・子供のためのお守りとして用いられてきました。

「征服」という言葉だけを見ると、支配的で怖い印象を受けるかもしれません。ですがその言葉も、もとは持ち主の身を守る、危険な目に合わせないという意味合いだったようです。珊瑚は現在でもお守りとして身につけられることが多いので、必要以上に怖がる必要はありません。

2-5.ガーネット

ガーネットは、1種類の鉱物を指す名前ではなく、複数の鉱物グループの総称です。深い赤色のものがよく知られていますが、オレンジや緑などさまざまな色があります。1月の誕生石としても有名ですよね。

ガーネットの怖い宝石言葉として挙げられるのが「束縛」です。これは、ガーネットが「絆」や「結びつき」を強く象徴する宝石として語られてきたことが関係しています。結びつきが強いという表現が、場合によっては束縛という言葉に置き換えられてしまったと考えられます。

強い絆は、安心感にも重荷にもなり得るものです。相手を思いやる心配の気持ちが大きくなりすぎてしまったものが「束縛」とも言えるでしょう。気持ち次第で意味が変わるとも言えます。宝石言葉をどのように解釈するかは、持ち主にゆだねられているのです。

2-6.翡翠

翡翠は古くから日本でも特別な宝石として扱われてきた宝石です。縄文時代の遺跡から発見されたこともよく知られていて、子供の頃に教科書で見たことがあるという人もいるでしょう。翡翠は5月の誕生石ですが、珊瑚と同じく日本独自の誕生石です。ダイヤモンドやルビーよりもなんとなく身近に感じている人も多いのではないでしょうか。

翡翠の宝石言葉の中には「不老不死」という言葉があります。「不老不死」という言葉は永遠の命を連想させるため、少し不気味に感じる人もいるかもしれません。この言葉は、翡翠が生命力や再生、長寿の象徴として扱われてきた歴史から生まれたものです。

「不老不死」という表現は極端に聞こえますが、実際には健康や繁栄を願う意味合いで使われることがほとんどです。怖さよりも、長く続く幸せを願う象徴として受け取られてきた宝石だといえます。

2-7.アレキサンドライト

アレキサンドライトは、光源によって色が変わる珍しい宝石です。自然光の下ではグリーンもしくはブルーグリーン、ろうそくの灯りや白熱灯の下では紫がかった赤色に見える性質を持っています。美しく色を変えるようすはとても美しく「アレキサンドライト効果」と呼ばれるほどです。希少性が高く「世界三大希少石」と呼ばれています。

アレキサンドライトの色を変えるという美しい性質から生まれた宝石言葉が「二面性」です。「裏表がある」「信用できない」といった印象につながりやすく、怖いと感じられる理由のひとつになっています。

ただし、アレキサンドライトの色変化は、もちろん人の性格や運命を示すものではありません。むしろはっきりと色を変えるアレキサンドライトほど価値が高いとされていることもあり、とても人気のある宝石です。「二面性」という宝石言葉は状況に応じて変化できる柔軟さや、多面的な魅力を象徴する言葉として捉えることもできます。

2-8.レインボームーンストーン

ムーンストーンは、月の光を思わせるブルーの柔らかな輝きが特徴の宝石です。青白い光が透明、または半透明の石の表面を滑るように見えるシラー効果が魅力で、6月の誕生石としても知られています。

ムーンストーンの怖い宝石言葉として挙げられるのが「密会」です。「密会」は特にレインボームーンストーンの宝石言葉なのですが、実はレインボームーンストーンは厳密にはムーンストーンではありません。輝きが似ているのでそう呼ばれるようになりましたが、その正体は実はラブラドライトです。レインボームーンストーンはムーンストーンではないというのは覚えておいたほうがいいでしょう。

「密会」と聞くと、後ろめたさを感じる人もいるでしょう。でもこの言葉は、隠し事を助長するという意味ではなく、内面や感情の深い部分と向き合う象徴として使われているようです。穏やかで優しい印象の宝石であることに変わりはありません。

2-9.ホワイトクォーツ

クォーツと聞いてもピンと来ない人も多いかもしれませんが、クォーツとは水晶のことです。透明度が高くさまざまな色のもの、内部にインクルージョンを含むものなど、様々な種類があります。非常に産出量が多く、身近な宝石です。ホワイトクォーツはその中でも特に白、もしくは透明のもののことをいいます。

ホワイトクォーツの宝石言葉は「秘密」です。ホワイトクォーツは古くから、よく占いに用いられてきました。そのため神秘的な印象を持つ人も多いでしょう。

「秘密」という言葉に警戒心を持つ人もいるかもしれませんが、必ずしも悪い意味ではありません。何もかもすべてさらけ出せばいいというものではないですよね。

大事なことは自分の中で秘密にしておくことも必要です。自分の内面に向き合う時には最適な宝石ですよ。

2-10.マラカイト

マラカイトは和名を「孔雀石(くじゃくいし)」という宝石で、孔雀の羽のような鮮やかなグリーンと縞模様が特徴的です。古くから装身具やお守りとして身につけるだけでなく、砕いて絵具や虫よけとしても使われていました。

マラカイトの怖い宝石言葉として知られているのが「危険な愛情」です。

マラカイトはリラックス効果があり、コミュニケーション能力を向上させると言われています。マラカイトは持ち主の感情への影響が強いパワーストーンなので、愛情が過剰になることへの戒めとして使われているようです。

「危険」という言葉に引っかかるかもしれませんが、これは愛情に振り回されないように注意を促しているにすぎません。実際に危険性があると示しているわけではなく、感情と上手に向き合うことの大切さを示しているとも受け取れます。

2-11.イエロージルコン

ジルコンは、その強い輝きでよく知られる宝石です。ダイヤモンドと間違われることもあるほどの輝きが特徴ですが、値段は安価なので、ダイヤモンドの代用品としても用いられてきました。

ジルコンはカラーバリエーションが豊富なのも特徴です。透明なものだけでなくブルー、グリーン、イエロー、ピンクなどさまざまな色があり、さらに12月の誕生石のひとつとしても知られています。古い地層から産出されることもあり、地球最古の鉱物のひとつとされる点も特徴です。

宝石言葉が怖いと言われているのはイエロージルコンで、その宝石言葉は「産みの悲しみ」。誕生や再生は喜ばしいことですが、時に同時に痛みや苦しみを伴うものです。その現実を正面から受け止めた宝石言葉と言えるでしょう。必ずしも不幸を意味するものではなく、物事の始まりに伴う葛藤を象徴した表現とも受け取れます。

2-12.アマゾナイト

アマゾナイトは、明るいブルーグリーンが印象的な長石という鉱石グループの一種です。明るく爽やかな色合いで装身具として人気があり、流通量が多いので比較的手に取りやすい宝石としても知られています。名前に反して、アマゾン川流域からはほとんど産出されません。名前の由来は諸説ありますが、ギリシャ神話に登場する女戦士・アマゾネスが軍神アレスから授かった石だからとも、アマゾネスのように勇敢な南米の人々が身につけていた石だからともいわれています。

アマゾナイトの宝石言葉の中には「潮時」という言葉があります。終わりや区切りを連想させるため、怖い・さみしいと感じる人もいるかもしれません。しかしこの言葉は、何かを手放すことで次に進むタイミングを示すものとして使われている場合が多いようです。不吉さよりも、変化の節目を示す象徴と考えることもできます。

2-13.クリソベリルキャッツアイ

クリソベリルキャッツアイは、クリソベリルという宝石の中でも石の表面に一本の光の筋が現れる「シャトヤンシー効果」が特徴の宝石です。クリソベリルはイエローやグリーンイエロー、ブラウンの明るい色合いの美しい宝石ですが、そこに一筋の光が走っている様子は神秘的な雰囲気があります。光の筋は猫の目の細い瞳孔のように見えることから「キャッツアイ」と呼ばれ、希少性も高い宝石です。

クリソベリルキャッツアイは今はまだそこまで有名な宝石ではありませんが、2021年に新しく誕生石に追加されたので、これからもっと知名度・人気が上がるかもしれませんね。

この石の宝石言葉は「驚嘆」です。日々の平穏を大事にする人は敬遠しがちな言葉ですね。

強い直感や見抜く力と結びつけられ、圧倒されるような印象として受け取られることがあります。ただし、これは能力や洞察力への驚きを表した象徴的な表現であり、危険性を示すものではありません。

2-14.アパタイト

アパタイトは、透明感のあるブルーの宝石のイメージがありますが、実はピンクやグリーン、無色透明などさまざまなカラーバリエーションが楽しめる宝石です。

アパタイトは歯磨き粉の成分としても有名で、むしろ宝石としてのイメージはあまり持っていない人も多いかもしれません。アパタイトは仲間が多く骨や歯の成分でもあり、宝石のアパタイトはその仲間のひとつです。歯や骨と宝石が仲間同士というのは、なんだか不思議ですね。

アパタイトには「惑わす」という宝石言葉があります。惑わす、迷うという言葉は判断力を鈍らせるような印象があり、怖い言葉、悪い言葉と感じられるでしょう。この言葉は、情報や感情に影響を受けやすい性質を象徴的に表したもののようです。人を迷わせる悪いものという意味ではなく、選択には冷静さが必要だという注意喚起として捉えることもできます。

2-15.スファレライト

スファレライトの特徴は、なんといってもその輝きです。条件によってはダイヤモンド以上の輝きを見せることがあることで知られています。グリーンやイエロー、ブラウン、ブラックなど色合いは幅広く、光の当たり方によっても表情が大きく変わるのが特徴です。ダイヤモンドの特徴でもある七色の輝き「ファイア」を見せるので、華やかなムードを漂わせています。

一方で硬度はそれほど高くなく傷つきやすいため、加工が難しく流通量はそう多くありません。近年では加工技術が向上し少しずつ流通量が増えてきましたが、ジュエリーとして使用する際には取り扱いに注意が必要とされています。

スファレライトの宝石言葉には「嘘つき」「裏切者」といった強い表現があります。これは、角度や光源によって印象が変わる見た目が、本心が見えにくいことの象徴のようです。刺激的な言葉ではありますが、石そのものに否定的な性質があると示しているわけではありません。

2-16.アウイナイト

アウイナイトは、鮮やかなネオンブルーが美しい希少宝石です。人目を引く深いブルーが特徴的で、小粒でも強い存在感があります。ドイツでのみ産出される希少石で「幻の宝石」と呼ばれることもあるので、ショップでみかけたらとてもラッキーかもしれません。

アウイナイトの宝石言葉のひとつは「過去との決別」です。今まで歩んできた過去と別れるのは悲しみやさみしさを感じさせます。ですが過去と決別するのは、何も悪いことだけではありません。不要なものを断ち切り、新しい段階へ進むための区切りを示す言葉でもあるのです。

過去は今までの自分です。大事にしなければならないこともありますが、しがみついてばかりいては前に進めないこともあるでしょう。そんな時にあなたの背中を押してくれる宝石言葉ですよ。

2-17.スギライト

スギライトは、濃いパープルが印象的な宝石です。三大ヒーリングストーンのひとつでもあり、パワーストーンとしてよく使用されています。スギライトの発見は1944年、日本の愛媛県でのことでした。発見したのは日本人の研究者たちで、その時のひとりである杉健一氏がスギライトの名前の由来にもなっています。誰もが知るような有名な宝石ではありませんが、スギライトは意外と日本にかなりゆかりのある宝石なのです。

スギライトの宝石言葉は「第三の目」です。第三の目とは、スピリチュアルな言葉で目には見えないものやエネルギーを感じ取ることができる特別な場所のことです。霊的な響きが強く、なんとなく怖い・うさんくさいと感じる人もいるかもしれませんね。スギライトは協力なパワーストーンと言われているので、このような石言葉になったのでしょう。この石言葉は直感や洞察力の象徴なので、内面を見つめる力を示す言葉でもあります。自分でも知らない自分の内面に向き合いたい人におすすめのパワーストーンです。

2-18.ジェット

ジェットは正確には宝石ではなく木が化石化した有機質宝石と言われるものの仲間で、宝石に比べて軽いという特徴があります。石ではないので不透明ですが、つややかなブラックはブラックオニキスやモリオンなどの不透明なブラックの宝石によくにています。古くから装飾品や魔除け、また喪中に身につける装身具として使われてきました。

ジェットの宝石言葉のひとつは「忘却」です。「忘却」という言葉は喪失や別れを連想させるので、怖いと思う人も多いでしょう。喪中に身につけられていたという歴史も合わさって、さらにジェットを不吉なものと考える人もいるようです。しかし忘れるというのは、悪いことばかりではありません。深くつらい悲しみを抱え続けるのは、誰にとってもつらいことですよね。心を静かに整理するために、前向きに進んでいくために忘却が必要なこともあります。そう考えると、「忘却」という宝石言葉は意外とポジティブなものとも考えられますね。

2-19.アズライト

アズライトは、「天空の石」とも呼ばれる深いブルーが美しい鉱物です。その歴史は古く、神聖な天に近い存在であるとして宗教儀式に用いられたり、古代エジプトでは王族など身分の高い人の装飾品として使用されてきました。また柔らかく砕きやすい性質の石で、かつては顔料としても使われてきた歴史が有名な高松塚古墳の装飾にもアズライトは使われていたそうです。そのやわらかさからとても加工しづらく、流通しているアズライトの多くは樹脂などで固められたものか、もしくは未加工の原石がほとんど。ジュエリーとしてそのまま身につけるのには向いていません。

アズライトの宝石言葉には「幻視能力」という言葉があります。幻視と言われると、得体が知れない、現実感が薄いと感じて不安になる人もいるでしょう。とはいえアズライトを購入したからといって何か怖いものを見るようになる、というわけではありません。むしろ想像力や内面的な気づきを得ることができると言われているので、気になるなら試してみるのもひとつの方法です。

2-20.ラブラドライト

ラブラドライトはブラックもしくはグレイの石で、見る角度によって青や緑の光が浮かび上がる神秘的な宝石です。石自体は決して派手ではなく、身につける人の動きや光の反射によって輝きを変える神秘的な魅力があります。ジュエリーというよりはパワーストーンとして身につける人が多く、気持ちを落ち着かせたり良い縁を引き寄せる効果があると言われています。

ラブラドライトの宝石言葉には「霊性」という言葉があります。目に見えないもの、恐ろしいものをイメージして、怖いと感じる人もいるかもしれませんね。ですが霊性とはたとえば「幽霊が見えるようになる」という類のものではありません。感受性や内面の成長を助けるといった意味合いの言葉で、不吉な言葉ではありませんので安心してくださいね。

3.まとめ

今回は「宝石言葉が怖い」と言われることがある宝石を20種類ご紹介しました。

色や輝き方も違う宝石で、宝石言葉が「怖い」と感じられる背景もそれぞれ。宝石言葉が怖いと言われる理由は、その石の色合いや歴史、人の感情を重ねた解釈の仕方がありました。

その言葉ひとつだけを切り取ると強い印象を受けたり怖いように感じたりすることもありますが、怖い宝石言葉が宝石そのものの性質や価値を決めるわけではありません。意味をどう受け取るかは人それぞれです。たとえばジェットの宝石言葉は「忘却」ですが、忘れるというのは悲しいことでもある半面、悪いことを忘れて前に進めるようになるきっかけでもあります。もしその宝石言葉を聞いて不安を感じた場合も、由来を知ることで納得し、言葉の印象が和らぐこともあります。また、宝石言葉はひとつだけではありません。今回ご紹介しきれなかった宝石言葉がしっくり来ることもあるでしょう。

言葉をどう感じるか、どう受け止めるかは受け取る側の気持ちやその時の状況によっても変わります。気になる宝石があればその石にじっくり向き合ってみてくださいね。

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