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2023年12月26日

ロレックスはなんで昔は安かった?人気モデルの価格推移を徹底解説!

時計

高級時計の代名詞と言えば、『ROLEX/ロレックス』が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?長きにわたり培ってきた輝きは、時を超えて今もなお多くの人々を魅了し続けています。

しかし、かつてロレックスは今よりもずっと手に入れやすい価格だったという事実を皆さんは知っていますか?「そもそもそれってホントなの?」や「なんでロレックスは昔は安かったのか?」と疑問に思う方も多いと思います。

さて、この記事では、ロレックスの価格が高騰した背景と今後の価格推移の予測、さらには現在でも手に入れやすいモデルを紹介していきたいと思います。ロレックスの魅力に新たに目覚めたあなたに必見の情報をお届けします。

1.ロレックスが昔のモデルが安かったのは事実。

ロレックスが現在程の高い価格帯になる前、つまり昔のモデルは実はかなり手頃な価格で購入できるブランドでした。20年前、30年前、40年前、、、さらには50年前のロレックスの価格を見ると現在の価格と比較してかなりリーズナブルだったことがわかります。

例えば、30年前のロレックス・サブマリーナ、デイトジャスト、デイトナなどの人気モデルは、以下のような定価で買うことが出来ました。

モデル 型番 定価
サブマリーナー 14060 約400,000円
デイトジャスト 16220 約350,000円
コスモグラフ デイトナ 16520 約600,000円

 

上記のモデルは当時としても高品質でありながら、現在のような投資対象としての価値はまだ認識されていませんでした。この時代のロレックスは、単に時間を知るための道具としてはもちろん、個性が強い人のステータスアイテムとしてのイメージが現在よりも強かったそうです。

しかし、時が経つにつれてロレックスはその耐久性、信頼性、そして独特のデザインで世界中の時計愛好家から高い評価を受けるようになり、それが現在の価格高騰につながっています。

次章では、ロレックスの時計がなぜ高くなったのかを解説していきます。

2.ロレックスの時計はなぜ高くなった?価格が高騰した5つの理由。

「ロレックスは昔は安かった」という話を聞いて、なんでなんだろうと疑問に持った方も多いと思いますが、そこには主に5つの理由があります。

この章では、ロレックスの価格が時間とともにどのように変化してきたのか、そしてその背景にある理由を解説していきたいと思います。

ロレックスの魅力に新たに目覚めたあなたにとって、この情報はきっと価値あるものになるでしょう。高級時計の世界への第一歩を踏み出す前に、ぜひ最後までご覧ください。

2-1.そもそも価値が下がりづらい。

ロレックスの価格が高騰した主な理由の一つは、その時計自体が持つ『価値が下がりづらい』という価値の減少しにくさにあります。ロレックスは長年にわたり品質の高さと耐久性で知られています。このため、新品を購入しても時間が経過しても価値を大きく落とすことが少ないのです。特に限定モデルや人気の高いモデルは時が経つにつれて価値が上昇することも珍しくありません。

また、ロレックスはデザインの変更を極力行わずに長年にわたって一貫したスタイルを保っていることも関係しています。古いモデルであっても時代遅れになりにくい時計であれば、長期間にわたって愛用することができますよね。このようなブランドの方針は、中古市場においてもロレックスの時計が価値を保ち続ける大きな要因となっています。

さらに、ロレックスは高い品質を保証するブランドであるため、厳しい品質管理と精密な手作業を自社で一貫して時計を製造する『マニファクチュールメーカー』のひとつでもあります。これにより、ロレックスの時計は単なる時間を知らせる道具を超えて芸術作品のような価値を持つようになりました。この高い品質基準はロレックスの時計が長期間にわたって価値を保ち続ける理由の一つです。

2-2.世界情勢の変化による供給不足。

ロレックスの価格高騰のもう一つの大きな要因は『世界情勢の変化による供給不足』です。近年、経済のグローバル化が進む中で特に新興国の富裕層の間で高級時計への需要が急増しています。この需要の増加は、ロレックスのような高級ブランド時計に対する圧倒的な需要を生み出しました。

この生産方針は品質を維持してブランドの独占性を高めるために行われていますが、結果として供給が需要に追いつかない状況を生んでいます。特に人気モデルに関しては、新品が市場に出るとすぐに売り切れてしまうことが多く、これが中古市場における価格の高騰につながっています。

さらに、世界的な経済危機や政治的な不安定さが供給チェーンに影響を与えることもあります。これらの要因が組み合わさることで、ロレックスの時計はさらに希少性を増して、その結果として価格が高騰するという現象が起きています。このように、世界情勢の変化はロレックスの価格に直接的な影響を与えているのです。

2-3.技術力の向上。

ロレックスの価格高騰には同社の技術力の向上も大きく寄与しています。

ロレックスは創業以来、時計製造技術の革新に常に注力してきました。この技術革新は時計の精度、耐久性、信頼性を飛躍的に向上させ、ロレックスを高級時計の代名詞へと押し上げました。

例えば、ロレックスは自動巻き時計のパイオニアであり、防塵・防水時計のオイスターケースや自動巻き機構のパーペチュアル機構など、数々の革新的な技術を世に送り出してきました。これらの技術は時計の信頼性と機能性を高めるだけでなく、デザイン面でも高い評価を受けています。

また、ロレックスは素材の研究にも力を入れており、独自の合金素材であるエバーローズゴールドやセラミックなど耐久性と美観を兼ね備えた素材を開発しています。これらの素材は時計の品質をさらに高め、長期間にわたってその美しさを保つことを可能にしています。

このように、ロレックスの技術力の向上は時計の品質を高めると同時に、ブランドの価値を高める要因となっています。単に時間を知るための道具ではなく、高度な技術と美学が融合した製品に対して高い価格を支払うことを厭わないのです。このため、ロレックスの時計は技術的な進歩に伴って価格が高騰しているのです。

2-4.転売対策による需要拡大。

ロレックスの価格高騰には転売市場の影響も無視できません。近年、ロレックスの時計は投資対象としても注目されており、特に限定モデルや人気モデルは発売と同時に転売市場で高値で取引されることが多いです。この現象はロレックスの需要をさらに拡大させ、新品および中古市場の価格高騰に拍車をかけています。

ロレックス自体は転売を防ぐために、正規販売店での購入制限を設けるなどの対策を講じています。例えば、一人が短期間に複数の時計を購入することを制限したり、特定のモデルの購入には ロレックスマラソン が必要になることもあります。これらの対策は、一見すると需要を抑制するように思えますが、実際にはロレックスの希少性を高めてブランド価値をさらに上昇させる結果を招いています。

※ロレックスマラソンについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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さらに、ロレックスの時計が転売市場で高値で取引されることは新品市場における価格設定にも影響を与えています。消費者が転売市場で高額で時計を購入する事例が多いため、ロレックスは新品の価格を上げることができるのです。

このように、転売市場の動向はロレックスの価格高騰に大きく寄与していると言えます。

2-5.時計バブルによる影響

『時計バブル』という言葉をご存じでしょうか。

日本でも1980年代にバブル経済を経験していることから、どんな事象なのかはなんとなくイメージがつくと思います。ロレックスの価格高騰を語るには、この時計バブルが大きく関係しているといえます。

高級時計市場の価格推移としては毎年右肩上がりではあるのですが、直近でいえば2022年からの時計の高騰はかなり顕著な伸びを見せています。スイス時計協会(FH)のデータによると、この時計バブルの立役者はアメリカだと言われており、2020年のコロナウィルスの影響を受けてからアメリカへのスイス時計の輸出額は約2倍になったのです。

日本の高級時計激戦区である銀座には中国人観光客が多いイメージなので、なんだかちょっと意外じゃないですか?

火付け役となったのは高級時計ブランドを代表するパテックフィリップ、オーデマピゲなど。それぞれの定番モデルや人気モデルを購入する人が増えることで新品の希少性も上がり、中古市場での販売も増えるようになりました。中古市場に出ると 一般層 も手に入れることが容易になるので、時計コレクターや投資アイテムとして捉えている人からも購入され、さらに希少性と需要が高まります。

どんどん購入のハードルが上がる中で、パテックやオーデマピゲを購入できなかった層の人々はロレックスの時計に目を付けて購入に走ります。これらの要因から、ロレックスの価格は年を重ねるごとに高騰していると言えます。

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3.ロレックス人気モデルの価格推移

ロレックスが昔は安く買えたのは分かりましたが、実際20年前、30年前と比べてどのくらい価格が高騰したのでしょうか?

この章では、ロレックスの人気モデルが過去にどのような価格推移をたどってきたのかを詳しく掘り下げていきたいとおもいます。

それでは、ロレックスの時計たちが歩んできた道のりを一緒に振り返ってみましょう。

3-1.コスモグラフ デイトナ

ロレックスの中でも特に高い人気を誇る『コスモグラフ デイトナ』は、その価格推移において顕著な例を示しています。デイトナは1963年に初めて登場し、当初はプロのレースカードライバー向けに設計されました。しかし、その後一般の時計愛好家の間でも人気が高まり、ポール・ニューマンが着用していた時計として有名になりました。

20年前、30年前のデイトナは現在の価格と比較するとかなり手頃な価格で取引されていました。しかし、Ref.116500LNの黒文字盤、白文字盤ともに2018年頃から急激な価格高騰が見られます。

現在、新品のデイトナは定価で購入することが非常に困難で中古市場で高価格で取引されています。この価格高騰はデイトナの希少性、歴史的価値、そしてデザインの美しさが高く評価されていることに起因しています。また、投資対象としての需要も高まっており、これがさらなる価格上昇に拍車をかけています。

3-2.サブマリーナー

デイトナと並んでロレックスのアイコン的な存在として挙げられるのは『サブマリーナー』です。1953年に初めて誕生したサブマリーナーは、ロレックスの中でも高い耐水性能を誇るダイバーズウォッチとして時計好きから一般層まで多くの人々から認知されています。

30年前のサブマリーナーは定価約40万円程度と現在の価格と比較するとかなり手頃でしたが2020年に定価1,284,800円で発売したRef.126610LVは、発売直後から買取金額が200万円前後とかなり高い金額となっています。

サブマリーナーの価格高騰の背景にはその耐久性、信頼性、そして時代を超越したデザインがあります。また、映画やセレブによる着用もサブマリーナーの人気を高める要因となっています。

現在のサブマリーナーはロレックスの中でも特に高い需要を持つモデルの一つであり、新品はもちろんのこと、中古市場でも高価格で取引されている状況です。このようにサブマリーナーは時計愛好家だけでなく、投資家にとっても魅力的なモデルなのです。

3-3.GMTマスター

GMTマスターはロレックスの中でも特にユニークな位置を占めるモデルです。

1954年にパンアメリカン航空のパイロットたちのために開発されたGMTマスターは、二つの異なる時間帯を同時に表示できる機能が特徴的です。この機能は国際的な旅行が増加した時代のニーズに応えるものであり、すぐに多くの旅行者やビジネスマンに愛用されるようになりました。

特に赤と青のベゼルの ペプシ と呼ばれるモデルや コーク と呼ばれる赤と黒のベゼルを持つモデルはコレクターの間で非常に高い人気を誇り、20年〜30年前より価格が高騰しています。

現在でもGMTマスターはロレックスの中でも特に注目されるモデルの一つであり、新品はもちろん中古市場でも高い価格で取引されています。そのため、GMTマスターは時計愛好家だけでなく、時計投資家にとっても非常に魅力的な選択肢となっています。

3-4.デイトジャスト

デイトジャストはロレックスの中でも特に普遍的な魅力を持つモデルです。1945年に初めて発表されたこの時計は、世界で初めて0時ピッタリに日付が変わる機能(デイトジャスト機能)を備えた自動巻き時計であることで知られています。そのクラシックなデザインと実用性の高さから幅広い層に受け入れられ、ロレックスの中でも特に人気の高いモデルの一つとなっています。

デイトジャストはその普遍的なデザインと高い品質から長期間にわたって愛用されることが多く、これが中古市場における価格の安定性にもつながっています。爆発的な価格高騰とはいかないですが、着実に価格は右肩上がりなモデルであることから投資アイテムとして注目されています。

デイトジャストの価格高騰の背景には時代に左右されない普遍的なデザインとロレックスを代表する腕時計として圧倒的な信頼があります。デイトジャストは日常的に使える高級時計として、また長期的な価値を持つ投資対象として多くの時計愛好家やコレクターに選ばれています。

3-5.エクスプローラーI

エクスプローラーIはロレックスの冒険と探検の精神を象徴するモデルです。

1953年に初めて登場したこの時計はエベレスト登頂を記念して発表されました。そのシンプルで堅牢なデザインは極限な環境下での使用を想定しており、探検家やアウトドア愛好家から高い評価を受けています。

エクスプローラーIの価格推移を見ると過去数十年間で安定的な上昇が見られます。ロレックス相場が一気に高騰した2020年あたりからエクスプローラーも価格高騰しましたが、まだまだ100万円を超えるモデルは多くありません。

特に初期モデルはコレクターの間で高く評価され、価格が上昇しています。このモデルはその機能性とシンプルな美学により、時計愛好家だけでなくファッションに敏感な層からも支持を受けています。

エクスプローラーIの価格高騰の背景には、その歴史的背景とロレックスの時計としての堅牢性と信頼性があります。また、シンプルながらも洗練されたデザインは時代を超えて多くの人々に愛され続けています。

これらの要素が組み合わさることでエクスプローラーIは長期にわたって価値を保ち続け、新品だけでなく中古市場でも高い価格で取引されています。エクスプローラーIは日常使いから冒険まで幅広いシーンで活躍する、多目的な高級時計としての地位を確立しています。

3-6.エクスプローラーII

エクスプローラーⅠの上位モデルとして1971年に誕生したエクスプローラーIIは、ロレックスのもう一つの冒険向けモデルです。24時間で一周する針と両方向回転式の24時間表示のベゼルによって第二時間帯が把握できることが特徴的です。

エクスプローラーIIの価格は過去数年、右肩上がりで着実に上昇しています。特に白文字盤のモデルはコレクターの間で非常に高い価値を持ち、価格が急騰しています。Ref.216570は2017年での平均相場は720,000円程でしたが、そこから毎年10万円ずつ相場が上昇し、現在(2023年時点)では100万円を超えてしまうほどの価値を持っています。

ロレックスの中でも特に個性的なモデルとしての地位を確立しているエクスプローラーIIは、日常使いから専門的な探検活動まで、幅広い用途に対応する多機能な高級時計として多くの人々に選ばれています。

3-7.ヨットマスター

ヨットマスターはロレックスのラグジュアリースポーツウォッチの中でも、特にヨットレースや海との親和性をテーマにしたモデルです。ヨットや自家用クルーザーなどでクルージングを楽しむセレブをメインターゲットとして作られていることから、他のモデルとは一線を画す高級感が見て取れます。

ヨットマスターが初めて誕生したのは今から約30年前の1992年。イエローゴールド素材で作られた金無垢モデル Ref.16628 のみの展開でしたが、メンズではこれが最初で最後のYGモデルです。現在では1999年に発売されたSS×プラチナのコンビ素材で作られた ロレジウム が主流となっております。

ロレジウム素材を使用したヨットマスターの価格も若干の浮き沈みはありつつも右肩上がり傾向にあります。現在のヨットマスターはロレックスの中でも特に独特な存在感を放ち、新品だけでなく中古市場でも高い需要を持つモデルとなっています。海を愛する人々だけでなく、高級時計の魅力を求めるすべての人々にとってヨットマスターは魅力的な選択肢となっています。

4.ロレックスの価格高騰はいつまで続くのか?

ロレックスの価格高騰は時計愛好家や投資家の間ではかなり気になるところです。多くの人々が疑問に思っているのは「この価格高騰はいつまで続くのか?」ということではないでしょうか?

この章では、ロレックスの価格動向に影響を与える要因を探り、近年の市場動向を基に今後の価格推移について考察します。

世界情勢や市場の需要と供給のバランス、さらにはブランド戦略など、様々な角度からこの疑問に迫ります。ロレックスの時計を購入しようと考えているあなたにとって、この情報は今後の判断に役立つでしょう。

それでは、ロレックスの価格高騰がいつまで続くのかを探ってみましょう。

4-1.近年の動向を見る限りでは可能性は低そう

ロレックスの価格高騰がいつまで続くかについて、近年の市場動向を見る限りでは短期間での価格安定化の可能性は低いと考えられます。ロレックスの価格は過去数十年にわたって着実に上昇してきました。この傾向はブランドの品質、信頼性、そしてステータスシンボルとしての地位が強化されるにつれて、さらに加速しています。

現在、ロレックスの需要は世界的に非常に高く、特に新興市場での需要増加が顕著です。また、ロレックスは生産量を意図的に制限していたり転売対策として購入制限を掛けるなどしており、この供給戦略が価格を押し上げる一因となっています。さらに、ロレックスは投資対象としても人気があり、様々な要因が相まって価格高騰をさらに後押ししています。

これらの要因を考慮するとロレックスの価格が近い将来大幅に下がることは考えにくいです。市場の需要が高い限り、そしてブランドがその独占的な地位を維持し続ける限り価格は安定するどころか、さらに上昇する可能性すらあります。

先述の通り、ロレックスの時計は毎年右肩上がりとなっているので、捉え方によっては今が一番最安値で、昨年も一昨年も 最安値だった と言ってもよいでしょう。今こそ、ロレックスの時計は 買いどき なのです。ロレックスの時計を購入する際にはこれらの市場の動向を考慮に入れることが重要です。

4-2.世界情勢が安定すればある程度は落ち着きそう。

ロレックスの価格高騰には世界情勢の不安定さも大きく影響しています。

最近ではパンデミックの影響が顕著にあらわれましたが、こういった要因はロレックスの供給チェーンに影響を及ぼし、結果として価格高騰につながっています。しかし、世界情勢が安定すればロレックスの価格もある程度は落ち着く可能性があります。

可能性は低いかもしれませんが、ロレックス自体が生産量を増やすことで市場の需要に応えることも考えられます。現在のところ、ロレックスは品質を維持するために意図的に生産量を制限していますが、市場の状況に応じて生産数を増やす可能性もあります。

これらの要因が組み合わさることで、ロレックスの価格は将来的に安定する可能性があります。ただし、これはあくまで一つの可能性であり、ロレックスの価格動向は多くの不確定要素に左右されるため確実な予測は難しいです。投資や購入の際にはこれらの要素を総合的に考慮することが重要です。

4-3.ロレックスを買うなら今!

先述した上記2点を踏まえた上で言えることは、ロレックスの買い時は今ということです。

定価も中古相場も高いロレックスの腕時計ですが、実際のところ価格の動向を完璧に読み取ることは不可能です。今後世界情勢が落ち着くか確定もできませんし、ロレックスがこれから発表するモデルの定価を下げるということもあまり考えられません。

また、今は価格が落ち着いているモデルでも、何かの拍子に価格が上がる可能性も捨てきれません。価格の高騰は突然やってきます。実際にデイトナだって2017年頃から急激に価格が高騰しています。

夏や冬のボーナスやクリスマスなどの季節やタイミングによって需要が高まる傾向も見られたりするので、欲しいモデルがあったら今買うことをオススメします。

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5.今でも買いやすい!ロレックスのモデル5選

ロレックスの価格高騰が続く中、多くの時計愛好家や初心者コレクターは手が届きやすいモデルを求めています。幸いなことに、ロレックスにはまだ手頃な価格で購入できる魅力的なモデルが存在します。

この章では、現在でも比較的手に入れやすいロレックスのモデルを5つピックアップし、それぞれの特徴と魅力を探っていきたいと思います。

これらのモデルは、ロレックスの伝統と品質を象徴しながらも、入門者や予算に上限のある愛好家にも手が届く価格帯を維持しています。

安い金額では決してありませんが、いまでも買いやすいロレックスのモデルを見ていきましょう。

5-1.オイスターパーペチュアル

オイスターパーペチュアルはロレックスの中でも比較的安く買えるモデルの一つです。オイスターパーペチュアルはその名の通り、ロレックスの革新的な『オイスターケース』と『パーペチュアル機構』の搭載を特徴としています。

デザイン面ではシンプルで洗練された外観が特徴的で、どんな服装にも合わせやすい汎用性の高さを持っています。また、さまざまなサイズと文字盤のバリエーションが用意されており、個人の好みに合わせて選ぶことができます。

オイスター パーペチュアルはロレックスの時計を初めて手にする人にとって、品質と価格のバランスが取れた理想的な腕時計と言えます。このモデルはロレックスの時計製造における長年の経験と技術を反映しており、日常使いに適した耐久性と信頼性を提供します。

価格の面でもロレックスの中では比較的安いモデルでありながら、ブランドの象徴的な価値を体験することができるため多くの時計愛好家からも愛されています。

5-2.デイトジャスト

デイトジャストはロレックスの中でも特にバランスの取れたモデルとして知られています。1945年に発表されて以来、その革新的な機能と洗練されたデザインで幅広い層から支持を受けています。デイトジャストは世界で初めて0時ピッタリに日付が変わる機能を備えた自動巻き時計として名声を博しました。

デイトジャストもオイスターパーペチュアルと同様、様々なケースサイズ、文字盤、そして素材の組み合わせのモデルが多く展開されているのが特徴的で、個々の好みやスタイルに合わせて選ぶことができます。ステンレススチール製のものからゴールドを使用した高級なバージョンまで幅広い価格帯で提供されています。

日常的に使える高級時計として、また長期的な価値を持つ投資対象として多くの時計愛好家やコレクターに選ばれています。デイトジャストはロレックスのエレガンスと機能性を兼ね備えた、時代を超越した魅力を持つモデルです。

5-3.カメレオン

カメレオンはロレックスのコレクションの中でも特にユニークな存在です。

アンティークロレックスとしての立ち位置を持つカメレオンは女性向けにデザインされており、エレガントで洗練された外観が特徴的です。その名の通り、ストラップを交換することで異なるスタイルに自分で変化させることができるため、多様なファッションに合わせやすい時計です。

小さめのケースサイズとシンプルなダイヤルは、エレガンスと洗練さを求める女性に最適です。また、カメレオンは比較的安い値段で中古市場に出ているため、ロレックスのエントリーモデルとしても人気があります。

カメレオンは日常使いから特別なイベントまで、幅広いシーンで活躍する時計です。そのシンプルさとエレガンスは時計愛好家だけでなく、ファッションに敏感な女性にも魅力的です。

ロレックスの品質とデザインを求めるが、より手頃な価格のモデルを探している方にとって、カメレオンは理想的な腕時計と言えるでしょう。

5-4.チェリーニ

チェリーニはロレックスの中でも特にエレガントで洗練されたラインアップです。このコレクションは伝統的な時計製造の美学に敬意を表し、クラシックなデザインと現代的な洗練さを融合させています。チェリーニはドレスウォッチとしての位置づけであり、フォーマルな装いにとてもマッチします。

チェリーニの特徴はその細部にわたる精緻なデザインと高品質な素材の使用です。エレガントなケース、シンプルで読みやすいダイヤル、そして上質なレザーストラップが特徴的です。このコレクションは、ロレックスのスポーティなイメージとは一線を画し、伝統的な時計愛好家に向けた洗練されたスタイルを提供します。

ちなみにチェリーニは廃盤となり、2023年に『パーペチュアル 1908』として現行モデルとして生まれ変わりました。チェリーニの洗練されたエレガントな見た目は残しつつも、現代的なデザインが特徴的な渋くてカッコいいモデルです。

5-5.エアキング

エアキングはロレックスのコレクションの中でも特に歴史あるモデルの一つです。

この時計は1946年に初めて登場。シンプルで堅牢なデザインがパイロットや航空愛好家たちに愛されました。エアキングは航空の黄金時代へのオマージュとして、機能性と耐久性を重視した設計が特徴です。

エアキングの魅力はクラシックなデザインと手頃な価格にあります。シンプルなダイヤルと大きめの数字は読みやすさを確保しつつ、洗練された外観を提供します。また、オイスターケースを採用しているため、耐水性と耐久性にも優れています。

昔のモデルのエアキングはロレックスの中でも比較的買いやすいモデルです。このため、ロレックスの世界に初めて足を踏み入れる方や、日常使いに適した実用的な時計を求める方にとってエアキングは理想的な選択肢となります。歴史的背景とシンプルながらも魅力的なデザインは、時計愛好家たちに長く愛されてきた理由のひとつです。

エアキングはロレックスの伝統を受け継ぎつつ、現代のニーズにも応えるモデルとして、その地位を確立しています。

6.【番外編】ロレックス以外に価値が高騰している腕時計ブランド5選

ロレックスの価格高騰は時計業界全体に影響を与えています。

しかし、ロレックスだけが価値を高めているわけではありません。他にも多くの高級時計ブランドが、品質、歴史、独自性を背景に価値を高めています。

価値が高騰している腕時計ブランドは以下の通りです。

・パテックフィリップ
・オーデマピゲ
・ヴァシュロンコンスタンタン
・オメガ
・IWC

この章では、この章では、上記5つの腕時計ブランドについて解説させていただきます。

これらのブランドは、時計コレクターや愛好家にとって、ロレックスと並ぶ魅力的な選択肢となっています。

6-1.パテックフィリップ

パテックフィリップは高級時計ブランドの中でも特に尊敬され、愛されているブランドの一つです。1839年に創業されたこのスイスの時計メーカーは卓越した技術力と美しいデザインで知られています。パテックフィリップの時計は緻密な手作業と厳格な品質基準によって製造され、その精度と耐久性は業界最高水準です。

中でも人気なのはノーチラスという八角形のベゼルで作られたモデルです。時計高騰の先駆けとしてこのモデルは外せません。ノーチラスの需要が高まって供給が追い付かなくなったことによって他ブランドの腕時計の需要も上がったことによって、ロレックスの腕時計も価格が高騰したと考えられます。

パテックフィリップの時計は単なる時間を示す道具を超えて芸術作品としての価値を持っています。投資対象としても非常に人気があり、特にレアなモデルや歴史的に重要なモデルはオークションで高額で取引されることがほとんどです。パテックフィリップは品質、歴史、独自性により時計業界において常に特別な地位を保っています。

6-2.オーデマピゲ

オーデマピゲは高級時計製造の世界で非常に高い評価を受けるスイスの時計メーカーです。1875年に創業されたこのブランドは、革新的なデザインと卓越した技術力で知られており、代表作である「ロイヤルオーク」は高級スポーツウォッチのカテゴリーを確立した時計業界におけるアイコン的存在です。

ロイヤルオークをはじめとするオーデマピゲの時計は一般的なラウンドケースのデザインから逸脱し、八角形のベゼルやタペストリーパターンの文字盤など、独特のデザイン要素を取り入れています。これらのデザインは時計愛好家やコレクターから高い評価を受けており、ブランドのアイデンティティを強化しています。

これらの時計は高度な技術と精巧な職人技が必要とされ、それが価値を高める要因となっています。投資対象としても非常に魅力的であり、特に限定モデルや特別なモデルは高い価格で取引されることが多いです。

オーデマピゲは高級時計市場において重要な地位を占めています。

6-3.ヴァシュロン・コンスタンタン

世界最古の時計メーカーのひとつであるヴァシュロン・コンスタンタンは高級時計製造の分野で非常に高い評価を受けています。

1755年に創業されたこのヴァシュロン・コンスタンタンは長い歴史と伝統、卓越した技術力で知られています。繊細なデザインと精密な機械式機能の組み合わせが特徴的で時計愛好家やコレクターから高い評価を受けています。

ヴァシュロン・コンスタンタンもロレックス同様にマニファクチュールメーカーのひとつで、時計製造に於いては厳格な品質基準を満たしています。また、伝統的なデザインを守りつつも、革新的な技術を取り入れることで時計製造の芸術性を高めています。

ヴァシュロン・コンスタンタンの時計はその美しさと技術的な複雑さにより、時計としての価値だけでなく芸術作品としての価値も持っています。高級時計市場において特別な地位を占めており、時計コレクターや愛好家にとって非常に魅力的なブランドです。

6-4.オメガ

スイスの高級時計ブランドのオメガは、高級時計ブランドの中でも特に広く認知されている名前のひとつです。1848年に創業されたオメガは革新的な時計製造技術と数多くの歴史的瞬間に関わってきたことで知られています。

代表モデルの『スピードマスター』はアポロ宇宙計画においてNASAの公式時計として認定され、月面着陸時にも着用された『ムーンウォッチ』としても有名です。

オメガは精度と耐久性において高い基準を設けており、コーアクシャルムーブメントは時計業界における重要な技術革新の一つとされています。また、シーマスターは映画 007 シリーズでジェームズ・ボンドが着用する時計としても知られており、ブランドのイメージをさらに強化しています。

上記のような高い品質と歴史的背景により、コレクターや愛好家から高い評価を受けているオメガですが、ロレックスと比べると安い値段で展開されているモデルも多いです。20-30代の高級時計の入門ブランドとしても適しています。信頼性の高さとアイコニックなデザインで時計市場において重要な地位を占めています。

6-5.IWC

IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)は、スイスの高級時計メーカーであり、1868年にアメリカ人技師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによって創業されました。IWCは技術的な革新を起こしたことと精密な工芸技術で知られ、特にパイロットウォッチやダイバーズウォッチなど特定の分野に特化した時計を多く製造しています。

例えば、パイロットウォッチシリーズは機能性と耐久性、そして読みやすい文字盤デザインでプロのパイロットや時計愛好家から高い評価を受けています。また、ポルトギーゼシリーズは、その洗練されたエレガントなデザインでドレスウォッチとしても人気があります。

革新的なムーブメントと独自のデザインを組み合わせることで、時計業界において独特の地位を築いています。高い技術力と美的センスを兼ね備えているIWCの時計は、コレクターや愛好家にとって魅力的な選択肢となっています。品質とデザインに見合った価格設定で提供されており、高級時計市場において重要な役割を果たしています。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回はロレックスは昔は安かったのかについて解説させていただきました。

現在の高級時計業界の先頭を走り続けるロレックスは、そもそも価値の下がりづらいアイテムであることから大幅に安くなるということはあまり見られない傾向ではありますが、技術力や長年培ってきたブランド力も関与しています。これはロレックスの価格がなぜ高騰したのかにも関与する要因のひとつです。

この記事が、皆さんにとっての知識となっていれば幸いです。

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