2024年10月23日
ロレックスのオーバーホールにかかる費用|業者別に料金やサービスの違いも解説

ロレックスの時計を大切に長く使い続けるためには、「オーバーホール」というメンテナンスが欠かせません。 しかし、いざオーバーホールを行おうと考えても「オーバーホールとは何か?」「どのタイミングでどこで行うべき?」「費用や業者は?」といった疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ロレックスのオーバーホールの頻度や費用、正規店と専門店での値段や期間の違い、依頼する際に注意するべきポイントについて詳しく解説していきます。現在ロレックスのオーバーホールをお考えの方や、今後の参考にしたい方は是非最後までご覧ください。
目次
1.ロレックスの時計をオーバーホールする理由
出典:ROLEX
ロレックスの時計は高い精度と美しいデザインで知られていますが、長く愛用するためには定期的にオーバーホールが必要です。
ここでは、ロレックスにオーバーホールが必要な理由を4つご紹介します。
1-1.動作の異常を防ぐ
ロレックスの時計は高精度な自動巻き機構を持っているため、日常的な使用でも精度を維持する必要があります。時計内部には何百もの小さな部品が組み込まれており、オイル(潤滑油)によってスムーズに作動しています。しかし、時間が経過するとオイルが劣化し、部品の摩耗が進むことによって、時計の動作に異常が生じることがあります。
オーバーホールでは、劣化した油の交換や部品の調整を行い、時計の正確な動きを保つためのメンテナンスが施されます。この作業を定期的に行うことで、ロレックスの性能を長く維持できるのです。
1-2.異音の発生を防ぐ
時計内部の摩擦が増えると、通常の「カチカチ」といった音とは異なる「カリカリ」や「キシキシ」という異音が発生することがあります。これは、部品同士が摩耗して異常な摩擦が発生していることを示しており、時計の精度に悪影響を及ぼす可能性があります。
オーバーホールでは、時計の内部を分解し、摩耗や劣化が見られる部品を修理・交換することで異音の発生を防ぎ改善することが可能です。異音のない静かな動作は、ロレックスの時計の持つ品質を守るためにも重要です。
1-3.防水性能の低下を防ぐ
ロレックスの多くのモデルは高い防水性能を誇っていますが、それも内部のガスケット(パッキン)の状態によって大きく左右されます。ガスケットは時間の経過や外部環境の影響で劣化するため、そのまま放置してしまうと時計内部に水分が入り込み、サビや腐食の原因となります。
オーバーホールでは、劣化したガスケットの交換が行われ、防水性能をしっかりと維持することができます。特に、水中での使用を想定しているモデルや、汗や湿気の多い環境で使われることが多い場合には、この点のメンテナンスは欠かせません。
1-4.ロレックスとしての価値を保つ
ロレックスの時計は高いブランド価値と耐久性から、単なる時計としての役割を超えて、資産としても見られることが多いです。しかし、オーバーホールを怠って内部に不具合が生じた場合、その価値は大きく下がってしまう可能性があります。
特に、中古市場や買取の場面では、メンテナンス履歴が明確な時計の方が評価が高くなるため、定期的なオーバーホールが重要です。正規のメンテナンスを受けることで、時計の外観や機能が新品に近い状態に保たれ、長期間にわたってロレックスの価値を維持することが可能になります。
これらのように、ロレックスの時計にとってオーバーホールは、単に故障を防ぐだけでなく、時計の価値を維持するために不可欠な作業です。ロレックスは、長く使用することを前提とした高級時計ですので、定期的に専門のメンテナンスを受けることを強くお勧めします。オーバーホールは費用がかかるものの、長い目で見ればその費用は時計の寿命を延ばし、価値を守るための1つの投資ともいえるでしょう。
2.ロレックスの時計のオーバーホールを行う頻度
出典:ROLEX
ロレックスの公式HPではモデルや使用状況によって異なりますが、オーバーホールは10年以内に行うことが推奨されています。ではなぜこの期間が適切とされているのでしょうか?それは、内部のオイルが劣化し始めるのがこのタイミングだからです。定期的にオーバーホールを行うことで、時計の部品がスムーズに動作し続け、長期間にわたりロレックスの品質を保つことができます。
また、防水性能を保つためにガスケットの劣化具合を確認し、必要に応じて交換することもオーバーホールの一環です。ロレックスの高い防水性能を維持するためにも、適切な頻度でのオーバーホールが求められます。また、頻度が守られている時計は、中古市場での評価も高いため、資産価値を維持するためにもオーバーホールは重要です。
3.ロレックスのオーバーホールはどこへ出すべき?
出典:ROLEX
ロレックスのオーバーホールを依頼する際に悩むのが、「どこへ出すべきなのか」という点です。オーバーホールを受けられる場所はいくつかありますが、それぞれに特徴があります。
ここでは、ロレックスのオーバーホールを依頼できる場所についてご紹介していきます。
3-1.ロレックスの正規店
ロレックスのオーバーホールを最も安心してお願いできる場所は、やはりロレックス正規店です。正規店では、ロレックスの認定を受けた専門技術者が最新の機器と技術を用いてオーバーホールを行います。正規店のオーバーホールを受けると、純正パーツが使われ、すべての作業がブランドの基準に基づいて行われるため、時計の価値を保つことができます。
また、ロレックスの正規店でオーバーホールを行うとカードタイプの証明書が付与されるため、中古市場での価値が下がらないというメリットがあります。
3-2.時計修理専門店
全国の数ある時計修理専門店も、ロレックスのオーバーホールを依頼できる選択肢の一つです。正規サポートよりもリーズナブルな価格でサービスを提供しているケースが多く、技術力の高い職人が在籍している専門店も多く存在します。また、独自の保証を設けている店舗もあり、正規サポートよりも柔軟な対応が可能です。
しかし、すべての修理専門店がロレックスの部品を取り扱えるわけではないため、信頼できる修理専門店を選ぶことが重要です。過去の実績や口コミなどをチェックしてから依頼するのが良いでしょう。
3-3.家電量販店
意外かもしれませんが、大手家電量販店でも時計のオーバーホールを受け付けている場合があります。これらの店舗では、修理専門店や提携業者に依頼する形をとることが一般的です。そのため、家電量販店自体がオーバーホールを行うわけではありませんが、利便性の面で優れています。費用も比較的リーズナブルな傾向があり、店舗によっては短い期間での修理が可能な場合もあります。
ただし、家電量販店でのオーバーホールは、正規サポートや専門店に比べて技術力や部品の品質で劣ることがあるため、高価なロレックスの場合は注意が必要です。どの業者を選ぶかについては、自分の時計の状態や重要視するポイントを基に慎重に検討することが大切です。
4.ロレックスのオーバーホールを依頼する時の流れ
出典:ROLEX
ロレックスのオーバーホールを依頼する際には、どのような手順で進めるのかを把握しておくことが重要です。特に、高価な時計であるロレックスは、オーバーホールのプロセスが明確であるほど安心して任せられます。ここでは、ロレックスのオーバーホールを依頼する際の3つのステップについて説明します。
4-1.ステップ①:持ち込むor郵送で送る
ロレックスのオーバーホールを依頼する際、まずは「持ち込み」か「郵送」を選択します。正規店や時計修理専門店に直接持ち込む場合、スタッフと直接話をしながら状態を確認できるため、細かい相談がしやすいメリットがあります。持ち込みが難しい場合は、郵送で送ることも可能です。郵送の場合は、店舗の公式ウェブサイトで手続き方法を確認し、必要書類を添付して時計を送ります。特に郵送する際は、保証のある配送方法を選ぶと安心です。
郵送での依頼の場合、事前に電話やオンラインでの問い合わせを行い、時計の状態をある程度説明しておくとスムーズに進行します。また、時計を送る際は、傷や盗難などを防ぐため、しっかりと梱包を行いましょう。
4-2.ステップ②:見積もりの確認
店舗に時計が到着すると、専門の技術者が時計の状態をチェックし、必要な作業内容や部品交換などを検討します。その後、見積もりが作成され、連絡が届きます。見積もりには、オーバーホールの基本料金のほか、追加修理や部品交換が必要な場合の費用が含まれることがあります。
見積もりを確認した際に、追加作業が想定より高額であった場合は、キャンセルも可能です。しかし、キャンセル料が発生することもあるため、事前に店舗のキャンセルポリシーを確認しておくことが重要です。見積もり内容に納得した場合は、了承の返事をし、作業が開始されます。
4-3.ステップ③:修理完了(支払いと受け取り)
修理が完了すると、店舗から連絡が入り、時計の受け取りについての案内があります。直接店舗で受け取る場合は、支払いを済ませた後、その場で時計の動作確認を行います。郵送での受け取りを選択している場合は、支払い手続きをオンラインや振込で行い、その後時計が発送されます。
時計を受け取った後は、オーバーホールがしっかり行われているか、動作や外観を確認しましょう。正規サポートや信頼できる修理店では、通常1〜2年間の保証が付いていることが多いので、アフターサポートも確認しておくと安心です。
オーバーホールを依頼する際のステップをしっかり理解し、スムーズな依頼を心がけましょう。時計の状態や店舗のサービス内容に応じて、最適な依頼方法を選ぶことで、愛用のロレックスを末長く楽しむことができます。
5.ロレックスのオーバーホールにかかる費用と期間
ロレックスのオーバーホールを依頼する際、どの業者に依頼するかによって費用や期間が異なります。選ぶ業者によっては、修理の質や保証、費用に大きな違いがあるため、依頼前にしっかりと理解しておくことが大切です。
ここでは、ロレックスのオーバーホールを依頼できる場所ごとに費用や期間の目安をご紹介していきます。
5-1.ロレックス正規店での費用&期間
ロレックス正規店では、メーカーの厳しい基準に基づいたオーバーホールが行われます。純正の部品を使用してメンテナンスが行われるため、時計の性能を保つには最適です。また、正規店でのオーバーホールは通常2年間の国際サービス保証書の保証が発行されます。
ロレックスの正規店でオーバーホールにかかる費用
ロレックス正規店でのオーバーホール費用は、モデルや修理の内容によりますが、平均すると7万円〜15万円程度です。複雑な機構を持つモデルや、ヴィンテージのモデルの場合はさらに高額になることがあります。
ロレックスの正規店でオーバーホールにかかる期間
正規店では、モデルや修理内容によって異なりますが、通常1〜3か月程度の期間がかかります。これは、時計の状態をしっかりと確認し、丁寧にオーバーホールを行うための時間です。
5-2.時計修理専門店での費用&期間
時計修理専門店は、正規サポートに比べて費用が安く、依頼先によっては柔軟な対応が可能です。専門店の中には、ロレックスの修理に精通している職人がいるところもあり、正規サポートと同等のクオリティのオーバーホールを提供している場合もあります。
時計修理専門店でオーバーホールにかかる費用
時計修理専門店のオーバーホール費用は、正規店に比べて安価で、3万円〜5万円程度が相場です。しかし、専門店によっては料金設定やサービス内容が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
時計修理専門店でオーバーホールにかかる期間
専門店でのオーバーホール期間は、1〜2か月程度が一般的です。正規店よりも短い期間で修理が完了することが多いですが、繁忙期などでは長くかかる場合もあります。
5-3.家電量販店
一部の家電量販店でも、ロレックスのオーバーホールを依頼することが可能です。家電量販店では、提携している修理業者に依頼する形が一般的で、時計修理専門店に比べて料金がやや安価になることもあります。
家電量販店でオーバーホールにかかる費用
家電量販店のオーバーホール費用は、2万円〜5万円程度が目安です。ただし、家電量販店によって提携している修理業者が異なるため、修理の質や料金にばらつきがある点には注意が必要です。
家電量販店でオーバーホールにかかる期間
家電量販店経由での修理期間は、1〜2か月程度です。修理業者への依頼手続きや確認作業の分、正規サポートや専門店に比べて少し長くかかることもあります。
依頼する業者によって、費用や期間は大きく異なります。どの業者を選ぶかは、費用や修理の質、保証内容などのバランスを考えて決めることが大切です。ロレックスのオーバーホールを成功させるためには、信頼できる業者選びが大切となります。
6.ロレックスのオーバーホール以外の修理と費用
出典:ROLEX
ロレックスのオーバーホールでは、単に内部のメンテナンスを行うだけでなく、外装や機械部分の修理も一緒に行われることがあります。特に長年使用していると、細かい部分の故障や破損が発生することも少なくありません。
ここでは、ロレックスのオーバーホールと同時に行われる代表的な修理とその費用について解説します。
6-1.不動品
時計が動かなくなってしまう「不動品」の状態は、オーバーホールと同時に発見されることがよくあります。不動の原因には、内部機構の汚れや摩耗、オイルの劣化が考えられます。オーバーホールと同時にこれらの問題を修理することで、正常な動作を取り戻すことができます。
修理にかかる費用
不動品の修理費用は、オーバーホール料金に加えて5,000円〜2万円程度が一般的です。原因やモデルによって料金は異なるため、動いていない時計を持ち込み正確な見積もりが必要です。
6-2.ガラス割れ
ロレックスのガラス部分が割れたり、欠けたりした場合には、新しいガラスへ交換する修理が必要です。ガラスの交換は、特に衝撃や落下によって起こることが多いため、オーバーホールと一緒に依頼するケースが多く見られます。
修理にかかる費用
ガラスの修理費用は、モデルやガラスの種類によって異なりますが、5千円〜2万円程度が目安です。特にプラスチック製は安く、サファイアガラスはやや高額になることがあります。
6-3.リューズ破損
リューズは、時計の時刻や日付を調整するための重要な部分です。リューズが破損すると、時間の調整やゼンマイの巻き上げができなくなります。リューズの修理は、オーバーホールと同時に行うことで、内部の機械にも影響を与えないように保つことが可能です。
修理にかかる費用
リューズの修理・交換費用は、1万円〜2万円程度です。モデルによってはリューズの交換が難しいものもあるため、専門家の見積もりが重要です。
6-4.ブレスレットの破損
ロレックスのブレスレット部分は、毎日使用することによって徐々に劣化していきます。特に金属製のブレスレットでは、コマがゆるんだり、ピンが折れたりすることがあります。オーバーホールの際にブレスレットの修理も行うことで、全体的なメンテナンスが完了します。
修理にかかる費用
ブレスレットの修理費用は、ピンだけであれば1万円ほどで修理を依頼できますが、コマを無くしてしまった場合は高額な費用が発生してしまいます。18Kのコマであれば1コマ約10万円、プラチナ製であれば約20万円、ステンレス製は約1万円ほどとなっています。このことから、ブレスレットすべての修理や交換を行うのであれば、少なくともコマの約10倍の費用がかかると考えて良いでしょう。
ロレックスのオーバーホールと同時に行われる修理は、時計の長寿命を保つためにも非常に重要です。定期的なメンテナンスと必要な修理を行うことで、大切なロレックスをいつまでも美しく保つことができます。
7.ロレックスのオーバーホールを依頼するときに気をつけるポイント
出典:ROLEX
ロレックスのオーバーホールを依頼する際には、事前に知っておくべきポイントがあります。特に大切なロレックスを長く愛用し、その価値を保つためには、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。
ここでは、オーバーホールを依頼する際に気を付けるべき3つのポイントについて詳しく解説します。
7-1.ヴィンテージロレックスは断られるケースがある
ヴィンテージロレックスは、その希少価値とデリケートな作りから、修理やオーバーホールを断られる場合があります。特に、日本ロレックスや正規のサポートセンターでは、部品が入手困難であったり、古いモデルへの対応が難しかったりするため、受け付けないケースがあるのです。
ヴィンテージモデルを持っている方は、ロレックス専門の修理業者やヴィンテージに詳しい時計修理店を探し、事前に対応可能かを確認することが大切です。
7-2.パーツ交換が必要な場合価値が下がる可能性がある
オーバーホール時に、内部パーツや外装パーツの交換が必要になることがあります。しかし、特にコレクターや時計愛好家の間では、オリジナルの状態を重視するため、パーツ交換が価値の低下につながる可能性があります。
例えば、リューズやダイヤル、針などの純正パーツが交換されてしまうと、時計のオリジナリティが失われ、コレクター価値が下がってしまうことがあります。事前にパーツ交換が必要かどうか、交換するパーツが純正品であるかなどを確認し、納得した上で依頼を行いましょう。
7-3.純正のブレスレットとバネ棒も持ち込む
ロレックスのオーバーホールを依頼する際には、純正のブレスレットとバネ棒も一緒に持ち込むことが推奨されています。正規店や修理業者では、純正以外のパーツを使っている場合や、バネ棒が異なる場合には、対応を断られることがあるためです。
特にロレックスの正規店で修理を受ける場合、ブレスレットの装着状況やパーツの状態もチェックされるため、純正の部品で揃えて持ち込むことで、スムーズにメンテナンスを受けることができます。もし純正品が手元にない場合は、あらかじめ取り寄せておくと良いでしょう。
これらのポイントをしっかりと押さえておくことで、ロレックスのオーバーホールをよりスムーズに進め、時計の価値を保ちつつ、長く愛用することができます。
8.【Q&A】ロレックスのオーバーホールに関するよくある質問
オーバーホールは高価なロレックスを長く使うために重要ですが、頻度や修理店の選び方、保証内容など、気になる点がたくさんあります。
ここでは、ロレックスのオーバーホールにまつわる代表的な質問に対して詳しく解説していきます。
Q1.ロレックスのオーバーホールはどれくらいの頻度で行うべき?
A.ロレックスの公式HPでは10年以内のオーバーホールを推奨しています。しかし、使用状況によって頻度は変わります。例えば、日常的に水に触れる機会が多い場合や、激しい動きが伴う場面で使用している場合は、より頻繁なオーバーホールが必要とされます。特に防水性能が大切なモデルは、定期的にチェックを受けると安心です。
Q2.ロレックスの正規店と一般修理店の違いは?
A.ロレックスのオーバーホールを依頼する際、正規店と一般の時計修理専門店のどちらに依頼するかが悩みどころです。正規店では、純正パーツを使用し、メーカーの厳しい基準に基づいて修理が行われます。そのため、品質や信頼性が高く、ロレックスの保証が適用されます。
一般の修理店では、純正パーツを使用しないケースや、費用を抑えてオーバーホールが行える場合もあります。ただし、信頼できる業者を選ぶことが重要で、修理内容や保証について事前に確認しておくことが大切です。どちらもメリットはありますが、正規店の方が安心してお願いできるのでおすすめです。
Q3.ロレックスのオーバーホール後の保証はどうなっているの?
A.正規店でのオーバーホール後には、通常2年間の保証が付帯します。この保証は、修理時に交換されたパーツや修理内容に対して適用されます。一般の修理店でも保証を設けていることがありますが、その内容や期間は店舗によって異なるため、依頼前に確認することが重要です。保証が適用されることで、万が一のトラブルが発生しても安心です。
Q4.オーバーホール後のロレックスの価値に変動はある?
A.オーバーホールを正規店で行った場合、修理記録が残るため、その記録があることが時計の価値を保つポイントとなります。特に正規店でのオーバーホールは、コレクターや中古市場での評価が高く、時計の価値を下げにくいとされています。
ただし、非正規店でのパーツ交換や修理が行われた場合、オリジナルパーツではないことから価値が下がる可能性もあります。高価なロレックスだからこそ、修理履歴や使用パーツにはこだわりたいですね。
Q5.ロレックスのオーバーホールにかかる費用はこれから上がるの?
A.ロレックスのオーバーホール費用は、今後も変動する可能性があります。最近では、原材料の価格や労働力コストの上昇により、全体的な修理費用が上がっている傾向があります。特に、日本ロレックスでの正規サポートに関しては、定期的な値上げが実施されています。オーバーホールの費用については、定期的に最新情報を確認しておくことが重要です。
9.まとめ
ロレックスの時計は、所有する喜びやステータスを感じられる一生もののアイテムです。そんな大切な時計を長く使うためには、定期的なオーバーホールが欠かせません。オーバーホールは、時計の動作や性能を保ち、ロレックスの価値を守るための重要なメンテナンスです。
正規店と一般の時計修理店、それぞれにメリットがありますが、信頼性や純正パーツの使用、保証内容を考慮すると、正規店でのオーバーホールが安心といえます。ただし、費用や修理内容の透明性をしっかり確認し、事前の見積もりで納得してから依頼することが大切です。
また、オーバーホールのタイミングで、不具合がないかのチェックも重要です。特に異音や動作の遅れ、防水性能の低下などが気になる場合は、早めのメンテナンスを心がけましょう。大切なロレックスの価値を維持し、長く使い続けるためのメンテナンスにぜひ役立ててください。
この記事が、あなたのロレックスライフにとって少しでも役立つ情報となれば幸いです。