2025年8月09日
【シャネル】プルミエールは時代遅れ?理由・新旧比較・愛用芸能人を紹介
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ブレスレットのように腕元を彩るシャネルのプルミエール。唯一無二の気品と美しさに心惹かれつつも、「今さら買うのは時代遅れ?」と、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。特別な時計だからこそ、心から納得して、長く愛せる一本を選びたいですよね。
この記事では、プルミエールが「時代遅れ」と言われる理由を深掘りするとともに、それを覆す3つの普遍的な魅力を解説したいと思います。誕生の歴史から新旧モデルの比較、コレクション別の特徴まで、プルミエールに関するあらゆる情報を網羅しました。ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
目次
1.【シャネル】プルミエールが「時代遅れ」と言われる理由

シャネル初の腕時計として誕生した「プルミエール」は、その独創的なデザインで多くの女性を魅了し続けてきました。しかし、一部では「時代遅れ」という声も聞かれます。時代を超えて愛される名品が、なぜそのように評価されることがあるのでしょうか。
ここでは、プルミエールが「時代遅れ」と言われる理由について、詳しく紹介したいと思います。
1-1.クラシカルなフォルムが古く感じる
プルミエールが古風に感じられる一因は、1987年の発表以来、大切に受け継がれてきたそのクラシカルなフォルムにあります。パリのヴァンドーム広場と香水「N°5」のボトルストッパーをかたどった八角形のケースは、まさにシャネルの象徴です。
また、レザーを編み込んだチェーンブレスレットは、シャネルのアイコンバッグを思い起こさせ、一目でそのブランドのものだと分かる存在感を放ちます。発表当時は革新的だったこれらのデザインも、35年以上の時を経て、どこかヴィンテージな雰囲気をまとっていることは事実でしょう。流行がめまぐるしく移り変わる現代において、その不変のデザインが一部で古めかしい印象を与えてしまうのかもしれません。
1-2.分刻みの時間確認が難しい視認性の低さ
プルミエールの文字盤からインデックス、つまり時間を表す数字や目盛りが一切排除されている点は、実用性の面で好みが分かれるポイントです。時刻を正確に知るという時計本来の役割を考えると、分単位での時間確認が難しいデザインは、機能的ではないと感じるかもしれません。
特に時間に正確さを求められる場面では、少し不便に思うこともあるでしょう。この視認性の低さが、「時計としては時代遅れではないか」という意見につながる大きな要因の一つと考えられます。
2.プルミエールが時代遅れではない3つの魅力

プルミエールは、一部では過去のモデルという印象を持つ声も聞かれますが、ブランド価値の高まりによって、再び熱い視線を集めているのが現状です。ここでは、プルミエールが時代を超えて愛される3つの魅力について、詳しく紹介したいと思います。
2-1.復刻版のリリースで再注目されている
プルミエールが時代遅れでない最大の理由は、2022年に発表された復刻版「プルミエール オリジナル エディション」の存在です。シャネルが初めて世に送り出した腕時計の誕生35周年を記念し、その歴史的なモデルが現代の技術で蘇ったことは大きな話題を呼びました。発売当初は注文が殺到し、店舗によっては入手が難しいほどの人気ぶりだったようです。
復刻版は、オリジナルのデザイン性を尊重しながらも、現代のスタイルに合うよう細部が洗練されています。たとえば、ケースやブレスレットのゴールドは、以前よりも落ち着いた上品な色合いに調整されました。また、時刻を合わせるリューズ(時計の側面にあるつまみ)の形状もよりフラットなデザインに変更され、全体的にモダンな雰囲気をまとっています。
コーティング技術の向上で傷がつきにくくなるなど、日常で使う上での耐久性が高められている点も見逃せません。このように、単なる復刻にとどまらず、品質とデザインが現代的にアップデートされたことで、プルミエールは再び時計市場の主役へと返り咲きました。
2-2.ブランド価値の向上により中古価格が上昇
プルミエールの価値は、シャネルというブランド全体の評価向上と、ヴィンテージアイテムへの関心の高まりを背景に、中古市場でも上昇し続けています。特に2019年頃から始まった「ヴィンテージシャネル」の流行は、プルミエールの価値を再認識させるきっかけとなりました。
SNSなどで1980年代から90年代のシャネル製品が注目される中、ブランドのアイコンが詰まったプルミエールも高い支持を集めている状況です。すでに生産が終了している初期モデルは、現存数が限られるため希少価値が高まり、状態の良いものでは高値で取引されることも珍しくありません。シャネル製品の定価が年々上昇していることも、中古価格を押し上げる一因です。
流行り廃りの心配が少なく、資産としての側面も持ち合わせている点は、高価な買い物をする上で大きな安心材料となるでしょう。
2-3.定番デザインがむしろスタイルを選ばない
プルミエールのデザインは、一目でシャネルとわかる象徴的な要素が凝縮されており、流行に左右されない普遍的な魅力を持っています。レザーを編み込んだゴールドチェーンのブレスレットは、シャネルの代名詞ともいえるバッグ「マトラッセ」を想起させ、手元に華やかさと気品を添えます。このアイコニックなデザインは、ジュエリーのような存在感を放ち、特別な日のドレスアップスタイルを一層引き立てるでしょう。
時代を超えて受け継がれる完成されたデザインだからこそ、どのようなファッションにもマッチし、個性を引き出してくれます。年齢を重ね、ライフスタイルが変化しても、プルミエールは常に寄り添い、あなたの魅力を輝かせ続けるパートナーとなるでしょう。
3.知っておきたいプルミエールの歴史と特徴

プルミエールの優美なデザインとブランドの歴史を感じさせるディテールは、現在も多くのファンに愛されています。ここでは、シャネルのプルミエールの歴史と特徴について紹介したいと思います。
3-1.ココ・シャネルの美学が生んだ八角形の文字盤
プルミエールの最も象徴的なデザインは、洗練された八角形のケースフォルムにあります。この幾何学的で美しい形状は、ココ・シャネルがこよなく愛し、その生涯の多くの時間を過ごしたパリのヴァンドーム広場の形からインスピレーションを得ています。
ココ・シャネルはホテル・リッツ・パリに長年滞在していたことで知られており、リッツの窓からヴァンドーム広場を眺めていたことが伝えられています。この場所への思いが、プルミエールのケースデザインに反映されているのです。
一般的な円形や四角形とは一線を画すこのデザインは、流行に左右されることのない普遍的な美しさを放ち、所有する人に特別な満足感を与えてくれます。時計でありながら、まるで精巧なカッティングが施された宝石のような輝きを放つ八角形のケースは、ココ・シャネルの美学が見事に結晶化した、まさに芸術品なのです。
3-2.N°5との関連性とアイコニックな存在
プルミエールは、ブランドのアイコンである香水「N°5」と非常に深い関わりを持っています。既述のとおり、八角形のケースは「N°5」のボトルストッパーの形を反映しており、時計そのものがシャネルの香りの世界観を体現する存在です。プルミエールは時計の各所にブランドを象徴するデザインコードが散りばめられており、まさに「シャネルらしさ」を凝縮したタイムピースといえます。
1987年の発表当時、女性用の腕時計といえば男性用モデルをただ小さくしたものが主流でした。そのような時代に、初めから女性のためだけにデザインされたプルミエールの登場は、時計業界において画期的な出来事だったのです。それは、既成概念にとらわれず、常に女性の生き方を革新してきたシャネルの精神そのものを表しています。
プルミエールは、単なる人気ウォッチにとどまらず、ブランドの歴史と哲学を雄弁に物語るアイコニックな存在なのです。
3-3.シンプル文字盤の視認性と使いやすさの工夫
プルミエールの文字盤は、時間を表すインデックス(数字や目盛り)を一切取り払った、極めてシンプルなデザインが特徴です。「CHANEL」のロゴと時針・分針のみが配されたミニマルなダイヤルは、「時間に追われるのではなく、自分らしい豊かな時間を刻んでほしい」という、現代を生きる女性たちへのシャネルからのメッセージが込められているかのようです。
一見すると時刻が分かりにくいように思えるかもしれませんが、針とロゴの配置が絶妙なバランスでデザインされており、実用的な視認性はきちんと確保されています。数字がないことで、時計特有の堅実な印象が和らぎ、まるでブレスレットやバングルのようなアクセサリー感覚で気軽に身に着けられる点も大きな魅力です。
4.復刻モデルとオリジナルの違い

復刻版である「プルミエール オリジナル エディション」と、1987年に誕生したオリジナルモデルは、一見すると同じデザインに見えるかもしれません。しかし、細部に目を向けると、色合いやデザイン、そして機能性に違いが見られます。ここでは、復刻モデルとオリジナルの違いについて見ていきましょう。
4-1.ゴールドカラーの色合いの違い
最も分かりやすい違いは、ゴールドカラーの色合いにあります。復刻版のゴールドは、オリジナルと比べて白に近く、より落ち着いたトーンで、モダンで洗練された雰囲気を演出します。シャネルを象徴するブラックとのコントラストはそのままに、現代のファッションにも自然に溶け込み、品格のある手元をかなえるでしょう。
一方、オリジナルモデルのゴールドは、より黄色みが強く華やかな印象を与えるイエローゴールド寄りです。ヴィンテージならではのゴージャスな輝きは、時を経ても色褪せない存在感を放ち、特別な日の装いを一層引き立てます。
4-2.リューズのデザインと操作性
時計の時刻を合わせるためのパーツであるリューズのデザインも、両者で異なります。オリジナルモデルのリューズは、少し突き出たデザインで存在感がありました。一方で復刻版は、よりフラットな形状に変更され、時計全体のデザインにすっきりと馴染むようになっています。
復刻版のリューズの先端には、オリジナル同様にカボションカット(宝石を丸い山形に整えて研磨するカット方法)のオニキスがはめ込まれており、さりげない高級感を添えています。操作性においては、指でつまみやすいオリジナルの形状を評価する声もありますが、復刻版のフラットなデザインは、袖口への引っかかりが少なくなり、時計をぶつけてしまうリスクを軽減するという実用的なメリットを備えています。
4-3.耐久性・サイズ感
長く愛用するための耐久性、そして着け心地を左右するサイズ感にも違いがあります。
【耐久性】
復刻版は、現代の技術向上によりオリジナルモデルよりも耐久性がアップしました。オリジナルモデルも、当時としては高品質なゴールドプレート(GP)加工が特徴でした。しかし、復刻版ではコーティングがさらに進化し、日常的な使用で生じやすい細かな傷がつきにくく、剥げにくい丈夫な仕上げが実現されました。
また、プルミエールの象徴でもあるチェーンに編み込まれたレザーストラップも、摩耗しにくいよう改良されているようです。これにより、ヴィンテージモデルで懸念されがちだった経年劣化を気にすることなく、美しい状態を長く保ちながら毎日使えるようになりました。
【サイズ感】
復刻版とオリジナルモデルでは、サイズ展開とベルトの仕様に違いがあります。オリジナルモデルではS、M、L、XLの4サイズ展開が基本でしたが、復刻版ではXS、S、M、L、XL、XXLの6サイズ展開となっています。
ベルト仕様については、オリジナルモデルの主流はゴールドチェーンに黒レザーを編み込んだデザインでした。復刻版でもこの「ゴールド×黒レザー」は継続して発売されているほか、ステンレススティール(シルバー)など新しいバリエーションも登場しています。
5.プルミエールを選ぶならどのモデル?コレクション別の定価と特徴
プルミエールは多彩なコレクション展開で、一人ひとりの個性やスタイルに合わせて選べる魅力があります。ここでは、どのプルミエールを選ぶべきか、コレクション別の定価と特徴を紹介したいと思います。
※定価は2025年8月現在の価格です。
5-1.プルミエール セラミック

定価1,419,000円(税込)
傷に強く、ジュエリーのような輝きを放つモデルを求めるなら「プルミエール セラミック」が最適です。ハイテクセラミックは、傷や摩耗に非常に強いだけでなく、シルクのように滑らかな質感に磨き上げられているのが特徴です。
ケースの周りには、ブリリアントカットのダイヤモンドが52個もあしらわれ、手元を華やかに演出します。カラーは、クールでモダンなブラックと、気品あふれるホワイトの2種類です。定価はとなっています。日常的に気兼ねなく使え、かつラグジュアリーな雰囲気も譲れない方にふさわしいコレクションです。
5-2.プルミエール リボン

定価1,881,000円(税込)
まるでリボンのようにしなやかな着け心地と、フェミニンなデザインが魅力なのが「プルミエール リボン」です。ヴェルヴェットのような質感を持つブラックラバーストラップを採用しており、腕に優しくフィットします。1987年に誕生した初代プルミエールのデザインコードを受け継ぎ、文字盤には数字やインデックスを配さず、時分針とロゴのみというミニマルなデザインが特徴です。
パーティーシーンはもちろん、日常の装いを上品に格上げしてくれるタイムピースです。
5-3.プルミエール エディション オリジナル

定価1,045,000円(税込)
シャネルのバッグを彷彿とさせる、ブランドの象徴的なデザインを腕に纏いたい方には「プルミエール エディション オリジナル」がおすすめです。シャネルのハンドバッグのチェーンストラップから着想を得た、ステンレススティールにレザーを編み込んだブレスレットが最大の特徴です。
パリのヴァンドーム広場や香水「N°5」のボトルストッパーをかたどった八角形のケースと、アイコニックなチェーンの組み合わせは、一目でシャネルとわかる存在感を放ちます。ブラックラッカーの文字盤が、デザイン全体を引き締め、クールでエレガントな印象を高めます。まさにシャネルの美学を体現した一本といえるでしょう。
5-4.プルミエール メタル チェーン

定価830,500円(税込)
ジュエリー感覚で着けられる、ブレスレットのような腕時計を探しているなら「プルミエール メタル チェーン」がぴったりです。ブレスレット部分はすべてステンレススティール製のチェーンで構成されており、モダンで洗練された印象を与えます。
ケースサイズはスモール(19.7×15.2mm)とミディアム(26.1 x 20 mm)の2種類が用意されています。ダイヤモンドがセットされたモデルもあり、手元にさりげない輝きをプラスしたい方に最適です。シンプルなデザインのため、オフィススタイルからカジュアルな装いまで、幅広く活躍するでしょう。
6.シャネルのプルミエールを愛用している芸能人
シャネルのプルミエールは、その時代を超越したデザインで世界中のファッションアイコンから愛され続けている特別な腕時計です。多くの著名人が腕元でその輝きを放ち、自身のスタイルを表現しています。ここでは、シャネルのプルミエールを愛用している芸能人について紹介したいと思います。
6-1.BLACKPINKのジェニー
世界的な人気を誇るBLACKPINKのジェニーさんは、シャネルの魅力を体現する存在です。彼女はメゾンのアンバサダーを務め、特にアイコンウォッチ「プルミエール オリジナル エディション」のミューズに就任しています。
ミューズとは…ブランドの特定のコレクションを象徴し、その世界観を伝える役割を担う人物を指します。
ジェニーさんの洗練されたスタイルと、クラシックでありながらモダンな雰囲気を持つプルミエールの組み合わせは、多くの人々の憧れの的です。キャンペーンビジュアルでは、パリの風景を背に、彼女ならではのカリスマ性で時計の魅力を引き出しています。
一部のファンからは「歩くシャネル」と評されるほど、彼女のファッションにはシャネルが欠かせない要素となっており、プルミエールはその象徴的なアイテムの一つといえるでしょう。
6-2.長谷川京子
女優の長谷川京子さんは、大人の女性らしいエレガンスと、自身のスタイルを確立したファッションで知られています。彼女もまた、シャネルのプルミエールに魅了された一人です。
定番モデルから限定コレクションまで、自身の成熟した魅力と時計のデザインを巧みに融合させて楽しむ様子は、多くの人にとって腕時計選びの参考になるでしょう。
6-3.リリー=ローズ・デップ
女優であり、シャネルのアンバサダーとしても活躍するリリー=ローズ・デップさんは、「プルミエール オリジナル エディション」のミューズを務める、まさにコレクションを象徴する存在です。彼女はプルミエールについて「美しく、繊細で、シック、そしてクラシック」と語り、シャネルだからこそ生み出せる特別な時計だと表現しています。
フランス人とアメリカ人の両親を持つ彼女独特の感性と、生まれ持ったファッションセンスは、プルミエールが持つ多面的な魅力を引き立てます。彼女のキャンペーンビジュアルは、時計のデザインソースでもあるパリのアパルトマンで撮影され、優雅でプライベートな雰囲気を伝えています。
7.【まとめ】シャネルのプルミエールは「時代遅れ」ではなく「一生モノ」
シャネルのプルミエールは、「時代遅れ」との声がある一方で、その魅力と価値は今なお色褪せることがありません。確かにクラシカルなデザインやインデックスのない文字盤は、実用性やトレンド性を重視する人には古さを感じさせるかもしれません。
しかし、2022年に登場した復刻版では、伝統的なフォルムに現代の技術や感性を取り入れ、見事に再評価を受けています。さらに、ブランド価値の向上やヴィンテージ人気の高まりにより、中古市場でも注目を集めています。
プルミエールは単なる時計ではなく、シャネルの歴史と哲学を身にまとうアートピース。今後の資産価値や日常使いを踏まえ、自分のライフスタイルに合った1本を見つけてみてくださいね。
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