2023年7月14日
アルハンブラが代表的なヴァンクリーフ&アーペルとは?歴史や魅力を徹底解説!
ジュエリー
「幸せの象徴」とされるヴァンクリーフ&アーペルは、宝石が結んだ結婚により誕生したジュエリーブランド。まるでおとぎ話のような愛の物語への憧れをもつ人は多く、洗練されたデザインと巧みな技術が生み出すジュエリーは、創業から100年人々に愛され続けています。
「幸運になりたければ、幸運を信じなさい」これは、創業一族のひとりジャック・アーペルの口癖であり、メゾンが大切にし続けているテーマでもあります。そんなヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーは、時代を超え女性達の幸運のお守りとなってきました。
この記事では、ヴァンクリーフ&アーペルの世界観を深く楽しんでいただけるよう、これまでの歴史と魅力、代表的なシリーズ、デザインに対するイメージ、ヴァンクリーフ&アーペルをつけている有名人について解説をします。
目次
1.ヴァンクリーフ&アーペルとは?
ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)は、1906年にパリで創業され、愛や幸運、自然の美しさを象徴することで知られる名門ジュエリーブランドです。ブランドのアイコンである「アルハンブラ」シリーズは、四葉のクローバーの形をモチーフとし、幸運のシンボルとして多くの人々に愛されています。このシリーズは、シンプルでありながらも高級感が漂い、普段使いから特別なシーンまで幅広い場面で着用されることが多いです。
ヴァンクリーフ&アーペルの特徴の一つは、ジュエリー製作における卓越した職人技であり、その象徴ともいえる「ミステリーセッティング」は、宝石がどこで固定されているのかが見えない特殊な技法を使い、芸術的な美しさを生み出しています。この技術をはじめとした細やかな技術と、高品質な宝石の選定がブランドの価値をさらに高めています。また、自然界からインスピレーションを受けたデザインが多く、花や動物などのモチーフも豊富で、女性らしい優雅さと個性を感じさせます。
エレガントなデザインと、愛や幸運の象徴というブランドの哲学に共感し、ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーは世界中のセレブやファッション愛好者から高い支持を得ているのです。
2.ヴァンクリーフ&アーペルの歴史
ヴァンクリーフ&アーペルは、ティファニー、カルティエ、ブルガリ、ハリーウィストンと並ぶ世界5大ジュエラーのひとつと称され、芸術の都パリを代表するジュエリーブランドです。
長きに亘り幸せの象徴とされてきたヴァンクリーフ&アーペルですが、なぜ創業から100年以上経った今でもなお女性たちの憧れのジュエリーブランドであり続けるのか。その根源はどこにあるのか。
ここではそんなヴァンクリーフ&アーペルの歴史について迫っていきます。
2-1.宝石で結ばれた愛から生まれたジュエリーブランド
時は1895年のパリ。そこには才能溢れる若きふたりがいました。宝石細工職人の息子アルフレッド・ヴァンクリーフと、宝石商の娘エステル・アーペルです。ふたりは宝石に対する愛と情熱、革新を生み出すことへの喜び、家族への愛など多くの価値観を共有しながら時間を共にしていく中で恋に落ち、やがて永遠の愛を誓い幸せな結婚をしました。この愛の物語こそが、のちに世界5大ジュエラーのひとつと称されるヴァンクリーフ&アーペルの誕生のきっかけとなりました。
愛し合うふたりの願いは「身につけた人々に愛と幸運をもたらすジュエリーを作ること」その想いを形にするべく、1906年アルフレッド・ヴァンクリーフとエステルの兄シャルル・アーペルは、愛し合うふたりの名前を結び合わせたジュエリーブランド「ヴァンクリーフ&アーペル」をパリの洗練の象徴とされるヴァンドーム広場22番地に創業しました。
創業当初からメゾンが大切にし続けているテーマ「愛」と「幸運」。その証として、創業後最初に取引されたジュエリーピースは、ハートのダイヤモンドでした。1916年にはヨーロッパのことわざ「Knock on wood = 木に触れると幸運が訪れる」をもとに、貴重な素材をこれまでにない大胆な発想で用いた木製ジュエリーコレクション「タッチウッドジュエリー」を制作。木目の美しさを残しながら金素材と合わせると同時に、そこに宝石を施すことで樹木の繊細さと宝石の華やかさの両方を表現した斬新なデザインは、当時の人々を魅了してやまないヴァンクリーフ&アーペルの歴史に残るコレクションのひとつとなりました。
その後もグレイス・ケリーとモナコ大公レーニエ三世の結婚式や、ウィンザー公爵がウォリス・シンプソンへ結婚の誓約の証としてサファイアとダイヤモンドのブレスレットを贈るなど、数多くのヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーが人々の愛の瞬間を彩ってきました。そして現在、ヴァンクリーフ&アーペルの代表的なエンゲージメントリングには、創業者アルフレッド・アーペルが生涯愛した妻「エステル」の名前が冠され、花嫁の薬指に宿りその幸せを願い続けています。
2-2.ふたりのアートディレクターによる世界観の確立
1910年代、当時時計といえば男性の象徴であり、女性が人前で時間を気にすることや時計を見る仕草は一種の不作法となっていました。そこで1923年、ヴァンクリーフ&アーペルは、一見するとプラチナとダイアモンドを装飾した煌びやかなペンダント、実はその裏に時計が隠された「シークレット・ウォッチ」を発表。その後、フランス語で南京錠を意味するシークレット・ウォッチ「カデナ・ウォッチ」を制作しました。ブレスレットに見えるこの時計は、身につけている女性にだけ文字盤が見えるデザインとなっていました。また、文字盤を見る際に女性が最も美しく見える角度を計算し、斜め45度に流し目で時間を確認する位置に文字盤を配置したというのだから驚きです。この計算し尽くされた美しいシークレット・ウォッチは、今もなおヴァンクリーフ&アーペルの代表作のひとつとなっています。
そして1926年。ヴァンクリーフ&アーペルでは、ひとりの有能な女性がメゾンに新しい風と革新を吹き込みます。それがまさに、アルフレッドとエステルの娘であるルネ・ピュイサン。幼い頃からジュエリーと共にあり、両親の愛情を一身に受けて育ったルネ・ピュイサンは、パートナーとしてデザイナーのルネ・シム・ラカズとタッグを組み、自らの大胆で情熱的なデザインと、ルネ・シム・ラカズの豊かな想像力を融合させ現代まで続くヴァンクリーフ&アーペルの世界観を確立させました。
その確かなデザイン性は時代と共に称賛され、同時に技術力も他のブランドを圧倒するほどのものとなっていきます。そんなふたりのアートディレクターによるデザインとして1933年に発表されたのが「ミノディエール」
当時は現代でいうお洒落なクラッチバックのようなものはなく、女性たちは素っ気ない金属の箱に必要な小物を詰め込んでいました。そこでヴァンクリーフ&アーペルは「持ち運ぶ宝石箱」として、女性たちが口紅や鏡、パウダーコンタクト、ライターなどを収納できるコンパートメントを備え、更に秘密の引き出しまでついたヴァニティケース「ミノディエール」を制作。ミノディエールには細かい彫刻やダイヤモンドが施されており、それまで金属の箱を使用していた女性たちに衝撃を与えました。
「メノディエール」の由来はフランス語で「愛嬌(ミノドゥリー)」から来ており、愛嬌たっぷりで世を明るくしてくれる女性たちへの賛美として名付けられました。この革新的なケースはまさしく、メゾンの最も華々しい成功のひとつとして語り継がれています。
ちなみにルネ・ピュイサンですが、第一次世界大戦時に看護師として前線に従事していた時、戦場で負傷した若き猟師と出会います。後に彼との出会いを「暗闇の中に見えた一筋の光だった」と彼女は語っています。その彼こそが、ルネ・ピュイサンを生涯愛し想像力の源となった、夫であるエミール・ピュイサンです。
彼女自身のこうした経験やロマンチックな出会い、そして自信が受けた愛こそがヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーをより一層輝かしいものにしているのではないでしょうか。
2-3.黄金の手が生み出した奇跡の技術「ミステリーセッティング」の誕生
ヴァンクリーフ&アーペルがハイジュエリーとして高く評価され続けている理由として、美しいデザイン性はもちろんのこと、それを実現可能とする「黄金の手=マンドール」と呼ばれる奇跡の職人達による類稀なる技術力にあります。
宝石をジュエリーとして使用するには、リングやブローチなどの台座に爪で固定しなければならないため、宝石の表側に爪の一部が出てくるデザインが一般的に知られています。そこでヴァンクリーフ&アーペルの職人達が生み出したのが、石を固定する際の爪や石の一部を覆ってしまう金属など、石を留めるためのものが一切見えないようにする方法「ミステリーセッティング」であり、これが1933年に特許を取得するまでになった宝飾界の偉業と称される技法でした。これによりどんな複雑な曲線のデザインも実現可能となり、宝石の輝きを遮ることなくその美しさを最大限に引き出せるようになりました。
その反面この技法を使った制作では、通常より遥かに細かく宝石をカットする必要があり、高い集中力と宝石に対する深い愛情が必要となります。そのためミステリーセッティングを用いたジュエリーは当時から極めて希少であり、現代まで受け継がれるヴァンクリーフ&アーペルを象徴する技術となっています。
ミステリーセットの歴史的名作といえば「ピヴォワンヌクリップ」
大輪の芍薬(ピヴォワンヌ)をルビーのミステリーセットで描いた華々しいクリップであり、立体的な花びらがとても見事で、旧エジプト王国のファウジア王女の持ち物でした。
ちなみに当時のメゾンの取引台帳によると、この芍薬の花「ピヴォワンヌクリップ」はこの世にたったふたつのみ。王女が亡くなった後、ひとつはヴァンクリーフ&アーペルによって買い戻されましたが、もうひとつは未だ行方が知れません。関係者が秘密裏で誰かに贈ったのか…。現代の価値にすると数千万円相当といわれる歴史的名作なだけに、その行方が気になりますね。
3.ヴァンクリーフ&アーペルの魅力
上述した歴史にある通りヴァンクリーフ&アーペルは愛と幸せを象徴するジュエリーブランドとなっていますが、ここではその洗練されたデザインモチーフやこだわりの素材など、メゾンの魅力について詳しく深堀りしていきます。
3-1.自然界の美しさをモチーフとしたジュエリーコレクション
1906年の創業以来、ヴァンクリーフ&アーペルは「自然は尽きることないインスピレーションの源」として、自然本来の美しさをモチーフにした数々の名作コレクションを生み出してきました。
空を自由に舞う蝶をモチーフとした「ドゥ パピヨン コレクション」は、独特の色づかいとデザインが、空を舞う蝶の優雅な美しさを表現しています。花びらが繊細で華麗なリング「スクレ デ ザベイユ」は、そのレースのように広がった花びらの下にミツバチがこっそり隠れています。ミツバチが寄ってくると幸福が近づいているという言い伝えから、ミツバチは西洋では繁栄と幸福のシンボルとされています。
また、ボサボサの頭で無邪気に微笑むライオンや愉快なブルドッグをはじめ、プードル、リス、ネコなどの愛らしい動物たちをモチーフとした「ラッキーアニマルズ」「ラ ブティック」は、かしこまった場だけでなく日々気軽に身につけられるジュエリーとして愛されてきました。なかでも「花」と「葉」はメゾンの作品の象徴として、溢れる生命力と詩情を表現し続け今もなお絶大な人気を誇っているモチーフ。
1925年にパリで開催された現代産業装飾芸術国際博覧会では、ルビー、エメラルド、ダイアモンドを施した赤と白のバラをモチーフにしたローズブレスレットとブローチのセットがグランプリを受賞し、一層なおジュエリーブランドとしての地位を確立。その名を世界中に轟かせました。
3-2.世界最高品質のダイヤモンド
ダイヤモンドの品質は、世界的権威である米国宝石学会(GIA)によって定められた基準「4C=カラー、クラリティー(透明度)、カット、カラット(大きさ)」によって評価されます。
ダイヤモンドは無色であるほど希少性が高いとされており、色味が強いほどランクダウンしていきます。無色をD(最高ランク)とし、E、F、G………Zまで23段階に分けてランク付けされています。
また透明度についても、10倍に拡大しても不純物や傷が見当たらない場合にFL(透明)とし、IF、VVS1、VVS2、VS1、SI1………とその判断もまた11段階に分けてランク付けされています。
ヴァンクリーフ&アーペルではこの基準により、カラーはF以上、透明度はVVS2以上のダイヤモンドのみを使用しています。
また、カット、カラットに関しても「エクセレント」「ベリーグッド」評価のカットかつセンターストーンには0.3カラット以上のもののみを使用していることから、ヴァンクリーフ&アーペルのダイヤモンドは世界的にも厳選され抜いた最高品質のものであると称されています。
3-3.創業当初から100年続く世界にひとつだけのジュエリー
「ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーは高価である」そんなイメージのある方も多いのではないでしょうか。その理由のひとつとして、上述したような厳選されたダイヤモンドや巧みな技術力に加え、創業当初からひとつひとつのジュエリーが手作業によって制作されていることにあります。
なかでもヴァンクリーフ&アーペルの代表的なデザインであるハードストーンの周囲を取り囲むコールドビーズの連なりは、身につけた人々の幸せを願って一粒ずつ丹念に宝飾職人の手により形作られています。それはまるで彫刻作品を作るかのような集中力と技術を必要とし、膨大な時間をかけ幾度となく研磨を繰り返し、ようやく出来上がるのがあの完璧なビーズの丸みと輝きであり、ひとつとして同じものはない世界にひとつだけのジュエリーとされています。
またそうしたことから、ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーは「ここにあるたったひとつの愛」として時代を超えて女性への贈り物として代表的なジュエリーブランドとなりました。
4.世界を魅了するヴァンクリーフ&アーペルの代表シリーズ
ここまでヴァンクリーフ&アーペルの歴史やその魅力について紹介してきましたが、ここではその代表的な人気シリーズについて深掘りしていきます。
4-1.アルハンブラ
四つ葉のクローバーをモチーフとしたこのアルハンブラシリーズは、「ヴァンクリーフ&アーペルと言えばアルハンブラ」と称されるほどメゾンを象徴するアイコン的存在。
四葉のクローバーは言わずと知れた「幸運のシンボル」とされており、四つの葉にはそれぞれ「愛・健康・幸運・富」を意味しています。
1968年、メゾンは初めてアルハンブラ ロングネックレスを発表し、ゴールドビーズで囲まれたイエローゴールドのクローバーデザインは瞬く間に人気を博し世界中に知られるようになりました。その後現在に至るまで、様々な素材やデザインを加えながら多彩なバリエーションを生み出し続けています。
4-2.ペルレ
2008年に誕生したペルレコレクションは、ペルレ(真珠)という名の通り真珠の丸みを模したゴールドビーズが主役のデザインで、宝飾職人がひとつひとつ手作業で制作しているメゾンの技術を象徴するコレクション。なかでも最もシンプルなデザインであるゴールドパールリングは、飽きることなくまた他のジュエリーとの相性も良いため重ね付けとしても楽しめます。
ちなみに…世界各国にブティックがあるヴァンクリーフ&アーペルですが、為替の影響で多少変動はあるものの特段価格が安い国があるわけではありません。ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーの金額は均一に保たれており、その中でもペルレはお値段が控えめなので、ファーストジュエリーとして若い世代の女性にとても高い人気を博しています。
4-3.ロータス
「清らかな心」「神聖」を象徴とする蓮の花にインスパイアされたロータスコレクションは、1920年代に初めて登場しました。
可憐に咲く蓮の花にダイヤモンドがふんだんに敷き詰められ、更にホワイトゴールドと相まって上品な輝きを放ちます。
また、1枚1枚上に向かって広がる花びらが雪の結晶のようにも見えるこちらのコレクションは、クリスマスギフトや自身へのご褒美としても人気を集めています。
4-4.フリヴォル
フラワーモチーフのジュエリーは数多くありますが、その中でもこちらのフリヴォルコレクションは、まるでそよ風になびいて花々が踊り出すような立体的なハート型の花びらが特徴とされています。ミラーポリッシュ加工を施したハート型の花びらで形作られ、そのセンターでは18Kゴールドやダイヤモンド、エメラルド、ルビーがまばゆい輝きを放っています。
巧みな職人たちにより花びら1枚1枚を丁寧に研磨することでゴールドの輝きが増し、その花びらに角度つけることで生き生きとした印象的な美しさを表現しています。
こちらのコレクションでは、ゴールド素材の他、鏡面仕上げのタイプやダイヤモンドが敷き詰められているタイプのものなど様々なバリエーションがあり、同じモチーフであっても違った印象を楽しめることが人気の理由のひとつでもあります。
5.ヴァンクリーフ&アーペルを愛用している有名人・芸能人
世界5代ジュエラーのひとつとして名高いヴァンクリーフ&アーペルは、その愛に溢れた歴史、唯一無二のデザインとそれを実現可能とする技術力から、創業より100年世界中の有名人や芸能人に愛され身に着けられてきました。
ここではヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーを着けている有名人・芸能人についてご紹介します。
5-1.イギリス王室 キャサリン妃
2020年にロンドンで開催された英国アカデミー賞で、キャサリン妃がヴァンクリーフ&アーペルのマジックアルハンブラネックレスとイヤリングを身につけられたことは、当時大きな話題となりました。
着用されていた花の刺繍が特徴的なソワレとマジックアルハンブラの輝きが相まり、人々の視線を釘付けにさせる美しさでした。
マザーオブパールという正統的なマテリアルを使用しつつ、かつ幸福の象徴であるアルハンブラモチーフは、世界を代表するキャサリン妃のジュエリーとして相応しく、まさにハイジュエリーの象徴であると言えます。
5-2.パリス・ヒルトン
パリス・ヒルトンさんが愛用しているヴィンテージアルハンブラロングネックレス オニキスは、漆黒の美しさが見る人々にインパクトを与え、さまざまな色彩を有するアルハンブラコレクションの中でもマザーオブパールと並んで人気を博しています。
特にこのロングネックレスは、二連にして着けることにより、漆黒の中にも華やかな印象を与えることができるため、フォーマルな場だけでなくパーティーでも着用されることが多いデザインとなっています。
5-3.紗栄子
紗栄子さんがプライベートで愛用しSNSにも掲載しているヴィンテージアルハンブラリングは、上述したヴィンテージアルハンブラロングネックレスと同じ素材、デザインを使用しています。
リングもまたゴールドビーズの縁取りが美しいデザインになっており、モチーフのセンターに埋め込まれたダイヤモンドは、漆黒のオニキスの中でより一層その輝きを放っています。
5-4.中村アン
ドラマ「SUITS」で中村アンさんが着用していることでも知られるチャームウォッチシリーズ。
時計の文字盤の周りには18Kゴールドがあしらわれ、インデックスやヘゼルに散りばめられたダイヤモンドは華やかさと上品さを感じさせ、まさに「時を告げるジュエリー」としてその美しさを堪能できるブレスレットウォッチ。また手首の動きに合わせて四葉のクローバーのチャームが揺れる可愛らしいデザインとなっており、女性ならではの魅力を引き立ててくれます。
中村アンさんが着用しているミニウォッチは、25mmサイズで女性の華奢な腕にも違和感なく馴染み、他のジュエリーとの相性が良いサイズ感となっています。
5-5.沢尻エリカ
古くから多くのジュエリーに使用され、古代エジプトでは「生命力のシンボル」とされてきたカーネリアン。カルセドニーと呼ばれる鉱物の一種で、鮮やかな赤色や橙色が特徴です。
沢尻エリカさんがドラマ「ファーストクラス」で着用しているヴィンテージアルハンブラペンダント カーネリアンは、鮮やかな赤色がローズゴールドやイエローゴールドのビーズに縁取られることで、シックな装いにも一粒のアクセントとなり、首元で華やかな色彩を描いてくれます。
また、身につけることにより生命力に溢れエネルギーに満ちたカーネリアンは、勝利のお守りとしても人気の高いコレクションとなっています。
6.ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーはダサい?その真相とは?
インターネットで「ヴァンクリーフ&アーペル」と検索すると、「ダサい」という口コミや記事を目にすることがあります。
これまでヴァンクリーフ&アーペルの歴史や魅力について触れてきましたが、上述した通りヴァンクリーフ&アーペルは自然の美しさにインスピレーションを受けた作品を多く制作しています。
四葉のクローバー、蝶、花、動物たち、そして妖精をモチーフにした作品展開の中で、そのファンシーで可愛らしいデザインに対し「ダサい」「子供っぽい」という意見が一定数あるように見受けられます。しかし、実際にそのデザインについて深掘りして行くと、シンプルなデザインの中にも厳選された高品質の素材が使用され、単純な連なりに感じるゴールドビーズも実はそう魅せることのほうが高度な技術を要し、全てのモチーフには意味と願いが込められています。
「一見シンプルに見えるものほど奥は深く、ありきたりに見える風景や自然、日常にこそ愛が溢れている」ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーは私たちにそんなシンプルであることの美しさを教えてくれています。
7.時代を超えて女性の憧れであり続けるヴァンクリーフ&アーペル
宝石が結んだ幸せな結婚により誕生したヴァンクリーフ&アーペルは、創業から100年以上に亘り唯一無二のジュエリーを世界に送り出し続けています。
過去の作品にインスピレーションを求めつつ、更なる革新と創造を続けるジュエリーは、時代を超えて女性の憧れであり続けています。
「身につけた人々に幸福をもたらすジュエリー」そんな創業者たちの想いと共に、日々を美しく彩るヴァンクリーフ&アーペルの洗練されたジュエリーを是非一度お手に取ってみてください。