「バーバリーは憧れのブランドだけど、自分に似合うのかわからない」という悩みを持つ人は少なくありません。ラグジュアリーブランドとしてのステータスを持ちながら、カジュアルからフォーマルまで幅広く展開するバーバリー。しかし、その多彩なラインやアイテムが、逆に選び方を難しくしていると感じたことはありませんか？

「自分の年齢に合っているのか」「どのラインを選べばいいのか」と多くの人が悩んでいるのではないでしょうか？この記事では、そんな疑問を解消するため、バーバリーがどの年齢層に合うのか、またラインごとの特徴やおすすめアイテムについて紹介したいと思います。

20代から40代以上まで、幅広い年代に対応するバーバリーの魅力を紹介したいと思います。バーバリーはその人の年齢や個性によって異なる魅力を引き出すブランドです。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

1.バーバリーとは？ブランドの歴史とデザインの特徴

アイコニックなトレンチコートやチェック柄で知られるバーバリー。どのようにして、このブランドが確固たる地位を築いたのでしょうか？その背景にある歴史とデザインについて紹介したいと思います。

1-1.トーマス・バーバリーの創業

出典：Burberry

バーバリーは1856年、イギリス南部のハンプシャー州ベイジングストークで誕生しました。創業者トーマス・バーバリーは、当時わずか21歳という若さで、自身の名を冠したブランドを立ち上げます。彼はもともと布地商人の見習いとして働いており、そこで得た知識や経験を活かし、実用的かつ革新的な衣服を作ることに情熱を注ぎました。

特に、イギリス特有の雨が多い気候に適した衣服を開発することが彼の目標でした。1879年、トーマス・バーバリーは「ギャバジン」という新しい素材を発明します。この生地は、撥水性と通気性を兼ね備えた画期的なものでした。従来の防水衣料はゴム引き素材が主流で、重く動きにくいという欠点がありましたが、ギャバジンはこれらの問題を解決しました。この素材は特殊な織り方によって水を弾きつつも空気を通すため、快適さと耐久性を両立しています。

1888年にはギャバジンの特許も取得され、この素材は後にバーバリーの代名詞となります。ギャバジンは農民や労働者だけでなく、冒険家や探検家にも愛用されました。その代表例として、ノルウェーの探検家ロアール・アムンセンが1911年に南極点到達を果たした際、バーバリー製の防寒着を着用していたことが挙げられます。また、エドワード7世（イギリス国王）が1900年代初頭にバーバリー製品を愛用し、「王室御用達」の称号を授けたこともブランドの信頼性向上に寄与しました。

1891年にはロンドン中心部のヘイマーケットに初の本社兼店舗を開設し、ブランドとしての地位を確立します。この店舗は現在でも「バーバリー本店」として知られています。さらに第一次世界大戦中には軍用コートとしてトレンチコートを開発しました。このアイテムは軍人たちから高く評価され、その後一般市場向けにも展開されることでブランドの知名度が一気に広がります。

こうしてトーマス・バーバリーは、自身の革新的なアイデアと技術力でブランドを成長させました。彼が築いた基盤は、その後も長く受け継がれ、現在では世界的な高級ファッションブランドとして広く知られる存在となっています。

1-2.象徴的なデザイン

出典：Burberry

バーバリーと聞いてまず思い浮かぶのが、トレンチコートとバーバリーチェックです。これらはブランドの象徴的なデザインとして知られ、多くの人々に愛されています。その背景には、それぞれ独自の歴史と特徴があります。トレンチコートは第一次世界大戦中に軍服として開発されました。「トレンチ」とは塹壕（ざんごう）を意味し、このコートは過酷な戦場環境で兵士たちを守るために作られたものです。そのデザインには肩章（エポレット）やDリングなど、軍服時代から受け継がれた実用的な要素が含まれています。

肩章は階級章や勲章を取り付けるために使われ、Dリングには装備品や地図ケースなどを吊るす役割がありました。また、防風性と撥水性に優れたギャバジン素材が使用されており、機能性と耐久性が両立しています。戦後、このコートは一般市場向けに改良され、現在では洗練されたファッションアイテムとして世界中で親しまれています。もう一つの象徴であるバーバリーチェックは1920年代に誕生しました。

当初、このチェック柄はトレンチコートの裏地として使用されていました。しかし、その独特なデザインが注目されるようになり、徐々に他の商品にも展開されていきます。このチェック柄はキャメル色の地に黒・白・赤で構成された格子模様で、「ヘイマーケットチェック」または「クラシックチェック」として知られています。1960年代にはバッグやスカーフなどアクセサリー類にも採用されるようになり、ブランドアイコンとして確立しました。

さらに、このチェック柄には多様なカラーバリエーションも登場しており、「ノヴァチェック」や「ハウスチェック」など、それぞれ異なるニュアンスで展開されています。これらのデザインは伝統的な要素を持ちながらも現代的な感覚を取り入れており、多くの人々から支持されています。

1-3.デザイナーによる変革

出典：Burberry

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、バーバリーは新しい時代への適応が求められる局面を迎えました。当時、ブランドイメージが古いという指摘もあり、大胆な改革によってその印象を刷新する必要があったのです。この変革期には経営陣とデザイナー陣による連携が重要な役割を果たしました。

まず注目すべき人物として挙げられるのがローズマリー・ブラヴォーです。彼女はCEOとして就任し、ブランド再生計画を推進しました。その一環としてクリエイティブディレクターにロベルト・メニケッティやクリストファー・ベイリーなど、有能なデザイナーを起用します。この時期には、「Burberry’s」から「Burberry」へのブランド名変更や、新ライン「Burberry Prorsum（プローサム）」の発表など、大胆なリブランディング戦略が実施されました。

「プローサム」はラテン語で「前進」を意味し、新しい方向性への意志が込められていました。特に2001年以降クリストファー・ベイリーによるデザイン改革は大きな注目を集めました。彼は伝統的な要素であるトレンチコートやチェック柄などを再解釈しながら、新しい顧客層にも訴求するモダンなコレクションを展開しました。また、広告キャンペーンではケイト・モスやエマ・ワトソンなど人気モデルや俳優を起用し、新世代へのアピールにも成功しています。

2018年にはリカルド・ティッシがクリエイティブディレクターに就任し、新たな時代へ向けたさらなる進化が始まりました。彼はストリートウェアと高級感を融合させた斬新なスタイルで注目されています。また、新ロゴやモノグラムパターンなども導入され、一貫したビジュアルアイデンティティ構築にも力を入れています。このように時代ごとの変化に対応しながらも伝統を守り続けてきたことこそ、バーバリー成功の秘訣と言えるでしょう。それぞれのデザイナーによって新しい価値観が加わりながらも、一貫して英国らしさや品質へのこだわりが保たれています。

2.バーバリーのブランドイメージと世間の評価

出典：Burberry

伝統を重んじながらも革新を続けるバーバリー。そのブランドイメージは、世間からどのように見られているのでしょうか？

2-1.世間から見たバーバリーのイメージ

バーバリーは、英国らしい上品さや伝統を感じさせるデザインが特徴です。機能性とファッション性を兼ね備えたアイテムが多くの人々に愛されています。そのため、「洗練されたブランド」「信頼できる品質」といったイメージで世間から広く認識されているのです。

また、バーバリーの製品はその耐久性や実用性にも定評があります。例えば、第一次世界大戦中にイギリス軍のために開発されたトレンチコートは、過酷な環境下でも使用できるよう設計されており、現在でもブランドの代表的なアイテムとして親しまれています。このような背景から、機能美を重視するブランドとしても知られています。

一方で、過去には「伝統的すぎる」「保守的なイメージが強い」といった意見もありました。しかし、2018年以降にリカルド・ティッシがクリエイティブディレクターに就任してからは、大胆なデザイン改革が進められています。ティッシの指揮の下で、ストリートファッションの要素を取り入れたコレクションが発表されるなど、新しい試みが注目を集めています。これにより、従来のクラシックなイメージだけでなく、現代的で洗練されたスタイルも取り入れるようになりました。

その結果、若年層を中心に新たな顧客層を獲得しつつあります。このような進化は、伝統を重んじながらも時代のニーズに柔軟に対応する姿勢を示しており、多くの人々から進化し続けるブランドとして評価されています。

さらに、環境問題への取り組みやサステナビリティにも力を入れており、その姿勢も世間から高く評価されています。製品の素材選びや製造過程で環境負荷を軽減する取り組みを行うなど、現代社会が求める責任あるブランドとしての地位も確立しています。

2-2.セレブリティの着用でさらに人気に

バーバリーは、多くの著名人やセレブリティによって愛用されてきたことで、ブランド価値をさらに高めてきました。特に映画やメディアで頻繁に取り上げられることが多く、それが一般消費者にも強い影響を与えています。たとえば、英国王室でも愛されており、エリザベス2世など王室メンバーがバーバリー製品を使用してきたことが、その格式と信頼性を証明しています。

近年では、リアーナやケンダル・ジェンナーといった世界的なセレブリティがバーバリーのアイテムを愛用している姿がSNSやメディアで頻繁に取り上げられています。特にトレンチコートやバッグなどのアイテムは、多くのファッション愛好家から注目されるだけでなく、「時代に合ったデザインと品質」を象徴するものとして評価されています。こうしたセレブリティによる着用は単なる宣伝効果にとどまらず、誰もが憧れるブランドというポジションを確立する役割も果たしています。

また、有名人による着用だけでなく、それを支えるマーケティング戦略も成功要因と言えるでしょう。新作コレクション発表時にはSNSやデジタルプラットフォームを活用し、大規模なキャンペーンを展開しています。これによって若者層へのアプローチにも成功し、新しい世代にも親しまれるブランドとして認知されています。このような戦略は単なる流行追随ではなく、伝統と現代性を両立させたバーバリーならではの手法と言えるでしょう。

3.バーバリーのブランドラインと対象年齢

出典：Burberry

バーバリーは、多様なライン展開を通じて幅広い層のファッションニーズに応えています。それぞれのラインには特徴的なデザインや対象年齢が設定されており、用途や好みに応じて選ぶことができます。以下では、ブランドラインについて見ていきましょう。

3-1.バーバリー ロンドン：エレガントな大人のためのライン

バーバリー ロンドンは、クラシカルで上品なデザインを追求したラインです。成熟した大人のために作られており、特に30代から40代の層に支持されています。このラインの特徴は、時代を超えて愛されるトレンチコートやスーツなど、フォーマルかつ機能的なアイテムが中心である点です。これらのアイテムは、日常のビジネスシーンや特別な場面でも活躍します。

デザインは伝統を重んじながらも現代的なアプローチが取り入れられており、シンプルながら洗練された印象を与えます。日本市場では過去に三陽商会がライセンス契約を結び、日本人向けにサイズやデザインを調整した製品が販売されていました。そのため、国内で流通していた製品には英国製と日本製が混在してますが、タグの色で見分けることが可能です。

現在ではライセンス契約が終了し、本国製品が主流となっています。バーバリー ロンドンは、伝統を重視する一方で現代的な感性を取り入れたデザインで、多くのファンに愛されています。

3-2.バーバリー プローサム：トレンドを先取りするファッションライン

バーバリー プローサムは、ブランド内で最も高級感のあるラインとして知られています。最新のトレンドを反映したアイテムが揃い、その本質は変わりません。このラインは特に20代後半から40代までのファッション感度が高い層に支持されており、特別なイベントやパーティーシーンで活躍することを想定したデザインが特徴です。

素材やディテールへのこだわりが強く、一部の商品は100万円を超えることもあります。これにより、高級感と独自性を求める顧客層にアピールしています。また、コレクション発表時にランウェイで披露されるアイテムが多く含まれており、ブランドのクリエイティブな方向性を象徴しています。バーバリー プローサムのアイテムは、その洗練されたデザインと品質から、他のラインとは一線を画す存在感を持っています。

3-3.バーバリー ブリット：カジュアルスタイルの定番

バーバリー ブリットは、カジュアルな日常使いを意識したラインです。リラックス感のあるデニムやTシャツなどが中心となっており、クールさと気軽さを兼ね備えたデザインが特徴です。価格帯も比較的手頃であるため、10代後半から30代前半までの若年層に人気があります。普段使いしやすいだけでなく、バーバリーらしいチェック柄などブランドの象徴的な要素も取り入れられているため、高級感も損なわれていません。

しかし、このラインは現在公式サイトでは展開されていない可能性があります。一部では廃止されたとの情報もあり、市場で見かけることが少なくなっています。それでも、カジュアルファッションとして多くの人々に愛されてきた歴史があるため、中古市場などでは今でも一定の需要があります。

3-4.バーバリー チルドレン：キッズ向けの洗練されたデザイン

0歳から14歳までの子供たちを対象としたラインです。このラインでは、高品質な素材と洗練されたデザインが特徴となっており、大人用ラインと同様にクラシカルな雰囲気を持ちながらも子供向けにアレンジされています。特別なお出かけや式典用として利用されることが多く、その上品さから親世代にも高い評価を得ています。

かつて、日本では三陽商会によるライセンス展開も行われていましたが、現在ではイギリス本国製品のみとなっています。そのため、日本国内で購入できるアイテムは限られているものの、その希少性からさらに価値が高まっていると言えるでしょう。単なる子供服という枠を超え、高級感と機能性を兼ね備えた特別な存在として認知されています。

3-5.ブラックレーベルとブルーレーベル：日本限定ラインの魅力

ブラックレーベルとブルーレーベルは、日本市場向けに展開された特別なラインです。ブラックレーベルは20代から30代の男性ビジネスマンをターゲットとしており、スタイリッシュで都会的なスーツやコートなどが中心でした。一方、ブルーレーベルは10代後半から20代半ばの女性向けに設計されており、フェミニンかつ可愛らしいデザインが特徴です。

それぞれ、日本人の体型や好みに合わせた設計になっていたため、多くの支持を集めました。2015年にはライセンス契約が終了し、それぞれ「ブラックレーベル・クレストブリッジ」「ブルーレーベル・クレストブリッジ」として独立しました。この変更後も、日本市場で根強い人気を誇っており、新しいブランド名でもその魅力は引き継がれています。日本独自の視点から生まれた特別なラインとして、多くの人々に親しまれてきました。

4.【年代別】バーバリーのおすすめアイテム

創業から続く伝統と革新を兼ね備えたアイテムは、世代を問わず多くの人々を魅了しています。ここからは、年代ごとにおすすめのバーバリーのアイテムを紹介したいと思います。

4-1.20代におすすめ

学生から社会人へライフステージが変わる20代。そんな日々に寄り添う、バーバリーの最適なアイテムを見ていきましょう。

4-1-1.プローサムのコットンフーディー

20代におすすめなのが、プローサムラインのコットンフーディーです。このアイテムは、カジュアルなパーカーながらも高級感を感じさせるデザインが特徴です。明るめのベージュカラーは、どんなコーディネートにも合わせやすく、性別を問わず使えるユニセックスな仕上がりとなっています。

さらに、このフーディーは「ラグジュアリーストリート」というトレンドを反映しており、カジュアルな装いに大人っぽさをプラスしたい方にぴったりです。デニムやスニーカーと合わせて普段使いすることもできますし、シンプルなパンツと組み合わせれば落ち着いた印象を演出できます。これにより、日常のスタイルを格上げしたい20代の方々に適した選択肢となっています。

4-1-2.ブルーレーベルのトートバッグ

このバッグはシンプルながらも機能性が高く、20代のライフスタイルに合った実用的なデザインが魅力です。ブラックカラーを基調とした落ち着いた見た目でありながら、ハンドル裏地にはチェック柄が施されており、控えめながらもブランドらしさを感じさせます。

シンプルだけどおしゃれという要素を重視する20代にぴったりです。日常使いだけでなく、おしゃれなカフェやショッピングなどにも気軽に持ち運べるため、一つ持っているだけで幅広いシーンで活躍します。

4-2.30代におすすめ

30代にふさわしいアイテムで、洗練されたスタイルを手に入れましょう。

4-2-1.ブラックレーベルのクレストブリッジマフラー

このマフラーは、ウールとカシミヤをブレンドした高品質な素材で作られており、暖かさと軽さを兼ね備えています。クレストブリッジ柄は、バーバリーの伝統的なチェックを基にしつつ、現代的なアレンジが加えられているため、クラシックでありながら若々しい印象を与えます。

また、このマフラーは秋冬の装いに彩りを加える鮮やかな色使いが特徴です。地味になりがちな寒い季節のファッションにアクセントを加えつつ、保温性も抜群。30代という年代にふさわしいエレガントさと実用性を両立したアイテムと言えるでしょう。

4-2-2.インパクトのあるバックパック

もう一つのおすすめは、バーバリーならではのデザインが光るバックパックです。TBモノグラム柄を取り入れたモデルは、ブランドの伝統と現代的なスタイルを融合させたデザインで、多くの支持を集めています。このバックパックはA4サイズの書類や日常的な持ち物がしっかり収まる実用性を備えているため、通勤やカジュアルな外出にも最適です。

さらに、TBモノグラム柄が存在感を放ちます。30代は仕事やプライベートで多忙な時期ですが、このような機能性とデザイン性を兼ね備えたバッグは、日々の生活をより快適でスタイリッシュにしてくれるでしょう。

4-3.40代以上におすすめ

40代以上のための、とっておきのアイテムを見ていきましょう。

4-3-1.バーバリーロンドンのショルダーバッグ

ブラックレザーを使用したショルダーバッグは、落ち着いた色合いと控えめなデザインが特徴です。ゴールドの金具がアクセントとなり、さりげなく高級感を演出します。

また、小ぶりなサイズ感でありながら必要最低限の荷物をしっかり収納できるため、日常使いからフォーマルな場面まで幅広く活躍します。このようなバッグはシンプルだからこそコーディネートに取り入れやすく、どんなスタイルにも自然に馴染みます。40代以上の方が持つことで、大人の余裕と洗練された雰囲気を一層引き立てるでしょう。

4-3-2.クラシカルなパーティドレス

出典：Burberry

このドレスは、シンプルながらも細部にまでこだわったデザインが特徴で、大人の女性にふさわしいエレガンスを提供します。黒を基調としたドレスは、無駄な装飾を省いたミニマルなデザインでありながら、高品質な素材と美しいシルエットが際立ちます。首元にはメタリックな装飾が施されており、控えめながらも華やかさをプラス。このようなデザインは、大人の女性ならではの落ち着きと気品を感じさせます。

さらに、体型を美しく見せる工夫が施されており、40代以上の方が持つ自然な魅力を引き出します。ウエスト部分が程よく絞られているため、スタイルアップ効果も期待できます。また、シンプルだからこそアクセサリーとの相性も良く、自分らしいアレンジが楽しめる点も魅力です。

5.バーバリーを選ぶ際のポイント

高級ブランドとして名高いバーバリーは、選び方に重要なポイントがあります。以下では、正規品とライセンス商品の見分け方、偽物への注意について見ていきましょう。

5-1.正規品とライセンス商品の見分け方

バーバリーの商品には、イギリス本社製造の正規品と日本国内で展開されていたライセンス商品の2種類があります。2015年にライセンス契約は終了しましたが、中古市場では現在も取引されています。正規品を見分けるには、まずタグのデザインを確認しましょう。正規品はベージュ色のタグに「BURBERRY」の文字が均一に配置されているのが特徴です。

対してライセンス商品は紺色のタグで、「BURBERRY BLACK LABEL」などの表記があります。製造国とサイズ表記も重要な判断材料となります。ライセンス商品は日本人の体型に合わせて作られているため、正規品とはサイズ感が異なります。オンラインショッピングでは特に、商品画像でタグの写真やサイズ表記を入念にチェックすることが欠かせません。

また、2000年にはブランドロゴが「Burberry’s」から「Burberry」へと変更されました。そのため、「Burberry’s」表記の商品は2000年以前の製造であり、この表記自体は偽物の証拠とはなりません。ただし、文字の配置や印刷の質なども併せて確認する必要があります。

5-2.偽物に注意！

世界的な人気を誇るバーバリーには、残念ながら数多くの偽造品が出回っています。確実に本物を手に入れるためには、以下の点に注意しましょう。まず、ロゴや字体の確認が重要です。本物の「BURBERRY」ロゴは文字の太さや大きさが均一で、印字も鮮明という特徴があります。偽物の場合、文字間隔が不揃いだったり、特に「R」の形状に違和感があることが多いです。

また、刺繍で施されたロゴの場合、本物は糸の質や縫製の精度が非常に高く、裏側の仕上がりまでしっかりとしています。タグの品質も重要な判断材料となります。本物のタグは高級感のある素材で作られており、縫い目も非常に丁寧です。組成タグ（洗濯表示ラベル）には必ず型番が記載されており、この情報は商品の本物かを判断する上で重要なポイントとなります。偽物の場合、タグ自体が安価な素材で作られていたり、縫製が雑だったりするほか、型番の記載がなかったり、印字が不自然に鮮明すぎる特徴があります。

購入場所の選択も偽物を避けるための重要なポイントです。正規販売店や公式オンラインストアでの購入が最も安全です。近年人気のフリマアプリやオークションサイトでは、偽物を掴まされるリスクが比較的高いため、できるだけ避けることをおすすめします。

6.バーバリーに関するよくある質問

バーバリーを手に入れる前に気になること、知りたいこと、きっとありますよね。ここでは、よくある質問をまとめました。

6-1.バーバリーを好きな男性はダサいと思われる？

バーバリーを好む男性がダサいと思われるかどうかは、人それぞれの価値観やファッションセンスによって異なります。しかし、バーバリーは1856年に創業されたイギリスの伝統あるラグジュアリーブランドであり、その歴史や品質、デザイン性から世界的に高い評価を受け続けています。特に、トレンチコートやチェック柄といったアイコニックなアイテムは、クラシックな魅力を持ちながら現代のスタイルにも調和するデザインが特徴です。

そのため、ブランドそのものがダサいと見なされることはほとんどありません。また、近年ではストリートファッションの要素を取り入れたコレクションも展開しており、若者から大人まで幅広い層に支持されています。こうした背景から、バーバリーを愛用することはむしろ洗練されたセンスの象徴とされることが多いです。

ファッションにおいて重要なのは、自分自身のスタイルに合ったアイテムを選び、全体のコーディネートを整えることです。どれほど高級なブランドでも、全体的なバランスが取れていなければ魅力的には映りません。一方で、自分の個性や好みに合った使い方をすれば、バーバリーのアイテムはその人の魅力を引き立てる強力なパートナーとなるでしょう。

6-2.人気のアイテムは何ですか？

特に人気が高いアイテムとして挙げられるのが、トレンチコートとチェック柄スカーフです。まずトレンチコートは、一着持っているだけでさまざまな場面で活躍し、フォーマルにもカジュアルにも対応可能な万能アイテムとして知られています。次にチェック柄スカーフは、上質なカシミヤ素材で作られており、その柔らかさと保温性から秋冬シーズンに特に人気があります。このスカーフはシンプルな装いにアクセントを加えるだけでなく、防寒具としても実用性が高いため、多くの人々に支持されています。

さらに、小物類も注目されています。財布やバッグなどの日常使いしやすいアイテムは、高品質でありながら実用的である点が魅力です。これらは自分用としてだけでなく贈り物としても選ばれることが多く、多くの人々に喜ばれる商品となっています。また近年では、ロゴ入りTシャツやスニーカーなどのカジュアルウェアも人気を集めており、これまで以上に幅広い層へアプローチしています。

このように、伝統的な魅力と現代的な要素が融合した多彩な商品ラインナップが揃っており、それぞれのライフスタイルや好みに合わせた選択肢が豊富です。

6-3.バーバリーの財布はどの年齢層に合う？

バーバリーの財布は、その洗練されたデザインと高品質な素材によって幅広い年齢層に適しています。シンプルで上品なデザインが多いため、20代から50代以上までさまざまな世代に愛用されています。若年層にはモノグラムやロゴ入りのデザインが人気であり、一方でミドル世代以上には落ち着いた色味やクラシックなチェック柄が好まれる傾向があります。このように幅広い選択肢が揃っているため、それぞれの年齢層やライフスタイルに応じた最適な一品を見つけることが可能です。

また、素材として使用されているレザーは耐久性が高く、使うほど手になじみ味わい深くなる点も魅力です。さらにコンパクトな二つ折りタイプやカード収納重視のミニマルデザイン、大容量のラウンドファスナータイプなど、多様なラインナップが用意されています。そのため、自分自身の日常生活やニーズに合わせて選ぶことができます。

プレゼントとしても人気があり、相手の好みや年齢層を考慮して選べば、高級感と実用性を兼ね備えた贈り物として喜ばれるでしょう。

7.【まとめ】あなたに合ったバーバリーを選ぼう！

バーバリーは、1856年にトーマス・バーバリーが創業したイギリスの伝統的ブランドで、革新的なギャバジン素材の発明から始まりました。特に第一次世界大戦で開発されたトレンチコートや、1920年代に生まれたバーバリーチェックは、ブランドの象徴として愛されています。

デザインの特徴は、機能性と上品さを兼ね備えた点にあり、現在も世界中のファッション愛好者に支持されています。また、バーバリーは幅広い年齢層に対応するブランドです。「バーバリー ロンドン」は30代から40代向けのクラシックなスタイル、「バーバリー プローサム」は20代後半から40代に向けた高級ラインでトレンドを意識したデザインが特徴です。「バーバリー ブリット」はカジュアル志向で10代後半から30代前半に人気です。

日本限定だった「ブラックレーベル」と「ブルーレーベル」もそれぞれ男性ビジネスマンと若年女性に人気とされています。自分の年齢層やライフスタイルに合ったラインのアイテムを選ぶことで、歴史と革新が融合したスタイルを楽しめるでしょう。ぜひ公式サイトや店舗で、バーバリーの魅力を楽しんでみてくださいね。