2024年6月29日
3月の誕生石、アクアマリンの魅力~石言葉、石の意味・効果は?~
ジュエリー
透き通った海のような青色がきれいなアクアマリンをご存知ですか?
3月の誕生石としても知られているアクアマリンは、ショップなどで見かけることも比較的多い人気の宝石です。見ているだけでも心が落ち着くような澄んだ色の宝石ですが、実はアクアマリンは私たちがよく知る透明度が高いブルー以外にも、さまざまな色や種類があります。
またアクアマリンにはスピリチュアル的な意味もあり、身に付けると心身に効果があると言われている宝石です。宝石にそんな意味があるなら、良い効果を知った上でその影響を受けられるように身に付けたいですよね。
今回はそんなアクアマリンの魅力、そして意味や効果などをご紹介していきます!ぜひ最後まで読んで、アクアマリンについてもっと詳しくなりましょう!
1.アクアマリンの基本情報
まずはアクアマリンについて、基本的なことを見ていきます。
アクアマリンは宝石としてはそれほど珍しい物ではありませんが、実際にどのような宝石なのか、その特徴や歴史についてはあまり知られていません。
美しく鮮やかなアクアマリンの背景について、詳しく見ていきましょう。
1-1.アクアマリンはベリルの仲間
アクアマリンはベリルという鉱物の一種です。
ベリルというとあまり耳馴染みがないかもしれませんが、実は私たちがベリルを見る機会は意外と多くあります。
ベリルにはたくさんの仲間がいます。エメラルドを知っていますか?世界四大宝石とも呼ばれるほど有名な宝石で、見たことも聞いたこともないという人はいないでしょう。
モルガナイトというピンク色の宝石もあります。2021年に新たに4月の誕生石に制定された石で、少しずつ知名度や人気が上がってきている石です。どちらもベリルという鉱物なのですが、少しの含有物の違いで色が変わり、違う石になります。アクアマリンもそんなベリルの一種で、2価鉄イオンという成分でブルーに発色するといわれています。
ベリルの語源はギリシャ語の「Beryllos(ベリロス)」で、緑の石という意味です。またベリルは和名でも緑柱石といいます。ベリルといえばエメラルドというイメージが強かったのでしょう。
ベリルのモース硬度は7.5~8です。翡翠や水晶よりは硬いですが、トパーズよりは傷つきやすい石です。アクアマリンより硬い鉱物や宝石は珍しくありません。使用する時や保管時には傷ついたりしないように気を付けましょう。
1-2.アクアマリンの語源
アクアマリンの名前は、ラテン語で水という意味の「Aqua(アクア)」と、海という意味の「Mrinus(マリン)」から来ていると言われています。アクアマリンの美しく透き通った青は、海の水そのものですよね。アクアマリンという名前がついたのも納得です。
アクアマリンは和名では「藍柱石(らんちゅうせき)」や「藍玉(らんぎょく)」と呼ばれています。藍色は純粋な青というよりは、僅かに緑がかった青い色を指します。アクアマリンの、ブルーからブルーグリーンの絶妙なニュアンスの色にぴったりですね。
1-3.アクアマリンの歴史・伝説
アクアマリンの歴史は古く、紀元前5世紀頃までさかのぼります。
ギリシア神話では、アクアマリンは海の精霊セイレーンが石に変えられた姿だと言われています。セイレーンがその美しい歌声で船乗りを惑わし、船を沈没させてしまうのを怒った海の神ポセイドンが、セイレーンをアクアマリンに変えてしまったそうです。
また、同じくギリシャでは、アクアマリンは海の精霊の宝物が流れ着いたものと言われることもあります。それほど海に関わり深い宝石とされているので、船旅に持っていくと海が穏やかになるとか、航路に迷わず、先に進むことができる石であるとも言われていました。
古代ローマではアクアマリンは海難防止だけでなく、豊漁のお守りになるとも言われていました。海に出る時のお守りとして、アクアマリンは欠かせない存在だったようです。古代インドでは自己表現を助けてくれる石として、アクアマリンが用いられていました。言いたいことが言えない時に役立つ石で、コミュニケーションを司ると信じられていたのです。
中世になると、アクアマリンはヨーロッパの貴族たちの間でもてはやされはじめます。特に夜の照明でひときわ輝くアクアマリンは、貴族の婦人たちが好んで身に付けていました。フランスのマリー・アントワネットもお気に入りの宝石だったとのことです。
1-4.アクアマリンの値段
アクアマリンは品質によって値段が大きく変わりますが、一般的に高価すぎる宝石というわけではありません。流通量も多くショップでもよくみかけるので、購入する時は複数の店舗をまわり、一番気に入る物はどれか比べてからにしましょう。
アクアマリンの値段はいくつかの要素で決まります。
まずは色です。アクアマリンはブルーからブルーグリーンをしている事が多いですが、高い値段が付くのはブルーが濃い物です。特に鮮やかで明るい色をしたブルーのアクアマリンは人気もあり、値段も高くなります。ひとつの石の中で色溜まりがなく、石全体の色が均一に見えるものが高品質のアクアマリンです。
次は透明度です。どの宝石にも言えることですが、透明度が高いほうが宝石の値段は高くなります。アクアマリンは、透明度を下げる原因にもなるインクルージョンと呼ばれる内部の異物が、比較的少ない宝石です。発色を良くするためによく行われる加熱処理でインクルージョンが消えることが多いせいもあって、アクアマリンは透明度が高いものが多いです。
もちろん、小さな物よりも大きな物のほうが値段は高いです。同じ色、同じ程度の透明度であれば、大きな石の方が高価です。
そして最後はカットです。より複雑なカットを施された石のほうが、輝きは強くなります。カットの細かいところはプロでなければなかなか見分けが付きませんが、キラキラして見えるほうが値段は高いと思っておけば間違いないでしょう。
まとめると、単純なことではありますが「よりきれいで、より大きな」物のほうが高価であると言えます。実際の価格は購入する店舗や時期によっても異なりますが、一般的にアクアマリンは大きくてきれいな物でも数万円から購入することができます。アクアマリンは高品質の物でも高価すぎない、比較的手の届きやすい宝石と言えるでしょう。
2.アクアマリンの産地
アクアマリンは世界中の多くの場所で産出されています。産地によってそれぞれ、産出される石の特徴なども異なるので、コレクターでは産地にこだわる人も少なくありません。それほど宝石の産地とは、特別な意味を持っています。
では、産地ごとにどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
2-1.ブラジル
ブラジルは、世界で最も品質の良いアクアマリンが産出される国として有名です。
ブラジルで産出されるアクアマリンの多くは、大粒でインクルージョンが少ないと言われています。
特に有名なブラジル産のアクアマリンに「ドム・ペドロ」があります。その原石は1メートル以上もの大きさがあり、世界で最も大きなアクアマリンとして有名です。ブラジルではアクアマリンは国のシンボルとも言われているほど、人々に身近で大切な存在なのです。
中でもミナス・ジェイラス州のサンタマリア・ジ・イタビラ鉱山は、高品質なアクアマリンが産出される有名な鉱山でした。この鉱山で採れるアクアマリンは、特に美しいので、サンタマリア・アクアマリンと呼ばれています。ですが現在は閉山してしまい新たな石は産出されないので、美しいだけでなく希少価値も高いアクアマリンと言えます。
2-2.ナイジェリア
アクアマリンの産地として、1983年以降に注目され始めたのがナイジェリアです。ナイジェリアで産出されるアクアマリンは濃いブルーの物が多く、大きさも1~2カラットと安定しています。ブラジル産のアクアマリンに比べると、ナイジェリア産はインクルージョンが多いとされますが、それでも高品質で人気です。
アクアマリンは、加熱処理でより鮮やかな色を出すことができます。加熱処理によって価値が下がる事もないので、より美しい発色のためにアクアマリンは加熱処理されることが多いです。ですがナイジェリア産は、インクルージョンからひび割れを起こしてしまう可能性が高いため、非加熱の物が多いのが特徴です。
2-3.モザンビーク
新しいアクアマリンの産地として、1991年から産出が始まったのがモザンビークです。
ブラジルで産出されるサンタマリア・アクアマリンに似た色の、サンタマリア・アフリカーナと呼ばれる高品質のアクアマリンが産出されている産地です。モザンビークのアクアマリンはその濃い色が特徴的で、人気があります。
ただし、モザンビークのアクアマリンは色が濃すぎて、灰色がかっていることもあります。どの宝石を選ぶときにも言えることですが、名前に惑わされすぎず、自分の目で見て納得できるものを選びましょう。
3.アクアマリンの色と種類
アクアマリンの色は青からブルーグリーンまでと幅広く、その色の違いで大きく価値が変化する石です。
よく見かけるアクアマリンは、透明度が高く色は薄い水色の物が多いですよね。流通量の多いアクアマリンと違い、特に美しい色合いの物や珍しいインクルージョンを含む物は、特に高価だったり、人気が高かったりします。ジュエリーとしての人気だけでなく、パワーストーンとしてスピリチュアルな効果を得るための物や、特徴的な個性を持つ物などさまざまです。
流通量が少ないので滅多に目にする機会はないかもしれませんが、それぞれ違った魅力を持ったアクアマリンの色や種類をご紹介します。
3-1.サンタマリア・アクアマリン
ブラジルは最高品質のアクアマリンが採れると評判の産地です。特にその中でもミナス・ジェイラス州のサンタマリア・ジ・イタビラ鉱山のアクアマリンは、鮮やかな濃いブルーが特徴的で、「サンタマリア・アクアマリン」と呼ばれました。
サンタマリア・アクアマリンは、よくあるアクアマリンと比べるとその違いがよくわかります。色が明らかに濃いのです。サファイアほど深い青ではありませんが、アクアマリンと言われてイメージする色よりも濃いので、実際に見たら驚くかもしれません。
サンタマリア・ジ・イタビラ鉱山は現在では閉山しており、新しい石が産出されることはありません。ですが現在は、この鉱山で採れたアクアマリンだけではなく、同じ色の美しいアクアマリンはすべてサンタマリア・アクアマリンと呼ばれています。
3-2.オーロラアクアマリン
透明に近いアクアマリンに、ライモナイトという錆の一種が入り込んだものをオーロラアクアマリンと呼びます。
錆というと、赤錆や青錆のようなくすんだ色をイメージするかもしれませんが、オーロラアクアマリンは黄色、オレンジ、赤などが複雑にまじりあった特有の風合いを見せます。それぞれがとても個性的な魅力を持った石で、ずっと見ていたくなるような、見飽きない魅力を持つ石です。
「ライモナイトインベリル」、「ライモナイトアクアマリン」と呼ばれることもあるこの石を見つけたら、一つひとつ違いをよく見比べてみてください。同じものはひとつとしてない石の中で、特に気に入る物を見つけることが出来たらぜひ購入してくださいね。
3-3.ミルキーアクアマリン
細かなインクルージョンが影響し、水色がかった乳白色に見えるのがミルキーアクアマリンです。通常インクルージョンが入った宝石は価値が下がってしまい敬遠されることも多いですが、ミルキーアクアマリンはそのやわらかい色合いでかえって人気があります。
ミルキーアクアマリンの価格は、通常のアクアマリンよりやや低いこともあります。インクルージョンが多いせいですが、まれにある乳白色でかつ透明度が高いミルキーアクアマリンは、その限りではありません。希少性も高く美しいので、高価で取引されることもあるとても珍しいアクアマリンです。
3-4.モスアクアマリン
モスアクアマリンのモスは、苔という意味です。その名の通り苔のような、灰色がかったブルーのアクアマリンで、落ち着いた色合いをしています。
チタン鉄鉱のインクルージョンを含んだアクアマリンで、流通量はそう多くありません。ジュエリーとしてよりもパワーストーンとして人気のある石で、人間関係を円滑にする効果があると言われています。アクアマリンとしては珍しく暗めの色合いをしているので、少し雰囲気を変えたい時に重宝するでしょう。
3-5.アクアマリンキャッツアイ
キャッツアイは猫の目という意味で、内部のインクルージョンが猫の縦長の瞳孔のようにまっすぐ一本、宝石の中にあるもののことを言います。
キャッツアイがあらわれる宝石で最も有名なのはクリソベリルです。ただ単にキャッツアイという時はクリソベリルキャッツアイのことを指し、他の宝石にキャッツアイがあらわれる時は「宝石名+キャッツアイ」と呼ばれます。アクアマリンキャッツアイもそのような、キャッツアイがあらわれた宝石のひとつというわけです。
アクアマリンキャッツアイは、キャッツアイが最も美しく見えるように、カボションカットと呼ばれるドームのような半球状のカットが施されています。ジュエリーとしての需要もありますが、神秘的な魅力を持つキャッツアイはパワーストーンとしても人気です。
4.アクアマリンの意味・効果
アクアマリンは身に付けるとさまざまな効果を得られる石として、古来から人々に利用されてきました。それは現代でも変わりません。そのような石を、日本ではパワーストーンと呼んでいます。アクアマリンはジュエリーとしてだけでなく、パワーストーンとしても人気の石で、複数の意味や効果を持っています。
アクアマリンがどのような意味・効果を持っているのか知れば、装飾品として身に付ける以上に有意義な使用方法を選ぶことができるでしょう。
4-1.アクアマリンは3月の誕生石
3月の誕生石は複数ありますが、中でも一番有名なのはアクアマリンでしょう。誕生石はもとはキリスト教の聖書に登場する特別な宝石に由来していると言われています。その国ごとに誕生石は少しずつ違いますが、アクアマリンはアメリカやイギリスでも3月の誕生石として親しまれています。
誕生石は、その月に生まれた人が身に付けるとお守りになり、持ち主に幸せをもたらすと言われています。自分用に購入する人も、大切な人へのプレゼントとして購入する人も多い人気の宝石です。3月近くなるとショップで見かけることも増えるかもしれません。
持っているだけで効果が出るなら、身に付けない手はありませんね。
4-2.アクアマリンの石言葉
宝石にはそれぞれ石言葉という、その石を象徴する言葉があります。
アクアマリンの石言葉は「幸福」「富」そして「聡明」などです。
花を贈る時に、相手のことや伝えたい気持ちを花言葉に託すのと同様、石言葉に自分の気持ちを込めてプレゼントするのも素敵ですよね。
特にアクアマリンの石言葉は相手の幸福を祈る純粋な気持ちにぴったりです。
4-3.アクアマリンの効果
アクアマリンには、さまざまな効果があります。
その中でも、特に代表的な3つの効果について詳しく見ていきましょう。
これらの効果を求める時にアクアマリンを身に付ければ、良い影響を受けることができるかもしれません。
4-3-1.コミュニケーション能力の上昇
アクアマリンは持ち主のコミュニケーション能力を上昇させ、人間関係を円滑にするパワーを持っています。
アクアマリンのこのパワーは相手を選びません。家族や友人、恋人などのプライベートな相手も、職場の仲間や取引先の人など、あらゆる関係の相手とのコミュニケーションを円滑にしてくれます。
海のように透き通ったアクアマリンは、持ち主の心を穏やかにするパワーがあります。優しい気持ちで人に接することができるようになるので、誰とでも良い関係を築くことができるようになるでしょう。
特に仲違いしてしまった相手とやりなおしたいと思っている時に、アクアマリンはパワーを発揮します。良い言い方ができなくて相手を傷つけてしまった時、余計なことを言って怒らせてしまった時などにおすすめです。
4-3-2.幸福な恋愛・結婚
アクアマリンはすべての人間関係を良好にする石ですが、その中でも特に持ち主の幸福な結婚生活に大きく影響を及ぼすと言われています。
夫婦や家族間のコミュニケーションを円滑にし、家庭環境を整えるパワーを持つ石です。家族との関係を良好に保ち、持ち主の生活をサポートしてくれるので、結婚する人へのプレゼントとしても人気があります。
持ち主に人と向き合うパワーを与える石でもありますので、夫婦や恋人間で少しぎくしゃくしている時などに身に付けるのもおすすめです。恋愛で傷ついた人や、臆病になっていて一歩踏み出せない人も、アクアマリンの効果を受けてより良い方向に向かうことができるでしょう。
アクアマリンは、花嫁がよく身に付ける宝石でもあります。
西洋には何か青い物を花嫁が身に付けると幸せになる言い伝えがあり、薄青色のアクアマリンはまさしく花嫁にぴったりな石なのです。幸福な結婚を持ち主に与えるパワーと「幸福」の石言葉を持つアクアマリンは、ウェディングにぴったりの宝石と言えるでしょう。
4-3-3.魔除けのお守り
アクアマリンは、悪い物から身を守る魔除け・厄除けの効果があるとして、古来から身に付ける人が多かった石です。
海を象徴するアクアマリンは、水難から身を守る石と言われていて、特に船乗りや船旅に出る人に多く利用されてきました。現代では船旅をする機会は少ないかもしれませんが、水に関わることは何かしらありますよね。旅先で水の事故を避け無事に過ごすために、アクアマリンを身に付けるのも良いでしょう。
水難に限らず、悪いものを避ける効果があるので、心配事がある時や絶対に失敗できない時にアクアマリンを身に付けていくのもおすすめです。あらゆる困難から持ち主を守り、本来の実力を発揮する手助けになってくれるでしょう。
4-4.アクアマリンのおすすめの身に付け方
どのように身に付けてもアクアマリンのパワーを受け取ることはできますが、パワーストーンとしての特徴を理解すれば、さらにその効果を得ることができます。
アクアマリンがよりパワーを発揮するためのおすすめの身に付け方をご紹介しますので、参考にしてください。
4-4-1.アクアマリンのネックレス
アクアマリンの身に付け方で、一番おすすめなのはネックレスです。
パワーストーンにはそれぞれ相性の良い体の部位があり、アクアマリンの場合、相性が良いのは喉です。喉の近くにアクアマリンがあると、そこからアクアマリンの効果を多く取り込むことができると言われています。
ネックレスにもいろんな種類がありますが、その中でもチェーンが短めで、胸よりも上、首の付け根のあたりにアクアマリンがくるものを選ぶようにしましょう。アクアマリンの効果を最も取り入れることができます。
4-4-2.アクアマリンの指輪
幸福を象徴するアクアマリンは、指輪として身に付けるのもおすすめです。
指輪は付ける指によって意味が違いますので、目的に合わせて付ける指を変えたほうがより良いよい効果が得られます。
特におすすめの指は
左手の中指:協調性を高め、人間関係を円滑にする
左手の薬指:愛情をより深める
左手の小指:恋愛運の上昇
の3ヶ所です。
アクアマリンは、あらゆる人とのコミュニケーションを円滑にしてくれる石です。
コミュニケーションを取りたい相手によって付ける指を変えると、さらに的確なパワーを得ることができます。
4-4-3.アクアマリンのブレスレット
パワーストーンのブレスレットは、その効果を全身に行きわたらせる効果があるとされています。特にブレスレットはストーンショップなどでもよく見かけますし、手に入れやすいこともおすすめの理由です。
ブレスレットは、左右で身に付ける効果が異なります。
右の手首:自分の中の悪い物を吐き出す、ヒーリング
左の手首:周囲の良いエネルギーを吸収し、願いを叶える
アクアマリンのブレスレットを付けるなら、おすすめは断然左の手首です。アクアマリンには、コミュニケーション能力の上昇など外向きの効果があります。左の手首にブレスレットを付けることで相乗効果を得ることができるでしょう。
5.アクアマリンと相性の良い石
アクアマリンは持ち主に幸福をもたらすパワーストーンです。身に付けたり身近に置くことで、持ち主は優しい気持ちになり、周囲との関係も良好になるパワーを持っています。
人間関係に悩んでいるのなら、アクアマリンを身に付ければ間違いはありません。嫌な気持ちを取り除き、仕事も恋愛もスムーズにいくようになるでしょう。アクアマリンのパワーはそれだけでも感じることができますが、もっと効果的にその恩恵を受けようと思うなら、いろんな工夫をする必要があります。
身に付ける方法を変えたり、いろんな種類のパワーストーンを組み合わせることです。何も難しいことではありません。アクアマリンと相性の良い種類の石を知っておくだけで、現状に一番ぴったりの組み合わせでパワーストーンを身に付けることができるようになるでしょう。
5-1.アクアマリンとラピスラズリ
世界最古のパワーストーンと呼ばれているラピスラズリは、とても強いパワーを持つパワーストーンです。
ラピスラズリは古来から「幸運の石」と呼ばれていて、12月の誕生石としても有名で人気があります。石言葉は「幸運」「健康」などで、多くの人がその効果を求めて身に付けたり、お守りとして持ち歩いたりしていました。
ラピスラズリの最も有名なパワーは、持ち主に幸福を与えることです。しかも一時の幸せでなく、持ち主に真の幸せをもたらす大きなパワーを持っています。ただしラピスラズリはただ単に持ち主に幸運を与えるような、ラッキーな石というわけではありません。降って湧いたような幸せでなく、持ち主が幸せをつかむために試練を与える石なのです。
その試練を乗り越えて初めて、持ち主は大きな幸せを手に入れることができます。でも努力して手に入れた幸せだからこそ、価値があることをラピスラズリは示しているのかもしれませんね。
ラピスラズリは試練を乗り越えることによって、持ち主を成長させる石とも言われています。試練を乗り越える過程で、つらいこともあるでしょう。ですが持ち主がその試練に真摯に向き合い努力をすれば、きちんと応えてくれるのがラピスラズリなのです。
ラピスラズリは大きなパワーを持っている石なので、前進する準備ができている時でないと身に付けるのは逆効果です。自分が疲れていて癒されたい時には向いてない石なので、自分の状況をきちんと把握しておく必要があります。
現在の自分を見つめ、ラピスラズリの試練を乗り越えられそうと思った時点ではじめて、アクアマリンと組み合わせてみましょう。アクアマリンの効果で、精神を落ち着けることができれば、ラピスラズリの効果をより感じられるはずです。
ラピスラズリの与えた試練がつらくてくじけてしまいそうなときも、アクアマリンが優しく包んでくれるでしょう。
5-2.アクアマリンとモルガナイト
モルガナイトは優しいパステルピンクの石で、新しく制定された4月の誕生石です。石言葉は「愛情」「優美」などで、かわいらしい雰囲気を持っています。モルガナイトは持ち主の魅力アップや恋愛に大きなパワーを発揮する石で、女性にぴったりのパワーストーンと言われています。
モルガナイトは持ち主に優しさや寛容さを授ける石です。相手に優しくなることでコミュニケーションを円滑にしたり、穏やかな生活を送れるようになるパワーを持っています。また周囲から向けられる感情を敏感に察知できるようになるので、ささいなことで幸せを感じられるようにもなります。優しく、幸せそうにすることでさらなる愛情が集まってくる良い循環を作ることができるので、持ち主の周囲は穏やかで愛情に満ちた環境になるでしょう。
パワーストーンとしては、モルガナイトとアクアマリンは同じベリルで、とても馴染みやすい組み合わせです。アクアマリンとモルガナイトはそれぞれ持っているパワーが似ていて、陰陽では対になる関係と言われています。バランスを取りやすく、一緒に持っていると穏やかな生活を送ることができるでしょう。
5-3.アクアマリンとアメジスト
2月の誕生石として人気のアメジストは、パワーストーンとしてもよく用いられる石です。石言葉は「高貴」「敬虔」などで、昔は身分の高い人物や宗教家などが身に付けていたり、宗教的装飾にも用いられていました。高貴な人物が身に付けていたイメージから、どことなく神秘的な雰囲気のある石です。
色合いは濃い紫色の物が一般的ですが、それ以外にもラベンダーアメジストと呼ばれるパステルカラーの紫や緑、白、黒、あるいは2色に分かれたものまでさまざまな種類があります。
アメジストは癒しと恋愛のパワーを持った石です。アメジストは特に、一時的なものではなく、真実の愛を見つけ出すパワーがあるとされています。恋愛で迷っている人や、なかなか良い出会いがない人に人気の石です。
出会った相手が自分にとって本当に良い相手か、冷静に見抜くパワーを与える石とも言われていますので、ぜひ活用してください。アメジストとアクアマリンの組み合わせは、真実の愛を探し、長続きさせるのに適しています。幸せな結婚生活をもたらすアクアマリンがあれば、真実の愛の相手とも自然とうまくいくでしょう。
恋愛・結婚以外にもこの組み合わせは力を発揮します。アメジストの悪い物を寄せ付けない効果で周囲を浄化し、アクアマリンの持つコミュニケーション能力で積極的に周囲との調和をはかることで、仕事でも家庭でも、良い環境を整えることができます。
6.(まとめ)アクアマリンの意味を知って、効果を得よう!
今回はアクアマリンのさまざまな色や種類、またその効果について見ていきました。
アクアマリンはとても個性的な宝石です。よく見かける透き通った水色のアクアマリン以外にも、それぞれが違う特徴を持っています。
幸いなことに、アクアマリンは手が届かないほど高価な宝石ではありません。流通量も多いので、いろんなアクアマリンを見て比べることができるでしょう。一つひとつをよく見て、自分が最も良いと思えるアクアマリンを探してみてください。
あなたが「これだ!」と思えるアクアマリンが、きっと良い効果を与えてくれるでしょう。