2024年9月23日
ルイヴィトンのロックミーとは?使い勝手やサイズ・派生アイテム7選
世界三大ブランドのひとつとして知られるルイ・ヴィトンは、1854年にパリで旅行かばん専門店として創業しました。数多くのバッグや財布、ラグジュアリーアイテムを発表し、常に時代の先駆者となっているこのブランドが2015年に発表したコレクションが「ロックミー」です。
ロックミーは、高品質なグレインレザーを採用した高級感あふれるバッグです。LOUIS VUITTONの頭文字であるLVの文字がシグニチャーであり、ブランドを象徴するデザインとなっています。さらに、ショルダーストラップを使用することで、ハンドバッグだけでなく、ショルダーバッグや斜めがけバッグとしても使える利便性を兼ね備えています。
本記事では、3種類のサイズで展開されているロックミーの特徴や魅力、使い勝手について詳しく解説します。また、豊富なロックミーの派生アイテムを、ショルダーバッグ、リュック、トートバッグ、財布に分けて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。この記事を通じて、ロックミーについてより深く知っていただければ幸いです。
目次
1.ルイヴィトンのロックミーとは?
ロックミーとは、2015年に発表されたルイ・ヴィトンのコレクションです。バッグの開閉はターンロック式で、その名前には「lock me=私に鍵をかけて」という意味が込められています。ルイ・ヴィトンのアイテムには地名にちなんだ名前をつけるものもありますが、ロックミーは「私を夢中にして」というような直接的な表現も含まれており、これがバッグの名前となっている点も魅力です。
本文では、まずロックミーの全体的な特徴と魅力、使い勝手について解説します。続いて、3つのサイズで展開されているロックミーを、それぞれ詳しく紹介します。ロックミーはサイズによって仕様や最適な使用シーンが異なるため、選択の際の参考にしていただければ幸いです。
2.ロックミーの特徴と魅力9選!使い勝手は?
2015年の発表からおよそ10年が経とうとしているロックミーですが、今もなお、その人気は衰えることを知りません。ロックミー・エヴァーのバッグが持つ魅力はどこにあるのでしょうか。以下では、その特徴や魅力9選に加えて、使い勝手についても詳しく説明していきます。
2-1.①ルイ・ヴィトンを主張するデザイン
ルイ・ヴィトンを主張するデザインが、ロックミーの一つ目の特徴です。このバッグは、一目見てルイ・ヴィトンのアイテムだとわかるデザインになっています。バッグのほぼ中央部分にはLVのシグニチャーが施され、ルイ・ヴィトンを象徴する要素となっています。このデザインは、ルイ・ヴィトンファンにとって魅力的なポイントと言えるでしょう。
ルイ・ヴィトンを象徴するラインには、モノグラムラインやダミエラインのようなプリントされたデザインもあります。一方、ロックミーに採用されているLVの文字のデザインはシンプルです。よって、控えめながらも、はっきりとルイ・ヴィトンのアイテムであることを示すデザインを求めている方にとって、ロックミーはぴったりのバッグとなっています。
2-2.②ロック金具のデザイン
ロックミーの特徴の二つ目は、LVの文字の上に配置されたターンロック式の開閉金具です。ターンロックがLVのブランドロゴと一体化しているため、単なる機能的な要素を超えて、ロゴを引き立てる装飾的な役割も果たしています。このデザインにより、バッグの開閉という実用性と、ルイ・ヴィトンらしさの表現が見事に両立されています。
2-3.③高級感がある
ロックミーは、高級感あふれる外観が特徴的です。その四角くスマートなフォルムは、エレガントで凛とした印象を与えます。このような特徴から、入学式や卒業式といった改まった式典、あるいはパーティーなどの場面で役立ちます。
2-4.④素材はグレインレザーを採用
ロックミーは、素材にグレインレザーを採用しています。このレザーは高品質で知られ、ほどよい凹凸を感じられるシボが特徴です。シボとは、革の表面にある自然な模様や質感のことを指します。
グレインレザーは、皮をなめす際に表面層の銀面を削らずに加工することで、優れた耐久性を実現しています。ほどよいシボにより傷が目立ちにくいため、長期間使用できる実用的なアイテムとして重宝されるでしょう。さらに、他のレザーと比べて比較的軽量なのも特徴で、長時間使用しても体への負担が少ないのが魅力です。
2-5.⑤3wayで使用可能
ロックミーは、ワンハンドルのバッグですが、ショルダーストラップが付属しており3wayでの使用が可能です。ハンドバッグとしてはもちろん、ショルダーバッグや斜めがけバッグとしても活用できるのが特徴です。このように持ち方の種類が豊富なため、さまざまなシーンに対応でき、使い勝手の良さにつながっています。
2-6.⑥機能性が高い
ロックミーの機能性の高さは、3wayで使えることにとどまりません。例えば、バッグのサイドには荷物の量に応じて容量を調節できるベルトが備わっています。このベルトにはスナップボタンが付いており、荷物が増えた際にはボタンを外して容量を増やすことが可能です。さらに、このベルトはバッグに負荷をかけない工夫がされており、形崩れを防ぐ役割も果たしています。
また、底鋲の存在も注目すべきポイントです。底鋲の有無はバッグの劣化に大きく影響し、底鋲があることで底面の傷みを効果的に防ぐことができます。加えて、底鋲のおかげでバッグが自立するため、置いた際に荷物が取り出しやすくなるという使い勝手の良さにもつながります。このような細部にまでこだわった設計が、ロックミーの高い機能性を支えているのです。
2-7.⑦開閉しやすいフラップ
ロックミーは、開閉しやすいフラップを採用しています。レザー素材の柔らかさと相まって、このフラップはスムーズな開け閉めを実現しています。バッグの開閉のしやすさは、購入を決める際や日々の使用において重要なポイントです。この点でも、ロックミーは高い機能性を備えていることが分かるでしょう。
さらに、この仕様は使い勝手の良さと、高い防犯性を兼ね備えています。フラップを下ろし、ターンロックを回すという簡単な動作で開閉ができることに加え、フラップとターンロックの二重構造により、防犯性も向上させているのです。このように、ロックミーは利便性と安全性を両立させた設計となっています。
2-8.⑧内ポケット完備
ロックミーの内装は、シンプルな作りが特徴です。収納部分には仕切りが設けられていませんが、フラットポケットが配置されています。このポケットは、ICカードなどすぐに取り出したい小物類を収納するのに適しており、バッグ全体の使い勝手を向上させています。
2-9.⑨派生アイテムが多彩
ロックミーのコレクションは、ロックミー・エヴァー以外にも多彩な派生アイテムを展開しています。バッグから財布まで、ロックミーのデザインを引き継いだ多様な商品が揃っており、多くの人々を魅了しています。これらの派生アイテムは、ロックミーの人気と相まって高い需要を誇っているのです。
この後、ロックミー・エヴァーの詳細な解説に続いて、人気の派生アイテムを7点取り上げ、その特徴や魅力を紹介していきます。
3.ロックミーのサイズ展開
ロックミーには、3種類のサイズ展開があります。これらのバッグは、ルイ・ヴィトンのシグニチャーやターンロック式のデザインを共通して備えていますが、細部の仕様に違いがあります。ここでは、2024年9月現在、ルイ・ヴィトンの公式オンラインストアで販売されているロックミー・エヴァーを基に、各サイズの特徴や最適な活用シーンを解説します。
3-1.ロックミー・エヴァー MINI
ロックミー・エヴァー MINIは、ロックミーシリーズの中で最小サイズです。横幅23×高さ17×マチ10cmというコンパクトな寸法で、折りたたみ財布やスマートフォンなど、必要最低限の荷物を収納できます。このサイズは、ちょっとしたお出かけや少ない荷物で済む場面に最適です。
ロックミー・エヴァー MINIは、同シリーズのBBやMMサイズと比較して、3つの大きな違いがあります。まず、カラーバリエーションが豊富で、グレージュとノワールの2色を展開していることです。(2024年9月現在・公式ルイ・ヴィトンオンラインサイト参照)
次に、LVのシグニチャーやターンロックに使用される金具が、ゴールドである点が挙げられます。最後に、ショルダーストラップには編み上げチェーンを採用しており、長さ調節ができない仕様です。これらの特徴により、MINIサイズは他のモデルとは異なる魅力を持っています。
内装においても工夫が施されており、フラットポケットが2つに分けられています。これにより、小さな小物をより整理しやすく収納できる点も特徴的です。
3-2.ロックミー・エヴァー BB
ロックミー・エヴァー BBは、2019年の秋に発表されたモデルです。横幅28×高さ20×マチ11.5cmという寸法で、日常的に必要な荷物を収納できる大きさとなっています。普段使いに最適であり、遠出やさまざまな場面でも活躍するアイテムです。
このBBサイズの特徴は、素材にあります。ロックミー・エヴァー BBにはソフトカーフレザーが採用されており、MINIやMMサイズで使用されているグレインレザーとは異なります。ソフトカーフレザーは、グレインレザーほどの耐久性はありませんが、しなやかな質感が特徴です。また、経年変化に加えて、ツヤと色の深みを感じられるのも魅力です。
ロックミー・エヴァーの中で中間サイズに位置するBBですが、それほど大きな印象ではありません。小柄な日本人女性の体にも馴染むサイズ感で、斜めがけでの使用にも適しています。また、レザー素材のストラップは体に触れる部分が柔らかく、負担を軽減してくれます。
付属のキーケースを、チャームのように使用するのもおしゃれな演出になります。さらに、シルバー金具とノワール(ブラック)の組み合わせは相性抜群で、ロックミーの高級感をより一層引き立てています。
3-3.ロックミー・エヴァー MM
ロックミー・エヴァー MMの寸法は、横幅33.5×高さ21.5×マチ14.5cmです。内装にはフラットポケットと、スマートフォンが入るサイズの2つのポケットが備えられており、荷物の収納のしやすさが特徴です。容量は日常的に必要な荷物に加え、日傘や水筒も収納可能で、遠出にも対応できるモデルとなっています。
付属品として、調節・取り外し可能なレザーストラップとキーケースが同梱されています。グレインカーフレザーのノワールと、シルバー金具の組み合わせにより、エレガントで洗練された印象を醸し出し、様々なシーンで活躍するモデルとなっています。
4.ロックミーの派生アイテム・ショルダーバッグ編
ルイ・ヴィトンのロックミーシリーズには、多彩なショルダーバッグが展開されています。以下では、多くのショルダーバッグの中から、現在販売中のロックミー・テンダーと、廃盤後も高い人気を誇るロックミー・バケットの2つのアイテムについて詳しく解説します。
4-1.ロックミー・テンダー
ロックミー・テンダーは、コンパクトながら機能性に優れたショルダーバッグです。横幅19cm×高さ13cm×マチ8cmという寸法で、ちょっとしたお出かけに適したサイズとなっています。ルイ・ヴィトンの象徴的なデザインであるシグニチャーと、ターンロック式のゴールド金具を採用し、高級感と洗練された雰囲気を演出しています。
このバッグの魅力は、その多様な使い方にもあります。付属のレザーストラップとゴールドチェーンにより、肩掛けはもちろん、斜めがけスタイルも楽しめるのです。
内部構造も使い勝手が良く、大小2つのコンパートメントに分かれています。さらに、フラップの下にはフロントポケット、内装にもフラットポケットが設けられており、小物の整理整頓が容易です。この機能的な設計により、バッグの実用性が高められています。
外観は一見すると、ブラックとベージュのツートンカラーですが、さらなる魅力がレザーストラップに隠されています。レザーストラップは表面がブラック、裏面がピンクという遊び心あるデザインとなっており、このバッグの個性をより一層引き立てるポイントとなっています。
4-2.ロックミー・バケット
ロックミー・バケットの寸法は、およそ横幅26cm×高さ26.5cm×マチ15.5cmのショルダーバッグです。特徴的なバケット型のフォルムに、ピンクとブラックのコントラストが映えるデザインが目を引きます。内装全体やショルダーストラップの側面にピンクカラーを採用しており、女性心をくすぐる色使いとなっています。
機能面でも優れており、オープンポケットに加え、内装にはファスナー式のポケットを備えているため、小物の整理がしやすいのが利点です。バッグの外側上部にはDリングが設けられており、お気に入りのチャームや付属のクロシェットを取り付けることで、個性的なアレンジを楽しめます。広いマチのおかげで、日常的に必要な荷物をゆとりを持って収納できるため、様々なシーンで活躍可能です。
5.ロックミーの派生アイテム・リュック編
ルイ・ヴィトンのバッグ展開において、リュックタイプのバッグは比較的少なく、希少性の高いアイテムとして知られています。以下では、ロックミーのリュックタイプの派生アイテムである、ロックミー・バックパックを紹介します。
5-1.ロックミー・バックパック(M41815)
ロックミー・バックパックは、ロックミー・エヴァーと同様にフラップを下ろし、ターンロックで開閉するリュックサックタイプのバッグです。開口部はきんちゃく型となっており、レザーの緩締めで調節可能となっています。寸法は、およそ横幅20.5cm×高さ24.5cm×マチ12cmとなっており、縦長でスマートなフォルムが特徴です。
両肩に背負えるショルダーストラップに加え、ハンドルも備えているため、バックパックとしてだけでなく、ハンドバッグとしても使用できる多機能なアイテムです。現在は廃盤となっていますが、中古市場では依然として高い需要が続いています。
6.ロックミーの派生アイテム・トートバッグ編
ロックミーのトートバッグは、エレガントなロックミーのデザインを残しながら、高い収納力を備えているのが特徴です。また、高級感がありながら、多くの荷物を持ち運べるトートバッグは、使えるシーンが多彩なため重宝します。以下では、人気の高い2種類のロックミーシリーズのトートバッグを解説します。
6-1.ロックミー カバ トートバッグ(M42291)
ロックミー カバ トートバッグは、寸法がおよそ横幅27×高さ26×マチ16cmで、下部より上部が大きい台形型のフォルムが特徴です。バッグ前面の上部にLVのシグニチャーとターンロックが配置されており、バッグ内部の背面に設置された金具と、前面のロック金具を合わせて開閉します。
内装は仕切りのないシンプルな作りとなっていますが、ファスナー式ポケットが設置されています。ファスナー式ポケットに、ICカードやスマートフォンのようなすぐに取り出したいものや、大切なものを収納するのに便利です。このトートバッグは、シンプルかつエレガントなデザインを好む方におすすめです。
6-2.ロックミー ショッパー(M57345)
ロックミー ショッパーは、外装には上品なブラックを、内装には情熱的なレッドカラーを用いた高級感のあるトートバッグです。このバッグの内装は二つに区分けされており、中央にジッパー式ポケットが配置されています。さらに、中央のジッパー式ポケット以外にも内ポケットが設置されているため、小物の整理整頓がしやすく、使い勝手に優れています。
寸法はおよそ横幅38cm×高さ26.5cm×マチ13cmとなっており、十分な収納スペースを確保しています。タブレットや文庫本はもちろん、日常的に使用する様々なアイテムを余裕を持って収納可能です。
7.ロックミーの派生アイテム・財布編
ロックミーの派生アイテムである財布は、ブランドの象徴であるLVのシグニチャーデザインが取り入れられています。フラップ式の採用や、シルバー金具とブラックレザーの組み合わせなど、ロックミーの特徴を色濃く表現しているのが魅力です。以下では、人気の2つの財布を紹介します。
7-1.ポルトフォイユ・ロックミニ
ポルトフォイユ・ロックミニは、ロックミーシリーズの象徴的要素を凝縮した三つ折り財布です。LVの文字のシグニチャーとフラップを下ろすデザインが特徴的で、スナップボタンで開閉する仕様となっています。
サイズは横幅10cm×高さ7cm×マチ2.5cmとコンパクトながら、機能性は十分です。お札入れ、マチ付きコインケース、3カ所のカード用ポケットを備えており、日常使いに必要な収納力を確保しています。
このアイテムは、豊富なカラーバリエーションも魅力です。ノワール(黒)、グレージュ(淡いピンク色)、ウォッシュド・ブルー(水色)、ジョーヌドール(ビビッドオレンジ)といった単色展開が用意されています。さらに、ピンクとベージュ、ブラックを組み合わせたデザインも販売されており、幅広い好みに対応しています。
ポルトフォイユ・ロックミニは、キャッシュレス化が進む現代のライフスタイルに適しており、多くの収納を必要としない方や、コンパクトサイズのバッグを愛用している方におすすめです。
7-2.ジッピー・ロックミー(M84844)
ジッピー・ロックミーは、寸法がおよそ横幅19.5×高さ10.5×マチ2.5cmの長財布です。ロックミーの象徴であるLVのシルバーシグニチャーと、ノワールレザーの高級感ある組み合わせを取り入れたデザインとなっています。ラウンドファスナー型を採用しており、ファスナー金具にはレザーのプルタブが付属しているため、開閉がスムーズで使い勝手が良いのも魅力です。
優れた収納力も特徴の一つです。ジッパー付きコインケース、3カ所のお札用コンパートメント、12枚分のカード入れを備えており、多様な収納ニーズに対応しています。この充実した収納力により、現金やカードを多く持ち歩く必要がある方でも安心して使用できます。
8.ロックミーは高級感がありながら機能性の高いバッグ
ロックミーは2015年に登場したコレクションで、高級感がありながら機能性に優れたバッグです。ルイ・ヴィトンを象徴するLVの文字のシグニチャーに、ターンロック金具を搭載した特別なデザインを持ち、素材には高品質なグレインカーフレザーを採用してます。さらに、取り外し可能なショルダーストラップを付属しており、3wayでの使用が可能です。
ロックミーは、派生バッグや財布が充実しています。これもロックミーの大きな魅力であり、高い需要を維持し続けている要因と言えます。本記事が、あなたにとって最適で使い勝手のよいロックミーを見つけるヒントとなれば幸いです。