2024年12月27日
【いまさら聞けない!】エルメスのシェーヌダンクルとは?サイズや選び方を徹底解説!
エルメスのシェーヌダンクル(Chaine dAncre)は、日本でも人気のブレスレットとして広く知られています。
エルメスの靴やテーブルウェアといったアイテムにも採用されているシェーヌダンクル。この「錨の鎖」モチーフの人気はブレスレットだけにとどまりません。
今回はエルメスのシェーヌダンクルについて解説してまいります。特に、シェーヌダンクルブレスレットの購入を検討している方に向けて解説しているので、最後まで読んで参考になさってみてください。
目次
- 1.エルメス(HERMÈS)シェーヌダンクルの魅力とは?
- 2.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)の多彩なラインナップとは?
- 3.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ブレスレットが人気の理由とは?
- 4.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)人気ブレスレットのサイズ展開とは?
- 5.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)アンシェネのサイズ展開とは?
- 6.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ファランドールのサイズ展開とは?
- 7.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ツイストのサイズ展開とは?
- 8.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ブレスレットの選び方とは?
- 9.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)を愛用している芸能人とは?
- 10.「HERMÈS」シェーヌダンクルは人気沸騰中の超絶レアアイテム
1.エルメス(HERMÈS)シェーヌダンクルの魅力とは?
出典:Hermès
シェーヌダンクルは約90年にわたり、色あせることのない魅力的なモチーフとして長く愛されてきました。船のアンカーチェーンから鮮烈なインスピレーションを得てつくられた、シェーヌダンクル。
ここではシェーヌダンクル(Chaine dAncre)の魅力について解説してまいります。
1-1.エルメス屈指の人気モチーフ「錨の鎖」
エルメスの社長として一族を束ねていたロベール・デュマが、船のアンカーチェーンからデザインの着想を得たとされているシェーヌダンクル。文字通り、フランス語で「錨の鎖」を意味しています。この鎖は一コマに真ん中を区切るラインが入り、一般的な楕円形のチェーンとは少しおもむきが異なります。デュマ氏はエルメスの頭文字「H」にも類似したアンカーチェーンモチーフを、まずブレスレットとして1938年に世に送りだします。
当時のエルメスは革製品以外のアイテム作りに舵を切っていたところでした。エルメスの代名詞となるカレ(正方形のスカーフ)も、ちょうど同じ年に誕生しています。メゾン初のシルバーアクセサリーとしてシェーヌダンクルが発表されると、バランスの良いボリューム感と作りこまれた造形が人気を集めるようになります。当初はメンズラインを中心に展開していたものの、人気の高まりをうけて、現在はレディースラインも充実したラインナップになっています。
1-2.年代を超えて愛される一流の手仕事
シェーヌダンクルブレスレットは、すべて職人たちの手作業による一点ものです。効率を求める現代にあって、信じられないような労力をかけて制作されるシェーヌダンクル。改めて、モノづくりの原点を教示してくれるエルメスのクラフツマンシップに驚きを禁じえません。その卓越した技術力はもちろんのこと、製造された年代によって微妙な違いを楽しめるのは手作業ならではの醍醐味といえるでしょう。
そのため、シェーヌダンクルブレスレットには製造年代でコレクションする愛好家が存在しています。初期モデルと現行モデルとでは社名や製造番号の刻印に微妙な違いがあって、初期モデルには製造番号はなく、社名のみの刻印がほどこされています。一方、現行モデルでは社名と製造番号がレーザーで刻印されています。これをもとに往年の初期モデルや、いわゆるマルジェラ期のシェーヌダンクルを探している世界中のコレクターを相手に、定価を超える高値で取引されているのが現状です。
1-3.メンズラインの充実とマルジェラの功績
1930年代、多彩なアイテム作りに乗りだしたエルメスは、その一環としてブレスレットのシェーヌダンクルを発表しました。アンカーチェーンの力強さを具現化したデザインが、今も多くのファンを魅了してやみません。メンズライン充実のきっかけともされていて、ある意味ではエルメスの転換期を象徴するアイテムといえるでしょう。
シェーヌダンクルは製造年代ごとに人気が高まっていて、より初期に近い60年代から80年代、90年代から00年代初期の2つに大きく区分され、それぞれに価格が高騰しています。特にマルタン・マルジェラ氏がウィメンズプレタポルテのディレクターに就任した、1997年から2003年代モデルは特別な存在です。「マルジェラ期」と称される年代の特徴として、60年代の角ばっていたコマが丸みを帯びて洗練されていく変遷があげられるでしょう。現行モデルまでの過渡期としてモダンな変化を遂げています。
じつはメンズラインを担当していないマルジェラ氏ですが、エルメスに与えたインパクトの大きさでは特筆すべき存在といえるでしょう。
2.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)の多彩なラインナップとは?
シェーヌダンクルはブレスレットとしてはもちろん、さまざまなエルメスアイテムに採用されているモチーフの一つです。
ここではシェーヌダンクルの多彩なラインナップについて解説してまいります。
2-1.ブレスレット
シェーヌダンクルブレスレットは、すでに4種類以上のモデル展開があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
2-1-1.シェーヌダンクル
出典:Hermès
一番人気があるスタンダードモデルのシェーヌダンクル。素材にシルバーを使ってチェーン状に連なり、T字金具の留め具がインパクトのあるデザインになっています。取り外しが容易におこなえるT字の留め金具がアクセントにもなっていて、全体的にデザインを引きしめる役割を果たしています。
サイズごとにコマの大きさが変わり、ワイルドな印象からフェミニンまで幅広く演出できる点も人気の理由です。5種類のサイズ展開で男女共に使いやすいモデルといえるでしょう。シンプルながら腕もとを立体的に印象づけてくれるアクセサリーとして幅広い年代に使いやすいと思います。これから関係性を深めたい人へのプレゼントにもおすすめのアイテムです。
2-1-2.シェーヌダンクル・アンシェネ
出典:Hermès
フランス語の「繋がり」という意味から命名されたシェーヌダンクル・アンシェネ。
象徴的なハーフラインが走るチェーンをアルファベットのCのように固定した形状が特徴です。シェーヌダンクルでは数少ないバングルタイプで、腕を開口部から通して装着するため、T字の留め金具はありません。比較的ボリュームが控えめなので、長袖にシェーヌダンクルを合わせたいときは重宝するでしょう。洗練された都会的な印象をスーツの腕もとにチラリとのぞかせるのも素敵です。
じゃらつく感じが少ないバングルタイプは、初めてブレスレットをつける方にもつけやすいのではないでしょうか。バングルはサイズが悩ましいですが、3種類のサイズ展開から選べます。
2-1-3.シェーヌダンクル・ファランドール
出典:Hermès
ファランドールはフランス語で南部地方の民族舞踊を意味しています。人々が手をつないで陽気に踊るさまを表現したシェーヌダンクル・ファランドールは、メリハリのあるモチーフ使いが特徴的です。大きなチェーンモチーフのコマを細いダブルチェーンでつなぎ、全体にリズム感をもたらしています。
留め金具にはアイコニックなT字型が採用されていて、シェーヌダンクルらしさは失われていません。ほど良いボリューム感なのでシーンを問わず使えるのが嬉しいポイントといえるでしょう。エルメスではジェンダーレスに使えるように3種類のサイズを用意しています。とはいえ、スタンダードモデルと比べるとやや華奢な印象を与えるので、単品使いを考えている男性は留意しておくといいでしょう。
2-1-4.シェーヌダンクル・ツイスト
出典:Hermès
デフォルメされたチェーンモチーフと、まるでクリップのようなオーバル型のモチーフが印象的なシェーヌダンクル・ツイスト。二つのモチーフをつなぐ細いダブルチェーンが対照的なデザインにまとまっています。歪みを与えたチェーンモチーフの片側に、T字留め金具を通して着脱する仕様にエルメスの遊び心が感じられます。
また、個体差があるため手仕事のぬくもりにあふれたアイテムともいえるでしょう。4種類のサイズで展開していて、選びやすさも嬉しいポイントの一つになっています。他のシェーヌダンクルや時計との重ね付けにも最適なボリューム感で、普段から使いやすいと思います。もちろん、すっきりと腕もとを印象づけたいときの単品使いもおすすめです。
2-2.ネックレス
ブレスレットの次に人気となっているのがネックレスのシェーヌダンクルです。特に最近は、チョーカーのように首にぴったりと装着するスタイルが主流となっています。スタンダードモデルはもちろん、ステーションタイプ(チェーンにモチーフを点在させたデザイン)のファランドールモデルでも可能なスタイルです。
また、モチーフをペンダントトップにしたアンシェネモデルも根強い人気を誇ります。Tシャツの胸元にさりげなくつけたり、ブレスレットとリンクさせたりして、大人のカジュアルを格上げするのに最適なアイテムです。サイズにこだわらなくていいので、サプライズでプレゼントしたいときにもいいでしょう。ジェンダーレスに使えるため、カップルや家族でシェアするのもおすすめです。
2-3.リング
出典:Hermès
シェーヌダンクルのリングはインパクトのあるボリューム感が特徴です。同じモチーフに多彩なアレンジを加えたリングの数々にエルメスの圧倒的な美意識を感じさせます。女性はもちろんのこと、男性からの支持が絶大なのは、このリングの着け心地の良さからとされています。
手作業による丁寧な仕事で表面からは見えないリングの内側まで滑らかに仕上げられています。適度なボリュームで男性の指に合わせやすい点も魅力の一つといえるでしょう。リングから始めてネックレス、ブレスレットをシェーヌダンクルで統一させるのがおすすめです。比較的、価格帯が抑えめなのでファーストエルメスとしても手にしやすいアイテムになっています。
2-4.ピアス
出典:Hermès
女性から高い支持を集めているシェーヌダンクルピアス。モチーフをエレガントに再解釈したデザインは、どれも耳元を美しく彩ってくれます。素材にはシルバーだけでなく、ピンクゴールドやダイヤモンドが採用されていてラグジュアリーな大人の女性らしさが漂います。チェーンとアンカーの2つのモチーフを効果的に使って、それぞれに個性的な魅力を放っています。
従来の耳たぶにフィットするタイプはもちろんのこと、最新作では流行中のシングルピアス(片耳だけのカフスタイプ)も確認できました。フェミニンから中性的なイメージまで、豊富なバリエーション展開なので、耳モノをエルメスで探している方におすすめの逸品ぞろいです。近年、シングルピアスはトレンドに敏感な男性のマストアイテムとなっているので、採りいれてみてはいかがでしょうか。
2-5.その他のアイテム
出典:Hermès
シェーヌダンクルはアクセサリーだけにとどまらず、エルメスのあらゆるアイテムに採用されています。たとえばスカーフリングやシューズ、時計やマフラーなどもあげられるでしょう。一つのモチーフを最大限に生かしつつ、派生ラインへと落としこんでいくエルメス。象徴的なデザインを前面に押し出すことで、ブランドロゴが見えなくても圧倒的な存在感をしめすことに成功しています。オールエルメスでも嫌味なく決まるので、上質なコーディネートを完成させてみてください。
3.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ブレスレットが人気の理由とは?
出典:Hermès
エルメスのシェーヌダンクルラインは、ブレスレットの誕生から幕を開けました。当時から現在まで、人々を魅了しつづける人気の理由とはなんでしょうか?
ここではシェーヌダンクルブレスレットの人気の理由について解説してまいります。
3-1.希少性の高さでレアな存在!
シェーヌダンクルのスタンダードモデルブレスレットは、現在、エルメスの実店舗・公式サイトでの購入ができません。手作業による一点物のため、在庫数を確保できていない状況が続いているようです。特に人気の高まった2021年以降は、オークションやフリマサイトですら幻の存在になっていて、運よく見つかったとしても定価以上の高値で取引されています。
投資資産のような存在となったシェーヌダンクルを確実に入手するには、エルメスにリクエストオーダーするしか方法がないのが現状です。それでもフランス本国から手元に届くのには半年以上の時間が必要となっています。ただ、エルメスとの関係性によってはリクエストオーダーに応じてもらえるかが未知数となる点に注意が必要となるでしょう。
この希少性が、ますますシェーヌダンクルの人気を押し上げているのは疑いようのない事実といえます。とはいえ、国内のみならず世界中の人気を集めるシェーヌダンクルを入手できた時の喜びを思うとチャレンジする価値があるのではないでしょうか。
3-2.ジェンダーレスに使える汎用性
シェーヌダンクルブレスレットを着用してSNS発信している芸能人から、このアイテムを知った方は多いと思います。基本的に男性に支持されているものの、女性からの人気も高まりを見せています。スタンダードモデル以外だと派生モデルのアンシェネやファランドールは、ボリュームが抑えられていて女性が使いやすいことも人気の一因になっています。また、スタンダードモデルであっても小さいサイズを選んでキレイ目に使うこともできます。カジュアルシフトするファッションに、男女とも合わせやすいデザインが汎用性の面から高い評価を得ています。また、パートナーと共有できるアクセサリーとして、唯一無二の存在であることは特筆すべきでしょう。シェーヌダンクルのチェーンは「強いつながり」や「絆」を意味していて、指輪ほど重たくならず、確かな関係性を築いているカップルにふさわしいアイテムです。
3-3.カジュアルを格上げできる品格
シルバーといえども、エルメスが手がけるシェーヌダンクルブレスレットには品格ある上質さが感じられます。カジュアルなファッションに品性を添えて、コーディネートを格上げしてくれる迫力があります。そのため若い方だけでなく、大人の日常使いにふさわしいのがシェーヌダンクルの真骨頂とされているのです。とくに春夏の半袖スタイルは腕もとが寂しくなりがちなので、このブレスレットの真の魅力に気づくかもしれません。ただ、最初は慣れるまでコーディネートに迷うこともあるでしょう。そんなときは海外セレブや芸能人の着用がSNSにあふれているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
4.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)人気ブレスレットのサイズ展開とは?
ここではシェーヌダンクルブレスレットのスタンダードモデルのサイズについて解説してまいります。
サイズ表記 | 1コマの大きさ(㎝) | コマ数の目安(個) |
PPM(TPM) | 0.9 | 26~28 |
PM | 1.4 | 14~22 |
MM | 1.7 | 13~19 |
GM | 2.1 | 10~17 |
TGM | 2.4 | 9~13 |
シェーヌダンクルブレスレットは手首サイズから、およそ1.5〜2.5㎝程度のゆとりをもたせたサイズが推奨されています。上記の一覧表を参考にしてみてください。
4-1.PPM(TPM)
PPM(TPM)は1つのコマが0.9㎝となっていて最も小さいサイズです。一時期は生産を終了していたものの、2021年に復活して現在にいたります。二次流通市場ではTPMと表記されることもあるので留意しておくといいでしょう。一つのコマが小さく繊細な印象を与えるので、どちらかといえば女性に人気があります。また、ブレスレットの重ねづけを視野に入れている場合におすすめしたいサイズです。
4-2.PM
出典:Hermès
PMは1コマが約1.4㎝となるサイズです。適度なボリュームと上品な印象なので、女性からの人気が高いのが特徴です。コマが小さいぶん、アンカーモチーフのT字金具がきわだって見えます。このサイズは女性のオフィスカジュアルに対応できるので、一つ持っていると重宝するといえるでしょう。また、高校生くらいのお子さんと共有して使うのも良さそうです。
4-3.MM
MMは1コマが約1.7㎝となるサイズで、ここからシェーヌダンクルらしいボリューム感が増してきます。しっかりと存在感がありながら、上品に見えるバランスの良さが男女共に人気を集めるサイズとなっています。カジュアルに合わせやすく、しっかりと主張のあるデザインがブランドアピールしてくれるので単品使いしやすいと思います。
4-4.GM
GMは1コマが約2.1㎝となるサイズです。もっとも男性から人気のあるサイズで、現在は品薄状態が続いています。一つで決まるボリューム感ながら品格ある輝きを放っていて、大人を十分に満足させてくれるサイズ感です。モノトーンコーデをスタイリッシュに決めたいときはもちろん、カラフルなアロハシャツに合わせたときも力強い存在感を発揮してくれることでしょう。
4-5.TGM
最大サイズとなるTGMは1コマが約2.4㎝です。かなりのインパクトがあるため体格やファッションのテイストが絞られるかもしれませんが、シェーヌダンクルらしさを求める方におすすめのサイズになります。重量感のあるルックスから、ワイルドなイメージを演出することができるでしょう。このサイズはコマ数の選択に慎重さが求められます。できれば実物を試してからの購入がおすすめです。
4-6.コマ数の増減で微調整可能
購入したものの着け心地がしっくりこないときはコマを足したり、減らしたりして微調整する方法があります。現行モデルに限られますが、エルメス正規店で対応が可能です。腕もとは意外と体重の影響を受けやすく、増減でブレスレットの着用感が変化することがあります。そうしたときに利用を検討してみてはいかがでしょうか。フランス本国での調整対応となるため、それなりの時間と料金が発生するものの、シェーヌダンクルを長く快適に使っていくための対処としておすすめします。
5.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)アンシェネのサイズ展開とは?
出典:Hermès
つづいては、シェーヌダンクル・アンシェネのサイズについて解説してまいります。
サイズ表記 | 開口部を含めた手首まわり(㎝) |
SH | 15.8 |
ST | 16.4 |
LG | 17.0 |
アンシェネは開口部のあるバングルタイプなので、その空間を含めた長さとなっています。
5-1.SH
SHはシェーヌダンクル・アンシェネで一番小さいサイズとなり、約15.8cmの長さがあります。ぴったりと手首に密着させて使うことを前提としたアイテムのため、ほとんどの女性はこのサイズが合うでしょう。痩せている方は、まれに開口部から抜け落ちることがあるので、その点は注意が必要となるでしょう。
5-2.ST
中間サイズのSTは男女ともに使えるサイズです。もしサイズが合えば、パートナーや家族と共有するのもいいでしょう。引っかかりが起きにくいシェーヌダンクル・アンシェネは、屋外のスポーツシーンにもおすすめです。
5-3.LG
LGはシェーヌダンクル・アンシェネの最大サイズです。おそらく、ほとんどの男性に合うサイズだと思います。どちらかといえば、カジュアルよりもフォーマルな印象が強いアイテムなので普段から着けてみてはいかがでしょうか。
6.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ファランドールのサイズ展開とは?
出典:Hermès
つぎに、シェーヌダンクル・ファランドールのサイズについて解説してまいります。
サイズ表記 | 手首まわり(㎝) |
SS | 14.5 |
ST | 15.5 |
LG | 17.5 |
ファランドールはチェーンとモチーフの大きさのメリハリが特徴となっているため、スタンダードモデルと同様に1.5㎝から2.5㎝ほどのゆとりをもって着けるのが理想的です。
6-1.SS
SSはシェーヌダンクル・ファランドールの最小サイズを指しています。手首まわりが約14.5㎝の長さで、かなり華奢なサイズ感といえるでしょう。
6-2.ST
STは中間のサイズで、長さは約15.5㎝となっています。女性サイズとしては選びやすい長さとなっていて、じゃらつきを抑えて着けたいときにも重宝するのではないでしょうか。
6-3.LG
LGはファランドールの最大サイズとなり、約17.5㎝の長さがあります。この長さがあれば男性にも使いやすいサイズ感といえます。
7.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ツイストのサイズ展開とは?
ここではシェーヌダンクル・ツイストのサイズについて解説してまいります。
サイズ表記 | 手首まわり(㎝) |
XS | 15.1 |
SH | 15.8 |
ST | 16.4 |
LG | 17.0 |
7-1.XS
シェーヌダンクル・ツイストの最小サイズとなるXSは約15.1㎝の長さです。ぴったりと装着したい女性に最適なサイズとなっています。
7-2.SH
SHは長さが約15.8㎝のサイズです。XSよりは、ややゆとりがあるサイズ感といえます。XSと同様に女性に合うサイズの一つです。
7-3.ST
次のSTは、約16.4㎝の長さがあるサイズです。この長さがあると男女ともに着けられるサイズといえるでしょう。
7-4.LG
LGはツイストの最大サイズとなり、長さが約17㎝となります。ほとんどの男性につけやすいサイズとしておすすめします。
8.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)ブレスレットの選び方とは?
ここではシェーヌダンクルブレスレットの選び方について解説してまいります。
8-1.シルバー以外のおすすめ素材なら?
シェーヌダンクルの素材には、シルバー(シルバー925)がよく使われています。しかし、素材のバリエーションはシルバーだけにとどまらず、イエローゴールドやピンクゴールドなどを採用したものも存在しています。さらにシルバーとイエローゴールドとのコンビモデルといった幻の名品もあるのですが、あまりの希少さから実物を見た人がほとんどいないとされています。
シルバーの特性上、傷やくもりが生じやすいといった点を気にされる方はゴールドモデルのシェーヌダンクルはおすすめといえます。また、日本人の肌にはピンクゴールドがよく映えるので、そうした視点から選択肢となり得るでしょう。ゴールドモデルの高級感や温かみのある色合いはシルバーとは違った魅力があります。人とは被らない、ひねりの効いたお洒落を楽しみたい方におすすめです。
ただ、シェーヌダンクルを市場で見つけることが難しくなっている現状では、見つけたら即買いする決断力が求められるでしょう。
8-2.ヴィンテージも熱い!年代で選ぶなら?
1-3章で述べたように、シェーヌダンクルは2つの製造年代で人気が高いとされています。初期モデル(60年代から80年代)の特徴である角ばった長方形のコマの形は、無骨さと職人の手仕事がダイレクトに感じられて魅力的です。ともすると画一的なモノづくりが先行する現代にあって、個体差のある仕上がりやクラフツマンシップは遠い存在となりつつあります。その対極的な魅力にあふれているエルメスのシェーヌダンクルがヴィンテージ市場を賑わせているのも無理からぬことかもしれません。
一方のマルジェラ期(90年代から2000年代初頭)モデルは、現行モデルにいたるまでの変化が楽しめます。この頃からコマの角が落とされて、一つ一つの丸みがなめらかになっていきました。全体的に洗練されたモダンな印象をあたえる変化と、この時期だけに刻印されたスタンプ型のメーカーズマークが特徴的です。どちらの年代も熱心な愛好家がいるものの、精巧な偽物が多く出回っています。購入の際は信頼のおけるヴィンテージ専門店に相談することをおすすめします。
9.シェーヌダンクル(Chaine dAncre)を愛用している芸能人とは?
ここからはシェーヌダンクルを愛用している芸能人について解説してまいります。
9-1.登坂広臣(三代目J soul brothers)
2010年、オーディション番組で約30,000人の応募者の中から栄冠を手にした登坂広臣さん。少年のようなナイーブなルックスと抜群の歌唱力で、三代目J soul brothersのメンバーとなりました。最近はグループとしての活動にいったん区切りをつけ、単独での活動に力を注いでいるそうです。また、2023年からはLDH JAPANの運営に携わるなど、さらなる活躍の場を広げつつあります。
彼が愛用しているのはシェーヌダンクルブレスレットです。もともとエルメス好きのTAKAHIROさんの影響からか、彼もアクセサリー類にエルメスを愛用しています。雑誌などで見せるコーディネートは参考になるものばかりなので、機会があればご覧になってみてください。2022年からはすべての活動名をØMIに統一しているそうですが、ここでは以前の本名で表記しています。
9-2.松田翔太
この投稿をInstagramで見る
レジェンド俳優で早逝した松田優作を父にもち、二世俳優としてデビューした松田翔太さん。母親、兄、妹、伯母が芸能人という芸能一家としても有名ですね。身長183㎝の恵まれた体格と天性の演技力が高く評価され、映画やテレビドラマで活躍しています。若かった彼が、来年には40代をむかえる節目の年となるそうです。2018年にはモデルの秋元梢さんと結婚、プライベートも充実して、さらなる活躍が期待できるでしょう。
そんな彼が選んだシェーヌダンクルは、やはり定番ブレスレットのスタンダードモデルです。プライベートで着用している姿がSNSで確認できました。インスタグラムでは精力的に仕事に取り組んでいる様子と、スキーを楽しんでいる私生活の両方が投稿されています。公私ともに上手く切り替えたライフスタイルをキープしているところは見事の一言。今後の作品が待ち遠しい俳優さんの一人です。
9-3.野田洋次郎(RADWIMPS)
ロックバンドRADWIMPSを一人で切り盛りして活躍中の野田洋次郎さん。ご自身が歌うのはもちろん、楽曲をアーティストに提供したり、プロデュースを手がけたりするほどの多才な人物です。
バンド活動のかたわら、国内外のCMソングや映画挿入曲として楽曲の提供をおこなうなど活動のフィールドはかなり広いといえるでしょう。さらには俳優として映画に出演経験もあるそうですから、あふれる才能に驚くばかりです。
2018年9月に公開された映画「泣き虫しょったんの奇跡」で共演した松田翔太と親交を深め、プライベートを一緒にすごすこともあるそうです。そんな二人が一緒に映った写真で野田さんが身につけていたのがシェーヌダンクルのネックレスです。世界を飛びまわりながら創作活動をしている彼に、気負わないコーディネートのシェーヌダンクルが似合っています。
10.「HERMÈS」シェーヌダンクルは人気沸騰中の超絶レアアイテム
今回はエルメスのシェーヌダンクルについて解説してまいりました。手仕事を大切にしてきたエルメスを語るとき、シェーヌダンクルの存在をはずすことはできません。
エルメス正規店ですら、ほとんど在庫がないシェーヌダンクルブレスレットの人気は、さらに高まりを見せています。しばらくその人気は続きそうですが、希少だからこそ手にしたときの喜びは格別です。
もし可能であれば、リクエストオーダーをして気長に到着を待ってみてはいかがでしょうか。