2024年9月15日
パロマピカソとは?ティファニーが誇るクリエイティブな芸術的デザイナー
世界的に有名な天才画家パブロ・ピカソを父に持つパロマ・ピカソ。パロマ・ピカソもまた生まれながらにしてクリエイティブな芸術家でありました。1980年に初めてティファニーがパロマ・ピカソによるジュエリーコレクションを発表。それ以来、今に至るまでさまざまな名作を世に送り出し続けています。
パロマ・ピカソのコレクションはどれも大胆で力強く、メッセージ性に溢れています。
今回は、そんなパロマ・ピカソの生い立ちからキャリア、そして人気コレクション、デザインの特徴について詳しく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
1.パロマ・ピカソとは
ティファニーを代表するジュエリーデザイナーの1人、パロマ・ピカソ。ジュエリーに詳しくなくても、この名前を聞いたことのある人は多いでしょうか。第1章ではパロマ・ピカソの生い立ちからキャリアまでを深掘りし、彼女の人物像に迫っていきます。
1-1.【生い立ち】芸術家の両親のもと、フランスで誕生
パロマ・ピカソは芸術家パブロ・ピカソと画家フランソワーズ・ジローの娘として、フランスのヴァロリスという南フランスの小さな村で1949年に誕生しました。
ヴァロリスは古くから陶磁器の製造が盛んな地域。父ピカソは、ヴァロリスの色鮮やかで美しい陶芸に魅せられ、1948年から1955年まで約7年間この地に滞在しました。そしてヴァロリスに移住した翌年に生まれたのが、パロマ・ピカソです。
母フランソワーズ・ジローはフランスの画家で、1943年の春、21歳の時に当時61歳だったピカソと知り合い、その後10年間ピカソと一緒にいましたが2人が結婚することはありませんでした。パロマ・ピカソには、2つ年上のクロードという名の兄が1人います。名前の「パロマ」は、スペイン語で「鳩」の意味で、父ピカソが生涯に渡ってモチーフにしたことでもよく知られています。
また、「オレンジを持つパロマ」や「クロードとパロマ」など、父の作品にもよく登場しています。パロマは、おとなしく静かな子供で末っ子だったこともあり、父ピカソの仕事中もそばにいることを許されていて、紙と鉛筆を渡されてよくお絵描きをしていたそうです。
しかしパロマが4歳の時に、両親は別れることになります。ピカソは数多くの女性と恋愛関係にありましたが、母フランソワーズ・ジローは唯一自分からピカソの元を離れた女性としても知られています。
パロマが15歳だった時に、ジローが書いたピカソとの回顧録にピカソは大激怒し、兄クロードとパロマもピカソの家の出入りを禁じられ、父が亡くなるまで会うことはありませんでした。母ジローは、パロマやクロードに芸術家になれというプレッシャーは与えず、パロマと母ジローとの親子関係は常に良好でした。ジローは2023年6月に101歳の年齢で亡くなりました。
1-2.ジュエリーデザイナーとしてのキャリア
周りの誰からも画家になると思われていたパロマでしたが、「どんな子供でも絵は描けるけど、14歳過ぎても絵を描き続けたら画家になれる」という母の言葉をきっかけに14歳で絵を描くことをきっぱりと辞めてしまいます。
その後成長したパロマは、大学に入りますが中退。演劇に興味を持つようになりパリで舞台衣装を手掛けていました。
そんな中、主役のためにネックレスをつくってほしいと依頼を受けます。
それがきっかけでジュエリー制作に魅入られ、20歳の時に宝飾デザインの学校へ通い始めます。
その1年後に友人であるイヴ・サン・ローランに作品を見せると、すぐに自分のコレクションのためのジュエリーデザインをピカソに依頼。
1971年には、ギリシャのジュエリーメーカー、ゾロタス社のためにデザインを行いました。
1-3.ティファニーとの契約
ティファニーでのパロマ・ピカソの初仕事は、1979年に開催された展示会のテーブルセッティングでした。
デザイン・ディレクターであるジョン・ローリングに招かれ、その時のテーブル・セッティングをコーディネートすると僅か1年も経たないうちにティファニーにとって欠かせない人物となります。
1980年ティファニー社のために発表したジュエリーコレクションは世界中で話題に。
ティファニー向けの最初のコレクションは、「パロマ・グラフィティ・ジュエリー・コレクション」と自身の名を冠したもので、現在も彼女を代表するコレクションとなっています。
パロマ・ピカソは自然や音楽など、日常の中にあるものからインスパイアされジュエリーをデザインするのが特徴です。中でも、1970年代から社会問題となっていた地下鉄のグラフィティをアートの側面で捉えて、ジュエリーに落とし込むといった革新的なアイディアで人気を博しました。
また、パロマは1980年代のカラフルで大胆なジェムストーンを用いたトレンドの先駆けとしても知られています。
1980年代、ジェムストーンを使ったデザインを用いていたパロマは業界から無視されていましたが、ティファニーとの会議ではティファニーの全種類のジェムストーンがテーブルに並べられ、パロマが自由に選択できるようになっていました。
パロマのジェムストーンへの愛情は、オリーブ・リーフ、パロマ・ピカソ・スタジオなどのコレクションの中で鮮やかに表現されています。明るい輝きを表現したパロマ・ピカソのデザインは、まさにパロマ自身を表したもので「ジュエリーは人生の喜びであり、時を超える美を表現したもの」とされています。
1-4.ブランド「パロマ・ピカソ」を夫とともに設立
パロマは、1978年にアルゼンチン人の劇作家ラファエル・ロペス=カンビルと結婚します。
夫のロペス=カンビルは、パロマのジュエリー制作が世間では「育ちのいいお嬢さんの気まぐれ」のように捉えられていて、才能を十分に生かされていないと不満を感じていました。ロペス=カンビルは自分ができる限りのことをしたいと考え、まずは2人で拠点をニューヨークへ移し、彼の演劇作品の主役にパロマを抜擢します。
それによって艶のある黒髪と際立つ赤い唇が、パロマ・ピカソというイメージを確立させました。
その後、夫とともにロペス・キャンベル社を設立。「パロマ・ピカソ」のブランド名で、アクセサリー、バッグ、化粧品、香水など数々のラグジュアリー製品をプロデュースし、なんと2人で5億ポンド(約950億円)と言われる資産を築いたのです。
しかし1995年から2人は別居するようになり、パロマはニューヨークからロンドンへ移住し、1999年に離婚。パロマが父ピカソの残した作品を多く相続していることもあり、英国史上最大の離婚訴訟として世界中から注目を浴びました。
1-5.トレードマークの赤
パロマ・ピカソといえば赤い口紅を好み、「パロマの名刺」と呼ばれていたほど。
メイクアップアーティストでありコスメティックブランドNARSの設立者、フランソワ・ナーズは、「赤はパロマのトレードマーク」「彼女のシグネチャーであり、このデザイナーの赤の時代を定義していると言えるかもしれない」と父ピカソの「青の時代」と掛けた発言をしています。
実際、ブランド「パロマ・ピカソ」で販売された口紅は、赤1色。マットで鮮明な真紅のカラーが特徴でした。ピカソは幼少期から赤に魅了され、なんと6歳の時からすでに真っ赤な口紅をつけ始めていたそう。
「赤い口紅=パロマ・ピカソ」と世間から認識されるようになり、「パロマの角張った横顔は、父親のキュービズムの傾向を思い出させる」とも言われていました。
また、パロマは目立ちたくない時は、赤い口紅をつけないようにもしていました。
1-6.現在のパロマ・ピカソ
パロマ・ピカソは1999年にオステオパシー医師のエリック・テヴェネと再婚。
現在はスイスのローザンヌとモロッコのマラケシュに住み、できるだけメディアとも距離を置いて静かに暮らしています。
芸術的才能を両親から受け継いだパロマの作品は、アメリカの美術館で見ることができます。ムーンストーンをセットしたブレスレットをシカゴのザ・フィールド・ミュージアムが所蔵し、クンツァイトのネックレスはワシントンのスミソニアン・インスティテュートが所蔵しています。
また、現在もティファニーとは40年以上にわたってコラボレーションを続けています。
2.パロマピカソの代表するジュエリーコレクション
1980年から40年以上にわたって続いている「パロマ・グラフィティ・ジュエリー・コレクション」には数々の名作があります。
ここでは、パロマ・ピカソがこれまでに世に送り出してきた人気のジュエリーコレクションについて解説します。
2-1.ラビングハート
ハートモチーフのラビリングハートは「楽しさや生き生きとした愛のかたち」を表現したもので、愛に対する想いが込められたパロマ・ピカソを代表するコレクションです。
ティファニーには、リターントゥティファニーやオープンハートなど他にもハートモチーフのジュエリーがありますが、ラビングハートの代表的なデザインは、キスを意味する「X」をモチーフに取り入れたペンダントです。
「ハート」と「キス」の2つの愛情を意味し、ロマンチックで普遍的な愛のシンボルとなっています。他にもラビングハートコレクションには、4つのハートでクローバーのようにデザインされたものやハートに小さなダイヤモンドが埋め込まれたものなど、さまざまなデザインがあります。
2-2.グラフィティ
グラフィティは70年代のニューヨークの地下鉄や建物の落書き、ストリートアートからインスピレーションを受けて生まれたコレクション。パロマ・ピカソの直筆を使った、表現力豊かな他にはない唯一無二のデザインです。
パロマ・ピカソが心を込めて書いた「Love」の文字は、力強くもクラシックで暖かな印象があります。グラフィティコレクションの中でも有名で代表的なものは、ラビングハートでも用いられている、「X(キス)」モチーフのグラフィティペンダントです。
この「X」モチーフはパロマ・ピカソの代名詞でもあるデザインとなり、自身のブランドでプロデュースしたバッグにも「X」モチーフがあしらわれています。
2-3.オリーブリーフ
平和と栄光のシンボル、オリーブの木にインスパイアされて生まれた2013年発表のコレクション。
モロッコにあるパロマ・ピカソの自宅を囲んでいるオリーブの木の枝と葉がモデルになったものです。
滑らかな曲線が美しく、繊細で軽やかな印象。また、オリーブの葉のデザインには、生命力の力強さも感じられます。日常使いにして毎日使いたくなる美しいデザインです。ペンダントの他、リング、ピアス、ブレスレット、カフなど、さまざまなラインナップで楽しめます。
2-4.ダブ
「ダブ」は、英語で「鳩」の意味。鳩は平和の象徴であり、その願いを込めて2010年の30周年を迎える記念としてつくられました。
鳩は、父パブロ・ピカソが生涯描き続けたモチーフでもあります。そしてスペイン語でパロマは「鳩」を意味します。
大きく羽を広げた鳩がとても印象的で、胸元のアクセントに。現在は中古市場で手に入るものですが、数が少ないのでレアなアイテムとなっています。
2-5.ヴェネチア
滑らかな曲線と緻密なデザインが美しいヴェネチアコレクションは、ヴェネチアの窓の鉄格子を思い起こさせます。
エキゾチックな雰囲気と可愛らしさが混ざったデザインで、パーティやデイリーまでさまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
ハートモチーフやヴェネチアの壮麗なランタンの滑らかな螺旋模様からインスピレーションを得たものなど、デザインのバリエーションも豊富にあります。
パロマ・ピカソらしい独特で繊細なタッチと芸術性が感じられるコレクションです。
2-6.メロディ
優美なメロディを奏でるかのようなメロディコレクションは、2017年に発表されたもの。
5連からなるリングやバングルはゴージャスでエレガントな雰囲気を演出してくれます。
ダイヤモンドを1連に取り入れたシンプルで上品なデザインや、5連すべてにダイヤモンドをあしらった贅沢なデザインまで。手を動かすたびに滑らかに揺れ、そのたびにダイヤモンドが輝きを放ちます。
2-7.パロマスタジオ
パロマスタジオは、80年代にパロマが「Studio54」に通った日々からインスパイアされて誕生したコレクションです。80年代といえばディスコ全盛期で、人々は生き生きとしていてエネルギーに満ち溢れていました。
そんな熱気と鮮やかな色彩をジュエリーで表現したのがパロマスタジオです。2020年に限定発売されたものは、パロマスタジオの既存のリングをもとに、カスタムカットの6角形のフォルムにデザインされたもの。
ティファニーのツァボライトやタンザナイト、ブルートパーズ、アメジストなど、色鮮やかなジェムストーンがセットされた華やかなコレクションです。
2-8.パロマグルーヴ
パロマ・グルーヴは、パロマ・ピカソ自身のウェディングのためにつくったバンドリングから着想を得て生まれた2016年登場のコレクション。リング、ブレスレット、ペンダントのラインナップが揃っています。
8つの細長いくぼみ(グルーヴ)が特徴で、クールな印象を与えるデザインです。スターリングシルバーやチタニウムなどの素材でつくられたもので、程よく重厚感があります。男女兼用なので、ペアで持って身に着けるのもおすすめです。
3.パロマ・ピカソのデザインの特徴
ここからは、パロマ・ピカソのデザインの特徴について解説します。
3-1.色鮮やかなジェムストーン
パロマ・ピカソといえば、なんといっても大胆でカラフルな美しい色使いが特徴です。
パロマは1980年代のジェムストーンのトレンドの先駆けでした。最初に手掛けていた頃、業界はパロマを無視している状態でしたが、ティファニーはパロマのためにティファニー全種類のジェムストーンを準備。
パロマは美しく鮮やかな色彩のジェムストーンに感激し、ティファニーによって才能を存分に発揮してきたのです。パロマの芸術的センスによって、ジェムストーンの豊かな表情や輝きがより一層引き出された作品となります。
オリーブリーフ、パロマスタジオ、パロマ・ピカソフィフスアニバーサリー・ネックレスなどのコレクションを見れば、パロマのジェムストーンへの愛情を感じられるでしょう。
3-2.日常から生まれた大胆な創造性
パロマ・ピカソは、日常にある意外なものから美を見出し、パロマならではの感性で革新的なデザインを生み出します。
例えば、1970年代に破壊行為だと考えられ問題視されていた建物の落書きから着想を得て生まれたグラフィティ。また、自宅のオリーブの木からインスピレーションを得て生まれた美しいジュエリー、オリーブリーフ。
パロマは、コンサートや美術展、友人との会話、読んだ本など、日常のあらゆることからインスピレーションを受けてジュエリーを製作をしているのです。
3-3.華やかで洗練された芸術的なデザイン
「どんなに時を経ても、ファッションには常にエレガントとユーモアが大事」という彼女の言葉どおり、パロマ・ピカソのデザインはどれも華やかでパロマ独自の芸術的センスに溢れています。
オリーブリーフやヴェネチアなどは、まるで繊細なタッチで描かれたデッサンのようです。
また、パロマのそれぞれのデザインに込められた意味も、愛され続ける理由で、身に着ける人にとってのお守りのような存在となっているのです。
4.パロマ・ピカソは時代遅れ?ダサい?
70年代や80年代につくられたデザインが古くなるのは当然のことで、中にはそれを時代遅れと言う人もいるでしょう。
特にラビングハートやグラフィティは、パロマ・ピカソを代表するコレクションではありますが、80年代に流行したものなので、「古い」や「ダサい」と言われる可能性もあります。
しかし、ラビングハートもグラフィティもティファニーの公式ショップで今でも販売され、今も変わらずに愛されている定番アイテムです。当時流行っていた頃に購入したけど、40代50代になってからは子供に譲ったという人もいれば、今でも身に着けているという人もいます。
また、最近では過去に販売され、現在は廃盤となっているティファニーのジュエリーの人気が高まっていて、「オールドティファニー」といった言葉まで生まれています。デザインが古いものでも、自分が好きで気に入っているなら、他人の声は気にせずに自分のスタイルでジュエリーを楽しむことが何よりも大切です。
そしてパロマ・ピカソは「一番優れたデザインは、これから生まれるデザインなのです」と常に口にし、現在も新しい作品を世に送り出しています。きっと今後も創造性に溢れた美しいジュエリーデザインを見せてくれることでしょう。
5.ティファニーのジュエリーお手入れ方法
ティファニーのジュエリーは、ティファニー店舗まで持って行くと、専門のスタッフによるクリーニングをしてもらえます。
クリーニングは購入した店舗ではなくてもサービスを利用できるので、近くのティファニーブへ定期的に持って行ってきれいにしてもらうといいでしょう。ティファニーの専門技術によって、ジュエリーを購入した時のような輝きを取り戻すことができます。
自宅ではティファニー専用のクリーニングキットを使用するのがおすすめです。正しいお手入れ方法で、安全に効果的にジュエリーを美しく保つことができます。
ここでは、素材別のお手入れ方法について解説します。
5-1.スターリングシルバー
ティファニーのスターリングシルバーの輝きを保つためには、家庭用の洗浄剤や漂白剤、化学物質などを使用することは避けてください。変色してしまう可能性があります。
シルバージュエリーは、付属のティファニーブルーのフランネルポーチに入れて保管しておくことがおすすめです。
特にシルバージュエリーは、黒ずみやすいので普段からの取り扱いに気を付け、定期的にクリーニングを行うようにするといいでしょう。
温泉や海、汗や水などによっても変色してしまうので避けるようにしてください。
【自宅でのクリーニング方法】
1 ティファニーのシルバージュエリー用クリーナーを柔らかい布に少量取る
2 その布でシルバーを優しく拭く
3 シルバーをぬるま湯で十分にすすぐ
4 コットン製のポリッシングクロスで水分を拭き取ってシルバーを磨く
5-2.ゴールド・プラチナ
ゴールドやプラチナもシルバージュエリーと同様に家庭用の洗剤や漂白剤につけないように気を付けてください。
普段はティファニーブルーのポーチに入れて保管するのがおすすめです。
【自宅でのクリーニング方法】
1 ゴールド・プラチナのジュエリーを、ティファニーのジュエリークリーナーの中に浸す
2 2分後にピンセットでジュエリーを取り出す
3 隙間にある汚れを柔らかい毛のブラシでやさしく取り除く
4 ジュエリーをすすいでポリッシングクロスで水分を拭き取って磨く
5-3.ダイヤモンド・ジェムストーン・パール
ダイヤモンドやジェムストーン、パールのジュエリーは極端な温度環境、化粧品の付着、超音波洗浄を避けるようにしてください。自宅でのクリーニングはティファニーのクリーナーキットの説明書に従って行います。
ジェムストーンはデリケートなため、クリーニングする時は柔らかいブラシと低刺激の石鹸水を使ってください。パールは、頻繁に使用している場合は、1年に1回クリーニングをすることが推奨されています。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はティファニーを代表するデザイナーのひとり、パロマ・ピカソの生い立ちからキャリア、人気のコレクション、デザインの特徴などについて解説させていただきました。
パロマ・ピカソは1980年から現在まで、40年以上にわたってティファニーで活躍するジュエリーデザイナーで、ティファニーにとって欠かせない人物です。
「世界をより美しく変えることが、私の人生の目的です。」
この言葉どおり、パロマはジュエリーを通して美を表現します。両親とは違う道を選びましたが、ジュエリーデザイナーという名の芸術家と言えるのでしょう。今後も、彼女がどのような作品を生み出すのかとても楽しみですね。