2025年10月20日
スターリングシルバーとは?シルバー925との違いや金属アレルギーのリスクについて解説!
金・貴金属について

アクセサリーの素材としてよく目にする「スターリングシルバー」。上品な輝きとほどよい重みがあり、長く愛用できる素材として人気を集めています。ただ、名前は知っていても「シルバー925と何が違うの?」と思う人も多いはずです。
スターリングシルバーは、見た目の美しさだけでなく、使い心地や耐久性にも優れた魅力を持つ素材。この記事では、その特徴やメリット・デメリット、そしてお手入れ方法まで、わかりやすく紹介していきます。
目次
1.スターリングシルバーとは?

スターリングシルバーとは、銀を92.5%、残りの7.5%に銅のみを混ぜ合わせた銀合金のことを指します。シルバー925と同じ純度を持ちながら、割金(わりがね)に銅以外の金属を使用していないものだけが「スターリングシルバー」と呼ばれます。
日本ジュエリー協会でもこの定義が採用されており、時効硬化と呼ばれる特性により、使い続けることで徐々に強度が増していく点が特徴です。英語の“sterling”には「純粋な」「真正の」という意味があり、その名の通り、混じりけのない品質を表しています。美しい光沢と高い耐久性を兼ね備えているため、ティファニーなどのハイブランドでも広く採用されています。スターリングシルバーは、見た目の美しさだけでなく、素材そのものに信頼性と長く愛用できる魅力があるのです。
2.シルバー925とは?
シルバー925とは、銀の純度が92.5%で作られた銀合金のことを指します。銀の純度は1000分率で表され、純銀を「シルバー1000」としたとき、925はそのうち92.5%が銀で構成されているという意味になります。残りの7.5%の割金(わりがね)には、主に銅が使用されますが、製品によってはニッケルや亜鉛、アルミニウムなどが加えられることもあります。これらの金属を混ぜることで、純銀よりも硬く、傷つきにくい特性を持たせることができます。
スターリングシルバーと同様に92.5%の銀を含みながらも、割金の種類によって性質や色味にわずかな違いが生まれるのがシルバー925の特徴です。
3.スターリングシルバーとシルバー925の3つの違い

スターリングシルバーとシルバー925はどちらも銀を92.5%含む合金ですが、細かく見ると素材の組成や性質に違いがあります。特に「割金(わりがね)」「時効硬化」「刻印表記」の3つは見逃せないポイント。それぞれを理解しておくことで、アクセサリーを選ぶ際の目安にもなります。
3-1.割金の違い
最も大きな違いは、混ぜられている金属の種類です。
スターリングシルバーは、銀92.5%に対して残りの7.5%がすべて銅で構成されています。一方のシルバー925は、銅以外にもニッケルや亜鉛、アルミニウムなどが割金として使用される場合があります。銅のみを使うスターリングシルバーは、より純度が高く柔らかな色味が特徴。対してシルバー925は、割金の種類によって色合いや硬さがわずかに異なります。
3-2.時効硬化の違い
スターリングシルバーは「時効硬化」と呼ばれる性質を持ち、使い続けることで徐々に硬度が増していく特徴があります。これは銀と銅の分子が時間の経過とともに安定した結晶構造を作るためで、強度が上がり、変形しにくくなる効果があります。シルバー925にも似た特性はありますが、割金に他の金属が含まれることでこの性質が弱まる場合があります。そのため、スターリングシルバーの方が経年による耐久性に優れているといわれています。
3-3.刻印や表記の違い
刻印や表記にも僅かに違いがあります。スターリングシルバーには「STERLING」や「925」と刻まれていることが多く、これは銀の含有率が92.5%以上であることを示す印です。一方、日本では「SV925」や「SILVER925」と表記されるケースもあります。しかし、これらはすべて銀の純度を表す刻印であり、刻印だけで割金の種類まで判断することはできません。購入時は刻印とともに、販売元が提示する素材表示を確認するのがおすすめです。
4.スターリングシルバーのメリット
スターリングシルバーが多くのジュエリーブランドで選ばれているのは、素材そのものに優れた特性があるからです。見た目の美しさだけでなく、扱いやすさやコスト面でもバランスがよく、普段使いのアクセサリーにぴったりの素材といえます。ここでは、スターリングシルバーが持つ3つの主なメリットを紹介します。
4-1.錆びることがない
スターリングシルバーは金属の中でも錆びにくい素材です。鉄のように酸化してボロボロになることはなく、空気中の硫黄成分によって黒ずむ「変色」はあっても、それは表面反応にすぎません。磨くことで元の輝きを取り戻せるため、長年使用しても美しさを保てます。水や汗に触れてもすぐに錆びることはなく、日常的に安心して使える点も大きな魅力です。
4-2.硬度が高くアクセサリーに最適
銀そのものは柔らかい金属ですが、スターリングシルバーは銅を加えることで適度な硬さを持たせています。そのため変形しにくく、リングやネックレスなどの細かなデザインにも向いています。時効硬化によって使うほど丈夫になる性質もあり、繊細な見た目とは裏腹に耐久性が高い素材です。日常使いのアクセサリーとしても安心感があります。
4-3.高品質ながら手頃な価格で楽しめる
スターリングシルバーは、金やプラチナと比べて手に取りやすい価格でありながら、本格的な輝きと重厚感を楽しめる素材です。ジュエリーブランドでも多く採用されており、高級感とコストパフォーマンスの両方を求める人に選ばれています。磨けば何度でも輝きを取り戻せるため、長く使うほど愛着が増すのも魅力のひとつです。
5.スターリングシルバーのデメリット
美しい輝きと扱いやすさが魅力のスターリングシルバーですが、注意しておきたい点もいくつかあります。どんな素材にもメリットとデメリットがあり、特徴を理解しておくことでより長く楽しむことができます。ここではスターリングシルバーの代表的な3つのデメリットを紹介します。
5-1.変色や黒ずみが発生することがある
スターリングシルバーは錆びることはありませんが、空気中の硫黄や皮脂、汗などと反応して黒ずむ「硫化」が起こることがあります。これは銀特有の性質であり、避けることはできません。ただし、専用のシルバークロスで拭いたり、空気を遮断して保管することで防止できます。正しくケアすれば、変色しても再び輝きを取り戻せるため、あまり神経質になる必要はありません。
5-2.金属アレルギーが起こる可能性がある
スターリングシルバーは割金に銅を使用しているため、基本的には出ないことが多いですが、稀に金属アレルギーの反応が出る人もいます。銅に反応しやすい体質の人は、長時間の着用や汗をかいたままの使用を避けるのが安心です。最近ではアレルギー対応のコーティングが施されたアイテムもあるため、肌が敏感な方はそういった製品を選ぶのもおすすめです。
5-3.金やプラチナよりは価値が低い
スターリングシルバーは高品質な素材ですが、希少性の面では金やプラチナには劣ります。そのため、資産価値という観点では他の貴金属より低めに見られる傾向があります。しかし、ファッションとして気軽に楽しめる点やコスパがいいので様々なデザインでコレクションできる点は大きな魅力と言えるでしょう。
6.スターリングシルバーのお手入れ方法

スターリングシルバーは、正しいお手入れをすれば半永久的に美しい輝きを保てる素材です。使いっぱなしにしておくと黒ずみやくすみが出やすいですが、日々のケアを少し意識するだけで状態は大きく変わります。
ここでは、自宅で簡単にできるお手入れの基本と、変色を防ぐ保管のコツを紹介します。
6-1.使用後は専用クロスで拭く
スターリングシルバーの輝きを保つには、使ったあとにそのまましまわず、必ず専用のシルバークロスで軽く拭き取ることが大切です。汗や皮脂が残ったままだと、黒ずみの原因になることがあります。力を入れすぎず、優しく表面をなでるように拭くのがポイント。ほんの数秒のケアで、くすみの進行をしっかり防げます。
6-2.空気に触れないように保管する
シルバーは空気中の成分と反応して変色しやすいため、使わないときは空気を遮断するように保管しましょう。チャック付き袋に入れて軽く空気を抜くか、乾燥剤と一緒にケースへしまうのがおすすめです。アクセサリー同士が触れ合うと細かな傷の原因になるため、ひとつずつ分けて保管すると安心です。
7.【FAQ】スターリングシルバーに関するよくある質問
スターリングシルバーについて、日常の使い方や価値、そしてお手入れに関する疑問を持つ人も多いでしょう。こちらでは、特に質問の多い3つのポイントをわかりやすく解説します。
7-1.スターリングシルバーはつけっぱなしにできる?
スターリングシルバーは比較的丈夫な素材ですが、つけっぱなしはおすすめできません。汗や皮脂、化粧品などの成分が表面に残ると、黒ずみや変色の原因になります。特に入浴・温泉・プールなどでは硫黄や塩素に反応して変色しやすいため、外しておくのがおすすめです。
7-2.シルバー925やスターリングシルバーの価値は?
どちらも銀を92.5%含む素材であり、素材そのものの市場価値は大きく変わりません。ただし、スターリングシルバーは銅のみを割金に使用しているため、より純度の高い合金として扱われる傾向があります。ジュエリーブランドやデザインによって価格が左右されることも多く、素材の価値よりもブランド価値や仕上げの美しさで評価されるケースが一般的です。
7-3.スターリングシルバーが錆びる原因は?
スターリングシルバーは「錆びる」ことはありませんが、空気中の硫黄や汗に含まれる成分と反応して黒ずむことがあります。これは「硫化」と呼ばれる自然な化学変化で、表面だけが変色している状態です。専用クロスで磨けば元の輝きを取り戻せるため、錆ではなく一時的な変色と考えて問題ありません。
8.まとめ
スターリングシルバーは、銀92.5%と銅7.5%で構成された、見た目の美しさと実用性を兼ね備えた素材です。シルバー925と同じ純度を持ちながら、銅のみを使用していることで耐久性や経年変化の楽しみが加わります。変色やアレルギーのリスクはあるものの、正しいお手入れを続ければ長く輝きを保つことができます。
高級感がありながら手に取りやすい価格で楽しめる点も、スターリングシルバーならではの魅力です。アクセサリー選びに迷ったときは、その上品な輝きと長く付き合える素材としての魅力に、ぜひ注目してみてください。
使うほどに艶を増し、時間とともに“自分だけの輝き”に変わっていく――それがスターリングシルバーです。この記事が皆様のご参考となれれば幸いです。
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