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2025年12月05日

18金は金属アレルギーを引き起こす!?原因・症状・対処法を解説!

金・貴金属について

金属アレルギーに悩む人は少なくなく、アクセサリーを選ぶときに「自分に合う素材なのか」が気になるところです。なかでも18金は、ジュエリーやピアスなど幅広く使われているため、「安心して使えるのか」「アレルギーの心配はないのか」と疑問に思う人も多いでしょう。本記事では18金と金属アレルギーの関係について、原因やリスクの高い素材、なりにくい素材、症状や対処法まで順番に解説していきます。アクセサリーなどの素材選びの参考となれれば幸いです。

1.18金(K18)は金属アレルギーを引き起こす原因になる?

18金は純度75%の金に銀や銅などを混ぜて作られるため、「絶対に安全」とは言い切れません。純金(24金)はほとんどアレルギーを起こさないとされていますが、18金は割金が含まれることで反応する人が一定数います。つまり、18金も金属アレルギーの原因になる可能性があるのです。

※割金とは…金の強度や色合いを調整するために混ぜられる金以外の金属のこと。銀や銅、パラジウムなどが代表的で、これらがアレルギーの原因になる場合があります。

ただし、10金や14金のように金の含有量がさらに少ない素材と比べると、18金はリスクが低めです。金の割合が高いほど安定した素材になるため、ジュエリーに使われる金の中では「比較的安心」とされる位置づけになります。

結論として、18金は「人によってはアレルギーが出ることもあるが、純度が低い金よりは安心度が高い素材」と覚えておくとよいでしょう。

2.18金で金属アレルギーが引き起こる原因

18金は「比較的安心」といわれながらも、実際にアレルギーを起こす人がいます。その理由は主に3つ。素材に混ざる金属の影響、日常生活での環境、そして個人の体質です。それぞれを見ていきましょう。

2-1.割金(金以外の金属)が含まれている

18金は金の純度が75%で、残りの25%に銀・銅・パラジウムなどが混ぜられています。

本来、金自体は非常に安定した金属でアレルギーを起こしにくいのですが、この割金が原因で肌に反応が出るケースがあります。たとえば銅に敏感な人はピンクゴールドのアクセサリーで肌荒れを起こしやすいですし、パラジウムはホワイトゴールドに使われることが多く、こちらも注意が必要です。つまり、18金でアレルギーが出る人の多くは、金ではなく「一緒に混ぜられている金属」に反応しているといえます。

2-2.汗や皮脂で金属が溶け出すため

日常的に身につけるアクセサリーは、汗や皮脂、摩擦の影響を受けます。金属は安定した素材に見えても、汗に含まれる塩分や皮脂の成分と反応して、微量ながら溶け出すことがあります。このとき発生する金属イオンが皮膚に触れると、免疫が「異物」と判断してかゆみや赤みなどを引き起こすのです。特に夏場の屋外やスポーツ中、長時間の着用で汗がたまりやすい状況では発症リスクが高まります。指輪やピアスのように肌に密着するアイテムは通気性が悪く、汗がこもりやすいため、症状が出やすい部位といえるでしょう。

2-3.体質や肌の状態による影響

金属アレルギーは「必ず起こるもの」ではなく、体質によって差があります。もともと敏感肌の人や、過去にニッケルなど他の金属でアレルギー反応を経験したことがある人は、18金でも出やすい傾向があります。また、肌のバリア機能が弱まっているときも注意が必要です。乾燥してひび割れていたり、傷や炎症があると、普段なら反応しない程度の刺激でも症状が出てしまいます。さらに、体調不良やホルモンバランスの変化で一時的に敏感になる場合もあります。同じ18金を使っていても「今日は大丈夫」「別の日はかゆくなった」といったことが起こるのです。

3.金属アレルギーになりやすい素材一覧

金属アレルギーの反応が出やすい素材は、日常で触れる機会が多いほど注意が必要です。以下に挙げる素材は、成分や構造の性質上、肌トラブルにつながりやすくなります。理由とあわせてチェックしていきましょう。

3-1.純度が低い金(10金・14金など)

金製品は「K◯◯」という刻印で純度を表します。Kはカラットを意味し、数字が大きいほど金の割合が高いことを示します。24金(K24)が純金で、含有率は99.9%以上。18金(K18)は金が75%。それに対して10金(K10)は約42%、14金(K14)は約58%しか金を含んでいません。残りは銀や銅、ニッケル、パラジウムなどの金属です。

金属アレルギーの原因は、この「金以外の部分」にあります。純度が低いほど混ざる金属の割合が増えるため、アレルギーを起こすリスクが高まります。特にニッケルや銅は反応しやすい代表的な金属で、汗や皮脂と触れることで溶け出し、肌に刺激を与えることがあります。

10金や14金は硬さがあり傷つきにくいことから、普段使いの指輪やアクセサリーに広く使われています。しかし「純度が低い金=耐久性は高いがアレルギーのリスクも高い」という特徴を理解しておくことが大切です。

3-2.ホワイトゴールド(割金に含まれるパラジウム)

ホワイトゴールドは、その名の通り白っぽい色味を持つ金合金です。本来の金は黄色ですが、パラジウムやニッケルといった白い金属を混ぜることで色を変えています。見た目がプラチナに似て上品に仕上がるため、婚約指輪や結婚指輪などにもよく使われる素材です。

ただし注意したいのが、この「割金」に使われるパラジウムやニッケルです。これらは金属アレルギーを引き起こしやすい代表的な金属で、敏感な人は赤みやかゆみを感じやすくなります。

さらに、多くのホワイトゴールド製品は表面にロジウムという金属でコーティングが施されています。最初はロジウム層が肌と直接触れるため安心ですが、長年使うと摩耗して下地の合金が露出し、そこでアレルギーが出るケースも少なくありません。見た目がプラチナに似ているからといって、安心して良い素材とは限らないのです。

3-3.ピンクゴールド(割金に含まれる銅)

ピンクゴールドは、赤みがかった上品な色合いが特徴の金合金です。落ち着いた雰囲気があり、ジュエリーの中でも人気の高いカラーですが、この色を生み出しているのは銅を多めに混ぜているためです。

銅は金属アレルギーを引き起こしやすい金属の一つで、汗や皮脂に触れることで表面から微量に溶け出し、肌に刺激を与えることがあります。特に夏場や湿度の高い環境では、肌が反応しやすくなるケースがあります。いくら色味がキレイでも自分の体質に合うかどうかを見極めて選ぶことが大切です。

3-4.シルバー

シルバー製アクセサリーには、一般的に「シルバー925(SV925)」と呼ばれる合金が使われています。これは銀92.5%に対して、残り7.5%として主に銅など別の金属が含まれています。この銀を除く素材が金属アレルギーの原因となることがあり、シルバー925は人によって反応が出る場合があります。シルバーは空気中の成分と反応しやすく変色が起こる素材で、表面の状態が変化することで金属が溶け出しやすくなる可能性があります。使用頻度や体質によってはシルバーに触れることで肌が刺激を受ける場合があるため、敏感な人は注意が必要です。

3-5.ニッケル合金

ニッケルは、金属アレルギーの原因となる代表的な金属の一つです。硬度が高く耐久性に優れていることから、日常の金具やアクセサリーパーツに使用されることがありますが、ニッケルにアレルギー反応を持つ人は少なくありません。汗や皮脂に触れることでニッケルが溶け出しやすい性質があり、ピアスやネックレスの金具など、肌に直接触れる部分に使われると反応が出る人がいます。特に欧州ではニッケルによるアレルギーが多いことから、製品に使用できるニッケル量に規制が設けられている国もあります。敏感肌やアレルギー体質の人はニッケル合金に注意が必要です。

3-6.真鍮

真鍮は銅や亜鉛を主成分とする合金で、アクセサリーや雑貨、楽器など幅広く使用されている素材です。構成金属である銅や亜鉛は、金属アレルギーの原因となる場合があります。真鍮は空気や汗に触れることで酸化し、表面の色が濃くなったり変色することがありますが、この変化の過程で金属が溶け出す可能性があります。アクセサリーとして使用した場合、体質によっては真鍮が直接肌に触れることで、赤みやかゆみといった反応が生じることがあります。価格や加工性の面で広く使われる素材ですが、敏感な人は慎重に選ぶ必要があります。

3-7.メッキ製品

メッキ製品は、金属の表面に薄い金属層を施した加工のことで、アクセサリーでは一般的に用いられています。メッキ層が無傷な状態では下地の金属が肌に触れませんが、使用を重ねることで摩耗し、メッキが剥がれると下地の金属が露出することがあります。下地にはニッケルや真鍮など、金属アレルギーの原因となり得る金属が使われていることがあり、メッキが摩耗することで反応が出る場合があります。また、メッキの厚さや耐久性は製品によって異なり、薄いメッキ加工のものは摩耗しやすい傾向があります。長期間の使用や汗・摩擦が加わる環境では、メッキ製品が金属アレルギーのリスクとなることがあります。

金属アレルギーのリスクがある素材にはそれぞれ特徴があり、自分の体質によって反応の出やすさが変わります。普段どのような金属に触れているかを把握することで、肌トラブルを防ぐことにつながります。続く4章では、反対に金属アレルギーになりにくい素材について詳しく見ていきます。

4.金属アレルギーになりにくい素材一覧

金属アレルギーを避けたい人にとって、「どの素材なら安心して使えるのか」は知りたいところですよね。素材によってアレルギー反応の出やすさは大きく異なり、金属そのものの性質が肌への影響を左右します。ここでは、一般的に金属アレルギーのリスクが低いとされる素材を紹介します。

4-1.純金

純金(24金・K24)は、金の含有率が99.9%以上の素材です。金は金属アレルギーを起こしにくい金属として知られており、不純物がほとんど含まれない純金は特に反応が出にくい素材です。ただし、非常に柔らかい性質を持つため、アクセサリーとして使用される頻度は18金よりも少なく、アイテムによっては変形しやすい点があります。金属アレルギーのリスクという観点ではもっとも安心度が高い素材のひとつです。

4-2.チタン

チタンは医療分野でも使われる金属で、金属アレルギーが起こりにくい素材として広く知られています。酸化しにくく、汗や皮脂と反応しにくい特性を持ち、肌への刺激が少ないのが特徴です。また、軽量で強度が高いため、ピアスや腕時計など幅広いアイテムに使用されています。金属アレルギーを持つ人が選ぶ素材として一般的で、日常的に安心して使える金属のひとつです。

4-3.プラチナ

プラチナは耐久性が高く、変色しにくい貴金属です。プラチナ950(95%プラチナ)など、高純度で使用されることが多い点も特徴です。肌への反応が出にくい素材として、結婚指輪や婚約指輪をはじめ一生もののジュエリーとしても広く選ばれています。長期間身につけたいジュエリーには最適な素材と言えるでしょう。

4-4.ステンレス

ステンレスは、鉄にクロムやニッケルなどを加えた合金です。種類によって成分比が異なりますが、「サージカルステンレス」と呼ばれる医療用グレードのステンレスは金属アレルギーが起こりにくい素材として知られています。腐食しにくく、汗や水にも強いため、日常的に身につけるアクセサリーにも多く使われています。ただし、金属アレルギーのある人は種類によって反応する可能性があるため、購入前に成分表記を確認することが大切です。

5.18金による金属アレルギーの主な症状

18金は比較的アレルギーが起こりにくい素材ですが、割金に含まれる金属によって反応が出る場合があります。金属アレルギーの症状は人によって異なりますが、大きく分けると「全身性」と「接触性」の2種類があります。ここでは、18金でアレルギーが起きた場合に見られる代表的な症状について解説します。

5-1.全身性金属皮膚炎

全身性金属皮膚炎は、金属が体内に吸収されることで全身に症状が現れる皮膚炎です。金属がイオン化し、体内に取り込まれることで反応が起こり、身につけている部位だけではなく離れた場所にも湿疹やかゆみが生じる場合があります。歯科金属やアクセサリーなどで発症することがあり、原因金属を身につけている間は症状が続くことがあります。18金に含まれる割金(銀・銅・パラジウムなど)が体質に合わない場合に起こる可能性があります。

5-2.接触性皮膚炎

接触性皮膚炎は、金属が触れている部分の皮膚に限定して症状が現れるタイプのアレルギーです。赤み、かゆみ、湿疹などが主な症状で、アクセサリーが長時間皮膚に触れることで反応が出やすくなります。汗や皮脂によって金属がイオン化しやすい環境になると症状が起こりやすく、ネックレス、ピアス、指輪など日常的に身につけるアイテムで発症することがあります。18金の場合も、稀に割金に含まれる金属が皮膚に反応することで発症することがあります。

6.18金で金属アレルギーが起きた場合の対処法

18金のアクセサリーを使用していて、赤みやかゆみなどの症状が現れた場合は、まず原因となっているアクセサリーを外し、肌への刺激を避けることが重要です。症状が軽い場合でも、継続して身につけると反応が強くなる可能性があります。症状が治まらない場合や湿疹が広がる場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けることが推奨されます。医師の診断によって、原因となっている金属を特定するためのパッチテストを行うこともあります。

また、18金で反応が出た場合は、割金として使用されている金属に反応している可能性があります。今後アクセサリーを選ぶ際は、更にアレルギー反応が起こりにくい、純金、プラチナ、チタン、サージカルステンレスなどに切り替えることで再発の予防につながります。ピアスなどのアイテムでは、キャッチやポスト部分のみ別素材を使用している場合もあるため、必ず細かい部分の素材も確認することが大切です。

7.【FAQ】18金と金属アレルギーに関するよくある質問

18金と金属アレルギーに関しては、素材ごとの違いや体質によって疑問が生じることが多くあります。ここでは、アクセサリー選びの際によく寄せられる質問を取り上げ、基本的なポイントを整理します。

7-1.18金のピアスはアレルギーになりやすい?

18金は金の含有率が75%で、金属アレルギーが起きにくい素材とされていますが、残り25%の割金に反応する場合があります。ピアスは皮膚に直接触れる面積が小さく、汗が溜まりやすいことから、他のアクセサリーよりもアレルギー反応が起こりやすい傾向があります。18金のピアスでも、体質によっては赤みやかゆみが出ることがあるため、症状がある場合は使用を控える必要があります。

7-2.金属アレルギーだけどプラチナは大丈夫?

一般的にプラチナは金属アレルギーが起こりにくい素材とされ、高純度で使用されることが多いため、肌トラブルが起こりにくい点が特徴です。ただし、プラチナの純度が低い場合や、割金として他の金属が含まれている製品では体質によって反応が出る可能性があります。プラチナを選ぶ際は「Pt900」や「Pt950」など純度が高いものを選ぶことで金属アレルギーのリスクを抑えることができます。

7-3.24金(K24)は金属アレルギーにならない?

24金(純金)は金の含有率が99.9%以上で、不純物がほとんど含まれないため、金属アレルギーを起こしにくい素材とされています。金そのものはアレルギー反応を起こしにくい金属であり、純金はもっとも安全性が高い素材の一つです。ただし、アクセサリーとしては非常に柔らかいため、日常的に使用されるジュエリーでは18金が選ばれることが多く、24金のアイテムが限られる点があります。

8.まとめ

18金は金の含有率が75%と高く、金属アレルギーが起こりにくい素材とされていますが、割金として銀・銅・パラジウムなどが含まれるため、体質によっては反応が出る場合があります。金属アレルギーのリスクは、素材の種類や純度によって大きく変わり、10金や14金、ニッケル合金、真鍮、メッキ製品などは反応が起こりやすい素材として知られています。一方で、純金、チタン、プラチナ、サージカルステンレスなどはアレルギーが起きにくい素材で、アクセサリー選びの選択肢になります。

もし18金を身につけていて症状が出た場合は、使用を中止し、必要に応じて皮膚科を受診することが大切です。症状の原因となる金属を特定することで、今後の素材選びにも役立ちます。自分の体質に合った素材を理解し、安心して使用できるアクセサリーを選ぶことが、金属アレルギーのトラブルを防ぐポイントになります。

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