2024年3月01日
シュプリームとは?トレンドの最先端を走り続けるブランドの全て。
ブランド
ストリート系ファッションの王者『Supreme/シュプリーム』。
街中でボックスロゴのアイテムを着ている人も多いので、見たことはあるという人がほとんどだと思います。
現代ファッションのトレンドであるラグジュアリー×ストリートスタイルを作り上げたのもシュプリームですが、はじまりはスケートボードショップ。創業当時は高級ファッションとは無縁のブランドだったんです。
さて、この記事では今どきの若者を魅了しまくっているシュプリームとはどんなブランドかについて解説していきたいと思います。元古着販売員の筆者がおすすめするアイテムや代表的なコラボアイテムについても紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
1.シュプリームの歴史
特徴的なブランドロゴやラグジュアリーブランドとのコラボを多くしていることによって、現代ファッション界隈では王道となったブランドのシュプリーム。
シュプリームとは、日本語で『最高、至高』の意味をします。
英語表記ではsupremeとなるので、ストリートブランドのシュプリームが日本語でロゴを表記する場合も『最高』と記されます。
冒頭でも少し書かせていただきましたが、創業当時のシュプリームはどうあがいても高級ブランドとはつながらないスケートボードショップでした。いままでルイヴィトンやティファニーなどのハイブランドと多くコラボしているので、なんだかちょっと意外ですよね。
さて、この章では、そんなスケボーショップから始まったブランドがどのような経緯で現在の位置まで上り詰めたのかを説明させていただきます!
シュプリームが『最高のブランド』になるまでの歴史とは…。
1-1.『ジェームス・ジェビア』がスケーターショップを開店。
シュプリームの創業者である『ジェームス・ジェビア』は、当時のスケボーシーンが他の文化と独立している事や、ジェームスが本当にかっこいいと思うショップがないという想いを持っていました。
この想いからストリートファッション(スト系ファッション)がまだまだアングラといわれていた時代にストリートファッションのセレクトショップ『Union NYC』を1989年に開店。スケーターブランドを主に取り扱っていました。
これが、シュプリーム創業のキッカケとなるショップです。
ジェームスはUnionを運営している最中に、現在も人気のストリートブランドSTUSSYの創業者である『ショーン・ステューシー』という男性と出会います。ショーンと共にSTUSSY NYCの設立へ向けてステューシーを運営していたジェームスは、自分の理想を現実にするスケートショップの店舗展開を目指すようになります。
それから時が過ぎ、1990年代後半にショーンステューシーがビジネスから撤退。ジェームスは路頭に迷ってしまいますが、これがキッカケでシュプリームは始まります。
1-2.1994年に『Supreme1号店』オープン。
自分の理想を叶えるためにジェームスは、ニューヨーク・ラファイエットストリートにスケートショップ『Supreme』をオープンすることを決意します。
Supremeとは日本語で最高、至高を意味しておりますが、このブランド名に決めたのには深いストーリーはありません。ジェームスの当時の彼女が紙に書き出していた単語を見て「なんかいいカンジだ」と思ったからだそうです。
1994年、ついにSupreme1号店がオープン。
記念すべきSupreme1号店は、組み立てたスケボーを試し乗りできるように中央に広いスペースがあるレイアウトとなっていました。現在のシュプの店舗も壁際に商品が陳列されているので、この時の店内の様子をそのまま採用しているのでしょうか…?
開店してから数年後、オリジナルアイテムの製作に注力。初めてリリースされたのは3種類のTシャツでした。
デザインには
・ロバートデニーロ
・アフロヘアのスケーター
・ボックスロゴ
が採用されていました。
それぞれ60着ほど製作されていたと言われています。その後オリジナルアイテムに力を入れ始め、シュプリームは徐々に人気を高めていきます。
1-3.ブランドは最高の立ち位置へ。現在に至る。
オリジナルアイテムで徐々に人気を高めていったシュプリームはスケーター界隈でも大きな話題となり、しばらくすると若者のたまり場と化していました。現在の高級感のあるブランドイメージとは反対に、一般的にはまだまだアングラカルチャーであることは払拭されていませんでした。
しかし、ジェームスのコンセプトである「シンプルでも誰も思いつかない発想を大切にし、自分が着たいと思うものしか作らない」という信念を貫いてアイテム展開を続けたシュプリームは、アングラから一般層への認知を広げていきます。
ブランドの認知が広まると海外への店舗展開にも積極的になり、現在では世界に12店舗を構えています。日本では、創業してから4年後の1998年に代官山へオープン。その後原宿、渋谷、大阪、名古屋、福岡にも店舗展開を進めて、日本国内では合計6店舗となっています。
海外に展開する店舗でも創業当時の店舗レイアウトは崩さずに、中央には大きなスペースが開いて広々とした空間です。また、外観はシンプルに作られており高級感があります。このような高級ブティックさながらの店構えからシュプリームは更に人気のブランドとなり、現在のような『最高のブランド』の立ち位置まで昇り詰めたのです。
元々スケーターショップから始まり、少しずつ人気を高めていった実力ある最高のストリートブランドであることは間違いありません。
これが、シュプリームの誕生から現在までの歴史です。
2.シュプリームとはなぜ人気?知名度を上げた5つの事実。
シュプリームとは、アメリカ・ニューヨークのスケーターショップから始まったブランドです。現代のストリートファッションを代表するブランドとして人気を集めています。
シュプリームの人気と知名度を爆上げした出来事は大きく分けて5つです。
①実はボックスロゴもパロディだった。
②カルバンクラインの広告をハッキング。
③世界的セレブやアーティストを広告塔として起用。
④幅広いジャンルとのコラボレーション。
⑤サブカルからインスパイアを受けたアイテムを展開
この章では、シュプリームというブランドがなぜ人気なのかについて深堀していきたいと思います。シュプリームはなぜ流行ったのか。その理由を探ります。
その①:ボックスロゴは元々パロディのデザイン。
シュプリームのアイコンであるボックスロゴ。
ブランド初期からシュプリームを支えてきたデザインですが、実はパロディだったんです。今ではシュプリームのデザインをパロってるブランドが多くあるので、なんだかちょっと意外です。
ボックスロゴの元ネタはアメリカを拠点に活動しているアーティストの『Barbara Kruger/バーバラ・クルーガー』の作品です。バーバラが得意として描くのは、コンセプチュアルアートと呼ばれる1960年代から1970年代にかけて世界的に行われた美術のことで、作品の美しさにこだわるのではなく作品自体に込められた想いや、製作背景を重視していることが特徴的です。
シュプリームが着想を受けたと言われている彼女の作品は以下の通りです。
出典:Pinterest
※画像左:『I shop therefore I am』、画像右:『Your body is a battleground』
ベースはモノクロカラーで描かれており、ボックスは赤と白でカラーリングされているのでシュプリームが着想を得た作品と言われても納得できます。現在では多くのブランドがシュプリームのデザインを真似していますが、シュプリームも芸術家の作品からインスピレーションを受けていたようです。
その②:カルバンクラインの広告をハッキングした過去がある。
シュプリームは消費者心理を活用した 攻め切ったブランディング が特徴的なブランドと書かせていただきましたが、その中でも歴史に残るほどのイカれた行動があります。
その名も、カルバンクラインハック事件。
カルバンクラインといえばアメリカ発の超有名ファッションブランドとして知られておりますが、シュプリームは自分たちの知名度を上げるためにカルバンクラインの広告を利用します。オープン当時のシュプリームはスケボー文化がまだまだアングラなイメージだったこともあり、そこまで知名度は高くありませんでした。
どうにかして知名度を爆上げしようと考えていた創業者のジェームスが思いついたのは『カルバンクラインのポスター広告にシュプリームのステッカーを貼る』ということでした。当時すでに有名ブランドだったカルバンクラインの知名度を逆手に取った戦略です。ジェームスは当時のスタッフの POOKY/プーキー に1万枚のステッカーを持たせて、ニューヨークの街中にあるカルバンクラインのポスターをハッキングするように依頼しました。
プーキーがステッカーを貼った広告の中には、イギリスのファッションモデル『ケイト・モス』を起用した水着姿のポスターがありました。モノクロを基調としたデザインのポスターに対して、貼られていたのは赤白のボックスロゴステッカー。 広告よりもシュプのステッカーが目立つという事が起きていました。
もちろん、カルバンクラインに許可を取っているわけではなかったので抗議されたそうですが、結果的にブランドの知名度を上げる要因となったので間違いなくジェームスの戦略は成功と言えます。
現在でいうところの 炎上商法 みたいなものです。日本では「悪名は無名に勝る」と言いますが、アメリカでも同じようですね。
その③:世界的セレブやアーティストを広告塔として起用。
シュプリームが流行った理由として一番大きいのは『世界的セレブやアーティストを広告塔として起用していること』が挙げられます。
シュプリームが広告塔として起用するのは基本的に海外セレブやアーティスト。レディーガガやウータンクラン、元プロ格闘家のマイク・タイソンなど多くの海外著名人を広告塔として起用したアイテムを展開していました。
海外の広告塔の中でもいちばん面白いのは2012年に起用されたケイト・モス。
過去に自分がモデルを務めたポスターがハッキングされていたのに、時を経てシュプリーム公式の広告モデルとして起用されました。シュプの歴史を知っている人からしたらかなり激アツだったのが想像できます…!
また、日本でのシュプリーム火付け役となったのは窪塚洋介さんですが、他にも多くの芸能人がシュプリームのアイテムを着用しています。
・とんねるず-木梨憲武さん
・三代目 J Soul Brothers-登坂広臣さん
・俳優-高良健吾さん
・俳優-木村拓哉さん
・かまいたち-山内健司さん
などなど…挙げだしたらキリがないくらい日本の芸能人も愛用しているブランドです。影響力のある人たちが着用しているブランドは、みんな真似したくなるものですよね。海外セレブを広告塔として起用する販売戦略や有名人・芸能人が着用することによって、シュプリームの知名度はこれからもどんどん伸びていくでしょう。
その④:幅広いジャンルとのコラボレーション。
海外セレブなどを広告塔に使っているシュプリームは、ストリートブランドだけでなく幅広いジャンルとのコラボレーションを行っています。
例えば、モードブランドのコム・デ・ギャルソンやラグジュアリーブランドのルイヴィトンなど、ジャンルに関係なく幅広いコラボレーションアイテムを展開しています。これによってジャンルや年齢・性別に関係なく知名度を上げることができます。
シュプとジャンルの近いアウトドアブランドの『ノースフェイス』も、スポーツが好きな人だけでなく一般層も知っているブランドとなったのはサカイやギャルソン、グッチなどの幅広いジャンルとコラボを実現してるからだといえます。
「シュプリームはなぜ流行ったのか」と聞かれたら「いろんなブランドとコラボしているからそりゃ売名になるよね」というのが一番わかりやすく納得できるところではないでしょうか…!シュプリームが流行ったのは、幅広いジャンルとのコラボレーションを積極的に行っている事が大きな要因です。
その⑤:サブカルからインスパイアを受けたアイテムを展開。
シュプリームのボックスロゴは美術からインスピレーションを受けて作られたと書かせていただきましたが、着想を得ているのは美術に限らずサブカルチャー(サブカル)全般です。
最近では結構当たり前となっているスト系ブランド×サブカルのアイテムですが、中でも有名なのは2017年に発売された Supreme×AKIRA(作:大友克洋)のコラボレーション です。発売当時は爆発的な人気を誇り、中古での価格も10万円を超えるアイテムが多くありました。
(当時は高くて買えませんでしたが、筆者もかなり欲しかったアイテムです…!)
また、サブカルではなさそうですが、有名映画のE.T.や電気メーカーのBraunなどのブランドとのコラボアイテムも展開しております。
Braunから展開された小型計算機の裏面には、シュプのアイコンであるボックスロゴが小さくプリントされています。なぜか欲しくなってしまうんですよね。これも消費者心理を計算した販売戦略なんでしょうか…?
3.シュプリームが生み出したブランドロゴ7選。
シュプリームを語るうえで欠かせないのがロゴ。
ボックスロゴは有名だけど、他のロゴについてあまり知らない方も多いのではないでしょうか?
シュプリームが展開しているロゴは多数ありますが、今回紹介するのはシュプリームの中でもメジャーなロゴである以下の7つです。
・ボックスロゴ
・アークロゴ
・モーションロゴ
・スクリプトロゴ
・クラシックロゴ
・アラビックロゴ
・カンジロゴ
この章では、上記7つのロゴについて解説していきたいと思います。
3-1.ボックスロゴ
まずはシュプリームの代名詞。ボックスロゴ。
シュプリームを知らなくても、これは見たことあるという方も多いと思います。
ブランドとして初めて展開されたアパレルアイテムのデザインであるボックスロゴは、ストリートファンからも根強い人気を誇ります。
また、他のブランドとコラボするときに採用されるデザインでもあります。
ギャルソンとのコラボではボックスロゴを大胆に切り離したデザイン、村上隆氏とのコラボレーションではボックスロゴの背景がフラワー柄となっています。
3-2.アーチロゴ
ボックスロゴに次ぐ代表的なロゴは『アーチロゴ』です。
アーチ=弧 という意味を持っており、その名の通りSUPREMEの文字が曲線を描いているデザインです。
アーチロゴは文字の素材やフォント、色のバリエーションが豊富で、同じデザインでも飽きずに楽しむことができます。
また、ルイヴィトンのコラボアイテムでも採用されたデザインで、ロゴの中にはモノグラムが描かれていることから高級感が見て取れます。
3-3.モーションロゴ
SUPREMEの文字でスピード感をあらわしているデザインのロゴです。
こちらもファッション好きであれば一目でシュプリームのアイテムとわかるデザインです。
また、モーションロゴには元ネタがあると噂されており、海外の映画『GoodFellas』のモーションタイトルを参考に作られているといわれております。
3-4.スクリプトロゴ
比較的中古で見かけることの多いスクリプトロゴ。個人的にはストリート感があって結構好きなのですが、ディープなファンからは人気が薄めなようです。
野球チームのロゴのようなデザインは大き目で存在感があり、スタジャンやストレートキャップなどのゴリゴリストリートアイテムにベストマッチします。落ち着いたデザインでも一気にストリートファッションを作ることができます。
3-5.クラシックロゴ
ボックスロゴと同じくらいよく見かけるようになった『クラシックロゴ』。
その名の通り、派手な印象は全くないシンプルなデザインのロゴです。フォントが似ていることやeの上部にアクセント符号が着いていることから、レディースアイテムが有名なパリのブランド クレージュ のロゴから着想を受けて作られたのではないかと言われています。
アクセント符号を使用しているブランドは他にもあり、エルメスや少し前のセリーヌのロゴなどからも見受けられます。
シュプリームはこの頃からラグジュアリーブランドやクラシックなブランドを意識していたのでしょうか…?だとしたらヤバい。
3-6.アラビックロゴ
アラビア文字でデザインされた『アラビックロゴ』。
正直、パッと見ただけではシュプリームのアイテムだと分からないですが、ファッション好きな人からはかなり人気のロゴのひとつです。
(筆者が古着屋で働いていた時は、入荷したら即売れしていました。。。)
このアラビア文字は日本語に訳すと『栄光』『万能』『賞賛』という言葉になるらしく、Supremeが持つ意味の最高とほとんど同じです。
アラビア文字は高級腕時計 ロレックスの代表モデルであるコスモグラフ デイトナの文字盤にも使われていることから、ハイブランド御用達の文字なのかな?と個人的には感じてます。
3-7.漢字ロゴ
かなり大き目に『最高』という文字が施されている『漢字ロゴ』。
私たち日本人からしたらかなり派手なデザインに見えてしまいますが、海外のシュプリームファンからは人気のロゴです。
街中を歩いてても、漢字がデザインされた洋服を着ている海外の方をよく見かけますが、あれは「漢字が最高にクール!アートのようだ!」と思われているからだそうです。
また、ニューエラとのコラボを行った際にも漢字ロゴを採用したTシャツや、ニューエラのNYを中国漢字に変換したロゴのキャップが展開されていました。
4.ジャンルレスにコラボするシュプリーム。5つの有名コラボ。
ジャンルに捕らわれずに、多くのブランドとコラボレーションをして知名度を上げたシュプリーム。ブランドならではの販売戦略と相まって、多くのファンとファッションに敏感な人々を魅了しています。
シュプリームがコラボした中でも特に有名なブランドを5つピックアップしました。
・ルイヴィトン
・ティファニー
・コムデギャルソン
・ノースフェイス
・ナイキ
この章では、上記5つのブランドとのコラボ商品について解説していきたいと思います。
4-1.ルイヴィトン
まずは一番有名なコラボ、シュプリーム×ルイヴィトン(通称:シュプヴィトン。)
昔のシュプリームはいろんなブランドのパロディー製品を多く展開しており、その中にルイヴィトンもありました。2000年にはルイヴィトンから知的財産権の侵害をしたとし、生産中止及び販売商品を燃やすよう書簡を送られている歴史があります。
当時は今ほど大きいブランドでもないため、シュプリームはルイヴィトンの指示に従い、訴訟を回避。その後当時のルイヴィトン会長兼CEOのマイケル・バーグが当時のアートディレクターのキム・ジョーンズにシュプリームの創設者のジェームズ・ジェビアの電話番号を聞いたことにより2017年にコラボが実現しました。
そんな波瀾万丈なシュプヴィトン、2017年に展開されるという情報が出たときは世界中に衝撃が走りました。コラボのために期間限定でオープンされたショップには数千もの人が集まったほど大きな話題に。当然、展開されたアイテムは高額転売がされて到底買えるような値段ではありませんでした。
ルイヴィトンとのコラボは、ラグジュアリー×ストリートのジャンルを確立した伝説的な出来事だったのです。
4-2.ティファニー
2021年展開のコラボ、シュプリーム×ティファニー(通称:シュプティファニー)
公式から発表される前にリーク情報が浮上した時には「さすがに嘘」「これマジ?」と疑いの声が上がっていましたが、ヴィトンコラボが実現していた事もあって心の中ではワクワクしていた人も多かったはずです。
シュプティファニーコラボのメインアイテムはやはりシルバーアイテム。ティファニーの名作である『Return to Tiffany(リターン・トゥ・ティファニー)』がベースとなりました。ティファニーのブランドイメージとなるシルバーアクセにシュプのボックスロゴが刻印されています。
また、このコラボでシュプリームファンの心をつかんだのは間違いなくボックスロゴのTシャツでしょう。赤×白のカラーリングが定番なのに対し、このコラボで展開されたボックスロゴの背景はティファニーの象徴『ティファニーブルー』で作られています。
両ブランドの良いところを活かして作られたコラボアイテムは、現在の中古市場でもかなり人気のアイテムです。
4-3.コム・デ・ギャルソン
2012年に初めて展開された、シュプリーム×コムデギャルソン(通称:シュプギャルソン)
日本が世界に誇る天才デザイナー、川久保玲が手がけるブランド『コム・デ・ギャルソン』。コラボアイテムが初めて誕生したのは2012年ですが、その後幾度となくコラボアイテムを作り上げています。ギャルソンには複数のブランドラインが存在しており、それぞれメンズラインやレディースライン、安価なラインなど特徴があります。
シュプとコラボをしているのは『COMME des GARCONS SHIRTS/コム・デ・ギャルソン シャツ』。
その名の通りシャツの製造に重点を置くブランドラインです。
シュプギャルソンのコラボで一番有名なのは2018年に展開された『Split Box Logo Hooded Sweatshirt』です。このコラボを象徴する反転したボックスロゴを大胆に裁断したデザインのパーカーは、シュプリームファンの間でも大反響を呼びました。
当時の定価は29,160円だったのに対し、現在の中古市場では30,000円を超える値段で販売されています。現在でも中古市場で人気のあるアイテムとなっていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
4-4.ノースフェイス
ド定番コラボ、シュプリーム×ノースフェイス(通称:シュプノース)
シュプリームとノースフェイスが初めてタッグを組んだのは2007年。そこからほぼ毎年のようにアイテムが展開されている定番コラボです。ノースの代表的アウターである『ヌプシジャケット』や『デナリジャケット』などなど…年代によってラインナップは変わりますが、全てのアイテムがカッコいいです。もちろんアウターの機能性も高いです。
また、2024年3月にもコラボアイテムを発売。最新のコラボレーションのコンセプトは『スプリット』が掲げられていることから、左右で異なる素材や色を組み合わせたアイテムが展開されています。シュプリームファンなら絶対知っているノースとのコラボアイテム。今後展開されるアイテムも要チェックです…!
4-5.ナイキ
もはや全部カッコいい。シュプリーム×ナイキ(通称:シュプナイキ)
ノースフェイスと同じく定番コラボとなったシュプリーム×ナイキから展開されている主なアイテムはスニーカー。エアフォース1やダンクなどのローテクスニーカーはもちろん、モアアップテンポやエアマックスなどのハイテクスニーカーを展開していました。
その中でも特に人気なのがエアフォース1です。ヒール部分にさりげなく付いたボックスロゴがアクセントに。シュプナイキの中でもシンプルで使いやすく、比較的買いやすい値段で展開されていることからファンからも厚い支持を受けています。
全国出張、現金買取
\簡易査定お気軽にご相談下さい/
【24SS】最新のシュプリーム×マルジェラのコラボについて
2024年3月30日に念願のシュプマルジェラが実現。マルジェラのカジュアルラインであるMM6とのコラボレーションアイテムは、マルジェラ色を前面に出したデザインながらも、シュプリームのストリート感は忘れないものとなっています。
中でも筆者が注目したのはシュプリームのボックスロゴTシャツがプリントされたTシャツの『Box Logo Tee “White”』。これがシュプリームとマルジェラのコラボレーションだ!と言わんばかりの攻め切ったデザイン。
Tシャツのデザインに若干違和感は感じてしまいますが、見れば見るほど「これはこれでアリなのか…?」と感じてくる不思議なコラボアイテムです。。(笑)
定価は15,400円で発売されたコラボTシャツは、現在の中古市場では30,000円以上とプレミア価格となっております。
【おまけ】元古着屋店員が本気でおすすめするアイテムTOP5
1994年の創業からシュプリームは数多くのアイテムを展開していることから、何を選べばいいのかわからないという方も多いと思います。筆者もシュプリームが結構好きなのですが、知識がないときは数が多すぎてぶっちゃけどれがカッコいいのか分かりませんでした。笑
さて、この章では、元古着屋販売員の筆者が本気で選んだおすすめアイテムをランキング形式で紹介していきたいと思います!カッコいいアイテムばかりですのでぜひ最後までご覧ください!
1位【18AW】Split Box Logo Hooded Sweatshirt
出典:Stock X
しつこいくらい登場させてしまいますが、やっぱり18AWのシュプギャルソンのパーカーは一番おすすめです…!マジでかっこいい…。
筆者はあまり派手なデザインが好きではないのですが「人と被るのはちょっとヤダな…」みたいな事を思ってしまう超ワガママファッションなので半分に裁断されたボックスロゴはめちゃめちゃ刺さります…。
しかも、背面の下部には『Comme des Garcons SHIRT』のロゴプリントもあって、どちらのブランドの主張もしてくれる最高のアイテムだと思っています!
2位【20AW】Cross Box Logo Tee
出典:X(旧Twitter)
1位の変化球ボックスロゴに次いで、個人的なおすすめアイテム2位に選んだのは『Cross Box Logo Tee』です。
アイテム名の通り、ボックスロゴをクロスさせたデザインが特徴的です。伝統的でシンプルなロゴを崩したデザインは、発売当時は賛否両論の意見が飛び交っていたそうです。シュプリーム史上、最も物議を醸したデザインともいわれていますが、裏を返せばそれだけ目立ったデザインということ。
20AW限定のアイテムなので中古市場でもかなり人気のあるアイテムです。人気のブラックカラーは1番安くても約20,000円の値段で販売されています。
3位【17AW】Arm Hooded Sweatshirt
出典:Stock X
筆者が一番アツいと思ったコラボレーションのシュプアキラから『Arm Hooded Sweatshirt』が3位に入選!日本のみならず、世界で大ヒットを記録したアニメのAKIRA。筆者もシュプコラボが発売されてから3回見直したくらい面白い映画です。
このパーカーにプリントされているのはクライマックスシーン。SOLの攻撃を受けた 島鉄雄 の腕が千切れてしまう場面がプリントされています。ちょっとグロテスクなイラストではありますが、かなりカッコいいデザインだなと思ったパーカーです。
発売してしばらくしてからは、街中で見かけることが多かったので買うのをやめてしまいましたが、今はあんまり見なくなったのでもしかしたら買い時かもしれないです…!
4位【18SS】Puffy Jacket
出典:Stock X
Supreme×UNDER COVER×PUBLIC ENEMYのトリプルコラボアイテムである『Puffy Jacket』。モードブランドであるアンダーカバーとコラボすること自体が異色なのに、ヒップホップグループとコラボ?!ヤバ!と驚いたのは今でも忘れません。
Puffy Jacketは言うまでもなく宇宙の柄がカッコかわいいです。派手なのは好きじゃないといいましたが、これは何故かツボにはまってマジでおしゃれだなと思いました。また、しっかりとしたボリューム感もあるので寒い冬でも安心です。
5位【19SS】Camo Cargo Vest
出典:Stock X
現代ファッションのトレンドを担うストーンアイランドとのコラボアイテム『Camo Cargo Vest』は、地味になりがちな男性の服装にアクセントを加えてくれる便利なベストです。
スウェットやパーカーを一枚で着るのではなく、ベストを羽織るだけで格段にオシャレ度が増します。胸元と背面には目立つようにデザインされたストーンアイランドのコンパスロゴ。バックロゴにはSUPREMEの文字も入っているのでコラボアイテムだということも主張できます。
全国出張、現金買取
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シュプリームとは世界中で愛され、認知度が高いブランド。
いかがだったでしょうか?
シュプリームの創業当時は現在のような高級路線ではなくアングラカルチャーから始まり、イカれた販売戦略や幅広いジャンルのブランドとのコラボレーションを経て、現在までの地位を確立してきました。
シュプリームとはどんなブランドなのかを知ることによって、もっと最高に楽しく着ることができると思って今回の記事を書かせていただきました。皆さんにとっての知識となっていれば幸いです。