2025年9月30日
瑪瑙(メノウ)とは?石言葉・効果・色の種類を徹底解説!
宝石

瑪瑙という宝石をご存知でしょうか。宝石といえばダイヤモンドやルビーのように透き通って輝く石を思い浮かべる人が多いかもしれません。そのイメージで見ると、瑪瑙は少し地味に感じるかもしれませんね。
ですが瑪瑙は赤・青・緑など多彩な色合いを持ち、独特の縞模様によってひとつひとつ違う表情を見せてくれる魅力的な宝石です。色によって価値や石言葉、効果も異なり、個性豊かな魅力があります。
今回はそんな瑪瑙の知られざる魅力を詳しくご紹介します。多彩な種類の中から、きっとお気に入りの一石が見つかるはずです。
1.瑪瑙(メノウ)とは?

瑪瑙(メノウ)は、縞模様が特徴的な石英の仲間で、透明から不透明までさまざまな表情を見せる宝石です。ひとつの瑪瑙ができる過程で結晶の隙間にさまざまな物質が入り込み、その結果として独特の縞模様が生まれます。
定義は「微細な石英の結晶が集まり、縞模様が見えるもの」とされており、産地や色に厳密な区別はなく、世界各地で幅広く産出されています。英語では「アゲート」と呼ばれますが、古くはカルセドニーやジャスパーと混同されることも多く、その名残で誤って呼ばれている例も少なくありません。
見た目が似ていることから、ショップでも表示が曖昧な場合があり、「これは本当に瑪瑙なのか?」と疑問を持つことも必要でしょう。だからこそ、瑪瑙の基本的な性質や歴史、産地を知ることが大切です。
1-1.瑪瑙の歴史
古い歴史がある瑪瑙は、石器時代から人々に利用されていました。割れると先端が鋭利になるので刃物として使用されたり、鉢とすりこぎの材料としても用いられていたそうです。実用的な使用方法だけでなく、見た目の美しさから装飾品やお守りとして使用されることもありました。メソポタミア文明では身分を証明するための印章に加工したり、ローマでは細かな彫刻が施されたリングがとても人気だったそうです。
また、瑪瑙は宗教的にも大きな意味を持つ石でした。キリスト教では「モーセの十戒」で知られるモーセに与えられた胸当てにはめ込まれた「火の石」として瑪瑙が登場します。瑪瑙の一種であるサードオニキスという石は、聖なる都であるエルサレムの城壁に飾られました。サードオニキスは聖者ヤコブの象徴の石ともされ、神聖視されていたようです。
仏教でも瑪瑙は、金や銀などと並ぶ七つの大事なものである「七宝(しっぽう)」のひとつとされています。西洋でも東洋でも、瑪瑙が特別な位置にある石だというのがわかりますね。
1-2.瑪瑙の産地
瑪瑙は世界中で産出され、中国・ブラジル・インド・アメリカなどが代表的です。産地によって色合いや特徴が異なります。
ブラジルは最大の産地で、大きな塊が採れ、加工や染色によって鮮やかな色合いに仕上げられることが多く、インテリアにも用いられます。アメリカでは透明度が高いモンタナアゲートや、岩の内部に形成されるオレゴンサンダーエッグなど、個性豊かな瑪瑙が産出されコレクターに人気です。
インドは古くからの産地で、インダス文明の遺跡からも使用の痕跡が見つかっています。産出量は少ないものの、深みのある天然色が魅力です。
日本でも弥生時代から使用され、各地で勾玉が発掘されています。茨城や山形、島根、富山、北海道などで産出されましたが、現在は鉱山も閉山。とはいえ北海道・礼文島には「瑪瑙海岸」があり、今も採集を楽しむ人々が訪れています。
1-3.瑪瑙の名前の由来
瑪瑙はかつて「馬脳」と呼ばれていました。見た目が馬の脳みそに似ているということで、その名前がついたそうです。馬の脳みそといっても現代の多くの人はイメージできないと思いますが、おそらくその縞模様を見てその名前がついたのでしょう。馬脳から変化して、今では瑪瑙という感じが当てられています。
また、英語のアゲートはイタリアのシチリア島にあるachates(アカーテ)川が由来です。現在はディリッロ川と呼ばれるこの川の付近で瑪瑙が採れたことからついた名前のようです。
1-4.瑪瑙の価値
瑪瑙の価値はいくつかの要素で決まります。瑪瑙の産地の項でも少し触れましたが、産出量の多いブラジルやアメリカ産の瑪瑙は比較的安価です。
また、色によっても価値が異なります。グリーンの瑪瑙は産出量も少なく人気も高いことから高価になることが多いです。また、珍しいピンクやブルーの瑪瑙もコレクターに人気があります。
瑪瑙の特徴でもある縞模様も瑪瑙の価値に大きく影響します。直線的な模様よりも自然なカーブが美しいもの、縞がはっきりしているものが価値が高い瑪瑙です。縞模様の色合いやバランスもポイントですよ。また、瑪瑙は加工されたものだけでなく、インテリアとしての原石も多く流通しています。原石の場合は大きければ大きいほど、厚ければ厚いほど価値が高い瑪瑙と評価され、高価です。
1-5.染色された瑪瑙
瑪瑙は見た目の美しさを求めて染色されることがあります。
瑪瑙は小さな石英の結晶が集まってできた石です。ひとつの石でも目に見えないほど小さな穴がたくさん空いています。瑪瑙は穴が開いているので、染料を吸い込みやすく色が付きやすいのです。現在は染色技術も発達し、色が落ちにくい染色された瑪瑙があります。
染色した石の価値が気になるところですが、ジュエリーとしてよりも置物やインテリアとして使用されることが多い瑪瑙に関しては、芸術的な価値が上がることがあります。あくまでも見た目の美しさに重点を置いた評価がされるんですね。
2.瑪瑙(メノウ)の使用方法

さまざまな色がある瑪瑙は美しい宝石のひとつですが、そこまで知名度が高いわけではありません。「瑪瑙と聞いても実物を見たこともないし、詳しく知らない」「昔は勾玉として使われていたと聞いたことがあるけど、今はどんなふうに使われているんだろう?」「どこで売られているんだろう?」と思う人も多いでしょう。
瑪瑙はとても美しく、しかも安価で購入することができます。もちろん品質や大きさにもよりますが、品物によっては数千円程度で気軽に購入することも可能なので、知らないままではもったいないですよ。どんな商品があって、具体的にどんなふうに使用されているのか、詳しく見ていきましょう。
2-1.ジュエリー
品質の良い最高級の瑪瑙はジュエリーとして用いられます。シンプルなリングやネックレスに加工されることもありますが、代表的なのは「カメオ」や「インタリオ」です。
カメオは石や貝に彫刻を施してモチーフを浮かび上がらせる技法で、縞模様のある瑪瑙は彫ることで色の違いが際立ち、とても美しい仕上がりになります。貴婦人の横顔をモチーフにしたブローチやペンダントは有名ですね。
インタリオはその逆で、印鑑のようにモチーフを掘り下げる技法です。古代には印章として使われていた歴史があり、精巧な彫刻を施したものは今でも高い価値を持ちます。
現代では主流のジュエリーではないものの、ヴィンテージ品として流通しており、長い歴史を感じさせるアクセサリーとして今も人気があります。
2-2.パワーストーン
瑪瑙はジュエリーとしてよりも、パワーストーンとしてのイメージが強い石かもしれません。古くからお守りとして使われてきた歴史があり、今もその効果を期待して身につける人が多くいます。
本来パワーストーンとは特定の宝石を指すのではなく、自然から採れるすべての鉱石・宝石のことをいいます。ダイヤモンドやルビーといった高価なジュエリーも、本質的にはパワーストーンです。ジュエリー用には品質の高い石だけが使われますが、パワーストーンとしては見た目より石が持つ力が重視されるため、幅広い品質の石が利用されます。多少品質が劣っていても効果には問題がないとされています。
瑪瑙は色ごとに異なるパワーを持つとされる石で、まさにパワーストーンにふさわしい存在です。その効果については次の項で詳しくご紹介します。
2-3.インテリア
瑪瑙はその美しい見た目から、部屋の中に置いておくインテリアとして使用されることもあります。ある程度の大きさがあり、さらに染色しやすいというのもインテリアとして使用される理由のひとつです。美しい縞模様の瑪瑙は見ているだけで楽しいですし、立派な瑪瑙の置物がある家は立派な家だという印象を与えます。大きく迫力がある瑪瑙の置物は根強い人気がありますよ。
また、瑪瑙を薄くスライスしたプレートは安価で購入できるので、細かなアクセサリーやちょっとしたもの置いておいたり、コースターのように使用する人もいます。友人や知人の家を訪れた時に瑪瑙のコースターが出されたら、「おしゃれな人だな」「細かい所にも気を遣っている人なんだな」と思いますよね。そんなふうに気軽に使用できるのも、瑪瑙の良いところです。
3.瑪瑙の色・種類とそれぞれの効果・石言葉
瑪瑙は色や模様が豊富で、産地や加工方法によっても多彩な種類があります。その中から特に有名で人気のあるものを取り上げ、特徴やパワーストーンとしての効果、石言葉をご紹介します。
ただし覚えておきたいのは、瑪瑙は種類が非常に多く、すべてを把握するのは難しいということです。さらに瑪瑙でない石に「瑪瑙」という名前がつけられていたり、逆に瑪瑙なのに別名で呼ばれている例もあるため、見分けは容易ではありません。
また、瑪瑙は染色しやすい性質を持つため、鮮やかな色に加工されて流通していることも多いです。見た目の色だけで判断すると間違える可能性があります。さらに小さくカットされた場合、瑪瑙の特徴である縞模様が見えなくなり、カルセドニーなどと区別がつかなくなることもあります。縞模様がない=瑪瑙ではない、というわけではない点は覚えておくと安心です。
そのため私たち消費者は、表示や販売店の情報を確認しながら判断するしかありません。少なくともここで紹介する種類を知っておけば、実際にショップで目にしたときに役立ちます。「珍しい瑪瑙だ」と思ったときは、調べて確認する習慣を持つことで、後悔のない選び方ができますよ。
3-1.レッドアゲート(赤瑪瑙)

レッドアゲートは赤瑪瑙とも呼ばれる瑪瑙の一種です。深みのある赤い色が特徴的な石ですが、染色されより鮮やかな赤に調整されているものもあります。瑪瑙の特徴でもある縞模様が目立たないものもありますが、オレンジ色の縞模様が入っているものが多いです。
レッドアゲートの石言葉は「情熱」「勇気」です。情熱的な赤い色のレッドアゲートは「勝利を呼ぶ石」と言われ、勝負事に望むときにぴったりなパワーストーンです。困難に立ち向かう勇気を貰える石なので、積極的になりたい人におすすめですよ。
レッドアゲートはパールの母貝を加工したマザーオブパールと相性がいいと言われています。マザーオブパールはパールを包み込む優しいパワーを持つパワーストーンです。前向きなパワーを持つレッドアゲートを優しくサポートしてくれるでしょう。
3-2.ブルーアゲート(青瑪瑙)

ブルーアゲートは青瑪瑙とも呼ばれる石です。水色に近い淡いブルーのものから濃く深いブルーのものまで、幅広い色があります。パワーストーンとして加工されたものには縞模様が入っていないことも多いので、瑪瑙と気付かないかもしれませんね。透明度が高いブルーアゲートは、さわやかな雰囲気で人気があります。
石言葉は「冷静」「芸術性」です。持ち主の気持ちを落ち着かせ、冷静な判断をさせる石と言われています。またインスピレーションを高める効果もあるので、新しいアイデアを出したいのに煮詰まっている時などにおすすめです。
ブルーアゲートと相性がいいパワーストーンは、アイオライトです。アイオライトは見る角度によって、菫色、黄色、灰色と色を変える多色性を持っています。雲に阻まれていても太陽の位置を教えてくれることから船旅に欠かせない「道しるべの石」と呼ばれていました。アイオライトは持ち主を目標に向かって導いてくれる石なので、芸術性を高めてくれるブルーアゲートにぴったりです。創作で迷っている時に、持ち主にパワーを貸してくれるかもしれませんね。
3-3.グリーンアゲート(緑瑪瑙)

グリーンアゲートは緑瑪瑙とも呼ばれる石です。濃いグリーンの石もありますが、多くは染色されたもの。天然のグリーンの瑪瑙は淡いグリーンをしているものが多いです。特に天然のグリーンの瑪瑙は産出量が少なく高価になることもありますが、天然の淡いグリーンも染色された濃いグリーンもどちらも魅力があります。
石言葉は「調和」「成長」です。グリーンアゲートは周囲と調和し人間関係を円滑にする効果があると言われています。穏やかな気持ちで毎日を送りたい人にぴったりです。また、持ち主の成長を促す石とも言われていますが、それは決して急激な成長ではありません。いつのまにか自然と成長しているような、確実な成長をもたらす石です。
グリーンアゲートと相性がいいのは、同じくグリーンのエメラルドです。エメラルドは周囲に愛情を振りまく石と言われています。愛情の種類はさまざまで、夫婦や恋人への愛情だけでなく、友愛や敬愛などさまざまな愛情で持ち主の周囲を満たしてくれます。「調和」という石言葉を持つグリーンアゲートと組み合わせることで愛情にあふれる環境を作り出すサポートをしてくれるでしょう。
3-4.サードオニキス(紅縞瑪瑙・赤縞瑪瑙)

サードオニキスは紅縞瑪瑙または赤縞瑪瑙とも呼ばれる石です。オレンジから赤い色の瑪瑙に白い縞が入っています。サードオニキスはたくさんの種類がある瑪瑙の中でも唯一正式に8月の誕生石に制定された石です。キリスト教の聖書にも記載されているので、一番知名度のある瑪瑙かもしれません。サードオニキスは誕生石として多くの人に知られていますが、アゲートという名前がついていないので瑪瑙だと気付いていない人もいるかもしれませんね。ですが白い縞模様は、まさしく瑪瑙の特徴そのものという美しさをしています。
石言葉は「夫婦円満」「幸福」。サードオニキスは幸せな家庭を築く石と言われています。結婚する人や新築のお祝いとしてもぴったりです。また持ち主に活力を与える石でもあるので、自ら幸福を掴みに行きたい人にも良いでしょう。
サードオニキスと相性がいいのはカーネリアンです。カーネリアンは鮮やかな赤い色をしたパワーストーンで、水晶の仲間であるカルセドニーの中でも赤いもののことをいいます。つまり、同じく水晶の仲間である瑪瑙とは親戚のようなものなのです。とても近しい関係にあるカーネリアンとサードオニキスは、自然になじむ組み合わせと言えるでしょう。どちらもとてもポジティブなパワーを持っているので、努力して幸せになりたいという気持ちを後押ししてくれますよ。
3-5.ブルーレースアゲート(青縞瑪瑙)

ブルーレースアゲートは青縞瑪瑙とも呼ばれる石です。ブルーレースアゲートには縞というよりも、レースや波のような繊細な白い模様が入っています。他のアゲートとも違う雰囲気の模様で地の色であるブルーも美しいので、ブレスレットなどとして身につけるのが人気です。
石言葉は「友情」「交友関係」。人間関係を司る石で、自然な交友関係を持てるようになると言われています。周囲の人とコミュニケーションを取るのが苦痛だけど、本当は関わりを持ちたいという人におすすめの石です。
ブルーレースアゲートのパワーをサポートしてくれるのが、アクアマリンです。アクアマリンはブルーレースアゲートと同じく持ち主の人間関係を良くするパワーを持っています。しかもブルーレースアゲートもアクアマリンも水のようなイメージの優しいパワーなので、ふたつのパワーストーンを持っていても反発することがありません。入れられる器によってかたちを変える水のように相手に合わせた柔軟な対応ができるようになるでしょう。
3-6.モスアゲート(苔瑪瑙)

モスアゲートは苔瑪瑙とも呼ばれる石です。透明度の高いグリーンアゲートの中にクロ―ライトという鉱物が入り込み、その様子が苔や草のように見えることからモス(苔)アゲートと呼ばれています。石の中に庭園を閉じ込めたようにも見えるので、景観や景色という意味のランドスケープアゲートとも呼ばれる瑪瑙です。
石言葉は「心の栄養」「愛をはぐくむ」です。自然の中にいると癒されますよね。モスアゲートをまるで森林浴をしているように感じられますよ。またモスアゲートは自然とのつながりが強い石とも言われています。繁栄の意味を持つモスアゲートは、自然の中で木々が育つように家族の絆を強め、一家を繁栄させる石です。
そんなモスアゲートと相性がいいのが、グリーンのアベンチュリンです。アベンチュリンは水晶の中にフックサイトという物質が閉じ込められた石で、まるでラメを含んだように石の内部がキラキラして見えるのが特徴です。中でもグリーンのアベンチュリンにはストレスをやわらげる効果があります。「心の栄養」という石言葉を持つモスアゲートにぴったりの石ですね。
3-7.オニキス(黒瑪瑙)

オニキスは黒瑪瑙とも呼ばれる石です。真っ黒な石はパワーストーンとして知名度が高いのですが、瑪瑙とは思っていない人も多いでしょう。ですが実はオニキスは黒に白い縞模様が入った石で、白い模様がひっかき傷のように見えることから、ラテン語で爪という意味のオニキスという名前になりました。ごくまれに白い線が入ったオニキスが売られていることがあります。一見するとオニキスじゃないと思うかもしれませんが、白い線が入ったオニキスも間違いなくオニキス、瑪瑙の一種です。
石言葉は「魔除け」「別離」です。オニキスは悪いものと別れ、縁を切ることで穏やかな生活を持ち主にもたらします。オニキスは悪縁を着ることで良縁を結んでくれるパワーストーンなのです。人間関係をガラリと変えたいと思っている人にぴったりの石です。
オニキスと相性がいいのがクリスタル、水晶です。透明で向こうがすっかり見渡せる石は、パワーストーンの定番ですね。浄化の作用があり、持ち主の周囲の悪いものをすっかりなくしてくれると言われています。オニキスと組み合わせるとそれぞれの作用が働いて強い守りの効果が発揮されるので、周囲の人間関係で悩んでいるひと、足を引っ張られたり悪い影響を受けていると感じているひとはぜひこのふたつを組み合わせて持ってみてください。
3-8.アイアゲート(チベットアゲート・天眼石)

アイアゲートはチベットで産出される瑪瑙です。アイアゲートの色は黒やブラウン、レッドなどさまざま。特徴的な白い円形の縞模様が目のように見えることから、目を意味するアイアゲート、和名では天眼石と呼ばれます。チベットで初めて見つかったアイアゲートは、地面に落ちた状態だったため、天から落ちてきた石と信じられていました。それで天眼石という和名がついたそうです。
アイアゲートの石言葉は「お守り」です。その目で持ち主を周囲を見張り、悪いものから守ってくれると言われています。持ち主の周辺をよく見張り、悪いものは遠ざけてくれる効果がある石です。
アイアゲートと相性がいいのは、紫水晶とも呼ばれるアメジスト。アメジストは持ち主の霊感を上げてくれる石だと言われています。アメジストの効果で悪いものを察知できるようになり、避けることができるようになるでしょう。アイアゲートとアメジストを合わせて持つことで悪いことが起きる前に、先回りして危険から身を守れるようになると言われています。
4.瑪瑙と似た石
瑪瑙は水晶の仲間ですが、このグループには非常に多くの鉱石・宝石が含まれます。
代表的なのは紫色のアメジスト(紫水晶)や黄色のシトリン、ピンクのローズクォーツなど。これらは透明度が高く、瑪瑙と見間違えることはほとんどありません。
一方で、瑪瑙とそっくりで区別がつきにくい石もあります。代表的なのが カルセドニー、ジャスパー、ロードクロサイト の3種類です。色や質感が似ているため混同されやすく、ショップの表示でも曖昧なことがあります。
この項では、それぞれが瑪瑙とどこが似ていて、どう違うのか、見分けるポイントを解説していきます。
4-1.カルセドニー
カルセドニーは瑪瑙と同じく小さな石英が集まった水晶の仲間です。透明や半透明の石で、ホワイトやピンクなど、カラーバリエーションはさまざま。淡い色合いのものが多いという特徴があります。ブルーのカルセドニーはブルーアゲートに似た色味をしているので、一見すると見分けられないかもしれません。
カルセドニーと瑪瑙の一番の違いは、縞模様です。瑪瑙の一番の特徴である縞模様が、カルセドニーにはありません。どちらかが瑪瑙でどちらかがカルセドニーという時、片方だけに縞模様が入っていたらそちらが間違いなく瑪瑙と言えるでしょう。ところが現実はそう簡単ではありません。瑪瑙は加工して小粒になったときに縞模様が見えなくなるものも多いというのはご説明しましたよね。そうなってしまえば、瑪瑙かカルセドニーかを見た目で見分けるのはとても困難です。専門の鑑別機関に依頼すればどちらか分かるでしょうが、時間も料金もかかるためあまり現実的ではありません。購入する前にショップの表示をよく見る、分からなければ店員に質問して、それでも納得できなければ購入しないのが無難です。
4-2.ジャスパー
ジャスパーは瑪瑙やカルセドニーと同じ水晶の仲間で、見た目もとてもよく似ています。実はカルセドニーに不純物が多く混ざって固まったものをジャスパーと呼び、その種類によって色もさまざまに変化します。
中でも有名なのはレッドジャスパー。オレンジがかった赤色はレッドアゲートにも似ており、不純物の入り方によって縞模様のように見えることもあるため、見分けがつきにくい石です。
瑪瑙との違いは「透明感」。ジャスパーは不純物が多いため基本的に不透明で、瑪瑙のような澄んだ透明感はありません。また表面を磨くとつるりと輝いて見えることもありますが、模様は瑪瑙のような自然な曲線ではなく、直線的・不規則な印象です。見分けるポイントは、この透明感と模様の特徴に注目することですね。
4-3.ロードクロサイト
ロードクロサイトはカルセドニーやジャスパーとは異なり、水晶系ではなくマンガンを主成分とする鉱物です。アメリカ三大希少石のひとつとされ、産出量が少なく高価な宝石で、上質なものはジュエリーとして扱われます。濃いピンク色が特徴で、磨かれた石は瑪瑙とは似ていません。
ただし原石の状態では、淡いピンクの縞模様が入り込むことがあり、瑪瑙とよく似て見えることがあります。その姿から「インカローズ」とも呼ばれ、バラのような華やかさを持つ石です。
見分けるポイントは色のバリエーション。ロードクロサイトは基本的にピンク系のみで、瑪瑙のような多彩なカラーはありません。また、価格も瑪瑙より高い傾向があるため、色味と値段を意識すれば判別の目安になります。
5.【FAQ】瑪瑙に関するよくある質問
最後に、瑪瑙に関するよくある質問にお答えします。
5-1.瑪瑙に誕生石としての効果はある?
誕生石は1月から12月まで各月を象徴する宝石で、日本では1958年に制定され、2021年の改訂で現在29種類が定められています。
結論から言うと、瑪瑙そのものは誕生石ではありません。ただし、瑪瑙の一種である「サードオニキス」だけは8月の誕生石に選ばれています。サードオニキスは聖書にも記される特別な石で、古くからお守りとして重視されてきました。
誕生石の効果は2つあるとされます。ひとつは、その月に生まれた人を一年中守る効果。もうひとつは、生まれ月に関係なく、該当する月に身につけると守ってくれる効果です。つまり、8月生まれの人は一年中、そうでない人も8月にサードオニキスを身につけるとお守りになると言われています。
5-2.瑪瑙に偽物はある?
宝石に偽物はつきものですが、瑪瑙にも存在します。価格は比較的手頃な石ですが、大きさや品質によっては高値がつくため、残念ながらガラスや樹脂を使った偽物が出回ることもあります。見た目は非常に巧妙に作られているため、ぱっと見では本物と区別がつかないことも少なくありません。
ただし、本物の瑪瑙は持つとずっしりと重みがあり、さらに触れた時にひんやりとした感覚があります。対して偽物は軽く、熱伝導の違いから冷たさも感じにくいのが特徴です。
とはいえ、実際に本物を手にしたことがなければ判別は難しいもの。やはり一番の方法は、多くのショップで実物を見たり触れたりすることです。経験を積むことで、自然と感覚が養われ、瑪瑙や他の天然石についても理解が深まっていきますよ。
5-3.瑪瑙は宝石なの?
ダイヤモンドやルビーのようにキラキラ輝く石を「宝石」とイメージする人からすると、瑪瑙を見て「本当に宝石なの?」と思うかもしれません。ですが、瑪瑙は歴とした宝石です。
宝石と呼ばれるには「美しさ・希少性・耐久性」という3つの条件があります。瑪瑙は古代から装飾品に使われてきた美しさを持ち、道端に転がっている石ではなく採掘して得られる点で希少性もあります。硬度はモース硬度6.5〜7ほどで、水晶やトルマリンと同程度。日常使いできる十分な耐久性を備えています。
ただし、ダイヤモンドやルビーのような「貴石」ではなく、分類上は「半貴石」にあたります。貴石と半貴石の境界はあいまいですが、一般的に世界四大宝石(ダイヤモンド・ルビー・エメラルド・サファイア)以外は半貴石とされることが多いのです。
つまり瑪瑙は宝石に間違いありませんが、煌びやかな貴石とはまた違った存在。素朴で温かみのある魅力を持つ宝石、と考えるとわかりやすいでしょう。
6.まとめ
今回は瑪瑙の基本的な性質や歴史、産地、使い方、豊富な種類や色ごとの特徴、石言葉や効果、さらに似た石との違いまで幅広くご紹介しました。
瑪瑙は水晶の仲間で、極小の結晶が集まってできた宝石です。形成の過程で入り込む成分によって多彩な色や縞模様が現れ、その個性的な姿が魅力となっています。古代から刃物や装飾品、お守りに用いられ、現代ではジュエリーやパワーストーン、インテリアとしても人気です。
赤・青・緑など色のバリエーションは豊富で、透明度も石によって異なります。最大の特徴は縞模様ですが、カットの仕方によっては模様が消えてしまい、他の石と区別がつきにくくなることもあるので注意が必要です。
華やかに輝くダイヤモンドやルビーとは違い、瑪瑙は自然が描いた模様や色合いに温かみがあります。時には染色で好みの色に仕上げられる点も楽しみのひとつでしょう。
素朴で奥深い瑪瑙の魅力を、ぜひ実際にショップで手に取って感じてみてください。
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