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2024年10月17日

ルビーの価値はどれくらい?値段が決まるポイントや価値基準を解説!

ダイヤモンドやエメラルドなどと並んで有名な宝石、ルビー。鮮やかな赤色が美しいルビーは、人気も高く高価な宝石です。

美しいルビーを見ていて「この宝石を買い取ってもらったら、いくらくらいになるんだろう?」と思ったことはありませんか?宝石は自分自身が使用するジュエリーとしても価値がありますがそれだけではなく、資産としても充分に価値があります。もしそのジュエリーに飽きたら売却することを考えた上で、ルビーを購入したという人もいるのではないでしょうか。

今回はルビーを売却する時に知っておきたい価格の基準や、少しでも高く買い取ってもらうためにしておいた方がいいことなどをご紹介します。査定をしてもらう前にこの記事を読んで、ぜひ参考にしてくださいね。

1.ルビーの基本情報

出典:GIA

ルビーの価値について詳しくお話する前に、まずはルビーがどのような物かということを知っておきましょう。ルビーはエメラルドやサファイアと並んで世界三大宝石とも呼ばれる、最も人気のあるカラーストーンです。そのなかでも特にルビーは宝石の女王とも呼ばれ、古くからお守りとして、また装飾品として用いられてきました。

宝石と言えばダイヤモンドをまず思い浮かべる人も多いと思いますが、なんと希少価値という点で見ると、ルビーはダイヤモンドよりも希少価値が高いということをご存知でしたか?産出量の多いダイヤモンドは人気もありますが供給量も多く、たくさんの人の手に渡っているという現状があります。ルビーは産出量が少なく、また品質の良いものとなるとかなり量が少ないので、ルビーはダイヤモンドよりも希少価値が高いのです。

人気の割に産出量が少ないルビーがどのような物質で、人々とどのように関わってきたのかを、まずはご紹介します。

1-1.ルビーの鉱物情報

ルビーはコランダムという鉱石の一種です。コランダムは元は無色透明の鉱石ですが、長い時間をかけて大きく成長していくうちに、いろんな元素を取り込んだり、外からの衝撃を受けたりして、様々な色や種類の違う宝石になっていきます。いろんな宝石に成長するコランダムの中で、ルビーと呼ばれるのは赤色の物だけです。

ルビーの赤色はクロムと鉄に由来し、これらの元素の量により、同じ赤でも鮮やかな赤、ピンクっぽい赤、暗い赤など、様々な色味のルビーになります。ルビーはほんの数%の元素量で発色が大きく変わり、その価値も変わってくるのです。

また、コランダムはとても硬い鉱石です。宝石の硬さはモース硬度という尺度で表されます。モース硬度はふたつの物質を擦り合わせた時にどちらに傷がつくかを比べた硬さの尺度で、やわらかい順に1~10で示されます。地球上で最も硬いとされるダイヤモンドがモース硬度10で、コランダムのモース硬度は9です。ほとんどの宝石、鉱石よりもコランダムは硬い鉱石なので、ルビーは傷が付きにくい宝石と言えます。

1-2.ルビーの語源

ルビーの語源はラテン語で赤を意味する「rubeus」または「ruber」だと言われています。現在のように科学技術による宝石の判別ができなかった時代には、赤い宝石はすべてルビーだと思われていました。そのことから、赤という意味の名前が付けられたのかもしれません。一方古代サンスクリット語ではルビーは「ratnaraj」と呼ばれていました。意味は「宝石の王」です。昔から、ルビーがいかに特別な存在だったかということがわかりますね。

また、ルビーの和名は「紅玉(こうぎょく)」です。美しい赤い宝石といえばルビーというイメージが強かったのでしょう。

ルビーは名前だけ見ても、古来から特別な宝石だったということがわかります。

1-3.ルビーの歴史

ルビーの歴史は古く、紀元前から人々に用いられてきました。

ルビーの記録で最も古いものは、今から2500年以上前までさかのぼります。ルビーの産地であるスリランカに、ルビーの採掘に関する資料が残っているそうです。紀元前1世紀にはローマのプリニウスという学者が著書『博物誌』でルビーについて触れています。当時はルビーにはオスのルビーとメスのルビーがあり、オスのルビーの方がより輝くと思われていました。現代の感覚で考えるとありえない話ですが、当時はそう信じられていたそうです。

ビルマ(現在のミャンマー)では、ルビーは兵士のお守りになると信じられていました。お守りと言っても、ただ持っていけばいいわけではなく、ルビーを皮膚の下に埋め込むことでその効果を発揮すると思われていたそうです。考えるだけでも恐ろしいことですが、これから命がけで戦争に向かう兵士にとって、ルビーを体に埋め込むことはそれだけの価値があると考えられていました。

18世紀に入ると科学技術の発展により、今までルビーだと思われていた宝石が実はルビーではなく他の宝石だったということがわかるようになってきました。有名なのは、「黒大使のルビー」と呼ばれていた大英帝国王冠に用いられている大粒の宝石です。その名の通り長い間大粒のルビーだと思われていましたが、現在ではそれが実はレッドスピネルだったことがわかっています。

2.ルビーの価値基準

出典:GIA

ルビーの価値は様々な基準で決まります。

同じルビーでも、あるジュエリーは買取価格が数万円、同じように見えるルビーがなぜか1万円にもならない…ということは、宝石の買取では珍しくありません。また、見た目はとてもきれいに見えるルビーでも、買取価格がとても低いということもよくあります。

なぜそのような評価をされてしまうのでしょうか。思っていた買取金額よりも大幅に安くてがっかり…ということにならないよう、ルビーの価値がどのような基準で決められるのか、また自分の持っているルビーがどれくらいの品質の物なのか、ある程度は前もって把握しておきましょう。

ルビーの価値基準①:産地

ルビーはその産地によって、大きく価値が異なります。というのもルビーは、その産地ごとにある程度の宝石の品質が決まってくるからです。

宝石の産地を特定をすることは専門機関でもとても難しいのですが、ルビーは産地特定ができる数少ない宝石のひとつです。ルビーの産地がわかれば、それに越したことはありません。もちろん、良い品質のルビーが多く産出される産地のルビーでも品質が悪い物は存在します。その逆もまた同様です。ですが、ある程度の目安にはなりますので、鑑別書が手元にあるなら確認しておきましょう。

最高品質のルビーの産地とされるのが、ミャンマーのモゴック地方です。旧国名のビルマ産と表記されることもあります。モゴック産のルビーは鮮やかな赤で、ルビーで最も価値が高いとされている『ピジョンブラッド』というルビーが多く産出されます。透明度も高く、最高品質のルビーが採れる産地として、モゴックはとても有名です。

同じくミャンマーのモンスー地方で採れるルビーも非常に高品質です。比較的小粒の物が多く、インクルージョン(内包物)も多いのでモゴック産に比べると質が落ちるとされますが、それでも美しい赤色のルビーが採れる有名な産地です。ミャンマー産のルビーはどれも評価が高いですが、その中でもモゴック産、そしてモンスー産のルビーは特に良いとされています。

ミャンマー以外では、モザンビークもルビーの主な産地です。モザンビーク産のルビーは少しオレンジがかった赤色をしているのが特徴で、非加熱のルビーが多いと言われています。ルビーは加熱・非加熱で価値が大きく変わることはありませんが、同じような色合いで、加熱されたルビーと非加熱のルビーでは非加熱の方が価値が高いとされることもあります。

1980年代までは、タイ産のルビーも多く流通していました。タイ産のルビーは『ビーフブラッド』と呼ばれる、黒っぽい赤色の物が多く、値段はそこまで高くありません。ですが加工技術が発達したことで、暗い色のルビーでも鮮やかな赤色に加工することができるようになり、注目されるようになりました。

ジュエリーとして身に付けるという点では問題はありませんが、ルビーとしての評価はさほど高くありません。

ルビーの価値基準②:色

ルビーの価値基準で何よりも重視され、かつわかりやすいのが色です。もっとも評価が高いのは純粋な赤で、鮮やかに見える色が最高品質のルビーであるとされます。

最高品質とまでは評価されなくても、わずかに紫がかったものやオレンジがかったものも良い色とされます。その場合でも純粋な赤により近い色の方が、品質の良いルビーという評価を受けます。

また、色の明るさも、ルビーの品質に大きく関わってきます。色が暗すぎるルビーは、見た目にもあまり美しいとは言えず、評価は低いです。そして逆に色が明るすぎてもいけません。色が明るすぎるルビーは、赤ではなくピンク色をしていると判断されるからです。

ルビーの難しい所は、赤以外はルビーではなくサファイアに分類されてしまうという点です。もともと無色のコランダムが赤くなったものがルビー、そしてコランダムで赤以外の色のものはすべてサファイアなのです。つまり、純粋な赤色から離れ、ピンク、紫、オレンジっぽい色のコランダムはすべて、ルビーではないとされます。

その石が、ピンクっぽいけれど赤いルビーなのか、赤っぽいけれどピンク色のサファイアなのかというのはごく微妙な違いです。見る人や光の具合にも左右され、専門的な鑑別機関に鑑別を依頼しても判断が分かれることすらあります。

もちろん自分が身に付けるジュエリーであれば、好きな色の石を選べば何も問題はありませんが、宝石の価値という点を考えると、ピンクサファイアとルビーでは大きく異なります。ルビーと思って売却しようとしたらピンクサファイアと言われ、買取価格が大幅に予想を下回ってしまうことも考えられます。ルビーの色はそれほど重要な価値基準なのです。

ルビーの価値基準③:インクルージョンの種類と量

ルビーの価値を決める基準として、インクルージョン(内包物)の種類と量も大きく関わってきます。

インクルージョンとは、ルビーが成長過程で内部に取り込んだ様々な異物や、内部に生じた傷などのことです。肉眼ではっきり見える物もあれば、ルーペで拡大しないと見えないようなごく小さなものもあります。明らかな傷のようなものは、当然少ないほうがルビーの価値は高いです。ルビーは多かれ少なかれインクルージョンを含む宝石です。成長過程でインクルージョンができやすい宝石なので、まったくインクルージョンを含まないものはほとんどありません。気にしすぎるとどのルビーもえらべなくなってしまいますが、インクルージョンが多すぎると透明度が低くなったり、石自体の輝きに影響を与える原因にもなりますので、肉眼で見てインクルージョンが見えるような物は避けたほうが良いでしょう。

ではインクルージョンがたくさん入っているものはすべて価値が低いルビーなのかというと、そうでもありません。インクルージョンには種類があり、その種類によっては思ったより高い価格で買い取ってもらえることもあります。

それは、ルチルという鉱物がインクルージョンとしてルビーに内包されている場合です。細かいルチルのインクルージョンが互いに交差しているものをシルクと呼びます。シルクがあるルビーは内部で光を拡散させ、石全体を明るく、やわらかい色合いにする効果があります。またシルクを含むルビーを、カボションカットと呼ばれるドーム型にカットした時、スター効果と呼ばれる特別なインクルージョンが発生することがあります。

スター効果はアステリズム(星彩効果)とも言い、その効果を持つルビーはスタールビーと呼ばれます。ルチルのシルクがルビーの表面で線状に見える効果で、2本の線が交わっているスターが4条の星、3本の線が交わっているものが6条の星です。スタールビーはそのインクルージョンの美しさから、インクルージョンが多く品質の低いルビーとしてではなく、スタールビーとしての美しさで品質が決まります。

ルビーの価値基準④:大きさ・重さ

ルビーに限らず宝石は、同じ品質の物であれば大きければ大きいほど価値が高いとされます。

通常宝石はカラットという単位で価値をはかられます。カラットのことを大きさの単位だと思っている人も多くいますが、正確にはカラットは宝石の重さをあらわす単位で、1カラットは0.2グラムです。

0.2グラムというととても小さいような気がしますが、実際宝石の1カラットはその輝きのせいもあって存在感がかなりあります。ジュエリーに加工してあるルビーは1カラット以下や0.1カラット以下の物も少なくありません。特に小さなピアスやネックレスなどは、思ったよりもカラット数の小さいルビーで、買取金額が低かったということもよくあります。もしカラット数が確認できるならしておいた方がいいでしょう。

ルビーの価値基準⑤:加工

ルビーには様々な加工が施されることがあります。加工すること自体が良い・悪いというわけではないのですが、加工の種類によってはルビーの価値が大きく下がってしまうことがあります。

ルビーにもっとも多く施されるのが、加熱加工です。産出されたルビーを高温で加熱することにより、青みが少なくなり、より赤みの強いルビーにすることができます。また、加熱処理はルチルシルクに影響を与えることもあります。加熱によってルチルシルクをなくしたり、逆に再結晶させることによってスター効果がよりはっきりと見えるようになるそうです。

加熱加工はほとんどのルビーで行われており、ルビーの評価には直接の影響を及ぼしません。

もうひとつルビーによく施されるのが、充填加工です。ルビーはインクルージョンや表面の傷、欠けも多い宝石です。それらの傷を目立たなくするのが、充填加工です。ルビーの場合は傷にガラスを流し込むことで目立たなくさせ、また内部の透明度を上げることもできます。石によってはガラスの量がかなり多くなり、もとのルビーよりもガラスが多いということもあるようです。

そういったルビーは、ルビーとは言ってもほとんどガラスです。見た目はとても美しいですが、ルビーとしての価値はほとんどありません。

3.ルビーの資産としての価値

出典:GIA

ルビーはジュエリーとして楽しむだけではなく、資産としても充分価値があります。

今は実際にジュエリーとして使用しているルビーでも、長年使っていて飽きたり、別のジュエリーがほしいと思ったら売却することができる資産です。

ジュエリーは、使われている地金も宝石も、価値がゼロになるということはありません。さらに絶対というわけではありませんが、産出量や人気の変動によっては、購入した時よりも価値が高くなる可能性もあります。では実際に、ルビーの価格はどれくらいなのか、またほかの宝石と比べるとどれくらいの資産価値があるのかを見ていきたいと思います。

3-1.ルビーの値段

ルビーの値段は、品質によって異なります。

買取価格は相場などもあるので必ずしも決まっているわけではありませんが、多くの買取業者ではルビーの品質でランク分けをし、そのランクごとに価格をつけているようです。

赤色が非常に濃く、インクルージョンがないものがSランク、Sランクよりは品質が落ちるものの、赤色がやや濃く、インクルージョンが少ないものをAランクといった具合にランク分けし、ランクごとにルビーの大きさで価格を決定しています。

実際に調べてみると…

Sランクのルビー・・・1カラット10万円~

Aランクのルビー・・・5万円~

ほどのようです。ただし宝石の状態によってはもっと高い値段が付く可能性もあります。普段からのお手入れで価格が上下する可能性もありますので、実際にいくらになるのか気になったら査定してもらうのが一番です。

3-2.他の宝石との比較

ルビー以外のカラーストーンの買取価格を見てみましょう。

ルビーと同じく世界三大宝石のひとつ、エメラルドの価格を見ていきます。エメラルドもルビーと同じく、宝石の品質によりランク分けされます。Sランクのエメラルドの1カラットの価格は15万円~、Aランクのエメラルドは1カラットで12万円~です。

同じSランクでもエメラルドはルビーよりも高い値段が付けられることが多いようです。ただしエメラルドは、特にインクルージョンが多い宝石と言われています。Sランク、Aランクのエメラルドとなると、かなり希少ですし、購入時もかなり高額だったことを考えるとこれくらいの買取金額になるのも納得ですね。

次は同じく世界三大宝石で、ルビーと同じコランダムであるサファイアの価格を見てみます。サファイアはSランクの物が1カラットで3万円~、Aランクのサファイアだと1カラット1万5千円~と、エメラルド、ルビーに比べて買取価格はかなり低くなっています。同じコランダムなのに、ここまで価格に差が付くのは不思議な気がしますが、サファイアとルビーではそれだけ希少性が違います。

ダイヤモンドよりも希少だと言われているルビーはそれだけ買取価格も高くなるということなんですね。

3-3.値段がつかないルビー

ルビーを売却しようと思って査定してもらっても、ほとんど値段が付かないこともあります。ある程度の価格で売却できると思っていたのに、買取価格が低いとショックですよね。ですが、実はそのようなことは珍しくありません。

ルビーは希少性が高いはずなのに、なぜ高く買い取ってもらえないのか、その理由はいくつかあります。

3-3-1.低品質のルビー

あまりにも低品質のルビーの場合、ほとんど価格が付かないことがあります。低品質と判断されるのにはいくつか原因があります。

色が暗い、透明度が低い、インクルージョンが多いというのがすぐにわかる原因です。そういったルビーは、素人が見てもあまりきれいではないのですぐにわかります。

見た目はきれいなルビーなのにあまり買取価格が高くないルビーは、充填加工がされてその大部分がガラスであることがあります。充填加工されているルビーは見た目はきれいなので価値の高いルビーのように見えることもありますが、実際にはルビーとしての価値は低く値段はほとんどつきません。

3-3-2.ルビーではない

ルビーだと信じて長年使っていたジュエリーが、実はルビーではなかったということも実は珍しくありません。

有名で信頼のおけるショップやブランドで購入したルビーは間違いなくルビーであることがほとんどですし、信頼のおける鑑別機関の鑑別所が付属しているものもルビーで間違いないでしょう。ですが旅先などでよく知らないショップで購入したり、プレゼントされてどこで購入したかわからない場合などは、美しいルビーに見えても実はルビーではなく別の宝石、あるいはガラスなどの模造石だったということは充分に考えられます。

たとえそれが宝石であっても、ルビーでなければ買取価格は大幅に低くなるか、石としての価値はゼロであると評価されることもよくあります。もちろん模造石はまったく値段が付きません。まさかと思うかもしれませんが、こういったことはよくあります。

4.ルビーに似ている宝石

ルビーは赤い宝石でもっとも人気で、知名度も高い宝石です。

かつては赤い宝石はすべてルビーだと思われていましたが、現在では科学技術の発達してルビーではない宝石がある程度判別できるようになりました。

ルビーに似た宝石はいくつもありますし、そのどれも美しくそれぞれに良いところがあります。宝石自体はどれも悪いものではありません。ほとんどの宝石はルビーよりも安価で購入できるので、ルビー以外の宝石で、あえてルビーによく似た物を探すという人もいるくらいです。

ですが、もしルビーがほしいと思って宝石を探しているのであれば、ルビーに似た宝石には注意しなければなりません。ルビーと勘違いをして別の宝石を買ってしまうことがないようにしましょう。

4-1.ピンクサファイア

出典:GIA

ピンクサファイアは、ルビーと同じコランダムの仲間であるサファイアで、ピンク色に発色した物です。ピンクサファイアとルビーはとても近い存在と言えます。

色はパステルピンクや紫がかったピンク、赤やオレンジがかったピンクなど様々で、かわいらしい色が人気の宝石です。ピンクサファイアは色の幅が広く、ひとつひとつが見せる個性が豊かで、見ていて飽きません。自分の好みにぴったり合うピンクサファイアを見つけることができれば、たったひとつでもとても楽しめるお気に入りのジュエリーになるでしょう。

ピンクサファイアの中には、ルビーによく似た物もあります。ピンクっぽい赤色のルビーと、赤っぽいピンクのピンクサファイアの違いは本当にわずかです。もしもルビーがほしいのであれば、購入時にはあまりピンクっぽいものは避けたほうが良いでしょう。

4-2.レッドスピネル

出典:GIA

スピネルは様々な色を持つ宝石で、その中でもクロムを含むスピネルは赤く発色し、レッドスピネルと呼ばれます。ルビーと同じくクロム由来のこの色はルビーによく似ており、古来からずっとルビーと混同されてきました。

ですが科学技術の発達によりルビーとスピネルが判別できるようになり、スピネルの人気と知名度も上がってきています。ミャンマー産のスピネルが有名でしたが、近年ではタンザニアのキリマンジャロで産出される美しいスピネルが人気です。

スピネルはルビーに比べると知名度が低く、価格も安く購入することができます。ルビーにこだわらないのであれば、きれいなスピネルを探してみるのも良いでしょう。また、スピネルは新たに8月の誕生石に制定されたので、これからもっと知名度が上がる可能性もあります。

4-3.ルベライト

ルベライトはトルマリンの一種で、濃いピンクから赤色のものです。

ルベライトもレッドスピネルと同じく、ルビーと間違われてきた歴史があります。トルマリンはすべての色があると言われているほど多くの色があり、その中にはルビーにとてもよく似た石も存在するので、素人が見分けるのは困難です。

ルベライトで有名なのが、ロシアのロマノフ王朝が所有していたいちごの彫刻です。260カラットもある大きなルベライトで作られたこの彫刻は、1925年にルベライトであることがわかるまで、世界最大のルビーであると信じられていました。ルベライトはそれくらいルビーとよく似ているので、見た目で見分けることは困難です。

ルベライトの色は鮮やかでピンクっぽい物が多いので、色が薄いルビーと混同されてしまうことがありますが、ルビーとの大きな違いはやはり価格です。

ルベライトに限ったことではありませんが、あまりにも安いと感じたらそれはルビーではなくルビーによく似た別の宝石であることが多いので、気を付けてください。

5.ルビーの買取価格を上げるためのポイント!

出典:GIA

大事に使っていたルビーを売却するのであれば、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。

ですがもう長い間使用していたルビーの買取価格を今から上げるのは難しいと思って、諦めていませんか?もちろん今からでは難しいこともありますが、査定に出す前にできることはあります。また今すぐ売却する予定はなくても、気を付けておけば売却の時に買取価格があがるかもしれません。

売却する、しないに関わらず、使用方法、保管方法に注意すればルビー自体の品質を保つことができます。少しでも良い状態のルビーを使用するためにも気を付けたほうがいいことをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

5-1.購入時に気を付ける

将来売却することを視野に入れているのであれば、一番気を付けたほうがいいのは購入時です。売却価格を決めるのは、ほとんどがルビーの品質です。デザインが気に入っていても、ルビーの品質があまり良くなければ買取価格は低くなってしまいます。

また、購入しようとしているものがそもそも本物のルビーかどうかをきちんと確認するようにしましょう。購入した後に鑑別機関に出せばルビーかどうかを確かめることはできますが、その時点でルビーではないことがわかってもどうしようもありません。

きちんと信頼できるショップなのか、ルビーの鑑別所はあるのか、購入前にきちんと確認しておくことが重要です。

5-2.保管時に気を付ける

納得いくルビーが購入できても、そのあとの使用状況によっては買取価格が下がってしまうことがあります。

普段のお手入れとしては、身に付けた後、また身に付けていなくても時々は柔らかい布で優しく拭くようにしましょう。皮脂やホコリなどでルビーが汚れてしまうことがあります。

また、ルビーは太陽光に弱い宝石です。長い間太陽光に当て続けると退色することがありますので、保管時は日光のあたらない場所に置くようにしましょう。宝石箱などに入れておくのが良いですね。

ですが、宝石箱に入れる時にも注意が必要です。ルビーはとても硬い宝石ですが、ダイヤモンドなどルビーよりも硬い宝石は存在します。そのような宝石の近くに並べておくと何かの拍子に触れあって傷が付いたり、欠けたりしてしまうことも考えられます。保管時は周囲の宝石にも注意してください。

5-3.付属品に気を付ける

買取価格を上げる方法として、付属品を揃えておくというのも有効です。

もし売却するジュエリーがブランド品であれば、ボックスや購入証明書など、購入時に貰った付属品は捨てないようにしてください。こんなもので?と思うかもしれませんが、付属品があることで偽ブランド品ではないことが証明できることもあります。付属品があるのとないのとでは、買取価格に大きな差が出てしまうことがあります。

また宝石の付属品としてよくあるのが鑑別書です。専門の鑑別機関がその宝石の品質を記入した証明書で、鑑別書があれば宝石の品質を証明する助けになります。自分のルビーの価値を把握することもできますので、鑑別書を紛失したりしないように気を付けてください。

そのような付属品が家の中のどこかにあるのであれば、面倒でも探しておきましょう。

6.【まとめ】ルビーは1粒で何度も楽しめる宝石

今回はルビーの価値基準や買取価格を上げるための方法をご紹介しました。

ルビーを購入する時、素敵なジュエリーを探すのはとても楽しいですよね。気に入ったルビーが見つかって購入した後は、様々なコーディネイトを楽しんだり、あるいは身に付けなくても見ているだけでも楽しめるのがルビーです。しかも大切に使えば、何年も、何十年も使うことができます。ですがそれだけではなく、飽きたら売却し、また新しいジュエリーを購入する資金にすることもできるのがルビーの良さです。ルビーは購入したらそれで終わりではありません。いろんな楽しみ方、活用の仕方があります。

購入するルビーとどのように付き合っていくか、未来のことを考えながらショッピングをするのも楽しそうですね。

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