2024年8月13日
エルメスのツールボックスとは?上品かつ実用的な魅力を徹底解説!
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エルメスは世界三大ラグジュアリーブランドのひとつとして知られており、その卓越した品質と熟練の職人技術により、長年にわたり多くの人々を魅了し続けています。特にバッグは人気で、供給に対して需要が追いついていないアイテムも存在します。今回は、そんな人気の高いバッグの中で「ツールボックス」をご紹介します。
ツールボックスは、2010年に発表されたレザーバッグです。ボックス型でコロンとした上品なフォルムでありながら、見た目以上の収納力を備えており実用性が高いのが魅力です。また、付属品のストラップを活用すれば、ハンドバッグとショルダーバッグの2wayで使用することが可能なため、機能性にも優れています。
本記事では、ツールボックスの特徴や魅力はもちろん、サイズ展開、素材やカラー、定価や中古価格、買取相場にいたるまで幅広く解説しています。ご一読いただくことで、エルメスのツールボックスの魅力や価値を知っていただければ幸いです。
目次
1 ツールボックスとは
エルメスのツールボックスは、その名が示す通り工具箱をモチーフにした、ユニークなボックス型のフォルムが特徴的なレザーバッグです。カジュアルな要素を持ちながらも、エルメスならではのエレガントさを感じられるのが魅力です。また、ターンロック式のためワンタッチで開閉できたり、フォルムを変えて使うシーンに合わせたりと多様性に富んでいます。
2010年に発表されると同時に大きな人気を集めたツールボックスですが、現在では製造が終了し廃盤となっています。そのため、中古市場での出品数も限られており、希少価値の高いレアアイテムとして知られています。
2 ツールボックスは使い勝手抜群!特徴と魅力5選
エルメスのツールボックスは、機能性と美しさを兼ね備えた使い勝手抜群のレザーバッグです。すでに廃盤となっていますが、その魅力は廃れることなく、中古市場において高い需要が続いています。ここからは、時を経ても色あせないツールボックスの魅力を5つの特徴に分けてご紹介します。
2-1 バッグのフォルムを変更できる
ツールボックスの魅力のひとつに、バッグのフォルムを簡単に変更できる点があります。ツールボックスはバッグ上部側面のレザー部分が調節可能となっており、使うシーンや荷物の量、その時の気分などによって変更できます。
バッグ上部側面のレザーを閉じた状態では、バッグは飲み物の紙パックのようなコンパクトなフォルムになります。このフォルムはエレガントな印象を与え、フォーマルな場面や荷物が少ないときに適しています。
一方、バッグ上部側面のレザーを開いた状態にすると、バッグは羽のように広がり、トートバッグのようなフォルムに変化します。この開放的なフォルムはカジュアルな雰囲気となり、荷物が多いときやリラックスした場面に最適です。
ツールボックスはひとつのバッグで異なるフォルムを楽しめるため、ファッションや使用シーンによって活用できる幅を広げてくれる使い勝手抜群のバッグなのです。
2-2 2way(3way)で持てる
ツールボックスは、多様な持ち方を選択できることも大きな特徴です。まず、ダブルハンドルがついているため、エレガントなハンドバッグとして使用することができます。
加えて、付属品として幅広の布製ストラップを取りつければ、ショルダーバッグとしての使用も可能です。幅広のストラップは、荷物の重さを効率的に分散してくれるため、長時間の使用や荷物が多い場合でも身体への負担を軽減してくれるというメリットがあります。ストラップは容易に着脱できるため、使い勝手がよいと言えます。
さらに、別売りの長めのストラップを購入して取りつければ、斜めがけバッグとしても使用することができます。ツールボックスは基本的に2wayで使用でき、オプションをくわえれば3wayまで拡張可能な万能なバッグなのです。
2-3 ボックス型のため容量が大きい
ツールボックスの特徴的なボックス型のフォルムは、単に外見の魅力だけでなく、優れた機能性も備えています。まず、開口部が大きく開くため、バッグの中身を一目で把握でき、必要な荷物をすぐに見つけ出すことができます。これは、急いでいるときや外出先で非常に便利です。
また、内装に仕切りがないシンプルな設計も、このバッグの魅力です。仕切りがないため大きな荷物の出し入れがしやすく、荷物の配置も自由自在です。使用者の好みや必要に応じて、インナーバッグや大き目のポーチを使用することで、自分だけのカスタマイズされた収納スペースを作り出すこともできます。
さらに、ツールボックスの内側には3つのポケットが設置されています。片側の側面に大きなポケットが1つ、反対側の側面に2つに分かれたポケットがあります。これらのポケットは小物類の収納に最適で、整理整頓しやすいのも魅力です。
このように、ボックス型のツールボックスは多くの荷物を収納できるだけでなく、使用者のニーズに合わせた柔軟な使い方ができるため、廃盤となった今でも需要が高い理由となっています。
2-4 ターンロック式のため開閉しやすい
ツールボックスはターンロックで開閉します。このターンロック開閉式は、エルメスの人気バッグであるバーキンやケリーにも採用されていますが、ツールバッグはそれらとは異なり、ベルトがついていません。エルメスのバッグで、ターンロック式でありながらベルトがないデザインは珍しいと言えます。バーキンやケリーのベルトは開閉時に手間を感じる人もおり、ツールボックスのこの特徴はメリットと考える人もいます。
また、エルメスのピコタンはベルトのみで開閉するため、荷物が見えてしまい防犯上の不安を感じる方もいるかもしれません。その点、ツールボックスは開閉時にターンロックを回すだけのワンステップでありながら防犯性に優れているため、使い勝手がよいと言われるポイントとなっています。
さらに、付属品として南京錠と鍵が2つ、そしてクロシェット(カギ用の布製カバー)が付いており、実際に施錠することができるため防犯性を高めます。また、クロシェットをキーホルダーのようにバッグにつけることで、ワンポイントアレンジとしても楽しめます。
2-5 廃盤品のためレアアイテム
ツールボックスは現在では廃盤となっているため、手に入れるには中古市場を利用するしかありません。しかし、中古市場では限られたツールボックスしか出品されていないため、自分が希望するカラーや素材、サイズなどのすべての基準を満たしたアイテムを見つけるのは苦労するかもしれません。ツールボックスは、中古市場に出品されている数自体少ないため、レアアイテムとなっているのです。
また、バッグの状態にどれくらい自分が譲歩できるのかもカギになってきます。ツールボックスの発表は2010年のため、新品未使用品を見つけるのは非常に困難と言えます。出品数が少ない中古市場において、購入基準が高ければ高いほど自分が納得できるツールボックスを見つけるには根気が必要となるでしょう。
3 サイズ展開とおすすめの使用シーン
ツールボックスは、2種類のサイズが展開されています。それぞれの寸法やおすすめの使用シーンを紹介します。
3-1 ツールボックス20
ツールボックス20の寸法はおよそ横20×高さ21.5×マチ15cmで、底鋲が4つなのが特徴です。コンパクトな見た目ですが、マチが15cmもあるため収納力は抜群です。収納可能な荷物は、スマートフォンやキーケース、財布などの必要最低限の荷物に加え、ハンカチやティッシュ、リップクリームなども収納できます。
ちょっとしたお出かけはもちろん、見た目が小ぶりなためパーティに持っていっても浮くことはないでしょう。ファッションのワンポイントアイテムとして活躍してくれること間違いなしの大きさです。
3-2 ツールボックス26
ツールボックス26の寸法はおよそ横26×縦28×マチ18cmで、底鋲が5つなのが特徴です。ツールボックス20より一回り大きくなるため収納力がさらに向上し、大きめの化粧ポーチやタブレットを収納できます。この容量の大きさは、荷物が増えても安心して使えるため、デイリーユースにぴったりと言えるでしょう。
付属品のショルダーストラップを活用することで、このバッグの使い勝手はさらに広がります。長時間持ち歩く場合や荷物が増えがちなショッピングのお供にも最適で、ショルダーバッグスタイルにすることで身体への負担を軽くしてくれるため便利です。また、子連れの外出時など、すぐに両手をあけたい場面でも重宝します。
4 ツールボックスの主な素材
エルメスの人気を支える大きな理由のひとつは、その高品質な素材にあります。エルメスの素材へのこだわりは並々ならぬものがあり、2015年には長年取引のあった老舗タンナー(皮革加工業者)であるデュプイ社を傘下に収めました。これにより継続的に最高品質の素材を確保することに成功しています。
そのような高品質素材の中から、ツールボックスには主にヴォー・スイフトとエバーカラーが使われています。それぞれの素材の特徴や魅力を解説します。
4-1 ヴォー・スイフト
ヴォー・スイフトは、エルメスで2006年に登場した雄仔牛のレザー素材です。ほどよい柔らかさがあり、経年変化を楽しめるのが魅力です。また、発色がよいという特性があり、こだわりのエルメスカラーを引き立たせます。
特殊な機械でなめした表面は革目が浅く、傷が目立ちやすいという特徴もありますが、その分スムースな手触りを楽しめます。
4-2 エバーカラー
エバーカラーも雄仔牛のレザー素材で、2013年に登場しました。ほどよい硬さとやや大きめの革目が特徴です。この大きめの革目により傷が目立ちにくく、型崩れしにくいといった利点があります。
また、エバーカラーはマット感のある仕上がりで、上品な印象をあたえます。この特徴により、ツールボックスだけでなく、財布などの小物にも広く採用されています。
4-3 2つの素材を組み合わせたアイテムも存在
ツールボックスのラインナップには、2つの異なる素材を組み合わせたアイテムも発表されています。たとえば、グリズリーとエバーカラーを用いたツールボックスがあります。このモデルでは、ボディ部分にグリズリー、ハンドルや側面のライン、開閉部にエバーカラーが用いられています。グリズリーは、雄仔牛のレザーの裏面の起毛加工したスエード素材で、秋冬シーズンにぴったりの温かみのある質感が特徴です。
また、トリヨンクレマンスとヴォー・スイフトを組み合わせたモデルも存在します。トリヨンクレマンスは、エルメスの多くのバッグに使われている柔らかい質感が特徴のレザー素材です。
5 ツールボックスのカラー展開
バッグのカラーは、その第一印象を決める重要な要素となります。エルメスはカラーにもこだわりをもっており、職人がひとつひとつ制作しています。
以下では、ツールボックスで展開されているカラーの中から、落ち着いたカラーと鮮やかなカラーにわけて解説します。また、2色や3色を組み合わせた珍しいモデルについても触れていきます。
5-1 落ち着いたカラー
ツールボックスで展開されている落ち着いたカラーの人気色は、ブラックやエトゥープです。エルメスのブラックはノワール(フランス語で黒色の意味)とも呼ばれ、独特な色の深さを感じられるのが特徴です。ブラックはどのようなファッションスタイルにも合わせやすく、統一感を出してくれるため不動の人気色と言えます。
エトゥープも大変人気の高いカラーとなっており、ベージュとグレーを合わせたような絶妙な色合いが人気です。とても落ち着いた印象を与えるため、フォーマルシーンで活用できるのはもちろん、普段使いのワンピースのようなフェミニンなスタイルにも対応してくれるため、他のバッグでも人気の高いカラーとなっています。
その他にも、多くの落ち着いたカラーが展開されています。たとえば、アルジルは2012年のコレクションで初登場した希少性の高いカラーで、クリームがかったベージュ系の柔らかな色合いが特徴です。フランス語で粘土という意味を持つアルジルは、中古市場でも高値がつくカラーです。
また、ダークパープルのようにカラフルでありながら落ち着いた印象を与えるカラーも展開されています。これらのカラーは、大人の雰囲気を演出するのに適しています。
5-2 鮮やかなカラー
ツールボックスは、落ち着いたカラーだけでなく、鮮やかなカラーも豊富に展開しています。これらのカラーは、ビタミンカラーやビビットカラー、淡色など多岐にわたります。
その中でもエルメスを象徴するオレンジは、多くのエルメスファンにとって外せないカラーであり、需要が高い色です。オレンジは鮮やかなビビットカラーから淡い色合いまで、幅広いバリエーションがあります。
優しい鮮やかさを求める方には、ジョーヌプッサンがおすすめです。ジョーヌプッサンはイエロー系のカラーで、ビビットではなく、ホワイトがかった落ち着きのある色合いです。このカラーは年齢を問わず使用でき、また季節を選ばず使えるという特徴があります。
他には、ビビットカラーのブルーザンジバルが挙げられます。この爽やかな水色は、ファッションスタイルにおいて差し色として、あるいは主役としてファッションスタイルに貢献してくれます。
5-3 バイカラーや3色展開のツールボックスも存在
ツールボックスのカラー展開には、2色や3色を使用した珍しいアイテムも存在します。2色使いの例としては、クレ(ホワイトカラー)とスフレ(イエローカラー)の組み合わせがあります。一見するとクレ一色のツールボックスに見えますが、ボディのラインにスフレが入っていたり、ショルダーストラップがスフレだったりします。他にも、アルジル(ピンクカラー)とオレンジの組み合わせなども人気です。
3色展開の例では、ホワイトとブラック、ジョーヌプッサン(イエローカラー)の組み合わせが販売されています。この場合、外観はホワイトとブラックが使われ、内装にジョーヌプッサンが使用されています。シックな外観と、遊び心のある内観のコントラストが魅力的です。こうした多色使いのモデルは希少性が高く、中古市場でも貴重なアイテムとなっています。
さらに、ツールボックスの金具にもバリエーションがあり、シルバー金具やゴールド金具が取り扱われています。カラーと金具の組み合わせにも目を向けると、さらに多彩な選択肢が広がります。
6 ツールボックスのコーディネート
ツールボックスは、フォルムや持ち方を変化させることが可能なため、コーディネートの幅を大きく広げてくれます。フォルムの変化では、バッグ上部側面のレザーを出せばトートバッグのようになり、カジュアルな印象を与えるため、パンツスタイルやラフなスタイルにぴったりです。逆にバッグ上部側面のレザーを閉じればエレガントな雰囲気となり、フォーマルなシーンのスーツスタイルや結婚式、卒業式の装いにも合います。
持ち方を変化させることでも、印象やコーディネートを膨らませることができます。ハンドバッグとして使えば高級感を演出し、普段着でもおしゃれ度を一段階上げてくれます。ショルダーバッグとして使用すれば、ラフなスタイルにもスーツスタイルにも合わせやすくなるでしょう。
カラーも、コーディネートにおいて重要な役割を果たします。ブラックやグレーのような落ち着いたカラーと同系色の服装を合わせれば、統一感を出してシックな印象に、柄やストライプの服装を合わせれば、落ち着いたカラーがファッションをまとめてくれます。
鮮やかなカラーの場合は、落ち着いたカラーのファッションと合わせれば差し色として活躍し、鮮やかな服装と合わせればおしゃれ上級者の装いへと導いてくれます。このように、ツールボックスは多彩なカラーや持ち方、フォルムがあるため、ファッションを楽しみたい方にぴったりのバッグと言えるでしょう。
さらに、ツールボックスはダブルハンドルのため、アレンジしやすいのもポイントです。お気に入りのツイリーやチャームを飾ったり、カレをハンドルに巻いたりしてカラーアレンジを楽しむこともできます。
6-1 ツールボックスを愛用している芸能人
ツールボックスを愛用している芸能人として、モデルの滝沢眞規子さんが注目されています。滝沢さんは私物としてツールボックス20のルビー(ピンク系のカラー)を愛用しています。
滝沢眞規子さんのファッションコーディネートは、さすがモデルと思わせるものです。ピンク系のカラーのツールボックスを、ブラックのワンピース、ブラックのシューズと合わせて着用しています。
このスタイリングでは、ツールボックスのバッグ上部側面のレザーを外に出してカジュアルな印象に仕上げています。また、ファッションカラーをブラックで統一することで、鮮やかなピンク系のツールボックスを差し色として活かしています。
7 ツールボックスの定価と中古販売価格
エルメスでは定価は公表されておらず、ツールボックスの正確な廃盤の時期もわかっていません。ただし、廃盤になった頃のおおよその定価は分かっており、どちらのサイズもおよそ90万円で販売されていました。
中古販売価格ですが、今はおよそ45万円から70万円の間を推移しています。ただし、この価格帯は固定的なものではなく、商品の状態や製造年、カラー、販売プラットフォームなどの多くの要素によって左右されます。たとえば、状態があまり良くない場合は、45万円を下回る価格で販売されることもあるのです。一方で、限定カラーで新品同様のものであれば、定価以上の価格で出品されることもあります。
このように、ツールボックスの中古価格は非常に幅が広く、個々の商品の特性によって大きく変動します。購入を検討する際は、これらの要素を十分に考慮し、自分の予算と希望する条件のバランスを取ることが重要です。
7-1 ツールボックスの刻印の場所はどこ?
ツールボックスはすでに廃盤となっているため、入手するには中古市場を利用するしかありません。そのため、偽物を購入してしまわないように注意することが非常に重要です。その際、まず把握しておくべきなのが刻印の場所です。ツールボックスの刻印は、開口部のマチの裏側にあり、具体的にはカデナがついている表側で、正面から見て左のマチ部分にあります。
エルメスは世界中で需要が高いブランドのため、残念ながら模造品やコピー品が出回っているのも事実です。廃盤となったツールボックスは中古市場でしか購入することができないため、刻印の場所を知り、本物かどうか判断することが大切です。
ただし、刻印だけでなく、保証書の有無も重要です。また、保存袋や化粧箱などの付属品の確認も必要です。インターネットショップを利用する場合は、出品者の評価や出品数の多さも確認すると、偽物を見抜ける可能性が高まります。
より確実に正規品を手に入れたい場合は、鑑定士が在籍している中古品販売店を利用する方法もあります。資格を持った鑑定士の鑑定書などがあれば、さらに安心です。また、実際に現物を見て状態を把握できるのもメリットです。
せっかくツールボックスを迎え入れるのですから、正規品を手に入れるように細心の注意を払い、ショッピングを楽しみましょう。
8 ツールボックスの買取相場
ツールボックスの買取相場は、およそ15万円から40万円の間で推移しており、かなり幅広い範囲であることがわかります。ただし、この相場は一般的な目安にすぎず、実際の買取価格は買取専門店によって大きく異なる可能性があります。そのため、この買取相場は参考程度に留めておくことが賢明です。
買取相場が高くなる傾向にあるのは、エトゥープやブラック、ゴールドといった定番色のツールボックスです。また、ツールボックスでは、サイズによって大きな買取価格の差がない傾向にあるのも特徴です。
8-1 少しでも高く買取してもらうには?
少しでも高く買取してもらうためには、ブランド品を専門としている買取専門店を選択することが重要です。ブランド品を専門としている買取専門店は、その時の相場や在庫状況を把握しているため、適正な価格で査定してもらえる可能性が高いためです。さらに、店舗によって査定価格に差が出る場合もあるため、複数の店舗を利用することもポイントとなります。
買取専門店はさまざまな形態をとっており、LINE査定や出張査定を行っている店舗もあります。このような店舗は、自宅にいながら大体の相場を知れることがメリットと言えます。また、買取実績が多い店舗や口コミの評価が高い店舗を選ぶことで、リスクを減らせる可能性が高まるでしょう。
さらに、付属品をそろえることや、できるだけきれいな状態で査定してもらうことも大切です。ツールボックスの付属品には、保証書、保存袋、純正ボックス、カデナ、鍵2個、クロシェット、ストラップ、レインカバー、サイテス(エキゾチックレザーの場合)などがあります。乾いた柔らかい布で汚れを拭き取り、内装のポケットや角のほこりを取り除くなどしてできるだけきれいな状態にし、保管してある付属品を忘れないようにしましょう。
ツールボックスは柔らかい素材を使用しているため、型崩れしやすいという特徴があります。保存する際は、型崩れを防ぐためにインナーバッグを入れて形を整えておくのも良い方法です。また、レザーは湿気に弱いので、高温多湿の場所での保管は避けましょう。
これらの注意点をできる範囲で気にかけることで、ツールボックスをより高く買取査定してもらえる可能性が高まります。ほんの少しの労力で査定価格が上がることもあるため、ぜひ参考にしてみてください。
9 ツールボックスは上品かつ実用的なレアバッグ
今回ご紹介したツールボックスは、上品なボックス型デザインと2wayの実用性を兼ね備えた魅力的なバッグです。その特徴的な上部側面のレザー部分は、フォルムの変更が可能で、広げるとトートバッグのようなカジュアルな印象に、締めるとエレガントな装いとなりフォーマルシーンにも対応してくれます。さらに、付属のストラップを使えばショルダーバッグとして、外せばハンドバッグとして使用できる多様性も魅力です。
現在、ツールボックスは廃盤となっており、入手は中古市場に限られています。出品数も多くないため、レアアイテムとして価値が高まっており、中古市場での需要は継続しています。
もしツールボックスの売却をお考えの方は、ブランド品専門で詳しい鑑定士が在籍し、無料査定やLINE査定を行っている買取専門店を選ぶことをおすすめします。現在の市場状況を考えると、ツールボックスを売却するには良いタイミングかもしれません。