2026年1月26日
バーバリーとバーバリーロンドンの違いは?歴史的背景やタグでわかる見分け方を紹介
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憧れのバーバリーを手に入れたいと思い、フリマアプリや古着屋を覗いてみたものの、「バーバリー」と「バーバリーロンドン」の表記が混在していて戸惑った経験はありませんか?デザインは似ているのにタグの色が違ったり、価格に差があったりして、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
実は、バーバリーには本家英国製と、かつて日本独自に展開されていたライセンス品が存在し、その構造は複雑です。
そこで本記事では、「バーバリー」と「バーバリーロンドン」の違いから、日本独自のラインが生まれた背景、そしてタグの色や表記での見分け方まで解説します。さらに、偽物を見抜くチェックポイントも網羅しています。ぜひ参考にしてください。
目次
1.バーバリーとバーバリーロンドンの違いとは?

バーバリーとバーバリーロンドンは英国発祥の歴史ある本家と、かつて日本で親しまれたラインには違いがあり、その背景を知れば手元のアイテムへの愛着がいっそう深まるはずです。
ここでは、バーバリーとバーバリーロンドンの違いについて紹介したいと思います。
1-1.本家「バーバリー」は英国ブランド
1856年にトーマス・バーバリーが創業した英国を代表するラグジュアリーブランドです。ブランドの代名詞であるトレンチコートは、1895年のボーア戦争時に生まれた、ボタンを使用せず、ベルトで固定するデザインの「タイロッケンコート」を前身とし、第一次世界大戦中に英国陸軍省の依頼を受けて塹壕(トレンチ)戦用に改良された経緯を持ちます。
独自の織物「ギャバジン」が生み出す撥水性と通気性は、雨の多いロンドンの気候に対応する機能美として世界中で愛されてきました。現在、公式に展開されているアイテムは、チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるダニエル・リーが手がけた最新デザインが反映されています。
手に取った瞬間、高密度に織り上げられた生地のハリや、重厚感のあるボタンの質感から、創業以来受け継がれる英国のクラフツマンシップを肌で感じられるでしょう。
1-2.「バーバリーロンドン」は2種類
「バーバリーロンドン」は2種類の異なる意味合いで使われてきました。一つは英国本社が展開するライン、もう一つは日本の企業が企画したライセンス品です。
1-2-1.①英国バーバリー社のコレクションライン
かつて英国バーバリー本社が展開していたラインの一つで、主にビジネスシーンやウィークデーの装いを意識した「ワークウェア」や「フォーマル」としての位置づけを持つコレクションです。
2016年にブランド全体の再編が行われ「プローサム」「ブリット」と共に、現在は単一の「バーバリー」へと統合されました。
サイズ感は欧米基準のため、日本の同サイズと比較して袖丈が長かったり、肩幅が広めに作られていたりするのが特徴です。生地や仕立ては英国の伝統的なテーラリング技術に基づいており、構築的なシルエットやハリのある上質な素材感が魅力です。
現在は独立したラインとしては存在しませんが、統合後の現行品にもそのクラシックな精神は継承されており、トレンチコートをはじめとするヘリテージアイテムは依然としてブランドの中核を担っています。
1-2-2.②日本製のライセンス品(廃止)
日本の三陽商会が企画・製造を行っていたライセンスラインで、かつて日本の百貨店で最も多く見かけられました。
日本人の体型に合わせたパターンを採用しており、袖を通した時に肩周りが窮屈にならず、着丈も身長にしっくりと馴染むのが魅力でした。縫製技術には定評があり、日本の気候や好みに合わせた素材感も特徴の一つです。価格帯はインポート品に比べて手が届きやすい設定でしたが、決して安価な作りではなく、長年の着用に耐えうる品質を備えていました。
2015年にライセンス契約が終了したため、現在は新品での入手が不可能となっており、ユーズド市場でのみ出会える希少な存在となっています。
2.なぜ日本独自の「バーバリーロンドン」が存在した?歴史的背景

日本独自のラインが生まれた背景には、海外製品のサイズ感や価格の壁を越え、多くの人に英国のスタイルを届けたいという企業の情熱がありました。ここでは、日本市場におけるバーバリーの歩みと、その転換点について紹介したいと思います。
2-1.「三陽商会」との契約
1965年、三陽商会が英国バーバリー社のコートの輸入販売を開始し、これが日本におけるバーバリーの歴史の幕開けとなりました。しかし、輸入品は本国仕様のためサイズ感が日本人の体型に合わず、また価格も高額であったことから、より市場に適した形が模索されました。
そこで1970年、同社はバーバリー社とライセンス契約を締結し、日本人の体型や好みに合わせた商品の企画・生産を開始します。これにより、高品質なトレンチコートやスーツが、日本のビジネスパーソンにとって「憧れでありながらも手の届く存在」として広く普及しました。
特に、三陽商会が展開したライセンスブランド群は明確な棲み分けがなされました。1996年には若い女性向けの「バーバリー・ブルーレーベル」、1998年には若い男性向けの「バーバリー・ブラックレーベル」が誕生し、ブームを巻き起こします。「バーバリーロンドン」はこれら若者向けラインとは異なり、英国本家の正統なスタイルを意識した大人向けのラインとして展開され、長きにわたり日本のファッションシーンを支える基盤となりました。
2-2.2015年にライセンス契約が終了
2015年、およそ45年間にわたる三陽商会とのライセンス契約は終了を迎えました。理由は、英国バーバリー本社がグローバル戦略を見直し、世界中でブランドイメージを統一するためです。
地域ごとに異なるデザインや価格帯の商品が存在することは、ラグジュアリーブランドとしての希少性や一貫性を保つうえで課題となっていました。すべての商品を英国主導のコントロール下に置くことで、より高価格帯の最高級ブランドとしての地位を盤石にする狙いがあったのではないでしょうか。
契約終了に伴い、三陽商会のライセンス店舗から、英国本社直轄の直営店および厳選された店舗へと刷新され、展開されるアイテムもすべてグローバル統一のインポート品(直輸入品)となりました。
一方で、日本で長年愛されてきた「ブルーレーベル」や「ブラックレーベル」は、2015年以降、バーバリーの名を冠さない独立したブランドとして再出発。現在でも「ブルーレーベル・クレストブリッジ」「ブラックレーベル・クレストブリッジ」としてそのDNAは受け継がれており、日本人の体型に合うサイズ感や親しみやすいテイストを求めるファンに、現在も支持され続けています。
3.もう迷わない!タグの色と表記で見分ける方法

市場には複数のラインが存在し、どれを選べばよいか悩むことも少なくありません。タグの色やロゴの違いを知るだけで、自分に合う一着が見つかります。ここでは、タグの色と表記で見分ける方法を紹介したいと思います。
3-1.紺色タグは「日本製」
紺色のタグが付いているアイテムは、かつて日本の三陽商会がライセンス契約を結んでいた時代に、日本国内で企画・製造された製品です。
欧米製のコートを着た時に感じがちな、肩周りの余りや袖丈の長さによる違和感が少なく、日本人の体型に自然に馴染む適度なフィット感があります。
自分に合うコートを探す際は、首元のタグが「紺色」であるかを確認すると良いでしょう。サイズ表記の「38」や「40」は、それぞれ日本の9号(M)や11号(L)相当のサイズ感で作られているため、サイズ選びの失敗が少ないのも魅力です。
3-2.ベージュタグは「英国製」
ベージュやキャメル色のタグは、本国イギリスが企画・展開する「グローバルライン(インポート品)」です。これらは三陽商会が独自に企画した日本ライセンス製品とは異なり、欧米人の体型を基準とした、全体的にゆとりのあるシルエットやサイズ感が特徴です。
特に肩幅やアームホールが広めに設計されているため、ジャケットの上から羽織っても窮屈さを感じにくく、ビジネスシーンでの着用や、ざっくりとしたオーバーサイズの着こなしを好む人に適しています。
3-3.「Burberrys(sあり)」は1999年以前のヴィンテージ
ロゴの末尾に「s」がついた「Burberrys」表記は、1999年以前に製造されたヴィンテージアイテムです。2000年にブランドロゴが現在の「BURBERRY」へ統一される前の希少なモデルであり、現行品にはない独特の風合いを楽しめます。
時を経ることでコットン生地が馴染んで柔らかく変化し、ヴィンテージ特有の味わい深い質感へと育っている個体も少なくありません。
レトロなファッションが注目される今、周囲と差をつけた自分らしいスタイルをつくるうえで欠かせない存在です。単に昔の服を着るのではなく、時代を超えて愛されてきた魅力や価値を身にまとう楽しさを味わえます。
4.後悔しない!バーバリーの偽物の見分け方
憧れのバーバリーを手に入れる喜びは、本物であってこそ感じられる特別な体験です。流通するアイテムの中には残念ながら模造品も混在しており、誤って手にしてしまう悲劇は避けなければなりません。
ここでは、偽物の見分け方を見ていきましょう。
4-1.ポイント①:ロゴ・刺繍の粗さ
本物のロゴ・刺繍は、高密度に糸が打ち込まれており、指で触れるとしっかりとした厚みと立体感を感じ取れます。
対して偽物は、コスト削減のために糸の密度が低く、全体的に平坦な仕上がりになっているケースが大半です。特に「馬上の騎士(Equestrian Knight)」が持つ槍や盾の輪郭がぼやけていないか、細部まで鮮明に表現されているかを確認しましょう。
また、偽物は文字の太さが不均一だったり、刺繍の糸始末が雑で隣の文字と糸がつながっていたりすることが多く、全体的なバランスに違和感が生じます。ブランドを象徴する騎士と馬の描写においても、本物は馬の脚や騎士の装備が潰れることなく識別可能です。
4-2.ポイント②:タグ縫製の雑さ
首元や内側に縫い付けられたブランドタグは、真贋を見極めるための重要なポイントです。本物の縫製は非常に丁寧で、ステッチ(縫い目)が真っ直ぐ均一に走っているのが特徴です。もし縫い目が波打っていたり、糸がほつれて飛び出していたりする場合は、偽物の疑いを持つべきでしょう。
タグそのものの素材感や仕上がりにも注目したいポイントです。本物は肌触りの良い高品質な素材を採用しており、織り目もきれいに整っています。
本来見えにくい部分の仕上がりにこそ、ラグジュアリーブランドのこだわりが表れます。タグの取り付け部分を見て、縫い付けが雑で浮いていないか、生地に対して不自然に歪んでいないかを確認するだけでも、多くの粗悪品を回避できます。
4-3.ポイント③:金具・刻印の不鮮明さ
バッグの金具やトレンチコートのボタンに施された刻印は、製造品質の差が顕著に表れる重要な要素です。本物の刻印は、彫りが深く均一で、文字のエッジ(角)が鋭く立っているため、光を当てると文字の陰影がくっきりと浮かび上がります。対照的に、偽物の刻印はプレスが浅く、文字の輪郭がぼやけていたり、太さが不均一で溶けたように見えたりするのが特徴です。
実際に指でなぞった際、本物は滑らかでありながら文字の凹凸を明確に感じられますが、偽物は加工が粗くザラつきがあったり、逆に浅すぎてのっぺりとした感触だったりすることもあります。
ファスナーや金具の動作確認も有効な判断材料です。本物のファスナーは、噛み合わせが緻密で、抵抗なくスムーズに開閉できるのが基本です。偽物に見られるような「カチャカチャ」とした軽い操作音や、途中で引っかかるような違和感がある場合は注意が必要です。
5.現在のバーバリーに存在するブランドラインと代表的アイテム
英国の伝統と革新を体現し、世界中の人々を魅了し続けるバーバリー。かつては複数のラインに分かれていましたが、現在は統合され、より力強く洗練されたブランドへと進化を遂げました。
長く愛用できる名品を知ることで、あなたのワードローブに新たな彩りが加わるでしょう。
5-1.複数のブランドラインは現在「バーバリー」に統合
以前のバーバリーには、ランウェイ・コレクションラインの「プローサム」、トレンチコートなどの定番アイテムやビジネスウェアを中心としたクラシックな「ロンドン」、そして週末向けのカジュアルな「ブリット」といった複数のレーベルが存在していました。
しかし、2016年にすべて「バーバリー」に統一されています。この変更は、特定のカテゴリーに縛られず、自由にファッションを楽しみたいという現代のニーズに応えるためのものでした。
統合によってブランドのアイデンティティはより明確になり、選び手にとってもシンプルでわかりやすくなりました。トレンチコートの伝統的な製法はそのままに、デザインのバリエーションは広がりを見せています。
伝統を重んじつつも、常に新しい風を取り入れる姿勢こそが、今のバーバリーが持つ最大の強みと言えるでしょう。
5-2.メンズ:ロング ケンジントン ヘリテージ トレンチコート

バーバリーの代名詞ともいえるトレンチコートの中でも、端正で現代的な印象をつくりやすい定番モデルが「ケンジントン」です。ロング丈モデルは、着丈116cmと十分に長さがあり、着用すると膝まわりまで届くロングシルエットになります。
魅力の核にあるのは、創業者トーマス・バーバリーが1879年に考案し、1888年に特許を取得したとされる「コットンギャバジン」です。高密度に織られたギャバジンは、雨を弾きやすい撥水性と、蒸れを逃しやすい通気性を両立する素材として知られています。
裏地や襟裏にのぞくアイコニックなバーバリーチェックが、脱いだときまで印象を整えてくれる一着です。
5-3.ウィメンズ:ミディアム フレヤトート

日常使いに最適な機能美と、洗練されたデザインが融合した「ミディアム フレヤトート」。しっかりとしたマチがあり、書類やタブレットを収納できる実用性の高さは、働く女性にとって頼もしいポイントです。
前面に配されたマグネット開閉式のフラップポケットは、スマートフォンやパスケースなど、すぐに取り出したい小物を入れるのに重宝します。レザーのトップハンドルは、荷物をたくさん入れても持ちやすく設計されています。シンプルで使い勝手のいいデザインはオンオフ問わず、毎日のコーディネートを格上げしてくれるでしょう。
5-4.小物類:チェック カシミアスカーフ

首元を優しく包み込む「チェック カシミアスカーフ」は、バーバリーのクラフツマンシップが凝縮された逸品です。
素材には極上のカシミアを100%使用しており、その肌触りは驚くほど柔らかく滑らかです。冷たい風が吹く冬の朝、このスカーフを巻いた瞬間に感じるじんわりとした温もりは、一度体験すると手放せなくなるでしょう。
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6.【まとめ】バーバリーで大人のスタイルを格上げしよう!
バーバリーとバーバリーロンドンの違いを理解するポイントは、「本国のグローバルブランド」か「日本で展開されたライセンス品」かという点にあります。現行のバーバリーは英国本社が一元管理し、世界共通のラグジュアリーとして展開されています。
かつて存在した日本製バーバリーロンドンは、日本人の体型や気候に合わせた設計で、多くの人にとって実用性と憧れを両立した存在でした。
本記事にてご紹介させていただいた、違いや見分け方で自分に合ったアイテム探しに役立てていただければ幸いです。
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