2025年7月10日
エルメスのバーキンはなぜ高い?理由や最新定価・人気のワケを徹底解説!

世界のセレブリティからファッショニスタまで、多くの人々が憧れ、その名を聞くだけで特別な存在感を放つエルメスのバーキン。一度は手にしたいと願う方も多い一方で、「なぜこんなに高いの?」「どうしてなかなか手に入らないの?」といった疑問を抱く方も少なくないでしょう。ただのバッグとして片付けられないバーキンの価格には、実は深い理由が隠されています。
本記事では、エルメスのバーキンがなぜこれほどまでに高価であり、世界中で愛され続けているのか、その理由をくわしく解説します。さらに、2025年最新の定価はもちろん、憧れのバーキンを手に入れるための具体的な方法や、サイズ・縫製の種類といった基本情報まで幅広く紹介します。バーキンが高い理由を知り、さらに理解を深めていただければ幸いです。
目次
1.【エルメス】バーキンが高い理由7選

エルメスのバーキンがなぜこれほどまでに高価なのか、それは単にブランド品だからというだけではありません。そこには、エルメスが創業以来守り続ける徹底した哲学、卓越した職人技、そして巧みなブランド戦略が深く関わっています。
ここでは、バーキンの価格がなぜこれほどまで高騰し、その価値が維持されているのか、その具体的な理由を詳しく掘り下げていきましょう。
1-1.高い理由①:エルメスがこだわる製造方法
バーキンが高い理由に挙げられるのが、エルメスが守り続ける伝統的な製造方法にあります。大量生産や流れ作業は取り入れず、バーキンが完成するまで、一人の職人が最初から最後まで全ての工程を一貫して担当する体制を敷いています。これは「アトリエ制」と呼ばれる製造方法で、エルメスが馬具工房として創業した19世紀以来から変わっていません。
そのため、各職人が責任を持って全ての工程を手がけることで、最高品質を維持し、万が一の修理の際にも担当職人が特定できる体制を整えているのです。このエルメスがこだわる、多くの工程や時間、技術を要する製造方法こそが、バーキンの高値につながっています。
また、エルメスは職人の育成にも力を入れており、職人技を次世代へと継承するために、独自の教育機関「エコール・エルメス・デ・サヴォアフェール」を設立しています。国家資格も取得可能な厳しい機関であり、エルメスの製造方法に対する強いこだわりを感じることができます。こうした職人の育成にかかるコストも、バーキンが高い理由となっているのです。
1-2.高い理由②:エルメスが厳選する原材料の高騰・世界情勢
エルメスは製造方法だけでなく、原材料にも強いこだわりを持っており、最高品質のバーキンを製造しています。エルメスは、レザーアイテムにおいて、継続的に最高品質のものを供給可能にするため、老舗タンナーを傘下にいれるほどの徹底ぶりです。レザー以外のエキゾチックレザー(クロコダイルやリザードなど)や、キャンバス素材にも厳選されたもののみが採用されています。
さらに、世界情勢の変化は、バッグを彩る金具の貴金属価格、輸送費、人件費に大きな影響を与えます。例えば、金やパラジウムといった貴金属の国際相場変動は直接的に製造コストに反映され、不安定な世界情勢は物流コストや労働コストを押し上げます。これらの変動コストが上乗せされることで、原材料費自体の高騰がバーキンが高い一因となっているのです。
1-3.高い理由③:高い希少性・アンバランスな需要と供給
極めて高い希少性と、それによって生じる需要と供給のアンバランスも、バーキンが高くなる理由のひとつです。前述の通り、バーキンは一人の熟練職人が全工程を手作業で製作するため、大量生産は物理的に不可能です。
この「手に入りにくい」状況が需要と供給のバランスを大きく崩し、商品の市場価値を押し上げます。そのため、直営店ではめったにお目にかかれないバーキンを求める消費者は、定価よりも高額なプレミア価格であっても、中古市場や並行輸入業者を通じて購入する傾向が生まれています。
こうした二次流通市場での高値安定が、バーキンの価値をさらに確固たるものとし、その価格を継続的に上昇させているのです。
1-4.高い理由④:エルメスのブランド戦略
年々上昇するバーキンの高騰は、エルメスの巧みなブランド戦略も影響しています。エルメスは創業から180年以上という長い歴史の中で、独自のブランドの哲学を確立してきました。
その代表的なものが、顧客との関係性を重視した独自の販売戦略です。エルメスのアイコンバッグであるバーキンは、エルメスと深い関係性や長い購入履歴を積み上げてきた特別な顧客に優先して販売されます。通称「フリーの顧客」にとって、直営店でバーキンを購入することは極めて困難なのが現状です。このような「選ばれた人だけが手にできる」という特別感を創り上げることにより、エルメスはブランド価値を揺るぎないものにしています。
さらに、エルメスはアウトレットセールを一切実施せず、たとえ人気製品であったとしても再生産は行わないこと、そしてめったに大々的な宣伝をしないブランドとして知られています。このような販売姿勢はブランドに一層の特別感を与え、憧れのブランドとして世界中に認知される要因となっています。こうした戦略的な希少性の維持が、結果的にバーキンの価格を押し上げているとも言えるでしょう。
1-5.高い理由⑤:エルメスというブランド価値
バーキンの価格には、「エルメス」というブランドそのものが持つ圧倒的な価値が上乗せされています。エルメスは、1837年の創業以来、180年以上にわたり、世界最高峰のラグジュアリーブランドとしての地位を不動のものにしてきました。そのブランド価値は、単なる商品価格を超えた、信頼と歴史の証です。
エルメスのブランド価値は、長い歴史の中で創業当初から製造方法を変えることなく、最高品質の素材を入手するためには努力を惜しまない姿勢に表れています。また、長い年月をかけて培ってきた普遍的なデザインのアイテムは、世界中から認められ、所有する人に高い社会的ステータスを与えます。
エルメスはこうした高いブランド価値を維持し続けており、それをこれからも守るためにも、バーキンを高い価格に設定する必要があるという側面も持ち合わせているのです。
1-6.高い理由⑥:下がりにくい資産価値
バーキンが高い理由として、その下がりにくい資産価値も挙げられます。一般的なファッションアイテムは、購入した瞬間に価値が下がる傾向にあります。しかし、バーキンは例外と言えるでしょう。実際、バーキンは中古市場において定価を上回る「プレミア価格」で取引されることは珍しくありません。この現象の背景には、前述した極めて高い希少性と絶え間ない需要があります。
エルメスが供給量を厳しく制限し続ける限り、市場に流通するバーキンの数は常に少なく、手に入れたいと願う人が殺到します。これにより、中古品であってもその価値が保たれ、時には購入時よりも高く売れる可能性があるというわけです。
また、エルメスは毎年、定価の価格改定を行っており、これが中古市場の価格にも影響を与えます。定価が上がれば、それに合わせて中古価格も上昇する傾向があるため、バーキンは「値上がりする可能性のある投資品」としての側面も持ち合わせています。
このような特性から、バーキンは単なるバッグとしてだけでなく、資産価値をもっており、その価値が極めて下がりにくい稀有な存在となっているのです。
1-7.高い理由⑦:アフターサービスが充実
エルメスは、直営店で購入したバーキンに対して、生涯にわたるサポートを提供しています。バーキンは、非常に丈夫に作られていますが、長年使用すれば金具の劣化や革の傷、ステッチのほつれなどが生じる可能性があります。
そのような場合でも、エルメスの直営店に持ち込めば、熟練の職人が適切に修理してくれるのです。このアフターサービスは、エルメスが自社製品を大切に長く愛用してほしいという理念を体現しています。
しかし、手厚いアフターサービスの質と対応を維持していくためには、バーキンの価格を上げざるを得ないという現状もあります。こうした購入後の手厚いサポートもまた、バーキンが高くなる理由の一つなのです。
2.高くてもバーキンが人気なのはなぜ?

エルメスのバーキンは、単なるラグジュアリーバッグという言葉では語り尽くせない、唯一無二の存在です。バーキンは世界中のファッション愛好家やセレブリティの間で、憧れとステータスの象徴となっています。
しかし、なぜこれほどまでに多くの人々がバーキンに魅了され、手に入れることを夢見るのでしょうか。ここでは、バーキンの誕生秘話から、その普遍的な魅力、そして独特の入手方法が生み出す特別な価値について深掘りしていきます。
2-1.バーキンはエルメスの歴史を象徴する特別なバッグ
エルメスのバーキンは1984年に誕生しました。そのきっかけは、当時のエルメスの社長であったジャン=ルイ・デュマが、ロンドンからパリへ向かう飛行機の中で、隣に座っていたイギリスの女優ジェーン・バーキンと偶然隣り合わせになったことから始まります。ジェーン・バーキンのバッグがいっぱいになっているのを見て、ジャン=ルイ・デュマは彼女のためのかばんを作ることを約束しました。
エルメスは1837年の創業以来、最高品質の素材選定や熟練の職人による手作業での縫製など、細部に至るまで一切妥協のないものづくりをすることで、老舗ブランドとして広く知られていました。そのような徹底したこだわりを持って製造されるバーキンは、一人の職人がすべての工程を一貫して担当し、一つのバーキンが完成するまでに約18時間から25時間もの時間を費やすと言われています。
このような背景から、バーキンは単なるバッグではなく、エルメスの長い歴史や受け継がれる高い技術を象徴する存在として、世界中の人々を魅了し続けているのです。
2-2.汎用性が高く使い勝手に優れている
バーキンは一見すると、その洗練されたデザインから、フォーマルなシーンや特別な日に使うバッグという印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、エルメスの熟練した職人が一つひとつ時間をかけて製造するバーキンは、丈夫な作りであることが特徴です。特に、1本の糸の両端に2本の針をつけ、表と裏から同時に縫い進める「クウジュ・セリエ」と呼ばれるエルメス独自の縫製方法が、バーキンの強度と耐久性を生み出しています。
さらに、高い機能性を備えており、使い勝手に優れています。フラップを開けた状態でも持ち運び可能で、内側には整理しやすいポケットが備えられているため、荷物の出し入れがスムーズに行えます。単なる装飾品としてだけでなく、長く愛用できる実用性の高さも、バーキンが世界中で愛され続ける所以なのです。
2-3.主に優先顧客しか購入できない
バーキンが「幻のバッグ」と称され、手に入れることが極めて困難であるとされる理由の一つが、エルメスの直営店における独特の販売方法にあります。一般的に、エルメスの店舗に足を踏み入れても、バーキンが棚に並べられているのは極めて稀です。
また、多くのバーキンは、新規の来店客やフリーの顧客に案内されることは少なく、エルメスに長年貢献し、多額の購入履歴を持つ「優先顧客」や「お得意様」にのみ優先的に案内されるのが慣例となっています。これは、エルメスが顧客との長期的な関係性を重視し、ブランドへの深い理解と愛着を持つ顧客に対して、最も希少なアイテムを提供したいという独自の戦略によるものです。
この販売戦略が、バーキンに極めて高い希少価値を与え、誰でも気軽に購入できないからこそ、バーキンの所有は特別なステータスとなり、世界中の人々が憧れを抱く存在となっているのです。
2-3-1.暗黙の30分ルールとは
バーキンがさらに特別なバッグであることを証明するポイントとして、30分ルールという暗黙のルールがあります。これは、もし直営店でバーキンを紹介されたら30分以内に購入を決めなければならないことを指します。
バーキンを欲しい人は多くいるため、他の顧客やエルメスに影響を与えないように配慮された暗黙のルールであり、これほどまでに希少で特別なバッグであることがわかるでしょう。
2-4.バーキンを購入するのはどんな人?
バーキンを購入する人々は、その価格帯と手に入りにくさから、主に経済的に非常に余裕のある層が中心となります。バーキンは優先顧客に優先的に案内されるエルメスの販売特性からもわかるように、多くの販売実績をつんだり、エルメスとの深い信頼関係を築いたりと、地道な時間を必要とします。バーキンを手に入れるには、そうした金銭的な余裕に加え、ブランドとの関係性を築くための時間的な余裕も必要となるのです。
そのため、一般的に年収1000万円以上が最低ラインとも言われ、年収3000万円以上あれば嗜好品としてバーキンを扱える領域に入ると言われています。バーキンは、その製品自体の特別性だけでなく、それを手に入れるための経済力という面でも、特別な位置づけにあるバッグなのです。
3.【2025年】バーキンの最新定価
エルメスのバーキンは、非常に高価なアイテムとして知られています。その定価は、サイズや素材、縫製方法によって異なるのが特徴です。
ここでは、2025年7月時点でのバーキンの主なサイズと素材における定価を紹介します。ただし、これらの価格はエルメス直営店での公式価格であり、為替変動や素材価格の高騰などにより、予告なく変更される可能性があります。
| サイズ | 素材 | 定価 |
| バーキン25 | トゴ | 1,881,000円 |
| バーキン25 | トリヨンクレマンス | 1,881,000円 |
| バーキン25 | エプソン | 1,837,000円 |
| バーキン25 | エプソン(セリエ) | 1,969,000円 |
| バーキン25 | スイフト | 1,969,000円 |
| バーキン25 | アリゲーター・ニロティカス | 8,150,000円 |
| バーキン30 | トゴ | 2,057,000円 |
| バーキン30 | トリヨンクレマンス | 2,057,000円 |
| バーキン30 | エプソン | 2,013,000円 |
| バーキン30 | エプソン(セリエ) | 2,145,000円 |
| バーキン30 | アリゲーター・ニロティカス | 9,900,000円 |
| バーキン35 | トゴ | 2,222,000円 |
| バーキン35 | トリヨンクレマンス | 2,222,000円 |
| バーキン40 | トゴ | 2,398,000円 |
| バーキン40 | トリヨンクレマンス | 2,398,000円 |
4.バーキンのサイズ展開
バーキンは、ライフスタイルや用途に合わせて選べる主な4つのサイズ展開があります。各サイズには異なる魅力があり、収納力や見た目の印象が大きく変わります。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
4-1.バーキン25
バーキン25は、その名の通り横幅約25cmという、バーキンシリーズの中でも最もコンパクトなサイズです。小ぶりで女性らしいシルエットが特徴で、アクセサリー感覚でコーディネートに取り入れられるのが最大の魅力と言えるでしょう。
長財布やスマートフォン、リップ、小さなポーチなど、必要最低限のアイテムを持ち歩くのに適しています。収納力は限られますが、そのエレガントな佇まいは、まさにミニバッグの王道を行く存在感です。
4-2.バーキン30
日本の女性にとって、バーキン30(横幅約30cm)は最も人気が高く、標準的なサイズとして広く愛されています。このサイズは、実用性と洗練された見た目のバランスが非常に優れています。
長財布、スマートフォン、化粧ポーチ、さらには小さめのタブレット端末なども収納できるため、通勤や通学、日常の買い物など、あらゆるシーンで活躍します。大きすぎず小さすぎない、絶妙なサイズ感は、どんなスタイルにも馴染みやすく、初めてバーキンを購入する方にもおすすめのサイズです。
4-3.バーキン35
バーキン35は、さらに収納力を重視する方におすすめのサイズ(横幅約35cm)です。ビジネスシーンでの利用はもちろん、旅行やジムなど、より多くの荷物を持ち運びたいときに活躍します。書類や着替えなどを収めることができ、実用性は格段にアップします。
存在感のあるサイズでありながらも、バーキンならではの上質なレザーと丁寧な作りが際立つモデルです。
4-4.バーキン40
バーキン40の圧倒的な収納力は、まさにトラベルバッグやボストンバッグとしても機能するほどです。数日間の旅行であれば、このバーキン一つで十分に荷物を収めることができます。その堂々とした佇まいは、確固たる存在感を放ち、ファッションアイテムとしてのインパクトも大きく、男性からも高い人気を誇っています。
5.バーキンの縫製方法
バーキンは熟練した職人が一つひとつ丁寧に製造しており、その縫製にも高い技術が光ります。エルメスのバッグ製造における縫製方法は、単に見た目の違いだけでなく、バッグの耐久性やシルエットにも影響を与えます。ここでは、バーキンに見られる代表的な縫製方法について解説します。
5-1.外縫い(セリエ)
外縫いは、革の切りっぱなしの断面(コバ)がバッグの外側に出るように縫製された方法です。この縫い方によって、バッグ全体がカチッとしたシャープで直線的な印象に仕上がります。
縫い目がくっきりと見えるため、非常に高い技術が必要とされ、特にコバの処理には職人の卓越した技が光ります。外縫いのバーキンは、型崩れしにくく、自立しやすいという特徴があります。そのため、よりフォーマルでエレガントな雰囲気を求める方や、ビジネスシーンでの使用を考えている方に特に人気です。
エルメスでは、この外縫いを「セリエ(Sellier)」と呼び、馬具職人を意味する言葉としても用いられるように、端正な作りを象徴する縫製方法です。
5-2.内縫い
内縫いは、バッグの縁が内側に折り込まれて縫製され、その後にひっくり返して形を整える方法です。縫い目が内側に隠れるため、全体的に丸みを帯びた、ふっくらとした柔らかな印象に仕上がります。内縫いのバーキンは、革のしなやかさをより感じやすく、荷物の量に合わせて多少の融通が利くという特徴があります。
カジュアルなスタイルにも合わせやすく、日常使いしやすい汎用性の高さが魅力です。外縫いと比べると、ややリラックスした雰囲気があり、親しみやすい印象を与えます。
6.バーキンの買い方・フリー顧客でも買える?

エルメスのバーキンは、「欲しい」と願っても誰もが簡単に手に入れられるものではありません。その希少性ゆえに、直営店では特定の販売方法が取られており、優先顧客であっても希望のサイズや色のバーキンを手に入れるのは難しいのが現状です。
では、フリー顧客は一体どのようにすれば、バーキンを購入できるのでしょうか。ここでは、優先顧客になる方法やフリー顧客のバーキンの買い方を紹介します。
6-1.優先顧客になる方法は?
エルメスでバーキンを購入する最も確実な方法は、エルメスにとっての「優先顧客(お得意様)」になることです。これは公式な制度ではありませんが、長年にわたりエルメス製品を購入し、店舗との良好な関係を築くことで、希少なバーキンやケリーなどのバッグを優先的に案内してもらえる可能性が高まります。
優先顧客になるための具体的な方法は、バッグ以外のスカーフ、プレタポルテ(洋服)、ジュエリーなどの継続的な購入実績を積むこと、一つの店舗に何度も通いスタッフとエルメスというブランドの世界観への敬意を示すような会話をして仲を深め、担当スタッフをつけること、などが挙げられます。
ただし、優先顧客になるための基準や期間は明確にされておらず、あくまでエルメス側の判断によるものとなります。基本的には、多くの時間と忍耐が必要となることは必須と言えるでしょう。
6-2.バーキンは優先顧客でも簡単には手に入らない
「優先顧客になればバーキンは必ず買える」と考えるかもしれませんが、現実には優先顧客であってもバーキンを簡単に手に入れることはできません。その理由は、バーキンの圧倒的な需要に対して、生産量が極めて少ないという根本的な需要と供給のアンバランスがあるためです。
優先顧客には、入荷のタイミングでバーキンが案内されることがありますが、その種類(サイズ、素材、色)は選べないことがほとんどです。希望の素材や色を伝えていたとしても、いつ入荷するかは不明であり、数ヶ月から数年待つことは珍しくないのが現状です。
6-3.直営店以外の買い方①:中古販売店で購入
優先顧客になるためのハードルが高いことに加え、希望のモデルを入手できない現実は、希望のバーキンを入手したい方にとって厳しい現実と言えるでしょう。しかし、優先顧客になれないからといって、バーキンの購入を諦める必要はありません。ここからは、優先顧客でないいわゆるフリー顧客(一見さん)がバーキンを手に入れる現実的な方法を紹介します。
直営店での購入が難しいバーキンを手に入れる現実的な方法として、中古販売店(リセールショップ)で購入するという選択肢があります。特に、ブランドを専門に扱う中古販売店はプロの鑑定士が真贋鑑定を行っているため、偽物を購入するリスクを低減できる点も安心材料です。
中古販売店を利用するメリットは、直営店ではめったに見られない様々な種類(サイズ、素材、色、年式)の在庫がある点です。もし、在庫の中にお気に入りのバーキンがあれば、その場で現物を確認し、すぐに購入することも可能です。
一方で、デメリットとしては、新品未使用品やそれに近いモデル、人気モデルは、希少性や需要によって定価の数倍の価格で取引されることがある点です。また、中古品は、使用感や傷、経年劣化がある場合が多いため、自分の許容範囲を明確にしておく必要があります。
アフターサービスについては、正規店で購入したという証明である保証書などがあれば、エルメス直営店での修理などは受けられますが、購入元である中古販売店独自の保証は限定的である場合が多いです。そのため、バーキンを中古販売店で購入する際は、信頼できる店舗を選ぶことが最も重要です。実績のある大手店舗や、エルメス専門を謳う店舗を選ぶようにしましょう。
6-4.直営店以外の買い方②:中古オンラインショップで購入
バーキンの買い方は、楽天市場やヤフーオークション、メルカリ、ラクマといった中古オンラインショップもあります。これらのオンラインショップでは、全国の出品者から希望のバーキンを探せるため、選択肢が圧倒的に多いことがメリットです。また、自宅にいながら商品を探し、購入手続きができる手軽さも魅力でしょう。
一方、デメリットとして実物を確認できないため、写真や説明文だけで判断する必要があり、色味や状態、革の質感などがイメージと異なる可能性があります。特に個人出品の場合、情報が不足していることも少なくありません。
さらに、偽物やコピー品の混入リスクが高いことは見逃せません。個人間の取引では、出品者の真贋に関する知識不足や、悪意のある出品者が存在する可能性があり、鑑定サービスがないプラットフォームでは購入者自身が慎重に判断する必要があります。
希少なバーキンは、これらのオンラインショップでも当然ながら高額なプレミア価格で取引されること、さらに個人間取引では予期せぬトラブルや個人情報のやり取りに注意が必要です。高額な買い物となるため、できる限り真贋鑑定サービスが付帯しているサイトや、信頼できる出品者から購入することをおすすめします。
6-5.直営店以外の買い方③:並行輸入品を購入
ほかの選択肢として、並行輸入品を取り扱う店舗やオンラインサイトでの購入があります。主な販売先には、BUYMA(バイマ)のような個人バイヤープラットフォームや、自社で独自の仕入れルートを持つ並行輸入業者が挙げられます。
並行輸入品のメリットは、直営店では手に入らないモデルや、すぐに完売するモデルが手に入る場合がある点です。BUYMAでは世界中のバイヤーが出品するため、選択肢が広くなります。
デメリットとしては、中古品以上に真贋のリスクが高まる可能性があることです。特に価格が安すぎる場合や、情報が不透明な業者には警戒が必要で、BUYMAのようなプラットフォームではバイヤーの評価や実績をよく確認することが重要です。
さらに、アフターサービスについては、基本的にエルメス直営店での修理などは受けられますが、並行輸入業者独自の保証は限定的です。また、正規の購入証明書が付属しない場合があり、将来的な売却時に不利になる可能性があります。
並行輸入品の購入においても、中古オンラインショップと同様に、信頼性を慎重に見極める必要があります。長年の実績があり、評判の良い並行輸入業者や、BUYMAであれば信頼できる実績を持つバイヤーを選ぶことがリスクを避けることにつながります。
7.バーキンが高い理由にはエルメスの伝統とこだわりがある
エルメスのバーキンは、単に高価なラグジュアリーバッグという枠を超え、世界中の人々を魅了し続ける特別な存在です。その価格の高さは、徹底的に選び抜かれた最高級の原材料、一人の職人が全工程を一貫して手掛ける製造方法、そして意図的に供給を絞る高い希少性に裏打ちされています。
また、バーキンは年々価格が上昇し、中古市場でも定価を上回るプレミア価格で取引されることから、単なる消費財ではなく資産としての価値も持ち合わせています。直営店での入手が極めて困難なため、優先顧客となるための努力や、信頼できる中古販売店、オンラインショップ、並行輸入業者などを活用するといった、様々な「買い方」が存在するのもバーキンならではの特徴です。
高いバーキンには、エルメスが創業以来守り続ける揺るぎない伝統と、妥協なきものづくりへのこだわりが表れており、そしてそれを支える世界中の顧客の憧れが詰まっています。