2024年1月09日
ヴィトンのアルマはダサい?定番アイテムとして長く愛される秘密とは。
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ルイ・ヴィトンの定番アイテムとして知られている、アルマ。アルマの歴史は古く、元はランドリーバッグとして誕生し、時代の変化に合わせながら形を変えていき、1992年に正式に発表されました。誕生から現在まで、さまざまなサイズやラインを展開しており、人気は衰えることを知りません。
しかし、一部の人からアルマはダサいという声があるようです。なぜ、アルマはダサいと言われるのでしょうか。ダサいと言われる理由を探ると共に、アルマの歴史や魅力について解説していきます。
また、アルマにはどのようなサイズがあり、人気ラインの特徴は何なのか、どのようなファッションに合わせればよいのでしょうか。アルマの使い勝手や芸能人愛用のアイテムを紹介していますので、参考にしてあなたに合ったアルマを探してみてください。
目次
1.アルマがダサいと言われる理由は?
ルイ・ヴィトンの定番アイテムとして親しまれているアルマをダサいと思っている人は、多少なりともいるようです。大人気商品であるアルマを、なぜダサいと思うのでしょうか。4つの理由にわけて、具体的に解説していきます。
1-1.古いイメージがある
アルマが誕生するまでに長い歴史がありますが、「アルマ」という名前でアイテムが発表されたのは、1992年のことです。アルマは発表当初から多くの人々に愛され、大流行しました。そのため現在は、アルマが発表されてから30年以上経過するため、当時流行していたことを知る人は昔を思い出して、古いイメージを持つのかもしれません。
しかし、アルマの発売当初はモノグラムラインが主流でしたが、現在ではさまざまなラインが登場しています。たとえば、麦の穂が揺れる様子をイメージしたエピラインは、ルイ・ヴィトンを前面に出したデザインではないため、一瞬見てルイ・ヴィトンのアルマだと認識する人はそれほど多くないかもしれません。また、2023年9月には、メゾンの伝統的なトランクから着想を得た、交差する格子柄の「マルタージュ」を用いた新作が発表されました。
アルマの発表当初である30年以上前のイメージを強く持っている人にとって、アルマは古いイメージがあるかもしれませんが、大人気商品のため、日々デザインや仕様が変わっています。需要があるから変化を続けているのであり、アルマはダサいとは言えないでしょう。むしろ、時代を越えて愛されるアルマを身に着けることは、ルイ・ヴィトンの伝統に誇りを持っているとも言えるのです。
1-2.人と被りやすい
アルマは伝統があり、大人気の定番アイテムのため、人と被りやすいという特徴があるでしょう。そのため、人と同じものを持っている人を見て、ダサいと感じる人もいるようです。
特に、モノグラムラインは定番中の定番のため、人と被ることが多いかもしれません。差別化をはかりたいと思っている人は、自分好みのチャームをつけたり、ハンドルにスカーフを巻いたりすることで、アレンジすると良いでしょう。チャームやスカーフを気分や日によって変えることで、変化を楽しめます。
そのため、アルマが人と被りやすいからダサいかもしれない、と心配に思っている人は、自分なりのアレンジを楽しむとよいでしょう。また、モノグラムにこだわりがない人は、ダミエやヴェルニ・アンプラントなどのさまざまなラインを選択すると、人と被りにくくなります。
1-3.大きいサイズはダサい?
近年ではミニバッグが主流となっており、アルマと言えば、アルマBBやナノ・アルマのような小ぶりなサイズが好まれるようになっています。そのため、アルマPMやGMのような大きなサイズを持っている人を見ると、ダサいと感じる人もいるようです。
そもそも、ルイ・ヴィトンのコンセプトは旅であり、アルマは旅行に持ち歩ける大容量のかばんとして発表されました。生地が丈夫なうえに収納力が優れているため、人気を得たアイテムなのです。そのため、現代でも旅行にはアルマを持ち歩く人も多くいます。
アルマは、大きいサイズは旅のお供に利用し小さいサイズは普段使いに利用するなど、使用するシーンが多様化してきたため、さまざまなサイズを目にするのでしょう。アルマは、大きいサイズが一概にダサいというわけではなく、すべてのシーンで活躍できる万能なアイテムと言えるのです。
1-4.ファッションに見合っていない
ルイ・ヴィトンのアルマを持っている人を見て、ファッションに見合っていないと感じる人も多かれ少なかれいるようです。たとえば、高級感がありスタイリッシュな服装をしている人が、身に着けているモノグラムのアルマのヌメ革部分がボロボロになっているのを見て、残念に思うポターンがあるようです。一方で、自宅にいるときのような服装でアルマを身に着けていると、高級品であるアルマだけが浮いて見えてしまったというパターンも耳にします。
アルマの特徴として、どのようなファッションにも合わせやすいことがありますが、ファッションとあまりにも差がありすぎると、ダサいと感じる人もいるかもしれません。過度に気にしすぎる必要はありませんが、シンプルなファッションで使用を考えている人は、モノグラムやダミエなどの定番ラインがおすすめです。また、フォーマルシーンで使用を考えている人は、エピやアンプラントラインのシックなカラーを選ぶとよいでしょう。
アルマは、身に着けるシーンを選ばないことが魅力のひとつです。若い世代がデニムを履いたラフなファッションでアルマBBを斜めがけしていたり、年配の女性が年季の入った大きめのアルマを持っていたりと、使われるシチュエーションはさまざまです。ダサいと思われている人は一部なので、気負うことなく自分のファッションを楽しみましょう。
2.アルマの誕生から現在までの歴史とは?
アルマの前身は、船旅で使われていたランドリーバッグと言われており、内部は洗濯物と着替えを入れられるように仕切りがありました。底部が広がった台形のデザインをしており、現代のアルマに引き継がれています。ここからは、アルマの誕生からどのように変化して現在のフォルムになったのか、旧型と新型の違いはどこにあるかを解説していきます。
2-1.アルマの誕生はいつ?
アルマの歴史は古く、「アルマ」という名前で商品が発表されるまでは長い年月を有しています。まずは、アルマの原型と言われるバッグを紹介します。アルマの原型となったバッグは、120年以上前の1900年頃のフランスで、船や列車移動が主流だった時代に使用されていました。
船や列車で移動する際、人々はトランクを利用しており、トランクの中を仕切るためにバッグを使用していました。トランクは船旅にも利用され、トランクを仕切るバッグも必然的に持ち込まれていたのです。当時の船旅では、洗濯物をドアノブにかけて洗濯してもらうシステムを採用しており、ドアノブにかけてられていたバッグがアルマの前身となる「スティーマバッグ」です。
スティーマバッグは、トランクの中を仕切っていたバッグを2つ組み合わせ、洗濯物と着替えを分けて収納できるようになっていたため、船旅する人々にとって利便性のよいものでした。スティーマバッグは後に、アルマとは別の進化を遂げますが、底部が広がった台形のデザインはアルマの形のヒントとなっています。
2-2.アルマはどのように進化した?
スティーマバッグの底部が広がった台形のデザインを引き継いだ、「スクワイア」が1934年、3代目のガストン・ルイ・ヴィトンによって発表されます。スティーマバッグよりコンパクトサイズとなり、下から上に面積が小さくなるフォルムは現在のアルマと同じです。また、荷物を取り出しやすいようにバッグの両脇の下部までジッパーを配置し、頑丈なハンドルを備えています。
現行品と違う点は、旅行するために作られたバッグであることや、バッグの上部左右が丸みを帯びていないことなどが挙げられます。しかし、見た目は現行品と大きな違いはなく、アルマの誕生は1934年であると言えるでしょう。その後、デザインや実用性を重視して改良された「シャンゼリゼ」が1955年に発表されました。
時を経て、1992年ついにモノグラムラインの「アルマ」が誕生しました。アルマという名前は、パリのセーヌ川にかかっている橋のアルマ橋からとっており、丸みを帯びたフォルムの由来となっています。また、アルマはラテン語で「恵み」を意味しており、カジュアルからフォーマルまでいつでも自由に使えるアイテムで、女性たちのあれもこれも叶えたいという願いにこたえてくれるという理由もあります。
また、世界的に有名なファッションデザイナーのココ・シャネルによって、ハンズフリーで使用できる実用的なバッグとしてオーダーしたのが、アルマです。女性の動きやすさを追求したデザインを発案したココ・シャネルが認めたバッグが、アルマなのです。
「アルマ」を発表したルイ・ヴィトンは、さらに進化を遂げ、現代まで目まぐるしく変化しています。1996年にはモノグラム100周年を記念して、アズディン・アライアがアルマをヒョウ柄素材で飾り付け、2003年にはマーク・ジェイコブスがアルマをマルチカラーにして話題を集めました。続いて、2004年には男性も使いやすい「アルマボワヤージュ」を発表し、2005年にはメタリックな輝きが特徴のミロワールライン、2008年には鮮やかなカラーバリエーションを備えたヴェルニラインが誕生し、アルマを盛り上げました。
そして、現在定番アイテムとなっている「アルマBB」が2010年に発表されています。ココ・シャネルがオーダーしたことやさまざまなデザイナーによって進化を続けたアルマは、現在も人気のアイテムである理由がわかるでしょう。
2-3.アルマの旧型と新型の違いは?
アルマには変化を続けた歴史があり、細かいマイナーチェンジを行いながら新商品が発表されています。アルマの旧型と新型が大きく変わったと言われているのは、アルマBBが発売開始された2010年でしょう。2010年頃を境に、アルマの旧型と新型の違いを解説していきます。
アルマの旧型と新型の違いで一番わかりやすい点は、底部に4つのビスがついたことです。ビスがついたことで、バッグの底部が直接地面と接することがなくなり、傷みにくくなりました。また、付属品にキーカバーが追加されており、チャームとしてもアクセントになるため魅力のひとつになっています。
ハンドル下の縫製方法にも違いがあります。旧型は金具の下に縫い目がありましたが、新型は金具の上に縫い目があるようになりました。これによって、ハンドル部分の強度が増しています。
内装は、ポケットがフラットタイプとなっています。ポケットは折りたたみ式の携帯電話を入れるためにふっくらとしたポケットだったことも旧型にはありましたが、スマートフォンの普及に伴い、ポケットもフラットに変化しています。2010年頃に発表された旧型と新型を比較しただけでも多くの違いがあり、アルマは時代に合わせてマイナーチェンジを繰り返しているのです。
3.アルマの人気ラインとは?
大人気のアルマは、豊富なラインが展開されています。アルマが誕生した際はモノグラムラインでしたが、時代と共にラインの種類が増えていき、2023年9月には新ラインのマルタージュが発表されました。人気のラインと共に、使用する際のおすすめのシチュエーションなどを紹介します。
3-1.モノグラム
モノグラムは、ルイ・ヴィトンを代表するデザインとして知られており、一目見ただけでルイ・ヴィトン商品であることがわかるため、人気は衰えることを知りません。モノグラムのデザインはLVの文字や星・花柄が使われていますが、模様を丸で囲んだデザインは、日本の家紋に着想を得ています。そのため、日本人が親しみやすいデザインなのかもしれません。
アルマのモノグラムラインは、下部のラインと底部にヌメ革が使われており、丈夫で長持ちするという特徴があります。そのため、普段使いにぴったりのラインと言えるでしょう。一方で、ヌメ革の特徴として雨や湿気に弱いことも挙げられるため、濡れないように注意し、もし濡れてしまったらお手入れすることも大切です。
3-2.ダミエ
ダミエもルイ・ヴィトンを象徴するデザインとして知られていますが、歴史はモノグラムより古く、日本の市松模様からヒントを得て完成したラインです。ベーシックなブラウンのダミエはもちろんのこと、ホワイトとブルーグレーを用いたアズール、黒とグレーの落ち着いたグラフィットなどがあります。全体的に落ち着いた印象を与えるため、アルマのダミエラインは、モノトーンコーデやスーツスタイルにも合わせやすいでしょう。
3-3.エピ
エピは、麦の穂が揺れる様子をモチーフに作られたラインで、光の当たり方によって変化する表情を楽しめます。モノグラムやダミエのように、一目見てルイ・ヴィトンだと分かるデザイン以外を探している人におすすめです。カラーバリエーションも豊富なため、人と被る心配をしなくてよいのもメリットでしょう。
エピラインのアルマは、普段使いから旅行・ビジネスシーンなど、さまざまなシチュエーションに合うため使う場所を選びません。普段使いでシックなファッションと合わせるのも良いですし、ビジネスシーンで持ち歩いても違和感のないラインとなっています。
3-4.アンプラント
アンプラントは、上質なカーフレザーにモノグラムが刻印されているラインです。カーフレザーはやわらかい質感が特徴で、底部が台形でしっかりとした造りのアルマのフォルムに、やわらかな肌ざわりを楽しめるのが大きな魅力でしょう。モノグラム柄を主張しすぎず、ルイ・ヴィトンのブランド感を楽しめます。
アンプラントは、シーンやファッションに左右されにくいラインのため使い勝手がよく、人気の高いアイテムです。また、年代を選ばないため、リセールバリュー率も高めとなっています。
3-5.ヴェルニ
ヴェルニは、エナメル加工したカーフスキンにモノグラムを型押ししたラインで、1998年にマーク・ジェイコブスによって発表されました。発売当初からフューシャピンクやペパーミント・ローズリッチのような鮮やかなカラーが特徴で、爆発的な人気を誇りました。アルマのヴェルニラインは、現在では中古品の流通が盛んとなっています。ヴェルニはエナメル加工してあるため、耐久性に優れているのも魅力的でしょう。
3-6.マルタージュ
マルタージュは、伝統的なトランクから着想を得たデザインで、ひし形が交差するような独特な模様のラインとなっています。2023年9月、アルマの新作として仲間入りしました。生地はラムレザーを採用しており、つやがあり滑らかな手触りが特徴です。
アルマBBとPMのアルマに付属されているストラップは、取り外しと調節が可能なため、使い勝手がよいでしょう。最新デザインのマルタージュのアルマは、人気急上昇中のアイテムです。
4.アルマの定番サイズは?
アルマは、斜めがけで使用できるコンパクトなサイズから、旅行かばんとして使える大容量のサイズまで、多くの種類があります。また、サイズによってはショルダーストラップが付属されており、斜めがけして使うことも可能です。どのくらいの容量があるのか、どのようなサイズが展開されているのかを解説します。
4-1.アルマBB
アルマBBは、サイズが幅23.5×高さ17.5×11.5cmと小ぶりなバッグとなっています。近年ではミニバッグが主流なことから、人気のサイズとなっており、定番のモノグラムやダミエのほか、エピやアンプラント・マルタージュラインが展開されています。付属品に取り外し可能なストラップがあるため、ハンドバッグはもちろんのこと、斜めがけバッグとしても使えるのも魅力的でしょう。
アルマBBはコンパクトなことが特徴ですが、容量としては、スマートフォンや財布・ハンカチ・コンパクトミラーなどが入ります。最近ではキャッシュレス化が進み、財布を必要としない人や身軽に活動したい人に向いているサイズと言えるでしょう。斜めがけして使用しても、腰回りで邪魔にならないサイズであることも人気の理由となっています。
4-2.ナノ・アルマ
ナノ・アルマのサイズは幅18×高さ12×マチ8cmとなっており、アルマBBよりもさらにコンパクトなバッグとなっています。コンパクトサイズのナノ・アルマの容量は、スマートフォンやキーケースが入る大きさのため、収納力重視ではなく、おしゃれを追及したルイ・ヴィトン好きのためのアイテムとも言えるでしょう。
また、ナノ・アルマのマルタージュラインが「2024クルーズ・コレクション」に向けてアップデートされたことで、さらに人気が高まっています。レザーストラップが付属されており、取り外しと長さの調節ができるため、自分の身長に合わせた斜めがけも楽しめます。
4-3.アルマPM
アルマPMのサイズは幅32×高さ25×マチ16cmとなっており、アルマBBより一回り大きいアイテムです。現行品のアルマPMには付属品のストラップが付いていませんが、ネオアルマPMにはストラップがついているのが特徴のひとつです。ネオアルマPMのサイズは、ネオアルマPMと若干異なり、幅35×高さ23×マチ15cmとなっています。
アルマPMも人気が高く定番アイテムとなっているため、モノグラムやダミエはもちろん、アンプラントやエピラインが展開されています。アルマBBより一回り大きいサイズのため、アルマBBで収納可能なアイテムプラス、長財布や小さいペットボトルなどが入り、出かける際に必要とするものは一通り収納できます。そのため、アルマPMは長時間のお出かけの際などに重宝するでしょう。
4-4.アルマGM
アルマGMは、アルマシリーズの中で最も大きいバッグとなっており、サイズは幅39×高さ30×マチ19cmです。ストラップはなく、ハンドルを持って移動するのが特徴です。多くの容量を有しているため、1泊2日の旅やノートパソコンが必要なビジネスシーンに最適でしょう。
ルイ・ヴィトンのコンセプトである「旅」を象徴する大きいサイズのアルマGMは、古くから親しまれています。丈夫なため、旅先で利用できることもメリットと言えます。また、付属品のパドロックで施錠することで、大切な荷物を守れるため安心です。
5.アルマは芸能人にも人気!似合うファッションとは?
ココ・シャネルがオーダーしたことで人気に火をつけたアルマですが、昔と変わらず現代においても、一般人はもちろんのこと、芸能人にも多くの愛用者がいます。また、アルマはさまざまなサイズやカラー・デザインがあるなかで、似合うファッションはあるのでしょうか。具体的なファッションスタイルも紹介しています。
5-1.アルマを愛用している芸能人は?
2022年7月号のファッション雑誌「sweet」に、アルマを愛用している芸能人が紹介されていました。モデルで女優の野崎萌香さんは、アルマBBのエピラインのクオーツを愛用されています。ストラップは、「LOUIS VUITTON」の文字が書かれたジャカード生地となっており、取り外しも可能です。アルマBBのエピラインはカラーも豊富で、クオーツのほかに、ノワールやフランボワーズなどが登場しています。
また、モデルでタレントの谷まりあさんは、アルマソフトBBを愛用されています。アルマソフトBBとは、キルティング加工したカーフレザーに、モノグラムパターンを刺繍したデザインのバッグです。バッグのカラーに合わせたジャカード生地のストラップは太く作られているため、肩の負担を軽減してくれます。アルマソフトBBのカラーは、シックなノワールからバナナというネームの優しいイエロー・ブルーグラシエールまで、多彩なカラーを展開しており魅力的です。
アルマを愛用されている芸能人を一部紹介しましたが、アルマ以外のルイ・ヴィトン商品を愛用している芸能人は多く、ファッション誌やゴシップ記事で見かけることも多いでしょう。ルイ・ヴィトンのファッションショーに招かれることもある芸能人はおしゃれに敏感で、流行の先端を走っているため、ルイ・ヴィトン商品がいかに評価されているかがわかります。
5-2.アルマに合うファッションとは?
アルマは、独特な形がかわいく、上品さを備えながらも普段使いできることが特徴の人気アイテムであり、ファッションスタイルに左右されないのが最大の魅力です。アルマが似合う無難なファッションの具体例としては、シンプルな服装やジャケットスタイル・フォーマルが挙げられますが、デザインやカラーによって左右されるでしょう。そのため、アルマにどのファッションが似合うかは一概には言えません。
アルマの最大の魅力は、使うシーンや人を選ばないことにあります。そのため、その時に身に着けたいファッションや自分の好きなファッションに合わせて、おしゃれを楽しむことが大切なのです。自分らしさを大切にしたおしゃれで、アルマを身に着けて出かけましょう。
6.アルマBBの使い勝手とは?
最近のミニバッグの流行により、定番アイテムとなっているアルマBBの使い勝手はどうなのでしょうか。アルマBBを使用していく中で感じた、使いやすい点と使いにくい点を解説していきます。アルマBBの購入を考えている方の参考になれば幸いです。
6-1.アルマBBの使いやすい点
アルマの特徴はしっかりとしたフォルムであり、型崩れしにくいため、使いやすいことが最大のポイントでしょう。底部にはビスが付いているため自立することも、型崩れしにくい理由です。長く愛用していると型崩れが気になるアイテムもありますが、その点でアルマBBは心配がいりません。
また、ファスナーがバッグの下部まで開くため、荷物を判別しやすく使い勝手がよいでしょう。ファスナーをバッグの下部まで開いても、荷物が落ちないようにバッグの内部に生地が縫われているため安心です。さらに、ストラップを使用すると両手が空くため、行動がスムーズにできることも使いやすいポイントとなっています。
6-2.アルマBBの使いにくい点
アルマBBはコンパクトサイズなバッグのため、荷物が多めの方や物をたくさん持ち歩きたい人には向きません。たとえば500mlのペットボトルや長財布の収納は可能ですが、独特なフォルムのため上部にいくほど容量が少なくなっており、他の物を入れようとするとファスナーが閉まらなかったり型崩れする原因となったりします。
アルマBBの新作に付属されているショルダーストラップは長さの調節が可能ですが、少し前の旧型は、ショルダーストラップの長さを調節できない物もあります。そのため、ショルダーストラップを自分の身長に合わせたいときに、不便だと感じるかもしれません。また、アルマBBの新品はファスナーがきつくて開けにくいため使いにくい点として挙げられるかもしれませんが、使用していくうちにファスナーが緩くなってくるため心配する必要はないでしょう。
7.アルマとスピーディはどっちがいい?
アルマの原型モデルが発表されたのは1934年と言われており、長い歴史のなかで名前やフォルムを変えたり、カラーバリエーションを増やしたりして、不動の人気アイテムへと成長してきました。一方で、スピーディにも長い歴史があり、アルマとスピーディのどちらを購入するべきか悩む人も少なくないでしょう。サイズや収納力・おすすめのシーンなどの観点から、アルマとスピーディの違いを解説していきます。
スピーディの原型は、1930年に発表された「エクスプレス」と言われており、時代のニーズと共にサイズ展開やデザインが見直されながら、旅行かばんとして多くの人々に愛用されてきました。1960年代には、世界的俳優として知られるオードリー・ヘップバーンが現在のスピーディ25ほどの小ぶりなバッグを発注したことで、さらに注目が集まりました。その後、さまざまなデザイナーによって魅力的なスピーディが発表され、人気は不動のものとなっています。
まずは、アルマとスピーディのサイズ感の違いを解説します。ここでは、定番アイテムである、アルマBBとスピーディ20を比較します。アルマBBのサイズは幅23.5×高さ17.5×11.5cm、スピーディ20のサイズは幅20.5×高さ13.5×12cmとなっています。
サイズに大きな違いはありませんが、アルマBBは底部にビスが取り付けられて自立しており、下部から上部にいくにつれて細くなるフォルムのため、スピーディ20より大きいサイズのイメージを与えます。一方で、スピーディ20は底部のビスはなく丸みを帯びているのが特徴です。アルマは型崩れしにくく、スピーディは柔軟性があることが大きな違いでしょう。
容量で比較すると、スピーディ20は200mlのペットボトルやスマートフォン・モバイルバッテリー・キーケース・カードケース・化粧ポーチ・ハンドタオル・携帯歯ブラシなど、見た目からは想像できないほどの収納力があります。スピーディ20に収まった上記の物をアルマBBに入れることはできましたが、バッグがパンパンになりファスナーは締められません。アルマの特徴として、上部に向かってシルエットが細くなっているため、その分バッグに入る容量は少なくなります。
また、アルマとスピーディは、ストラップを付ける金具の位置も異なります。アルマBBはバッグの上部に取付金具が設置されており、対角にストラップを取り付けます。一方で、スピーディ20はバッグの側面上部に取付金具が設置されており、斜めがけした状態でもファスナーの開け閉めがスムーズにできるというのが特徴でしょう。
おすすめのシーンとしては、アルマやスピーディのデザインに左右されるところもありますが、アルマBBは比較的フォーマルなシーンで独特のフォルムを楽しめます。一方で、スピーディ20は日常で使用するものを一通り持ち歩ける収納力を活かして、普段使いから遠出まで幅広いシーンで使えるアイテムと言えるでしょう。
8.アルマはダサくない!ロングセラーの定番アイテム
アルマがダサいと言われる理由のひとつに、1992年に発表されて大流行したことから、古いイメージを持っている人が多少なりともいることがわかりました。しかし、アルマが誕生してから30年以上の月日が経過していますが、時代の流行に合わせてラインを増やしたり多彩なデザインを発表したりと、日々進化を続けて定番アイテムとなっています。
アルマは、独特でかわいらしいフォルムをしており、ラインやデザインが豊富で利用するシーンを選ばないなど、人気の理由は一言では表せません。また、どのようなファッションにも合わせやすいことも大きな魅力でしょう。スカーフをハンドル部分に巻いたり、ストラップを変更したりと、人と差別化して楽しむこともできます。
2023年9月には新ラインのマルタージュが発表され、アルマの人気は益々高まることでしょう。また、ロングセラーの定番アイテムは、リセールバリューが高いことも人気の理由です。魅力たっぷりのアルマを手に取ってみてはいかがでしょうか。