2025年9月26日
人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い|価格や硬さの違いは?見分け方も解説!
宝石

透明に輝くダイヤモンドは、多くの人の憧れです。普段使いのジュエリーとしてはもちろん、婚約指輪や結婚指輪として選ばれることも多いでしょう。ですが実際に探してみると価格が高く、購入をためらった経験がある人もいるかもしれません。そこで注目されているのが「人工ダイヤモンド」です。
「人工」と聞くと偽物を想像する人もいますが、ガラスやプラスチックの模造品とはまったく異なります。人工ダイヤモンドは天然と同じ炭素構造を持ち、ジュエリーとして実際に使われている立派な宝石です。
この記事では、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いや見分け方、硬さや価格の差について解説します。また、キュービックジルコニアやモアサナイトといった類似石との違い、婚約指輪や結婚指輪に人工ダイヤモンドを選んでも良いのか?といった疑問にもお答えします。
結論から言うと、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いは、希少性と価格、そしてエシカルなダイヤモンドだという点です。 どういうことか、詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでください。
目次
1.人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い

人工ダイヤモンドには天然ダイヤモンドと違うところもありますが、同じところもあります。他のダイヤモンドに似た石や模造ダイヤモンドと違う点はそこです。人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じところは、成分や硬さです。そのため他の石とは別格に扱われます。その点についても詳しく解説しますので、きちんと理解しておくようにしましょう。
ちなみに上記の画像は左が「天然ダイヤモンド」右が「人工ダイヤモンドです」!
1-1.見た目の違い
まず気になるのは、見た目の違いですよね。見るからに人工ダイヤモンドだとわかるようでは、あまり購入したい気持ちにならないでしょう。
結論から言うと、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドに一目でわかるような見た目の違いはありません。ですがまったく同じというわけでもないので、注意が必要です。一言で言うと、人工ダイヤモンドは「きれいすぎる」と言えるでしょう。
天然ダイヤモンドは地球の奥深くで数千年から数億年もの長い時間かけてできあがります。その間にダイヤモンドの周囲ではさまざまな環境の変化があり、傷がついたり異物が入り込んだりするのです。ところが人工的に作られるダイヤモンドには、そういったことはありません。透明度が高く異物もほとんどない人工ダイヤモンドはとても美しいのですが、それがかえって天然ダイヤモンドとの違いになってしまうのです。
1-2.希少性の違い
石が宝石と呼ばれるには3つの条件が必要です。それは「美しさ」「硬さ」そして「希少性」です。どんなに美しく硬い石でも、道端に転がっているようなありふれた石であれば宝石とは呼ばれません。
天然ダイヤモンドは出来上がるまでに数千年以上もの時間がかかります。しかも簡単に採掘できるものではありません。そのためとても希少性が高いのです。
対して人工ダイヤモンドは数日から数週間と比較的短時間で生成することができ、量産することもできます。そのため人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドに比べると、希少性はとても低いのです。とはいえ、もちろん人工ダイヤモンドもありふれた石というわけではないので、宝石であることに変わりはありません。
1-3.価格の違い
ダイヤモンドを購入する時に一番ネックになりやすいのが、価格ではないでしょうか。とても素敵なジュエリーがあっても、この金額は出せない…と残念な思いをしたことがある人は多いと思います。それを解決してくれるのが、人工ダイヤモンドです。先ほど解説した通り、人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドに比べて希少性がとても低いという特徴があります。そのため、同じくらいの輝き、同じくらいの大きさの天然ダイヤモンドと比べても人工ダイヤモンドは半額ほどの値段で購入することができるのです。
この価格の違いは大きく、それを理由に人工ダイヤモンドを選ぶ人はたくさんいます。価格は安いですが見た目は誰でもわかるほどの違いではないので、特に気にしないという人も多いのです。
1-4.成分や硬さは同じ
有名なキャッチコピーに、「ダイヤモンドは永遠の輝き」という物があります。ダイヤモンドで有名なデビアス社がダイヤモンドに付けたコピーで、とても硬くて耐久性が高いダイヤモンドと変わらない恋人や夫婦の絆をかけあわせた、人の心に残る言葉です。その硬さ、耐久性はダイヤモンドの特徴のひとつと言えるでしょう。その特徴を、人工ダイヤモンドはしっかりと再現しています。人工ダイヤモンドが他のダイヤモンドに似た石や模造ダイヤモンドの違う点は、成分が天然ダイヤモンドとまったく同じであるというところです。ダイヤモンドの輝きにおいて重要な屈折率と分散度も天然ダイヤモンドと同じため、天然ダイヤモンドと変わらない輝きを見せてくれます。先ほど見た目の違いを解説しましたが、人工ダイヤモンドは異物が少ないのでかえって天然ダイヤモンドよりも輝いて見えるものもあるほどです。天然ダイヤモンドとまったく同じ成分である人工ダイヤモンドならではの特徴と言えるでしょう。
2.人工ダイヤモンドとは

次に、人工ダイヤモンドについて詳しく見ていきます。
人工ダイヤモンドは、誰もが知っているような有名な存在ではありません。ですが購入を検討するなら、よく知っておく必要があります。人工ダイヤモンドで一番心配なのが、購入してから「やっぱり買わなければよかった」「天然ダイヤモンドを買えばよかった」と思ってしまうこと。そんなことにならないように、人工ダイヤモンドについていろんなことを知っておきましょう。
この項では人工ダイヤモンドの基本情報と人工ダイヤモンドのメリット・デメリットをご紹介します。よく読んで参考にしてくださいね。
2-1.人工ダイヤモンドの基本情報
天然ダイヤモンドが人々に親しまれてきたのに対し、人工ダイヤモンドの歴史はごく最近のものです。最初に作られたのは1879年ですが偶然の生成で、量産には至りませんでした。その後1956年、ジェネラル・エレクトリック社がHPHT(高温高圧)法により小さな人工ダイヤモンドの生成に成功。ジュエリーとしては使えないサイズだったため、主に工業用として利用されました。
実はその2年前の1954年にはCVD(化学蒸着)法も発明されていました。当初は注目されませんでしたが、1980年頃に改めて研究され、CVD法による量産が実現します。
人工ダイヤモンドは自然の中で何千年、何億年もかかる成長を、研究室で数日から数十日で再現できるものです。そのため「ラボグロウンダイヤモンド」とも呼ばれ、近年ジュエリー市場でも注目を集めています。
2-2.人工ダイヤモンドのメリット・デメリット
人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドととても似ていますが、違うところもあります。その同じところ・違うところがメリットにもなり、デメリットにもなるのです。メリットとデメリットを知っていれば購入するかしないか、あるいはTPOに応じて使ったり使わなかったりする目安にもできます。
人工ダイヤモンドのメリットは、価格が安いこととエシカルなダイヤモンドであること、デメリットは資産価値がないことです。自分が宝石に求めるものはなんなのか、メリットとデメリットを両方知った上でどちらを優先するのかをよく考えてください。
2-2-1.メリット・価格が安い
人工ダイヤモンドの一番のメリットは、なんと言っても価格が安いことです。大きさやデザインなどにもよりますが、人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドおおよそ3割から6割程度の金額で購入することができます。
人工ダイヤモンドの価格が安い一番の理由は、天然ダイヤモンドに比べて希少性が低いこと。宝石の希少性にはとても価値があるので、人工ダイヤモンドの価格はとても安く設定されています。ですがジュエリーを身につける時に宝石の希少性を気にするかどうかは、かなり個人差があります。もし宝石の希少性が気にならないなら見た目が美しく価格も安い人工ダイヤモンドは、かなりメリットのある商品と言えるでしょう。
2-2-2.メリット・エシカルなダイヤモンドである
宝石の採掘には環境破壊や人権問題がつきまといます。採掘現場では過酷な労働や事故、立ち退きの強要、自然破壊などが起きることも少なくありません。私たちが身につけるジュエリーの背景には、こうした問題があるのです。
その点、人工ダイヤモンドは採掘を必要とせず、環境や人権に負担をかけません。持続可能で倫理的な選択肢として注目され、環境問題や人権問題に配慮してあえて人工ダイヤモンドを選ぶ人も増えています。
2-2-3.デメリット・資産価値が低い
人工ダイヤモンドには大きなメリットがありますが、デメリットも存在します。その代表的なものが「資産価値の低さ」です。
ダイヤモンドを購入する理由は人それぞれです。美しさを楽しむため、華やかな場で身につけるため、あるいは大切な人への贈り物として選ぶ人もいます。その一方で、将来売却する資産や子孫に受け継ぐ財産として購入する人もいます。
しかし人工ダイヤモンドは、希少性が低く需要も限られているため、現状ではほとんど資産価値を持ちません。今後価値が高まる可能性がまったくないとは言えませんが、少なくとも現時点で投資や資産形成を目的とするなら不向きです。資産価値を求めるなら、天然ダイヤモンドを選んだほうが安心といえるでしょう。
3.天然ダイヤモンドとは

「ダイヤモンド」とだけいう時、ほとんどの場合は天然ダイヤモンドを指しています。人工ダイヤモンドに対する呼称として、人工ではなく天然のダイヤモンドと呼ばれるのです。
ダイヤモンドは世界四大宝石としても知られています。世界一有名な宝石と言っても過言ではないでしょう。透明度が高く輝きも強いダイヤモンドは、その美しさはもちろん「地球一硬い」ともいわれている傷つきにくさもあって婚約指輪や結婚指輪としても人気があります。
この項ではそんな天然ダイヤモンドの基本情報や、メリット・デメリットをご紹介します。
3-1.天然ダイヤモンドの基本情報
ダイヤモンドは炭素だけでできた「元素鉱物」で、宝石の中でも特別な存在です。無色透明が基本ですが、まれに他の元素が含まれることで色味が出ることもあります。初めて発見されたのは紀元前4世紀頃で、当時は硬すぎて加工ができず、お守りや厄除けとして用いられていました。本格的に研磨技術が発展したのは14世紀以降で、現在では「ラウンドブリリアントカット」がもっとも美しく輝く形とされています。
ダイヤモンドの価値は「4C」で決まります。カラット(重さ)、カット(研磨の技術)、カラー(色の透明度)、クラリティ(傷や内包物の少なさ)の4つの基準です。特に無色透明で、傷や異物がほとんどないものほど高く評価されます。購入の際は、この4Cの評価を確認することが重要です。
3-2.天然ダイヤモンドのメリット・デメリット
人工ダイヤモンドにメリット・デメリットがあるのと同様に、天然ダイヤモンドにもメリット・デメリットがあります。天然ダイヤモンドなのにデメリットがあるの?と思うかもしれませんね。確かに天然ダイヤモンドはとても良い品物ですが、それだけではないのです。
天然ダイヤモンドのメリットは希少性が高いことと資産価値があること、デメリットは価格が高いことです。それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
3-2-1.メリット・希少性が高い
天然ダイヤモンドのメリットは、希少性が高いことです。天然ダイヤモンドは地球の奥深く、約130~200キロメートルの地下で、2000℃以上、7万気圧以上の高温高圧の状況下でできあがります。ダイヤモンドができるまでにかかる時間は数千年から数億年程度。それだけの時間をかけてできたダイヤモンドが、地殻変動などに巻き込まれて地表近くまで運ばれて採掘されるのです。それだけ特殊な状況で、長い時間をかけて出来上がるダイヤモンドはとても希少性が高いと言えるでしょう。
また近年、高品質のダイヤモンドはとても量が少なくなっています。透明度が高くて大きなダイヤモンドは特に希少で供給量が減っていますので、希少性はより上がっていると考えていいでしょう。
3-2-2.メリット・資産価値がある
天然ダイヤモンドのメリットとして大きいのは、資産価値があるということです。「地球でもっとも硬い鉱物」と言われるダイヤモンドは、数十年から百年以上にわたり使用できる耐久性があります。自分で身につけて楽しむだけでなく、不要になれば売却したり、子や孫へと受け継いだりできるため、ジュエリーとしての美しさと資産価値を兼ね備えているのです。
ただし、資産としての価値をしっかり維持するためには注意が必要です。まず、ブランド品であれば特に付属品を大切に保管しておきましょう。付属品の有無で査定額が大きく変わることもあります。また、使用後にやわらかい布で軽く拭くだけでも状態が良く保たれ、査定時にプラスになります。さらに売却を検討する際は、複数の業者に査定を依頼することが重要です。業者によって査定額に大きな差が出る場合があるため、信頼できる業者を選ぶことがポイントです。
3-2-3.デメリット・価格が高い
ダイヤモンドは美しいだけでなく、希少性も高くて資産価値も高い宝石です。デメリットがあるとすれば、価格が高いこと。とても良い品物であることの証拠でもありますが、購入する消費者にとっては無視できないデメリットです。
ダイヤモンドの価格は石の品質によってピンからキリまであります。安いものもありますがある程度の品質の物をと思うと安くても数十万円、高いと数百万円は覚悟しなければなりません。もちろん婚約指輪や結婚指輪など特別なジュエリーであれば、思い切って高価格帯のものを選んでも良いでしょう。ですが普段使いのジュエリーを数百万円で購入するとなると、簡単にできることではないですよね。
どういった場面で使用するダイヤモンドなのかにもよりますが、価格が高いのは天然ダイヤモンドデメリットと言えます。
4.人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの見分け方
人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違い、それぞれの特徴、メリット・デメリットについて見てきました。そこで次に気になるのは、「人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドを見分けることができるの?」ということではないでしょうか。
同じところもあればまったく違うところもある人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンド。ですがその価格差は歴然としています。「安いなら人工ダイヤモンドでもいいかも……」という気持ちになった人もいるでしょう。同時に「これが値段の安い人工ダイヤモンドだとバレたら恥ずかしい」と心配に思う人もいると思います。
そこでこの項では、人工ダイヤモンドと天然を見分け方について解説します。
4-1.人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドは見分けつかない?
人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドを目の前に並べても、見ただけで判別できる人はいないでしょう。なぜなら両者は同じ成分・特徴を持ち、見た目に大きな差がないからです。
天然ダイヤモンドは自然の環境で生まれるため、インクルージョン(内部の異物)やわずかな色合いの違いがあります。一方、人工ダイヤモンドは比較的インクルージョンが少なく均一ですが、それが高品質の天然石なのか人工石なのかを外見だけで判断するのはほぼ不可能です。
たとえるなら、養殖魚と天然魚の違いのようなもの。見た目だけでどちらかを言い当てられる人がほとんどいないのと同じで、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドも肉眼では区別できないのです。
4-2.専門機関に鑑定を依頼する
人工か天然かを見分けるのは、専門知識のない消費者には不可能です。信頼できるブランドやショップであれば安心ですが、思いがけず出会ったジュエリーについて「本当に天然ダイヤモンド?」と不安になることもありますよね。
そんな時は、専門機関に鑑定を依頼するのが一番確実です。国内外には宝石を鑑別・鑑定する機関があり、天然か人工かの判別に加え、ダイヤモンドなら4C評価も受けられます。鑑定書があれば、将来的に売却する際にも有利に働くことがあります。
ただし、どの機関でもよいわけではありません。料金や日数は異なりますし、中には信頼性に欠けるところもあるため、依頼先はしっかり調べることが大切です。もっとも権威があるのはアメリカの「GIA」。国内ではAGL(宝石鑑別団体協議会)に登録された鑑別機関がおすすめです。
5.ダイヤモンドに似た石とその特徴
ダイヤモンドはとても人気のある宝石です。そのため人工ダイヤモンド以外にも似た石が多く、お手頃なアクセサリーとして利用されたりすることがよくあります。そのような石はいくつかありますが、その中から今回はキュービックジルコニア、モアサナイト、そしてホワイトトパーズについてご紹介します。
どれも透明度が高く美しい石で一見するとダイヤモンドととても似ていますが、どの石もそれぞれ特徴が違います。人工ダイヤモンドと合わせて、自分にあっている石はどれなのか考えてみてください。
5-1.キュービックジルコニアの特徴
キュービックジルコニアは模造石と呼ばれる石のひとつで、二酸化ジルコニウムという物質に酸化カルシウムや酸化マグネシウムなどを混ぜて作られます。人工ダイヤモンドと同じく人の手で作られる石ですが、成分はダイヤモンドとまったく異なり、色や大きさ、透明度などをコントロールすることができます。値段は人工ダイヤモンドよりもさらに安く、天然ダイヤモンドの1/100ほど。カジュアルなジュエリーとして、普段使いに向いています。
安価なジュエリーなので当然資産価値はありませんが、高価なジュエリーを身につけていくのをためらう場所、たとえばアウトドアレジャーに出かけるけれどおしゃれをしたい時や家事や仕事でジュエリーを身につけていても失くすかもしれない時などには、キュービックジルコニアはぴったりです。どんな時にもおしゃれをしたいという人におすすめします。
5-2.モアサナイトの特徴
モアサナイトは、1893年に隕石の中から発見された鉱物です。天然ではほとんど存在せず、現在流通しているのは人工的に生成されたものです。
最大の特徴は、ダイヤモンド以上の輝き。光を屈折させる力(屈折率)がダイヤモンドの約2.5倍もあるため、「ダイヤモンドの2倍輝く」とも言われています。そのうえ価格は天然ダイヤモンドの1/10ほどと手頃で、強い輝きをリーズナブルに楽しみたい人に人気があります。
一方で、資産価値はほとんどない点がデメリットです。購入後に売却を考えている人には向きませんが、コストを抑えて輝きを楽しむジュエリーとしては魅力的な選択肢です。
5-3.ホワイトトパーズの特徴
ダイヤモンドのような輝きの石が良いけれど、天然石が良いという希望がある人にはホワイトトパーズをおすすめします。ホワイトトパーズとは無色透明のトパーズで、さまざまな色があるトパーズの中の1種です。トパーズといえばイエローをイメージする人も多いでしょうが、実はトパーズにはブルーやピンクなどさまざまな色があります。ホワイトトパーズもその中のひとつです。
ホワイトトパーズは透明度が高く、カットによってはキラキラと輝いて見えるので一見ダイヤモンドのように見えることもあります。輝きはダイヤモンドほどではありませんが、価格も安価で購入しやすいのでおすすめです。現在ほど科学技術が発達していなかった頃は、ホワイトトパーズはダイヤモンドと間違えられることもありました。ホワイトトパーズとダイヤモンドは、それほどよく似ています。
6.【FAQ】人工ダイヤモンド・天然ダイヤモンドのよくある質問
最後に、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドのよくある質問にお答えします。
ここまで人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドについてさまざまな面から解説しましたが、いくつかの点において「結局人工ダイヤモンドってどうなの?」という疑問が湧いた人もいるかもしれません。そんな人のために、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドのよくある質問にお答えします。購入前に読んで、ぜひ参考にしてくださいね。
6-1.人工ダイヤモンドは偽物のダイヤモンド?
「同じところもあるけど違うところもあることはわかったけど、結局人工ダイヤモンドは偽物のダイヤモンドなの?」と思った人もいるかもしれません。
結論から言うと、人工ダイヤモンドは偽物のダイヤモンドとは言えません。人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じ成分なので、成分や硬さは天然ダイヤモンドと同じだからです。ですが「天然ダイヤモンド=人工ダイヤモンド」かと言われれば、それは違います。天然ダイヤモンドは自然の中で長い時間をかけてできあがった天然石です。それに対して人工的に数週間で作る人工ダイヤモンドが、まったく同じものであるとは到底言えません。ですが、偽物かと言われると成分や特徴が一緒である以上偽物とも言い切れない……というところなのです。
ダイヤモンドの天然の部分が大事な人にとって、人工ダイヤモンドは偽物に映るでしょう。ですがそこに重きを置かない人であれば、人工ダイヤモンドでも十分満足できる商品です。
6-2.婚約指輪や結婚指輪に人工ダイヤモンドを使用してもいい?
婚約指輪や結婚指輪は人生の大切な節目に選ぶ特別なもの。永遠の絆を象徴するダイヤモンドに憧れる人は多いですが、「やっぱり天然の方がいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
結論として、人工ダイヤモンドを選んでもまったく問題はありません。成分や硬さは天然と同じで、見た目の美しさも遜色なく、他人から区別されることもありません。人工ダイヤモンドだから不便ということもないのです。
ただし一生身につける指輪だからこそ、自分の気持ちに正直であることが大切です。もし少しでも「本当は天然が良かった」と思いそうなら、後悔しないために天然ダイヤモンドを選んだ方がいいでしょう。
6-3.結局どっちを購入すればいいの?
人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンド、それぞれにメリット・デメリットがあるので迷う方も多いでしょう。自分に合う選び方を整理してみましょう。
まず、「天然以外は偽物」と考える人には天然ダイヤモンドがおすすめです。人工を選んでも満足できず後悔してしまう可能性が高いでしょう。コスパを重視する人には人工ダイヤモンドがぴったり。見た目も美しく価格も手頃なので、予算を抑えたい人に向いています。
普段からおしゃれを楽しみたい人や、複数のジュエリーを持ちたい人も人工ダイヤモンドがおすすめ。同じ予算で複数購入でき、紛失してもダメージが少ないのが魅力です。
特別な場にふさわしいジュエリーを求める人には天然ダイヤモンドが最適。格式ある場でも堂々と身につけられる存在感があります。結局のところ、どちらを選ぶかは価値観次第。自分が重視するポイントを考えて選んでみてください。
7.まとめ
今回は人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドの違いや特徴、メリット・デメリット、見分け方、さらに似ている石についてご紹介しました。
人工ダイヤモンドは天然と同じ成分を持ち、美しく価格も手頃ですが資産価値はほとんどありません。一方、天然ダイヤモンドは希少性や資産価値があり世代を超えて受け継げますが、高価で気軽には購入できないのが難点です。見た目では両者を判別できず、鑑定には専門機関の力が必要です。ただし依頼には費用や日数がかかるため、信頼できる機関を選ぶことが重要です。
また、似た石としてキュービックジルコニア、モアサナイト、ホワイトトパーズもご紹介しました。ジルコニアは安価でカジュアルに楽しめ、モアサナイトは強い輝きと手頃さで人気、ホワイトトパーズは控えめながら美しく安価です。
最終的にどの石を選ぶかは、自分が重視するポイント次第。価格・伝統・見た目だけでなく「後悔しないかどうか」を基準に選ぶことをおすすめします。
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