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2024年12月24日

10月の誕生石はオパールとトルマリンどっち?意味や効果、どれが正しいのか疑問を解決!

あなたは、自分の誕生石をご存知ですか?「宝石に興味がないけど、誕生石だけは知っている」「なんとなく誕生石がほしいと思っているけれど、詳しくないし何を買ったらいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。そんな人のために、今回は10月の誕生石についてご紹介します。

10月の誕生石は、トルマリンとオパールです。「トルマリン?オパール?どっちが正しい誕生石なの?」と思う人もいるかもしれません。結論から言うと、10月の誕生石はふたつあります。トルマリンとオパール、どちらも正しい10月の誕生石なのです。

「10月の誕生石の話なら、10月生まれじゃない自分は関係ないな……」と思った人もいるかもしれませんね。ですが実は、誕生石はその月に生まれた人以外にもパワーを与えてくれます。10月生まれの人も、そうでない人も、ぜひこの記事を最後まで読んで参考にしてくださいね。

1.誕生石とは?

出典:GIA

まずは誕生石とはどういうものなのか、説明します。誕生石という言葉は聞いたことがあるけれど、なぜ誕生石がこんなに人気なのか、なぜ多くの人が誕生石を身に付けるのかはわからないという人も多いでしょう。

誕生石の歴史や由来、効果について詳しく見ていきましょう。

1-1.誕生石の歴史

誕生石のはじまりはどのようなものだったのか、実ははっきりとはわかっていません。おそらく18世紀頃のポーランドが起源だろうとは言われていますが、はっきりとした記録などが残ってはいないのです。そのため誕生石の由来もはっきりとはわかっていませんが、キリスト教の聖書に関わるものだろうと言われています。

旧約聖書に記述のある、位の高い聖職者が身に付けていた胸当てに縫い付けられていた12種類の宝石。もしくは新約聖書に記述のある、キリスト教にとって重要な都市であるエルサレムの城壁に飾られていたという12種類の特別な宝石。このどちらかが、現在の誕生石の元になったのだろうと言われています。

誕生石は世界各地に伝わりました。行く先々で、誕生石はその土地に馴染みのある宝石や、その国の人々に人気のある宝石などを取り込んでいくことになります。バラバラな形の誕生石を、はじめてきちんと制定したのはアメリカの宝石商組合(現在のGIA)でした。1912年、アメリカで正式に誕生石が制定されたのです。その後日本でも1958年に、全国宝石卸商協同組合がアメリカの誕生石をもとに誕生石を制定しました。その時に3月の珊瑚、5月の翡翠を加えた19種類の宝石が日本の正式な誕生石に決まったのです。

そして長い間、その19種類の宝石が誕生石として親しまれてきました。それに変化があったのは、2021年12月のことです。あらたに10種類の宝石が、日本の誕生石に加えられました。現在は29種類の宝石が、日本の正式な誕生石です。

1-2.誕生石の効果

何か宝石を購入しよう、大切な人に宝石をプレゼントしようと思う時に、誕生石は自然と候補に上がってくると思います。実際その月の誕生石が、ショップなどでも特におすすめされていることもよくありますよね。それはやはり、誕生石を選ぶ人が多いということでしょう。ではなぜ誕生石を身に付ける人が、こんなにも多いのでしょうか。それは誕生石の効果が、よく知られているからでしょう。

誕生石には、その月に生まれた人が身に付けるとお守りになるという効果があります。1月生まれならガーネット、2月生まれならアメジストを身に付ければ、運勢が上がったり良いことがあると言われているのです。この効果は有名で、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。親が生まれた子どもに誕生石をお守りとしてプレゼントするという風習もあるそうですよ。

「じゃぁ1月生まれじゃない人は、ガーネットを身に付けても意味がないの?」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。実は1月にガーネットを身に付けると、生まれ月に関係なくお守りになってくれるのです。誕生石はその月を象徴する石として、多くの人をサポートしてくれます。

この誕生石の2つの効果を知っておけば、石のパワーを最大限に受けることができるでしょう。

1-3.1月~12月の誕生石

ここで、1月から12月までの誕生石をご紹介します。

1月…ガーネット

2月…アメジスト・クリソベリルキャッツアイ*

3月…アクアマリン・珊瑚・ブラッドストーン*・アイオライト*

4月…ダイヤモンド・モルガナイト*

5月…エメラルド・翡翠

6月…パール・ムーンストーン・アレキサンドライト*

7月…ルビー・スフェーン*

8月…ペリドット・スピネル・サードオニキス*

9月…サファイア・クンツァイト*

10月…トルマリン・オパール

11月…トパーズ・シトリン

12月…ターコイズ・ラピスラズリ・タンザナイト*・ジルコン*

(*がついているのは2021年に新たに追加された誕生石です)

上記の29種類の宝石が、現在の日本の誕生石です。誕生石は国ごとに異なりますので、日本の誕生石が他の国では誕生石でなかったり、誕生石ではあっても月が違ったりすることがあります。

3月の珊瑚や5月の翡翠はアメリカやイギリスでは誕生石ではありませんし、逆にイギリスでは4月の誕生石に水晶が加えられていたりします。また日本やアメリカでは7月の誕生石であるルビーが、フランスでは3月の誕生石です。

国ごとに誕生石には違いがありますので、外国で誕生石を購入しようとするとすれ違いが発生したりするかもしれませんね。

1-4.10月の誕生石はなぜ2種類?

10月の誕生石はなぜ2種類あるのか、疑問に思う人もいるでしょう。はっきりした理由はわかっていませんが、誕生石は発生から正式な制定までにかなり時間がかかりました。その間、さまざまな国や地域を経由していった過程で、それぞれの国や地域の解釈などが加わったせいで、複数の誕生石が存在しているのではないか、と言われています。

つまり、さまざまな国の人々が「この季節にぴったりなのはこの石だ」「この石も人気だし、誕生石に加えたい」ということを繰り返した結果、複数の宝石が誕生石になったのではないかと考えられています。また新しく発見された宝石が誕生石に加えられたりすることもあり、現在の形になったようです。

細かい記述が残っていないので、具体的にどこから10月の誕生石がトルマリンとオパールになったのかはわかりませんが、そういった流れの中でおそらく2種類になったのではないでしょうか。

1-5.どっちの誕生石が正しいの?

となると気になってくるのは、「トルマリンとオパールのどっちが10月の正しい誕生石なのか?」ということですよね。結論から言いますと、どちらも10月の正しい誕生石です。

2種類とも正式に定められた日本の正しい誕生石なので、10月の誕生石を身に付けたい時は、どちらを選んでもかまいません。

トルマリンとオパールについて、次の項からそれぞれ詳しくご紹介していきます。2種類の誕生石についてそれぞれよく知って、自分の好きなほうを選んでくださいね。

2.10月の誕生石・トルマリン

出典:GIA

10月の誕生石のひとつめ、トルマリンは「ない色はない」と言われるほど豊富なカラーバリエーションのある宝石です。トルマリンという名前ではなく別の名前で呼ばれているものもあるので、もしかしたら「それもトルマリンだったの?」と驚くかもしれません。

トルマリンはどんな石なのか、どんな色があるのかなど、詳しく見ていきます。

2-1.トルマリンってどんな石?

トルマリンには、数多くの種類があります。その種類はなんと30種類以上。とはいっても、そのすべてが私たちがトルマリンと聞いてイメージするような宝石というわけではありません。いわゆる宝石質と呼ばれるような、美しくジュエリーなどに加工されるものはその中でも限られています。その他のトルマリンはジュエリーではなく、工業用など使い道は様々です。

トルマリンには、他の石にはない特徴があります。それは、石自体が電気を帯びているという特徴です。電気を帯びている石は、トルマリンの他にはありません。その性質に気付いたのは、オランダのとある宝石職人だったそうです。職人は、トルマリンがやけにホコリを吸着するということに気付きました。トルマリンはそれからしばらくの間、ホコリを吸着させる掃除のために使われていたそうです。

その現象を研究していくうちに、トルマリンは電気を発している石だということが判明しました。そのトルマリンだけの性質から、トルマリンは「健康に良い」「血行促進に効果がある」と言われるようになったのです。

2-1-1.すべての色がある石

トルマリンは「ない色はない」と言われているほど、豊富なカラーバリエーションがある石です。含まれる元素の違いによって、さまざまな色に発色します。たとえば、マグネシウムを含むものは黄色や褐色、銅を含むものは青や緑、鉄を含むものは黒っぽい色などです。

それだけでなく、トルマリンの中には1つの石の中に複数の色を含むものがあります。2色ならバイカラートルマリン、3色ならマルチカラートルマリンと呼ばれる種類のトルマリンです。宝石はそのかたまりが出来上がるまでに、長い時間がかかります。その間にさまざまな物質が入り込むことによって、バイカラーやマルチカラーのトルマリンが出来上がるのです。有名なのはトルマリンの一部がピンク、一部が緑色になったもので、「ウォーターメロントルマリン」と呼ばれています。その見た目はウォーターメロン、つまりスイカそのものです。

またトルマリンには、「キャッツアイ」と呼ばれるものもあります。キャッツアイとは、インクルージョンと呼ばれる宝石の内部の異物が、1本の光の線のように見えるものです。その線が猫の縦長の瞳孔のように見えることから、「キャッツアイ」と呼ばれています。通常インクルージョンは少なければ少ないほど品質が高いと言われていますが、一部の美しく見えるインクルージョンは別です。キャッツアイの入ったトルマリンは、その美しさから価値が高い宝石として取引されます。

2-1-2.世界三大希少石・パライバトルマリン

多くのカラーバリエーションがあるトルマリンの中で、最も特別なのは世界三大希少石と呼ばれているパライバトルマリンです。パライバトルマリンは水色と緑の中間くらいの色合いのトルマリンで、ブラジルのパライバ州で発見されたことからその名前がつきました。もとはパライバ州で産出されたものだけをパライバトルマリンと呼んでいましたが、今ではその色合いなどから判断し、パライバ州以外で産出された物もパライバトルマリンと呼ばれています。

パライバトルマリンには青から緑までの幅がありますが、最高品質のものは鮮やかなブルーです。目が覚めるようなネオンブルーが、もっとも品質の良いパライバトルマリンと言われています。

2-2.トルマリンの語源

トルマリンの名前の語源は、シンハラ語の「turmali(トルマリ)」です。この言葉は「さまざまな石が混ざった状態」を表しています。トルマリンにはさまざまな色があることを考えると、納得の語源ですね。

トルマリンの和名は「電気石(でんきいし)」です。トルマリンが電気を帯びているという特徴から、この和名になりました。

2-3.トルマリンの歴史

さまざまな色のあるトルマリンは、歴史上他の宝石によく間違われてきました。実際に見てみればわかりますが、緑色のトルマリンはエメラルド、赤いトルマリンはルビーによく似ていて、見た目だけで判断するのはほぼ無理です。

トルマリンがはっきりと区別されるようになったのは、1800年代に入ってからのことです。科学技術の発展により、宝石の種類がはっきりとわかるようになりましたが、それ以前の時代の人が間違えてしまうのは、しょうがないことでしょう。そのためトルマリンは他の宝石のように、「トルマリンが最初に使用されたのは〇世紀です!」とは言いきれないのです。

トルマリンは1892年に、世界的に有名なジュエリーブランドであるティファニー社に所属していた宝石鑑定士のジョージ・クンツ氏によって、アメリカ産の宝石であると広く知られるようになりました。アメリカのメイン州とサンディエゴ州で、美しいトルマリンが産出されることを、広く宣伝したのです。

そのトルマリンを愛用したのは、中国の西太后でした。西太后は特にピンクや赤のトルマリンが好きで、サンディエゴからなんと120トンものトルマリンを輸入したと言われています。

2-4.トルマリンの産地

トルマリンは世界各地で産出されます。

その中でも特に有名なトルマリンの産地は、ブラジルです。ブラジルは先ほどご紹介したパライバ州のパライバトルマリンが有名ですが、その他にもルベライトと呼ばれるレッドトルマリン、深い青色のインディゴライトなども産出されます。その他にも、アメリカ、マダガスカル、アフガニスタンやスリランカなど、トルマリンは多くの国で産出されます。

特にアメリカ産のトルマリンはパステルカラーの物が多いです。マダガスカルではクリアカラーのトルマリンも良く産出されます。

3.トルマリンのスピリチュアル的な意味と効果

宝石や鉱物にはそれぞれ、スピリチュアル的な意味や効果があると言われています。宝石や鉱物が「パワーストーン」と呼ばれるのを聞いたことがあるという人もいるでしょう。宝石や鉱物がパワーストーンと呼ばれる時には、その石を身に付けることによってさまざまな効果があることを期待されていることが多いです。装飾用としてよりも、石を身に付けると得られる良い効果を期待して、宝石や鉱物を身に付けるという人も少なくありません。

トルマリンにはどのような効果があるのかを知って、より効果的に身に付けましょう!

3-1.トルマリンの石言葉

宝石や鉱物にはそれぞれ、その石を象徴する石言葉があります。花に花言葉があるように、石には石言葉があるのです。その石言葉を参考に、石を購入したりプレゼントしたりする人もたくさんいます。では、トルマリンの石言葉は何なのでしょうか?じつはここで、「トルマリンにはたくさんの色がある」というのが関係してきます。

じつはトルマリンには、色ごとに石言葉が存在するのです。

その一部をご紹介します。

レッドトルマリン(ルベライト)…貞節・思慮深さ

ブルートルマリン(インディゴライト)…芸術的センス

グリーントルマリン(ヴェルデライト)…内面のパワーアップ

ブラックトルマリン(ショール)…希望・幸運・歓喜

バイカラートルマリン…バランスの良さ・調和

ウォーターメロントルマリン…多くの幸せ

石言葉を参考に、トルマリンを選んでもいいですね。

3-2.トルマリンの持つ効果

色ごとに石言葉が異なるトルマリンですが、その効果は大きく分けると3つあります。健康に対する効果、持ち主の才能に関する効果、他のパワーストーンを助けるという3つの効果です。

それぞれの効果について、詳しく見ていきます。

3-2-1.健康効果

トルマリンは、石自体が電気を発しているという性質から、石を身に付けていると健康になる、血行が良くなる効果があると言われています。トルマリンを浴槽に入れたトルマリン風呂や、飲料水に入れたトルマリン水などが一時期とても流行しました。「トルマリンのネックレスを身に付けると肩こりが良くなる」とも言われていたそうです。

トルマリンがそういった健康効果があるという科学的な証明は、残念ながらされていません。ですが実際にトルマリンを身に付けると調子がいい、という人は多くいるようです。

3-2-2.インスピレーションを与える

トルマリンは「芸術家の石」とも呼ばれています。トルマリンには持ち主の芸術的センスを向上させ、直観力や感受性を向上させるパワーがあると言われているのです。

その効果を信じていた人として、劇作家として有名なシェイクスピアがいます。シェイクスピアは、トルマリンをたくさんコレクションしていたそうです。

トルマリンには表現力をアップさせるパワーもあると言われていますので、自分の感じたことをうまく形にできないと悩んでいる人にもおすすめですよ。

3-2-3.他のパワーストーンのサポート

トルマリンは「増幅」のパワーを持っています。自分のパワーを主張するだけがパワーストーンではありません。トルマリンには他のパワーストーンをサポートし、持っているパワーを大きくするという効果があります。

パワーストーンは、複数で組み合わせて使用することがよくありますよね。その時に一緒に組み合わせたパワーストーンの効果を増幅してくれるパワーを、トルマリンは持っているのです。

パワーストーンは組み合わせも重要なので、この効果はうれしいですね。

4.トルマリンと他の石の相性

トルマリンの効果の項でもかるく触れましたが、パワーストーンは1種類で使用するだけではなく、2種類やそれ以上を組み合わせて身に付けることがよくあります。

ショップによっては、あらかじめおすすめのパワーストーン同士を組み合わせて販売することもありますので、目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

トルマリンと組み合わせるのにおすすめのパワーストーンを3種類ご紹介しますので、参考にしてください。

4-1.トルマリン×ローズクォーツ

出典:GIA

ローズクォーツは淡いピンク色の水晶の一種です。バラを思わせるようなかわいらしい色合いが、女性にとても人気があります。

ローズクォーツは「真実の愛」「美」という石言葉を持っていて、恋愛面をサポートしてくれると言われています。片思いが成就する、隠れていた美しさを引き出すパワーを持っているとされていて、恋人や結婚相手を探している人、運命の相手に出会いたい人に特に人気があるパワーストーンです。

トルマリンは増幅のパワーを持っているので、組み合わせるのはどの色でも良いのですが、特におすすめなのは赤やピンクのトルマリンか、ウォーターメロントルマリンです。赤やピンク系統のパワーストーンは、情熱や恋愛を象徴しています。ローズクォーツとの組み合わせは相性が良く、それぞれのパワーを発揮できるでしょう。またウォーターメロントルマリンには「多くの幸せ」という石言葉があります。ウォーターメロントルマリンとローズクォーツは、持ち主に恋愛的な意味での幸せをもたらしてくれる組み合わせです。

4-2.トルマリン×ガーネット

出典:GIA

ガーネットは1月の誕生石で、人気も知名度もある石です。深い赤色のイメージが強い石ですが、実は黄色やオレンジ、グリーンなどさまざまな色があります。

ガーネットの語源はラテン語で「種子」を表す「granatus(グラナタス)」、もしくは果実のザクロを表す「granatum(グラナトゥム)」と言われています。小さな結晶が母岩に張り付いて産出されるようすが、植物の種やザクロの果実を連想させたようです。

そんな語源を持つガーネットは「実りの石」と呼ばれています。種子が芽を出して花や実をつけるように、持ち主の才能を開花させるパワーストーンなのです。

ガーネットは芸術のセンスを向上させるブルートルマリンとの相性が抜群です。芸術方面の才能を発揮するのはとても難しく、くじけそうになることも多いでしょう。そんな時にパワーストーンが、少しでも背中を押してくれたらいいですね。

4-3.トルマリン×アメジスト

出典:GIA

紫色の水晶であるアメジストは、2月の誕生石としても有名です。透き通った紫色は神秘的で、ジュエリーとしてもパワーストーンとしてもよく身に付けられています。

アメジストは「真実の愛を探す石」と言われている、愛情に関連するパワーストーンです。ただアメジストが他のパワーストーンと違うのは、よくある恋愛運アップのパワーではないというところ。アメジストのパワーはあくまでも「真実の愛」を見つけるためのものです。今好きな人がいて、アメジストからパワーを貰おうと思って身に付けたのにうまくいかなかった……ということもあるかもしれません。もしかしたら、それはアメジストが「真実の愛ではない」と言っているのかもしれませんね。

アメジストは恋愛のパワーを持っている石ですが、それと同時にとても良いバランス感覚を持っています。同じパワーを持っているのが、バイカラートルマリンです。バイカラートルマリンは調和のパワーを持っています。恋愛だけにおぼれることなく、バランスをとれる組み合わせのパワーストーンです。

5.10月のふたつ目の誕生石・オパール

出典:GIA

ここからは10月のふたつ目の誕生石、オパールについてご紹介します。

オパールは、他の宝石とは違う独特な雰囲気を持った宝石です。オパールは多くの宝石が持つガラスのような透き通った輝きを持ってはいません。その代わりにオーロラのような、虹のような、不思議な揺らめきのある輝きを持っています。

オパールがなぜそのような不思議な魅力を持っているのか、詳しく見ていきましょう。

5-1.オパールってどんな石?

10月の誕生石のふたつ目であるオパールは、二酸化ケイ素という物質と水が混ざり合って固まったものです。二酸化ケイ素というと聞き覚えがないかもしれませんが、これはシリカゲル、いわゆる乾燥剤と同じ成分の物質というと、親近感がわくのではないでしょうか。あのシリカゲルと同じ成分の物質が、長い時間をかけて水と混ざり合い、宝石質になったものがオパールなのです。

オパールの特徴として、その水分量の多さが挙げられます。水分を多く含む宝石なので、乾燥にとても弱く保管には注意が必要です。例えば窓辺などの直射日光を受ける場所、エアコンからの直風が当たる場所に置いておくことは避けましょう。ひび割れなどの原因になってしまいます。

5-1-1.プレシャスオパール

オパールは大きく分けると2種類に分類できます。その2種類は、プレシャスオパールとコモンオパールといいます。この2種類には見た目ではっきりとわかる、大きな違いがあります。オパールと言われて多くの人がイメージする、見る角度によってゆらゆらと揺れる輝き。その輝きを持っているのがプレシャスオパール、持っていないのがコモンオパールです。

プレシャスオパールの揺らめく輝きは「遊色効果」と呼ばれます。この遊色効果は、オパールの成分であるシリカゲルがオパールの中で規則正しく並び、それぞれが光を反射することでおきます。

プレシャスオパールは地色の違いによって、違った色合いを見せます。白っぽいきらめくパールのような輝きのプレシャスオパーが、ホワイトオパールです。産出量が多いので、ただ単にオパールというとこのホワイトオパールを思い浮かべる人が多いと思います。その他にも地色が灰色~黒で重厚な輝きのブラックオパールや、地色がオレンジ色で遊色効果の輝きが炎の揺らめきのようにも見えるファイヤーオパールなどがあります。

5-1-2.コモンオパール

一方で、遊色効果をもたないオパールがコモンオパールです。不透明でミルキーな色合いのものが多く、かわいらしい雰囲気を持っています。コモンオパールは一般的なオパールのイメージからは遠いですが産出量は多く、実はハイブランドのジュエリーにもよく使用されています。

遊色効果はないですが、その代わりに石の地色が楽しめるのがコモンオパールです。コモンオパールの一種であるピンクオパールは、かわいらしいピンク色で女性に人気です。半透明から不透明で、淡いピンク色からローズピンクなど、幅広い色合いがあります。

ブルーオパールはブルーやブルーグリーンの、半透明から不透明の石です。その他にも地色が黄色のイエローオパール、緑色のグリーンオパールなど、さまざまなコモンオパールがあります。

5-2.オパールの語源

オパールは、古代ローマ時代は「opalus(オパルス)」と呼ばれていたそうです。

その語源は、ギリシャ語で「色の変化」という意味の「oppalos(オパロス)」か、「色の変化を見る」という意味の「opalios(オパリオス)」ではないかと言われています。これは遊色効果のあるプレシャスオパールを見た人が名付けたのでしょう。

また、オパールの和名は「蛋白石(たんぱくせき)」です。これはおそらく、卵の白身のようなホワイトオパールの見た目に由来すると考えられます。

5-3.オパールの歴史

オパールは紀元前4000年ごろのケニアの遺跡で発見されていて、それが人類最古のオパール使用の証拠だと言われています。

古代ローマ時代、オパールは「神の石」と言われていました。メキシコのアステカ文明でも、祭壇にオパールが飾られていたそうです。アラブでは稲妻が宝石になったのがオパールだと言われていて、不思議な力が石になったものだと思われていました。中世ヨーロッパでは王族や貴族が、好んで身に付けていたそうです。

ところが1830年以降、オパールは「不幸をもたらす石」と呼ばれるようになります。決定的だったのは1892年に発表されたウォルター・スコットという人の書いた小説の中で、オパールが不幸の石として描かれたことです。このことにより、オパールには「不幸の石」というイメージがついてしまいました。

現在ではそのようなイメージはありませんが、オパールにはそのような不遇の時代もあったのです。

5-4.オパールの産地

オパールの産地として、最も有名なのはオーストラリアです。オーストラリア産のオパールは、世界で流通しているオパールの約9割にもなると言われています。

オーストラリアでは、プレシャスオパールのホワイトオパールやブラックオパール、コモンオパールのピンクオパールやブルーオパールなど、様々な種類・色のオパールが産出されます。

メキシコでもオパールは産出されます。プレシャスオパールのファイヤーオパールや地色が透明なウォーターオパール、またコモンオパールのピンクオパールも産出されます。

6.オパールのスピリチュアル的な意味と効果

オパールにも、スピリチュアル的な意味と効果があります。オパールはオーロラのような、虹のようなきらめきを持つ、他の宝石にはない魅力がある宝石です。その独特な輝きに由来するパワーを持っていると考えられています。

オパールがどのような意味を持っているのか、詳しく見ていきましょう。

6-1.オパールの石言葉

オパールの石言葉は「純真無垢」「希望」「幸運」などです。オパールの明るいきらめきから、何にも汚されない純真さや、希望、幸運などをイメージしたのでしょう。

またオパールは、色ごとにもそれぞれ石言葉があります。

ホワイトオパール…神のご加護

ブラックオパール…威嚇

ファイヤーオパール…恋する人

ピンクオパール…愛の出会い

ブルーオパール…さわやかな愛情表現

それぞれの色ごとの石言葉も、参考にしてくださいね。

6-2.オパールの持つ効果

では具体的に、スピリチュアル的にはオパールがどんな効果を持っているのかを見ていきます。

オパールは遊色効果という特徴的な個性を持っていることから、持ち主やその周囲を照らす効果があると言われています。その効果で、持ち主にどのような影響を与えるのでしょうか。

6-2-1.幸運を呼ぶ

オパールは持ち主の未来を照らしてくれる「希望の石」と言われています。明るくポジティブなパワーを持ったパワーストーンです。オパールはそのポジティブなパワーで、持ち主に幸運をもたらします。

またオパールのゆらめくような輝きは、一方向ではなくさまざまな幸運を表しているそうです。オパールを身に付けることによって、さまざまな幸運が舞い込むと言われています。

6-2-2.視野が広がる

オパールを身に付けることによって自分やその周囲を照らされた持ち主は、視野が広がり自由な発想を手に入れることができます。今まで持っていた固定概念を打ち破り、新しい自分になることができるでしょう。

視野が広がれば、今まではできなかったさまざまなことができるようになります。自分のカラを打ち破り、新しい自分に生まれ変わるきっかけを得ることができるでしょう。

6-2-3.ヒーリング

オパールはそのゆらめきで持ち主を包み込み、悪いものから守ってくれると言われています。オパールの輝きが目くらましになり、持ち主を悪いものから遠ざけてくれるのです。オパールには、持ち主の心の中にあるネガティブな感情を追い払ってくれるという効果もあります。そのパワーでストレスを癒し、精神を落ち着かせてくれるのです。

自分の周囲や心の中から悪いものを追い出して癒されたら、きっと今までよりも自分の能力を発揮することができるでしょう。

オパールのヒーリングのパワーは、ただ単に持ち主を癒すだけでなく、そこから強い力を発揮することができるように促してくれます。

7.オパールと他の石の相性

明るくポジティブなパワーを持ち、身に付けると持ち主を癒してくれるオパール。そんなオパールの持つパワーを活かすには、どんなパワーストーンと組み合わせるのが良いのでしょうか。

それはどんな願いがあってパワーストーンを身に付けるかにもよりますが、ここではとくにおすすめの組み合わせを3種類ご紹介します。

7-1.オパール×ムーンストーン

出典:GIA

「月の輝きを集めた石」と呼ばれているムーンストーン。カボションカットというドーム状のカットを施すと見られる独特の輝きは「シラー効果」と呼ばれ、オパールの「遊色効果」とも違った独特の美しい輝きを見せてくれる石です。

この輝きは宝石の内部構造によるもので、2種類の異なる成分の層が重なることで見られます。宝石によくあるキラキラとした輝きとは違うという点においては、オパールとムーンストーンは似たところがありますね。月といえば、古来から女性の象徴と考えられていました。ムーンストーンも女性を助けてくれるパワーストーンで、女性らしい優しさや美しさを引き出してくれると言われています。

オパールとムーンストーンの組み合わせは、恋愛運アップの効果があります。特におすすめなのは、コモンオパールの一種であるピンクオパールです。ピンクオパールは「愛の出会い」という石言葉を持っています。恋愛運アップに最適の組み合わせと言えるでしょう。

7-2.オパール×クリソプレーズ

クリソプレーズは、アップルグリーンと呼ばれる明るいイエローグリーンのパワーストーンです。不透明でやわらかいパステルカラーがかわいらしく、人気があります。

クリソプレーズは、カルセドニーと呼ばれる石英の一種です。石英の中でも特にグリーンの物、そして特に美しい物だけがクリソプレーズと呼ばれます。色がくすんでいるものはグリーンでもクリソプレーズとは呼ばれず、ただ単にグリーンカルセドニーと呼ばれるのです。一握りの、とても美しいグリーンのカルセドニーだけがクリソプレーズと呼ばれます。

クリソプレーズは持ち主の才能を見抜き、開花させるパワーを持っています。仕事や勉強で結果を出したい、実力をつけたいと思っている人の背中を押してくれるパワーストーンです。オパールとクリソプレーズの組み合わせは、ステップアップをしたい人におすすめです。クリソプレーズの才能開花のパワーとオパールの視野を広げるパワーは、がっちりと噛み合って持ち主をサポートしてくれるでしょう。

7-3.オパール×シトリン

出典:GIA

シトリンは和名を「黄水晶(きすいしょう)」という、イエローやゴールドの色味のある水晶です。11月の誕生石としても有名ですよね。

シトリンは天然のものはとても産出量が少なく、高価で取引されます。流通しているシトリンの多くは、同じく水晶であるアメジストを加熱させたものです。アメジストを高温で加熱すると色が黄色に変化し、シトリンになります。天然のシトリンとは、地中の深い所でマグマなどによって加熱されて色を変えた加熱したアメジストなのです。そういった偶然は滅多に起きることではないので、天然のシトリンはとても希少というわけです。

シトリンは古来から金運アップ、仕事運アップのパワーストーンとして、商人に人気がありました。イエローやゴールドの色合いが、金運のアップをイメージさせるのでしょう。オパールは持ち主の未来を照らし、視野を広げるパワーを持っています。シトリンとオパールは、これから新しい事業などを行うという時にぴったりの組み合わせです。

8.ローズクォーツは10月の誕生石?

10月の誕生石について調べていると、「10月の誕生石はトルマリン・オパール・ローズクォーツ」と出てくることがあります。実際にローズクォーツを10月の誕生石として売っているようなショップもあるようです。ですが正式には、ローズクォーツは10月の誕生石ではありません。

ではなぜ、ローズクォーツは10月の誕生石と言われているのでしょうか。これには誕生石が、さまざまな国や地域で親しまれてきたことと関係があるようです。それぞれの国や地域でなじみの深い宝石や鉱物が誕生石と言われている延長で、ローズクォーツは10月の誕生石と言われているのでしょう。

宝石にはさまざまな楽しみ方があります。日本ではローズクォーツは10月の正式な誕生石ではありませんが、あくまでもカジュアルな楽しみ方として、ローズクォーツを身に付ける分には何の問題もありません。

9.【まとめ】さまざまな色・種類から好きなものを選ぼう!

今回は、10月の誕生石であるトルマリンとオパールについてご紹介してきました。

トルマリンは「ない色はない」と言われるほど、さまざまなカラーバリエーションがある石です。1色だけではなく1つの石が2色に別れているバイカラートルマリンや、3色以上に別れているマルチカラートルマリン、美しい光の筋のようなインクルージョンが含まれるトルマリン・キャッツアイなどがあります。

もうひとつの10月の誕生石であるオパールも、実はトルマリンと同じようにさまざまなバリエーションがあります。オパールは大きく分けると「遊色効果」と呼ばれるオーロラのようなゆらめく輝きを見せるプレシャスオパールと、きらめきはない分地色を楽しめるコモンオパールの2種類に分けられます。さらにその石の地色で呼び名が変わり、それぞれが個性的です。

10月の誕生石は2種類ですが、2種類の宝石とは思えないほど多くの色や個性があります。スピリチュアル的な意味や効果もさまざまですので、そのうちのどれかは好みや希望にぴったりと合うでしょう。

ぜひたくさんの誕生石の中から、自分が1番だと思う物を探してみてくださいね!

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