2026年1月26日
プリンセスカットとは?歴史や名前の由来・特徴・他のカットとの違いを解説
宝石

プリンセスカットという名前を聞いたことはありますか?「まったく聞いたことがない」という人もいれば、「名前はよく聞くけれど、どのようなものかはっきり説明はできない」という人もいるでしょう。
プリンセスカットは、シャープな形と華やかな輝きを両立した宝石のカット方法です。四角くカットされた宝石を見たことはあっても、なぜ四角くカットされているのか?他のカット方法とはどう違うのかを理解している人は多くないでしょう。その魅力は「四角い」「おしゃれ」という一言では語りきれません。
今回は、プリンセスカットとはどんなカットなのかを解説します。他のカットとの違いや特徴、選ぶ際に知っておきたいポイントまでをわかりやすく解説します。プリンセスカットのメリットもデメリットも知って、後悔しない宝石選びに役立ててください。
目次
1.プリンセスカットとは

プリンセスカットは、ダイヤモンドのカット方法のひとつです。四角形のシルエットと強い輝きをあわせ持つのが特徴で、丸いラウンドブリリアントカットに次いで人気があります。近年はSNSやジュエリーショップでも見かける機会が増えてきましたカットです。四角い形のダイヤモンドというと「スクエアカット」を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、プリンセスカットはスクエアカットをより輝かせるために工夫されたカット方法です。
プリンセスカットは、上から見るとほぼ正方形、横から見るとピラミッドをひっくり返したような形をしています。厳密にいうと正方形ではないこともありますが、縦横の割合が1:1.25以上はプリンセスカットとは呼ばれないので、一見しただけでは正方形に見えることがほとんどです。
宝石においてもっとも重視されるといっても過言ではないのが、輝きです。もちろん好みは人それぞれではありますが、一般的にどれほどの輝きを見せるかは宝石選びにおいて大きなウェイトを占めていることが多いでしょう。プリンセスカットは、宝石、特にダイヤモンドが最も輝くと言われているブリリアントカットのように細かくカットされています。光を取り込みやすく、四角い形でありながら強い輝きを楽しめるのがプリンセスカットの魅力です。直線的なラインが多いため、すっきりとした印象があり、モダンで洗練された雰囲気を好む人に選ばれやすいカットでもあります。
また、プリンセスカットはダイヤモンドの原石を無駄なく使えるという特徴もあります。原石の形を活かしやすいため、同じカラット数でも比較的手に取りやすい価格帯になることが多いのがプリンセスカットです。輝きとデザイン性、価格のバランスが良く、普段使いのジュエリーから婚約指輪まで幅広い用途で選ばれています。
そんなプリンセスカットの特徴や輝きの理由、歴史や由来についても詳しく見ていきましょう。
2.プリンセスカットの特徴

プリンセスカットは、四角いシルエットと強い輝きを両立させたカットです。
プリンセスカットはファセットカットと呼ばれるカット方法のひとつ。ファセットとはカットされた宝石の面ひとつひとつのこと。このファセットが光をたくさん取り込み、より強く輝かせるのがファセットカットです。
ファセットカットにはたくさんの種類があります。もっとも有名で流通量も多いのがラウンドブリリアントカットです。ラウンドブリリアントカットはダイヤモンドをもっとも輝かせるカット方法と言われています。「もっとも輝くなら、すべての宝石をラウンドブリリアントカットにすればいいのでは?」と思うかもしれませんね。ところが、現実はそうではありません。実際、プリンセスカットはかなり人気が高く、現在選ばれている婚約指輪の30%がプリンセスカットと言われています。
上からみたら丸い形で、もっとも強く輝くといわれるラウンドブリリアントカットとは雰囲気が大きく異なるプリンセスカットが、なぜ選ばれているのか気になりますよね。この章では、プリンセスカットが選ばれる特徴について詳しく見ていきましょう。
2-1.四角いのに輝きが強い
プリンセスカットの大きな特徴は、その輝きの強さです。
宝石のカットには大きく分けてふたつの要素があります。それは宝石全体の形と、宝石表面のカット方法です。
先ほど上げたラウンドブリリアントカットとは、宝石全体の形がラウンド(上から見た形が丸い)と、表面がブリリアントカット(三角形とひし形を組み合わせたファセット)のこと。この宝石全体の形とカット方法のふたつの組み合わせが、宝石の輝きを決めるのです。
一般的に、スクエアカットやエメラルドカットなどの四角いカットは、透明感を楽しむためのカット方法とされています。ダイヤモンドのような無色透明の宝石ではなく、エメラルドなど石本来の美しい色合いを楽しむためのカット方法なので、輝きは控えめなことが多いです。
「それなら、プリンセスカットはあまりキラキラしないってこと?」と思うかもしれませんが、そうではありません。実はプリンセスカットは、形は四角いのに輝きの強いカット方法なのです。その秘密は、宝石表面のカット方法にあります。プリンセスカットの表面はブリリアントカットです。細かいカット面が多く配置されているため、光を取り込みやすく、キラキラとした輝きを楽しめます。
プリンセスカットは上から見ると正方形、横から見るとピラミッドのような形をしていて、光が内部で反射しやすい構造になっているのもポイントです。
「四角い形が好きだけど、輝きも欲しい」という人に選ばれやすいのは、このためでしょう。
2-2.シャープで洗練された印象
ジュエリーを選ぶうえで輝きのほかにもうひとつ重要な要素が、全体のデザインです。プリンセスカットは全体の形が四角形でファセットも直線なので、全体的にすっきりとした印象があります。 丸みのあるラウンドカットとは違い、クールでモダンな、少し大人っぽい雰囲気を感じさせるカットです。
プリンセスカットの宝石はネックレスや指輪など、さまざまなジュエリーに使用されます。指輪にセットすると指をまっすぐ、長く見せてくれるような効果があり、スタイリッシュなデザインが好きな人にぴったり。 ネックレスにすれば小粒でも少し変わったデザインという印象になるので、特別な存在感を放ちます。特に、普段からシンプルなアクセサリーを選ぶ人や、仕事でも使いやすいジュエリーを探している人にとって、「かっこいい」「仕事ができそう」という雰囲気のプリンセスカットは相性が良いでしょう。
3.プリンセスカットの歴史と由来

プリンセスカットは、現在ではラウンドブリリアントに次いで人気の高いカットですが、その歴史は意外と新しく、1970年代頃に確立された比較的新しいカット方法です。
人々が宝石、特にダイヤモンドをより輝かせようとさまざまな工夫をしてきた中で生まれたカット方法が、プリンセスカットです。プリンセスカットの歴史は、ダイヤモンドの歴史とは切っても切れません。プリンセスカットは、そもそもどのように生み出されたのでしょうか。
3-1.プリンセスカットの歴史
ダイヤモンドが人々に使用された記録でもっとも古いのは、紀元前7世紀頃のことです。当時はインドでダイヤモンドが産出されていました。この頃のダイヤモンドは原石をそのまま土台にセットする形で使用されました。ダイヤモンドはとても固く、どのような道具や方法を使ってもカットしたり、磨いたりすることができなかったからです。それでもどうにかダイヤモンドを輝かせようと、当時の人々は産出した時に出るダイヤモンドの粉末で表面を磨いたりしていたようですが、この方法はとてつもない時間と手間がかかります。そのためダイヤモンドを使用できる人はごく限られた王族や権力者のみでした。
ダイヤモンドを満足にカット・研磨できない状況は、なんと14世紀まで続きます。それが変わったのはダイヤモンドのへき開が発見されたためでした。ダイヤモンドには、ある特定の方向から衝撃を加えると割れてしまう性質があります。その性質をへき開というのです。14世紀にはこのへき開を利用し、ダイヤモンドを割ることで加工ができるようになりました。また、ダイヤモンド同士をこすり合わせて表面を磨くという方法も用いられるようになったのもこの頃です。
その後、15世紀半ばにはダイヤモンドをカットするための切断機が開発され、ダイヤモンド加工はぐっと前に進みました。16世紀にはドーム状のダイヤモンドの表面を三角形のファセットに加工した、バラのつぼみのようなかわいらしいデザインのローズカットが開発されました。このローズカットが、ブリリアントカットの前身とも言われています。
17世紀後半には最初のブリリアントカットであると言われるマゼランカットが生まれました。その後さまざまな工夫が施され、プリンセスカットは生まれたのは1970年のことです。ダイヤモンドの歴史から考えるとあまりにも最近のことで驚くかもしれませんね。ダイヤモンドのカットといえば、古くから伝わる伝統的な技術が多い中で、プリンセスカットは「現代的な感性から生まれたカット」と言えるでしょう。
プリンセスカットが誕生する以前、四角いダイヤモンドといえばスクエアカットやエメラルドカットが主流でした。これらは色合いや透明度を楽しむためのカットで、輝きは控えめです。落ち着いた雰囲気が魅力ではあるものの、「もっと輝きが欲しい」「丸い形以外でもキラキラしたダイヤモンドを楽しみたい」という声が少しずつ増えていきました。
そんな中で登場したのが、プリンセスカットです。スクエアカットの直線的な美しさと、ブリリアントカットの強い輝きを組み合わせるために開発され、当時としては革新的なカット方法でした。斬新で新鮮なプリンセスカットは、婚約指輪として選ばれることも増えています。
3-2.プリンセスカットの名前の由来
プリンセスカットという名前を聞くと、「王女のために作られたカットなの?」「なんだか特別なイメージ」と思う人もいるかもしれません。実際には、特定の王族・プリンセスに由来するわけではありません。プリンセスカットは「プリンセスのような気品のある女性にふさわしいカット」だと言われています。
ただそのような由来を知らなくても、ジュエリーショップでプリンセスカットを初めて見た人が 「名前がかわいい」「なんだか特別感がある」と感じることが、プリンセスカットが人気を後押ししている面もあるでしょう。
4.プリンセスカットのメリット
プリンセスカットは、四角いシルエットと強い輝きを両立させた、少し珍しいタイプのダイヤモンドです。丸い形のラウンドブリリアントカットとは違った雰囲気があり、すっきりとした印象が魅力的ですよね。
この章ではプリンセスカットのメリットを、具体的に見ていきます。もっとも輝くと言われているラウンドブリリアントカットではなく、プリンセスカットを選ぶメリットはどこにあるのでしょうか。
4-1.メリット①:コスパのいいカット方法
プリンセスカットの大きな魅力のひとつが、コスパの良さです。
プリンセスカットは原石の厚みを最大限に活かすことができるカット方法と言われており、その分価格を抑えることができます。丸型や楕円型、しずくのようなシェイプ型など、宝石はさまざまな形に加工されます。ですが自然の中から産出される原石は八面体の形をしていることが多く、丸いラウンドカットに仕上げる場合はどうしても削り落とす部分が多くなります。削る量が多いほど、当然ながら価格にも影響します。同じカラット数(重さ)でもラウンドカットより価格が抑えられるのです。
「輝きの強い宝石が欲しいけれど、予算も気になる」 という人にとってバランスの良い選択肢と言えるでしょう。
もちろんジュエリーを購入する時の価格は、地金の種類や石自体の品質などさまざまな要素か関わってきますが、実際にジュエリーショップでも同じ1カラットでもプリンセスカットのほうが手に取りやすい価格帯になることが多いのも事実です。原石を有効に使えるという点は、プリンセスカットの大きなメリットと言えるでしょう。
4-2.メリット②:輝きが強く見える
プリンセスカットは、四角形のカットでありながらブリリアントカットに近い輝きを持つという、少し珍しい特徴があります。
一般的に、スクエアカットやエメラルドカットなど、四角いカット方法は石本来の色合いや透明感を楽しむカット方法で、輝きは控えめです。
ですがプリンセスカットは、より強い輝きを引き出すブリリアントカットの一種。表面はファセットという三角形とひし形のカット方法で、底面にも細かいカット面が放射状に配置されているため、光を取り込みやすく、キラキラとした輝きを楽しめます。ショップで同じく四角形のスクエアカットやエメラルドカットの宝石と見比べると、「四角いのにこんなに光るんだ」と驚く人も多いようですよ。
少し変わったデザインを楽しみたいけれど、輝きの強さも妥協したくない人にとって、プリンセスカットはとても魅力的な選択肢になるでしょう。
5.プリンセスカットのデメリット・注意点
プリンセスカットにはさまざまなメリットがあります。ここまで読んで、「ぜひプリンセスカットの宝石を選びたい!」「次に買うのは絶対にプリンセスカットにしよう!」と思った人もいるでしょう。ですが物事には良い面もあれば悪い面もあるもの。プリンセスカットも、もちろん例外ではありません。メリットだけを見て購入を決めてしまうと、後悔する可能性もあります。そのため、購入前にはしっかりとデメリットも確認しておきましょう。
この章ではプリンセスカットのデメリットと注意点をご紹介します。確かにデメリットはありますが、少しだけ気を付けることでそのデメリットを補うこともできますよ。
5-1.デメリット①:角が欠けやすい
プリンセスカットは四角い形をしているため、4つの角が尖っています。その形が個性的で魅力のひとつでもありますが、実は四角い形はデメリットにもつながっています。そのデメリットが、角が欠けやすいということです。プリンセスカットの角の部分は衝撃に弱く、他のカットより欠けやすいと言われています。
「でも、ダイヤモンドは硬度が高いんでしょう?」「ダイヤモンドは固い宝石なのに、欠けるってどういうこと?」と思うかもしれませんね。ここで問題になってくるのが、ダイヤモンドのへき開です。へき開とは、特定の方向から衝撃を与えると簡単に割れてしまう性質のことです。つまり、ダイヤモンドは固いとはいっても、強い衝撃が加わりそれがへき開の方向であった場合は割れてしまうことがあるのです。
もちろん、適切なセッティング(爪の形や数)でしっかり保護されていれば、日常生活で極端に心配する必要はありません。ただ、リングとして日常的に使う場合は何かの拍子でぶつかってしまうこともあるでしょう。プリンセスカットのジュエリーを選ぶ時は、角を守るようにデザインされた枠を選ぶと安心です。
たとえば、角を4点でしっかり留めるプリンセスカット専用の爪が使用されているジュエリーや、角を覆うように留めるベゼルセッティングのジュエリーなどがあります。
普段から手をよく使う仕事をしている人や、リングをつけたまま作業することが多い人は、購入時にショップで相談してみると良いでしょう。
5-2.デメリット②:重さの割に小さく見えやすい
宝石を購入する時には、多くの場合カラット数が表示されています。「〇〇カラットの宝石!」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。ですが実際に、「カラット数とは何か?」と聞かれると詳しくはわからない…という人がほとんどではないでしょうか。なんとなく「カラット数が大きいほうが、大きな宝石っぽい」と思っているくらいでしょう。
ですが正確には、「カラット数=大きさ」ではありません。カラット数とは重さのこと。1カラットは0.2グラムです。0.2グラムと聞くと「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、実際にはキラキラと輝く宝石は数字以上の存在感があります。
そのため、宝石をいくつか購入したことがある人は無意識に「〇カラットということは、これくらいの大きさかな」とイメージしてしまいます。ところが深さのあるプリンセスカットは、同じカラット数でもラウンドカットと比べると上から見える面積が少し小さく感じることがあるのです。「1ctならもっと大きく見えると思っていた」という声が出るのはこのためです。
ただし、これはプリンセスカットに限ったことではありません。カットの形状によって見え方が変わるのはよくあること。気になるジュエリーがある時は、実物をよく見比べたり、ショップでサイズ感を確認してみることをおすすめします。購入する前に実物を確認することで、「思っていたのと違った」というガッカリ感は防げるでしょう。
6.【FAQ】プリンセスカットに関する疑問
宝石のカット方法として、プリンセスカットはまだ有名とまでは言えません。段々よく見るようにはなってきましたが、やはりブリリアントカットがもっとも有名で、流通数も多いです。そのためプリンセスカットの宝石が欲しいと思っても、「まだよくわからない」「もっときちんとプリンセスカットについて知ってから購入したい」という人も多いでしょう。
プリンセスカットは、輝きの強さや個性的なデザインが特徴のカット方法です。そこで最後に、プリンセスカットについてのよくある質問にお答えします。初めてプリンセスカットを検討する人が抱きやすい疑問をまとめましたので、参考にしてくださいね。
6-1.プリンセスカットはどんな人に向いている?
プリンセスカットに向いているのは、ずばり「かわいいジュエリーよりもきれい系のものがほしい」「ジュエリーで個性を出したい」という人です。
スクエアシェイプのすっきりとした印象は、「かわいい」「やわらかい」という印象にはなりづらいです。反対にクールな雰囲気を演出できますよ。その一方でラウンドブリリアントカットに近い強い輝きを両立しているため、華やかさでは劣りません。
また、直線的なラインが多いことから、モダンで洗練されたデザインが好きな人にも相性が良いです。普段からシンプルなアクセサリーを選ぶ人や、仕事でも使いやすいジュエリーを探している人にとって、プリンセスカットは自然と馴染みやすい形と言えるでしょう。
6-2.スクエアカットとプリンセスカットの違いは?
スクエアカットとプリンセスカットは、どちらも四角い形をしているため混同されやすいですが、カットの目的と輝き方が大きく異なります。
エメラルドカットなどに代表されるスクエアカットは、透明度や内部の色・美しさをじっくり鑑賞するためのカットで、輝きは控えめです。カット面が大きく、光がスッと通り抜けるような落ち着いた印象があります。
一方でプリンセスカットは、四角い形でありながら輝きを強く見せるために工夫されたカットです。形は四角いですが表面はブリリアントカットで底面にも細かいカット面が放射状に配置されているため、光を取り込みやすく、キラキラとした輝きを楽しめます。上から見たら同じ四角形ではありますが、スクエアカットは「透明感・落ち着いた輝き」、プリンセスカットは「強い輝き・華やかさ」という特徴の違いがあります。
「落ち着いた雰囲気や透明感を楽しみたい」という人にはスクエアカットが合うでしょう。どちらがより価値がある、正しい選択というわけではないので、あくまでも自分の好みや予算で選んでくださいね。
6-3.プリンセスカットの婚約指輪はあり?
プリンセスカットは、婚約指輪としても選ばれている人気のカットです。実際に婚約指輪のダイヤモンドの30%程度がプリンセスカットであるとも言われていて、ラウンドブリリアントカットに次ぐ人気があります。
ただし、婚約指輪として日常的に身につける場合は、角の保護がしっかりしたセッティングを選ぶことが大切です。4点留めで角を守るデザインや、ベゼル風に角を覆うデザインなど、安心して使える枠が多くあります。
ショップで相談しながら選べば、日常使いでも問題なく楽しめるカットです。
7.まとめ
プリンセスカットは、四角いシルエットと強い輝きをあわせ持つ、少し珍しいタイプのダイヤモンドです。ラウンドブリリアントカットとは違った雰囲気があり、すっきりとした印象やモダンな雰囲気を好む人に選ばれやすいカットでもあります。1970年代に確立された比較的新しいカットで、原石を無駄なく使えることから、同じカラット数でも比較的手に取りやすい価格帯になることが多い点も魅力のひとつです。
一方で、四角い形ゆえに角が欠けやすいというデメリットもあります。ただ、適切なセッティングを選べば日常使いでも安心して楽しめますし、ショップで相談しながら選ぶことで不安はかなり軽減されます。また、深さが出やすいカットのため、重さの割に少し小さく見えることがありますが、これはカットの特性として理解しておくと選びやすくなるでしょう。
プリンセスカットは「四角い形が好き」「輝きも欲しい」「自分らしいデザインを選びたい」という人にとって、とても魅力的な選択肢です。特徴や注意点を知ったうえで選べば、長く愛せる一石に出会えるはずですよ。
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