2023年7月10日
CHANEL/シャネルとは?ブランドイメージにつながる魅力や歴史。
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今や世界を代表するラグジュアリーブランドとして知られている『CHANEL/シャネル』は、1910年に帽子専門店としてオープンしてから時代の荒波を乗り越え、ファッションだけでなく香水や時計、宝飾品など幅広く展開されています。
そんなシャネルは、長い歴史や数多くある魅力がブランドイメージにつながっています。
さて、この記事では、古い価値観にとらわれない自由で自立した女性像をブランドコンセプトとするシャネルの世界観を深く楽しんでいただけるよう、これまでの歴史と魅力、そして人気のラインナップについて解説していきたいと思います。シャネルが扱う素材や愛用している芸能人まで紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.シャネルの歴史はいつから始まった?女性の解放を簡単に振り返る。
1-1.創業者:ガブリエルシャネルが帽子専門店をオープン
創業者ガブリエルシャネル(通称:ココシャネル)は1883年に誕生しました。
ココシャネルはデザイナーとしての才能と美貌から資産家や実業家からの支援を受けて、1910年に帽子専門店としてオープンしました。シャネルはモードブティックやオートクチュールのデザイナーとしてのデビューなど、帽子だけにとどまらず展開を拡げていきました。
創業当時のヨーロッパの女性の服は窮屈なコルセットにバルーンスカートの組み合わせが主流となっており、これらは男性が好む服装でした。しかし第一次世界大戦により女性も働かなければならなくなったことがきっかけに女性のニーズが変わっていきました。
シャネルが発表したのはコルセットから解放される機能性の高い着やすい服で、ジャージ素材を使った動きやすく女性の社会進出のトレンドもあり人気を博しました。(戦時中のため高級な服ではなく安価なジャージ素材を使ったとも言われています)1923年にはツイード素材のスーツ、シャネルスーツを発表。シャネルのスーツは当時主流だった豪華さとは対照的に、機能性が高くシンプルな点が世界的に評価されました。
1926年にリトルブラックドレスを発表。ブラックのドレスというと喪服としてしか使われていなかったブラックのドレスがモードとして認識されるようになりました。オードリー・ヘプバーンが映画で着用し、一躍有名になったという話もあります。
スーツの発表よりも少し前の1921年に本店をカンボン通りの31番地へ移転。同年の5月5日にシャネルを代表する銘品の一つ香水「No.5」を発表しました。シャネル初となる香水で、女性のための香水として発売。マリリン・モンローも付けたとされ、世界的なヒットとなりました。1924年には共同経営者のピエール・ヴェルテメールと共に「パルファム・シャネル」をオープン。香水の売上をさらに伸ばしていきました。
1925年にはスキンケア用品の開発にも着手。初のメイクアップコレクションも発表しました。
1-2.第二次世界大戦により低迷期へ
1939年、第二次世界大戦の影響で香水とアクセサリー以外の全店舗の閉鎖を余儀なくされました。さらに大戦中にフランスを占領していたドイツの国家保安本部局長と懇意していたことでフランス国民から非難にあい、スイスで亡命生活を送りました。
1954年に15年の休眠期間を経て再びショップをオープンさせることができました。シャネルスーツなどのオートクチュールコレクションも再開したものの、フランスでは酷評。翌年1955年にはマトラッセを発表しましたが、当時はあまり人気がありませんでした。
シャネルスーツはフランスでは酷評だったもののアメリカでは大ヒット。1970年には香水「No.19」を発表しました。翌年、ココ・シャネルが死去。シャネル亡き後のメゾンはアシスタントデザイナーが引き継ぎましたが売上が低迷。1978年にプレタポルテラインを新設しました。
1-3.カール・ラガーフェルドによる20世紀の新生シャネル
1983年にカール・ラガーフェルドがアーティスティックディレクターに就任しました。
カール・ラガーフェルドはシャネルのスタイルを守りながら現代のエッセンスを加えたコレクションを発表し世界的に大ヒット。20世紀のシャネルは再興を果たしました。1994年には日本初のシャネル路面店を銀座にオープンをするなど特に日本での人気が高かったと言われています。
21世紀に入った2000年以降は、職人の手仕事にフォーカスしたメティエダールコレクションやオートクチュール、プレタポルテなど数々のコレクションを発表しました。新生シャネルを作り上げたカール・ラガーフェルドは2019年に死去。右腕として働いていたヴィルジニー・ヴィアールを後任として現在のシャネルに至ります。
2.ブランドコンセプトは2つ。歴史を超えるシャネルの魅力。
今や世界で知られているシャネルは帽子専門店から始まりました。今では香水や宝飾店など幅広いアイテムが愛されているのは、創業者の確固たるブランドコンセプトを貫いたことやトレンドを上手く掴んだことなどが挙げられます。ここではシャネルの魅力についてまとめます。
2-1.「女性の服の解放」と「古い価値観にとらわれない自由で自立した女性像」のコンセプト
シャネルのコンセプトは2つあります。
女性の服の解放
戦時中に女性が社会進出するにつれて、それまで男性が選定した女性らしいとされる派手で華やかなスカートとコルセットといった服装ではなく、動きやすく機能的な服装をガブリエルシャネルは提案しました。窮屈なコルセットからの解放とも言われています。女性らしい服装は女性が決める、というような意志を感じさせることから女性の服の解放がブランドコンセプトの一つです。
古い価値観にとらわれない自由で自立した女性像
例えばシャネルを代表するアイテムの一つにチェーンショルダーバッグがありますが、当時は手で抱えなければならないクラッチバッグが主流でしたが、ガブリエルシャネルは両手が空くチェーンショルダーバッグを提案したのです。
2-2.シンプルで洗練されたモードファッション
当時の洋服はレースや刺繍などを使ってゴージャスに飾るのが主流でした。しかしシャネルが提案したのはシンプルでエレガントなファッションでした。
たとえば香水のNo.5の瓶は白背景に黒文字だけ、瓶の形状もシンプルでいて高級感のある雰囲気が特徴です。当時の主流は凝りに凝った絢爛なデザインでしたがNo.5は全く対照的なシンプルなデザインでした。贅沢な香水の中身を外から覗くことができる愉しみをできるかぎりシンプルなデザインで用意する、時代を創り出す力を持ったココ・シャネルにしかできない試みだったと言えます。
1926年に発表したリトル・ブラック・ドレスもシャネルらしいシンプルでエレガントなアイテムです。喪服としてしか着られることのなかったブラックドレスをモードなファッションとして発表。当時の主流は華やかな装飾を施したカラードレスでしたが、シャネルはやはり対照的なシンプルなブラックドレスで軽快に足首を出したものでした。オードリー・ヘプバーンなど著名人に着られることで世界的に注目を浴び、ブラックドレス=喪服のイメージを一掃したのでした。
2-3.世界中の誰もが知る知名度と奥ゆかしさ
シャネルの魅力は上記のような歴史があり、世界的に人気となったブランドであることと、それでいてシャネルが提案するのは女性らしさの解放といったブランドをひけらかすようなデザインではないことにあります。
例えばシャネルを代表するアイテムとして香水No.5やリトル・ブラック・ドレス、あるいはチェーンショルダーバッグが挙げられますが、いずれも一般的なブランドアイテムに見られる大きなブランドロゴや、誰が見てもハイブランドのアイテムとわかる特徴が見当たりません。(例えばブランドネームが鞄全体に描かれているデザインなど)
シャネルのコンセプトはあくまで自由で自立した女性としているため、ハイブランドのシャネルのアイテムとしての主張は、他のハイブランドに比べるとあまり強くありません。ハイブランドの愛好家としてはあるいは物足りなく感じる場合もあるかもしれませんが、最もシャネルらしいといえるのは、奥ゆかしいシンプルでモードなデザインといえるでしょう。
3.シャネルで人気のバッグ12選!
シャネルを代表するアイテムの一つはチェーンショルダーバッグ(マトラッセ)ですが、シャネルのバッグは豊富な種類が展開されていることも魅力の一つです。ここではシャネルで人気のバッグを12種類紹介させていただきます。
3-1.チェーンショルダーバッグ(マトラッセ)
間違いなくシャネルを代表する鞄の一つマトラッセはダイヤ型の格子模様が特徴です。マトラッセとはフランス語で「袋詰された」「ふっくらした」という意味で、ふっくらしたダイヤ模様が規則正しく並んでいるデザインとなります。
デザインそのものはココ・シャネルにより原型ができあがっており、カール・ラガーフェルドが改良したことで世界的な人気となったと言われています。マトラッセ誕生当時と現行を比較して見ても、現行は誕生時に比べるとふっくらさが少し強い、といった程度の違いで、時代を超えて愛されるデザインの一つです。
サイズ展開は5種類で素材の種類もカーフやラムから選ぶことができます。限定モデルも含めるとキャンバス地やツイードなど多くの組み合わせがあり、マトラッセのチェーンショルダーバッグは非常に多くのデザインから選ぶことができる愉しみも魅力的です。
ちなみにマトラッセというとチェーンショルダーバッグを指し示す場合が多いですが、あくまで表面のデザインのことです。正しくは財布や時計ベルトにもマトラッセは採用されています。
3-2.復刻トート
復刻トートはバッグの前面に大胆にあしらわれたココマークが特徴で、マトラッセのテイストを受け継いでおりキルティング加工が施されています。ココマークが描かれたゴールドやシルバーのチャームもアクセントに一役買っています。トートバッグサイズとチェーン付きの一回り小さめの2種類の展開となっています。
復刻トートは元々1994年に製造されたミディアムトートNo.1804という鞄で、マトラッセの雰囲気を取り入れており高い人気となっていました。期間限定生産だったものの、人気の高さから1996年に再び発売されることになりました。こうした流れから、復刻トートと呼ばれるようになりました。
3-3.ドーヴィル
ドーヴィルはキャンバス地とレザーの組み合わせが特徴の鞄で、水に強く多くの荷物を入れることができる実用的な鞄として人気です。高級感とカジュアル感がほどよいバランス感でシャネルのブランドネーム、ロゴの下に「31 RUE CAMBON PARIS」とシャネルが初めて店舗を出店した住所が織りこまれています。
ドーヴィルはフランスのリゾート地の名前でリゾートで持てるバッグをコンセプトに誕生しました。サイズ展開がS、M、L、PM、MMなど豊富で、カラーリングもベージュ、ピンク、ブラック、レッドなど幅広いため好みや用途に応じて選ぶことが出来ます。
3-4.バブルキルト
バブルキルトは文字通り泡のようにぷくぷくと膨らんだキルティングのバッグです。可愛らしい印象で高級感がありながらカジュアルに合わせやすいデザインが特徴です。マトラッセをよりカジュアルにしたような雰囲気をもっています。
コットン、サテン、レザーなど様々な素材で展開されています。バブルキルトはバッグの形状ではなく表面のことを表しているため、バブルキルトのボストンバッグやチェーンショルダーバッグなども展開されています。
3-5.チョコバー
チョコバーは板チョコのように垂直の格子模様になっているのが特徴です。マトラッセはななめ格子でひし形のようで、チョコバーは垂直格子で板チョコのようだと名付けられました。エナメル加工との相性がよく、鮮やかなカラーリングにエナメル加工がされた表面はとりわけ美しいです。
チョコバーも専用の形状はないため、チェーンショルダーバッグからボストンバッグまでいろいろなバッグに採用されています。カラーリングが豊富で定番のブラックやレッドだけでなくやわらかめなピンクやイエローなど鮮やかな色も展開されています。チョコバー自体は既に廃盤となっており入手は難しくなっており、希少性が上がっています。
3-6.カンボンライン
カンボンラインはマトラッセのキルティングレザーとブランドの象徴となる大きなココマークをあしらった大胆なもので、非常にパワーのある主張を感じさせるデザインです。カンボンという名前はココ・シャネルが帽子専門店として創業した発祥の地パリのカンボン通りからとっています。
カンボンラインはハンドバッグ、ショルダーバッグ、トート、財布など幅広く展開されています。シャネルで定番のモノクロカラーだけでなく、ビビッドなカラーリングを展開し遊び心を持たせています。
3-7.ボーイシャネル
ボーイシャネルは2011年秋冬に発表されたコレクションでそれまでのフェミニンなデザインとは打って変わって、クールでマニッシュな印象のバッグです。特徴的なココマークのヴィンテージ風な金具など、ココ・シャネルが恋人のアーサー・ボーイ・カペルとハンティングに行く際の弾薬保管用のバッグがモチーフになったと言われています。
ボーイシャネルはチェーンショルダーバッグが主ですが、クラッチバッグや財布などメンズライクに使えるアイテムでも展開されています。定番のブラックやレッドだけでなく、グリーンやブルー、イエローなど幅広いカラーリングが展開されています。材質もカーフをメインとしながらもエナメルやデニムなどクールに使いやすい素材で豊富に展開されています。
3-8.ココ・コクーン
2009年秋発表のココ・コクーンは名の通り、繭のようにふわっと温かみのあるキルティング素材のバッグです。革とナイロンを主に使った素材なので軽量でカジュアルな雰囲気が特徴です。キャビアスキンなどレザー素材も展開されていますが、やわらかな質感と相性の良いキルティングが人気です。ブランドのアイコンとなるココマークはさりげなくあしらわれており、程よい高級感が愉しめます。
コココクーンは主にトートバッグで展開されており、2種類でサイズ展開されています。限定品でリュックサックなども製作されていました。カラーリングはブラック、ブラウン、レッドなどが定番となります。
3-9.Vステッチ
VステッチはV字型のステッチが波のように連なって入ったラインが特徴で、落ち着いたフォーマルなデザインです。フラップと本体が重なる部分はステッチまで美しく重なるよう設計されています。
Vステッチはチェーンショルダーバッグ、ハンドバッグ、財布など幅広く展開されています。カラーリングも定番のブラックやレッドだけではなくブルーやグレー、ピンクなどのフェミニンな展開も豊富です。
3-10.ガールシャネル
2015年春夏コレクションで発表されたガールシャネルはシャネルを象徴するジャケットをそのままバッグへ落とし込んだようなデザインが特徴です。ディテールにも拘っており、ボタンや襟、ポケットやカフスの仕上げなどシャネルの服作りのノウハウが活かされています。
カール・ラガーフェルド曰く「ファッションには、決してすたれることのないアイテムがいくつかあります。それが、ジーンズ、白いシャツ、そしてシャネルのジャケットなのです」と提言されるように、プレタポルテでのファッションセンスとレザーの技術をかけ合わせたデザインとなっています。
ラムやキルティング、ツイードなど幅広い素材でつくられており、ジャケットのデザインがそのまま使われているためアイテムごとにデザインは様々です。
3-11.ラグジュアリー
2006年秋冬コレクションとして発表されたラグジュアリーラインはレザー生地にチェーンを組み込んだデザインとなっています。全体的な雰囲気はクラシックですがチェーンとの組み合わせで高級感が増し、まさにラグジュアリーな鞄となっています。中央にココマークがあしらわれているモデルが多く、主張しすぎずうっすら浮き出るようなデザインとなっています。
ボストンバッグやチェーンショルダーバッグ、トートなど幅広く展開されており、ボストンバッグが最も人気です。カラーは定番のブラックに加えエナメル加工されたゴールドやシルバーとの相性が良く、表面のツヤ感がチェーンの金属とよくマッチするデザインです。
3-12.パリビアリッツ
パリビアリッツはキャンバス地を使用したシンプルなデザインが特徴のバッグで、カジュアルにもエレガントにも使えます。表面はマトラッセのようなひし形のステッチでウレタンコーティングが施されているため、ツヤ感が増して高級感がありつつ雨の日でも安心して使うことのできる実用さが魅力です。
持ち手(ハンドル)の付け根にはさりげなくココマークが取り付けられています。切り返し部分にゴートスキンが使われており、キャンバス地だけでなくレザーの高級感も感じられます。パリビアリッツとはフランスの有名なリゾート地のことで、シャネルがオートクチュール用のブティックをオープンしたのがパリビアリッツでした。
トート、チェーンショルダーバッグなど幅広く採用されているラインで、季節やシーンを問わず使えるためデイリーユース向きです。カラーはブラックやベージュなど定番が主な展開となっています。現在は廃盤となってしまっているため、希少性が高まっています。
4.シャネルのアイテムに使われている7つの人気素材
シャネルのバッグやアイテムには様々な素材が使われています。シャネル独特の素材もあり、バッグとの組み合わせで幅広い楽しみ方ができるのもシャネルのいいところです。ここでは、シャネルのバッグなどに使われている人気素材を7つ紹介していきたいと思います。
4-1.ラムスキン
ラムスキンは生後一年以内の羊の革を使っており、毛穴が小さくきめ細かいためやわらかく肌にすいつくような肌触りはラムスキンでしか味わえない喜びがあります。弾むような質感と艶のある光沢は高級感が引き立つ素材です。
反面、デリケートでキズがつきやすく水にも弱いためデイリーユースよりもここぞという場面の高級品として使うほうが向いていると言われています。
4-2.キャビアスキン
キャビアスキンはキャビアのようにつぶつぶした模様を型押しした牛革です。表面は固めでキズがつきにくく水にも強い、デイリーユース向きの素材です。経年劣化でもふっくら感が持続するため、長く使えるのも特徴です。
少し固さが気になる方は手触りがなめらかでやわらかくなるように加工されているソフトキャビアスキンがおすすめです。
4-3.カーフ
生後6ヶ月以内の仔牛の革を使ったやわらかくなめらかな質感が特徴の素材です。上質できめ細やかな質感のためキャビアスキンに比べるとキズがつきやすいですが、やわらかさとハリが持ち味です。
革製品では最もポピュラーな素材で、型押しによって様々な模様を描くことができます。財布や鞄など、幅広く利用されています。
4-4.キャンバス
帆布を使ったしっかりした厚手の粗布を使用した素材で、亜麻糸や綿糸などを平織りした生地となります。耐水性が強く、濡れると水を通しにくくなるなどの特徴が鞄に活かされています。
季節問わず通年使え、軽くて丈夫なのでデイリーユースに。鮮やかなファッションに合わせるのが向いています。
4-5.エキゾチックレザー
クロコダイルやパイソンなど爬虫類の革を使った素材です。斑の細かさや並び、革の固さなどクロコダイル、アリゲーターによってそれぞれ違っており、一口にワニ革やリザードといっても細かな種類が多い素材です。
シャネルは2018年にエキゾチックレザーや毛皮の使用を今後廃止すると発表しました。倫理的問題と素材の入手が困難になることを理由としており、ヴィンテージのエキゾチックレザー製品の希少性が今後高まっていくと見られます。
4-6.エナメル
正確には素材名ではなくエナメル処理された素材です。同じマトラッセでもエナメル仕上げされた製品はつやつやと光沢感があり、手入れが行き届いていると常に新品のような輝きを持ちます。水にも強くフォーマルにもプライベートにも使いやすい質感のため重宝されています。
経年によりエナメルが落ちてきた場合には再度コーティングを施すことで新品同様にまで蘇らせることが可能です。
4-7.ツイード
ツイードは太く短い羊毛を使用した紡毛糸を織り込んだ素材です。防寒性と耐久性に優れ、やわらかな質感で秋冬のファッションに主に使用されています。色や柄が豊富なので華やかな見た目も愉しめます。
シャネルとツイードの歴史は長く、1923年パリのコレクションで披露されたのが始まりです。スーツ=男性といった当時の認識を覆すレディース用のスーツに採用された素材がツイードでした。1956年の戦争終結後にさらに進化させたシャネルスーツとして発表し、世界的に大ヒット。J・F・ケネディ元アメリカ大統領が暗殺されたときに夫人が着ていたのがシャネルのスーツだったことがよく知られています。
5.洋服からバッグまで!シャネルを愛用する芸能人
世界的なブランドとなったシャネルは世界観やデザイン、ブランドの知名度から世界中の芸能人・有名人が好んで使っています。ここではシャネルのバッグやアパレルなどを使っている芸能人・有名人をピックアップしてまとめます。
5-1.女優 矢田亜希子さん
矢田さんは大のシャネル好きで知られています。自身のインスタグラムに16年前に購入したジャケットを未だに着ていることや、一目惚れしたシャネルのシューズ、鞄などを公開しています。少なくとも16年以上のシャネルフリークであるといえます。
長らく愛用しているツイードジャケットを着ている場面を多く見かけますが、靴や鞄までシャネルに合わせたコーディネートもお気に入りのようです。公開しているのはシャネルを象徴するブラックカラーが多めで、自立した女性のイメージによく合うコーディネートです。
5-2.女優 宮沢りえさん
宮沢さんは2018年にシャネルのオートクチュールコレクションを公開したことが注目を浴びました。インタビューではお子様へ引き継ぐことができる確かなつくりと時代を超える力があるとシャネルへの思いを語っています。
2013年にはお子様の幼稚園の入園式にシャネルのスーツを着ていったことが話題になりました。上下で約140万円の高級スーツということで注目を浴びたようです。
5-3.タレント 千秋さん
千秋さんはシャネル愛好家として知られていますが、特にマトラッセコレクターであることをブログで公開しています。ヴィンテージシャネルも愛用しているようで、所有している鞄もヴィンテージが多いようです。
ブログに公開されているのはイエロー、マットブラック、ショッキングピンクのチェーンショルダーバッグですが、Youtubeでは私物のシャネルベスト10として、所有している鞄(一部)を紹介する動画が公開されています。サイズ違いでブラックやブルーなども持っているようです。
5-4.アーティスト リアーナさん
リアーナはプライベートでシャネルのアイテムを使う場面を多く見かけます。2022年今年の2月にはエイサップ・ロッキーとの赤ちゃんを授かり、ニューヨークの街中を歩いているのが公開された際に着ていたのはシャネルのピンクコートでした。ブラックの財布も公開されています。
2013年にはオートクチュールコレクションで見せた胸元と足を大胆に露出したドレスとハンドバッグ、ヒールが注目を集めました。リアーナはパリにあるココ・シャネルが済んでいたアパートを訪問した際にはスーツ、アクセサリー、サングラスなど前進をシャネルでコーディネートし、タバコを片手に椅子に横たわるココを真似た写真を撮影し、ココ・シャネルを再現とSNSへアップしています。昔ココがフィッティングをした場所でも撮影するなど、シャネル愛好家の感動をSNSで共有しています。
5-5.実業家 ヴィクトリア・ベッカムさん
ヴィクトリア・ベッカムは2007年にクルーズコレクションを公開した際にシャネルのアイテムを身にまとい姿を見せたのが注目されました。また、2015年にはニューヨークのJFK空港にシャネルのセットアップコーデで現れたこともニュースになっています。
プライベートでは2019年にシャネルのタイトジャケットを着てでかけているところをパリで発見されています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、現在でも多くの女性を魅了するブランド CHANEL/シャネルとはどんなブランドなのかについて解説させていただきました。
シャネルの歴史や魅力、ラインや愛用している有名人についてまとめました。帽子専門店から始まったシャネルですが、香水や鞄など幅広い展開により世界的に知られるビッグブランドとなりました。店頭でシャネルのアイテムを見た際にはぜひ一度手にとってみてください。