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2024年9月23日

ルイヴィトンのアルマとは?旧型や新作の魅力・サイズ比較など徹底解説!

ルイヴィトンの人気バッグとして広く知られている、アルマ。その特徴的なフォルムは、パリのセーヌ川にかかるアルマ橋から着想を得ており、メゾンのアイコンバッグとして高い人気を誇っています。

アルマの原型は、トランクケースに収納するポーチだと言われています。ルイヴィトンは今やラグジュアリーブランドとしての地位を確立していますが、創業者のルイ・ヴィトンはトランク製造職人でした。ルイヴィトンの創業は1854年と古い歴史があり、その歴史と共に今のフォルムに変化を遂げてきたのが「アルマ」です。

今回は、そんなアルマの誕生から旧型、新型が登場するまでの歴史について詳しく解説します。また、時にアルマはダサいと評される理由も探ります。さらに、サイズ比較、新作のアルマの紹介、バリエーション豊かなライン、そして愛用している芸能人についても解説していますので、ぜひご一読ください。

1.ルイヴィトンのアルマとは?

アルマは、ラテン語で「恵み」を意味します。この言葉には、すべての女性の願いを叶えたいという思いが込められており、カジュアルからフォーマルまで幅広く使えるバッグであることを表しています。

その特徴的なフォルムは、パリのセーヌ川に架かるアルマ橋から着想を得ています。セーヌ川のあるパリは、ルイヴィトンが創業したゆかりの地であり、アルマはブランドの歴史と深く結びついているのです。

2.アルマが誕生するまでの歴史

アルマが正式に誕生したのは1992年ですが、その名前が付けられるまでには長い歴史があります。この歴史は、ルイヴィトンブランドの発展と密接に結びついています。ここでは、アルマの原型となったバッグから正式な誕生までの経緯、旧型と新型の違い、そして20年前のアルマの定価などを解説します。

2-1.アルマの原型は旅行ポーチ

アルマの原型は、旅行ポーチだと言われています。その起源はおよそ120年以上前、1900年頃にさかのぼります。この時代背景を理解するには、当時のフランスの交通事情とルイヴィトンの歴史を知る必要があります。

1900年代初頭のフランスは、主な移動手段が馬車から船や列車へと移行していく時代であり、この変化に伴い、トランクケースが旅行の必需品となりました。ルイ・ヴィトンは、トランク製造職人として世界的に名の知れた人物で、バッグだけでなくトランクケースも販売しており、ルイヴィトンのトランクケースは船旅を中心に多くの需要がありました。

アルマの原型となる旅行ポーチは、このトランクケース内の仕切りとして使用されています。衣類の整理整頓に重宝されたこのポーチは、やがて「スティーマバッグ」へと進化を遂げます。

当時の船旅では、洗濯物をドアノブにかけて乗務員に知らせる習慣があり、スティーマバッグは、このニーズに応えるアイテムとして重宝されました。スティーマバッグは後に、アルマとは別の進化を遂げますが、底部が広がった台形のデザインは、現在のアルマの形に通じるものがあります。

2-2.ココ・シャネルがカスタムオーダー

1934年、スティーマバッグの特徴的な台形デザインを引き継いだ「スクワイア」が発表されます。スクワイアは、下部から上部に向かって面積が小さくなるフォルムで、ジッパーが取りつけられた点でも、現在のアルマの形に一歩近づいています。

このスクワイアは、「女性の体を自由にする」ことをモットーとするシャネルの創始者、ココ・シャネルがカスタムオーダーしたことでも知られています。当時、女性から多くの支持を得ていたココ・シャネルのカスタムオーダーをきっかけに、このバッグは大量生産され、人気アイテムとなったのです。

2-3.2010年にアルマBBが登場

スクワイアは、その後1955年に「シャンゼリゼ」と名称を変更し、さらに1992年に現在の「アルマ」となりました。アーティスティックディレクターのアズディン・アライアや、マーク・ジェイコブスにより、多彩なデザインのアルマが発表され、その人気はさらに高まっていきます。

長い歴史の中で名称を変えながら、多くの支持を得てきたアルマですが、2010年にアルマBBが登場したことは、さらなる転換期となっています。

2-3-1.旧型と新型の違いとは?

2010年に発表されたアルマBBは、それまでの旧型アルマとは異なる特徴を持っており、新型とも呼ばれています。長年の歴史の中でマイナーチェンジを重ねてきたアルマですが、旧型と新型アルマBBの違いは特に興味深いものがあります。

主な違いとして、アルマBBには底鋲が追加されました。これにより、バッグの底部が直接地面に接することがなくなり、傷がつきにくくなっています。また、ハンドルの接続部も改良され、旧型では取付金具の下に縫い目がありましたが、新型では取付金具の上から縫製されており、強度が増しています。

さらに、新型では付属品にキーカバーが追加されました。内ポケットも時代のニーズに応じて進化しており、折りたたみ携帯電話の時代にはマチのあるポケット、スマートフォンの普及後はマチのないオープンポケットが設置されています。内ポケットの変化からも分かるように、アルマは顧客のニーズを満たせるよう、マイナーチェンジを繰り返しています。

2-3-2.アルマの20年前の定価は?

アルマの価格も時代とともに大きく変化しています。約20年前の2002年、旧型アルマの定価は76,650円でしたが、2024年9月現在のアルマBB(モノグラム)の定価は279,400円、アルマPM(モノグラム)の定価は299,200円となっています。この価格の推移は、ルイヴィトンのブランド価値の上昇と、アルマ自体の進化を反映しています。

アルマは、ルイヴィトンの歴史とともに名称やデザインを変え、その価値を高め続けてきたアイテムなのです。

3.アルマの人気が衰えない理由とは?

アルマはその原型となる旅行ポーチが1900年頃に登場し、1934年にココ・シャネルによるカスタムオーダーを経て、現在の形に至るまで、およそ100年もの間愛され続けています。このような長い歴史を経てもなお、アルマの人気が衰えない理由を4つに分けて解説していきます。

3-1.①美しいフォルムと高い機能性

アルマのフォルムは、パリのアルマ橋から着想を得ています。バッグ上部の丸みを帯びたデザインは、高い洗練性と柔らかな印象を同時に演出し、ファッションを一層引き立てます。また、上部より下部の面積が大きい構造により、バッグが自立するため安定感があり、使い勝手に優れています。

さらに、アルマの魅力はダブルファスナーにもあります。ファスナーがバッグの下部深くまで下ろせるため、荷物を見つけやすく、出し入れが容易です。内ポケットも備えており、高い機能性は申し分ありません。

3-2.②3wayできる使い勝手の良さ

アルマには付属品としてショルダーストラップが付いており、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、斜めがけバッグの3wayで使用できます。使用シーンや気分に合わせて持ち方を変えられるため、飽きることなく使え、利便性に優れています。ショルダーストラップは長さの調節や取り外しが可能で、この柔軟性もアルマが高い需要を得ている理由の一つです。

3-3.③アレンジしやすい

アルマのハンドルとバッグの接合部には金具が使用されており、この金具にチャームや付属のキーカバーなどを付けて、独自のアレンジがしやすいのも魅力です。人と被るのが気になる方や、バッグのアレンジを楽しみたい方にとって、これは大きな利点です。また、南京錠と鍵が付属しているのも特徴で、これもアレンジの一つとして活用できます。

3-4.④使用する年齢層を選ばない

アルマは、幅広い年齢層に対応するデザインとフォルムが魅力です。20代や30代には斜めがけスタイルが人気ですが、60代の方がハンドバッグとして大きめサイズを持ち歩く姿も見られます。モノグラムやダミエのようなブランドを主張するラインから、落ち着いた印象を与えるエピやアンプラントラインまで、多様なライン展開により、幅広い年齢層のニーズに応えています。

このように、どの世代からも愛されるアルマは、今後も人気が衰えることのないバッグと言えるでしょう。

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4.ヴィトンのアルマはダサいって本当?

アルマは長年愛され、特徴的なフォルムと実用性で幅広い年齢層から支持を得ているバッグですが、一部では「ダサい」という声も聞かれます。その理由について詳しく考察してみましょう。

まず、アルマが「古い」イメージを持たれていることが挙げられます。100年以上の歴史を持つアルマは、世代によっては時代遅れに感じられることがあります。しかし、これは逆に長く愛され続けている証でもあり、クラシックな魅力として捉えることもできるのです。

次に、人気バッグゆえに「人と被る」ことが多いという点があります。これは多くの人気アイテムが抱える課題ですが、アルマは小物でのアレンジが容易なため、個性を出すことが可能です。チャームやスカーフを使用して、独自のスタイルを楽しむことができます。

また、ファッションとのミスマッチやバッグの手入れ不足も「ダサい」印象を与える原因となっています。高級ブランドのアイテムをラフな服装で使用したり、逆に整った服装なのにバッグが傷んでいたりすると、違和感を覚える人もいるようです。高級ブランドのアイテムを所有するには、適切なコーディネートと定期的なケアが重要と言えます。

アルマを「ダサい」と感じる理由は人それぞれですが、このバッグを魅力的に使いこなすには、適切なファッションとの組み合わせ、定期的なお手入れ、そしてアルマの歴史を理解した上で自分なりのアレンジを楽しむことが大切です。高級ブランドであるルイヴィトンのアルマを持つ際は、これらの点に注意しながら愛用することで、時代を超えた魅力を持つアイテムとして楽しむことができるでしょう。

5.アルマのサイズ展開と比較

アルマは多様なサイズ展開があり、荷物の量や使用シーンに応じて選択できる点が魅力です。ここでは、アルマのサイズ展開や寸法を紹介し、アルマBBとネオアルマBBの違い、廃盤品などについても解説します。

以下は、アルマの大きさを小さい順に示したサイズ表です。続けて、それぞれの荷物の収納可能量やおすすめの使用シーンも説明していきます。

商品名 サイズ(横幅×高さ×マチ)
ナノ・アルマ 18×12×8cm
アルマBB 23.5×17.5×11.5cm
ネオアルマBB 25×18×12cm
アルマPM 32×25×16cm
ネオアルマPM 35×23×15cm
アルマMM 36×28×17cm
アルマGM 39×30×19cm

 

5-1.ナノ・アルマ

ナノ・アルマは、アルマラインの中で最小サイズです。スマートフォンがぴったり入る程度の手のひらサイズが特徴です。収納力重視ではなく、おしゃれを追求したルイヴィトン好きのためのアイテムと言えます。

ラインは、モノグラムやエピ、マルタージュなどが展開されています。この小さなサイズは、イベントやパーティの際にメゾンを象徴するアイテムとして活用できます。

5-2.アルマBB

アルマBBは、アルマラインの中で人気の高いサイズです。荷物は、スマートフォンやICカード、コインケースなどの必需品を収納できます。化粧ポーチや長財布はスペースを取るため、荷物が少なめの方におすすめのサイズです。

このサイズは、日常使いからちょっとしたお出かけまで幅広く活用できます。ラインのバリエーションが豊富なのも魅力の一つで、モノグラム、ダミエ、エピレザーなど、様々な好みに対応しています。

5-3.ネオアルマBB

ネオアルマBBは、アンプラントレザーのみを採用したバッグです。アンプラントレザーはモノグラムが型押しされた素材で、通常のモノグラムのようにブランド感を前面に出さず、控え目な印象を好む方におすすめです。付属品としてショルダーストラップが付いているため、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても使用できる多機能性の高さも魅力となっています。

5-3-1.アルマBBとネオアルマBBの違いは?

アルマBBとネオアルマBBは名前が似ていますが、いくつかの点で異なります。サイズ感は、横幅が約2cmほどネオアルマBBの方が大きいものの、全体的なサイズ感に大きな違いはありません。

主な違いのひとつは、付属のショルダーストラップの調節機能です。アルマBBのストラップは長さ調節が可能ですが、ネオアルマBBのストラップは調節できません。

また、展開されているラインも異なります。アルマBBは、ルイヴィトンの定番ラインであるモノグラムやダミエはもちろん、エピ、マルタージュ、2024年秋冬ショーアイテムなど多彩に展開されています。一方、ネオアルマBBはルイヴィトンの公式ウェブサイトでは、アンプラントレザーのブラックのみが販売されています。

価格面では、アルマBBのモノグラムは279,400円、2024年秋冬ショーアイテムは433,400円、アンプラントレザーのネオアルマBBは372,900円となっています。これらの違いにより、アルマBBはより多様な好みやスタイルに対応できる一方、ネオアルマBBは特定の洗練された雰囲気を求める方に適していると言えるでしょう。

5-4.アルマPM

アルマPMは、アルマBBより一回り大きくなっており、必需品に加えて日常に必要とする荷物をすべて収納できる大きさです。大き目のポーチや長財布なども入れることができるため、遠出や長時間のお出かけにも最適な大きさとなっています。

5-5.ネオアルマPM

ネオアルマPMは一見して、アルマPMとの大きさの違いがわかりにくいかもしれません。サイズは、アルマPMと比較して高さが2cm低く、横幅が3cm広いのが特徴です。

5-5-1.アルマPMとネオアルマPMの違いは?

アルマPMとネオアルマPMの主な違いは2点あります。1点目はライン展開で、ネオアルマPMはアンプラントレザーのみとなっています。

2点目はショルダーストラップの有無です。アルマPMにはショルダーストラップが付属されていませんが、ネオアルマPMには長さの調節不可のショルダーストラップが付いています。これらの違いにより、アルマPMは伝統的なルイヴィトンの魅力を楽しみたい方に、ネオアルマPMはより現代的で多機能なバッグを求める方に適していると言えるでしょう。

5-6.アルマMM

アルマMMは、ネオアルマPMより5cm高さが大きくなり、より収納力が増したサイズです。容量が増したことで、文庫本やタブレットも収納可能となり、日常使いからビジネスシーンまで幅広く活用できるのが魅力です。荷物が多めの方や、ビジネスシーンで使えるバッグを探している方におすすめとなっています。

5-6-1.アルマMMは廃盤になった?

2024年9月時点で、ルイヴィトンの公式ウェブサイトではアルマMMの出品が確認できません。しかし、公式に廃盤となったという確実な情報はないため、廃盤は確定していません。アルマMMのサイズ感が気になっている方は、他のサイズを検討するか、中古市場での入手を考えるとよいでしょう。

5-7.アルマGM

アルマGMは、アルマラインの中で最大のサイズです。収納力に申し分のないサイズ感となっており、出張や小旅行のお供にも最適です。大切な荷物を収納する際は、付属品の南京錠と鍵でロックできるため、安心感があります。

6.アルマラインの注目バッグ

アルマは、多彩なサイズ展開に加え、バッグの種類も豊富に取り揃えています。ここでは、アルマラインの注目のバッグを3つ厳選してご紹介します。

6-1.アルマ・トランク

2024年3月に発表されたアルマ・トランク25は、アーティスティックディレクターのニコラ・ジェスキエールによって考案された新作です。このバッグの最大の特徴は、トランクスタイルのデザインです。

アルマの特徴的なダブルファスナーの上にベルト付きの留め具が設置され、バッグ底の角にもゴールドの金具が取り付けられており、トランクの雰囲気を見事に表現しています。このデザインは、ルイヴィトンの歴史であるトランク製作の伝統を現代的に再解釈しています。サイズは横幅26.4×高さ26×マチ13cmで、価格は1,776,500円です。

6-2.アルマ・バッグパック

2024年春夏ウィメンズ・コレクションで登場し、2024年3月から販売開始されたアルマ・バッグパックは、アルマラインの新たな魅力を引き出した注目アイテムです。横幅15×高さ20×マチ10cmという小ぶりなサイズながら、アルマの特徴的なデザインを背負って楽しめます。ストラップを取り外せば、ハンドバッグとしても使用できる機能性の高さも備えています。

アルマラインでは初めての縦長フォルムということもあり、多くの注目を集めています。ライン展開も豊富で、モノグラムとダミエ素材は369,600円、エピレザーは386,100円という価格設定になっています。

6-3.アルマ・ソフトBB

アルマ・ソフトBBは、1930年代のアール・デコ調という伝統様式を現代的に解釈したデザインが特徴です。キルティング加工を施したカーフレザーにモノグラムパターンが刺繍されており、高級感と柔らかな印象を兼ね備えています。サイズは横幅24.5×高さ18×マチ12cmで、ネオアルマBBに近い使いやすいサイズ感です。

カラーはノワールとブルーグラシエールの2色展開で、定価は447,700円です。アルマの歴史を感じさせるデザインと現代的な機能性が融合したアルマ・ソフトBBは、クラシックな魅力と新しさを両立させたアイテムです。

7.アルマは豊富なライン展開も魅力

アルマは、豊富なライン展開も大きな魅力です。ここでは、アルマに採用されている主要な5種類のラインをご紹介します。ラインの選択はバッグの印象を大きく左右するため、各ラインの特徴や適した使用シーンを理解しておくことで、より自分に合ったアルマを選びやすくなるでしょう。

7-1.モノグラム

モノグラムは、ルイヴィトンを象徴するラインと言えるでしょう。1896年に2代目社長のジョルジュ・ヴィトンによって考案されました。デザインは、LOUIS VUITTONのLとVの文字、星、花を丸で囲ったロゴなどがあしらわれているのが特徴です。

モノグラムの素材には、トアル地という生地が採用されています。トアル地はエジプト綿と塩化ビニルで構成されており、耐久性と防水性に優れています。このため、日常的に頻繁に使用する方におすすめです。

また、アルマのモノグラムラインでは、ヌメ革との組み合わせも魅力です。ただし、ヌメ革部分は水分に弱いため、雨天時には注意が必要です。モノグラムラインは、ネオアルマ以外のほぼすべてのサイズで展開されており、アルマの代表的なラインとして多くのファンに愛されています。

7-2.ダミエ

ダミエも、一見してルイヴィトンのアイテムだと多くの方が認識できるラインです。2色の四角形が交互に配列されたこのデザインも、ルイ・ヴィトンの息子であるジョルジュ・ヴィトンが発表しました。発表されたのは1888年で、モノグラムよりも歴史があり、一度廃盤になった過去もあります。

素材はモノグラムと同様に、トアル地とヌメ革が使用されています。ルイヴィトンを象徴するデザインでありながら、より落ち着いた印象を与えるのが特徴です。ブランド感をあまり前面に出したくはないけれど、ヴィトンのデザインが好きな方におすすめです。

落ち着いたデザインのため、ビジネスシーンでも違和感なく使用できる点も魅力です。

7-3.エピ

エピラインは、カウハイドレザーを採用しています。このレザーは、生後2年以上で出産を経験した雌成牛の皮革で、しなやかさと耐久性を兼ね備えています。麦の穂が揺れる様子を型押しで表現しており、ルイヴィトンらしさを控えめに表現しているのが特徴です。

アルマのエピは、エレガントな印象を与えるため、ビジネスシーンでも違和感なく使用できます。モノグラムやダミエに使用されているトアル地と比べて価格が高いのも特徴で、例えばアルマBBでは、エピが306,900円、モノグラムとダミエ・エベヌが279,400円となっています。

7-4.アンプラント

アンプラントはモノグラムアンプラントとも呼ばれており、上質な牛革にモノグラムパターンを型押ししたラインです。自立する台形のしっかりとしたアルマのフォルムに、このエレガントなデザインが組み合わさることで、アルマの魅力がより一層引き立ちます。

このラインは、モノグラムデザインは好きだけれど、あまり主張しすぎないモデルを探している方におすすめです。アルマシリーズでは、特にネオアルマに採用されているラインとして知られています。

7-5.マルタージュ

マルタージュは、2023年に発表された新しいラインです。このデザインは、ルイヴィトンのトランクを彩るダイヤモンド・パターンのライニングからインスピレーションを得ています。素材にはラムレザーを採用し、ツヤのある滑らかな手触りが特徴です。

アルマでは、2024クルーズ・コレクションに向けて、このマルタージュラインでパステルカラーを新たに発表しています。

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8.ヴィトンのアルマを愛用している芸能人は?

ルイヴィトンは芸能人の間でも非常に高い人気を誇っており、多くの方々が愛用しています。その中でもアルマを愛用している芸能人を2人紹介します。

1人目は、モデルやタレントとして活動している早川実希さんです。自身のYouTubeチャンネルで、アルマBBを1年使用したレビューを投稿しています。モノグラムラインを愛用しており、ヌメ革の劣化を防ぐために雨の日の使用を控えたり、ハンドクリームを付けた後は触れないようにしたりと丁寧に使用しているそうです。文庫本や財布、ハンカチなどを収納して日常使いに使用されていると紹介されていました。

2人目のアルマの愛用者は、モデルや女優として活動している野崎萌香さんです。2022年7月号のファッション雑誌「sweet」にて、エピランのアルマBBを所有されていることを紹介しています。

このように、ルイヴィトンのアイコニックなアイテムとして知られるアルマは、芸能人を含む多くの方々に愛用されています。その多様な使い方と時代を超えた魅力が、幅広い層からの支持を集めている証と言えるでしょう。

9.アルマはルイヴィトンと共に進化を続けてきたバッグ

アルマの原型は旅行ポーチと言われており、その誕生は1900年頃にさかのぼります。その後、船旅に重宝されるスティーマバッグ、台形のフォルムをしたスクワイア、シャンゼリゼなどと形を変えていきました。大きな転機となったのは、ココ・シャネルがカスタマイズオーダーしたことです。

1992年、ついに「アルマ」が誕生しました。パリのアルマ橋からインスピレーションを得た特徴的なフォルムを持つこのバッグは、ルイヴィトンと共に進化を続けてきました。現在では多彩なラインが展開され、新作も次々と発表されるなど、常に注目を集めています。

アルマの魅力は、美しいフォルムと3wayで使える高い機能性、そして幅広い世代に愛されることなどにあります。さらに、豊富なサイズ展開と多様なラインナップも、その人気が衰えない理由となっています。

このように、アルマはルイヴィトンの伝統を守りながら、時代の最先端のデザインや機能を取り入れた魅力あふれるバッグです。長い歴史と革新性を兼ね備えたアルマは、これからも多くの人々を魅了し続けることでしょう。

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