2025年11月13日
【エルメス】 シェーヌダンクルのサイズを徹底比較|自分に合う選び方も紹介!
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エルメスを象徴するアクセサリー「シェーヌダンクル」。錨の鎖をモチーフとしたデザインは、時を超えて愛され続ける普遍的な魅力を誇ります。
しかし、いざシェーヌダンクルの購入を検討すると、「サイズ選び」に迷う方も多いのではないでしょうか。シェーヌダンクルのサイズは、PM、GMといったコマの大きさと、手首の長さに応じたコマの数(全長)という二つの要素で成り立っており、組み合わせが複雑だと感じるかもしれません。
そこで本記事では、シェーヌダンクルの後悔のないサイズの選び方について解説しています。そして、男性と女性で異なる最適なサイズ傾向、シェーヌダンクルのリングについても網羅していますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
目次
1.エルメスのシェーヌダンクルとは?

エルメスを象徴するジュエリーコレクション「シェーヌダンクル(Chaine d’Ancre)」は、単なるアクセサリーの枠を超え、ブランドの哲学と歴史が凝縮されたアイコンとして世界中から熱狂的な支持を集めています。その名はフランス語で「錨(いかり)の鎖」を意味し、船と錨を繋ぐ力強いモチーフがデザインの基盤となっています。
当時のエルメス社の4代目社長であったロベール・デュマが、ノルマンディー地方の海岸を散歩中、船を繋ぎ止める錨の鎖を見てインスピレーションを得たことが始まりとされています。彼がこの鎖に「人との固い絆や愛する人との強い結びつき」という意味を見出し、ジュエリーへと昇華させました。
そんなシェーヌダンクルが誕生したのは、1938年のことです。誕生から約80年以上の時を経てもデザインはほとんど変わっておらず、時代や流行に左右されない普遍の美しさを体現しています。
また、シェーヌダンクルのブレスレットの主な素材は、シルバー925が採用されています。シルバーならではの経年変化を楽しめる点も、一生モノとして愛用される大きな理由です。近年は貴金属の価格高騰とブランドの価値向上に伴い、シェーヌダンクルも定価が上昇しており、高い資産価値を持つことでも注目されています。
1-1.入手困難で大人気のアイコンジュエリー
シェーヌダンクルは、その人気と需要に対して供給が極めて限定的なため、「買えないジュエリー」としても知られています。直営店やオンラインブティックの在庫は非常に少なく、特に人気の高いGMなどのサイズは、店頭に並ぶと即座に売約済みとなることがほとんどです。
この「入手困難である」という稀少性が、さらに消費者の所有欲を刺激し、ブランドのアイコンとしての地位をより強固なものにしています。多くのファンが店舗へ足繁く通い、入荷情報を待ち望む状態が続いています。
2.シェーヌダンクルのサイズ展開
シェーヌダンクルのサイズ展開は、主にブレスレットの「コマの大きさ」によって分類されています。このコマの大きさこそが、手元に与える印象や重厚感を決定づける最も重要な要素です。現行のブレスレットのサイズは、小さい方からPPM/TPM、PM、MM、GM、TGMの5種類が基本となります。
2-1.PPM/TPM

PPMやTPMは、コマの幅が約9mmと、最も繊細で華奢なモデルです。現行品としてブレスレットが店頭に並ぶことは滅多になく、オンラインブティックでも販売される情報は極めて限定的です。
海外のエルメスブティックでも滅多に見かけることがないため、シェーヌダンクルの中で市場での入手難易度は最高クラスと言えます。もし運良く巡り合えた場合は、その場で即決する価値があるサイズです。
2-2.PM

PMは、コマの幅が約14mmで、女性に最も人気が高い定番サイズです。手首の華奢さを引き立てる上品な印象があり、日常的なスタイルにも自然に馴染みます。
男性が着用する場合、時計や他のアクセサリーとの重ね付けをメインとし、シェーヌダンクルを控えめなアクセントとして活用したい場合にも最適です。華美になりすぎず、さりげなくエルメスのステータスを主張したい方からも支持を得ています。
2-3.MM

MMは、コマの幅が約17mmと、PMとGMの間に位置する万能モデルです。上品さと適度な存在感を両立しており、男女問わず幅広く支持されています。
特に、初めてシェーヌダンクルを購入する男性にとっては、GMの重厚さに抵抗がある場合や、ビジネスシーンでの着用を重視する場合に最適な選択肢となります。MMは、控えめな主張でありながらも、しっかりとエルメスのジュエリーとしての風格を備えています。
2-4.GM

GMは、コマの幅が約21mmと一気にボリュームが増し、男性に最も人気が高いサイズです。手首にしっかりと重厚感と力強さを与え、アクセサリーをファッションの主役として際立たせます。
多くの男性の平均的な手首の太さに対して、最もバランスよく「ゴツさ」を表現できるサイズであり、カジュアルなTシャツスタイルから、スーツやジャケットスタイルまで、幅広いコーディネートでその存在感を発揮します。資産価値の面でも、GMは常に高い需要があります。
2-5.TGM

TGMは、コマの幅が約24mmと、現行のブレスレットの中で最大のボリュームを持つサイズです。その迫力は圧倒的であり、武骨さや個性を強く主張したい方、あるいは手首が太めの男性に適しています。
ファッションにおいて、ブレスレットをアイキャッチとして最大限に活かしたい場合に選ばれることが多いですが、そのサイズゆえに着用シーンが限られたり、PC作業時などに煩わしさを感じたりする可能性もあるため、試着での確認が特に重要となります。
3.【シェーヌダンクル】コマのサイズと全長は?
シェーヌダンクルのサイズ選びは、「コマの大きさ」だけでなく、「最適な全長」を正確に把握することが不可欠です。ここでは、各サイズにおける具体的な寸法と、コマ数ごとの全長(着用時の手首周りの長さ)を詳しく解説します。
まず、ブレスレットの視覚的なボリュームや重厚感を決定づける、各サイズにおけるコマのサイズと厚みを表に示します。
| サイズ名 | コマのサイズ | コマの厚み |
| PPM/TPM | 約9mm | 約3mm |
| PM | 約14mm | 約4mm |
| MM | 約17mm | 約5mm |
| GM | 約21mm | 約7mm |
| TGM | 約24mm | 約8mm |
次に、それぞれのコマの数と全長を表に示し、特徴や魅力を解説します。ここで示す全長とは、ブレスレットを閉じた状態で、実際に手首の周りをぐるっと囲む円周の長さ(着用時の手首周りの長さ)です。これが、着用したときの「ゆとり」に直結します。
3-1.PPM/TPM
| コマの数 | 23コマ | 24コマ | 25コマ | 26コマ | 27コマ |
| 全長 | 約14.0cm | 約14.5cm | 約15.0cm | 約15.5cm | 約16.0cm |
PPM/TPMの全長は、細かく調整されています。PPM/TPMのコマは非常に短いため、全長にすると1コマあたりの長さは約0.5cm程度です。主に手首の細い女性向けのサイズであり、この短い1コマの長さが、ジャストサイズに近づけるための微調整を可能にしています。
3-2.PM
| コマの数 | 17コマ | 18コマ | 19コマ | 20コマ | 21コマ |
| 全長 | 約15.5cm | 約16.0cm | 約16.5cm | 約17.0cm | 約17.5cm |
PMの全長は表の通り、0.5cm刻みで微調整が可能です。細かな長さの選択が可能なため、手首にピタリと沿うようなジャストサイズを追求したい方に最適です。また、厚みも薄いため、手首の曲げやすさや着用時のストレスが最も少ないサイズと言えます。
3-3.MM
| コマの数 | 14コマ | 15コマ | 16コマ | 17コマ | 18コマ |
| 全長 | 約16.1cm | 約16.8cm | 約17.5cm | 約18.2cm | 約18.9cm |
MMの全長は、コマ数が増えるごとに約0.7cmずつ長くなります。PMに比べて1コマの長さが伸びたことで、ブレスレットとしての存在感と、ゆとりの選択肢のバランスが最も取れています。厚みが5mmあるため、手首周りの空間を確保しなければ、コマ同士が干渉して装着感がタイトになりがちです。
3-4.GM
| コマの数 | 12コマ | 13コマ | 14コマ | 15コマ | 16コマ |
| 全長 | 約16.5cm | 約17.5cm | 約18.5cm | 約19.5cm | 約20.5cm |
GMの全長は、コマ数が増えるごとに約1.0cmずつ長くなります。PMの約0.5cmと比較して、1コマで全長が大きく変わるため、最適なゆとりと実現可能な全長との誤差が生じやすいのがGMの特性です。また、厚みが約7mmと大きいため、手首を曲げたときの装着感などを試着で確認することをおすすめします。
3-5.TGM
| コマの数 | 9コマ | 10コマ | 11コマ | 12コマ | 13コマ |
| 全長 | 約15.0cm | 約16.5cm | 約18.0cm | 約19.5cm | 約21.0cm |
TGMの全長は、コマ数が増えるごとに約1.5cmずつ長くなります。この大きな増え幅は、1コマの増減が手元に与える影響が最も大きいことを意味します。このサイズを選ぶ際は、着用時の「重さ」だけでなく、コマの太さゆえに生じる「手首との大きな空間」も意識する必要があります。
4.シェーヌダンクルのサイズ感・人気サイズは?

シェーヌダンクルのサイズ選びで重要なのは、自身の手首の太さや着用シーンに合わせた、「見た目のバランス」を理解することです。ここでは、男女別の人気サイズと、それぞれのモデルが与える着用感の違いを解説します。
4-1.男性から人気の高いサイズはGM
男性から最も支持を集めているのは、GMです。GMのコマの幅と厚みは、多くの男性の平均的な手首の太さに対して、重厚感と力強さのバランスを最も理想的に表現してくれます。GMを単体で着用するだけで、カジュアルなスタイルからビジネスの装いまで、手元に確かな存在感を確立できます。
さらに圧倒的なボリューム感を求める方は、TGMが検討されています。
4-1-1.男性が小さいサイズをつけて他のアクセサリーと重ね付けするのもアリ
男性が必ずしもGMを選ぶ必要はありません。近年は、時計をメインにしてシェーヌダンクルをサブとして着けたい方を中心に、MMサイズやPMサイズをあえて選ぶスタイリングも人気を集めています。
MMやPMは、高級時計の「引き立て役」として機能し、時計の存在感を邪魔せず、全体のバランスを崩しません。特に、ビジネスシーンやきれいめなスタイルを好む男性にとって、MMは上品な主張を保ちやすい選択肢となります。
4-2.女性から人気の高いサイズはPM
女性から人気の高いシェーヌダンクルのサイズは、PMです。コマの幅が約14mmと華奢で、手首の繊細さを際立たせる上品なデザインが、日常的な使いやすさと相まって支持されています。シェーヌダンクルの存在感をもっと求めたい方からは、MMサイズも人気です。
4-2-1.女性が大きいサイズをつけて存在感をだすのもアリ
ファッションの多様化に伴い、女性があえてGMサイズのような大きいモデルを選ぶケースも増えています。これは、ブレスレットをアクセサリーではなく、ファッションの「キーアイテム」として活用したい場合などに取り入れられているためです。
腕元にGMの大きなコマの迫力を加えることで、モードなスタイルや、ジェンダーレスなコーディネートに強いアクセントを加えることができます。また、腕に対してブレスレットが極端に大きく見えることで、かえって手首の細さを強調する視覚効果も生まれます。
5.シェーヌダンクルの自分に合うサイズの選び方は?

シェーヌダンクルは、時計のように簡単にサイズ調整ができないため、購入前のサイズ選びが最も重要です。購入した後に後悔しないために、これから解説する具体的な選び方の基準や注意点を参考にしてください。
5-1.選び方①:手首のサイズ+1.5~2.5cmを目安にする
ブレスレット選びの基本は、自身の手首の「実寸」を正確に計測することから始まります。この手首の実寸に対し、ブレスレットの全長(着用時の手首周りの長さ)は+1.5cmから+2.5cmのゆとりを持たせるのが一般的な目安です。この目安を踏まえ、どの程度のゆとりを持つべきかを詳しく解説します。
手首の実寸に1.5cmを加えた長さは、手首の上でほとんど動かない、安定感を求めるジャストフィット派に推奨されます。一方、手首の実寸に2.5cmを加えた長さは、手首から手の甲に向かって大きく動く、ルーズでストリートな印象のゆったり派に好まれます。この中間にあたる2.0cmのゆとりは、手首のカーブに沿って適度に動き、最もバランスが良いため、多くの方に推奨される標準的な目安です。
計測の際には、シェーヌダンクルのコマの厚み(特にGMやTGM)が大きいため、手首実寸を測る際は、手首の骨が出っ張っている部分を避けて測ると、より正確なサイズが把握できます。
5-2.選び方②:着用時の空間が指1本分程度
基準となる選び方として、「指1本分」の空間を目安にする方法も有効です。ブレスレットを着用した状態で、手首とブレスレットの隙間に、人差し指がスッと入る程度の空間が空いている状態が、標準的なゆとりに相当します。
この「指1本分」の空間を設けることが適正とされるのは、シェーヌダンクルのコマ同士が平面的に連結しているためです。あまりにジャストサイズだと、手首を曲げたときにコマが肌に食い込みやすく、不快に感じることがあります。指1本分の空間を設けることで、手首を動かした際のコマの干渉を防ぎ、スムーズな動きを確保できます。
5-3.選び方③:大きいサイズはコマも大きくなるため慎重に
MM、GM、TGMといった大きいサイズを選ぶ際は、PMを選ぶ以上に慎重な判断が必要です。この慎重さが求められる理由には、コマの大きさが関係しています。
例えば、理想の全長が18.0cmに対し、選べるコマ数が17.5cmと19.0cmしかない場合、どちらを選ぶかで着用感が大きく変わってしまいます。特にGM以上のサイズを検討する際は、「一つ下のコマ数を選ぶか、一つ上のコマ数を選ぶか」の二択になることが多く、1コマあたりの幅が大きいため慎重な検討が必要です。
5-4.選び方④:試着することが一番の近道
最も確実で後悔のない選び方は、やはり実際にブレスレットを着用してみることです。どれだけ正確に手首の実寸を測り、全長を計算したとしても、コマの厚みや重さによる装着感は、実際に肌に触れてみないと分かりません。特にGMやTGMといった重厚なサイズを検討している場合は、手首を曲げたときのコマの干渉や、長時間着用した際の重さに対する許容範囲を確かめるためにも、試着は欠かせません。
しかし、シェーヌダンクルは正規店での入手が難しいため、希望のサイズやコマ数を店頭で見つけられない場合もあります。そうした場合は、中古品を扱う信頼できる専門店で確認する方法をおすすめします。中古品店であれば、正規店にはない多様なサイズやモデルが揃っていることが多く、実際に腕に通して自身の適正サイズやゆとりの感覚を掴むことが可能です。
6.おすすめのシェーヌダンクルのサイズは?
後悔しない選び方を理解したところで、次は自身の手首の実寸に基づいた具体的なシミュレーションをしてみましょう。ここでは、日本人男性に多い手首のサイズ(17cm・16cm)と女性に多いサイズ(15cm)を例に、最適なサイズとコマ数を具体的に提案します。
6-1.手首のサイズが約17cmの場合
手首の実寸が17cmの場合、標準的なゆとり(+2.0cm)を確保するには、全長が19.0cm前後のブレスレットを選ぶのが理想です。まず、男性に人気のGMサイズで検討する場合、14コマであれば全長は約18.5cmとなり、実寸に対してプラス1.5cmのゆとりを持つジャストフィット派に最適な選択肢です。着用時のズレが少なく、安定感を重視する方に適しています。
一方、15コマを選ぶと全長は約19.5cmとなり、プラス2.5cmのゆとりを持つゆったり派に最適です。手首の上で自由に動き、リラックスした着用感を求める方におすすめです。
さらに圧倒的なボリュームを求める場合はTGMサイズを選択する場合もあります。TGMの12コマは全長が約19.5cmで、GMの15コマと同じ全長になります。GMの15コマと同じゆとりですが、さらに大きなコマの迫力を求める場合におすすめのサイズです。
6-2.手首のサイズが約16cmの場合
手首の実寸が16cmの場合、標準的なゆとり(+2.0cm)を確保するには、全長が18.0cm前後のブレスレットを選ぶのが理想です。これは、特に細身の男性や、ブレスレットをつけ慣れていない方に最適なサイズです。
GMサイズで検討すると、13コマは全長約17.5cmとなり、実寸に対してプラス1.5cmのゆとりを持つジャストフィット派に適正です。さらにゆったりとした着用感を求めるのであれば、14コマを選ぶと全長が約18.5cmとなり、プラス2.5cmのゆとりを持つゆったり派に推奨されます。
TGMサイズの場合、11コマが全長約18.0cmとなり、理想的なゆとり(+2.0cm)を確保できます。TGMを選ぶなら、このコマ数が最適なサイズ感となるでしょう。
また、ボリュームを抑え、上品に着用したい場合はMMサイズも選択肢になります。MMの16コマは全長約17.5cmで、このゾーンではジャストフィットに相当します。
6-3.手首のサイズが約15cmの場合
手首の実寸が15cmの場合、標準的なゆとり(+2.0cm)を確保するには、全長が17.0cm前後のブレスレットを選ぶのが理想です。これは、一般女性の平均的なサイズに該当し、コマが細かく調整しやすいPMサイズが適しています。
PMサイズでは、19コマが全長約16.5cmで、プラス1.5cmのゆとりを持つジャストフィット派に最適です。20コマは全長約17.0cmで、標準的なゆとりを確保し、多くの方に心地よくフィットします。さらに21コマを選ぶと全長約17.5cmで、プラス2.5cmのゆったり派の着用感となります。
MMサイズの場合、15コマは全長約16.8cmで、標準的なゆとりに近い快適なフィット感です。16コマを選ぶと全長約17.5cmとなり、ゆったり感を求める場合に最適です。女性が手首15cmでMMサイズを選ぶと、PMサイズに比べて強い存在感を放つため、上品さや華奢さを重視したい場合はPMの20コマ、ファッションのアクセントとして存在感を強調したい場合はMMの15コマを選ぶと良いでしょう。
7.シェーヌダンクルのサイズ調節は可能?失敗しない購入方法

シェーヌダンクルを着用する中で、購入時と体型が変わったり、着用感を追求したりすることで、不便を感じ、サイズ調節をしたくなることがあるでしょう。その場合、サイズ調節は可能なのでしょうか。また、後悔を避けるための、スムーズな購入方法についても解説します。
7-1.シェーヌダンクルのコマは増やせる?減らせる?
結論からお伝えすると、エルメスの正規店に依頼すれば「コマ詰め」や「コマ足し」といったサイズ調整は可能です。しかし、調整を依頼するには、通常のジュエリー修理とは異なり、多くの時間と費用、そして厳格な条件を伴います。調整を受けるためには、まずエルメスの正規品であることの証明が必須となり、過去に正規店以外で修理や改造を行った形跡がある場合は、受付を断られる可能性が高くなるのです。
また、費用はTGMサイズ以外で約3万円以上、期間は最低でも約10週間以上が目安とされています。特殊な修理や部品の取り寄せが必要な場合、フランス本国のアトリエへ送られ、さらに長期化する可能性もあります。この費用と数ヶ月にわたる長い期間を考えると、最初の選び方がいかに重要かがわかります。
7-2.購入前に希望のサイズを決めてスタッフに伝えるとスムーズ
サイズ調整のリスクとコストを回避し、後悔しない購入を実現するためには、事前の準備が不可欠です。本記事のシミュレーション結果に基づき、希望のサイズ(コマの大きさ)とコマ数(全長)を正確に決めておくことが重要になります。希望サイズを明確に伝えることで、店頭スタッフとのコミュニケーションが格段にスムーズになるでしょう。
8.【シェーヌダンクル リング】さまざまなサイズ展開
シェーヌダンクルはブレスレットの象徴的なイメージが強いですが、指元を飾るリングもまた、ブレスレットに匹敵するほどの人気を誇っています。ここでは、指元に個性を加える主要なリングモデルとその魅力について紹介します。
8-1.シェーヌダンクル・アンシェネPM
最もポピュラーなリングの一つが、ブレスレットと同様に鎖のコマが連なったデザインのアンシェネです。その中でもPMは、コマが細く、比較的華奢で上品な印象を持っています。
一つでシンプルに着けても、他のリングと重ね付けしてもバランスが取りやすいサイズであり、女性や、さりげなくエルメスの世界観を指元に取り入れたい男性に高い人気を誇っています。主張しすぎない洗練されたデザインが魅力です。
8-2.シェーヌダンクル・アンシェネGM
アンシェネモデルのGMは、シェーヌダンクルシリーズの中でもエッジの効いた、主役級のデザインが特徴です。コマの複数連のデザインによって非常に高いボリューム感を持ちます。
リングの縦幅があるため、指元に強いアクセントを添えたい場合に最適であり、その存在感から男性にも特に人気のあるアイテムです。エレガントな手元を演出しつつも、コーディネート全体をクールな雰囲気に高めてくれます。
8-3.ツイスト
ツイストリングは、シェーヌダンクルのコマをクロスさせてねじったような、立体的なデザインが特徴です。通常の鎖状のデザインとは一線を画し、モダンで建築的な印象を与えます。その複雑な構造が光を多角的に反射するため、独特の輝きを放ち、よりファッション性の高いスタイルや、遊び心を好む層に支持されています。
8-4.エヴァー・シェーヌダンクル
エヴァー・シェーヌダンクルは、モチーフの「H」をパンチングしたようなデザインが特徴で、従来の鎖状の連なりとは異なります。非常にシンプルで日常使いしやすいモデルであり、ビジネスシーンにも馴染みやすいミニマルなデザインが魅力です。ブレスレットのPMやMMの着用者が、統一感を持たせた控えめな組み合わせを指元で楽しみたい場合に最適な選択肢となるでしょう。
9.シェーヌダンクルのサイズ選びは購入前の情報収集が重要
本記事では、エルメスを代表するアイコンジュエリー、シェーヌダンクルについて、購入前のサイズ選びが最も重要である理由を、シミュレーションとともに解説してきました。シェーヌダンクルのサイズは、PM・MM・GMといったコマの大きさと、コマ数で決まる全長の二軸で構成されています。特に男性に人気のGM、女性に人気のPMを選ぶ際は、自身の手首の実寸に対して「+1.5cmから+2.5cm」のゆとりを持たせることが、後悔しないための選び方のひとつです。
シェーヌダンクルは、シルバー925という確かな品質と普遍的な美を持つ、まさに一生モノのジュエリーです。自身の手首の太さに合ったコマのサイズと、心地よいゆとりを持つ全長を選び、後悔のない最高の逸品を手に入れてください。
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