2024年7月10日
エルメスのアルザンとは?9つの魅力と使い勝手などを徹底解説
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エルメスのアイテムは高品質な素材を使用し、普遍的なデザインと職人技術の高さを感じられます。また、エルメスは格式高いハイブランドとして知られており、世界中の人々を魅了し続けています。特にバッグは人気が高く、手に入りにくいことで有名です。
今回は、エルメスの高品質なレザー素材を使用したバッグ、「アルザン」を紹介します。アルザンは2014年に発表されたアイテムであり、エルメスのバッグの中では比較的新しいと言えます。しかし、発売当初から高い人気を誇っており、入手困難なバッグの仲間入りを果たしているのです。
そんなアルザンの魅力はいったいどこにあるのでしょうか。本記事では、アルザンの定価から素材、人気のカラー、サイズ展開など幅広く解説しています。また、気になる使い勝手やコーディネートについても紹介します。
本記事を通じて、アルザンの特徴や魅力を知っていただき、このバッグに興味を持っていただければ幸いです。
目次
1 アルザンとは?
アルザンは、エルメスの2014年秋冬コレクションで発表されたバッグです。持ち手部分が名前の由来となっており、馬具の鐙(あぶみ)から着想を得ています。鐙とは、馬に乗る際に足をかける金具のことです。このフォルムが、ハンドルに採用されているのが特徴です。
エルメスは創業当初、馬具製品を取り扱っていたことから、エルメスの伝統を感じられるデザインとなっています。
2 アルザンの特徴は?
アルザンの最大の特徴は、5wayで使用できる点です。バッグの上部を折って使える仕様になっていたり、ストラップが付属していたりするため、様々なフォルムに変化させられます。
2-1 5wayできる機能性の高いバッグ
ここからは、具体的に5wayの使い方を紹介します。持ち歩くシーンやファッションスタイルに合わせた使い方を見てみましょう。
2-1-1 クラッチバッグ
アルザンはバッグの上部を折り、ストラップを付けないことで、クラッチバッグとして活躍します。クラッチバッグは、パーティやフォーマルな場面で重宝し、手に持つことでバッグ自体がアクセサリーのような役割も果たしてくれます。エルメスでは、クラッチバッグとして販売されているアイテムが少ないため、クラッチバッグとして使えるのは魅力です。
2-1-2 ハンドバッグ
アルザンのハンドバッグは、5wayの中で唯一バッグの上部を折らずに持つ方法です。上部を折らないことで収納力が増すため、タブレットのような縦長の荷物を持ち歩けます。ハンドルは肘にもかけられる長さのため、トートバッグのように持つことも可能で、機能性が高いと言えます。
ハンドバッグは、普段使いからビジネスシーンまで幅広く対応してくれます。
2-1-3 ショートショルダーバッグ
アルザンはストラップを取りつけて、ストラップの長さを短めに調節すると、ショートショルダーバッグとしても使えます。肩にかけると両手が自由になるため、買い物や移動の多い日に便利です。また、身体とバッグが近いため、防犯対策にもなります。
ショートショルダーバッグはカジュアルでありながらも、エルメスブランドとしての上品さを保ちつつ持ち歩けます。
2-1-4 ロングショルダーバッグ
アルザンはストラップを長めに調節することで、ロングショルダーバッグとしても使えます。ロングショルダーバッグは、体の横に自然で落ち着く位置で持てるため、長時間の使用でも快適です。カジュアルスタイルに合わせやすく、日常使いに適しています。
2-1-5 斜めがけバッグ
アルザンは、ストラップを最も長く調整することで、斜めがけバッグに変化します。斜めがけバッグは、両手が自由になるため利便性が高く、動きやすいことが魅力です。
斜めがけバッグは時として子供っぽい印象を与えると心配される方もいますが、そのような心配は無用です。エルメスの高品質な素材やアルザンの洗練されたデザインにより、大人の女性が斜めがけで使用しても、上品な印象を与えることができます。
2-2 フォルムが特徴的
アルザンはバッグの上部を折りたためる、その特徴的なフォルムから5wayで使用できます。クラッチバッグとハンドバッグ、ショルダーバッグはそれぞれ違う印象を与え、持ち方によってまるで別のバッグを持っているかのような変化を楽しめるのです。このようにアルザンは、使う人の個性やシーンに応じて様々な表情を見せてくれるバッグです。
3 アルザンの魅力とは?
アルザンは5wayで使用できる以外にも、多くの魅力をもっています。ここでは、アルザンの魅力を7点にわけて解説します。
3-1 荷物の出し入れがしやすい
アルザンの開口部には、ファスナーやスナップボタンなどが設置されていません。そのため、ダブルハンドルを開くだけで荷物をすぐに出し入れできて便利です。また、開口部が広いため、中の荷物を探しやすいという利点もあります。
アルザンをハンドバッグ以外の方法で使用する場合、バッグの上部を折りたたむことで、それがフラップのような役割を果たし、防犯面でも安心です。一方、ハンドバッグとして使用する際は、開口部を閉じるようにハンドルを持つため、同様に防犯性に優れていると言えます。
3-2 ポケットが5つある
アルザンには、外側に4つ、内側に1つ、合計5つのポケットが設置されています。外側のポケットは、正面に2つと背面に2つあります。外側のポケットにスマートフォンやICカードを入れておくと、すぐに取り出せるため便利です。
内側のポケットは、バッグ背面の側面全体を使った大きなものとなっています。このポケットの大きさを活かして、バッグ内部の仕切りのように使うことができるのも魅力的な特徴です。
3-3 自立する
アルザンの底部は、革と革の縫い目がしっかり縫製加工されているため、底鋲がなくても自立することができます。バッグを椅子などに置く際、自立せずくたっとしてしまうと型崩れの原因になる可能性があります。その点、アルザンは自立してくれるため、安心してバッグを置くことができます。
3-4 ストラップを通す金具がバッグの内側にある
ストラップを通す金具がバッグの内側にあることも、アルザンの魅力と言えるでしょう。アルザンはショルダーストラップを使う際、ストラップをバッグ内部にある金具に取りつけてスリットに通します。バッグの内側に金具があることで、シンプルで気品高い見た目が保たれると同時に、金具の錆びも防ぐことができます。
ストラップ付きのバッグの中で、このようにストラップ金具が内側に設置されているアイテムは珍しく、アルザンの独特な魅力となっています。
3-5 人と被りたくない人におすすめ
アルザンの発表年は2014年であり、エルメスのバッグの中では比較的新しいアイテムのため、人と被りにくいというメリットがあります。発売されてから年数が浅いため、製造数がまだ少ないのです。よって、エルメスのバッグの購入を検討しており、あまり人と被らないアイテムを探している方におすすめです。
3-6 どんなコーデにも合わせやすい
アルザンの最大の特徴は5wayで使用できることですが、この多様性は幅広いコーディネートへの対応を可能にします。たとえば、パーティや式典ではクラッチバッグとしてクラシカルなスタイルに、斜めがけバッグとしてカジュアルコーデにも合わせられます。そして、ハンドバッグとして、ビジネスシーンでのスーツスタイルにも適応してくれるのです。
使うシーンによってフォルムを自由に変化させられるアルザンは、1つのバッグでありながら、多彩なスタイルに対応できる魅力をもっています。
3-7 比較的手に入りやすい
エルメスの人気バッグは、非常に入手困難なことで知られています。特にバーキンは、一部のVIP顧客にしか紹介されないほど手に入りにくいものとなっているのです。しかし、アルザンの人気は高いものの、発売開始から歴史が浅いこともあり、伝統ある人気バッグより比較的手に入りやすいと言えます。
入手できる確率は具体的に出せませんが、フリーの顧客でもタイミングと運があえば、購入のチャンスが期待できます。また、二次流通においても取扱い数が比較的多いため、希望するカラーや素材のアルザンが見つかりやすくなっています。
4 アルザンの定価
ここからは、アルザンの定価と中古市場における価格の傾向などを紹介します。アルザンは、2024年2月に価格改定されています。まずは、定価を下記の表にまとめました。
商品名 | 素材 | 定価 |
アルザン25 | トリヨンクレマンス | 847,000円 |
アルザン31 | トリヨンクレマンス | 860,200円 |
アルザン25においては、価格変更前の定価は726,000円であったことから、17%ほどの価格上昇となっています。
4-1 エルメスのバッグの中で比較的安価
エルメスの人気レザーバッグには、100万円を超えるアイテムが多く存在します。たとえば、バーキンやケリー、コンスタンス、ボリードなどがその例です。一方アルザンは、同じ高級レザーが使われているにもかかわらず、他の人気レザーバッグより価格が比較的安いことがわかります。
これからアルザンの需要がもっと高まれば、定価が100万円を超える可能性は十分にあるため、今が狙い目のバッグと言えるかもしれません。
4-2 中古市場ではアルザン25が高い買取価格になる傾向
中古市場において、高い買取価格が期待できるのはアルザン25です。アルザン25においては、状態が良く、定番素材や定番カラーであれば、定価以上の価格で取引されるケースも見受けられます。一方でアルザン31の場合は、取引価格帯が40〜70万円と幅広いのが特徴となっており、アルザン25より買取価格が低い傾向にあります。
5 アルザンのサイズ展開・容量・重さは?
次に、アルザンのサイズ展開や容量、バッグの重さについて解説します。幅広いシーンで活躍してくれるアルザンにはどれくらいの荷物が入るのかや、バッグ自体の重さはどれくらいなのかを知ることは重要です。あなたが使うシーンに最適なサイズを検討してみてください。
5-1 アルザンのサイズ展開と容量
アルザンのサイズ展開と共に、容量も解説します。それぞれのサイズのアルザンには、どれくらいの荷物が入るのか具体的に説明していますので、参考にしていただければ幸いです。
5-1-1 アルザンミニ(廃盤)
アルザンミニは、アルザンで一番小さいサイズのバッグとして販売されていましたが、現在では廃盤となっています。販売期間が短かったため、流通数はそれほど多くないと推測されます。現在、入手方法は中古市場しかなく、数がそれほど多くないため、探すのに苦労するかもしれません。
サイズは、およそ幅22×高さ20×マチ7cmとコンパクトなサイズです。片手に乗せられるほどの大きさで、スマートフォンとキーケース、ICカードのような必要最低限の荷物のみ入れられます。収納よりアクセサリー感覚を重視したサイズ感と言えます。
5-1-2 アルザン25
アルザン25の発表年は、2020年です。アルザンミニとアルザン31の2種類が、2014年に発表されました。よって、発売からまだ5年も経過していないサイズとなっています。アルザン25とアルザン31の買取価格に差があるのは、アルザン25の方が新しく、希少性が高いためとも考えられます。
サイズは、およそ幅25×高さ22.5×マチ7cmです。一見コンパクトサイズに見えますが、マチが広いため、日常使いに必要な荷物を収納できます。たとえば、スマートフォンや長財布、キーケース、ミニサイズの化粧ポーチ、ハンカチ、ティッシュなどの収納が可能です。アルザン25は、普段使いに最適な大きさです。
5-1-3 アルザン31
アルザン31は、アルザンの中で一番大きいサイズです。寸法は、およそ幅31×高さ28×マチ9.5cmとなっており、小柄な女性が斜めがけして使用するとバッグの存在感を感じる大きさです。
収納力は抜群で、日常使いに必要な荷物に加えて、タブレットや日傘なども入ります。そのため、ビジネスシーンやマザーズバッグとして愛用する方や、普段から荷物を多く持ち歩く方におすすめです。
5-2 身体に沿うマチ幅が魅力
アルザンは十分なマチ幅が設けられているため、見た目以上の収納力を備えているのが魅力です。また、ショルダーバッグや斜めがけバッグとして利用する際、身体に沿うようにフィットしてくれるといった魅力もあります。これは、それぞれのバッグのサイズに合わせた適度なマチ幅に設定されていることを証明しており、使いやすさに繋がっています。
5-3 軽量なのも魅力
次に、アルザンの各サイズのおおよその重さを下記の表で紹介します。
商品名 | 重量 |
アルザンミニ | 約250g |
アルザン25 | 約450g |
アルザン31 | 約800g |
ここで記載している重量は素材によって違いがあるため、おおよその重さとなります。ここで、エルメスのバッグの代表格であるバーキンの重量と比べてみます。バーキン25は650g前後、バーキン30は950g前後です。こちらも素材によって重さは前後しますが、アルザンの方が軽量であることがわかります。
アルザンは比較的軽量のため、ハンドバッグやショルダーバッグとして使用しても、身体への負担を軽減してくれるのが魅力です。
6 アルザンの素材は?
アルザンの素材は、主に3種類が採用されています。それぞれの素材の特徴や魅力を解説します。
6-1 トリヨンクレマンス
トリヨンクレマンスは、エルメスのバッグに最も多く使用されている雄牛の革素材です。やわらかい素材で、しなやかな手触りを感じられるのが特徴です。皮の表面の凹凸がわかるシボを残した素材のため、経年変化を楽しめます。
また、使うほどに革が馴染んでいくのも魅力です。
6-2 ヴォー・スイフト
ヴォー・スイフトは、柔らかな手触りと繊細さが特徴の雄子牛の革素材です。エルメスのアイテムの中では、小物や財布に多く使われています。発色性に優れていることから、ブルーやイエローのような明るい色に採用されることが多いのも特徴です。
また、マットな質感ながらも光沢を感じられるのも魅力です。
6-3 エバーカラー
エバーカラーは、やや硬めの素材でマットな質感を持っているのが特徴です。雄牛の革素材を採用しています。2013年に登場した比較的新しい素材となっており、財布や小物にも使用されています。
また、使うほどにツヤを感じられるのも魅力となっています。
7 アルザンのカラー展開は?
アルザンは、カラー展開が豊富なのも魅力です。カラーはバッグの第一印象を決めると言ってもいいほど大切なポイントのため、慎重に選ぶことが大切です。定番カラーから人気カラーまで幅広く解説します。
7-1 ノワール
ノワールは、フランス語で「黒色」を意味します。ブラックカラーは、どのようなファッションにも合わせやすく、統一感を出してくれるため不動の人気を誇っています。エルメスのノワールは、独特の深みがあるのが特徴で、高い職人技を感じさせます。また、汚れが目立ちにくいのも魅力です。
7-2 ゴールド
ゴールドは、エルメスの定番色となっており、王道のカラーと言えます。定番のキャメルカラーは外すことがないため、ファーストエルメスに選ぶ人も多い色です。特にアルザンをショルダーバッグとして使用する際に、このゴールドカラーは非常に相性が良いのが特徴です。
7-3 エトゥープ
エトゥープは、グレーとベージュを絶妙に融合させた色合いが特徴です。落ち着いた印象を与えることから、幅広い年代層から高い支持を得ています。ビジネスシーンでエトゥープのアルザンを使用しても、その上品な色調により違和感なく馴染むでしょう。
7-4 ルージュカザック
ルージュカザックは、エレガントな赤色でありながら、深みのある上品な色味が特徴です。この特性から、特に40代や50代の女性から高い支持を得ているカラーです。シックなファッションと相性がよく、普段使いからクラシカルなシーンまで幅広く活躍してくれます。
ルージュカザックのアルザンをクラッチバッグとして持てば、ファッションを底上げしてくれること間違いなしです。
7-5 ホワイト系
エルメスのホワイト系カラーには、マットな色合いやクリームのような滑らかな色合い、グレーと合わせた落ち着いた色調など、様々なバリエーションがあります。ホワイト系のバッグは、爽やかな印象や清潔感を与えてくれます。また、特に春夏シーズンに活躍してくれるホワイト系カラーは人気色です。
7-6 鮮やかなカラー(イエロー・ピンク・ブルー系)
イエロー系やピンク系、ブルー系を採用したアルザンも登場しています。鮮やかなカラーは、ファッションの差し色として使えるのはもちろん、気分を上げてくれる効果もあるため人気が高いです。エルメスの明るいカラーは、職人技術の高さをより感じられるため、多くの人々を魅了しています。
7-7 アルザン
エルメスには、バッグの名前と同じ「アルザン」というカラーも存在します。アルザンカラーは2009年に登場しており、フランス語で「栗毛の馬」を意味します。マットで深みのあるブラウンが落ち着いた印象を与えるため、人気の高い色です。
7-8 ヴェルソ
ヴェルソは、フランス語で「裏返し」という意味を持ち、バッグの表面と内側で異なる色を組み合わせた独特なデザインとなっています。たとえば、ルージュグレナとルージュピモンの赤系を組み合わせたものや、ブルーニュイのような濃いブルーと明るいブルーを組み合わせたものなどがあります。
アルザンバッグの特徴として、ハンドバッグ以外の使用方法ではバッグの上部を折り返すため、ヴェルソは内側のカラーが見えておしゃれです。ヴェルソは、アルザンの魅力をさらに引き立てる色の組み合わせとなっています。
8 アルザンの使い勝手は?
アルザンは5wayで使用できたり、素材やカラー展開も豊富で魅力に溢れていますが、実際の使い勝手はどうなのでしょうか。独特な設計のアルザンの使い勝手について、実際に愛用している方の意見を基に検証します。
8-1 ツイリーがつけられない?
エルメスのバーキンやケリーのようなバッグでは、多彩なツイリーの中から自分好みのものを厳選し、バッグをアレンジすることが大きな楽しみの一つとなっています。しかし、アルザンの場合は状況が少し異なります。
アルザンは、バッグ本来の姿で楽しむことを重視したデザインが特徴です。そのため、ハンドルにツイリーを巻きにくいという声が聞かれます。その点から、エルメスのバッグをツイリーで変化を楽しみたいという方には、おすすめできないかもしれません。
しかし、アルザンユーザーはツイリー以外のアイテムでアレンジを楽しんでいます。アルザンの内側に設置されているフラップ金具にチャームをつけて、アレンジしているのです。エルメスのチャームはバリエーションが豊富なため、多彩なアレンジを楽しめるでしょう。
8-2 ベルトを通さないと開閉できない?
アルザンの正面にはベルトが設置されているため、上部を折りたたんで使用する際、ベルトにハンドルを通さなければ開閉できないと思っている方もいらっしゃるようです。しかし、ベルトはデザインの一部となっているため、ベルトを通さなくても使用できます。
逆に、ベルトにハンドルを通して使用できることはメリットとも言えます。なぜなら、ハンドルにベルトを通しておくと防犯性が高まるためです。アルザンのベルトはデザインだけでなく、防犯対策にもなるのです。
8-3 バーキンより万能?
バーキンはエルメスを代表するバッグであり、ステータスシンボルとして愛用している人も多いアイテムと言えます。ここで言う万能とは、バーキンとアルザンの両方を持っている顧客にとって、日常で使うシーンが多くなるのはアルザンであるという意見を基にしています。やはり、アルザンの大きな魅力である5wayで使える点が、ハンドバッグのみで使うバーキンより使いやすいと感じる人もいるのです。
これは個人の意見を基にしており、もちろん、アルザンよりバーキンの方が登場機会が多いという方もいらっしゃいます。バーキンとアルザンは、各々に利点があるため一概にバーキンよりアルザンの方が万能とは言えませんが、使い勝手を絶賛する人は多いのです。
9 【まとめ】アルザンは5wayで使用できる魅力あふれるバッグ
今回は、エルメスの魅力的なバッグ、アルザンについて詳しく解説しました。アルザンの最大の特徴は、5wayで使用できる多機能性にあります。この特性により、ひとつのバッグで多彩な使い方が可能となり、様々なシーンや装いに対応できます。
アルザンの魅力は多機能性だけにとどまりません。ほどよいサイズのマチ幅により身体にフィットしやすく、同時に高い収納力も実現しています。また、軽量なため長時間使用しても身体への負担が少なく、広い開口部によって荷物の出し入れがしやすいという実用的な特徴も備えています。
現在、アルザンは2種類のサイズ展開があり、エルメスならではの高品質な素材と豊富なカラーバリエーションから選択できます。2014年に発表された比較的新しいバッグであるため、歴史ある人気バッグと比べると競争率がまだそれほど高くなく、人と被りにくいという利点もあります。
さらに、2024年7月現在のアルザンの定価は100万円を下回っており、エルメスのレザーバッグの中では比較的リーズナブルな価格で購入できます。これらの特徴から、アルザンは現在、エルメスのバッグの中でも特に注目すべき「狙い目」のひとつと言えるでしょう。
本記事を通して、アルザンの多彩な魅力をご理解いただき、エルメスファンの皆様の新たな選択肢として検討していただければ幸いです。