2024年4月29日
ルイヴィトンの廃盤は恥ずかしい?理由と人気の廃盤バッグをご紹介!
ブランド
世界三大ブランドのひとつとして知られているルイ・ヴィトン。ルイ・ヴィトンは1854年、世界初の旅行鞄専門店としてパリのキャプシーヌ通りに店を構えました。創業当初はトランクケースを中心に販売していましたが、時代の変化に伴ってバッグや財布などのラグジュアリー商品の販売へと移行します。
ルイ・ヴィトンを代表するデザインと言えば、ダミエやモノグラムを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ダミエ柄は1888年に、モノグラム柄は1896年にそれぞれ発表されました。その後、1998年にはルイ・ヴィトン初となるアーティスティックディレクターのマーク・ジェイコブスが就任し、斬新なデザインが生み出され、現在も次々に新作が発表されています。
毎年新商品が発表されるため、ルイ・ヴィトンの廃盤品は増えていきます。ルイ・ヴィトンは廃盤アイテムをアップデートして販売することはありますが、廃盤アイテムを再販することはありません。そのため、廃盤はその時にしか出会えない貴重な商品なのです。
そんな廃盤アイテムは、その時代特有の雰囲気を感じさせるため、持ち歩くのをためらう人もいます。ルイ・ヴィトンの廃盤品を使うのは恥ずかしいことなのでしょうか。そのように感じる背景について掘り下げていきます。
さらに、なぜ一部のルイ・ヴィトンの廃盤バッグやショルダーバッグが今でも高い人気を誇っているのかについても、魅力や購入方法と一緒に深掘りしていきます。一部の人々は廃盤アイテムを持つことに躊躇することがありますが、廃盤品のメリットを知れば、真の魅力を発見できるかもしれません。
目次
1.ルイ・ヴィトンのアイテムが廃盤になる理由とは?
ルイ・ヴィトンは毎年、流行を取り入れた新作アイテムを発表しています。同時に廃盤品も増えていき、ルイ・ヴィトンでは再販されないため、廃盤を購入するには中古販売店やオンラインショップを利用するしかありません。
人気のある廃盤品を継続して販売することは、理論的にルイ・ヴィトンの売り上げを向上させる可能性があります。しかし、実際にはこれまでに再販された例はありません。なぜルイ・ヴィトンは、廃盤品を復活させないのでしょうか。理由を解明していきます。
1-1.アイテムごとに販売数量を決めている
ルイ・ヴィトンは、販売するアイテムごとに販売目標を掲げており、販売数量が目標に達したら、たとえ製作途中のアイテムがあったとしても破棄してしまいます。販売目標を決めて数量を限定するマーケティング戦略を練ったのはベルナール・アルノー氏であり、ルイ・ヴィトンが属している世界最大のファッションコングロマリットのLVMHのCEOを務めている人物です。ベルナール・アルノー氏はマーケティング力に優れた人物として知られており、一代で巨大なコングロマリットを築き上げました。
ルイ・ヴィトンの販売戦略も例外ではなく、ベルナール・アルノー氏のマーケティング戦略を実施。新作アイテムの数量を決めて販売することで、今しか手に入らないアイテムであることを顧客にアピールし、価値を高めて売り上げを伸ばすのです。
また、ルイ・ヴィトンは1854年に創立した老舗ブランドですが、現在まで一度もセール品やアウトレット品を出していません。顧客はセール品やアウトレット品がいずれ販売されるとわかっていれば、新作が発表された際に購入する顧客が減る可能性があるからです。このように多角的に練られたマーケティング戦略のため、ルイ・ヴィトンの廃盤品は再販されることはなく、ブランド価値を高めることに成功しています。
ルイ・ヴィトンは、今後も廃盤品の再販を行う可能性は低いと考えられます。再販してしまえば、顧客は新作を購入せず、気に入っている廃盤品の販売を待ってしまうからです。廃盤品を再販しないことは、ルイ・ヴィトンと顧客の信頼関係を築くことにも繋がっているのです。
1-2.流行の変化に対応するため
ルイ・ヴィトンのアイテムが廃盤になるもうひとつの理由は、常に流行の変化に合わせて新商品のデザインを決定しているからです。ルイ・ヴィトンは1854年に創業して以来、モノグラムやダミエのデザインを発表し、アーティスティックディレクターを迎え入れることで革新的なデザインのアイテムを登場させるなど、トレンドを先読みしてトップブランドとして君臨し続けてきました。今後も流行の先端をいくハイブランドとして走り続けるために、トレンドの変化には敏感でなければなりません。
ルイ・ヴィトンは、モノグラムやダミエ柄の伝統を守りながら進化していくブランドです。その絶え間ない進化が、廃盤品にも高い需要を生み出しています。しかし、昔流行したアイテムをいつまでも制作していては、ブランドを時代遅れにしてしまいます。
ルイ・ヴィトンが時代の最先端をいくハイブランドであり続けるためには、流行の変化に対応した新しいアイテムを発表し続けることが不可欠です。
2.ルイ・ヴィトンの廃盤を持ち歩くのは恥ずかしい?理由4選
ルイ・ヴィトンの廃盤を持ち歩くことに抵抗がある人は、多かれ少なかれいるようです。廃盤品を恥ずかしいと思う理由はなぜなのでしょうか。理由を4つにわけて解説していきます。
2-1.廃盤は昔のデザインだから目立つ?
ファッションアイテムには流行があり、流行りのものを身に着けることは一種のステータスで、ファッションを楽しむことにも繋がります。街中では似たようなファッションアイテムを持つ人が見られ、流行りのアイテムを身に着けていないと時代に乗り遅れた気分になる人もいるかもしれません。そのため、昔流行ったデザインである廃盤品を持ち歩くことは恥ずかしいと感じる人もいるのです。
流行のファッションスタイルに敏感な人にとって、廃盤品を持ち歩くことは人の目が気になってしまうのです。しかし、流行のファッションに詳しいからこそ、廃盤品をうまく取り入れられる可能性があります。流行のファッションと廃盤品をうまく組み合わせて、自分なりのスタイルを確立できるかもしれません。
2-2.廃盤は流行のデザインではないからダサい?
廃盤品はその時代に販売され、当時流行したデザインが取り入れられています。そのため、現代の流行のデザインとは異なります。多くの人々が流行のデザインのアイテムを持ち歩く中、昔流行ったデザインのアイテムを持つことは、時代を感じさせるためダサいのではないかと恥ずかしく感じる人もいるのです。
しかし、ファッションの流行は周期的に繰り返されると言われています。自分では廃盤品は古臭いかもと気になっているかもしれませんが、人は廃盤品を持つあなたを見てユニークだと感じているかもしれません。
新しいファッションは、時代遅れからインスピレーションを得ることもあります。廃盤品と現代のファッションを組み合わせることで、新たなファッションスタイルが生まれていくのです。
2-3.ルイ・ヴィトンのモノグラムはおばさんのイメージがある?
ルイ・ヴィトンのモノグラムはおばさんのイメージがあり、廃盤品は恥ずかしいと感じる人もいるようです。モノグラムが発表されたのは1896年であり、日本にルイ・ヴィトンが出店されたのは1978年のため、長い歴史があります。また、自分の祖母や母がルイ・ヴィトンのモノグラムを持っていたり、大人になってお金に余裕ができたら買える高価なアイテムだと思っていたりすることなどが、おばさんのイメージに繋がっているのかもしれません。
しかし、モノグラムは誕生してから120年以上経った今でも多くのアイテムに採用されており、変わらず愛され続けています。アーティスティックディレクターがモノグラムを再解釈して制作したデザインや、コラボアイテムは大ヒットしています。ルイ・ヴィトンは伝統のモノグラムを守りながら、時代に合わせた最新のデザインを発表し続け、持続的に価値を高めているのです。
2-4.ボロボロの廃盤はダサい?
廃盤を使うことに抵抗はないけれど、ボロボロの廃盤を持つことはダサくて恥ずかしいと思う人もいます。廃盤になったアイテムを長い間ボロボロになるまで使っている人を見て、大切ならばリペアして使用したらいいのにという意見を持つ人もいます。ルイ・ヴィトンのアイテムではあるけれど、大事に使っていない感じが目に見えてわかることが、ダサいと感じさせてしまうようです。
しかし、近年ではヴィンテージアイテムの人気も高まっており、わざとボロボロの状態を好む人もいます。古くなった経緯には、その人の思い出がたくさんつまっているからかもしれないのです。自分以外の価値観を持っている人もいることがわかると、ボロボロの廃盤も素敵だと感じるかもしれません。
3.ルイ・ヴィトンの廃盤が人気の理由5選
先程、ルイ・ヴィトンの廃盤は恥ずかしいと感じる理由を解説しましたが、需要の高い廃盤品は数多くあります。ルイ・ヴィトンの廃盤品は、なぜ人気なのでしょうか。理由を5つにわけて廃盤品の魅力に迫ります。
3-1.レトロブームの到来
近年では、レトロブームが到来しています。インフルエンサーが廃盤品を身に着けて、雑誌やYouTubeに登場したのがきっかけかもしれません。また、レトロな物を収集する趣味を持つ人も多く、廃盤品は価値を高めています。
若い世代にとってルイ・ヴィトンの商品は高価であるため、中古市場で廃盤品を購入し、ファッションにうまく取り入れておしゃれを楽しむ人もいます。さまざまな状況から廃盤の需要が高まり、人気となっているのです。
3-2.人と被りにくい
廃盤品は人と被りにくいというメリットもあります。流行のファッションスタイルを求める人々が多い中で、廃盤品を持つ人は少ないでしょう。ルイ・ヴィトンの定番アイテムは人と被りやすい点があり、人と差をつけるためにチャームやスカーフでアレンジしている人を見かけます。
しかし、廃盤品はアイテム自体の流通が少ないため、現在の流行アイテムより人と被りにくいと言えます。個性的なファッションスタイルを追及したい人や人と被るのが嫌な人は、廃盤品を取り入れることも選択のひとつです。
3-3.コラボアイテムは特に人気
ルイ・ヴィトンは多くのデザイナーや著名人とコラボしており、コラボアイテムを発表しています。コラボアイテムはルイ・ヴィトンのデザインに加えて、コラボレーションするデザイナーや著名人の特徴が前面に出ます。デザイナーのファンはもちろん、普段と違った革新的なデザインを楽しめるコラボアイテムは特に人気です。
コラボアイテムの廃盤品は、発表から年数が経ち、中古品であっても定価より高い価格で取引されている商品もあるのです。コラボアイテムは頻繁に発表されるわけではなく、コラボするデザイナーや著名人は同じ人物ではないため、希少性が高まります。
3-4.流行に左右されない自分らしさを表現できる
時代によって変化していくファッションのトレンドは、インターカラー(国際流行色委員会)が決めていることをご存じでしょうか。フランスやイタリア、アメリカや日本などが国際流行色委員会の加盟国となっており、次に流行するトレンドカラーを決定しています。その後、決定したトレンドカラーに合わせたデザインや素材が選ばれていくのです。
したがって、流行に左右されることなく、自分らしさを表現することも大切です。自分が直感で良いと思った物を身に着け、自分の感性に正直になってファッションを楽しみましょう。廃盤品は昔トレンドだったデザインですが、現代の流行に左右されない自分だけのファッションスタイルを作れる魅力があります。
3-5.リペアして代々受け継げる
ルイ・ヴィトンはリペアサービスを用意しており、店舗にリペアしたい商品を持ち込めばリペア可能かどうか判断してくれます。廃盤品の持ち込みも可能なため、大切に使いながらリペアサービスを利用すれば、親から子へ、そして孫まで代々受け継げるのです。代々受け継がれたアイテムは、さまざまな人の思いや歴史が刻まれています。
世界にひとつしかない貴重なアイテムは、廃盤品ならではと言えます。
4.ルイ・ヴィトンの人気の廃盤バッグ・ショルダーバッグ一覧
ルイ・ヴィトンは再販、セール品やアウトレット品を出さないブランドのため、廃盤品が欲しければ中古販売店やインターネットショップで購入するしかありません。人気の廃盤品は中古販売する人がいなければ手に入れることはできず、お気に入りの廃盤品に巡り合うことは難しい場合もあります。
ここからは、ルイ・ヴィトンで人気の廃盤バッグとショルダーバッグを紹介します。人気の理由や使い勝手について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
4-1.ポシェット クロワッサン
ポシェットクロワッサンは、その名の通りクロワッサンを思わせる独特のフォルムが特徴です。小ぶりなサイズをしており、必要最低限の荷物を入れて持ち歩けます。最近はミニバッグブームが到来しているため、ポシェットクロワッサンの人気をさらに高めています。
取り外しもできて、調節可能なストラップがついているのも魅力で、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても活躍します。クラシックなデザインのポシェットクロワッサンは、時代を超えても高い需要があります。
4-2.ネヴァーフル
ネヴァーフルは「Never Full」から意味が来ており、多くの荷物を入れられることを表しています。荷物を出し入れしやすいように作られた広い開口部や、荷物の量によって調節できるサイドの紐、肩掛けできる長いハンドルなど魅力いっぱいです。ネヴァーフルは高い人気を誇っているため、モノグラムラインだけでなく、ダミエラインやアンプラントラインが現行品で販売されています。
廃盤品と現行品の大きな違いは、廃盤品には付属品のポーチがついていないことです。また、内装にも若干違いがあります。現行品はストライプ柄のみですが、廃盤品はストライプ柄の上部にモノグラムの花柄があしらわれています。
さらに、内装に書かれた「LOUIS VUITTON」の文字が、現行品はゴシック体で、廃盤品は筆記体です。ネヴァーフルはルイ・ヴィトンの定番アイテムとなっており、コレクションで度々登場しています。2021年の秋冬コレクションでは、モノグラムアンプラントにアニマルプリントを施した「ワイルド・アット・ハート」や、モノグラムにカメオがプリントされた「フォルナセッティコラボ」アイテムが発表されています。
4-3.ポシェット ツイン
ポシェットツインは、ポシェットとして使えるコンパクトサイズのバッグです。調節可能なストラップで、ショルダーバッグとして愛用できます。封筒のような長方形のフォルムが特徴です。
サイズ展開は2種類あり、ポシェットツインPMのサイズは約W19×H9×D3.5cm、ポシェットツインGMのサイズは約W24.5×H11×D3.5cmとなっています。どちらも小さいバッグのため、ミニバッグブームにより人気を集めています。
4-4.アマゾン
アマゾンは、1974年に誕生したバッグで歴史が古く、2014年頃に廃盤となっています。二段階に分かれている収納が特徴のアマゾンは、長い間愛されたバッグであり、廃盤になった今でも人気があります。小ぶりでありながら収納力を備えた、需要の高いショルダーバッグです。
4-5.テュレン
テュレンの特徴は何と言っても、フロントにプリーツが入った独特なデザインと丸みを帯びた可愛いフォルムでしょう。トートバッグとなっており、2本の丈夫なハンドルでしっかり支えてくれます。付属品のショルダーストラップをつければ、ショルダーバッグとしてもつかえます。
普段使いはもちろん、特別な日の装いにも合わせられるバッグです。
4-6.ソミュール
ソミュールの名前の由来は、乗馬学校があるフランスの都市「ソミュール」からきています。1986年に発表された歴史あるバッグで、内部が2つに分かれて構成されているのが最大の特徴です。エンベロップ型で、コロンとした丸みを帯びたフォルムが可愛らしい印象を与えます。
廃盤品は3つのサイズが展開されており、モノグラムラインの他にもモノグラム・ミニラインも登場しました。また、オーダーメイドでダミエエベヌを選択でき、モノグラムベルフォレフローレや、モノグラムイディールといったデザインが発表されました。
現行品は「ソミュールBB」というコンパクトサイズのソミュールが販売されており、モノグラムラインとエピラインがあります。取り外し可能なショルダーストラップで、ショルダーバッグとしてもハンドバッグとしても使用できるのが魅力です。
4-7.ブロワ
ブロワは、ミニバッグブームの流行に乗った人気の高い廃盤品です。丸みを帯びたコンパクトなフォルムと、ヌメ革のデザインがフェミニンな印象を与えます。ショルダーバッグとして使えて、日本人のような小柄な女性の体型にぴったりのサイズです。
外側と内側にポケットを装備しているため機能性に優れており、ファスナー開閉式のため防犯性も高く安心です。また、モノグラムラインよりダミエラインの方が中古販売価格が高い傾向にあるのも特徴です。
4-8.エリプス
エリプスは、廃盤品でも人気の高いバッグです。1990年後半に販売開始されたバッグで、楕円形で型崩れしにくく、自立することが魅力です。需要が高かったことから廃盤は2種類のサイズが展開されており、派生バッグとして、長いショルダーストラップを取りつけた「エリプス・ショッピング」や、リュックサックタイプの「エリプス・サックアド」なども発表されました。
現行品でもエリプスは販売されていますが、サイズがW28×H21×D8cmと小ぶりで、モノグラムラインのみとなっています。廃盤品と現行品の大きな違いは、現行品の外側にポケットが配置されたことです。また、現行品はストラップが付属されていますが、廃盤品のストラップは別売りされていました。
廃盤品では、エリプスの大きいサイズや派生バッグを購入できるチャンスがあるため、ニーズの高いバッグと言えます。
4-9.ルコ
ルコは横長タイプで、サイズがW40.5×H30.5×D10.5cmと大きめのトートバッグです。横長で大きく感じますが、マチが10.5cmのため身体に馴染んでくれます。また、持ち手が長く作られているため、肩にかけて使用できるのも魅力です。
シンプルなデザインと、荷物を出し入れしやすい開口部や高い収納力も人気の理由です。普段使いからビジネスシーンまで幅広く活躍してくれるため、廃盤となっても根強い支持を得ています。
4-10.シテMM
シテMMは、ヌメ革を使った2つの持ち手が長めになっているため、ハンドバッグとしても肩掛けバッグとしても使用できる機能性に優れた廃盤バッグです。サイズは約W27.5×H18×D12cmとなっており、マチが広いため十分な収納力を備えています。ダブルファスナーのため防犯性にも優れており、シンプルなデザインが人気を集めています。
4-11.エキサントリシテ
エキサントリシテは、バッグの前面に大きなポケットと小さなポケット、バッグの側面にも小さなポケットがあり、合計3つの外ポケットが装備されているのが特徴です。縦長で丸みを帯びたフォルムに2つのハンドルが取りつけられており、ファスナー開閉となっています。ルイ・ヴィトン商品の中でもユニークなデザインのひとつであり、廃盤になっても人気を維持しているバッグです。
4-12.ブローニュ30
ブローニュは現行品でも販売されており、モノグラムパターンの生地で、左右下部にデザインのポイントとしてレザーがあしらわれています。レザーのカラーは2色から選択でき、ノワールとノーマル(ヌメ革)があります。
最大の特徴は、付属品にストラップとチェーンがついており、すべて取り外し可能なことです。ストラップとチェーンをどちらもつけずにクラッチバッグとして使用したり、チェーンをつけてハンドバッグにしたり、ストラップをつけてショートショルダーバッグとして活躍したりと、さまざまな使い方を選べる魅力的なバッグです。
廃盤品と現行品の違いは、廃盤品にはチェーンが付属されておらず、ストラップは取り外すことはできません。しかし、ユニークなフォルムが人気の理由となっています。現行品は廃盤品より一回りコンパクトなサイズとなっており、名前も「ブローニュNM」にアップデートされています。
4-13.スハリ エマーブル M92847
スハリ エマーブルは、バッグ下部の左右にそれぞれ合計4カ所と、中央の開閉部分に金具が使われている上品な印象を与えるバッグです。スハリとは山羊のレザーのことで、滑らかでやわらかい質感を持ち、耐久性に優れているという特徴があります。スハリシリーズは2003年に発表されており、現在でも廃盤品は人気です。
スハリ エマーブルは、ハンドバッグやセミショルダーバッグとして愛用できます。エレガントなバッグのため、入学式や卒業式などの特別な日にぴったりの廃盤バッグです。
4-14.モノグラムマルチ スピーディ M57466
ルイ・ヴィトン好きには知らない人はいないと言っても過言ではない「スピーディ」を、当時のアーティスティックディレクターであるニコラ・ジェスキエールによって再解釈されたのが、モノグラムマルチ スピーディです。白地に黒のダブルハンドル、ハートマークの入ったカラフルなモノグラムパターンが印象的です。また、側面にはカードゲームからインスピレーションを得たデザインが描かれています。
革新的で女性心をくすぐるデザインのモノグラムマルチ スピーディは、廃盤になっても高い需要があります。
4-15.モンスリ PM アンプラント M45205
モンスリ PM アンプラントは、ルイ・ヴィトンのバッグでは珍しいリュックサックです。モノグラムパターンが刻印されたアンプラントレザーは、シックなノワールを採用しており、上品さを兼ね備えています。サイズは約W23×H26×D14.5cmとなっており、日本人の小柄な体系にフィットする大きさです。
エレガントなバッグパックは、廃盤になっても人気は衰えることを知りません。
4-16.モモノグラム チェリー サックプラ
モノグラム チェリー サックプラは、デザイナーの村上隆さんとルイ・ヴィトンのコラボアイテムです。モノグラム チェリーは村上隆さん独特のデザインとなっており、チェリーには可愛らしい顔が描かれています。モノグラム チェリーの柄がバッグ全体にちりばめられているのが特徴です。
内装はレッドで統一され、底部にもモノグラム チェリーが描かれています。サックプラは現行品でも販売されていますが、コラボアイテムは数量限定で販売されたため、廃盤品でも希少性が高いものとなっています。
4-17.モノグラム パンダ ポシェット アクセソワール
モノグラム パンダ ポシェット アクセソワールも、ルイ・ヴィトンと村上隆さんとのコラボアイテムです。ポシェットアクセソワールは現在も販売されており、人気の高いバッグです。モノグラム パンダはかわいらしい丸っこいボディをしており、近代的なデザインとマッチしています。
2003年に発表された廃盤品ですが、まだまだ人気は高く、中古市場にて高値で取引されています。
5.ルイ・ヴィトンの廃盤アイテムはどこで購入できる?
ルイ・ヴィトンで人気の廃盤バッグを紹介してきましたが、廃盤品に魅力を感じた人も多いのではないでしょうか。廃盤アイテムはどこで購入できるのか、注意点を交えて解説します。
5-1.インターネットショップ
インターネットの普及により、パソコンやスマートフォンから誰でも簡単に買い物できるようになりました。ルイ・ヴィトンの廃盤品もインターネットショップで販売されており、気になる廃盤品が見つかれば手軽に手に入れられます。
注意点としては、インターネットショップの場合、個人間の取引であり、古物商許可証を取得していない可能性があります。ですから、販売されている廃盤品が正規品であるとは限らず、偽物だと気づかない場合があるのです。
また、中古市場で取引されている廃盤品の相場を知っておくことも大切です。欲しいと思っている廃盤品の相場の下調べをせず、安いからと言って購入してしまうことは危険です。すべてが怪しいというわけではありませんが、インターネットショップで廃盤品を購入する際は多少の知識を持っておくとより安心です。
5-2.中古品販売店
ルイ・ヴィトンの廃盤品は、廃盤品を取り扱っている中古品販売店でも購入できます。中古品販売店で廃盤品を購入するメリットは、実際に実物を見られることです。実物を手に取って傷みやキズがどのくらいで、どこにあるのか細かく確認して、納得した上で購入できるからです。
中古品販売店まで足を運ぶのが億劫に感じる人は、オンラインショップで廃盤品をアップしている中古品販売店のサイトを閲覧することをおすすめします。まずは、ルイ・ヴィトンの廃盤品を取り扱っている中古品販売店をインターネットで検索して、欲しい廃盤品の目星をつけてショップを訪れるとよいでしょう。
また、インターネット販売店と同様に、廃盤品の相場を知っておくことも重要です。中古品販売店は古物商許可証を取得しているため、偽物を購入することは滅多にありません。安心して購入できるのは中古品販売店であり、現物を確認できるため、堅実に買い物できます。
6.ルイ・ヴィトンの廃盤は自分基準で愛用しよう
ルイ・ヴィトンの廃盤は恥ずかしいと感じる理由をもとに、廃盤品が人気の理由や、需要の高い廃盤バッグを17個紹介しました。ルイ・ヴィトンの廃盤は恥ずかしいと思う理由は、現在流行しているファッションスタイルではないため目立ってしまったり、ダサいと思われたりしないか心配になる、などがありました。
一方で、廃盤品のメリットは多くあり、人と被りにくいことや流行に左右されず自分を表現できるなど、魅力は十分です。自分が持ち歩くアイテムは、自分の感性を大切にして、流行にとらわれず自由に選択することが大切です。自分基準で選んだアイテムは、周りに流されることなく自分の意思を尊重できているため、愛用すると気分も上がることでしょう。
廃盤品には現行品にない魅力がいっぱいです。廃盤品を購入する際は、偽物をつかまされないように慎重になることが大切です。また、信頼のおける中古販売店を探して、あなたにぴったりの廃盤品を探してみてください。