2024年3月31日
イントレチャートとは?ボッテガを代表するデザインについて徹底解説
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イントレチャートとは、イタリア語の「編まれた」を意味する言葉。その名のとおり、細長く裁断したレザーを職人が手作業で丁寧に編み込んでいく技法のことです。イタリアのラグジュアリーブランドであるボッテガヴェネタがこのイントレチャートをデザインに採用していることでよく知られています。
日本では、間違いなくボッテガヴェネタによってイントレチャートという言葉が浸透したと言えるでしょう。そこで今回はボッテガヴェネタを象徴するデザイン、イントレチャートについて、特徴や素材、気になる耐久性などについて解説していきます。
おすすめのイントレチャートの製品も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.イントレチャートとは
冒頭でもお伝えしたように、イントレチャートとは、短冊切りのレザーを編み込んでいく技法のことです。イントレチャート技法は、イタリアのトスカーナ地方が発祥の地で、古くから伝承されてきました。
イタリア語でintrcciatoは「編み込みの」「編まれた」の意味となります。
1-1.ボッテガヴェネタにおけるイントレチャート
「イントレチャートといえばボッテガヴェネタ」と言っても過言ではなく、ブランドの象徴として世界中で広く認知されています。他にもイントレチャートを採用しているブランドは多くありますが、ボッテガヴェネタの質の高さから他にはない唯一無二のものとなっているのです。
ボッテガヴェネタにはブランドを象徴するロゴはなく、美しく編み込まれたイントレチャートを見れば、ボッテガヴェネタの製品と認識されるほど。ボッテガヴェネタは1966年にイタリアのヴィチェンツァという地方で創業されたブランドで、「When your own initials are enough (自分のイニシャルだけで十分)」というキャッチコピーをコンセプトに掲げています。
このコンセプトどおりブランドロゴを入れずに、職人たちによる伝統的な手作業で高品質なレザー製品をつくることを目的として製品づくりに励んできました。ボッテガヴェネタの製品の質の高さはすぐに多くの人から認められ、イタリアの上流階級や著名人から愛されるブランドへとなりました。
しかし、1990年代に入った頃、経営陣がさらにブランドイメージを高めようと製品にBVロゴを入れたのですが、これが失敗。それをきっかけに売上は落ちてゆき、もともと資本力が十分ではなかったこともあり、経営難に陥ってしまったのです。
その後、転機が訪れ2001年にボッテガヴェネタがグッチグループ(現ケリング)の傘下に加わることになります。新たにボッテガヴェネタのクリエイティブディレクターに就任したトーマス・マイヤーは、原点回帰を図りブランドロゴを撤廃。ブランドロゴなしにイントレチャートをブランドの象徴とするボッテガヴェネタへと戻したのです。
その後は、グッチグループの資金力によってボッテガヴェネタの高い職人技術が活かされ、トーマス・マイヤーによる革新的なデザインの融合により、世界中から知られるトップブランドへと仲間入りを果たしたのです。
それから20年以上経った現在も、創業当初から掲げたコンセプトを貫き、ブランドロゴのないイントレチャートがボッテガヴェネタのアイコン的なデザインとして確立されています。
1-2.イントレチャートの作り方
イントレチャート技法は、単純な編み込みのように見えますが、実際に隙間なく均一に編み込む作業は高度な技術と手間を要し、イントレチャートの技術を極めた職人しかできない技法でもあります。
イントレチャートの作り方には2種類あります。
1つ目は、ベースとなる革に切り込みを入れて、そこへ短冊切りにされた革を通し編んでいく方法です。
2つ目は短冊切りされた革を互い違いに交差させて編み込んでいく方法。ボッテガヴェネタは、裏地がついているバッグや財布などの小物には前者の方法、一枚の革に短冊切りの革を通し編み込む方法で製造されます。
裏地のないバッグ製品には後者の方法で、2枚の短冊切りにされた革を1枚の革になるように職人が編み込んで仕上げていきます。
想像がつくように、後者の方が技術力と手間がかかる作業で、ボッテガヴェネタでもシリアルナンバーが入る高額製品となります。
1-3.受け継がれるボッテガヴェネタのイントレチャート
ボッテガヴェネタは未来に続く職人の育成にも力を入れています。
2006年に革職人養成学校「La scuola Della Pelletteria Bottega Veneta」を、創業の地であるイタリアのヴェネト地方モンテベッロ・ヴィチェンティーノのアトリエに開校。この学校は、時代が移り変わるとともにイタリアにおける熟練の革職人が減少している現状に憂い、次世代の革職人を養成し、支援することを目的として設立されました。
そして2023年10月には「Academia Labor et Ingenium」を新たに開校します。Labor et Ingeniumは、ラテン語で「クラフトとクリエイティビティ」を意味し、創業当初からの理念に由来したものです。
このアカデミーは、同じくイタリアのヴェネト州モンテベッロ・ヴィンチェンティーノのアトリエと、ポヴォラノ・ドゥエヴィッレにある生産拠点に新設される専用スペースに位置しています。従業員や新入社員にスキルの向上を図り、外部からの受講生には研修活動、ワークショップ、コースを通じて熟練の職人から技術を学べます。
年間50人を対象としたトレーニングプログラムでは、5人の熟練した職人が徹底指導し、コース修了後はボッテガヴェネタへの雇用が保証されています。これらは、ボッテガヴェネタの高度なイントレチャート技術を伝承させるための重要な柱となる学校なのです。
2.ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる素材
同じイントレチャートでも、使われる素材によって光沢感や雰囲気、質感が違うものになります。
第2章では、ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる素材について解説するので見ていきましょう。
2-1.ラムスキン
ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる代表的な素材は、ラムスキンです。
ラムスキンは、生後1年以内の子羊の革のことを指します。
子羊なのでサイズが小さく食用にされる数も少ないことから、希少で高価な革です。
非常に柔らかく、手に馴染みやすいことが特徴で、エイジングはいらず購入してすぐにラムスキンの柔らかい手触りを味わえます。
取り扱いに気を付け、お手入れをすることによってラムスキン特有の美しさを保てるでしょう。反対に、お手入れを怠り、使用感が増すほど汚れて見えてしまうので注意が必要です。
また、柔らかい分、傷がつきやすく水に弱いことがデメリットとして挙げられます。水に濡らさないように普段から気を付け、もし水に濡れてしまったらすぐに乾いた布で拭き取るようにしてください。
ラムスキンで仕上げられたイントレチャートはとても柔らかく、温かみがあります。以前はラムスキンが女性用として売り出されていましたが、今は素材による男女の区別がなく使われています。
2-2.カーフスキン
カーフスキンは生後6ヶ月以内の牛の革を指します。
大人の牛革に比べて、キメが細かく軽くて柔らかいのが特徴です。
ボッテガでは、繊維構造が細かく手触りが優しく滑らかな最上級のカーフスキンが使われ、美しい艶やかさと上品な光沢が放たれます。また、カーフスキンは使い込むことで味が出てくるレザーで、手に馴染むような質感になるのが魅力。
レザーのエイジングを楽しみたい方には、カーフスキンがおすすめです。以前は、カーフスキンを男性向けとして売り出していましたが、現在は素材によって男女で分けることはなくなっています。
2-3.その他
ボッテガヴェネタは主要となるラムスキン、カーフスキンの他にエキゾチックレザーのアイヤーズという素材があり、商品名にもなっています。
アイヤーズは、東南アジアに生息する水蛇の革で、他のブランドの革製品としてもほとんど見ないほど希少性が高いレザーです。耐久性が高く、独特の柄と光沢がエキゾチックな雰囲気を醸し出します。
ボッテガヴェネタはレザーの他にナイロン素材のアイテムもあります。
ボッテガヴェネタの人気バッグ「カセット」にもナイロン素材のアイテムが販売されていて、女性のみならず男性にも人気のシリーズとなっています。
中綿入りのナイロン生地が編み込まれ、ソフトで軽量なのが特徴。レザーよりカジュアルで、普段使いとして気軽に手に取ることができるでしょう。
3.ボッテガヴェネタのイントレチャートの耐久性は?
お気に入りのアイテムはいつまでも長く使いたいですよね。
基本的にイントレチャートは2つの革で編み込まれているため、強度は強めです。
ただ、擦れやキズなどに対する耐久性は、使われる素材によっても違ってきます。
第2章でもお伝えした通り、ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる主な素材はラムスキンとカーフスキンです。ここでは、ラムスキンとカーフスキン、それぞれの耐久性について解説していきます。
3-1.ラムスキンの耐久性
ラムスキンは、水に弱かったり、使っていくうちに汚れや傷が目立つようになるなど、残念ながら牛革や豚革などと比べて、耐久性が高いとは言えません。
だからと言って、普段使いをしてすぐに破けたり破損するということではないので安心してください。ラムスキンの寿命は5年から15年以上ともいわれていますが、雑に扱うことで、傷や汚れがついたり、色落ちが生じてしまい5年以内に劣化してしまいます。
ラムスキンは独特な風合いと柔らかな感触が特徴であり魅力ですが、革の表面が柔らかいことで傷がつきやすかったり形崩れしやすいなどのデメリットもあります。
他の革よりも耐久性はないということを頭に入れ、きちんとお手入れをして丁寧に取り扱うようにしましょう。
3-2.カーフスキンの耐久性
カーフスキンはラムスキンよりも硬い手触りで耐久性に優れています。
ただ、硬いと言っても、カーフスキンは牛革の中でも生後6ヶ月以内の仔牛の革で、大人の牛の革と比べてキメが細かく柔らかめです。イントレチャート技法は、硬い革で編み込むと、どうしても表面が割れてしまうため、薄くて柔軟性の高い革素材が採用されるのです。
若い牛の革は、柔らかくてしなやかさを持ちながらも十分な強度を備えています。使うほどに手に馴染むような質感となるので、より長く愛用したい方におすすめです。ただ、柔らかい分キズがつきやすい点もあります。ラムスキンの製品と同様に、乱雑にせず大事に扱うようにしましょう。
4.ボッテガヴェネタのお手入れ方法
せっかく手に入れたボッテガヴェネタのレザーアイテムを長く愛用するために、正しいお手入れを行うようにしましょう。使い終わった後は、しまう前に軽くブラッシングをして汚れを落としてから保管するのがおすすめです。
革専用の馬毛ブラシか、なるべく目の細かい柔らかい布で優しくホコリを払うように落としてください。その時、力を入れて拭いてしまうと、レザーを痛めてしまい逆効果です。普段からのマメなお手入れによって、レザーの美しさを長く味わえるでしょう
定期的なお手入れとして、月に1回程度、革専用のクリームやオイルで磨くと、美しい艶が長持ちします。まずは柔らかい布や革専用のブラシで汚れを落としてから、柔らかい布にクリームを少量とって塗るようにしましょう。
仕上げには、柔らかい布で乾拭きしてください。乾燥や擦れ、水濡れなどでメンテナンスが必要な場合は、ボッテガヴェネタの正規店や革製品専門のメンテナンスショップに相談するといいでしょう。
5.ボッテガヴェネタのイントレチャートが変わった?
ボッテガヴェネタのイントレチャートが変わったと耳にしたことはありませんか?
現在、ボッテガヴェネタのイントレチャートには、編み目が小さいものと大きいものの2つの種類があります。
大きい編み目のイントレチャートの方が新しいデザインで、発売された当初は、「ボッテガヴェネタのイントレチャートが変わった」と大きな話題となりました。
この章では、現在のイントレチャートについて解説させていただきます。
5-1 クラシックイントレチャート
クラシックイントレチャートは、ボッテガヴェネタ創業当初から変わらない、細めに編み込まれたイントレチャートのことを指します。
やはりこのクラシックイントレチャートがボッテガヴェネタの伝統的なシグネチャーで王道と言えるでしょう。代表するアイテムは、「カバ」や「ジョディ」などの定番バッグや財布やコインケースなどが挙げられます。
5-2.マキシイントレチャート
編み目が大きいボッテガヴェネタのイントレチャートは「マキシイントレチャート」と呼ばれます。
2018年にクリエイティブデザイナーに就任したダニエル・リーが生み出したデザインで、発売された当初はボッテガヴェネタが新しく生まれ変わったと「♯newbottega」のハッシュタグができSNS でも大きな話題となりました。
代表的な商品には、「カセット」や「アルコ」などのバッグ、マキシイントレチャートの財布も人気が高いです。
5-3.イントレチャート、小さい編み目と大きい編み目のどちらがおすすめ?
クラシックイントレチャートかマキシイントレチャートか、どちらを選ぶか悩んでしまいますよね。
クラシックイントレチャートは、ボッテガヴェネタの伝統的なデザインで、落ち着いた大人っぽい印象があります。特に昔からボッテガヴェネタを愛用している40代以上の方からの人気が高いです。
一方、マキシイントレチャートは、ポップなデザインでトレンド感が強く、20代〜30代の年齢層を中心に支持を得ています。ただ、どちらのデザインも年齢によって分かれているわけではないので、自分の好みで選ぶといいでしょう。
6.イントレチャートが印象的なボッテガおすすめのバッグ
ボッテガヴェネタといえば、やはり代表的なアイテムはバッグ。
ここから、ボッテガヴェネタのイントレチャートが印象的なおすすめのバッグを7つ厳選してご紹介します。
6-1.カバ
カバは、2001年トーマス・マイヤーがクリエイティブディレクターだった時代に登場して以来、今も変わらず高い人気を誇るボッテガヴェネタを代表する名作バッグです。
全面をイントレチャート仕上げた贅沢なこのバッグは、熟練の職人が2人がかりで2日間かけて製作されます。シンプルだからこそ美しく豪華なイントレチャートが際立っていて、持つだけでモチベーションを高めてくれます。
6-2.カセット
カセットは前述したとおり、ダニエル・リーが2019年に発表したバッグでNewbottegaを代表するバッグと言えます。幅広いマキシイントレチャートは、クラシカルなイントレチャートのイメージを一気にモダンでポップなイメージへと革新させました。
カセットにはパッド入りの膨らみのあるパデットカセット、ミニトート形、ベルトバッグなど、さまざまなタイプのものがあります。普段使いだけでなく、ドレスアップしてクラッチバッグとして手に持てばパーティーシーンにも活躍します。
6-3.ポーチ
2020年春夏コレクションに初登場したポーチも、ダニエル・リーが手掛けた人気バッグです。
カーフスキンの柔らかい素材を活かしたギャザーで、巾着袋のようなフォルムが特徴。SNSでは「餃子バッグ」というニックネームまでついてファッショニスタの間で大きな話題になりました。
クラッチバッグ、ショルダーバッグ、ボディバッグなどさまざまな使い方ができ、1つ持っているだけで重宝します。
6-4.アルコ
ダニエル・リーがミラノの凱旋門「アルコ・デッラ・パーチェ(平和の門)」から着想を得てデザインしたという建築的なフォルムのバッグです。2019年プレフォールコレクションの展開に先駆けて発表され、ミラノで1年に1度開催される世界最大規模の家具見本市、ミラノサローネの期間中に販売されました。
アルコは、ブランド史上で最も幅広いイントレチャートとなっています。アルコシリーズの中でもアルコトートは、シンプルなデザインで収納力が高く、お仕事バッグとして人気です。アルコミニはサイズが小さく、取り外し可能なショルダーストラップがついていて、ちょっとしたお出かけやプライベートにも活躍します。
6-5.ジョディ
ハリウッド女優のジョディ・フォスターがボッテガヴェネタの大きなバッグで身を隠す姿を写真に撮られたことで、ホーボーバッグがジョディの名前に変えて2020年にリニューアル。ハンドルにあしらわれたアイコニックなノットが特徴です。
サイズ展開が豊富で、一番小さいサイズのミニジョディはコロンとしたフォルムが可愛く、まるでアクセサリーのよう。財布やスマートフォンなど、必要最低限のものだけ持ってお出かけできます。一番大きなサイズのマキシジョディは、クロスボディとして使うスタイルで大容量なので荷物が多めな方も安心です。
シンプルでミニマルなデザインのジョディは、幅広い年齢層から人気を集めています。
6-6.サーディン
サーディンは、マチュー・ブレイジーがダニエル・リーの後任となって初めてのショー、2022年秋冬コレクションで発表されました。名前の通り、ハンドル部分を魚のサーディン(イワシ)に模したバッグで、メタルのハンドルが何とも斬新。
まるでアートのようなハンドルは、伝統的なジュエリー製作の技法で作られました。ハンドルを手に持っても、肩にかけて小脇に抱えるように持ってもクールで上品な印象を与えます。
6-7.アンディアーモ
アンディアーモは、マチュー・ブレイジーが手掛けたバッグで、2023年春夏コレクションのショーで初披露されました。単に美しいだけでなく、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、クロスボディとして使用することができ、実用性にも優れています。
ボッテガの原点とも言えそうな繊細なイントレチャートがエレガントで魅力的です。イタリア語で「さあ行こう」を意味するように、あらゆる場所へ行く時に大活躍するでしょう。
7.イントレチャートが美しいボッテガの財布デザイン5選
ボッテガヴェネタの財布は、シンプルなデザインでカラーバリエーションが豊富なことが特徴です。
こちらの章では、バッグに続きイントレチャートが美しいボッテガヴェネタのおすすめの財布デザイン5つをご紹介します。
7-1.ジップアラウンドウォレット
長財布の中でも安定した人気があるジップアラウンドウォレット。ボッテガヴェネタの定番アイテムのひとつです。札入れと小銭入れ、そして8枚のカードが収納できるカードスロットで、過度ではないちょうど良い収納力。
ファスナーの開け閉めに安心感があります。カーフスキン素材で使い込むうちに馴染んでくるため、長く愛用している人も多いです。従来の細めに編み込まれたクラシックイントレチャートと幅が太いマキシイントレチャート、どちらも人気があります。
7-2.スリムロングウォレット
スリムロングウォレットは、18個のカードスロットに、札入れとポケットが2つずつ付いています。
とにかくカードをたくさん所有している人におすすめ。コインパースがない分、スリムなデザインを維持できるでしょう。伝統的なイントレチャートがエレガントな雰囲気。滑らかな手触りのカーフスキンを堪能できます。
7-3.カセットコインパース付き2つ折りウォレット
2つ折りウォレットもボッテガヴェネタの人気アイテムのひとつです。
中でもカセットシリーズの2つ折り財布は、今っぽさがありシンプルで上品。
カードスロット3つ、札入れ1つ、ポケット2つ、コインパース1つと、ミニマルで使い勝手が良いのも人気の理由となっています。
7-4.スモールイントレチャート3つ折りファスナーウォレット
スモール3つ折りウォレットは、小さいながらも札入れとコインパースが1つずつ、カードスロットが4つ付いていてミニマルでもしっかり収納ができる財布です。
コインパースはファスナー仕様。細めのイントレチャートがエレガントな印象を与えます。素材はラムスキンとカーフスキンで展開されているので、お好みで選べます。コンパクトなのでバッグの中で場所を取らず、小さめのバッグの時にも活躍してくれるでしょう。
7-5.カセットファスナーカードケース
小銭とカードが収納できるスペースが備わっているカードケースです。ファスナー付きコインパース1つとカードスロットが3つ。イントレチャートの裏側にカード3枚が収納できるようになっています。
素材はラムスキンとカーフスキンの2種類。カラーバリエーションも豊富で、定番のブラックやベージュ系の他に、ボッテガのアイコンカラーとなっているパラキートも人気色です。キャッシュレス派の人や小さめのバッグの時におすすめです。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか。ボッテガヴェネタのイントレチャート、使われている素材、人気アイテムなどについて解説させていただきました。
イントレチャートは、イタリアのトスカーナ地方に古くから伝承されている編み込み技法。そのイントレチャートを世界中に広めたのはボッテガヴェネタと言っても過言ではありません。「イントレチャート=ボッテガヴェネタ」の方程式が成り立つのはボッテガヴェネタの圧倒的な質の高さゆえ。ボッテガヴェネタの製品を一度手に取れば、その意味をすぐに理解できるでしょう。
それでもボッテガヴェネタは、止まることなく今も進化を続けています。今後も革新的で優雅なアイディアをたくさん見せてくれるでしょう。