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ダイヤモンドのハート&キューピッドとは?価値やランク・輝きの違いを解説

ダイヤモンドの「ハート&キューピッド」と聞いてもいまいちピンとこない方が多いのではないでしょうか? 今回は、知っているようで知らないハート&キューピッドについて徹底解説!本当の価値や、気になる価格、ダイヤモンドの評価基準「4C」との関係についてもご紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください! 1.ハート&キューピッド(H&C)とは?【基礎知識】 ※画像はイメージ ジュエリーショップでダイヤモンドを眺めていると、ときどき耳にする「ハート&キューピッド」という言葉。響きからしてなんだかロマンチックで、特別な感じがしますよね。でも、実際にそれが何を指しているのか、詳しく知っている方は意外と少ないかもしれません。 「ダイヤモンドの中に模様があるってどういうこと?」 「普通のダイヤモンドとは、何が違うの?」 そんな、初めて聞いたときの素朴な疑問をひとつずつ紐解いていきましょう。この章ではまず、ハート&キューピッドの基本的な知識を3つのステップに分けてお伝えします。 これを読み終わるころには、ハート&キューピッドが単なる模様ではなく、ダイヤモンドが放つ「最高の輝きの招待状」のように感じられるはずですよ。 1-1.ハート&キューピッドの正体 「ハート&キューピッド(H&C)」とは、ダイヤモンドの特定のカットパターンを指す言葉です。といっても、ダイヤモンドそのものがハートの形に削られているわけではありません。 ハート&キューピッドとは、専用のスコープを使ってダイヤモンドを観察したときにだけ現れる、特別な「模様」のことを指します。ダイヤモンドを真上(クラウン側)から見ると8本の「矢」の形が、そして真裏(パビリオン側)から見ると8つの「ハート」の形がくっきりと浮かび上がるのです。 「なぜダイヤの中に模様が?」と不思議に思うかもしれませんが、これはダイヤモンドの反射が作り出す光の芸術のようなものです。ダイヤモンドを構成するひとつひとつの面が、計算し尽くされた角度で、かつ完璧なまでのバランス(対称性)で仕上げられているときにだけ、この模様は現れます。つまり、ハート&キューピッドとは、そのダイヤモンドが「極めて精密にカットされている」ということを、誰の目にも見える形で見せてくれる「証明」のようなものだと言えるでしょう。 1-2.ハート&キューピッドの歴史 ハート&キューピッドは、ダイヤモンドをより美しく輝かせたいという探求心から生まれました。開発したのは、ベルギーのダイヤモンド研磨師フィリッペンス・ベルト氏です。 ベルト氏は1990年にエクセレントカットを完成させ、多くの美しいダイヤモンドを生み出す中で、1993年、特に優れたカットの石にハート&キューピッドの模様が現れることが発見されました。当初この現象は「ハート&アロー」と呼ばれ、現在もアメリカ宝石学会(GIA)ではこの名称が使われています。しかし商標の関係により、日本では中央宝石研究所(CGL)が「ハート&キューピッド」として商標登録しました。 この発見をきっかけに、ダイヤモンドは重さや透明度だけでなく、カットの正確さにも注目が集まるようになります。比較的新しい文化ながら、その美しさとロマンチックなモチーフから、婚約指輪やご褒美ジュエリーの定番として定着しています。 1-3.ハート&キューピッドはなぜ見える? ハート&キューピッドはロマンチックなモチーフですが、「なぜハートや矢の形がはっきり見えるの?」と不思議に感じる方もいるかもしれません。これは偶然ではなく、緻密な計算に基づいたカットによるものです。ダイヤモンドは、取り込んだ光を内部で反射させ、再び外へ送り出すことで輝きます。その際、表面を構成するファセットと呼ばれる小さな面が鏡の役割を果たします。 ハート&キューピッドが見えるダイヤモンドは、このファセットの角度や配置がすべて均等で、高い対称性を保っています。上部から見る8本の矢は光が正確に反射することで現れ、裏側のハートも反射の経路が整っているからこそ綺麗に揃います。わずかなズレがあれば模様は崩れてしまうため、この模様が見えること自体が、極めて精度の高いカットの証なのです。 2.ハート&キューピッドの価値 ダイヤモンドにハートと矢の模様が浮かび上がる「ハート&キューピッド」。その美しさに心惹かれる一方で、「見た目が可愛いだけなら、そこまでこだわる必要はないかも……」と、価値の捉え方に迷ってしまうこともありますよね。ですが、この模様が現れるということは、そのダイヤモンドが目に見えない部分でも「特別な条件」をクリアしているということなんです。では、ハート&キューピッドを選ぶことで、私たちはどんな価値を手にすることができるのでしょうか。 この章では、価値の正体を3つのポイントから詳しく見ていきます。ひとつめは、何よりも大切な「輝き」への影響について。ふたつめは、限られたダイヤモンドにしか現れないという「希少性」のお話。そして最後は、将来的な「資産価値」という、ちょっと現実的で大切なお話です。 キラキラとした輝きの裏側にある、確かな価値の理由を知ることで、あなたにとって本当に価値のある選択ができるようにお手伝いしますね。 2-1.ハート&キューピッドは輝きの証拠 「ダイヤモンドは輝きが命」とよく言われますが、その輝きを生み出す正体こそが「カット」の精度です。ハート&キューピッドが確認できるダイヤモンドは、このカットが極めて精密に施されています。 ダイヤモンドの輝きは、中に入った光が内部で反射し、再び見る人の目に届くことで生まれます。このとき重要になってくるのがカット。もしカットの角度がほんの少しでもズレていると、光は十分に反射されず輝きが半減してしまうのです。ハート&キューピッドが出るということは、ダイヤモンドの表面に58個あるすべての面が理想的な角度で向き合っている証。光を漏らすことなく、100%に近い効率で跳ね返してくれるため、他のダイヤモンドに比べて輝きが非常に強く、遠くから見てもキラキラと存在感を放ちます。 「少し暗いレストラン」や「夕暮れ時の街角」など、光が少ない場所でこそ、その実力は発揮されます。わずかな光を効率よく拾って輝く姿は、身につけているあなたの日常をパッと明るく彩ってくれるはずですよ。 2-2.他パターンとの違いと希少性 実は、カットの評価が最高ランクの「Excellent(エクセレント)」であっても、すべてにハート&キューピッドが出るわけではありません。エクセレント評価は「形(プロポーション)」の良さを表すものですが、ハート&キューピッドはさらにその先の「左右の対称性(シンメトリー)」が極限まで高められていないと現れないからです。 最近では、この対称性に加えて、磨きの状態(ポリッシュ)も最高ランクにした「3EX(トリプルエクセレント)」という言葉もよく聞きます。ハート&キューピッドは、こうした厳しい基準をクリアした、選ばれしダイヤモンドにだけ許された特別な「称号」のようなもの。ハート&キューピッドが見られるダイヤモンドは、全体の1%未満と言われています。それほどに希少な存在なのです。 ショップに並べられているダイヤモンドはどれも美しく、肉眼で見てもそれほど違いはわからないかもしれません。ですが専用のスコープで見ると、模様が少し歪んでいたり、ぼんやりしていたりするものがあります。そんななかで、クッキリと美しいハートと矢を描き出すダイヤモンドがあればとてもラッキーですよ。その希少性を知ると、自分の手元で輝くダイヤモンドが、より愛おしく感じられるのではないでしょうか。 2-3.資産価値の高いハート&キューピッド ジュエリーを自分へのご褒美として選ぶとき、少し気になるのが将来的な価値ですよね。「いつか誰かに譲るかもしれないし、飽きて売りたくなるかもしれない。もしもの時に価値が残るものを選びたい」と考えるのは、当然の感情です。 一般的に、ハート&キューピッドが認められたダイヤモンドは、中古市場や買取の現場でも高く評価される傾向にあります。特に日本では「ハート&キューピッド=高品質なカットの代名詞」として広く認知されているため、鑑定書にその記載があるだけで、品質の裏付けとしてプラスの査定がつきやすいのです。買取店にもよりますが、ハート&キューピッドのダイヤモンドは、そうでないダイヤモンドよりも買取価格が20~30%はアップすることもあるようですよ。 もちろん、ダイヤモンドの価値は大きさ(カラット)や透明度(クラリティ)も関係しますが、同じグレードの石が並んだとき、ハート&キューピッドがあるほうが「より高く評価されやすい」というのは、購入する側にとって大きな安心材料になります。もちろん購入金額もその分高価にはなりますが、それだけの価値があると考えていいでしょう。「今、この瞬間の輝き」を楽しむ価値と、「未来まで続く価値」。その両方を兼ね備えているのが、ハート&キューピッドの大きな魅力といえるかもしれませんね。 3.ダイヤモンドのランク「4C」とハート&キューピッド ダイヤモンドの品質を語るうえで欠かせないのが「4C」という言葉です。お店でも「こちらは4Cのグレードが非常に高くて……」と説明を受けることが多いですよね。でも、いざ「じゃあハート&キューピッドとはどう違うの?」と聞かれると、答えに詰まってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。 このふたつは、どちらもダイヤモンドの美しさを測るための大切なものですが、実は見ているポイントが少しだけ違います。この章では、その関係性をスッキリ整理していきましょう。 まずひとつめは、基本となる「4C」のおさらいです。ふたつめは、4Cの評価の中にハート&キューピッドがどう組み込まれているのか。そして最後は、購入時にとても大切な「鑑定書」への記載について解説します。「結局、どの言葉を信じて選べばいいの?」というあなたの疑問を、ひとつずつ解決していきましょう。 3-1.ダイヤモンドのランクを決める4Cとは 4Cとは、ダイヤモンドのランクを評価する4つの基準の頭文字をとった言葉です。 Carat(カラット): 重さ(大きさ) Color(カラー): 色(無色に近いほど高評価) Clarity(クラリティ): 透明度(内包物の少なさ) Cut(カット): 輝きを決める形(プロポーション) この4つのバランスによって、ダイヤモンドの評価が決まります。たとえば、「大きさはそこそこでいいけれど、とにかく透明で綺麗なものがいい」「他の要素よりも、とにかく大きさを重視したい」といったように、自分の好みに合わせて選ぶための、いわば「共通の物差し」のようなものですね。 これまでは「4Cさえ良ければ最高のダイヤだ」と考えられがちでした。ですが最近では、ここにもうひとつのエッセンスとして「ハート&キューピッド」が加わって、より細かく美しさを選べるようになっています。 3-2.ハート&キューピッドは4Cに関係する? では、ハート&キューピッドは4Cの中のどこに関係しているのでしょうか。 答えは「カット」の項目です。4Cの中で唯一、人の手によって評価が決まるのがカットであり、その最高ランクが「Excellent(エクセレント)」とされています。ただし、エクセレントと評価されたダイヤモンドすべてにハート&キューピッドが現れるわけではありません。プロポーションが基準を満たしていても、左右のバランスがわずかにズレているだけで、ハートや矢の模様は見えなくなってしまいます。 また、模様の大きさや整い方も細かく確認され、インクルージョンが重なって形がはっきり見えない場合も、ハート&キューピッドとは認められません。つまりハート&キューピッドは、最高ランクのカットであることに加え、職人の精密な技術が行き届いていることを示す、プラスアルファの指標だと考えると分かりやすいかもしれませんね。 3-3.ハート&キューピッドは鑑定書に記載される? せっかくこだわって選ぶなら、その価値がきちんと証明されていると安心ですよね。ハート&キューピッドの有無は、多くの場合、ダイヤモンドの鑑定書(グレーディングレポート)で確認することができます。 中央宝石研究所(CGL)などの信頼できる機関が発行する鑑定書には、ハートと矢の模様を捉えた実際の写真が添えられたり、「ハート&キューピッド」という文字が備考欄などに明記されたりします。また、ハート&キューピッドという名前は世界共通ではありません。アメリカ宝石学会(GIA)では「ハート&アロー」と呼ばれていて、「H&A」と記載されます。呼び名は違いますが、同じハート&キューピッドのことを指しています。こうした記載があることで、客観的なランクとして価値が認められるようになります。 将来もし「大切にしてきたジュエリーを整理しようかな」と思ったときも、この記載があることで「これは特別なカットが施された価値のあるものだ」とひと目でわかってもらえるのです。「自分の目で見てきれいだと思うこと」が一番大切ですが、それをプロが証明してくれる鑑定書という安心材料があれば、より納得感を持って手元に置いておくことができますね。 4.失敗しない!H&Cダイヤを選ぶ時のチェックポイント ここまでの内容を読んで、「ハート&キューピッドのダイヤを実際に見てみたい!」とワクワクされている方も多いのではないでしょうか。自分へのご褒美や大切な記念日に選ぶなら、絶対に後悔はしたくないですよね。ですが、いざお店に行くと、たくさんのキラキラしたジュエリーを前にして「どれも綺麗に見えて選べない……」と迷ってしまうこともあるかもしれません。 この章では、あなたが自信を持って納得の一本に出会えるよう、選ぶ時の具体的なポイントを3つに分けてお伝えします。ひとつめは、店頭でぜひ体験してほしい自分の目での確認について。ふたつめは、安心感に繋がる鑑定書のチェック方法。そして最後は、意外と悩みがちな予算と輝きのバランスの取り方です。 これらを押さえておけば、お店での時間がもっと楽しく、特別なものになりますよ。 4-1.専用スコープで自分の目で見る ハート&キューピッドの最大の魅力は、なんといっても「自分の目で模様を確認できる」という体験そのものにあります。 お店で気になるダイヤモンドを見つけたら、ぜひ遠慮せずに「専用のスコープで見せていただけますか?」と声をかけてみてください。多くのショップでは、ハート&キューピッドのダイヤを検討されている方のために、簡易的なスコープを用意しています。 スコープを覗くと、視界にパッと浮かび上がる8つのハートや8本の矢。その規則正しく並んだ美しい模様を自分の目で見たときの感動は、一生の思い出になるはずです。写真で見るのと実物を見るのとでは、愛着の湧き方が全く違います。模様が欠けていないか、自分の感性にピタッとくる輝きか。そんな「感覚」を大切にしながら、ゆっくりと向き合ってみてくださいね。 4-2.鑑定書を確認する 「自分の目で見て綺麗だと思ったけれど、やっぱり品質も保証してほしい」と感じるのは、とても自然なことです。そんなあなたの安心を支えてくれるのが「鑑定書」です。 購入前に、そのダイヤモンドにどこの機関の鑑定書がついているかを確認しましょう。先ほども触れた中央宝石研究所(CGL)やアメリカの鑑別機関であるアメリカ宝石学会(GIA)などは、ハート&キューピッドの判定基準が非常に厳格であることで知られています。 鑑定書にハート&キューピッドやハート&アローなどの記載があるか、実際のハートと矢の縮小写真が載っているかどうかをチェックしてみてください。プロの第三者が「これは間違いなく高い対称性を持っています」と認めてくれている証拠があれば、安心して一生もののパートナーとして迎え入れることができます。また、将来的にメンテナンスやリセールを考える際にも、この鑑定書が確かな価値を証明してくれるお守りになってくれますよ。 4-3.価格と輝きのバランス 最後に、一番現実的な予算のお話です。ハート&キューピッドが認められたダイヤモンドは、そうでないものに比べて価格が高めに設定されていることが一般的です。 「せっかくならハート&キューピッドがいいけれど、予算も限られているし……」と悩んでしまうこともあるかもしれませんね。そんな時は、自分がジュエリーに何を求めているかを一度整理してみるのがおすすめです。 たとえば、「大きさよりも、とにかく一目でわかる輝きの強さを重視したい」という方であれば、少しカラット(重さ)を抑えてでも、ハート&キューピッド付きの最高カットを選ぶのが正解かもしれません。一方で、「日常使いでさりげなく楽しみたい」のであれば、ハート&キューピッドにこだわらずに、4Cの他の要素とのバランスを見ながら無理のない範囲で選ぶのもいいでしょう。 ジュエリー選びにこれが正解という唯一の答えはありません。大切なのは、あなたが価格と輝きの両方に納得し、「これを選んで良かった」と笑顔になれることです。予算の範囲内で、一番心ときめくバランスをショップの店員さんと相談しながら見つけていってくださいね。 5.まとめ 今回は、ダイヤモンドの中に浮かび上がる不思議で美しいハート&キューピッドについて、その価値や歴史、そして選び方のコツをお話ししてきました。 最初は「なんだか良さそうだけど、よくわからない」と感じていた疑問も、少しずつスッキリしてきたのではないでしょうか。ハート&キューピッドは、単なる可愛らしい模様ではありません。ハート&キューピッドは、職人の高度な技術によって最高の輝きが引き出されているという、揺るぎない証拠です。特別なダイヤモンドを選ぶとき、ハート&キューピッドという選択肢は、あなたに目に見える納得感と色褪せない安心感を運んできてくれるでしょう。 もしお店でスコープを覗く機会があれば、ぜひその小さな輝きの中に広がる、完璧な対称性の美しさを楽しんでみてください。数字上のランクや価格も大切ですが、最終的に一番大切なのは、その輝きを見て「これだ」と思えるあなたの直感です。知識を持って選んだジュエリーは、身につけるたびにあなたに自信を与えてくれる、かけがえのないパートナーになってくれるでしょう。ぜひ納得できるものを選んでくださいね。 関連記事はこちら https://estime.co.jp/column/diamond-dullness/ https://estime.co.jp/column/diamond-fluorescence/ https://estime.co.jp/column/diamond-cut/

2026年2月4日
プリンセスカットとは?歴史や名前の由来・特徴・他のカットとの違いを解説

プリンセスカットという名前を聞いたことはありますか?「まったく聞いたことがない」という人もいれば、「名前はよく聞くけれど、どのようなものかはっきり説明はできない」という人もいるでしょう。 プリンセスカットは、シャープな形と華やかな輝きを両立した宝石のカット方法です。四角くカットされた宝石を見たことはあっても、なぜ四角くカットされているのか?他のカット方法とはどう違うのかを理解している人は多くないでしょう。その魅力は「四角い」「おしゃれ」という一言では語りきれません。 今回は、プリンセスカットとはどんなカットなのかを解説します。他のカットとの違いや特徴、選ぶ際に知っておきたいポイントまでをわかりやすく解説します。プリンセスカットのメリットもデメリットも知って、後悔しない宝石選びに役立ててください。 1.プリンセスカットとは プリンセスカットは、ダイヤモンドのカット方法のひとつです。四角形のシルエットと強い輝きをあわせ持つのが特徴で、丸いラウンドブリリアントカットに次いで人気があります。近年はSNSやジュエリーショップでも見かける機会が増えてきましたカットです。四角い形のダイヤモンドというと「スクエアカット」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、プリンセスカットはスクエアカットをより輝かせるために工夫されたカット方法です。 プリンセスカットは、上から見るとほぼ正方形、横から見るとピラミッドをひっくり返したような形をしています。厳密にいうと正方形ではないこともありますが、縦横の割合が1:1.25以上はプリンセスカットとは呼ばれないので、一見しただけでは正方形に見えることがほとんどです。 宝石においてもっとも重視されるといっても過言ではないのが、輝きです。もちろん好みは人それぞれではありますが、一般的にどれほどの輝きを見せるかは宝石選びにおいて大きなウェイトを占めていることが多いでしょう。プリンセスカットは、宝石、特にダイヤモンドが最も輝くと言われているブリリアントカットのように細かくカットされています。光を取り込みやすく、四角い形でありながら強い輝きを楽しめるのがプリンセスカットの魅力です。直線的なラインが多いため、すっきりとした印象があり、モダンで洗練された雰囲気を好む人に選ばれやすいカットでもあります。 また、プリンセスカットはダイヤモンドの原石を無駄なく使えるという特徴もあります。原石の形を活かしやすいため、同じカラット数でも比較的手に取りやすい価格帯になることが多いのがプリンセスカットです。輝きとデザイン性、価格のバランスが良く、普段使いのジュエリーから婚約指輪まで幅広い用途で選ばれています。 そんなプリンセスカットの特徴や輝きの理由、歴史や由来についても詳しく見ていきましょう。 2.プリンセスカットの特徴 プリンセスカットは、四角いシルエットと強い輝きを両立させたカットです。 プリンセスカットはファセットカットと呼ばれるカット方法のひとつ。ファセットとはカットされた宝石の面ひとつひとつのこと。このファセットが光をたくさん取り込み、より強く輝かせるのがファセットカットです。 ファセットカットにはたくさんの種類があります。もっとも有名で流通量も多いのがラウンドブリリアントカットです。ラウンドブリリアントカットはダイヤモンドをもっとも輝かせるカット方法と言われています。「もっとも輝くなら、すべての宝石をラウンドブリリアントカットにすればいいのでは?」と思うかもしれませんね。ところが、現実はそうではありません。実際、プリンセスカットはかなり人気が高く、現在選ばれている婚約指輪の30%がプリンセスカットと言われています。 上からみたら丸い形で、もっとも強く輝くといわれるラウンドブリリアントカットとは雰囲気が大きく異なるプリンセスカットが、なぜ選ばれているのか気になりますよね。この章では、プリンセスカットが選ばれる特徴について詳しく見ていきましょう。 2-1.四角いのに輝きが強い プリンセスカットの大きな特徴は、その輝きの強さです。   宝石のカットには大きく分けてふたつの要素があります。それは宝石全体の形と、宝石表面のカット方法です。 先ほど上げたラウンドブリリアントカットとは、宝石全体の形がラウンド(上から見た形が丸い)と、表面がブリリアントカット(三角形とひし形を組み合わせたファセット)のこと。この宝石全体の形とカット方法のふたつの組み合わせが、宝石の輝きを決めるのです。 一般的に、スクエアカットやエメラルドカットなどの四角いカットは、透明感を楽しむためのカット方法とされています。ダイヤモンドのような無色透明の宝石ではなく、エメラルドなど石本来の美しい色合いを楽しむためのカット方法なので、輝きは控えめなことが多いです。 「それなら、プリンセスカットはあまりキラキラしないってこと?」と思うかもしれませんが、そうではありません。実はプリンセスカットは、形は四角いのに輝きの強いカット方法なのです。その秘密は、宝石表面のカット方法にあります。プリンセスカットの表面はブリリアントカットです。細かいカット面が多く配置されているため、光を取り込みやすく、キラキラとした輝きを楽しめます。 プリンセスカットは上から見ると正方形、横から見るとピラミッドのような形をしていて、光が内部で反射しやすい構造になっているのもポイントです。   「四角い形が好きだけど、輝きも欲しい」という人に選ばれやすいのは、このためでしょう。 2-2.シャープで洗練された印象 ジュエリーを選ぶうえで輝きのほかにもうひとつ重要な要素が、全体のデザインです。プリンセスカットは全体の形が四角形でファセットも直線なので、全体的にすっきりとした印象があります。  丸みのあるラウンドカットとは違い、クールでモダンな、少し大人っぽい雰囲気を感じさせるカットです。 プリンセスカットの宝石はネックレスや指輪など、さまざまなジュエリーに使用されます。指輪にセットすると指をまっすぐ、長く見せてくれるような効果があり、スタイリッシュなデザインが好きな人にぴったり。  ネックレスにすれば小粒でも少し変わったデザインという印象になるので、特別な存在感を放ちます。特に、普段からシンプルなアクセサリーを選ぶ人や、仕事でも使いやすいジュエリーを探している人にとって、「かっこいい」「仕事ができそう」という雰囲気のプリンセスカットは相性が良いでしょう。 3.プリンセスカットの歴史と由来 プリンセスカットは、現在ではラウンドブリリアントに次いで人気の高いカットですが、その歴史は意外と新しく、1970年代頃に確立された比較的新しいカット方法です。 人々が宝石、特にダイヤモンドをより輝かせようとさまざまな工夫をしてきた中で生まれたカット方法が、プリンセスカットです。プリンセスカットの歴史は、ダイヤモンドの歴史とは切っても切れません。プリンセスカットは、そもそもどのように生み出されたのでしょうか。 3-1.プリンセスカットの歴史 ダイヤモンドが人々に使用された記録でもっとも古いのは、紀元前7世紀頃のことです。当時はインドでダイヤモンドが産出されていました。この頃のダイヤモンドは原石をそのまま土台にセットする形で使用されました。ダイヤモンドはとても固く、どのような道具や方法を使ってもカットしたり、磨いたりすることができなかったからです。それでもどうにかダイヤモンドを輝かせようと、当時の人々は産出した時に出るダイヤモンドの粉末で表面を磨いたりしていたようですが、この方法はとてつもない時間と手間がかかります。そのためダイヤモンドを使用できる人はごく限られた王族や権力者のみでした。 ダイヤモンドを満足にカット・研磨できない状況は、なんと14世紀まで続きます。それが変わったのはダイヤモンドのへき開が発見されたためでした。ダイヤモンドには、ある特定の方向から衝撃を加えると割れてしまう性質があります。その性質をへき開というのです。14世紀にはこのへき開を利用し、ダイヤモンドを割ることで加工ができるようになりました。また、ダイヤモンド同士をこすり合わせて表面を磨くという方法も用いられるようになったのもこの頃です。 その後、15世紀半ばにはダイヤモンドをカットするための切断機が開発され、ダイヤモンド加工はぐっと前に進みました。16世紀にはドーム状のダイヤモンドの表面を三角形のファセットに加工した、バラのつぼみのようなかわいらしいデザインのローズカットが開発されました。このローズカットが、ブリリアントカットの前身とも言われています。 17世紀後半には最初のブリリアントカットであると言われるマゼランカットが生まれました。その後さまざまな工夫が施され、プリンセスカットは生まれたのは1970年のことです。ダイヤモンドの歴史から考えるとあまりにも最近のことで驚くかもしれませんね。ダイヤモンドのカットといえば、古くから伝わる伝統的な技術が多い中で、プリンセスカットは「現代的な感性から生まれたカット」と言えるでしょう。 プリンセスカットが誕生する以前、四角いダイヤモンドといえばスクエアカットやエメラルドカットが主流でした。これらは色合いや透明度を楽しむためのカットで、輝きは控えめです。落ち着いた雰囲気が魅力ではあるものの、「もっと輝きが欲しい」「丸い形以外でもキラキラしたダイヤモンドを楽しみたい」という声が少しずつ増えていきました。 そんな中で登場したのが、プリンセスカットです。スクエアカットの直線的な美しさと、ブリリアントカットの強い輝きを組み合わせるために開発され、当時としては革新的なカット方法でした。斬新で新鮮なプリンセスカットは、婚約指輪として選ばれることも増えています。 3-2.プリンセスカットの名前の由来 プリンセスカットという名前を聞くと、「王女のために作られたカットなの?」「なんだか特別なイメージ」と思う人もいるかもしれません。実際には、特定の王族・プリンセスに由来するわけではありません。プリンセスカットは「プリンセスのような気品のある女性にふさわしいカット」だと言われています。 ただそのような由来を知らなくても、ジュエリーショップでプリンセスカットを初めて見た人が 「名前がかわいい」「なんだか特別感がある」と感じることが、プリンセスカットが人気を後押ししている面もあるでしょう。 4.プリンセスカットのメリット プリンセスカットは、四角いシルエットと強い輝きを両立させた、少し珍しいタイプのダイヤモンドです。丸い形のラウンドブリリアントカットとは違った雰囲気があり、すっきりとした印象が魅力的ですよね。 この章ではプリンセスカットのメリットを、具体的に見ていきます。もっとも輝くと言われているラウンドブリリアントカットではなく、プリンセスカットを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。 4-1.メリット①:コスパのいいカット方法 プリンセスカットの大きな魅力のひとつが、コスパの良さです。 プリンセスカットは原石の厚みを最大限に活かすことができるカット方法と言われており、その分価格を抑えることができます。丸型や楕円型、しずくのようなシェイプ型など、宝石はさまざまな形に加工されます。ですが自然の中から産出される原石は八面体の形をしていることが多く、丸いラウンドカットに仕上げる場合はどうしても削り落とす部分が多くなります。削る量が多いほど、当然ながら価格にも影響します。同じカラット数(重さ)でもラウンドカットより価格が抑えられるのです。 「輝きの強い宝石が欲しいけれど、予算も気になる」  という人にとってバランスの良い選択肢と言えるでしょう。 もちろんジュエリーを購入する時の価格は、地金の種類や石自体の品質などさまざまな要素か関わってきますが、実際にジュエリーショップでも同じ1カラットでもプリンセスカットのほうが手に取りやすい価格帯になることが多いのも事実です。原石を有効に使えるという点は、プリンセスカットの大きなメリットと言えるでしょう。 4-2.メリット②:輝きが強く見える プリンセスカットは、四角形のカットでありながらブリリアントカットに近い輝きを持つという、少し珍しい特徴があります。 一般的に、スクエアカットやエメラルドカットなど、四角いカット方法は石本来の色合いや透明感を楽しむカット方法で、輝きは控えめです。 ですがプリンセスカットは、より強い輝きを引き出すブリリアントカットの一種。表面はファセットという三角形とひし形のカット方法で、底面にも細かいカット面が放射状に配置されているため、光を取り込みやすく、キラキラとした輝きを楽しめます。ショップで同じく四角形のスクエアカットやエメラルドカットの宝石と見比べると、「四角いのにこんなに光るんだ」と驚く人も多いようですよ。 少し変わったデザインを楽しみたいけれど、輝きの強さも妥協したくない人にとって、プリンセスカットはとても魅力的な選択肢になるでしょう。 5.プリンセスカットのデメリット・注意点 プリンセスカットにはさまざまなメリットがあります。ここまで読んで、「ぜひプリンセスカットの宝石を選びたい!」「次に買うのは絶対にプリンセスカットにしよう!」と思った人もいるでしょう。ですが物事には良い面もあれば悪い面もあるもの。プリンセスカットも、もちろん例外ではありません。メリットだけを見て購入を決めてしまうと、後悔する可能性もあります。そのため、購入前にはしっかりとデメリットも確認しておきましょう。 この章ではプリンセスカットのデメリットと注意点をご紹介します。確かにデメリットはありますが、少しだけ気を付けることでそのデメリットを補うこともできますよ。 5-1.デメリット①:角が欠けやすい プリンセスカットは四角い形をしているため、4つの角が尖っています。その形が個性的で魅力のひとつでもありますが、実は四角い形はデメリットにもつながっています。そのデメリットが、角が欠けやすいということです。プリンセスカットの角の部分は衝撃に弱く、他のカットより欠けやすいと言われています。 「でも、ダイヤモンドは硬度が高いんでしょう?」「ダイヤモンドは固い宝石なのに、欠けるってどういうこと?」と思うかもしれませんね。ここで問題になってくるのが、ダイヤモンドのへき開です。へき開とは、特定の方向から衝撃を与えると簡単に割れてしまう性質のことです。つまり、ダイヤモンドは固いとはいっても、強い衝撃が加わりそれがへき開の方向であった場合は割れてしまうことがあるのです。 もちろん、適切なセッティング(爪の形や数)でしっかり保護されていれば、日常生活で極端に心配する必要はありません。ただ、リングとして日常的に使う場合は何かの拍子でぶつかってしまうこともあるでしょう。プリンセスカットのジュエリーを選ぶ時は、角を守るようにデザインされた枠を選ぶと安心です。 たとえば、角を4点でしっかり留めるプリンセスカット専用の爪が使用されているジュエリーや、角を覆うように留めるベゼルセッティングのジュエリーなどがあります。 普段から手をよく使う仕事をしている人や、リングをつけたまま作業することが多い人は、購入時にショップで相談してみると良いでしょう。 5-2.デメリット②:重さの割に小さく見えやすい 宝石を購入する時には、多くの場合カラット数が表示されています。「〇〇カラットの宝石!」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。ですが実際に、「カラット数とは何か?」と聞かれると詳しくはわからない…という人がほとんどではないでしょうか。なんとなく「カラット数が大きいほうが、大きな宝石っぽい」と思っているくらいでしょう。 ですが正確には、「カラット数=大きさ」ではありません。カラット数とは重さのこと。1カラットは0.2グラムです。0.2グラムと聞くと「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、実際にはキラキラと輝く宝石は数字以上の存在感があります。 そのため、宝石をいくつか購入したことがある人は無意識に「〇カラットということは、これくらいの大きさかな」とイメージしてしまいます。ところが深さのあるプリンセスカットは、同じカラット数でもラウンドカットと比べると上から見える面積が少し小さく感じることがあるのです。「1ctならもっと大きく見えると思っていた」という声が出るのはこのためです。 ただし、これはプリンセスカットに限ったことではありません。カットの形状によって見え方が変わるのはよくあること。気になるジュエリーがある時は、実物をよく見比べたり、ショップでサイズ感を確認してみることをおすすめします。購入する前に実物を確認することで、「思っていたのと違った」というガッカリ感は防げるでしょう。 6.【FAQ】プリンセスカットに関する疑問 宝石のカット方法として、プリンセスカットはまだ有名とまでは言えません。段々よく見るようにはなってきましたが、やはりブリリアントカットがもっとも有名で、流通数も多いです。そのためプリンセスカットの宝石が欲しいと思っても、「まだよくわからない」「もっときちんとプリンセスカットについて知ってから購入したい」という人も多いでしょう。 プリンセスカットは、輝きの強さや個性的なデザインが特徴のカット方法です。そこで最後に、プリンセスカットについてのよくある質問にお答えします。初めてプリンセスカットを検討する人が抱きやすい疑問をまとめましたので、参考にしてくださいね。 6-1.プリンセスカットはどんな人に向いている? プリンセスカットに向いているのは、ずばり「かわいいジュエリーよりもきれい系のものがほしい」「ジュエリーで個性を出したい」という人です。 スクエアシェイプのすっきりとした印象は、「かわいい」「やわらかい」という印象にはなりづらいです。反対にクールな雰囲気を演出できますよ。その一方でラウンドブリリアントカットに近い強い輝きを両立しているため、華やかさでは劣りません。 また、直線的なラインが多いことから、モダンで洗練されたデザインが好きな人にも相性が良いです。普段からシンプルなアクセサリーを選ぶ人や、仕事でも使いやすいジュエリーを探している人にとって、プリンセスカットは自然と馴染みやすい形と言えるでしょう。 6-2.スクエアカットとプリンセスカットの違いは? スクエアカットとプリンセスカットは、どちらも四角い形をしているため混同されやすいですが、カットの目的と輝き方が大きく異なります。 エメラルドカットなどに代表されるスクエアカットは、透明度や内部の色・美しさをじっくり鑑賞するためのカットで、輝きは控えめです。カット面が大きく、光がスッと通り抜けるような落ち着いた印象があります。 一方でプリンセスカットは、四角い形でありながら輝きを強く見せるために工夫されたカットです。形は四角いですが表面はブリリアントカットで底面にも細かいカット面が放射状に配置されているため、光を取り込みやすく、キラキラとした輝きを楽しめます。上から見たら同じ四角形ではありますが、スクエアカットは「透明感・落ち着いた輝き」、プリンセスカットは「強い輝き・華やかさ」という特徴の違いがあります。 「落ち着いた雰囲気や透明感を楽しみたい」という人にはスクエアカットが合うでしょう。どちらがより価値がある、正しい選択というわけではないので、あくまでも自分の好みや予算で選んでくださいね。 6-3.プリンセスカットの婚約指輪はあり? プリンセスカットは、婚約指輪としても選ばれている人気のカットです。実際に婚約指輪のダイヤモンドの30%程度がプリンセスカットであるとも言われていて、ラウンドブリリアントカットに次ぐ人気があります。 ただし、婚約指輪として日常的に身につける場合は、角の保護がしっかりしたセッティングを選ぶことが大切です。4点留めで角を守るデザインや、ベゼル風に角を覆うデザインなど、安心して使える枠が多くあります。 ショップで相談しながら選べば、日常使いでも問題なく楽しめるカットです。 7.まとめ プリンセスカットは、四角いシルエットと強い輝きをあわせ持つ、少し珍しいタイプのダイヤモンドです。ラウンドブリリアントカットとは違った雰囲気があり、すっきりとした印象やモダンな雰囲気を好む人に選ばれやすいカットでもあります。1970年代に確立された比較的新しいカットで、原石を無駄なく使えることから、同じカラット数でも比較的手に取りやすい価格帯になることが多い点も魅力のひとつです。 一方で、四角い形ゆえに角が欠けやすいというデメリットもあります。ただ、適切なセッティングを選べば日常使いでも安心して楽しめますし、ショップで相談しながら選ぶことで不安はかなり軽減されます。また、深さが出やすいカットのため、重さの割に少し小さく見えることがありますが、これはカットの特性として理解しておくと選びやすくなるでしょう。 プリンセスカットは「四角い形が好き」「輝きも欲しい」「自分らしいデザインを選びたい」という人にとって、とても魅力的な選択肢です。特徴や注意点を知ったうえで選べば、長く愛せる一石に出会えるはずですよ。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/diamond-dullness/ https://estime.co.jp/column/diamond-cut/ https://estime.co.jp/column/diamond-breakage/

2026年1月26日
アクアマリンの偽物の見分け方|偽物の種類もご紹介!

アクアマリンは、澄んだ透明感とやさしいブルーが魅力の宝石です。3月の誕生石としても知られており、ジュエリーショップなどで目にする機会も多いため、身近に感じている人も多いのではないでしょうか? 一方で、アクアマリンは価格帯が幅広く、数千円から数万円以上までさまざま。その差に「偽物なのでは?」「本物との違いがわからない」と不安を感じることもあります。実際、市場には天然石以外にも見た目が似た素材や加工された石が流通しています。 そこで本記事では、アクアマリンの偽物の種類や見分け方に加え、本物の特徴についてもわかりやすく解説します。ぜひ最後までご覧ください! 1.アクアマリンに偽物はある? アクアマリンは明るいブルーで透明感が高く、さわやかなイメージのある宝石です。価格も比較的お手頃なので、宝石にあまり詳しくない人でも一歩踏み出しやすいのではないでしょうか。 ところがアクアマリンに興味を持って調べていると、「偽物が多い」「見分けがむずかしい」といった言葉を目にすることがあります。そんな情報を見てしまうと、アクアマリンを購入すること、身につけることそのものが不安になってしまいますよね。 確かにアクアマリンには多くの「偽物」と呼ばれる種類があるのは事実です。では、アクアマリンの偽物とはどんなものなのでしょうか。 1-1.アクアマリンにはいろんな偽物がある アクアマリンには偽物があります。これはアクアマリンに限った話ではなく、多くの宝石に共通することです。そこで気になるのが、アクアマリンの偽物の特徴ではないでしょうか。あらかじめ知っておけば、ショップで見かけた際に、知らずに偽物を購入してしまうリスクを避けやすくなります。 ただし注意したいのは、アクアマリンの偽物は一種類ではないという点です。市場には天然石だけでなく、合成石やガラス、別の鉱物を加工したものなど、さまざまな素材が流通しています。中には素材を明示せず、天然アクアマリンのように販売されているケースもあり、よく知らないショップで購入する際には注意が必要です。 1-2.なぜ偽物が売られているの? では、なぜアクアマリンには「偽物」と呼ばれるものが多いのでしょうか。理由のひとつは、アクアマリンが知名度の高い宝石であることです。3月の誕生石として知られ、やさしいブルーはコーディネートにも取り入れやすく、多くの人に好まれています。そのため需要が安定しており、見た目が似た素材が市場に入り込みやすい環境があります。 また、天然アクアマリンは品質による価格差が大きく、手ごろな価格を求める声から合成石やガラス製品の需要も生まれます。大切なのは、用途や予算を踏まえ、自分が何を求めているのかを把握しておくこと。購入前に使用シーンを考えておくことで、後悔を防ぎやすくなります。 2.アクアマリンの偽物の種類 ※画像はイメージ アクアマリンの偽物と一言で言っても、実は一種類ではありません。人工的に作られたものもあれば、天然石ではあるもののアクアマリンではない別の鉱物を加工しているというケースもあります。ひとつの偽物の特徴だけを覚えていると、「その特徴に当てはまらないから本物」と誤解してしまうこともあるかもしれません。そんなことにならないように、アクアマリンの偽物の中でも代表的な4つの種類をご紹介します。 もちろん、偽物は4種類だけではありません。宝石に関する技術は日々進化しているので、新しくアクアマリンによく似た偽物が出てくる可能性はあります。そんな時にも、偽物の特徴を知っていれば「もしかして偽物かも…?」と思えるかもしれませんので、ぜひそれぞれの偽物の特徴を知っておいてくださいね。 2-1.合成宝石(スピネル) 合成宝石とは、天然石と同じ化学組成を人工的な環境で作り出したものを指します。天然石は採掘に時間や費用がかかり、必ず良質な石が得られるとは限りません。その不安定さを補う存在として注目されているのが合成宝石です。 条件を整えれば品質が安定した石を作ることができ、コスト面でも現実的です。アクアマリンの場合、見た目がよく似た合成スピネルが代用として使われることがあります。淡いブルーのスピネルは非常に似ており、写真や目視だけでは違いに気づきにくいことも。合成スピネル自体は美しく耐久性の高い石ですが、アクアマリンとして説明されていない場合は注意が必要です。 2-2.ガラス製 ガラス製のアクアマリン風素材は、比較的古くから存在しています。ガラスは形も色も調整しやすく、透明感のあるブルーを簡単に表現できるため、アクアマリンなどの宝石の代用品として使用されることが多いのです。価格がかなりお手頃なので、普段使い用のカジュアルなアクセサリーや安価な土産物などとしてもよく売られています。あきらかにジュエリーなどの専門店ではないショップで宝石の名前を付けられた数百円から数千円のアクセサリーが売られていることがよくありますが、その多くはガラス、もしくはプラスチック製のものです。 価格が安く、普段使いやデザイン重視のアクセサリーには向いている一方、宝石としての価値や耐久性は天然石とは比べ物になりません。宝石としての価値はありませんし、割れたり欠けたりすることも多いので、長く使用できるとは考えないほうがいいでしょう。もちろんガラス製品そのものが悪いわけではありませんが、天然石だと思って購入すると、期待とのずれが生じやすくなります。表示や説明を確認し、用途に合っているかどうかを考えることが大切です。 2-3.ダブレット ダブレットとは張り合わせとも呼ばれます。ふたつの異なる素材を貼り合わせて、ひとつの石のように見せたもののことで、アクアマリンだけでなくオパールなどでもよく見られる手法です。たとえば、上部にガラスやプラスチックなどの透明な素材、下部にブルーの素材を組み合わせると、透明感のあるブルーの石に見えます。見た目をアクアマリンに近づけることができるのです。表から見るときれいに見えますが、側面から見ると境目が確認できますし、裏側も天然のアクアマリンのような透き通ったブルーではないのですぐにわかります。 この手法は装飾技術のひとつとして使われることもあり、必ずしも否定されるものではありません。天然石同士を張り合わせて両方の美しさを引き出したジュエリーなどもあるくらいです。ただし、天然の一石ではないため、宝石としては評価されにくいのが現状です。購入時にダブレットであることが説明され、理解した上で選べるのであれば問題ありませんが、ダブレットであることを隠して高値で売ろうという悪質な業者がいることも覚えておいたほうがいいでしょう。 2-4.染色クォーツ 染色クォーツとは、水晶を人工的に染めたものです。水晶はクリスタルとも呼ばれる宝石で、さまざまな色や内容物などを含みたくさんの種類があります。紫色のアメジストや黄色のシトリンなどは有名ですよね。たくさんの種類がある水晶は、透明度が高く加工しやすいため、アクアマリンに似たブルーに染められることがあります。淡いブルーに輝く石は一見すると天然石らしく見えることもありますが、色が均一すぎる、退色の可能性があるなど、性質はアクアマリンとは異なります。 染色という加工自体は珍しいものではありません。ただし、染色されているものとされていないものでは石自体の評価が変わります。ましてやアクアマリンが欲しいと思っていたのに、購入したのが実は染色クォーツだったとなれば、気持ちも落ち込んでしまうでしょう。染色クォーツだということを理解したうえで購入するなら問題はありませんが、知らずに購入することは避けたいですよね。次章では、こうした違いに気づくための具体的な見分け方を見ていきます。 3.アクアマリン偽物の見分け方 アクアマリンの偽物について種類を知ると、「では実際にどう見分ければいいのか」が気になってきますよね。この章では、実際にアクアマリンの偽物の見分け方をご紹介します。 ただしここで大切なのは、完璧に見抜こうとしすぎないことです。宝石の判別は専門的な領域でもあり、肉眼だけで断定するのはむずかしい場合も少なくありません。さらに、これからご紹介する見分け方の中には、購入前の商品に試すのは難しいものもあります。すでに購入済みのアクアマリンなら自己責任で何をしてもいいでしょうが、未購入の商品となればそうはいきません。あくまでも購入検討の場合は、ショップの迷惑にならないように心がけることも大切です。 そうやってどれだけがんばって見抜こうとしても、最終的にそのアクアマリンが本物かどうかを確定することは、専門の鑑別機関でなければ不可能です。 そのため、この章では「判断材料を増やす」という視点で、個人でも確認しやすいポイントをいくつか紹介していきます。ひとつひとつは決定打にならなくても、複数を重ねることでおそらく偽物らしいものを避けることができるようになったり、結果的に品質の良いアクアマリンを選んだりすることができるようになるでしょう。 3-1.表面・内部をよく見る アクアマリンの偽物を見分けるうえで、まず基本になるのが、石の表面や内部をよく観察することです。ただ「きれい」「好み」という印象だけで見るのではなく、ポイントを意識して見ることが大切になります。注目したいのは、内部のインクルージョンの状態、カットの線が鋭いかどうか、そして横から見たときの貼り合わせ部分です。 天然のアクアマリンには自然由来のインクルージョンが見られますが、あまりに整いすぎていたり、規則的なものは注意が必要です。また、ガラス製の偽物には気泡が見られることがあります。さらに、カットの角が丸く摩耗している場合も偽物の可能性があります。可能な限り、いろいろな角度から確認してみてくださいね。 3-2.カラーフィルターで色を見る 宝石の種類を確認したい時にしばしば使用されるのがカラーフィルターです。カラーフィルターとは赤い光と黄緑色の光のみを通す特殊なフィルターで、特にチェルシーというメーカーのカラーフィルターが用いられることがよくあります。元はエメラルドと模造エメラルドを見分けるために開発されたので、エメラルドカラーフィルターと呼ばれていました。カラーフィルターは今ではエメラルドに限らず、さまざまな宝石を観察するのに使用されています。 カラーフィルターを通してみると、本物のアクアマリンはイエローグリーンに見えます。一方で合成スピネルは赤っぽい色に見えます。それ以外にも、本物のアクアマリンと違って見えるものがあればそれは偽物のアクアマリンである可能性が高いです。基準となる本物のアクアマリンを持っているとわかりやすいでしょう。 ただし、この方法は完璧ではありません。染色クォーツや合成石でも似たような色になる場合があり、カラーフィルターでみたという一点だけで断定できるものではありませんので、そこのことは覚えておいてください。あくまで「ほかの観察結果と合わせて考える」補助的な確認方法として捉えると、過度な期待をせずに活用できます。 3-3.蛍光性を見る 宝石の蛍光性も、種類を見分けるための材料のひとつです。宝石の中には、紫外線を当てると蛍光を発するものがあります。「それならアクアマリンも蛍光するの?」と思うかもしれませんが、実はその逆。アクアマリンはほとんどの場合、強い蛍光を示しません。そのため、はっきりと蛍光するものは、逆にアクアマリンではない可能性が高いのです。 蛍光性があるかどうか確認する方法は、ブラックライトです。ブラックライトはインターネットや家電量販店などで数千円から購入することができます。ブラックライトに見た目は似ていても紫外線ライトではないものもありますので、購入の際には紫外線を発するライト(UVライト)であることを確認してくださいね。 ただし、すべてのアクアマリンがまったく蛍光しないかというと、そうではありません。産地や含有成分の違いによって、アクアマリンはごく弱い蛍光性を示すこともあります。反応があるからといって即座に偽物とは言い切れないことを覚えておきましょう。 3-4.触感を確認する 意外と見落とされがちですが、触ったときの感触も判断材料のひとつになります。アクアマリンは熱伝導率が比較的高いため、手に取った瞬間にひんやりと感じやすい傾向があります。一方、ガラスやプラスチック製品は温度変化が穏やかで、冷たさを感じにくいことがあります。 ただし、周囲の環境温度や保管状態によって感じ方は変わります。また、本物と偽物を比べるとわかりやすいですが、単体で触っただけではピンとこないこともあるでしょう。 触感を確認したいなら普段から宝石に触るようにしたり、複数の宝石を触り比べたりするようにしてください。そして繰り返すようですが、触感だけで判断するのではなく、いくつかの要素をあわせて見分けるようにしてくださいね。 3-5.値段を比較する 宝石の価格はもっとも分かりやすく、同時に誤解を生みやすい要素でもあります。極端に安いアクアマリンを見つけたら、まずはその値段の理由を考えてみるのがいいでしょう。 宝石の値段を決める要素はたくさんあります。サイズが小さい、色が淡い、内包物が多いなど…そしてその宝石が偽物であるというのも、値段が安くなる理由のひとつです。本物の宝石はとても高いので、もっと安い価格で似たようなものが欲しいという人は少なくありません。もちろん偽物だということを理解したうえで購入するなら何の問題もありませんが、もし「安いけれど、本物のアクアマリン」と言われたらその理由を聞いてみたほうがいいでしょう。 ほとんどの場合、その値付けは納得できるものです。他の品質のよいアクアマリンに比べるとなんらかの理由があって、安い値段になっていることがほとんどです。そういった理由がなく、品質はとてもいいけれど安い本物のアクアマリンだと言われたら、少し立ち止まって考えてみたほうがいいでしょう。重要なのは、同程度の見た目や条件のアクアマリンと比べてどうか、という相対的な視点です。ひとつの価格だけを見て判断するのではなく、相場感をつかむことが重要になってきます。 3-6.鑑別機関に依頼する 最終的に確実性を求める場合は、宝石専門の鑑別機関に鑑別を依頼するという選択肢があります。専門の機関では、屈折率や比重、内部構造などを専門の機械でしっかりと調べ、素材を特定します。費用や時間はかかりますが、素人判断ではなくプロに照明してもらうことで今後安心して使用することができるでしょう。 偽物のアクアマリンの見分け方をご紹介しましたが、それらはすべてあくまでも「参考にできる」というレベルのもの。プロの鑑別ほどの正確性はありません。すべての石に鑑別が必要なわけではありませんが、大切にしたい一本や高額な購入の場合には、急がずに鑑別機関に依頼する方法は、かなり有効ですよ。 将来的に考えても、専門機関の鑑別は宝石の価値を証明してくれます。先々ジュエリーの売却などを考えているなら、専門機関が発行した鑑別書が役に立つこともあるでしょう。 4.本物のアクアマリンを楽しむために ここまでは、アクアマリンの偽物の種類や見分け方について見てきました。ですが、最終的な目的は「偽物を避けること」そのものではありません。大切なのは、自分がどのようなアクアマリンを求めていて、どのような宝石に価値を感じるのかを整理したうえで、納得して楽しむことです。本物かどうかに過度に神経をとがらせるよりも、選び方の軸を持つことで、不安は自然と小さくなっていくでしょう。 最後にアクアマリンを楽しむためのコツを3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。 4-1.原石・パワーストーン・ジュエリーなどから選ぶ アクアマリンは、さまざまな形で流通しています。好みや使用方法によって選ぶべき宝石の状態は異なりますので、まずは自分が本当に欲しいのはどの状態なのかを決めておきましょう。どの形態を選ぶかによって、重視すべきポイントは変わります。それぞれの特徴と重視すべきポイントをご紹介します。 原石 採掘されたままの宝石。まだカットや加工されていない状態の原石で、母岩と呼ばれる岩についているものも。磨かれていない自然な姿が個性的で、唯一無二の魅力があります。身につけるというよりはインテリアやお守りとして宝石を使用したい人にぴったりです。 ルース カット・加工はされているけれどリングなどの土台にははめられていない状態の宝石。ルースを購入して工房などに持ち込み、オリジナルのジュエリーを作ることができます。出来上がった状態のジュエリーよりも自分の好みのジュエリーがほしい人におすすめです。 パワーストーン スピリチュアル的な効果がありお守りになるとも言われている宝石です。一般的にジュエリーよりも品質は落ちる石が使用されていることが多いですが、その分お手頃な価格で購入することができます。アクアマリンはお守りの効果やコミュニケーション能力を向上させる効果があると言われているパワーストーンです。 ジュエリー 見た目が美しく、繊細に加工された宝石。石だけでなく地金の価格なども加算されるので高価ですが、誰もが憧れるような輝き・美しさがあります。アクアマリンはろうそくなどの小さな灯りでも輝くので「夜の女王」とも呼ばれていた、パーティなどでも活躍するジュエリーです。 それぞれの好みや使用方法によって理想のアクアマリン像は異なります。まずは、身につけたいのか、眺めて楽しみたいのか、コレクションとして持ちたいのかを考えることが、アクアマリンを楽しむコツのひとつです。 4-2.品質・グレードの高いアクアマリンの特徴を知る 本物のアクアマリンを楽しむには、品質の良いアクアマリンとはどんなものか、グレードがどう決まるのかを知っておくことも大切です。評価の基準になるのは、大きさ(重さ)、色、透明度など。一般的に大きいものほど価値は高く、色は明るく濃いブルーほど高評価とされます。 また、内部のインクルージョンは少なく目立たないほうが良いとされますが、天然石である以上、個体差は避けられません。インクルージョンや色ムラも自然の証として受け取ることができます。グレードはあくまで目安として、自分が美しいと感じるかどうかを大切にしてくださいね。 4-3.アクアマリンの正しいお手入れ方法 選んだアクアマリンを長く楽しむためには、日常のお手入れも欠かせません。 アクアマリンは比較的傷つきにくい宝石ですが、「へき開」という特定方向からの衝撃に弱いという性質があるので、身につけている時に何かにぶつかったりしないように気を付けましょう。またお気に入りの宝石を入浴時や睡眠時も着けてたままにする人がいますが、宝石のことを考えるとあまり良いとは言えません。外出から帰ったらすぐに外し、使用後は柔らかい布で汗や汚れを拭き取ってください。また、アクアマリンは比較的耐久性が高いですが、ダイヤモンドやルビー・サファイアよりは傷つきやすい宝石です。それらの宝石とこすれるとアクアマリンに傷がついてしまうので、保管時はほかの宝石と直接触れないようにしましょう。 また、超音波洗浄や強い薬品の使用は、アクアマリンの状態によっては負担になることがあります。内部にヒビやインクルージョンがある場合は、そこから割れたり欠けたりしてしまうことがあるのです。もし不安な場合は、水と中性洗剤を使ったやさしい洗浄にとどめるとよいでしょう。 5.まとめ 今回は、アクアマリンの偽物の種類や特徴、本物との見分け方についてご紹介しました。偽物について調べていると、不安に感じてしまうこともありますが、その多くはアクアマリンをよく知らないことから生まれるものです。いわゆる「偽物」と呼ばれるものにもさまざまな種類があり、それ自体が必ずしも悪いわけではありません。 用途や予算によっては、使いやすい選択肢になることもあります。ただし大切なのは、それが本物なのか、どんな素材なのかをきちんと理解したうえで選ぶこと。知識を身につけ、実物を見る経験を重ねることで、納得のいくアクアマリン選びにつながっていくはずです。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/aquamarine-stone-meaning-scary/ 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2026年1月22日
宝石言葉が怖いといわれる石20選|意味・由来・誤解されやすい理由を解説

「この宝石、宝石言葉が怖いらしい...」そんな噂を目にして、不安になった経験はありませんか。嘘や別れ、不吉、征服など、宝石言葉の中には、確かに穏やかとは言えない言葉が含まれているものがあります。しかし、それだけで「持ってはいけない石」「縁起の悪い宝石」と判断してしまうのは、少し早いかもしれません。 宝石言葉は絶対的なものではなく、時代や地域、人々の価値観によって形づくられてきたものです。石の歴史的背景や色のイメージ、言葉の切り取り方によって、同じ宝石でも正反対の意味を持つことさえあります。 この記事では、「宝石言葉が怖い」と言われがちな宝石を20種類取り上げ、それぞれの意味や由来、なぜ誤解されやすいのかを丁寧に解説します。怖いかどうかを決めるのではなく、正しく知ったうえで、どう受け取るかを考える。そのための材料を、できるだけ偏りなくお伝えしていきます。 1.宝石言葉が「怖い」と感じられる理由 宝石言葉に対して「怖い」という印象を抱くのは、決して珍しいことではありません。それは宝石そのものに問題があるというよりも、言葉の成り立ちや使われ方が、誤解を生みやすいからです。 宝石そのものが怖いというよりは、さまざまな理由があって「怖い石言葉がある」と思い込んでしまっていると言えるでしょう。 ここではまず、宝石言葉がどのように生まれ、なぜ強い言葉と結びついてきたのかを整理していきます。 1-1.宝石言葉は誰が決めたものなのか 宝石言葉は、公式な機関や団体、宝石の専門家が一括して定めたものではありません。 多くの場合は歴史的な使用のされ方やその解釈、占いや象徴表現などから、少しずつ宝石言葉や宝石そのものにさまざまな意味付けがされてきました。 宝石言葉は、根拠のある自然科学の知識というよりも、文化的・象徴的な解釈の結果と言えるでしょう。 同じ宝石であっても、文献や紹介サイトによって異なる言葉が書かれているのはそのためです。 また、宝石言葉は「ひとつの石にひとつの意味」という形で整理されがちですが、実際には複数の意味を併せ持つケースがほとんどです。その中で、印象の強い言葉だけが切り取られ、「怖い宝石言葉」として記憶されてしまうことがあります。 1-2.なぜ不幸・別れ・死と結びつけられたのか 宝石言葉に不幸や別れ、死といったテーマが多く見られるのはなぜなのでしょうか。その理由のひとつは、人々が古くから宝石の色や輝き、希少性などに意味を見出してきたからです。 たとえば、黒や濃い青は夜や深淵を連想させやすく、赤は血や情熱、命の強さと結びつけられてきました。この感覚は、昔の人も現代の私たちもあまり変わらないですよね。黒といえば夜、夜といえば暗い・深い。赤といえば炎、炎といえば燃え上って勢いが盛ん、といった、連想ゲームのようなものです。こうした連想が、言葉として定着していったと考えられます。また、歴史上の出来事や逸話が影響している場合もあります。 ある宝石が使われていた時代背景や、特定の人物とのエピソードが強調されることで、その印象が宝石言葉として残ることも珍しくありません。たとえばアメジストはキリスト教で神職に就いている人がよく身につけていました。そのため、神聖で神秘的、というイメージが強いのです。 さらに注意したいのが、言葉の要約や翻訳です。 本来は「変化」や「転機」といった中立的な意味合いだったものが、短く強い表現に置き換えられた結果、怖い印象だけが前面に出てしまうケースも見られます。 1-3.「怖い=悪い宝石」ではない 宝石言葉が怖く感じられるからといって、その宝石が「悪いもの」「避けるべきもの」というわけではありません。  宝石はあくまで鉱物であり、意志や善悪を持つ存在ではないからです。 宝石言葉の意味を決定するのは、あくまでも受け取る人の価値観や状況。 大切なのは、怖いと言われている理由を知ったうえで、自分にとってどう感じるかを考えることです。 宝石言葉が怖いと言われているからといってただ避けるのではなく、興味がある宝石はショップでいろんなジュエリーを見てみてください。その時に自分が持った第一印象や直感を大事にしてくださいね。 2.宝石言葉が「怖い」と言われている宝石一覧 この章では、「宝石言葉が怖い」と言われがちな宝石を20種類ご紹介します。 宝石言葉の多くが良い意味合いのものです。愛情や健康、学業や仕事での成功など聞いているだけでもわくわくするような宝石言葉がたくさんあります。その中に不幸や別れなどといった言葉があると、少し気持ちが落ち込んでしまいますよね。 ですが、それらの少し怖い、暗い言葉が宝石言葉になっているのは意味のないことではありません。 この章では20種類の宝石の特徴と怖いと言われる石言葉をご紹介し、その意味・理由を解説します。「なんでこんな怖い宝石言葉をつけたんだろう?」と疑問に思ったことがある人もいるでしょう。その疑問が解消するきっかけになるかもしれません。 ※画像はイメージです 2-1.ダイヤモンド ダイヤモンドは誰もが知るほど有名な宝石です。透明でキラキラと強く輝く宝石は多くの人のあこがれで、ショップでももっとも多く売られている宝石といっても過言ではないでしょう。ダイヤモンドは炭素のみから成る鉱物で、地球上でもっとも硬い宝石として知られています。その強い輝きと傷つきにくいという性質から、婚約指輪や特別なプレゼントなどとして使われてきました。 無色透明なダイヤモンドの宝石言葉は「純愛」「純真無垢」などです。ところがダイヤモンドは無色透明なものだけではありません。そして色によって宝石言葉も異なります。ダイヤモンドの中でも黒色のブラックダイヤモンドの宝石言葉は「征服」です。これは、他の宝石には傷つけられない硬さや黒色の独特の輝きが、支配や制圧と結びつけられた解釈だと考えられています。 「征服」と聞くと少し身構えてしまうかもしれません。でも、この言葉は必ずしも他者を傷つける意味だけを指しているわけではありません。困難を乗り越える力や、揺るがない意志を象徴した表現として使われている場合もあります。 2-2.ルビー 世界三大宝石ともいわれる赤い宝石、ルビー。7月の誕生石としても有名で、人気のある宝石です。 ルビーはコランダムという鉱物の中でも赤色のもののことです。血や炎を連想するような鮮やかな赤い色から、古くから情熱や生命力の象徴として扱われてきました。ルビーには「愛」や「情熱」といった良い意味の言葉だけでなく、「愛の疑惑」という宝石言葉もあります。 「愛の疑惑」という石言葉は穏やかではありませんよね。この宝石言葉はルビーの鮮やかな赤色が、愛情の裏にある嫉妬や不安と結びつけられた結果だとされています。愛にまつわる言葉だからこそ、重く感じてしまう人もいるでしょう。ただ、これは人の感情の複雑さを映した表現であり、ルビーそのものが疑いや不信をもたらすわけではありません。ルビーには良い宝石言葉もたくさんありますので、石を見たときや宝石言葉を聞いた時にどう感じるかが重要です。 2-3.ブラックオパール オパールは虹色の揺らめくような輝きを見せる宝石です。ダイヤモンドやルビーのようなガラス質の輝きとは違う不思議な輝きは「遊色効果」と呼ばれ、人気があります。10月の誕生石でもあるので、知っているという人も多いでしょう。 オパールといえば乳白色の宝石を思い浮かべる人も多いですが、実はそれはホワイトオパールというオパールの一種にすぎません。実はオパールには、地色が黒いブラックオパール、水滴のように透明なウォーターオパール、炎のようなオレンジ色のファイアーオパールなどがあります。さまざまな色があるオパールの中で、怖いと思われる宝石言葉を持つのは地色がブラック、もしくはグレーのブラックオパールです。 ブラックオパールの宝石言葉は「威嚇」。その他にも「自信」「カリスマ性」といった宝石言葉があります。孤高で他人を寄せ付けないイメージですね。「威嚇」という言葉だけを聞くと怖いですが、実際にはブラックオパールは派手すぎず、大人っぽく上品な輝きからとても人気があります。またオパールの中でももっとも希少価値が高く価格もオパールの中では高価な宝石です。 2-4.珊瑚 珊瑚は鉱物ではなく、生物由来の宝石です。長い時間をかけて海の中で成長し、その枝状の骨格が宝飾品として加工されてきました。珊瑚は5月の誕生石でもありますが、実は珊瑚はアメリカやイギリスでは誕生石ではありません。それほど日本でも古くから親しまれてきた宝石です。 さまざまな色や形がある珊瑚ですが、その中でも枝のような形をした珊瑚は「枝珊瑚」と呼ばれることがあります。枝珊瑚の宝石言葉は「征服」です。珊瑚は、海という過酷な環境の中で成長します。また「産後」という言葉と同じ響きを持つことから生命力を連想させ、古くから日本でも魔除けや女性・子供のためのお守りとして用いられてきました。 「征服」という言葉だけを見ると、支配的で怖い印象を受けるかもしれません。ですがその言葉も、もとは持ち主の身を守る、危険な目に合わせないという意味合いだったようです。珊瑚は現在でもお守りとして身につけられることが多いので、必要以上に怖がる必要はありません。 2-5.ガーネット ガーネットは、1種類の鉱物を指す名前ではなく、複数の鉱物グループの総称です。深い赤色のものがよく知られていますが、オレンジや緑などさまざまな色があります。1月の誕生石としても有名ですよね。 ガーネットの怖い宝石言葉として挙げられるのが「束縛」です。これは、ガーネットが「絆」や「結びつき」を強く象徴する宝石として語られてきたことが関係しています。結びつきが強いという表現が、場合によっては束縛という言葉に置き換えられてしまったと考えられます。 強い絆は、安心感にも重荷にもなり得るものです。相手を思いやる心配の気持ちが大きくなりすぎてしまったものが「束縛」とも言えるでしょう。気持ち次第で意味が変わるとも言えます。宝石言葉をどのように解釈するかは、持ち主にゆだねられているのです。 2-6.翡翠 翡翠は古くから日本でも特別な宝石として扱われてきた宝石です。縄文時代の遺跡から発見されたこともよく知られていて、子供の頃に教科書で見たことがあるという人もいるでしょう。翡翠は5月の誕生石ですが、珊瑚と同じく日本独自の誕生石です。ダイヤモンドやルビーよりもなんとなく身近に感じている人も多いのではないでしょうか。 翡翠の宝石言葉の中には「不老不死」という言葉があります。「不老不死」という言葉は永遠の命を連想させるため、少し不気味に感じる人もいるかもしれません。この言葉は、翡翠が生命力や再生、長寿の象徴として扱われてきた歴史から生まれたものです。 「不老不死」という表現は極端に聞こえますが、実際には健康や繁栄を願う意味合いで使われることがほとんどです。怖さよりも、長く続く幸せを願う象徴として受け取られてきた宝石だといえます。 2-7.アレキサンドライト アレキサンドライトは、光源によって色が変わる珍しい宝石です。自然光の下ではグリーンもしくはブルーグリーン、ろうそくの灯りや白熱灯の下では紫がかった赤色に見える性質を持っています。美しく色を変えるようすはとても美しく「アレキサンドライト効果」と呼ばれるほどです。希少性が高く「世界三大希少石」と呼ばれています。 アレキサンドライトの色を変えるという美しい性質から生まれた宝石言葉が「二面性」です。「裏表がある」「信用できない」といった印象につながりやすく、怖いと感じられる理由のひとつになっています。 ただし、アレキサンドライトの色変化は、もちろん人の性格や運命を示すものではありません。むしろはっきりと色を変えるアレキサンドライトほど価値が高いとされていることもあり、とても人気のある宝石です。「二面性」という宝石言葉は状況に応じて変化できる柔軟さや、多面的な魅力を象徴する言葉として捉えることもできます。 2-8.レインボームーンストーン ムーンストーンは、月の光を思わせるブルーの柔らかな輝きが特徴の宝石です。青白い光が透明、または半透明の石の表面を滑るように見えるシラー効果が魅力で、6月の誕生石としても知られています。 ムーンストーンの怖い宝石言葉として挙げられるのが「密会」です。「密会」は特にレインボームーンストーンの宝石言葉なのですが、実はレインボームーンストーンは厳密にはムーンストーンではありません。輝きが似ているのでそう呼ばれるようになりましたが、その正体は実はラブラドライトです。レインボームーンストーンはムーンストーンではないというのは覚えておいたほうがいいでしょう。 「密会」と聞くと、後ろめたさを感じる人もいるでしょう。でもこの言葉は、隠し事を助長するという意味ではなく、内面や感情の深い部分と向き合う象徴として使われているようです。穏やかで優しい印象の宝石であることに変わりはありません。 2-9.ホワイトクォーツ クォーツと聞いてもピンと来ない人も多いかもしれませんが、クォーツとは水晶のことです。透明度が高くさまざまな色のもの、内部にインクルージョンを含むものなど、様々な種類があります。非常に産出量が多く、身近な宝石です。ホワイトクォーツはその中でも特に白、もしくは透明のもののことをいいます。 ホワイトクォーツの宝石言葉は「秘密」です。ホワイトクォーツは古くから、よく占いに用いられてきました。そのため神秘的な印象を持つ人も多いでしょう。 「秘密」という言葉に警戒心を持つ人もいるかもしれませんが、必ずしも悪い意味ではありません。何もかもすべてさらけ出せばいいというものではないですよね。 大事なことは自分の中で秘密にしておくことも必要です。自分の内面に向き合う時には最適な宝石ですよ。 2-10.マラカイト マラカイトは和名を「孔雀石(くじゃくいし)」という宝石で、孔雀の羽のような鮮やかなグリーンと縞模様が特徴的です。古くから装身具やお守りとして身につけるだけでなく、砕いて絵具や虫よけとしても使われていました。 マラカイトの怖い宝石言葉として知られているのが「危険な愛情」です。 マラカイトはリラックス効果があり、コミュニケーション能力を向上させると言われています。マラカイトは持ち主の感情への影響が強いパワーストーンなので、愛情が過剰になることへの戒めとして使われているようです。 「危険」という言葉に引っかかるかもしれませんが、これは愛情に振り回されないように注意を促しているにすぎません。実際に危険性があると示しているわけではなく、感情と上手に向き合うことの大切さを示しているとも受け取れます。 2-11.イエロージルコン ジルコンは、その強い輝きでよく知られる宝石です。ダイヤモンドと間違われることもあるほどの輝きが特徴ですが、値段は安価なので、ダイヤモンドの代用品としても用いられてきました。 ジルコンはカラーバリエーションが豊富なのも特徴です。透明なものだけでなくブルー、グリーン、イエロー、ピンクなどさまざまな色があり、さらに12月の誕生石のひとつとしても知られています。古い地層から産出されることもあり、地球最古の鉱物のひとつとされる点も特徴です。 宝石言葉が怖いと言われているのはイエロージルコンで、その宝石言葉は「産みの悲しみ」。誕生や再生は喜ばしいことですが、時に同時に痛みや苦しみを伴うものです。その現実を正面から受け止めた宝石言葉と言えるでしょう。必ずしも不幸を意味するものではなく、物事の始まりに伴う葛藤を象徴した表現とも受け取れます。 2-12.アマゾナイト アマゾナイトは、明るいブルーグリーンが印象的な長石という鉱石グループの一種です。明るく爽やかな色合いで装身具として人気があり、流通量が多いので比較的手に取りやすい宝石としても知られています。名前に反して、アマゾン川流域からはほとんど産出されません。名前の由来は諸説ありますが、ギリシャ神話に登場する女戦士・アマゾネスが軍神アレスから授かった石だからとも、アマゾネスのように勇敢な南米の人々が身につけていた石だからともいわれています。 アマゾナイトの宝石言葉の中には「潮時」という言葉があります。終わりや区切りを連想させるため、怖い・さみしいと感じる人もいるかもしれません。しかしこの言葉は、何かを手放すことで次に進むタイミングを示すものとして使われている場合が多いようです。不吉さよりも、変化の節目を示す象徴と考えることもできます。 2-13.クリソベリルキャッツアイ クリソベリルキャッツアイは、クリソベリルという宝石の中でも石の表面に一本の光の筋が現れる「シャトヤンシー効果」が特徴の宝石です。クリソベリルはイエローやグリーンイエロー、ブラウンの明るい色合いの美しい宝石ですが、そこに一筋の光が走っている様子は神秘的な雰囲気があります。光の筋は猫の目の細い瞳孔のように見えることから「キャッツアイ」と呼ばれ、希少性も高い宝石です。 クリソベリルキャッツアイは今はまだそこまで有名な宝石ではありませんが、2021年に新しく誕生石に追加されたので、これからもっと知名度・人気が上がるかもしれませんね。 この石の宝石言葉は「驚嘆」です。日々の平穏を大事にする人は敬遠しがちな言葉ですね。 強い直感や見抜く力と結びつけられ、圧倒されるような印象として受け取られることがあります。ただし、これは能力や洞察力への驚きを表した象徴的な表現であり、危険性を示すものではありません。 2-14.アパタイト アパタイトは、透明感のあるブルーの宝石のイメージがありますが、実はピンクやグリーン、無色透明などさまざまなカラーバリエーションが楽しめる宝石です。 アパタイトは歯磨き粉の成分としても有名で、むしろ宝石としてのイメージはあまり持っていない人も多いかもしれません。アパタイトは仲間が多く骨や歯の成分でもあり、宝石のアパタイトはその仲間のひとつです。歯や骨と宝石が仲間同士というのは、なんだか不思議ですね。 アパタイトには「惑わす」という宝石言葉があります。惑わす、迷うという言葉は判断力を鈍らせるような印象があり、怖い言葉、悪い言葉と感じられるでしょう。この言葉は、情報や感情に影響を受けやすい性質を象徴的に表したもののようです。人を迷わせる悪いものという意味ではなく、選択には冷静さが必要だという注意喚起として捉えることもできます。 2-15.スファレライト スファレライトの特徴は、なんといってもその輝きです。条件によってはダイヤモンド以上の輝きを見せることがあることで知られています。グリーンやイエロー、ブラウン、ブラックなど色合いは幅広く、光の当たり方によっても表情が大きく変わるのが特徴です。ダイヤモンドの特徴でもある七色の輝き「ファイア」を見せるので、華やかなムードを漂わせています。 一方で硬度はそれほど高くなく傷つきやすいため、加工が難しく流通量はそう多くありません。近年では加工技術が向上し少しずつ流通量が増えてきましたが、ジュエリーとして使用する際には取り扱いに注意が必要とされています。 スファレライトの宝石言葉には「嘘つき」「裏切者」といった強い表現があります。これは、角度や光源によって印象が変わる見た目が、本心が見えにくいことの象徴のようです。刺激的な言葉ではありますが、石そのものに否定的な性質があると示しているわけではありません。 2-16.アウイナイト アウイナイトは、鮮やかなネオンブルーが美しい希少宝石です。人目を引く深いブルーが特徴的で、小粒でも強い存在感があります。ドイツでのみ産出される希少石で「幻の宝石」と呼ばれることもあるので、ショップでみかけたらとてもラッキーかもしれません。 アウイナイトの宝石言葉のひとつは「過去との決別」です。今まで歩んできた過去と別れるのは悲しみやさみしさを感じさせます。ですが過去と決別するのは、何も悪いことだけではありません。不要なものを断ち切り、新しい段階へ進むための区切りを示す言葉でもあるのです。 過去は今までの自分です。大事にしなければならないこともありますが、しがみついてばかりいては前に進めないこともあるでしょう。そんな時にあなたの背中を押してくれる宝石言葉ですよ。 2-17.スギライト スギライトは、濃いパープルが印象的な宝石です。三大ヒーリングストーンのひとつでもあり、パワーストーンとしてよく使用されています。スギライトの発見は1944年、日本の愛媛県でのことでした。発見したのは日本人の研究者たちで、その時のひとりである杉健一氏がスギライトの名前の由来にもなっています。誰もが知るような有名な宝石ではありませんが、スギライトは意外と日本にかなりゆかりのある宝石なのです。 スギライトの宝石言葉は「第三の目」です。第三の目とは、スピリチュアルな言葉で目には見えないものやエネルギーを感じ取ることができる特別な場所のことです。霊的な響きが強く、なんとなく怖い・うさんくさいと感じる人もいるかもしれませんね。スギライトは協力なパワーストーンと言われているので、このような石言葉になったのでしょう。この石言葉は直感や洞察力の象徴なので、内面を見つめる力を示す言葉でもあります。自分でも知らない自分の内面に向き合いたい人におすすめのパワーストーンです。 2-18.ジェット ジェットは正確には宝石ではなく木が化石化した有機質宝石と言われるものの仲間で、宝石に比べて軽いという特徴があります。石ではないので不透明ですが、つややかなブラックはブラックオニキスやモリオンなどの不透明なブラックの宝石によくにています。古くから装飾品や魔除け、また喪中に身につける装身具として使われてきました。 ジェットの宝石言葉のひとつは「忘却」です。「忘却」という言葉は喪失や別れを連想させるので、怖いと思う人も多いでしょう。喪中に身につけられていたという歴史も合わさって、さらにジェットを不吉なものと考える人もいるようです。しかし忘れるというのは、悪いことばかりではありません。深くつらい悲しみを抱え続けるのは、誰にとってもつらいことですよね。心を静かに整理するために、前向きに進んでいくために忘却が必要なこともあります。そう考えると、「忘却」という宝石言葉は意外とポジティブなものとも考えられますね。 2-19.アズライト アズライトは、「天空の石」とも呼ばれる深いブルーが美しい鉱物です。その歴史は古く、神聖な天に近い存在であるとして宗教儀式に用いられたり、古代エジプトでは王族など身分の高い人の装飾品として使用されてきました。また柔らかく砕きやすい性質の石で、かつては顔料としても使われてきた歴史が有名な高松塚古墳の装飾にもアズライトは使われていたそうです。そのやわらかさからとても加工しづらく、流通しているアズライトの多くは樹脂などで固められたものか、もしくは未加工の原石がほとんど。ジュエリーとしてそのまま身につけるのには向いていません。 アズライトの宝石言葉には「幻視能力」という言葉があります。幻視と言われると、得体が知れない、現実感が薄いと感じて不安になる人もいるでしょう。とはいえアズライトを購入したからといって何か怖いものを見るようになる、というわけではありません。むしろ想像力や内面的な気づきを得ることができると言われているので、気になるなら試してみるのもひとつの方法です。 2-20.ラブラドライト ラブラドライトはブラックもしくはグレイの石で、見る角度によって青や緑の光が浮かび上がる神秘的な宝石です。石自体は決して派手ではなく、身につける人の動きや光の反射によって輝きを変える神秘的な魅力があります。ジュエリーというよりはパワーストーンとして身につける人が多く、気持ちを落ち着かせたり良い縁を引き寄せる効果があると言われています。 ラブラドライトの宝石言葉には「霊性」という言葉があります。目に見えないもの、恐ろしいものをイメージして、怖いと感じる人もいるかもしれませんね。ですが霊性とはたとえば「幽霊が見えるようになる」という類のものではありません。感受性や内面の成長を助けるといった意味合いの言葉で、不吉な言葉ではありませんので安心してくださいね。 3.まとめ 今回は「宝石言葉が怖い」と言われることがある宝石を20種類ご紹介しました。 色や輝き方も違う宝石で、宝石言葉が「怖い」と感じられる背景もそれぞれ。宝石言葉が怖いと言われる理由は、その石の色合いや歴史、人の感情を重ねた解釈の仕方がありました。 その言葉ひとつだけを切り取ると強い印象を受けたり怖いように感じたりすることもありますが、怖い宝石言葉が宝石そのものの性質や価値を決めるわけではありません。意味をどう受け取るかは人それぞれです。たとえばジェットの宝石言葉は「忘却」ですが、忘れるというのは悲しいことでもある半面、悪いことを忘れて前に進めるようになるきっかけでもあります。もしその宝石言葉を聞いて不安を感じた場合も、由来を知ることで納得し、言葉の印象が和らぐこともあります。また、宝石言葉はひとつだけではありません。今回ご紹介しきれなかった宝石言葉がしっくり来ることもあるでしょう。 言葉をどう感じるか、どう受け止めるかは受け取る側の気持ちやその時の状況によっても変わります。気になる宝石があればその石にじっくり向き合ってみてくださいね。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/black-jewels-list/ https://estime.co.jp/column/blue-gems/ https://estime.co.jp/column/color-change-jewelry/

2026年1月22日
【2026年1月最新版】カルティエの値上げ情報一覧まとめ|最新情報や今後の予測も紹介!

フランスを代表するジュエリーブランドであり、世界5大ジュエラーのひとつとして知られるカルティエ(Cartier)。ジュエリーだけでなく、時計、レザー製品、香水など幅広いアイテムを展開していて、結婚指輪・婚約指輪の定番ブランドとしても高い人気を誇ります。どの製品も格調高い存在感が魅力で、多くの人にとって憧れのブランドです。自分へのご褒美や人生の節目にカルティエを選びたいと考える方も少なくありません。 しかし近年は、ハイブランド全体で値上げが続いていて、カルティエも例外ではなく毎年価格改定が行われています。そこで今回は、カルティエの値上げ事情について徹底解説します。過去の値上げ推移、コレクションごとの値上げ動向、そして2025年、2026年の最新情報から今後の見通しまでをまとめているので、これからカルティエのジュエリーや時計の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 1.カルティエの値上げについて カルティエに限らず、近年は多くのラグジュアリーブランドが価格改定を行っています。例えば、ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスなどでも同様で、ジュエリーや時計はもちろん、バッグや革小物に至るまで値上げが続いているのが現状です。 カルティエも、ほぼ毎年どこかのタイミングで値上げを実施しています。特に春と秋の、年に2回程度のペースで価格改定が行われるケースが多いです。 「次のカルティエの値上げはいつ?」と気になっている方も多いでしょう。しかし、前もってカルティエの公式サイトやブティックでアナウンスされることは少ないです。 そのため、「いつ値上げするのか」を正確に知るのは難しいですが、少なくとも毎年1回以上は実施されていると考えておいたほうがいいでしょう。 2.カルティエが値上げする理由 カルティエが値上げをするのにはいくつかの理由があります。ここから、カルティエが値上げをする理由について5つ解説します。 2-1.金やプラチナなど地金価格の高騰 カルティエのジュエリーは、18Kゴールドやプラチナを使用しています。これらの貴金属は国際相場で取引されていて、近年で価格が上昇中です。特に金(ゴールド)は世界情勢の不安定さや、近年で投資需要が増加していることから価格が高騰し、ジュエリー価格にも大きな影響を与えています。 1gあたりの金価格は、2023年4月の約9,000円から、2025年12月には約25,000円、2026年1月現在は最高で約26,000円代までに上昇。プラチナの価格も、2020年3月は約2,500円から2026年1月には約13,000円代にまで上昇しています。 この貴金属価格の高騰は、金やプラチナを使用するジュエリー価格の値上げに直結しているのです。 2-2.ダイヤモンドや宝石の調達コストの上昇 カルティエは、高品質なダイヤモンドを始め、ルビーやサファイアなどの宝石を使用しています。これらの調達コストも、需要の増加や採掘・流通コストの上昇などによって高まっていて、価格上昇する理由のひとつです。 特に、ダイヤモンドが付いた製品は、地金価格だけでなく、宝石の価格変動にも影響を受けやすくなっています。品質の良いものほど価格が高騰する傾向にあり、厳選された高品質な宝石を取り扱うカルティエのジュエリーは大きな影響を受けています。 2-3.為替(円安)の影響 海外ブランドであるカルティエにとって、為替は大きな要因です。特に近年の円安は価格に大きく影響していて、日本国内での販売価格は上昇傾向にあります。 カルティエの製造は主にスイスのアトリエで行われ、カルティエの物流センターに集められてから世界各地に送られます。 輸入品には、商品価格だけでなく運送コストも含まれるため、円安が進めば物流コストが上がり、日本での販売価格の値上げが必要となるのです。 2-4.ブランド価値を維持するための価格調整 カルティエは「世界5大ジュエラー」として不動の地位を確立していて、その高いブランド価値を維持する必要があります。そのため、安売りをせず、適正価格を保つことでブランドの希少性やラグジュアリー感を保つ狙いもあります。 ただ、カルティエの親会社であるリシュモンは、急激な値上げはせず、必要な範囲で調整を行うというのが基本姿勢です。過去には為替変動を理由に、一時的に価格を値下げしたこともありました。 そのため、世界情勢や経済状況の変化によっては、将来的な値下げの可能性が全くゼロというわけではありません。ただし、今の現状を見るとその可能性は極めて低く、非常に稀なケースといえるでしょう。 2-5.人件費や製造コストの上昇 カルティエ製品の製造には、熟練した職人の高い技術が不可欠です。スイスの時計職人やジュエリー職人の人件費は高騰していて、製造コストに直接影響しています。 また、原材料費だけでなく、物流費やマーケティング費用、環境対策に関わるコストなど、製造や流通に関わるあらゆるコストが上昇していることも、値上げの一因となっています。 3.カルティエのこれまでの値上げ推移 2020年頃は、ジュエリーなら10万円代、時計は30万円代で購入できるモデルもありました。しかし、近年で価格改定を定期的に実施し続け、代表的なコレクションを中心に大きく値上がりしています。「トリニティ」「ラブ」「ダムール」などの定番ラインは、定期的に数万円単位で価格が上がっています。 2020年から2026年のカルティエ人気モデル・値上げ推移は下記のとおりです。 年 トリニティリング(クラシック) ラブリング クラシック(イエローゴールド) タンクマスト(時計) 2020年 約15万円 約19万円 約40万円 2023年 約29万円 約28万円 約50万円 2024年 約30万円 約30万円 約51万円 2025年 約33万円 約31万円 約52万円 2026年 約36万円 約33万円 約55万円   この表からもわかる通り、どのモデルも毎年確実に数万円の値上げが行われています。 これまで5年間で、2倍以上価格が上昇した商品もあります。 4.【コレクション別】2026年1月現在のカルティエ値上げ動向 ここでは、2025年から2026年1月現在にかけて、どれくらい値上がりしたのか、定番人気のコレクション別にして見ていきましょう。 4-1.ジュエリーコレクションの値上げ カルティエのジュエリーは、結婚指輪やファッションジュエリーとして幅広い層から人気があり、値上げの動向が特に注目されています。 コレクションごとの人気モデルを、2025年調査時の価格から2026年1月調査時に値上げした価格、値上げ率を表にしてまとめているので参考にしてみください。 ※価格は随時更新していきますが、タイミングによって実際の価格と若干異なる可能性がございます。弊社が調査した際の価格となります。 ・トリニティ カルティエの代表作であるトリニティは、ここ数年で着実に値上げが続いています。もともと比較的手の届きやすい価格帯のリングでしたが、2020年以降は金相場の上昇に合わせて値段が上がり、今後も安定した人気が見込まれるので、できるだけ早めの購入がおすすめです。 モデル名 2025年 2026年 値上げ額・値上げ率 トリニティリングSM 244,200円 266,200円 22,000円上昇 +9.0% トリニティリング クラシックモデル 335,500円 368,500円 33,000円上昇 +9.8% トリニティ イヤリング 286,000円 311,300円 25,300円上昇 +8.8% トリニティ イヤリング クラシックモデル 528,000円 583,000円 55,000円上昇 +10.4% トリニティ ペンダント スモール 359,700円 379,500円 9,900円上昇 +5.5%   ・ダムール 比較的手の届きやすいラインですが、需要増加に伴いじわじわと値上げし、数年おきに数%ずつ上昇しています。特にネックレスやブレスレットが値上げ対象になっています。若い世代の女性に人気があるため、値上げ幅が大きくても売れ行きが落ちないのが特徴です。 また、ブライダルラインとしても人気のコレクションですが、プラチナ・ゴールドの相場に連動しているため、年ごとに数%単位の改定が行われ、着実に値上げされています。 モデル名 2025年 2026年 値上げ額・値上げ率 ダムール ウェディングリング ピンクゴールド(幅2.5mm) 148,500円 156,200円 7,700円 +5.2% ダムール ウェディングリング プラチナ(幅3.5mm) 312,400円 327,800円 15,400円 +4.9% ダムール ウェディングリング パヴェダイヤ ピンクゴールド(幅2.3mm) 500,500円 528,000円 27,500円 +5.5% ダムール イヤリング ミディアムモデル イエローゴールド  385,000円 401,500円 25,5000円 +4.3% ダムール ブレスレット スモール ホワイトゴールド 258,500円 271,700円 13,200円 +5.1%   ・ラブ ラブコレクションは、愛を象徴するカルティエのアイコンジュエリーで、これまで数年にわたって少しずつ値上げが実施されてきました。数年前に70万円台で購入できたモデルが、現在では100万円前後まで上昇。今後も価格が上昇することが予想されます。 モデル名 2025年 2026年 値上げ額・値上げ率 LOVEリングスモール ピンクゴールド 202,400円 216,700円 14,300円 +7.1% LOVEリングクラシックモデル ホワイトゴールド 336,600円 353,100円 16,500円 +4.9% LOVEブレスレットミディアム ピンクゴールド  968,000円 1,029,600円 61,600円 +6.4% LOVEブレスレットクラシックモデル イエローゴールド 1,174,800円 1,254,000円 79,200円 +6.7% LOVEネックレス ホワイトゴールド 440,000円 462,000円 2,2000円 +5.0%   ・その他の人気モデル その他、人気コレクションの「サントス」「クラッシュ」「ジュストアンクル」なども値上げの対象アイテムです。 モデル名 2025年 2026年 値上げ額・値上げ率 サントス ドゥ カルティエ ブレスレット イエローゴールド 742,500円 775,500円 33,000円 +4.4% サントス ドゥ カルティエ ネックレス ミディアムモデル ホワイトゴールド 1,900,800円 1,993,200円 92,400円 +4.9% クラッシュ ドゥ カルティエ リング スモールモデル ピンクゴールド 401,500円 434,500円 33,000円 +8,2% ジュストアンクル ブレスレット クラシックモデル ホワイトゴールド 2,257,200円 2,415,600円 158,400円 +7.0% マイヨン パンテール ウェディングリング ホワイトゴールド 223,300円 234,300円 11,000円 +4.9% 4-2.時計コレクションの値上げ   時計はカルティエの中でも特に資産価値が高く、値上げの動きがより顕著に表れています。 ・タンク カルティエのクラシックモデル「タンク」は、2020年代に入ってから着実に値段が上がり続けています。特にステンレスモデルは比較的手に届きやすい価格帯でしたが、2022年頃には40万円台で購入できたものも2025年には60万円台へと上昇しています。 モデル名 2025年 2026年 値上げ額・値上げ率 タンクマスト ドゥ カルティエ ウォッチ SM クォーツムーブメント(レザー・スティール) 544,500円 577,500円 33,000円 +6.1% タンクマスト ウォッチ XL自動巻き(スティール) 847,000円 891,000円 44,000円 +5.2% タンク アメリカン ウォッチ ミニ クォーツムーブメント(スティール・レザー) 539,000円 566,500円 27,500円 +5.1% タンク フランセーズ ウォッチ SMクォーツムーブメント(スティール) 616,000円 649,000円 33,000円 +5.4%   ・サントス 「サントス」はタンクに並ぶ人気モデルで、近年の値上げ幅も大きいです。ステンレスモデルで数十万円単位、ゴールドやコンビではさらに大きな価格改定が行われていて、資産価値が高い時計としても再評価されています。 モデル名 2024年 2025年5月 値上げ額・値上げ率 サントス デュモン ウォッチ SM クォーツムーブメント(スティール・レザー) 616,000円 687,500円 71,500円 +11.61% サントス ドゥ カルティエ ウォッチMM 自動巻き(スティール) 1,122,000円 1,188,000円 6,6000 +5.88% サントスドゥカルティエウォッチLM自動巻き(イエローゴールド・スティール) 1,848,000円 1,980,000円 132,000円 +7.14%   ・パンテール 華やかなデザインで、女性に人気の高い「パンテール」も、2025年の値上げリストに含まれています。特にイエローゴールドやピンクゴールドのコンビモデルが顕著に値上がりしています。過去数年で約15%以上の上昇。今後も需要は安定的に続き、価格も上がっていくことが予想されます。 モデル名 2025年 2026年1月現在 値上げ額・値上げ率 パンテール ドゥ カルティエ ウォッチ ミニ クォーツムーブメント(スティール) 616,000円 649,000円 33,000円+6.67% パンテール ドゥ カルティエ ウォッチSM(ピンクゴールド・スティール・ダイヤモンド) 2,112,000円 2,217,600円 105,000円 +5.0% パンテールドゥカルティエウォッチMMクォーツムーブメント(イエローゴールド・ダイヤモンド) 5,266,000円 5,530,800円 264,800円+5.0%   5.今後の参考に!2025年の値上げ情報まとめ 2025年も5月と9月にカルティエは値上げを実施しています。 特に9月10日の値上げは世界規模の価格改定で、時計・ジュエリーの定番モデルが値上げの対象となりました。一般的な値上げ率は4〜8%で、一部アイテムによっては10%以上の値上げとなります。 今後の値上げ予測の参考にもなると思いますので、カルティエを代表する人気アイテムの昨年の値上げ動向を振り返ってみましょう。 モデル名 値上げ前 値上げ後 値上げ額・値上げ率 トリニティ イヤリング SM 286,000円 311,300円 25,300円+8.85% トリニティ ネックレス SM(ブリリアントカットダイヤモンド) 355,300円 374,000円 18,700円+5.26% ダムール ブレスレットSM 162,800円 174,900円 12,100円+7.43% LOVEブレスレット クラシック イエローゴールド 1,174,800円 1,254,000円 79,200円+6.74% タンクマストSMスティール 577,200円 605,000円 27,800円+4.82% パンテール ウォッチSM イエローゴールド・スティール 1,399,200円 1,478,400円 79,200円+5.66%   平均で約5~8%の値上げが行われていることがわかります。近年、金相場の上昇と共に多くのジュエリーブランドが値上げを行っています。ニュースなどで金相場の高騰を見かけた際は「ジュエリーの値上げ」を少し意識してもいいのかもしれませんね。 6.今後のカルティエ値上げ予想!次回の値上げはいつ? カルティエは今後も引き続き、年に数回の値上げが実施されることが予想されます。 世界的なインフレは続く可能性が高く、円安傾向が続けば日本国内の価格はさらに上昇します。そのため、しばらくは値下げの可能性はかなり低いといえるでしょう。 これまでカルティエは、主に春(4〜5月)と秋(9〜11月)に価格改定が行われ、ジュエリー全般で数%〜10%前後の値上げを実施してきました。 これまでにカルティエが価格改定を実施した月は以下のとおりです。 ・2022年:5月・7月・11月 ・2023年:4月・10月 ・2024年:5月・11月 ・2025年:5月・9月 「次回の値上げはいつ」と確実には言えませんが、ほぼ確実に今後も値上げを実施すると考えられます。 6-2.ハイブランドが価格改定の告知を前もってしない理由  カルティエのようなハイブランドは、価格改定について事前にHPなどで告知されないことが多いです。ただし、常連顧客には個別で連絡が入ります。そのため、情報は値上げの3ヶ月前くらいから、販売スタッフや買取店、SNSなどから少しずつ広まり、知られていくようになります。 値上げが前もって告知されない理由は以下のようなことが挙げられます。 ①ブランドのイメージ維持のため 値上げを前もって発表して、直前に買いに来た人の列ができてしまうと、ブランドイメージが崩れてしまうため、事前告知をしない傾向があります。 ②一律ではなくアイテムごとに価格が違う 値上げ幅はアイテムや素材ごとに異なるので、一覧表を出すと「どれが一番上がった」「どれが割安」など比較されやすくなります。そのような価格競争的な見方を避けるためにも事前告知をしない傾向があります。 ③世界的に同時改定することが多い カルティエやルイ・ヴィトン、エルメスなどは、グローバルで一斉に価格改定をすることが多いです。そのため、事前に公表せず、当日の朝から店頭・公式サイトの価格が切り替わるケースが一般的です。 しかし、ブランドからの公式な告知がなくても、販売スタッフやブランド品を取り扱う買取店など、さまざまなルートから情報が拡散してきます。 トリニティやラブコレクションなどの定番モデルはもちろん、結婚指輪や時計など幅広く影響があるので、購入を考えている人は、買うタイミングを逃さないよう前もって情報収集をするようにしましょう。 7.カルティエのジュエリーや時計を購入するタイミング カルティエは毎年値上げを実施しているため、待てば待つほど高くなるのが現実です。そのため、基本的には「欲しい」と思ったときがベストタイミングと言えます。 「値上げしてしまったから買うのはやめよう」と思う人もいるかもしれません。しかし、値上げ後でも満足できる選び方はあります。 ・流行にとらわれず自分の好きなものを選ぶ ・長く使えるデザインを選ぶ ・投資価値も意識して選ぶ カルティエは、ジュエリーも時計も資産性が高く、価格が上がっても長期的に見れば損ではないと言えるでしょう。 値上げ前に購入するに越したことはないですが、値上げ後でも、将来的にはその価値がさらに上昇する可能性があります。何よりも、自分の気に入ったものを納得のいく価格で購入することが大切です。 8.まとめ 今回は、カルティエの値上げ情報について詳しく解説しました。カルティエはここ数年かけて定期的に値上げを行っています。その理由は、地金や宝石の高騰、世界情勢、円安、そしてブランド価値を守るための戦略でもあります。 2025年も定番コレクションからブライダルリング、時計まで、幅広く値上げが実施されました。今後もインフレや為替の影響で、さらに価格上昇することが予想できます。もしカルティエで気になっているアイテムがある場合は、早めの購入がおすすめです。 カルティエは春・秋のシーズンごとに値上げすることが多く、タイミングを押さえれば数%の差がそのまま節約になることがあります。 カルティエのジュエリーや時計は、資産としての価値も持ち合わせています。値上げが続いている今、「欲しい」と思った時が購入のベストタイミングです。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/tiffany-price-increase/ https://estime.co.jp/column/chanel-price-increase/ https://estime.co.jp/column/vancleef-price-increase/ https://estime.co.jp/column/cartier-celebrities/ https://estime.co.jp/column/cartier-trinity-meaning/ 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2026年1月19日
ラピスラズリの石言葉は怖い?持つ人を選ぶ?相性の悪い石や恋愛の効果についても解説!

ラピスラズリは和名を「瑠璃(るり)」という宝石です。日本でも昔から装飾品やお守りとして使用されてきました。パワーストーンとしても強いパワーを持っていて、身につける人を成長させたり、恋愛運をアップさせる石とも言われています。 ところがその一方で、「石言葉が怖いらしい」「持つ人を選ぶ石だ」という噂もあり、気軽に身につけていいのかな?と悩んでいる人もいるようです。そこで今回は、ラピスラズリがどんな石なのか、その伝説や歴史から石言葉の意味、効果などを解説します。 結論から言うと、ラピスラズリは決して怖い石ではありません。ただし身につける時には少しだけ注意したほうがいい石でもあります。ラピスラズリについて、なんとなく怖いイメージを持っている人はぜひ最後まで読んでくださいね。 1.ラピスラズリとは ラピスラズリは、濃いブルーが印象的な天然石です。宝石に詳しくない人でも、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。夜空のような深いブルーに、金色の粒が散りばめられた姿が特徴で、その色合いは他の宝石とは異なる成分に由来します。 ラピスラズリは一種類の鉱物ではなく、複数の鉱物が混ざり合ってできた石です。主に含まれるのはラズライト、カルサイト、パイライトなどで、このうちラズライトがラピスラズリの濃いブルーを生み出しています。ラズライトの量によってブルーの濃さが変わるのも特徴です。 カルサイトは白い筋や斑点として見え、パイライトは金色に輝く粒として現れます。これらが多すぎると評価が下がることもありますが、ラピスラズリらしい表情を感じさせる要素でもあります。複数の鉱物が偶然のバランスで共存することで、ラピスラズリならではの美しさが生まれています。 1-1.ラピスラズリの伝説と歴史 ラピスラズリの歴史は古く、メソポタミアでは紀元前4000年頃、古代エジプトでも紀元前3100年頃から使用されていたと言われています。濃いブルーには魔除けの力があると信じられ、王族や貴族、神職に就く人々が身につける特別な石でした。パイライトを含むラピスラズリは金色に輝くことから、金運にまつわる石として扱われることもあったようです。 古代エジプトでは、ツタンカーメン王の黄金のマスクの装飾にもラピスラズリが使われています。これは美しさだけでなく、神秘的な力を信じられていたためだとされています。 またラピスラズリは絵の具としても利用され、砕いて作られた「ウルトラマリン」は中世ヨーロッパからルネサンス期にかけて最も高価な青色顔料でした。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」に描かれた鮮やかなブルーも、ラピスラズリ由来の色とされています。 1-2.ラピスラズリの和名 ラピスラズリの和名は「瑠璃(るり)」です。もしかしたら和名の方がなじみ深いという人もいるかもしれません。 瑠璃とは仏教の「七宝(しっぽう)」という7つの宝物のひとつです。ラピスラズリはもともと日本で産出される宝石ではありませんでした。つまり日本では、ラピスラズリそのものも、瑠璃という名前も中国から伝わったのです。 1-3.ラピスラズリの産地 ラピスラズリの産地として有名なのは、アフガニスタンです。アフガニスタンでは紀元前から現在まで、実に6000年にもわたって多くのラピスラズリが産出されています。 アフガニスタンは古くから続くというだけでなく、とても品質の高いラピスラズリの産地としても知られています。ツタンカーメンの黄金のマスクに使用された品質の高いラピスラズリもアフガニスタン産です。特にアフガニスタンのバダクシャン州ヒンドゥークシュ山脈のサリ・サング鉱山は、ラズライトの含有量が多く濃いブルーが美しい最高品質のラピスラズリが採れる鉱山として知られています。 また、チリもラピスラズリの有名な産地です。特にアフガニスタンとの国境にあるコキンボ地方には大きな鉱脈があり、ラピスラズリが多く産出されます。ところがチリ産のラピスラズリは色合いが淡く、アフガニスタン産のラピスラズリほどの品質ではありません。パイライトが多く含まれるのもチリ産のラピスラズリの特徴で、キラキラと輝くので人によってはかえってチリ産のラピスラズリが好きだという人もいます。どちらが好きかは自分の目で見て確かめてくださいね。 2.ラピスラズリの石言葉 ラピスラズリの石言葉は「幸運」「真実」「健康」などです。 これらの石言葉は、ラピスラズリが古来から身につける人に幸運を授けるお守りとして使用されていたことに由来します。 また、ラピスラズリは持ち主を守る他にさまざまなパワーを与えると信じられてきました。その結果直感力が上がり、持ち主の能力が研ぎ澄まされると言われています。そのため、今まで気づかなかった真実に気づいたり体力が増強されて健康につながることが、「真実」「健康」という石言葉の由来です。 2-1.ラピスラズリの石言葉は怖い? ラピスラズリについて調べていて、ラピスラズリの石言葉が怖いという噂を知った人もいるでしょう。なぜそんな噂があるのか、怖いと言われるからにはなにか理由があるに違いないと思って、ラピスラズリを持つのが少し怖くなったという人がいても不思議ではありません。 ですが結論から言うと、ラピスラズリの石言葉は怖くありません。さきほどご紹介したように、ラピスラズリの石言葉は「幸運」「真実」「健康」。どれも持ち主にメリットがある、良い言葉ばかりですね。 なぜラピスラズリの石言葉が怖いと言われるようになったのか、はっきりした理由はわかりません。「ラピスラズリは古来から使用されていたこと」「キラキラしたジュエリーではないこと」「濃いブルーが神秘的に見えること」などがなんとなく怖いイメージにつながっているのではないかと推測できます。ですが実際には、ラピスラズリには良い石言葉ばかりです。なんとなくのイメージで、怖いと思って避けるのはもったいないですよ。ぜひラピスラズリを身につけて、怖いというイメージを払拭してくださいね。 3.ラピスラズリを身につける効果 ラピスラズリは、古くからお守りや護符として身につけられてきた天然石です。そのため「身につけるとどんな効果があるの?」と気になる人も多いでしょう。ただし、宝石や天然石の効果は薬のように誰にでも同じ結果が出るものではありません。ラピスラズリも例外ではなく、身につけたからといって必ず何かが起こるわけではないのです。 それでもラピスラズリが長い歴史の中で大切にされてきたのは、人々がこの石に特別な意味を見いだしてきたから。古代では災いから身を守る存在と考えられ、「世界最古のパワーストーン」と呼ばれることもあります。 現代では、精神面に穏やかに働きかけ、自分自身と向き合うきっかけを与えてくれる石だと言われています。持ち主を甘やかすのではなく、試練を通して気づきを与える存在とされているのも特徴です。石に込められてきた意味を知ることで、自分にとってラピスラズリがどんな存在になりそうか、考えるヒントにしてみてくださいね。 3-1.厄除け・魔除けのお守り ラピスラズリのもっともよく知られた効果は「厄除けや魔除けのお守り」です。 古くから厄除けや魔除けのお守りとして身につけられてきたラピスラズリは、現代でも「なんとなく嫌なことが続いている」「人間関係がつらい」という人を助けてくれるパワーストーンです。 といってもラピスラズリは、持ち主を優しく包み込んで悪いものから守ってくれるというタイプのパワーストーンではありません。ラピスラズリは持ち主の判断力をアップさせる効果があります。そのため「身近な危険や違和感に気づきやすくなる」「危険なものから離れる判断ができるようになる」と言われているのです。 学校や職場、家庭でストレスがあり、気持ちが落ちこんでいる時にはラピスラズリを身につけてみてください。自分を守ることにつながるかもしれません。 3-2.持ち主を成長させる ラピスラズリは、「持ち主を成長させる石」と言われます。 「今の自分を変えたい」「より良い自分になりたい」というのは、誰もが持つ望みですよね。ですが実際に成長するのは、簡単なことではありません。何かにチャレンジしたいと思っても失敗したらどうしようと考えてしまいますし、一歩踏み出す勇気が出せないという人も多いでしょう。そんな時に背中を押してくれるのが、ラピスラズリです。 ラピスラズリは、問題をなかったことにする石ではなく、向き合う必要のある課題を浮かび上がらせる石だと言われています。ラピスラズリを身につけると、自分の成長に必要なものをしっかりと自覚することができるでしょう。課題を突き付けられると、くじけそうになるかもしれません。気持ちが揺れたり、迷いが増えたように感じることもあるでしょう。 ですがそれは、成長の途中で起こる自然な変化です。自分を変えたい、次の段階へ進みたいと感じている人にとって、ラピスラズリは背中を押してくれる存在になりますよ。 ただし気をつけてほしいのは、ラピスラズリは決して優しくサポートしてくれる石ではないということです。ラピスラズリは持ち主の課題をはっきりさせる効果があります。その課題は、人によっては直視したくないものである可能性もあるのです。自分の弱点を見つめる準備が整っていない人には、ラピスラズリは厳しすぎる石になる可能性があります。 自分の状態を見極めて、ラピスラズリを身につけるかどうか判断してくださいね。 3-3.恋愛運アップ ラピスラズリは恋愛運アップの石としても知られていますが、単に「恋愛がうまくいく」「好きな人と付き合えるようになる」といった分かりやすい効果をもたらす石ではありません。 ラピスラズリには「真実」という石言葉があり、持ち主の判断力を高めるパワーストーンだとされています。恋愛面でもその力は同じで、自分自身の恋愛傾向や課題に気づかせてくれる存在です。恋愛がうまくいかない理由は人それぞれですが、同じ失敗を繰り返してしまう人も少なくありません。ラピスラズリは、理想にこだわりすぎていたことや、無理をして相手に合わせすぎていたことなど、見過ごしてきた原因を浮き彫りにすると言われています。 縁を増やすというより、必要のない縁を整理する石とも考えられており、その先で誠実で対等な関係を築ける相手と出会いやすくなるとされています。 4.「ラピスラズリは怖い」ってどういう意味? ラピスラズリについて調べていると、「石言葉が怖い」「持つ人を選ぶ」「頭痛や体のだるさが出る」など、不安になる言葉を目にすることがあります。 結論から言うと、「ラピスラズリは怖い」というのは誤解です。 歴史や性質のイメージから、少し強い石だと受け取られてきた面があるのでしょう。それでも「噂があるのは理由があるのでは?」と不安になる気持ちも自然なものです。この章では、なぜそんな印象が広まったのかを整理しながら、ラピスラズリの本来の意味と、どんな人に向いている石なのかを詳しく見ていきます。 4-1.「ラピスラズリは怖い」イメージはどこから? ラピスラズリが「怖い石」と思われる理由のひとつに、古代の埋葬や儀式で使われていた歴史があります。たとえば古代エジプトでは、ラピスラズリは王族や貴族などの墓に副葬品として納められていました。少年王ツタンカーメンの黄金のマスクが有名ですね。またラピスラズリは神々への祈りや再生を願う儀式にも用いられており、死や霊的な世界と結びついたイメージがあります。 しかし、これはラピスラズリが不吉な石だったからではありません。むしろ逆で、死後の世界でも魂を守り、正しい道へ導くための神聖な石として扱われていたのです。墓に埋葬されていたのは、恐れられていたからではなく、それだけ価値が高く、信頼されていた証と言えるでしょう。 こういった歴史から「儀式」「埋葬」といった言葉だけが強調され、現代では不安や恐怖のイメージが独り歩きしてしまったのかもしれません。 本来のラピスラズリは、死を象徴する石ではなく、守護や再生、真実への導きを意味する石だったということを知れば、「怖い」という印象は自然と薄れていくでしょう。 4-2.ラピスラズリの石言葉は怖いという誤解 ラピスラズリの石言葉には、「幸運」「真実」「健康」など前向きな意味が多く含まれています。それでも「石言葉が怖い」と言われるのは、ラピスラズリが持つイメージと言葉の受け取り方が結びつき、少し極端に伝わってしまったためだと考えられます。 たとえば「真実」という石言葉は、「持ち主に真実を見せる石」とも表現されますが、真実は必ずしも心地よいものばかりではありません。見たくない現実に気づかされることで、厳しい石だと感じる人もいるでしょう。 しかし本来の意味は、曖昧な状態をはっきりさせ、より良い方向へ進むための気づきを与えるというものです。実際に「自分の本音がわかった」「迷いに区切りをつけられた」と感じる人もいます。ラピスラズリの石言葉は、不吉なのではなく、前向きな変化を促す力が強く伝わった結果なのです。 4-2.ラピスラズリは持つ人を選ぶ石 ラピスラズリは「持つ人を選ぶ石」と言われます。「特別な人しか持てないなら、私には無理かも…」と不安になることもあるでしょう。ですがこれは悪い意味ではなく、身につける前に“いまの自分の状態”を確かめよう、というサインに近いものです。 ラピスラズリは強いパワーで持ち主をサポートしてくれる一方で、その力を受け止める気力や体力も必要だと言われています。成長を促す石だからこそ、試練のように感じる出来事が起きることもあり、疲れている時は負担になりやすいかもしれません。反対に、前向きな気持ちで変わりたいと思っている時なら、チャレンジする力を後押ししてくれるでしょう。 また「真実」を見せる石ともされ、心の準備ができていないとつらく感じる一方、自分を見つめ直したい人には心強い存在になります。「持つ人を選ぶ」とは、向き合う姿勢によって印象が変わる石、と言い換えられるでしょう。 4-3.ラピスラズリは好転反応が強い 「ラピスラズリが怖い」と言われる理由のひとつに、好転反応が強いと言われていることがあげられます。好転反応とはパワーストーンを身につけた時に起こる反応のひとつです。パワーストーンの良い効果が出る前や途中で一時的に持ち主の心身に良くない効果がでることがあります。その良くない効果のことを好転反応というのです。 ラピスラズリの好転反応としてよく知られているのは、頭痛や身体のだるさです。身につけ始めた直後に「頭が重く感じる」「いつもより疲れやすい気がする」といった体調の変化を感じる人がいます。こうした体験談を聞くと、「自分もそうなってしまうのでは?」「体調が悪くなったら身につける意味がない」と感じるでしょう。ラピスラズリのことを怖い石だ、不安だと思う人もいても不思議ではありません。 もしラピスラズリを身につけて頭痛やだるさを感じたら、まずは自分の身体を優先させてください。その不調がパワーストーンの好転反応とは限りませんから、必要であれば薬を飲んだり医療機関を受診することも必要です。まずは体調の回復に努めてください。体調が回復してまたラピスラズリを身につける気になったら、まずは短時間から試してみてください。 大切なのは、違和感を無視しないことです。ラピスラズリは持ち主を追い込む石ではなく、必要な変化に気づかせる石です。不調をきっかけに生活や心身の状態を見直せたなら、それもひとつの前向きな作用と言えるでしょう。 5.まとめ ラピスラズリは、深い青色と長い歴史をもつ、特別な意味を重ねられてきた石です。宝石としての美しさだけでなく、絵の具として絵画に使われたり、お守りや儀式に用いられたりと、人の暮らしや信仰の中で重要な役割を果たしてきました。ラピスラズリが単なる装飾品ではなく、人の心や価値観と深く結びついた存在であることがわかりますね。 一方で、「怖い」「持つ人を選ぶ」といったイメージが広まっているのも事実です。しかしそれらは、ラピスラズリが死や儀式と関わってきた歴史や、変化を促す性質が強調されすぎた結果、生まれてしまった誤解だと言えるでしょう。ラピスラズリは不安を煽る石ではなく、真実に目を向け、自分にとって必要なものを見極める手助けをしてくれる石です。 ラピスラズリの意味や背景を理解したうえで向き合えば、「怖い石」ではなく、「持ち主を成長させる石」と思えるでしょう。大切なのは、ラピスラズリに期待しすぎたり必要以上に怖がることではなく、自分自身の状態や気持ちと照らし合わせながら付き合っていくことなのかもしれませんね。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/blue-gems/ https://estime.co.jp/column/malachite-stone-meaning/ https://estime.co.jp/column/black-jewels-list/

2026年1月10日
【大人女子必見!】パールアクセサリーのおすすめ人気ブランド10選|2026年最新版

白く上品な輝きのパールは、奥ゆかしい日本人に似合う宝石だと言われています。フォーマルなイメージがあるパールですが、最近ではカジュアルな装いと組み合わせたりパールを使ったデザイン性の高いおしゃれなアクセサリーが人気です。 そこでこの記事では、人気のあるパールアクセサリーを展開しているおすすめのブランドをご紹介していきたいと思います。 お手頃な価格帯から真珠ブランドの本格的なジュエリーまで幅広くご紹介していきます。パールのアクセサリーの日常への取り入れ方やおススメのコーデもご紹介してきますので、是非最後までご覧になってみてください! 1.アクセサリーに使用されるパール4選! 「パール=真珠」は、海や淡水に生息する真珠貝の中から生まれます。異物を取り込んだ貝がその周りに真珠層を形成することで美しい珠が生み出される、まさに自然の贈り物です! パールは天然素材のものなので、品質はピンからキリまで様々です。一般的に、真珠層の巻きが厚く、大きく丸く照りが美しいもの、キズやえくぼと呼ばれる凹凸が少ないことが良質な真珠の条件だと言われています。 パールにはいろいろな種類があるのをご存じでしょうか?ここでは人気のパールブランドにはどのようなパールが使われているのかを簡単にご紹介していきたいとおもいます。 1-1.アコヤ真珠 パールと聞くと、冠婚葬祭で身に着けるパールのネックレスやイヤリングを想像される方が多いのではないでしょうか?フォーマルな場で身に着けるパールののネックレスには、あこや真珠が使われていることが多いです。 アコヤ真珠はアジアを中心に生息するアコヤ貝から生まれます。日本の三重県や愛媛県、長崎県でとれる真珠は特に品質が良いことで有名で、世界的に見ても高い評価を得ています。 しっとりとした美しい照りが特徴のあこや真珠は、日本人にはピッタリのパールだと言われています。 1-2.南洋真珠 主にタヒチなどでとれるシロチョウガイやクロチョウガイ、マベ貝など大きいから生まれる真珠は南洋真珠(タヒチ黒蝶真珠・白蝶真珠)と呼ばれています。 ブラックやゴールドなど様々な色があり、珠が大きくて華やかなことが特徴です。丸い形だけでなく、イタリア語でいびつな真珠を意味する大粒のバロックパールなど、その存在感からファッション性の高いアイテムとして好まれています。 1-3.淡水パール アコヤ真珠や南洋真珠が海に生息する貝から取れるのに対して、淡水パールは湖など淡水に生息するイケチョウガイなどから生まれます。 あこや真珠に比べると、照りが弱かったり丸いものが形成されにくいといわれています。湖など穏やかな環境で養殖できるため、あこや真珠と比べると低価格で手に入れることができます。 また、フォーマル感が薄れるので本物の真珠をよりカジュアルに楽しむことができるのも魅力です。 1-4.フェイクパール 上記の3つのパールは、貝が真珠層を形成することで生み出されるため本真珠と呼ばれています。それに対してレジンやガラスなど様々な素材によって、本物のパールのような見た目に仕上げたものはフェイクパールと呼ばれています。 一見本物のパールにみえますが、よくよく比べてみると重さの違いや真珠特有の深い照りの有無、キズ一つない表面などの特徴から見分けることが可能です。 高価で希少なパールをカジュアルに楽しみたいという夢を叶えてくれるのがフェイクパールです! 2.【世界的人気】日本の2大パールアクセサリーブランド 暖かくて穏やかな海や豊富なプランクトンなど、良質な真珠の育成条件が揃った日本の海域で生まれるパールは世界一美しいともいわれています。 そんな日本を代表する2大パールブランド「ミキモト」と「タサキ」について紹介していきます。 2-1.MIKIMOTO(ミキモト) 「MIKIMOTO/ミキモト」は1893年に、世界で初めて真珠の養殖に成功した日本のブランドとして有名です。 パールの美しさに魅せられた創業者 御木本幸吉の「世界中の女性を真珠で飾りたい」という思いは、今日のミキモトの作品にも引き継がれています。ミキモトの連のパールネックレスには、リボンの留め具とMIKIMOTOのMのチャームが飾られており、シンプルながらもキラッと光るMがチャームポイントとされています。 ミキモトには王道のネックレス以外にもデザイン性の高いネックレスがたくさんあります。シャープなラインのV CODE ネックレスも、シルバーのチェーンやランダムなボールとの組み合わせが珍しく、ミキモトらしい上品ながらエッジが効いたデザインが魅力です。 全体のわずか1割ほどにまで厳しく厳選されるミキモトのパールは、美しい珠と艶やかな光沢が特徴です。高品質なミキモトのパールネックレスは、Tシャツやハイネックのシンプルな装いを格上げしてくれるので、フォーマルから日常使いまで長く大切に使うことができそうです! また、ミキモトのイヤーカフは女性のみならず男性からも支持されています。貝殻を思わせる二重のラインにパールが一粒施されたデザインは、シンプルながらもどこか中性的でひとつで個性が際立ちます。ピアスホールがない方も耳に引っ掛けるだけで身に着けることができます。 パールのネックレスは40万円台からと勇気がいる価格帯ですが、イヤカフならお値段3万円~と手が届きやすいのも魅力です。ミキモトのブローチ「幸福の木」は、伸びゆく木枝に真珠の珠があしらわれたデザインで半世紀以上も前から愛され続けています。最近ブローチを使ったコーデが流行りつつあることもあり、幅広い年代層から認知されているアイテムです。 入学式や卒業式などセレモニースーツの襟元にはもちろん、無地のニットの胸元につけたりと普段使いのシンプルなコーデがオシャレに早変わりします! 2-2.TASAKI(タサキ) タサキは1954年に創業した日本を代表する真珠ブランドの一つです。 養殖が難しく絶滅の危機にあるとされていたマベ貝の養殖を研究・成功し、今日の真珠界に光をもたらした企業としても有名です。真珠の養殖からデザインまですべて自社一貫にこだわり続けているブランドです。 真珠層の”巻き”を何よりも重要視するタサキの真珠は、厳選された艶やかな光沢が特徴です。真珠の美しさに加え、革新的なデザインが印象的なタサキのパールジュエリーには、ひと目見て忘れられないデザインが豊富に揃っています。 出典:TASAKI balance(バランス)はフラットなラインの上に、大きなパールが並んだアイコニックなコレクションです。中指に着けると両脇の指にかかるほどの存在感で、体の曲線に対して直線の均衡をもたらす不思議な浮遊感あるデザインです。ネックレスのラインナップもあり、シンプルな色のトップスに一本で身に着けるのがおすすめです! 出典:TASAKI 食虫植物からインスピレーションを得たdainger(デインジャー)も、ひと目見たら忘れられないアイコニックな作品です。艶やかに光るパールにトゲのデザインを掛け合わせ、ポップさと危うさを秘めた今までにないフォルムは、世界中の人の心を掴みました。ジュエリーを身に着けることで纏うことができるのは繊細な美しさだけではなく、強さや反逆心でもあるというジュエリーの常識を覆した前衛的な作品です。 リング・ネックレス・ピアスなど様々な商品が展開されています。人差し指と薬指にそれぞれデインジャーと他のリングを組み合わせて楽しんだり、ピアスとネックレス、リングなどデインジャーで揃えるコーディネートも素敵です。 もちろん「タサキ」ではシンプルな連のパールのアクセサリーも豊富に揃っていて、珠のサイズや価格も様々です。タサキのパールにも連のネックレスは50万円台から、シンプルなパールのネックレスやピアスは10万円前後から。まずはお手頃なアイテムからそろえてみるのもおススメです。 一般的にパールの連のネックレスの留め具にはシルバーを使ったものと18金やプラチナを使ったものがあります。パールの留め具に使われているシルバーはロジウムコーティングされているため比較的黒ずみづらいですが、18金やプラチナに比べて絶対に酸化しないという保証はありません。(私事ですが、母から譲り受けた30年以上前のシルバーのパールネックレスの留め具は未だに黒ずむことなくきれいな状態を保っています!)一方で18金やプラチナは通常のジュエリーと同様に変色することはまずないので、絶対に変色を避けたいという方は18金やプラチナを選ぶと良いでしょう。 ミキモトのパールは7mm以下の小さめのサイズから用意されているため、小柄な方や小さめがお好みの方にもおすすめです。一方タサキのパールは7㎜以上からの用意のためお値段も一回り高い傾向があります。7㎜以下のサイズに関してはプチパールという商品でアコヤ真珠と淡水真珠を組み合わせた連のネックレスが用意されているようです。 パールは数年をかけて大切に育てられる天然の素材のため、いつも希望の色味や珠の大きさの連に常が店舗やオンラインに用意されているとは限りません。たくさん試着をさせてもらって、色味やサイズの好みを確かめてみるのをおすすめします! 3.【海外編】パールアクセサリーのおすすめ人気ブランド 日本だけでなく海外にも素敵なパールのブランドがあります。海外のブランドも日本のアコヤ真珠を取り入れたりと、日本の真珠は世界中のブランドから愛されています。 3-1.YOKO LONDON(ヨーコ ロンドン) 出典:YOKO LONDON 1973年創業のヨーコロンドンは、創業50年を迎えたロンドンのパールブランドです。「Redefining Perls」をモットーに、パールのクラシカルなジュエリーとしての側面と、モダンで新しいパールジュエリーを再定義した作品を生み出しているブランドです。 主にオーストラリア近辺の南洋真珠を使って作るパールのアクセサリーは、9~16㎜と珠の径が大きく華やかなパールが得意なブランドです。しかし南洋真珠以外にも、連のパールなどには日本のアコヤ真珠が使われているため、決して日本人に大きすぎるということはありません。 様々なパールを使用したヨーコロンドンのパールアクセサリーは、クラシカルとモダンを融合した目にも楽しくデザインが豊富です。大粒の南洋真珠とバケットカットのダイヤモンドを重ね付けしているように見えるStarlightは、1本でロングとショートのネックレス2本を楽しめるデザインで、ボタンダウンしたシャツからヘルシーに覗かせるのがおすすめです。 ピンクのベビーパールをつかったsleekシリーズの指輪は、カラーパールならではの色味がなんとも言えない可愛さです。浅めのⅤとダイヤモンドの組み合わせが指をすっきりと長く美しく見せてくれます。しかし、ヨーコロンドンは国内に店舗がなく、国内で購入となると公式ホームページか海外の通販サイト経由、またはセレクトショップをあたるなどする必要がありそうです。 3-2.ALESSANDRA DONA(アレッサンドラ・ドナ) 出典:ALESSANDRA DONA イタリアのパールブランド アレッサンドラ・ドナは、デザイナー自身の名を冠した比較的新しいジュエリーブランドです。運河と歴史的な建物の美しいイタリア・ヴェネツィア近郊で生まれ育ち、ヨーロッパやアジアを旅した彼女が手がけるジュエリーは、日本のパールブランドにも引けをとらない高いデザイン性が魅力です。 TIMELESSシリーズのMONO EARRINGは、チェーンを耳の上から下へひっかける斬新なデザインです。大きな南洋真珠が揺れる、シンプルながらも洗練されたデザインが印象的です。トゲのようなスタッズが生えたFRIDAY NIGHTシリーズは、TASAKIのデインジャーのようなエッジの効いたデザインが好きな方には間違いなく響くシリーズです。 南洋真珠の大きなグレーパールを使ったリングやピアスは、個性を演出できる特別なアイテムです。白のTシャツにセットアップのスーツなど、マニッシュな雰囲気にぜひとも取り入れたいアクセサリーです。 この他のシリーズ名にも「AROUND MIDNIGHT」「LOVE AFFAIR」「SECRET DATE」など愛着を持てそうな名前がつけられているのも魅力です。こちらのブランドも日本では販売しているところが少ないため、公式ホームページなどから見つける必要がありそうです。 4.【お手頃価格!】パールアクセサリーの人気ブランド ここまでパール界のハイブランドをご紹介してきましたが、ここからはお手頃な価格から手に入る国内のデザイナーズパールブランドをご紹介していきたいと思います。 4-1.Perlish(パーリッシュ) 出典:Perlish 1976年から神戸で高品質のパールを作り続けているブランドPerlish。淡水パールを使った、デザイン性のあるおしゃれなパールアクセサリーがお手頃な価格帯から見つかります。 スパイラルコレクションは、ワイヤーが入った連のパールを首や手首に巻きつけて身に着けるシリーズです。パールの珠のサイズのグラデーションや、左右非対称なデザインが存在感を放ちます結婚式のお呼ばれドレスにこのスパイラルコレクションのネックレスを身に着ければ、シンプルな衣装が一気にスタイリッシュに華やぎます。こんなにおしゃれなのになんと10万円以下!シンプルなパールのネックレスとも差をつけられるとっておきアイテムです。 この他にも、前後でデザインの異なるフープコレクションのピアスは5万円以下などなど、セットで身に着けたくなるデザインが豊富に用意されています。 スタイリッシュでおしゃれな雰囲気に格上げしてくれるPerlishのアクセサリー。スーツや仕事着に合わせて日常使いにもおすすめです。 4-2.HIROTAKA(ヒロタカ) 出典:HIROTAKA 2010年にニューヨークで始まったHIROTAKAのジュエリーは、編集者やスタイリストなどファッション感度の高い人々の間で広まっていきました。自然や街で見つけた興味をインスピレーションの源に、都会的で洗練されたフォルムに落とし込んだシックな雰囲気が魅力のジュエリーブランドです。 HIROTAKAのの中でも人気が高いパールを大粒のキャビアに見立てたというBeluga(ベルーガ)コレクション。ゴールドの枠に一粒のパールとダイヤモンドが施されたイヤーカフはほんのり辛口な印象です。オニキスやマラカイトとの組み合わせなど、可愛いというよりはスタイリッシュでかっこいいデザインが魅力のブランドです。 デザイン性がありながらもシンプルなHIROTAKAのパールアクセサリーは、仕事ができそうなカッコいい大人なイメージから、オフィスカジュアルなどお仕事スタイルにはもちろん、夏にTシャツデニムスタイルにさらっとひっかけるように身に着けるのも素敵です。 スタイリッシュなデザインとパールにダイヤモンドと希少な素材を使いながら、ゴールドにK10を用いることで10万円以下と手の届きやすい価格帯を叶えています! 4-3.HASUNA(ハスナ) 出典:HASUNA エシカルジュエリー HASUNA(ハスナ)は、ハスナのジュエリーに関わる全ての人や工程が幸福で、環境を乱すことなく手に届くまで美しいストーリーを語れるジュエリーを目指しています。質の良い淡水パールやアコヤ真珠を中心に選ばれたハスナのパールは、繊細で心の琴線に触れるような美しい作品を作り出しています。 HASUNAと聞いて思い浮かぶデザインといえば、優雅な曲線がおりなすluxe(リュクス)。ドレスの刺繍やレースや外国のタイルの柄を彷彿とさせる、透かしのなかに淡水ベビーパールが揺れるデザインです。大きくてデザイン性が高いのでお値段も高そうですが、実は大部分が18金コーティングのシルバーで出来ているので、なんと5万円以下とお手頃に手に入れることができます。マットな地金にしっとりとしたパールが美しく映えるデザインは、ドレッシーな装いや白いブラウスになどクリーンなスタイルに合わせたくなります。 また、あこや真珠を使ったアクセサリーも展開しています。bless(ブレス)は、愛媛県産のあこや真珠を使ったシリーズで、青空に浮かぶ雲がパールで表現されています。自然からの贈り物であるパールに敬意をこめた作品は、繊細な曲線を描くマットなゴールドとあこや真珠のしっとりとした美しさを楽しむことができます。このコレクションはK10ではなくK18で製作されているため10万円前後の価格帯です。 5.【ハイブランド】パールアクセサリーの人気ブランド ここからはラグジュアリーブランドのパールアクセサリーについてご紹介していきたいと思います。 5-1.Tiffany(ティファニー) 出典:Tiffany & co. ティファニーにはパールのアクセサリーが豊富に用意されています。ティファニーのアクセサリーにはフレッシュウォーターパール(淡水パール)が使われており、ハイブランドで贅沢なデザインにも関わらず、(決して安くはありませんが)リアルバイな価格帯なのも魅力です! 個人的にすごくいい!と思ったのが、1920年代のティファニーの作品から着想を得たコレクション「ジーグフェルドコレクション」のパールラップネックレス。長さおよそ203センチのスーパーロングのパールネックレスを2重3重と贅沢に巻いて多彩なスタイリングを楽しむことができます。こんなに長いのにお値段は30万円台!(ミキモトやタサキでこの長さにしたらそれはもう大変な金額に)パールの形は真円ではなく、ひとつひとつ形が異なるところにも愛着が湧いてきそうです。 「ティファニーハードウェア」のパールフープピアスもおススメです。K18のハードウェアコレクションは平気で数百万円してきますが、スターリングシルバーとフレッシュウォーターパールの組み合わせなら20万円以下から手に入れることができます。 華麗に立ち向かうニューヨークの女性の精神を表現したというというハードウェアコレクションは、力強く美しいエレガンスを身にまとうことができます。パールが取り入れられることで、ハード過ぎることはなく、日常から素敵なディナータイムまでどんな場面でも身に着けることが可能になります。 5-2.CHANEL(シャネル) 出典:CHANEL シャネルにはK18や本物の宝石を使ったファインジュエリーと、コスチュームジュエリーと呼ばれるイミテーション(偽物)の宝石やパールなどを使ったラインナップが存在します。パールを含めシャネルのアクセサリーは、コスチュームジュエリーの歴史とともにあるといえます。 21世紀当初、宝石といえば富と権力の象徴として富裕層のみが身に着けることができましたが、自由なファッションを楽しむことを重要視したココ・シャネルは、既成の概念に縛られることなくイミテーションのアクセサリーを積極的にファッションに取り入れました。黒の洋服にイミテーションのパールを幾重にも重ねるスタイルは、今もシャネルを象徴するスタイルとなっています。 シャネルのコスチュームジュエリーにはパールを取り入れたものがたくさんあります。ココマークが入ったコスチュームパールを使ったチョーカーをはじめ、ロングネックレスやペンダントなど、遊び心ある可愛らしいものばかり。今日のシャネルのランウェイでもパールのネックレスの重ね付けは定番であり続け、毎年新しいコスチュームジュエリーが登場しています。ファンシーカラーのツイードのジャケットを羽織り、長さの違うパールのネックレスを重ねて着けて歩けば注目の的です。 K18や本物のパールをつかったアクセサリーと比較すると、イミテーションにもかかわらずシャネルのアクセサリーはかなり割高な印象です。しかしシャネルのアイテムは二次流通や古いものでも高値で取引されるため、一般的なアクセサリーに比べて価値が下がりにくいと考えられます。 また時代を超えるデザイン性から、流行に関わらず長く愛用できるのもポイントです。さらにイミテーションパールは本真珠のように変色等の劣化がおきにくいため管理も楽です。ファッション性のあるデザインでパールのアイテムを探している方には、シャネルは意外な狙い目といえるかもしれません。 5-3.CHAUMET(ショーメ) 出典:CHAUMET ショーメのパールアイテムには、安価なものはなく本格的な貴金属や宝石を使ったジュエリーです。 世界中のジュエラーの中でも指折りの歴史の長さを誇るショーメは、ナポレオンの時代から宝石商を続けています。ナポレオンの妻に敬意をこめた「ジョゼフィーヌ」は、ティアラやエングレット(ヘッドアクセサリー)をモチーフにしたVのラインが美しいコレクションです。 ダイヤモンドパヴェにあこや真珠を並べてセットしたジョゼフィーヌのリングは、ショーメのなかでも最も人気なコレクションの一つです。最高品質のダイヤモンドとあこや真珠に、プリンセスのティアラを彷彿とさせる、うっとりするほど上品なデザインが魅力です。 お値段はリングで70~80万円台からと決して安くはありませんが、一度は身に着けてみたいと思わせる素敵なデザインです。ジョゼフィーヌにはネックレスやブレスレット、ピアスやティアラなど様々な商品が展開されているので、将来の候補にぜひとも挙げてほしいパールジュエリーとしてご紹介させていただきました。 6.まとめ 日本のブランドから海外ブランドまで、幅広い価格帯でおすすめのパールのアクセサリーをご紹介してきました。日本のあこや真珠は海外のハイブランドでも最高のジュエリーをしつらえるのに選ばれるほど高い品質を誇ります。 MIKIMOTOとTASAKIは、日本の誇る2大真珠ブランドです。ここの真珠を選んでおけば間違いないと言えるでしょう。デザイン性が高くお手頃なアクセサリーも用意されているので、パールのアクセサリーを探すならまずはここから検討してみるのがよさそうです。 海外ブランド YOKO LONDONとALESSANDRA DONAは、淡水パールやあこや真珠にはできない大粒のパールや高いデザイン性が魅力です。しかし現物を見たり店舗に足を運ぶことが難しいところがネックになりそうです。 日本のデザイナーズブランドは、淡水パールを中心に比較的手が届きやすい価格帯ながらもデザイン性が高く、オンとオフ、日常からオケージョンまで気軽に本物のパールが身に着けられるのが魅力です。 ハイブランドのパールアクセサリーは、ティファニーではシルバーとウォーターパールの組み合わせによって、ハイブランドながらも価格とデザイン性が理想的なバランスを叶えるアイテムも少なくありません。シャネルはコスチュームジュエリーとして、ショーメは本格的なジュエリーとしてそれぞれ異なる魅力がありました。 シンプルな連のネックレスは、普段のニットやTシャツに取り入れるだけで、ガラッと品のあるきれいめな印象に変化します。良いパールを選んだら、フォーマルな場面だけでなくぜひ日常にも取り入れてみてください。 使ったあとには、柔らかい布で汗や汚れを拭きとることで美しさが長持ちします。 お気に入りのブランドは見つかりましたでしょうか?パールのアクセサリーを選ぶうえで少しでも参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/what-mikimoto/ https://estime.co.jp/column/pearl-lifespan/ https://estime.co.jp/column/how-to-identify-pearls/

2026年1月5日
【2026年最新版】価値のある天然石10選を紹介!種類と魅力も徹底解説

天然石は、その美しさや希少性から古くから人々を魅了してきました。本記事では、価値のある天然石を紹介していきます。宝石の選び方や価値の判断基準についても詳しく解説しますので、天然石に興味を持っている方や、自身のジュエリーコレクションの価値を知りたい方にとって、貴重な情報となることでしょう。さらに、天然石のランクや価値に影響を与える要素や、価値を高める方法についても取り上げます。これらの知識を活用することで、より賢い宝石の選択と鑑定が可能となります。 天然石の魅力に触れながら、宝石の種類と価値のある天然石をじっくりと紹介していきたいと思います。 1.天然石の魅力と重要性 天然石は、その美しさや独特な輝き、そして希少性から世界中で愛されています。宝石の種類によって異なる色合いや透明度、模様があり、その多様性と美しさは多くの人々を魅了しています。たとえば、ダイヤモンドのクリアな輝きやエメラルドの深い緑色、ルビーの鮮やかな赤色など、それぞれの宝石が持つ独自の魅力があります。 特に女性にとっては、宝石はエレガントさや華やかさを演出する重要な要素となっています。ジュエリーとして身につけることで、ファッションやスタイルに個性を加えることができます。また、特別な場のアクセントとしても重宝され、華やかな輝きで周囲の視線を引きつけることもあります。 一方で、天然石はただ美しいだけでなく、その持つ意味やパワーが注目されています。古代から伝わる伝説や文化的な背景があり、宝石が持つエネルギーが人々の心や身体に影響を与えるとされています。たとえば、ルビーは情熱や愛の象徴とされ、アメジストは心の安定や直感力を高めるといわれています。天然石を身につけることで、そのパワーを受け取り、自身の心身のバランスやポジティブなエネルギーを促進することが期待されます。 さらに、天然石は投資対象としても注目を浴びています。価値が高まる傾向があり、賢く選ぶことで将来的な資産価値の向上が期待されます。特に希少な品質を持つ宝石は、需要が高まり、市場価値が上昇することがあります。適切な管理と鑑定によって、天然石は投資としても魅力的な選択肢となり得ます。 そのため、天然石には多くの人々が注目し、鑑定や評価が重要な役割を果たします。 2.天然石の価値は様々な要素から決まる 天然石の価値は、さまざまな要素によって決まります。これらの要素を考慮することで、天然石の価値をより正確に評価することができます。ただし、天然石の価値は個々の要素だけでなく、それらの要素の組み合わせや市場の需要などにも影響されます。 2-1.色と透明度 天然石の色合いや透明度は、その価値に大きな影響を与えます。鮮やかで深みのある色や、透明度が高い石は一般に高い評価を受けます。ダイヤモンドの場合、無色で透明度が高いものほど価値が高まります。同様に、エメラルドやサファイアなどの色石でも、鮮やかな色合いや透明度の高さが価値を左右します。 2-2.クラリティ(透明度の傷や内包物) クラリティは、天然石の透明度に影響を与える傷や内包物の有無や状態を指します。内包物やクラックが少なく、透明度が高い石ほど評価が高くなります。一方で、内包物やクラックが多い場合や目立つものがある場合は、価値が低くなる傾向があります。ただし、希少な内包物やクラックが存在する場合でも、その特異性によって一部で人気があります。 2-3.カット(形状とカットの質) 天然石のカットは、石の形状とカットの質によって価値が変わります。適切な比率やシンメトリーなカットは、石の美しさと輝きを最大限に引き出し、価値を高めます。カットの精度や仕上げの質も重要です。ダイヤモンドの場合、ブリリアントカットやハートカットなどの一流のカットが高く評価されます。 2-4.カラット数(重量) カラット数は、天然石の重量を表す指標です。一般的に、同じ種類の石であれば、カラット数が大きいほど価値が高くなります。ただし、他の要素とのバランスも重要であり、カラット数だけで価値を判断するわけではありません。品質の高い小さい石の方が、品質の低い大きな石よりも価値が高い場合もあります。 2-5.産地 天然石の産地は、その品質や希少性にも影響を与えます。特定の地域でのみ採れる希少な石や、特定の産地でのみ見られる美しい色合いを持つ石は、一般に高い価値を持ちます。 たとえば、コロンビア産のエメラルドやビルマ産のルビーは、その品質の高さから高い評価を受けています。ただし、価値は常に変動するため、将来的なトレンドや市場の需要の変化によって価値が変わることがあります。天然石を選ぶ際は、自身の好みや予算と合わせて、価値や魅力を考慮しましょう。 3.【2026年最新版】価値のある天然石10選! 2023年現在、価値のある天然石を10種類をご紹介します。宝石の価値は、品質、稀少性、人気、トレンドなどさまざまな要素によって決まります。ここでは、各宝石の詳細な価値と順位について解説します。 3-1.【不動の人気】ダイヤモンド 名前 ダイヤモンド 英語表記 Diamond 和名 金剛石 宝石言葉 永遠の絆、不屈 ダイヤモンドは、その美しさと希少性から最も価値の高い宝石です。価値は、色のグレード、クラリティ(透明度の傷や内包物)、カットの質によって決まります。特に無色で透明度が高く、カットが優れたダイヤモンドが最も評価が高いとされます。2023年のダイヤモンド市場では、品質の高いダイヤモンドが引き続き高い需要と価値を持つことが予測されます。 3-2.【新たな始まり】エメラルド 名前 エメラルド 英語表記 Emerald 和名 翠玉、緑玉 宝石言葉 幸運、幸福 エメラルドは、美しい緑色が特徴の宝石です。価値は、色の鮮やかさ、透明度、内包物の少なさによって決まります。特にコロンビア産のエメラルドが最も評価が高く、その鮮やかな色合いと透明度の高さから人気を集めています。2023年も高い人気と需要が予測されます。 3-3.【情熱的な愛】ルビー 名前 ルビー 英語表記 Ruby 和名 紅玉 宝石言葉 情熱、熱情 ルビーは、鮮やかな赤色が特徴の宝石です。エメラルドと同様に、その価値は、色合いの深さ、透明度、内包物の少なさによって決まります。特にビルマ産のルビーが最も評価が高く、その美しい色合いと透明度の高さから人気を博しています。2023年も高い人気が予測されます。 3-4.【揺るぎない心】サファイア 名前 サファイア 英語表記 Sapphire 和名 蒼玉(青玉) 宝石言葉 慈愛、誠実 サファイアは、青色を中心にさまざまな色合いを持つ宝石です。価値は、青色の濃さ、透明度、内包物の少なさによって決まります。特にコーンフラワーブルーと呼ばれる鮮やかな青色のものが高く評価されます。カシミール産のサファイアは最も有名で希少なものとされています。 3-5.【20世紀の宝石】タンザナイト 名前 タンザナイト 英語表記 Tanzanite 和名 灰簾石、黝簾石 宝石言葉 希望、神秘 タンザナイトは、青紫色が特徴の宝石で、比較的新しい宝石です。価値は、色の鮮やかさ、透明度、カットの美しさによって決まります。タンザニア産のタンザナイトが最も評価が高いとされています。2023年も注目度が高まり、需要が増加することが予測されます。 3-6.【母なる海の水】アクアマリン 名前 アクアマリン 英語表記 Aquamarine 和名 藍玉 宝石言葉 幸福、富 アクアマリンは、淡い青色を持つ宝石です。価値は、色合いの鮮やかさ、透明度、内包物の少なさによって決まります。特にブラジル産のアクアマリンが高く評価されています。2023年もその美しい色合いと透明度から人気が続くことが予測されます。 3-7.【収穫の喜び】オパール 名前 オパール 英語表記 Opal 和名 蛋白石 宝石言葉 歓喜、希望 オパールは、多彩な色合いを持つ宝石です。価値は、色の鮮やかさやパターンの美しさ、鮮度、透明度によって決まります。特に「ブラックオパール」と呼ばれる黒い背景に鮮やかな色が現れるものが最も評価が高くなります。オーストラリア産のオパールが有名です。 3-8.【邪悪との決別】ペリドット 名前 ペリドット 英語表記 Peridot 和名 橄欖石 宝石言葉 夫婦愛、幸福 ペリドットは、鮮やかな緑色を持つ宝石です。価値は、色合い、透明度、内包物の少なさによって決まります。特にミャンマー産のペリドットが高く評価されています。2023年もその美しい緑色から需要が続くことが予測されます。 3-9.【心地よい眠り】アメジスト 名前 アメジスト 英語表記 Amethyst 和名 紫水晶 宝石言葉 高貴、誠実 アメジストは、紫色が特徴の宝石です。価値は、色の鮮やかさ、透明度によって決まります。深い紫色のものが高く評価されます。特にブラジル産のアメジストが有名です。2023年も美しい紫色から人気が続くことが予測されます。 3-10.【治癒力向上】トパーズ 名前 トパーズ 英語表記 Topaz 和名 黄玉 宝石言葉 成功、希望 トパーズは、さまざまな色合いを持つ宝石です。価値は、色の鮮やかさ、透明度によって決まります。特にピンクやオレンジ、ブルーなどの鮮やかな色合いが人気があります。ブラジルやメキシコなどで採れるトパーズが有名です。2023年もその多彩な色合いから注目されることが予測されます。 4.価値のある石の選び方 天然石を選ぶ際には、価値のある石を選ぶことが重要です。ここでは、価値のある石を選ぶための詳細なポイントをご紹介します。 4-1.宝石の品質を確認する 宝石の品質を確認することは、価値のある石を選ぶ上で不可欠です。以下のポイントに注意しながら、品質の高い石を選びましょう。 色合い 宝石の色合いは、その美しさと魅力を決定する重要な要素です。色合いの美しさは、宝石の価値に直結します。例えば、エメラルドの場合、深く鮮やかな緑色が最も価値が高く、均一な色合いが求められます。逆に、色合いに不均一性や不明瞭な色の変化がある石は、価値が低くなります。鮮やかで均一な色合いを持つ石を選ぶことが重要です。 透明度 宝石の透明度も価値に大きく影響します。透明で内包物やクラックが少ない石は、光を通しやすく美しい輝きを放ちます。一方で、内包物やクラックが多い石は、輝きや透明度が損なわれるため、品質が低下します。価値のある石を選ぶ際には、内包物の少ない透明な石を選びましょう。特に、大きな内包物やクラックがなく、透明度の高い石は評価が高くなります。 カット 宝石のカットは、その美しさと輝きに大きな影響を与えます。適切なカットが施された石は、光の反射や屈折を最大限に活かし、美しい輝きを放ちます。カットの質が高いほど、宝石の価値も高まります。また、カットによって石の形状や輪郭も決まります。例えば、ダイヤモンドの場合、ブリリアントカットやプリンセスカットなどの優れたカットは、石の輝きと輪郭の美しさを引き立てます。適切なカットが施された石を選ぶことで、価値のある宝石を手に入れることができます。 4-2.産地を考慮する 宝石の産地は、その石の特性や品質に大きな影響を与えます。一部の産地で採れる宝石は、その土地特有の環境や地質条件により、品質が高くなる傾向があります。また、特定の産地で採れる宝石は希少性が高く、需要があります。そのため、産地を考慮することで、品質の高い宝石を選ぶことができます。 例えば、コロンビアやザンビア、ブラジルなどの産地で採れるエメラルドは、鮮やかな緑色と高い透明度が特徴であり、その品質の高さから高い評価を受けています。同様に、ビルマ(ミャンマー)で採れるルビーは、深い赤色と高い透明度が求められ、その品質の高さから人気があります。 4-3.人気と需要を考える 宝石の人気と需要は、価値のある石を選ぶ上で重要な要素です。一部の宝石は長い間にわたって人気があり、需要が安定しています。このような宝石は市場で高い評価を受け、価値が保たれる傾向があります。 例えば、ダイヤモンドは永遠の人気を誇ります。その無色透明で美しい輝きや硬度の高さから、結婚指輪などのジュエリーに広く使用されています。また、エメラルドやルビーなどもその美しい色合いと独特な魅力から人気を集めています。 価値のある宝石を選ぶ際には、人気や需要がある宝石を選ぶことが重要です。人気がある宝石は、市場での需要が高くなるため、価値が安定しやすくなります。 4-4.トレンドを把握する 宝石のトレンドを把握することも重要です。時代やファッショントレンドは常に変化しており、それに伴って宝石の需要や価値も変動します。最新のトレンドに合わせて宝石を選ぶことで、より時代感を感じさせるジュエリーや、注目を集める宝石を手に入れることができます。 トレンドを把握するためには、ジュエリー業界の情報や専門家のアドバイスを積極的に参考にすることが重要です。ファッションショー、宝石展示会、有名ブランドのコレクションなどをチェックすることで、最新の宝石のトレンドを把握し、自身のセンスやスタイルに合った宝石を選ぶことができます。 5. 天然石の保管と管理方法 天然石を長く美しく保つためには、適切な保管と管理が必要です。以下に、天然石を保護し、その輝きを最大限に活かすための詳細な方法をご紹介します。 5-1.温度と湿度の管理 天然石は温度と湿度の変化に敏感です。温度が極端に高い場所では、石の脆さが増し、結晶の破壊や色合いの劣化が起こる可能性があります。一方、低温では石の結晶が収縮し、割れや欠けが生じることがあります。また、湿度の変化によって石の表面に結露が生じると、水ダメージやくもりの原因になる可能性があります。 天然石を保管する場所は、室温(20〜25度)を保ち、直射日光や暖房器具の近くなど、急激な温度変化が生じない場所を選びましょう。さらに、湿度調整機能のある宝石ケースや保管袋を使用することで、適切な湿度(40〜60%)を維持することができます。 5-2.宝石の保護と清潔さ 天然石は傷つきやすい素材であるため、保護と清潔さを保つことが重要です。 保護については、宝石専用のケースやジュエリーボックスを使用しましょう。個々の宝石を仕切りや袋で分けて保管することで、石同士の接触やぶつかり合いを防げます。また、宝石が外れないように留め金やクリップで固定することもおすすめです。 清潔さを保つためには、定期的な清掃が必要です。柔らかい布や専用の宝石クロスを使用して、汚れや指紋を優しく拭き取りましょう。ただし、宝石によっては特定のクリーニング方法が必要な場合もあります。適切な洗浄方法については、ジュエラーや宝石専門家に相談することをおすすめします。 5-3.定期的な点検とメンテナンス 天然石は時間と共に劣化や傷が生じる場合があります。そのため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。 定期的な点検では、宝石を詳細に観察し、傷やひび割れ、緩んだ留め具などの異常がないかを確認しましょう。異常を見つけた場合は、ジュエラーや宝石専門家に相談し、修理や調整を行ってもらいましょう。 メンテナンスには、適切な方法と頻度があります。例えば、ダイヤモンドの場合、専用のクリーニングソリューションや超音波洗浄が効果的です。ただし、宝石の種類や特性によって適切なメンテナンス方法が異なる場合があるため、専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめします。 5-4.保管場所の選択 最後に、天然石を保管する場所の選択も重要です。以下のポイントに留意して、適切な保管場所を選ぶことが大切です。太陽光や強い照明は宝石の色合いや透明度に悪影響を与えることがあります。直射日光の当たらない場所を選びましょう。 また、 宝石を保管する場所は安全であることが重要です。盗難や紛失を防ぐために、施錠できるジュエリーボックスや金庫を使用するなど、適切な保護策を講じましょう。 6. 天然石の購入のポイント 天然石を購入する際には、注意深く選ぶことが重要です。ここでは、天然石を購入する際のポイントをご紹介します。 6-1.信頼性のある販売業者を選ぶ 天然石を購入する際には、信頼性のある販売業者を選ぶことが重要です。以下のポイントに留意しましょう。 正規の宝石店やジュエリーブランド 正規の宝石店やジュエリーブランドは、品質の高い天然石を提供することが期待できます。宝石の正確な情報や証明書の提供、アフターサービスの充実など、信頼性のある販売業者はこれらの要素に力を入れています。 評判と口コミ インターネットや口コミサイトなどを活用して、販売業者の評判や顧客のレビューを確認しましょう。多くのポジティブな評価や満足した顧客の声がある業者を選ぶことが安心です。 6-2.宝石の品質を確認する 天然石の品質を確認することも重要です。以下のポイントに留意しましょう。 カラットやカラット重量 天然石の大きさはカラットで表されます。購入前にカラット重量を確認し、予算や好みに合った大きさを選びましょう。 色合いと透明度 宝石の美しさや価値は、色合いと透明度によって決まります。鮮やかな色合いや高い透明度を持つ石を選ぶことが重要です。 カットと輝き 宝石のカットが優れていると、美しい輝きが生まれます。カットの質が高い石を選びましょう。 6-3.証明書と鑑定書の重要性 天然石を購入する際には、証明書や鑑定書の有無を確認しましょう。以下のポイントに留意しましょう。 証明書 主要な宝石鑑定機関によって発行される証明書は、宝石の品質や特徴を明確に示しています。購入前に証明書の存在と信頼性を確認しましょう。 鑑定書 大切な宝石を購入する場合は、独立した鑑定機関による鑑定書があると安心です。鑑定書には宝石の詳細な情報や評価が含まれており、価値や正当性を証明する役割を果たします。 6-4.予算とコストパフォーマンスの考慮 天然石を購入する際には、予算とコストパフォーマンスを考慮することも重要です。以下のポイントに留意しましょう。 購入前に予算を設定しましょう。予算に合わせた天然石を選ぶことで、無理のない買い物ができます。また、品質と価格のバランスを考えることが重要です。高品質な天然石を適正な価格で手に入れるために、複数の販売業者を比較検討しましょう。 7. 天然石の価値を引き出すためには2つの方法がある 天然石を所有する際には、その価値を最大限に引き出すための方法を知っておくことが重要です。以下では、天然石の価値を高めるための具体的な方法をご紹介します。 7-1.鑑定書の取得 天然石を購入した際には、鑑定書の取得を検討しましょう。鑑定書は独立した宝石鑑定機関によって発行されるもので、天然石の品質や特徴を詳細に記載しています。鑑定書には石の種類、重量、色合い、透明度、カットの品質などが明記されており、正確な情報を提供することで石の価値を証明します。 鑑定書を持つことで、天然石の品質や希少性が明確になり、信頼性のある評価を受けることができます。将来的に天然石を売却する際には、鑑定書があることで買い手の信頼を得やすくなるでしょう。 7-2.メンテナンスとクリーニング 天然石の価値を高めるためには、定期的なメンテナンスとクリーニングが重要です。以下のポイントに留意しましょう。 定期的な点検とクリーニング 天然石は使用するうちに汚れやくすみが生じることがあります。定期的に専門の宝石店やジュエラーに石を点検してもらい、クリーニングを行ってもらいましょう。専用の洗浄方法や装置を使用して、石の輝きを復元し、汚れやくすみを取り除きます。 適切な保管と保護 天然石を保管する際には、適切な方法と環境を整えましょう。宝石専用のケースやジュエリーボックスを使用し、石同士のぶつかりや傷つきを防ぎます。また、直射日光や急激な温度変化から守ることも重要です。 7-3.ジュエリーをコレクションとして管理する場合のポイント 天然石ジュエリーをコレクションとして所有している場合は、適切な管理を行うことで価値を高めることができます。以下のポイントに留意しましょう。 バラエティとバランス ジュエリーコレクションを形成する際には、バラエティとバランスを考えましょう。異なる種類やカラーの天然石を組み合わせ、多様性と美しさを追求します。 トレンドと時代性の把握 ジュエリーコレクションの価値を高めるためには、トレンドや時代性に敏感であることが重要です。市場の動向やファッションのトレンドを把握し、コレクションに新たな価値を取り入れましょう。 正しい保管とディスプレイ ジュエリーコレクションを美しく保つためには、適切な保管とディスプレイが必要です。宝石専用のケースやディスプレイボックスを使用し、石の輝きや美しさを引き立てましょう。 天然石の価値を高めるためには、鑑定書の取得、メンテナンスとクリーニング、ジュエリーコレクションの管理が重要です。これらの方法を実践することで、天然石の魅力と価値を最大限に引き出すことができます。 8.天然石の価値は変動する 天然石の価値は多くの要素によって左右されます。ここでは、天然石の価値の変動要因について詳しく見ていきましょう。 8-1.市場のトレンドと需要 市場のトレンドと需要は天然石の価値に大きな影響を与えます。ファッション業界や有名人の影響により、一部の天然石が注目を浴びることがあります。たとえば、映画やテレビドラマでの使用や、セレブリティの装飾品としての採用などが挙げられます。これにより、その天然石への需要が急増し、希少性が高まることで価値が上昇します。逆に、需要が低下すると価値も下がる傾向があります。 8-2.稀少性と入手難易度 天然石の価値はその稀少性にも大きく依存しています。希少な天然石は入手が困難であり、需要が高まることがあります。稀少性は、天然石の産地やその種類によって異なります。例えば、限られた地域でしか産出されない希少な天然石や、絶滅した鉱山から産出される天然石は非常に高い価値を持つことがあります。入手が難しいほど需要が高まり、価格と価値も上昇する傾向があります。 8-3.産地の経済的情勢 天然石の産地の政治的な安定や経済的な状況は、価値の変動に大きく関与します。産地での紛争や政治的な不安定、天候や自然災害による生産への影響は、天然石の供給に直接的な影響を与えることがあります。産地が安定している場合は需要と供給のバランスが保たれ、価値の安定性が期待できます。一方、産地の情勢が不安定な場合は供給が減少し、希少性が高まるため価格と価値が上昇することがあります。 天然石の価値ランキングはこれらの要因によって大きく変動します。市場のトレンドや需要、稀少性や入手難易度、産地の情勢を把握することで、天然石の価値の変動に敏感に対応できるでしょう。 まとめ いかがだったでしょうか。 今回は、天然石の価値の決まり方うやおすすめの天然石まで紹介させていただきました。 天然石はその美しさや意味深さから、多くの人々に愛されています。本記事を参考にして、天然石の世界をより深く探求し、自分に合った素晴らしい天然石を見つけることをお勧めします。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/white-gem-list/ https://estime.co.jp/column/black-jewels-list/ https://estime.co.jp/column/pink-gemstone-list/

2026年1月3日
【自宅で簡単】ダイヤモンドのくすみの取り方|原因や対策もご紹介!

ダイヤモンドは有名で人気がある、誰もが憧れる宝石ですよね。婚約指輪や結婚指輪として選ばれることも多い宝石です。また無色透明な輝きはどんなコーディネートにも合わせられるので、普段使いのジュエリーとしても人気があります。 ダイヤモンドを毎日使っていると気付きにくいかもしれませんが、じつはダイヤモンドはくすむことがあります。そのくすみをそのままにしておけば、ダイヤモンドの輝きは失われていくばかりです。そこで今回の記事では、ダイヤモンドのくすみの取り方をご紹介します。自宅で手軽にできる洗浄方法から、専門店に超音波洗浄を依頼する方法まで汚れ具合やダイヤモンドの状態に合わせた対処法などをぜひ参考にしてください。 ダイヤモンドは水に弱い?ダイヤモンドがキラキラしない・白く濁ることはある?など、ダイヤモンドをきれいに保つための質問にもお答えします! 1.ダイヤモンドがくすむことはある? 無色透明でどんなコーディネートにも合わせられるので、毎日お気にいりのダイヤモンドジュエリーを身につけている人もいるでしょう。毎日身につけていると、小さな変化には気付きにくいですよね。ダイヤモンドが傷ついたり汚れたりしないように気を付けているという人は特に、ダイヤモンドがくすむはずはないと思うかもしれません。 実際、ダイヤモンドはくすんだり汚れたりしてしまうのでしょうか。 1-1.ダイヤモンドが白く濁る?くすみは気のせいじゃない! 結論から先に言うと、ダイヤモンドはくすみます。「以前よりも輝きが減った」「ダイヤモンドが白く濁っている気がする」と感じたら、大抵は気のせいではありません。気のせいだと思いたい気持ちもあるでしょうが、ダイヤモンドがくすんでいるかもと思ったら少しでも早い洗浄をおすすめします。 ダイヤモンドのくすみは自宅、もしくは専門店でのクリーニングできれいにすることができます。次項からはダイヤモンドのくすみの取り方を具体的にご紹介しますので、参考にしてください。 2.ダイヤモンドのくすみの取り方 ダイヤモンドはくすんでしまったからと言って、もう使えなくなってしまうわけではありません。ダイヤモンドのくすみは自宅、もしくは専門店での洗浄できれいにすることができます。少し手間はかかりますが、どうせ身につけるなら少しでもきれいなジュエリーを身に付けたいですよね。ダイヤモンドは特に輝きが命です。ダイヤモンドはお手入れがしやすい宝石なので、「ジュエリーのお手入れなんて、難しくてできそうにない」という心配もいりませんよ。まずは自宅での日常的なお手入れを習慣づけましょう。 また、毎日見ていると小さな変化には気付きにくいと思いますが、汚れているようには見えなくてもジュエリーは定期的なメンテナンスをしたほうが美しさを保てます。 自宅での洗浄は週に1回か2回、専門店でのクリーニングは半年から1年に1回行うことで、より良い状態のダイヤモンドジュエリーを身につけることができますよ。 2-1.少しの汚れなら自宅で洗浄できる ダイヤモンドのくすみは、日常の何気ない使用でついてしまいます。そういった少しの汚れなら、自宅で洗浄するだけで元の輝きを取り戻すことが可能です。専用の道具もありますが、今回は多くのご家庭にあるものを使ってダイヤモンドを洗浄する方法をご紹介します。やり方も難しくはないので、ぜひ試してみてください。 2-1-1.中性洗剤 ダイヤモンドがくすんでいると感じたら、まずは中性洗剤で洗ってみましょう。ご家庭にある住宅用洗剤や食器用洗剤などには中性のものが多いので、確認して使ってください。 洗剤が中性かどうか確認したら、40℃くらいのぬるま湯を用意します。温度が高すぎても汚れが落ちにくいので、少しぬるめのお風呂のお湯くらいの温度で大丈夫です。ぬるま湯に中性洗剤を溶かして泡立て、その泡で優しくダイヤモンドを洗いましょう。ちょっとした汚れならそれだけで十分です。 汚れが落ちたら真水で十分に洗剤を洗い流し、やわらかい布でしっかりと水分を拭き取って完成です。タオルで水分を拭き取ると、ジュエリーの細かい金具がタオルの繊維に引っかかることがあるので気を付けてください。眼鏡拭きやジュエリー用のクロスがおすすめです。 2-1-2.重曹 お掃除用品として売られていることがある重曹も、ダイヤモンドの洗浄に使用することができます。使い方は中性洗剤と一緒で、ぬるま湯に溶かしてダイヤモンドを洗浄します。粉末の重曹もよく売られていますが、粉末を使用する時は粉がジュエリーの金具の隙間などに残らないよう、重曹の量に気を付けてください。洗浄後にはより念入りにすすぐようにしましょう。 2-1-3.やわらかいブラシや布を使う 優しく手指で洗うだけで汚れ・くすみが採れない時は、やわらかいブラシや布を使用しましょう。歯ブラシなどを使用する人も多いですが、ブラシの硬すぎるとジュエリーを傷付けてしまうかもしれませんので十分注意してください。ダイヤモンドはとても硬い物質なので簡単に傷つくことはありませんが、ダイヤモンドの脇石や土台を傷付けてしまうことがあります。 汚れが取れにくい時は表面をやわらかい布で拭くのも良いですが、布の種類には気を付けてください。一番良いのはジュエリー用の布です。ただし研磨剤が含まれる布は避けましょう。ご家庭に眼鏡拭きがあればそれでもかまいません。また、ティッシュは意外とかたいのでジュエリーには適しません。 2-2.専門店にクリーニングを依頼する ご家庭で週1、2回のお手入れをしていても落ちないような汚れがある時やイベントに合わせて特別きれいにしたい時などには、専門店でのクリーニングがおすすめです。 自宅にはない専用の機械を使ったり、よりダイヤモンドを細かく見ながらクリーニングをしてくれます。ジュエリーショップには、購入したジュエリーのアフターケアをしてくれる店も多いです。またショップによっては他の店で購入したジュエリーでもクリーニングしてくれる店もあります。いざという時に慌てないように、ジュエリーのクリーニングをしてくれるショップをあらかじめ見つけておきましょう。 また、ショップによってクリーニングにかかる料金も違いますので、確認しておいてください。 2-2-1.超音波洗浄なら無料の店も ジュエリーショップには、ジュエリーを洗浄するための超音波洗浄機がある店も少なくありません。超音波洗浄機は文字通り微細な超音波をジュエリーに当てて汚れを取る機械で、自宅の洗浄では取れないような細かい汚れを取ることができます。 超音波洗浄だけなら時間もかかりませんし、ショップによっては無料のところもありますので、確認してみましょう。ずっと洗浄していなかったジュエリーが、超音波洗浄機に数分かけるだけで見違えるほどきれいになることがありますよ。 ただし超音波洗浄には欠点もあります。それは傷つきやすい宝石には向かないということです。ジュエリーには複数の宝石がセットされていることがありますよね。超音波洗浄でダイヤモンドだけをピンポイントに洗浄することはむずかしいので、いろんな宝石が使用されているジュエリーを超音波洗浄する時は気を付けなければなりません。また、ダイヤモンドだけのジュエリーでも石に傷やひびが入っているとそこからダイヤモンドが欠けたり割れたりしてしまうことがあります。超音波洗浄を依頼する時は、しっかりとジュエリーを確認してからにしましょう。 2-2-2.必要ならしっかりとクリーニング 超音波洗浄でもくすみ・汚れが取れないときには、専門店に有料のクリーニングを依頼しましょう。 表面のくすみであれば超音波洗浄で取れることがほとんどですが、超音波洗浄で取れない時はダイヤモンドや周囲の地金に小さな傷がついているかもしれません。店頭ですぐに解決せず、預かりになる場合もありますので、しっかりとクリーニングをしてもらいたい時には日数に余裕を持って依頼してください。 クリーニングで輝きを取り戻せる場合はいいですが、場合によっては割れや欠けなどの理由でダイヤモンド自体が交換になることも考えられます。どの程度のメンテナンスになるかによって、数千円~数万円程度の料金がかかるかもしれません。場合によっては新しいジュエリーを購入したほうが安く済むこともあります。大事なジュエリーを預けることになりますしお金もかかりますから、信頼できるショップを見つけておきましょう。 そんなことにならないためにも、できるだけこまめに自宅で洗浄し、定期的にショップでのメンテナンスを行うようにしてくださいね。 3.ダイヤモンドがくすむ原因とその対処法 お気に入りのジュエリーは毎日身に付けたいですよね。ですが残念なことに、身につける回数が多ければ多いほどジュエリーはくすんでいきます。ジュエリーを身につける時には、ダイヤモンドが汚れたり割れたりしないように気を付けている人もいるでしょう。 それなのに、「気付いたらいつのまにか白く濁っていた」「ダイヤモンドが以前ほどキラキラしていない」という経験をしたことがある人も少なくないと思います。気を付けていたのに、ダイヤモンドが汚れてしまったら残念ですよね。ですがそれは、ある意味しょうがないことです。ダイヤモンドをまったく汚さずに身につけるのは、ほとんど不可能と言えるでしょう。なぜダイヤモンドはくすんでしまうのでしょうか。 この項ではダイヤモンドがくすむ原因と、その対処法を詳しく見ていきます。 3-1.ダイヤモンドがキラキラしない原因は? ダイヤモンドがくすむ原因はいくつかあります。くすみの原因は大きく分けると「傷」と「汚れ」のふたつです。 ダイヤモンドのくすみの原因のひとつは傷です。ジュエリーに傷が入ってしまった場合は、自宅で対処することはできません。専門店に持ち込んで、メンテナンスを依頼しましょう。 もうひとつのくすみの原因は汚れです。傷は気を付けていればある程度は防げますが、汚れはどうしてもついてしまいます。もちろん注意していれば汚れの度合いは少なくなりますが、ゼロにすることはほとんど不可能です。 なぜ気を付けていても、ダイヤモンドは汚れてしまうのでしょうか。ダイヤモンドがキラキラしない原因である汚れの種類とその対処法をご紹介します。 3-2.汗・皮脂が付着 ダイヤモンドがキラキラしない、くすんでしまう原因のひとつは身につける人自身の汗や皮脂などです。毎日身につけていると、どうしても汗や皮脂がジュエリーに付着してしまいます。ダイヤモンドには「親油性」という性質があり、油分が付着するとべったりと表面に広がり、なじんでしまいます。皮脂が膜のようになって、ダイヤモンドから輝きを奪ってしまうのです。 ジュエリーを身に付けたら汗や皮脂がついてしまうのは避けられません。そのため、外出から帰ったら必ず身に付けたジュエリーの油分を拭くようにしましょう。毎日のお手入れは、ジュエリー用のクロスや眼鏡拭きなどのやわらかい布でジュエリーの表面を拭くだけでもかまいません。特に汚れが付いた時には、先の項でご紹介した自宅での洗浄を行いましょう。 3-3.化粧品が付着 化粧品が付着するのもくすみ・汚れの原因になります。特に気を付けてほしいのは、メイクをする順番です。メイクをする前にジュエリーを付けると、化粧品がすべてジュエリーについてしまいます。メイクを終えてからジュエリーを身につけるだけでも化粧品の付着を減らせるので、メイクをする順番には気を付けてくださいね。 また、見落としがちなのはヘアスプレーです。身だしなみを整えて、最後の仕上げにヘアスプレーをするとジュエリーにべったりとスプレーがついてしまいます。ロングヘアにネックレスが絡むのが嫌で先にネックレスをつけてからヘアセットをする人もいると思いますが、ジュエリーにはあまり好ましくありません。どうしてもその順番を変えたくないのであれば、ネックレスを外した後の洗浄を忘れないようにしましょう。 さらにメイク直しの時に、化粧品がついてしまうこともよくあります。特にミストタイプの日焼け止めなどは、ジュエリーに付着しやすいです。ウォータープルーフのものはジュエリーにしっかりついて自然には落ちないので、念入りに洗浄するようにしてください。 4.【FAQ】ダイヤモンドのくすみに関する疑問 ジュエリーは、気に入って身に付ければ身につけるほどどうしてもくすんでしまいます。ですがそのくすみ方は同じではありません。使用されている宝石の種類やメンテナンスの仕方によって、ジュエリーがきれいなままか、それともどんどんくすんでいくかが決まってしまうのです。宝石の性質はどうにもできませんが、その宝石に合わせたお手入れをすることできれいなままのジュエリーを身につけることができます。反対に言えば、正しい知識がなければせっかくのジュエリーが本来の輝きを保つことができなくなってしまうのです。そんなことになったら、とてももったいないですよね。ジュエリーをきれいに保つためにはどんなことに気を付けて、何をすればいいのでしょうか。 4-1.ダイヤモンドがキラキラしないことはある? 無色透明でいつでもキラキラと光っているイメージのあるダイヤモンド。ダイヤモンドがキラキラしない、輝かないなんてことがあるの?と思う人もいるでしょう。 ですが実は、ダイヤモンドがキラキラしない、白く濁ってくすんでしまうことはよくあります。理由はいくつかありますが、よくある原因のひとつは使用中についた汚れです。毎日大事に使っている人は気づきにくいかもしれませんが、実は使用するごとにダイヤモンドは少しずつ汚れていきます。それはダイヤモンドが「親油性」という油と馴染みやすい性質を持っているからです。油なんてジュエリーにつくわけがないと思うかもしれませんね。ですがこの場合の油とは料理に使う油のようなわかりやすいものではありません。私たち自身から知らず知らずのうちに出ている汗や皮脂が、ダイヤモンドジュエリーから輝きを奪っているのです。また、化粧品などがジュエリーについて汚れてしまうこともあります。皮脂や化粧品の油が膜となり、ダイヤモンドを白く濁らせるのです。 もし「ダイヤモンドが前よりもキラキラしていないかも…」と思ったら、まずは自宅で洗浄してください。週に1、2回の洗浄でかなり輝きを取り戻せますよ。 4-2.ダイヤモンドは水に弱い? 宝石は種類によって性質が違います。正しい取り扱い方法も宝石の種類ごとに異なるので、少しでも長く美しい姿を保ちたいならその宝石がどんな性質を持っているか、どんな環境がその宝石に合っているのかを知っておかなければなりません。では、ダイヤモンドはどんな環境が適しているのでしょうか。 宝石の弱点としてよく言われるのが水です。 宝石には、水に弱い種類のものもあります。真珠(パール)やオパールなどは水に弱く変色したり輝きが失われてしまったりするので、水に濡れないように気を付けなければなりません。ですがダイヤモンドは水に強く、きちんと拭きとれば水を使った洗浄もできます。中性洗剤にも強いので、白く濁ってくすんでいるように見える時は洗剤で洗ってしっかりすすいでください。 水だけでなく、ダイヤモンドは大抵のことには耐えます。ダイヤモンドは「地球上でもっとも硬い物質」と言われていて他の物質に擦れても傷つきませんし、紫外線を当てても変色しません。超音波洗浄機にも、傷がなければかけられます。 日々のメンテナンスもさほど難しくありませんので、ぜひ手をかけて、長く使用してくださいね。 4-3.他の宝石もあるジュエリーの場合はどうすればいい? ジュエリーショップに行くと、いろんな種類のジュエリーを見ることができます。 多くの宝石の中でも特に有名で人気のあるダイヤモンドを使ったジュエリーは、たくさんありますよね。ダイヤモンドは無色透明のものがほとんどで輝きが強く、ジュエリーの主役としても十分な存在感があります。ですが小粒でも強く輝くダイヤモンドは、他の宝石がメインのジュエリーの脇石として使用されることも珍しくありません。無色のダイヤモンドはどんな色の宝石でもその美しさを引き立てる存在になります。メインが大きなルビーやサファイアなどで、その周りに小さなダイヤモンドがたくさん配置されているようなジュエリーを見たことがある人も多いでしょう。小さなダイヤモンドがあることで、華やかなジュエリーがより華やかになるのです。 小粒のダイヤモンドが配置されたジュエリーは華やかになりますが、注意しなければならないのはお手入れ方法です。ダイヤモンドは丈夫な石ですが、ほとんどの宝石はダイヤモンドほど丈夫ではありません。そのため複数の宝石が使用されている場合には、一番繊細な宝石に合わせた取り扱い方をする必要があります。 たとえば超音波洗浄機にかけてはならない宝石として有名なのが、エメラルドです。エメラルドは「傷がないものはない」と言われるほど、内部に細かい異物や傷があります。エメラルドを超音波洗浄機にかけるとその異物や傷から、石が割れてしまうのです。ダイヤモンドをきれいにしたいと思っても、もしジュエリーの一部にエメラルドが含まれていれば超音波洗浄機は避けてください。 また、オパールは水に弱く、中性洗剤を使ってはいけない宝石です。オパールとダイヤモンドのジュエリーなら、中性洗剤を使った洗浄を避け、自宅でのお手入れはクロスで優しく拭く程度にしましょう。 5.まとめ 今回はダイヤモンドのくすみについてまとめました。 キラキラと輝くダイヤモンドが、ただ使っているだけでくすむなんて信じられませんよね。ですがジュエリーを身につけていると、知らないうちに少しずつ輝きは失われていきます。毎日見ていると気付きにくいですが汗や皮脂、化粧品などが付着してしまうのです。 ダイヤモンドがくすまないためにまずは週に1回か2回、自宅での洗浄を行いましょう。ご自宅にある中性洗剤で簡単に洗浄できますので、そう難しくはありません。もし自宅での洗浄できれいにならない場合は、専門店にクリーニングを依頼してください。ジュエリーショップには家庭にはない超音波洗浄機などがあり、手強い汚れにも対応可能です。また、くすんで見える原因が汚れだった場合には、有償でダイヤモンド自体を交換することもできます。いざという時のために、信頼できるジュエリーショップを見つけておいてくださいね。 また、最初から付着するくすみを減らすためには汗や皮脂、化粧品が付かないように気を付けることも有効です。ジュエリーを付ける前にメイクを済ませておく・外した後にクロスで拭くだけでもくすみは減らせます。普段から少しだけ気にかけるようにしましょう。 ダイヤモンドは何もしなければくすんでしまいますが、お手入れが難しい宝石ではありません。少しのお手入れで輝きを長く保つことができるので、ぜひやってみてくださいね。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/diamond-fluorescence/ https://estime.co.jp/column/diamond-cut/ https://estime.co.jp/column/diamond-breakage/

2025年12月27日
【保存版】宝石の硬度とは?|モース硬度1~10までランキングでご紹介!

キラキラと美しく輝く宝石に、憧れを持っている人は多いでしょう。 宝石が他の石とは違う、宝石と呼ばれるための3つの条件を知っていますか?その条件とは「美しさ」「希少性」そして「硬さ」です。宝石は美しく、珍しく、そして硬い物のことなのです。 今回は宝石の条件のひとつである「硬さ」に注目したいと思います。宝石の硬さをあらわす時によく用いられる硬さの尺度が「モース硬度」です。モース硬度は誰もがよく使う尺度ではないので、詳しくない人がほとんどでしょう。ですがモース硬度を知っていると、宝石を選ぶ時や身につける時に役に立つことがたくさんありますよ! 宝石を選ぶ時のポイントやおすすめの宝石の種類もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね! 1.宝石の硬度 宝石の硬さについて、普段意識することは少ないですよね。ただなんとなく、「宝石って硬そう」と思っているくらいではないでしょうか。ですが実は、宝石はモース硬度という硬さの尺度でランク分けされています。 モース硬度を知っていると、宝石を選ぶ時や身につける時に役立ちますよ!まずはモース硬度について、詳しく見ていきましょう。 1-1.モース硬度とは モース硬度とは、1822年にドイツの鉱物学者であるフリードリヒ・モース氏が提唱した硬さの尺度です。モース氏はふたつの物質を擦りあわせ、どちらが傷つくかで硬さを判断する方法を提案しました。もっとも硬い物質はモース硬度10、もっともやわらかい物質はモース硬度1とし、硬さのランク付けをしたのです。これがモース硬度で、モース硬度10の物質とモース硬度9の物質と擦り合わせれば、モース硬度9の物質が傷付きます。 モース硬度が異なる宝石同士を、ジュエリーボックスでとなりに置いておくのはおすすめできません。何かの拍子で擦れた時に傷ついてしまうので、気を付けてくださいね。 1-2.靭性・へき開などにも注意! 「それならモース硬度10の宝石を買えば絶対に傷つかないの?」と思うかもしれませんが、実は宝石の硬さというのは単純ではありません。モース硬度はあくまでも「擦りあった時の傷つきにくさ」です。物質の硬さには「靭性」も重要です。靭性とは外から与えられる力にどれほど耐えることができるかという性質です。また、宝石は「へき開」という性質も持っています。へき開とは、どんなに硬い物質でもある特定の方向に衝撃が加わると割れてしまうという性質のことです。 モース硬度で見るととても硬い宝石でも、靭性が低いとぶつかった時に簡単に割れたり、欠けたりしてしまいます。さらにへき開があると、特定の方向から加わった衝撃で簡単に割れてしまうのです。モース硬度が高いからと安心して乱暴に扱うと意外なほど簡単にジュエリーを傷付けてしまうので、くれぐれも注意してくださいね。 2.宝石のモース硬度ランキング 靭性やへき開にも気を付ける必要はありますが、宝石の硬さといえばやはりモース硬度です。この項では宝石のモース硬度ごとに、主な宝石の種類をご紹介します。 自分の好きな宝石がどれくらいのモース硬度なのか、ぜひ探してみてくださいね。 2-1.【モース硬度10】ダイヤモンド ※画像はイメージ モース硬度10の宝石はダイヤモンドです。ダイヤモンドは炭素というただひとつの元素でできています。 ダイヤモンドはキラキラと強く輝く宝石です。婚約指輪や結婚指輪としても多く用いられているので、実際に持っているという人も多いでしょう。ダイヤモンドが婚約・結婚指輪として人気になるきっかけになったのが、ダイヤモンドの老舗デビアス社が世の中に広めたキャッチコピー『ダイヤモンドは永遠の輝き』。 モース硬度が高く「地球上でもっとも硬い宝石」と呼ばれることもあるダイヤモンドは、永遠に壊れない愛や絆を連想させます。実際、ダイヤモンドは大切に使えば数年・数十年、それ以上に長い間使用することができる宝石です。永遠の愛を誓う婚約・結婚指輪を飾るのに、ダイヤモンドはぴったりですね。 2-2.【モース硬度9】コランダム ※画像はイメージ ダイヤモンドに続いてモース硬度の高いモース硬度9の石はコランダムです。 コランダムと言っても、多くの人はピンと来ないでしょう。実はコランダムは宝石の名前ではありません。コランダムとは元は透明の鉱物です。コランダムにはさまざまな元素が入り込んでいろんな色になります。その色によって宝石としての名前が変わるのです。 赤いコランダムはルビー。そして赤以外の色になったコランダムがサファイアです。 ルビーとサファイアは、実はもとは同じ鉱物だというのは、驚きですよね。ですが実はルビーとサファイアはほんの少し成分が違うだけで、もとは同じ石なのです。また、サファイアはブルーというイメージが強い宝石ですが、ブルー以外にもピンクやイエローなどさまざまな色があります。ルビーはクロムを含むコランダムです。ブルーサファイアは鉄やチタン、ピンクサファイアはクロムとチタン、イエローサファイアはニッケルなど、色によって含有する成分は異なりますが、コランダムであることはかわりません。 ルビーもサファイアもモース硬度9のコランダムなので、ほとんどの宝石よりも傷つきにくいと言えるでしょう。 2-3.【モース硬度8】トパーズ・ベリル ※画像はイメージ モース硬度8の宝石で有名なのは、トパーズとベリルです。 イエローが有名なトパーズ。最近はブルートパーズも有名で、人気が上昇しています。モーズ硬度は8なので、比較的傷つきにくい宝石と言えるでしょう。価格もお手頃なほうですし、色もたくさんあるので購入しやすい宝石です。 ベリルにはさまざまなカラーバリエーションがあり、色ごとに違った名前で呼ばれます。例えば濃いグリーンが美しいエメラルド。エメラルドも実はベリルの仲間です。その他にも薄い水色のアクアマリンやピンク色のモルガナイトなどはすべてベリルの仲間。すべてモース硬度は8~8.5程度です。 ですが気を付けてほしいことがあります。エメラルドは、モース硬度は高いのに割れやすい宝石だということです。宝石の硬さはモース硬度だけでなく靭性なども関係してくるということはご説明しましたよね。ですがそれ以外にも、エメラルドには割れやすい理由があります。エメラルドを割れやすくしているのは、石内部の傷や異物です。エメラルドは「傷のないものはない」というほど傷や異物を多く含む宝石で、高価なジュエリーでも傷や異物がまったくないものはほとんどありません。石の内部から傷が広がり、割れたり、欠けたりしてしまうのです。 超音波洗浄機で宝石を洗浄することがありますが、モース硬度8以下の宝石は避けたほうがいいでしょう。特にエメラルドは超音波の振動が内部に影響を与えて割れや欠けの原因になってしまうことがありますので、超音波洗浄機での洗浄は避けてください。ただしモース硬度に関わらず、石の状態によって超音波洗浄機での洗浄は宝石が割れたり・欠けたりすることがあるので気を付けましょう。 2-4.【モース硬度7】アメジスト・翡翠 ※画像はイメージ モース硬度7の宝石はアメジストなどの水晶や翡翠などです。 水晶は、ベリルと同じようにさまざまな色があります。アメジスト以外にもイエローの水晶であるシトリンやピンク色のローズクォーツ、無色透明のロッククリスタルなども同じくモース硬度7です。 また、翡翠もモース硬度7ですが、この場合の翡翠とはジェダイトという宝石に限ります。現在日本では翡翠というとジェダイトのことを指しますが、実はジェダイトとよく似たネフライトというグリーンの石があり、かつてはどちらも翡翠と呼ばれていた歴史があります。現在でも中国ではジェダイトもネフライトも翡翠と呼ばれていますし、翡翠という意味の英単語「Jade(ジェイド)」はジェダイトとネフライトの両方を含みますが、実際にはジェダイトとネフライトはまったく別の石です。モース硬度も、ジェダイトは7でネフライトは6と異なります。とはいっても、見た目はとても似ているので、私たち消費者がジェダイトかネフライトかを見分けることはできません。購入する時、特に海外の旅行先などでの買い物には気をつけてくださいね。 2-5.【モース硬度6】オパール・ムーンストーン ※画像はイメージ オパールやムーンストーンは、モース硬度6の宝石です。 モース硬度6ほどの硬さだと、一般的に「あまり丈夫ではない宝石」と考えられます。傷ついたり、欠けたりしやすい宝石だということを理解して、取り扱い方、保存方法などに十分気を付けてください。 「いちいち気を付けるなんて面倒くさい…」と思うかもしれませんが、オパールもムーンストーンもとても美しい宝石です。特にこの2種類の宝石は、どちらもきれいに光が揺らめくという共通点があります。 オパールはたくさんの種類があり、その中でもプレシャスオパールという種類のものが虹色に輝くという特徴があります。内部の結晶構造でその色・輝き方はひとつずつ異なり、自分の好みのオパールを探すのも楽しいですよ。特に価値があるのは赤く輝くオパールで、また石自体の地の色は黒いブラックパールが希少とされています。 ムーンストーンは透明、または半透明の石で、青白く輝きます。シラー効果と呼ばれる輝きで、まるで月の光のような神秘的な雰囲気の宝石です。ジュエリーとしても人気ですが、月のパワーを持つパワーストーンとしても人気がありますよ。 2-6.【モース硬度5】アパタイト・黒曜石 ※画像はイメージ アパタイトと黒曜石は、モース硬度5の宝石です。 アパタイトは透明度が高いブルーの宝石です。他の色のものもありますが非常に数が少なく、アパタイトといえばブルーのものを差すことがほとんどです。 アパタイトというと、「歯磨き粉の成分?」と思う人も多いでしょう。それは正解で、実は歯のエナメル成分の95%はアパタイトです。ところがアパタイトというのはリンとカルシウムを含む鉱物の総称で、いくつもの種類があります。歯磨き粉のアパタイトと宝石のアパタイトは、同じアパタイトでも種類が違うということですね。細かい種類は違いますが、どちらもアパタイトであることに変わりはありません。歯も磨きすぎると欠けることがあるというのを聞いたことがありませんか?それと同じで、アパタイトも決して強い宝石ではありません。しかもアパタイトは衝撃を吸収する性質「靭性」も低いので、取り扱い方には気を付けてくださいね。 黒曜石は世界中で古くからさまざまなことに使用されてきた、なじみ深い宝石です。世界中の火山でできる石で、実はガラスの一種なので、割れやすく加工しやすいという特徴があります。断面が鋭くなるので、石器時代から矢じりなどとして、狩りに用いられていました。黒曜石はオブシディアンという名前でパワーストーンとして使用されることもあります。カットの技術がほとんどないような石器時代から人々が使用していたことからも、その割れやすさがわかりますね。使用する時には十分に気を付けましょう。 2-7.【モース硬度4】フローライト・マラカイト ※画像はイメージ モース硬度4の宝石には、フローライトやマラカイトがあげられます。 フローライトは「蛍石」という名前で呼ばれることもある宝石で、パワーストーンとしても人気があります。透明度が高く、色合いは無色透明やグリーン、ブルーなどさまざまです。「蛍光性」という性質があり、紫外線を当てるとぼんやりと光ります。石が蛍光する性質を持つのはフローライトで初めて発見されたので、蛍光を意味する「フルオレッセンス」はフローライトに由来するそうです。 神秘的な雰囲気で、持ち主にクリエイティブな発想を促す「天才の石」と呼ばれるフローライトはパワーストーンとしても人気があります。ジュエリーとしても売られていますが、原石のまま売られていることが多いのは、その割れやすさ・傷つきやすさのためです。フローライトはモース硬度4と、他の石と擦れあった時に傷つきやすいということに加え、4方向に割れやすいへき開があり、加工しやすい石ではないのです。原石のままでも神秘的な魅力は十分に引き出せるので、フローライトが欲しい人はジュエリーにこだわらず探してみてもいいでしょう。 マラカイトは不透明の宝石で、濃いグリーンに黒い波紋のような模様が入った、とても個性的な石です。和名を「孔雀石(くじゃくいし)」といい、その模様はまるで孔雀の羽のように見えます。マラカイトのモース硬度は3.5~4.5程度で傷つきやすい石ですが、その性質を利用して粉末として利用されていました。黒い模様が目のように見えることから、マラカイトの粉末は眼病に聞くと言われていたり、粉末にしても濃いグリーンは美しいままだったのでアイシャドウや絵具としても使用されていたそうです。 モース硬度が低いことを逆手にとった利用法ですね。 2-8.【モース硬度3】フォスフォフィライト ※画像はイメージ フォスフォフィライトはモース硬度が低いことで知られている宝石です。そのモース硬度は3しかなく、簡単に傷ついてしまいます。10円玉でも傷がついてしまうくらいと言えば、その傷つきやすさがイメージできるでしょう。 フォスフォフィライトは『宝石の国』という漫画・アニメで有名になった、透明度の高い淡いブルー、もしくはグリーンの宝石です。モース硬度の低さに加え、3方向にへき開があり衝撃を与えると葉が落ちるように簡単に割れてしまうことから、加工が難しくジュエリーに仕立てるのは非常に困難です。 また、フォスフォフィライトは非常に産出量が少ない宝石でもあります。1920年頃に初めて発見されたフォスフォフィライトはかつては良質なものがボリビアで産出されていました。大規模な鉱山もありましたが、1960年頃には枯渇してしまいました。現在はアメリカやドイツで細々と採掘されているだけで、産出量はごく限られています。 加工の難しさ、産出量の少なさから、フォスフォフィライトはとても希少な宝石です。 2-9.【モース硬度2】ジプサム(石膏) ※画像はイメージ モース硬度2に分類される代表的な鉱物がジプサム(石膏)です。硬度2は指の爪でも傷つけられるほど柔らかく、宝石として身につけることにはあまり向いていません。ジプサムは白色や無色透明のものが多く、光沢はガラス光沢〜真珠光沢で、やわらかく優しい印象を持つ鉱物です。 私たちの生活にも身近な存在で、建材として使用される石膏ボードや、美術の石膏像、ギプスなどにも使われます。ジュエリー用途ではほとんど見かけませんが、原石やカービング(彫刻)作品として販売されることがあります。とくに細長い結晶が集まった「セレナイト」や、砂漠でバラの花のように形成される「デザートローズ」は、観賞用として人気があります。 ただし非常に傷つきやすく、水分にも弱い性質があります。湿気によって劣化したり、欠けたりする場合があるため、取り扱いには注意が必要です。ジュエリーとして日常使いするには不向きですが、結晶の美しさや形の珍しさから観賞用として楽しむことができます。 2-10.【モース硬度1】滑石 ※画像はイメージ モース硬度1で知られている鉱物が滑石(かっせき)です。モース硬度の中で最も柔らかく、爪でも簡単に傷がつくほどのやわらかさがあります。そのためジュエリーとして身につけることにはまったく向いていませんが、日用品としては非常に身近な鉱物です。 滑石と聞くと「ベビーパウダー?」と思う人がいるかもしれません。それは正解で、タルクとして粉末状に加工され、滑りを良くしたり吸収性を高めたりする目的で利用されています。陶器や化粧品などにも使われていて、生活に深く関わる鉱物と言えるでしょう。 鉱物自体は白色から薄いグリーンなどの淡い色合いが多く、手触りは非常に滑らかです。加工は容易ですが、衝撃に弱いので原石のまま観賞用にすることはあまりありません。モース硬度1という極端に低い硬さを持つ代表例として、硬度比較などの教材で見かけることもあります。 3.モース硬度が高くない宝石の注意点 宝石は硬い物というイメージがあるかもしれませんが、乱暴に扱っていると意外なほど簡単に傷ついてしまいます。それはモース硬度に関わらず、すべての宝石に言えることです。なぜなら宝石はモース硬度が高くても靭性やへき開によっては傷つきやすかったり、割れやすかったりしてしまうからです。モース硬度が低ければなおさら。ですが気を付けると言っても、具体的にどうしたらいいかわからないという人もいるでしょう。 そこでこの項では、モース硬度が高くない宝石の注意点を、購入時・使用時・保管時の3種類に分けてご紹介します。すぐに実践できることばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。 3-1.購入時の注意 宝石を購入する時にまず考えてほしいことは、そのジュエリーをどういう時に使用したいかです。もし普段使い用として気兼ねなく使いたいなら、モース硬度が高くない石を選ばないというのもひとつの方法です。特に何かにぶつかったり擦れたりすることが多いようなら、最初からダイヤモンドやルビー、サファイアなどを選ぶのも良いでしょう。モース硬度が高い宝石なら、アウトドアレジャーにもつけていけますよ。 お目当ての宝石があり、その石がモース硬度が低いなら購入時にはその宝石をよく観察するようにしましょう。ほとんどないとは思いますが、店舗での保管状態が良くないと購入前から傷ついたりしていることもあります。可能ならばショップに許可をもらって、ルーペを使用するのも良いでしょう。気になることがあるならためらわず、購入する前に確認するようにしてくださいね。 3-2.使用時の注意 気に入ったジュエリーを購入したら、それで安心ではありません。宝石が一番傷つくのは使用している時、身につけている時です。どんなジュエリーでも気を付けるに越したことはないのですが、そんな中でもモース硬度が高くない宝石は特に気を付けてください。何気ない普段の動作でも、ジュエリーを傷付けてしまうことがあります。 例えば身近な物だと、ガラスのモース硬度は5です。長めのネックレスが窓ガラスに当たってしまっただけで、モース硬度が5より低い宝石は傷ついてしまいます。 また、複数のジュエリーを身に付ける時にはジュエリー同士が擦れないようにも気を付けなければなりません。ネックレスやブレスレットを重ね付けすることもありますよね。モース硬度に差がある宝石のジュエリー同士を重ね付けすると、擦れて傷付けてしまうことがあるので気を付けてください。 絶対に守ってほしいのが、ジュエリーは外出から帰ったらすぐに外すということです。中にはお気に入りのジュエリーを一日中つけっぱなしにするという人もいますが、それは宝石が傷つく原因を増やすことにつながります。特にモース硬度が高くない宝石は、入浴中や就寝中などどうしても注意できないタイミングで傷ついてしまいかねません。悲しい事故を避けるためにも、ジュエリーは帰ってきたらすぐ外すようにしてくださいね。 3-3.保管時の注意 外出から帰ってきて、ジュエリーを外したらそれで安心というわけではありません。保管の時も、特にモース硬度の高くない宝石には注意が必要です。 ジュエリーが好きという人はジュエリーボックスがあって、その中に自分のお気に入りのジュエリーをまとめて保管している人もいるでしょう。いろんなジュエリーが並んでいるのはそれだけで目を楽しませてくれます。ですが、それが思わぬ事故になってしまうことがあります。例えば隣同士にモース硬度が違うジュエリーが並んでいると、ふと擦れあって違うこともあるでしょう。モース硬度が高くない宝石は、それだけのことでも傷ついてしまうのです。一番良いのはジュエリーを購入した時のボックスに入れて保管することですが、スペースの問題や身につける時にお目当てのジュエリーを探すのが大変ですよね。ジュエリーボックスの中で隣同士に配置しないようにするだけでも、宝石が傷つく確率は低くなりますから、少しだけ工夫してみてください。 4.良い宝石を選ぶには? ここまで、それぞれの宝石モース硬度とモース硬度が高くない宝石の注意点をご紹介しました。それで結局、どんな宝石を選んだらいいの?と思った人もいるでしょう。 そこで最後に良い宝石を選ぶためのふたつの質問にお答えします。ぜひジュエリーを選ぶ時に役立ててください。 4-1.硬い宝石を選んだほうがいいの? モース硬度が高い傷つきにくい宝石と、モース硬度が低い傷つきやすい宝石があるのはわかっていただけたと思います。その上で、結局モース硬度が高い宝石を選んだほうが良いの?と思ったかもしれません。 結論から言うと、それは時と場合、あるいは使用する人によります。硬い宝石を選んだほうがいいのは、次のような場合です。 ・日常的に使いたい ・アウトドアレジャーに付けていきたい ・ジュエリーを付けるのは好きだけど、あまり気を遣いたくない このような場合には、多少乱暴に扱っても傷つくことの少ないモース硬度の高い宝石のほうがいいでしょう。反対に、次のような場合はモース硬度を気にする必要はあまりありません。 ・特別な時にだけ身に付けたい ・ジュエリーを身につける時は、傷ついたりしないように十分気を付けるつもりだ ・普段から身の回りのものが傷つかないように気を付けている モース硬度が高くない宝石にも、とても美しく魅力的なものはたくさんあります。あえてモース硬度が高くない宝石を選んで気を付けるようにしてみるのもいいかもしれません。 4-2.丈夫な宝石を選びたい人におすすめの宝石は? それでも丈夫な宝石を選びたいという人におすすめなのは、やはりダイヤモンドです。ダイヤモンドはモース硬度10で、他の宝石やゴールド・プラチナで傷つくこともありません。ダイヤモンドはもっとも人気があると言っても過言ではないほど需要があり商品数も多いので、いろんなジュエリーを選ぶことができるでしょう。 また、モース硬度9のルビー・サファイアも丈夫な宝石です。ルビー・サファイアはモース硬度が高いだけでなく、靭性も高くへき開もないので総合的に見るとダイヤモンドよりも丈夫と言えるでしょう。普段使いのジュエリーにぴったりです。また、サファイアには代表的なブルー以外にもピンク・イエロー・オレンジなどさまざまな色があり好きなものが選べるのも嬉しいですね。 5.まとめ 今回は、宝石をモース硬度ごとにご紹介しました。モース硬度とは、ふたつの物質を擦り合わせたときにどちらが傷つくかで決まる硬さの尺度です。もっとも硬い物質はモース硬度10のダイヤモンドで、「地球上でもっとも硬い」と呼ばれています。一方で、モース硬度3のフォスフォフィライトは10円玉で擦るだけで傷がつくほどで、ジュエリー加工が難しいほど繊細です。 モース硬度が高くない宝石は、購入時や使用時、保管時に気を付けたい部分があります。他の宝石と擦れないように保管する、衝撃を避けるなど、ほんの少しの配慮で寿命を延ばすことができます。 硬度が低い宝石だからといって敬遠する必要はありません。見た目に美しく、魅力ある宝石はたくさんありますし、扱い方を理解すれば長く使うこともできます。大切なのは硬度を知り、適切に扱うことです。お気に入りのジュエリーを少しでも長く楽しむために、知識として覚えておいてくださいね。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/diamond-breakage/ https://estime.co.jp/column/color-change-jewelry/ https://estime.co.jp/column/worlds-most-expensive-jewel/

2025年12月25日

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