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2025年3月08日

【ルイヴィトン】ネオノエとは?使いにくいってホント?人気モデルやコーデもご紹介!

今、ルイヴィトンのネオノエが注目を集めています。ネオノエの元祖、ノエはシャンパンを運ぶためのバッグとして1932年に誕生しました。しっかりした頑丈な底面と口開きのよい巾着型は、シャンパンボトルを運ぶのに最適な形状とされています。

ノエは日本で大人気となり、ルイヴィトンブームの火付け役となったバッグの一つです。その進化モデルであるネオノエは伝統を踏襲しつつもブラッシュアップに余念がありません。

今回は、そんなルイヴィトンのネオノエについて解説してまいります。ネオノエの人気モデルや実際の使い勝手、最新作とのコーディネートなどを解説していくので、読んで参考になさってください。

1.ルイヴィトンのネオノエは使いにくい?実際の使い勝手を解説  

出典:Louis Vuitton

ルイヴィトンを含むハイブランドのアイテムについて検索すると、ネガティブワードが検索トップにきていることがよくあります。ネオノエには「使いにくい」といった評価もあるようですが、本当にそうでしょうか?

ここでは実際のネオノエの使い勝手について解説してまいります。

1-1.巾着型バッグは開閉が楽!

ネオノエは巾着型をしたバッグなので、レザー製のひもを引き絞って開閉するのが特徴です。これは力の弱い女性の手指に優しく、ネイルを傷める心配もほとんどないのが嬉しいポイントといえるでしょう。バッグの開け閉めは頻繁におこなうものですから、こうした点でネオノエの使い勝手は高く評価されています。その半面、巾着バッグの開口部が完全に閉じないことで「荷物が見えてしまうのでは?」といったセキュリティ面を不安視する声があったのも事実です。

ルイヴィトンはネオノエにファスナー式の内ポケットを採用することで、そうした不安の声に応えています。また、このポケットが間仕切りとなり、収納力の高いネオノエの荷物を整理する役割も担ってくれています。さらに、ひもを通す穴の数や位置によって開口部が広がりすぎないよう計算されたデザインが、ネオノエならではのフォルムの可愛らしさも叶えてくれました。実際に使ってみるとネオノエの使いやすさと収納力に驚かれると思います。

1-2.進化したストラップは「3WAY仕様」

ネオノエの持ち手となるストラップは肩掛けと手持ち、ななめ掛けの3Wayで持ち運べる仕様になっています。とかく荷物が多くなりがちな現代において、ボディバッグのようにななめ掛けできるのは使えるシーンが広がって重宝する仕様です。これはノエのようにストラップをバッグ本体に直付けせず、着脱可能で長さ調節できるストラップを採用したことで実現しました。

ベーシックモデルのネオノエでは、ストラップの頂点からバッグ上部の長さが最短で約33㎝、最長で約56㎝となっています。しかも単独のストラップで、ここまでの長さ調節ができるのは画期的です。また、ストラップを付け替えるためにわざわざ持ち歩く必要がなく、簡単な操作で好みの長さに変えられます。

もちろん、ルイヴィトンには素敵なデザインの替えストラップが数多くラインナップされているので、それをネオノエにつけて自分好みにカスタマイズするのもいいでしょう。

実際のネオノエは使いやすさがバージョンアップした進化系の巾着バッグです。

2.【ルイヴィトン】ネオノエの進化の歴史  

出典:Louis Vuitton

ネオノエは現在まで、ノエの派生ラインとして共存関係にあるアイテムです。時代の要求にこたえるべく進化を続けるネオノエ。

ここからはルイヴィトンにおけるネオノエの立ち位置を探りながら、その進化の歴史に迫ってまいります。

1932年:ネオノエのはじまり「ノエ」の誕生

1932年、ブランド創業者の孫にあたるガストン・ルイヴィトンが、シャンパーニュ醸造家から受けた「シャンパンボトルが入るバッグ」の依頼をきっかけにしてノエが誕生しました。ノエとはノアの方舟、Noahが名称の由来です。その名の通り、なんでも入れられる大容量を意味していて、依頼者の要望である5本のシャンパンボトルが収納できます。4本をそのまま入れた後、逆さまにした1本のボトルを真ん中に差し込むという収納法を実現させるべく、ガストンは試行錯誤を繰り返していきます。紆余曲折を経たのち、巾着型バッグのノエが世に送りだされます。

本体にはモノグラムキャンバス、底面とストラップには丈夫なナチュラル・カウハイドレザー(ヌメ革)を採用して堅牢さを求めました。14個のひも通し穴をレザーストラップで引き絞ると、細やかなギャザーが寄ってボトルを安定的に保持するのはもちろん、丸みのあるフォルムが可愛らしく仕上がっています。女性用のバッグに転用されてから現代に至るまで、この普遍的なデザインは世界中の女性たちに愛され続けてきたのです。

2008年:限定モデル「ミニノエ」登場

2008年頃、ルイヴィトンは限定モデルのミニノエを数量限定で発表しています。1000個だけの販売だったため、瞬く間に売り切れてしまうほど人気を博しました。ベーシックモデルと仕様は同じながら、サイズが小型化されたのが特徴的です。ベーシックモデルのノエは、およそ縦36㎝×横27・5㎝×マチ幅20㎝のサイズとなっています。一方のミニノエは、およそ縦21.5㎝×横18・5㎝×マチ幅13㎝といった、かなりコンパクトにアップデートされたのです。

この限定モデルには深紅の内側ライニングが採用されていました。ちらりと見える鮮やかなレッドカラーがモノグラムキャンバスのブラウンに映えて、スタイリッシュにコーディネートをまとめてくれます。現在は廃番となっているものの、中古市場での人気は再び高まりを見せています。小型化という進化のファーストステップとして、ネオノエに影響を与えたモデルといえるでしょう。

2013年:人気再燃のきっかけ「ノエBB」の誕生

2013年、ルイヴィトンからノエBBが発表されます。ミニノエよりも全体的にサイズアップしていて、日常使いしやすいところが人気を集めました。およそ縦24㎝×横22㎝×マチ幅15㎝のサイズは長財布や携帯電話などがスムーズに収まります。縦長だったノエから見ると、高さを抑えたフォルムが立方体に近づいているのが見てとれます。また、小柄な体格の方でもバランスよく見えるところは評価されたポイントの一つです。

この成功をきっかけに、ルイヴィトンは人気に陰りが見られるようになっていたノエの新たな方向性を見出します。ノエBBの登場がノエ全体の人気を再燃するきっかけとして十分なインパクトとなり、その後のネオノエの誕生のきっかけとなったことは特筆すべきでしょう。

2017年:ネオノエの発表

2017年、満を持してネオノエが発表されます。モノグラムキャンバスに鮮やかな色彩を効かせたデザインは斬新さが際立っています。ノエを再解釈しながら改良を加え、さらに使いやすさと機能性に富んだものに生まれかわりました。開口部の通し穴を減らし、ひもを引き絞ったときにできるギャザーの分量を抑えることで直線的なフォルムになっています。これはデザイン的なことはもちろん、ひもへの抵抗を減らす効果もあって、さらに開閉が楽にできるようになったのです。

ダミエやダミエアズール、エピといったルイヴィトンが誇る王道ラインでの展開を続けざまに発表していきます。縦26㎝×横26㎝×マチ幅17.5㎝のサイズは収納量が十分に確保されているうえ、カラーバリエーションの豊富さから、コーディネートしやすいと発売から大人気となりました。

2019年:WEB限定モデル「ネオノエBB」

2019年になってもネオノエの勢いがとどまることはなく、ネット限定販売モデルのネオノエBBが発表されます。ネオノエBBはサイズが縦20㎝×横20㎝×マチ幅13㎝のコンパクトなバッグです。持ち手用の着脱可能なシングルハンドルが採用されているのが特徴で、他にもう一本、着脱可能で長さ調節できるショルダーストラップが付属しています。ミニバッグの流行やキャッシュレス派が増えたことを背景に人気となりました。

小さめサイズのバッグはフォーマルな会食などにも使いやすく、大人女性であれば必需品ともいえるアイテムです。その後、人気を追い風にしたネオノエBBは通常販売されるようになりました。現在も人気ラインとなっていて、特にアンプラントのネオノエBBはパステルカラーなどの淡い色が若年層に人気です。しばらく遠ざかっていた方から見ると「ルイヴィトンは濃い色が多い」といった、従来のイメージを一変することになるでしょう。

2020年代:怒涛のリニューアルラッシュ

2020年代になるとネオノエMMが発表されます。さらに独自の進化をたどるノエが続々と誕生していて、注目度が高いまま現在に至っています。ネオノエMMは同じサイズでありながら、着脱可能なシングルハンドルが標準装備されていたり、素材にモノグラムアンプラント(バイカラー)が採用されたりしてベーシックモデルとの違いを鮮明にしています。この進化はキャンバス素材からニューレザーへの転換点として、ルイヴィトンの新たな歴史を刻んでいるといっても過言ではないでしょう。

ナノノエやノエPM、ノエMMといったラインが発表された2021年〜2023年頃は、まさに当たり年とも称される年代です。イタリアのデザイン会社「フォルセナッティ」とコラボしたノエMMは、古代ローマをテーマにしたコレクションで幻想的な街並みをモノトーンで表現した芸術性の高い逸品。また、カーフレザーに繊細な刺繍をほどこしたブロデリー・アングレーズのノエPMは、ピュアホワイトカラーが特別な存在感を見せています。ネオノエとノエの進化の競演は、これからもファンを喜ばせてくれるのではないでしょうか。

素材やサイズを微妙に変化させて進化をつづけるネオノエ。伝統的なノエを踏襲しながら、デザインや機能性を高め続けています。

3.ネオノエとノエとの違いとは?  

ネオノエとノエは、一見すると同じバッグに見えることがあります。こうした疑問を解消すべく、この章では改めて両者の違いを明確にしておこうと思います。

ここからはネオノエとノエとの違いについて解説してまいります。

3-1.ひも通し穴の数

ネオノエのひも通し穴は正面と背面側に2個ずつ、全部で4個あります。それに対してノエには14個ものひも通し穴があるのが大きな違いです。そのため、ノエはひもを絞ったときにギャザーの分量が多くなり、ふっくらとした曲線的なシルエットになります。全体が袋状なので、ひもを緩めると開口部が大きく広がるのも特徴です。またギャザーがあるぶん、物理的に開口部が完全には閉じません。

一方、ネオノエは内側中央部分を外からは見えないように留められた仕様になっています。上から見ると開口部が正方形に近い形状になっていて、ひもを絞ったときに正面側と背面側が引き寄せられて閉じた状態になります。これは開口部にすき間が生じにくい構造になっているのが特徴です。ネオノエはギャザーが少ないので、直線的なシルエットになっている点も大きな違いといえるでしょう。

ひも通し穴の数は両者のシルエットに大きく影響しているため、この違いを理解したうえで、ご自身の好みに合ったものを選んでみてください。

3-2.ポケットの有無

先述したネオノエの内側中央部分にはファスナー式のポケットが装備されています。これはポケットが内側の仕切りとなって荷物を整理しやすいように考えられた設計です。このポケットは取り外しができるので独立したポーチとしても使えます。荷物の量や大きさに応じて取り外しができるのは機能面で優れた仕様といえます。ポケットを取り外した状態であっても、ひも通し穴が内側に付いているため、サイドを絞った形状がキープできるようになっています。

一方、ノエにはポケットがありませんが、何でも放り込める収納力の高さは魅力です。荷物のばらつきが気になる場合は、ポーチやバッグインバッグなどを使うなどして荷物の整理をおこなうといいでしょう。開口部から荷物がはみ出していても、ひもを縛ってしまえば持ち運びに支障なく使うことができます。

3-3.開閉方法&ショルダーストラップ

ネオノエは、ひもにスライドアジャスターが採用されています。そのため、スライドするだけのワンアクションで、簡単に開け閉めできるのが特徴です。ノエは一度ひもを引き寄せてから、さらに結ぶというアクションが必要となるため、ネオノエより一つ手間が多くなります。とはいえ、ノエのリボン結びは可愛らしく、デザインのアクセントとなっているのは事実です。手間がかかっても、あえてノエを選ぶ人たちにとって大切なディテールといえるでしょう。

また、両者のショルダーストラップにも相違点が見られます。ネオノエのショルダーストラップは留め金具を使って着脱できる仕様になっています。長さの調節は二重になったストラップをスライドさせて、好みの長さにしてからパチッと留めるだけの簡単仕様です。一方ノエは、ショルダーストラップを一度ベルト通しから完全に取りはずす必要があります。長さの調節は可能ですが、ストラップに癖がついていたり、金具の黒ずみが見えてきたりするので留意しておくといいでしょう。

4.ネオノエの基本仕様とは?  

出典:Louis Vuitton

ここからはネオノエの基本仕様について解説してまいります。

4-1.サイズ&仕様

ネオノエのベーシックモデルのサイズは、およそ縦26㎝×横26㎝×マチ幅17.5㎝となっています。トリミングにはヌメ革を、内張りのライニングにマイクロファイバーが採用された仕様です。バッグ中央を横切るようにファスナー式の内ポケットを内蔵。取り外してミニポーチとしても使えます。

ショルダーストラップは金具の留め具で、ワンタッチで着脱が可能です。長さの調節をおこなうと、肩掛けから手持ち、ななめ掛けの3Wayで持ち替えることができます。容量の目安として、9インチのタブレットが収まる(ルイヴィトン公式サイト)とのことですから、あらゆる外出に重宝するサイズ感のバッグです。

すっきりとした直線的なルックスから都会的で洗練されたイメージが醸しだされています。正面のスライドアジャスターがワンポイントとなり、装飾が削ぎ落とされていてスタイリッシュ。どんなファッションにも合わせやすいバッグの代表格だと思います。

4-2.カラー&素材バリエーション

ネオノエには、モノグラムキャンバスラインから赤系のコクリコ、ノワール、ブルージーン、ローズプードルなどが展開しています。ほかにダミエからピンク系のヴィーナス、イエロー系のサフランとダミエアズールから澄んだブルー系のブルーエ、落ち着いた色味のオールドローズが過去に販売されています。また、エピからはインディゴブルー、コクリコ、ノワール、ローズバレリーヌの4色で展開されています。

代表的なモノグラムキャンバスのネオノエは、遊び心あふれる豊かなカラーリングが特徴です。ネオノエの特性上、ちらりと見えるライニングに鮮やかな色をのせてアクセントにしています。同色を開閉するひもとスライドアジャスターにリンクさせて統一感をもたせたデザインも秀逸。全体にバランスが取れて、まとまりのある仕上がりになっています。

4-3.定価&派生モデル

さらにエピストライプやエピラブロックといった派生モデルは、ルイヴィトンの新しい試みとして、いち早くネオノエに採用されました。エピに大胆なストライプをあしらったエピストライプからは2018年にノワールとホワイト系のブロンが発表されています。エピを下地に、ハートや鍵のモチーフをキュートにあしらったエピラブロックでも同様の2色を発表。この頃からシングルハンドルを標準装備したモデルも増えています。

また、2017年にMASTERSコレクションとして発表されたジェフ・クーンズとのコラボモデルにネオノエも採用されていて、それまでとは全く違った表情を見せています。これはゴッホやモネといった世界的な画家たちの有名な絵画を採用したモデルです。名画「睡蓮」や「糸杉のある麦畑」などがネオノエに描かれていて、ちょっとしたミュージアム気分が味わえます。

モノグラムキャンパスでベーシックモデルの定価は現在のところ、326,700円となっています。

5.話題のネオノエBBとは?

出典:Louis Vuitton

ここからは人気のネオノエBBについて解説してまいります。

5-1.サイズ&仕様

ネオノエBBのサイズは縦20㎝ x横 20㎝ x マチ幅13 cmで、ミニバッグのカテゴリーに分類されるアイテムです。とはいえ、マチ幅が十分にあるので、二つ折り財布とスマートフォンなどの外出に必要な荷物がスムーズに出し入れできる容量になっています。ベーシックモデルと同様に、シングルハンドルと3Way仕様のショルダーストラップが装備されていて使いやすさは抜群。

一点相違するのは内蔵されたポケットがファスナー式ではなく、スナップボタンになっていることです。小さなサイズのネオノエBBに装着した内ポケットには、ファスナー式よりもスナップボタンが適していたのでしょう。開閉するひもを絞るとバッグより、やや長めに垂れる長さになっていて縦長のシルエットが強調されます。持っているとスタイルよく見せてくれるバッグだと思います。チャームをいくつか付けてみたり、スカーフをハンドルに巻いたりして、カスタマイズを楽しんでみてはいかがでしょうか。

5-2.カラー&素材バリエーション

ネオノエBBにはモノグラムやエピ、モノグラムアンプラントといった素材のバリエーションが豊富に用意されています。また、カラーもベーシックモデルと並ぶラインナップになっていて選ぶのが難しく思えるかもしれません。特にパステルカラーの充実ぶりは特筆すべきでしょう。

パステルカラーを実現させているアンプラントは、近年のルイヴィトンが最も力を注いでいる素材でもあり、ネオノエBBのコンパクトな世界観に豊かな彩りを与えています。たとえば2022年春夏シーズンの「サマー・スターダスト」コレクションでは、ミルキーなオフホワイトカラーのモノグラムアンプラントに、ライラック寄りのピンクカラーがグラデーションで彩色された特別なネオノエBBが発表されています。エンボス加工されたモノグラムが陰影となって浮かび、さり気なくブランドアピールしながらも美しい色彩に魅了される逸品です。同じシリーズからはパープルとペールブルーで彩色されたネオノエBBもあって、ルイヴィトンの染色技術の高さがかいま見られるでしょう。

5-3.定価&派生モデル

ネオノエBBにはアンプラントバイカラーといった派生モデルが存在しています。これは一つ一つのモノグラムのピッチが大きくなっているのが特徴です。最初にレザー素材にプリントをしたのち、全体に型押し加工がほどこされています。モノグラムと下地の染め分けがされ、色の組み合わせによってバリエーションは様々あります。

ネオノエBBでは、やはりパステルカラーが大きな存在感を放っています。たとえば、バイカラーのラテホワイト×抹茶のような淡い色同士のコンビネーションでは、色の対比が柔らかく優しい印象を醸しだしながらもブランドアピールを忘れていません。普段は選ばないカラーだったとしても、ネオノエBBのサイズ感であればトライしやすいと思います。

ネオノエBBの定価は現在、モノグラムキャンバスのベーシックモデルで334,400円となっています。アンプラントはレザー素材のため、ベーシックモデルより高くなる傾向です。

6.人気のネオノエMMとは?

出典:Louis Vuitton

ここからは人気のネオノエMMについて解説してまいります。

6-1.サイズ&仕様

ネオノエMMのサイズはベーシックモデルと同じで、およそ縦26㎝×横26㎝×マチ幅が17.5㎝です。大きな違いといえば、ネオノエMMにはシングルハンドルが標準装備されているところがあげられるでしょう。取り外しが簡単におこなえる仕様で使いやすく、デザインのアクセントになって品格とエレガンスを感じさせます。荷物が増えたとき、ハンドルが短いほうが人は物理的に重さを感じにくくなるので、そうした機能面からも助かる仕様といえるでしょう。

ベーシックモデルと比較すると、こちらは少しフォーマルな場所に持って行ったとしても気後れする心配はなさそうです。使うシーンを選ばずに持てるので、大人女性におすすめなのは、こちらのネオノエMMとなるでしょう。

6-2.カラー&素材バリエーション

ネオノエMMは基本的にベーシックなカラー展開になっています。ブラックやベージュ、またはモノグラムのブラウン×ベージュカラーといったシックな印象のラインナップです。一部にはライニングにレッド系を採用してアクセントにするなどしているものの、色味より素材で個性を演出するこだわりが見てとれます。

モノグラム・アンプラントレザーのネオノエMMは、エンボスモノグラムの陰影を効果的に表現するのに漆黒のブラックが採用されています。素材のスタイリッシュなイメージにぴったりの選択で、見事の一言。また、バイカラー・アンプラントレザーのトゥルトレール クレームは、もはや定番色となったトープ×ベージュのコンビネーションで洗練された品格を印象づけてくれます。この色味は優等生になりがちですが、地味に沈みこませない絶妙なさじ加減はさすがです。

6-3.定価&派生モデル

ネオノエMMの派生モデルとまではいかずとも、バイカラー・アンプラントレザーにはアリゾナ×ベージュという人気モデルが存在しています。オレンジがかったアリゾナカラーに、ベージュで染め分けたようなモノグラムロゴが明るさと若々しさを感じさせます。キャメルに近いオレンジカラーが、これまでのルイヴィトンにはない色味として人気を博したようです。現在、公式サイトでの販売は終了しているため、入手するには二次流通市場を探すことになるでしょう。

ネオノエMMの定価は現在のところ、410,300円〜429,000円で推移しています。近年のハイブランドアイテムは毎年のように値上がりが続いていて、もちろんルイヴィトンも例外ではありません。2019年ごろに登場したネオノエMMの定価が20万円台だったのをご存じの方もいらっしゃるでしょう。しばらく、この値上がり状況が続くという予測に変わりはないようです。

7.ネオノエで人気の素材  

ここからはネオノエで人気の素材について詳しく解説していきます。

7-1.モノグラムアンプラント

フランス語で刻印の意味をもつ「アンプラント」

ルイヴィトンでは2010年頃から、新しいレザー素材を模索してきました。その先陣を切ったのがネオノエにも使われているモノグラム・アンプラントレザーです。ブランドを象徴するモノグラムをカーフレザー(牛革)に型押しして陰影でロゴを表現しています。無地感覚でありながら、さり気なくブランドを主張するので、ビジネスシーンにも使いやすい素材になっています。そのため、ルイヴィトンのメンズラインにも数多く採用されていて、特にブラックカラーのアイテムは定番的な人気を誇ります。

一方、ネオノエMMで登場したバイカラー・アンプラントレザーはレディースに人気のある素材です。レザーに色付けしたモノグラムをプリントしてから型押しする技法で、ロゴを大きく、しっかりとブランドアピールする素材に仕上げています。色の組み合わせで表現されるイメージは千差万別となり、定番ラインから限定モデルまで幅広く展開させています。ゴージャスで都会的な印象が強く、まさにルイヴィトンらしい素材の一つといえるでしょう。

7-2.エピ

風にたなびく麦の穂をイメージしたレザー素材の「エピ」。

ルイヴィトンから1985年に誕生、今年40周年をむかえた定番の素材です。日本でも人気の素材なのでネオノエのエピラインを目にした方は多いのではないでしょうか。上質なグレインレザーを素材とするエピは、適度なハリ感があるため型崩れしにくいのが特徴です。また、レザーでありながら耐水性があるのも嬉しいポイントで、安心してお出かけに持ち歩けます。その色ノリの良さから、どのアイテムもカラーバリエーションが豊富にラインナップしています。

ネオノエではベーシックモデルのエピから、エピストライプやエピラブロックといった派生モデルまで展開。鮮やかなビビットカラーや濃色が印象的です。ブランドアピールは控えめですが、カラーを楽しみたい方に人気の素材になっています。

7-3.モノグラム

ファッションには20〜30年かけて定期的にヴィンテージブームがあるようです。そうした風潮もあってか、今、ルイヴィトンのモノグラムに再び注目が集まっています。都市部の若年層を中心に、モノグラムのアイテムを持っている人を見かけるようになりました。モノグラムのネオノエに人気があるのも一部にこの流れがあると思います。カラフルになったネオノエは今のファッションに合わせやすいので、その点でも評価が高まっているのでしょう。さらに、キャンバス素材の軽やかさはルイヴィトンの真骨頂として欠かせない素材です。

モノグラムはルイヴィトンが類似品に悩まされていたとき、差別化を図るためにロゴを商品に手描きしたのがきっかけとなった意匠です。当時、欧州を席巻していたジャポニズムに強い影響を受けて誕生したとされています。そのため日本人からすると既視感を覚えるのは当然といえるでしょう。当時の日本は幕末、新しい時代の息吹と外国との関係を模索する真っただ中にありました。そんな19世紀後半に、パリ万博に初めて参加した薩摩藩の家紋からインスピレーションを得たとされるのがモノグラムです。

8.新作のネオノエならコーデに死角なし!  

ここからはルイヴィトンの新作ネオノエについて解説してまいります。コーディネートに悩んだ時の参考にしてみてください。

8-1.ナノ・ノエ(M14224) 

出典:Louis Vuitton

ネオノエとノエの良いとこどりした仕様の新作ナノ・ノエ。開閉するひもにスライドアジャスターが採用されていて、一見するとネオノエかと見間違えるようなルックスです。しかし、ひも通し穴の数が12個で、ひもを絞ったときの丸みを帯びたフォルムはノエ、というハイブリッド型になっています。金具類をすべてシルバーにしたデザインで、バイカラー・アンプラントレザーが採用されています。温かみのあるグレー×オフホワイトがノーブルな雰囲気をまとっていて素敵です。

春夏にむかって、一足早くパステルカラーでコーディネートするときに最適なバッグだと思います。ピアスやネックレスなどもシルバーカラーを選ぶと統一感がでてキレイ目にまとまるでしょう。サイズは縦16㎝ x 横13㎝ xマチ幅 10 cmでコンパクトなバッグです。内ポケットが無く、現在の定価は333,300円となっています。

8-2.プチ・ノエ(M11297) 

出典:Louis Vuitton

オールホワイトに、ピンクの兎マスコットがユニークな新作プチ・ノエ。中国人アーティストの

Sun Yitianとルイヴィトンとのコラボモデルは大胆な色の対比が特徴になっています。内側ライニングには鮮やかなグリーンが敷き詰められていてコントラストが見事な逸品です。金具にはゴールドが主張しています。ある意味で振り切ったデザインですから、個性的なカジュアルファッションに一点投入してエッジの利いたコーディネートを完成させるのが◎デニムやライダースジャケットに合わせるのも良さそうですね。

サイズは縦27㎝ x横 27㎝ x マチ幅21 cmとなり、十分な収納量が確保されています。定価は現在のところ、566,500円となっています。

9.ルイヴィトンのネオノエは進化系巾着バッグ  

今回はルイヴィトンのネオノエについて解説してきました。前身となったノエを踏襲しつつ、さらなる時代のニーズに合わせた進化をとげるネオノエ。ルイヴィトンバッグのなかでも、ネオノエは使いやすさと機能性で人気を集めるバッグです。

日本人に馴染み深い巾着型バッグのネオノエは、これからも新作がでるたびに新しい驚きを私たちにもたらしてくれるでしょう。日常に持ちやすいデザインなので「初めてのルイヴィトンバッグ!」という方にもおすすめします。

この記事がネオノエに興味を持つ方にとって参考になれば幸甚です。

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