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2024年8月29日

これって本物の宝石?見分け方と価値ある宝石の種類を徹底解説!

リング、ネックレス、イヤーアクセサリー……ジュエリーが好きなら、たくさん持っているという人も多いのではないでしょうか。自分で購入したものやプレゼントしてもらったもの、よく身に付けるお気に入りのものもあれば、買ったはいいもののあまり身に付けていないなんてものもありますよね。

ジュエリーを買う時に、こんなふうに思ったことはありませんか?
「このジュエリー、本物かな?」
よく知らないお店で買う時や、とても良い品物に見えるけどあまりに安い時、聞きたいけど聞けない……。

今回はそんな方のために、宝石が本物かどうか見分ける方法をご紹介します!さらにこれから新しく宝石を買う時ははどんな宝石がいいか、どのブランドなら本物の宝石が買えるのかもあわせてご紹介します!これからの参考にしてくださいね。

1.本物の宝石の見分け方

宝石が本物かどうか、思わず疑ってしまうということは誰しもあると思います。

あまりにきれいすぎる、安すぎるなど、疑ってしまう理由はさまざまですよね。実際あまりにきれいな石、安すぎる石は本物の宝石ではないこともあります。

本物かどうか確かめたいと思うのは決して悪いことではありません。購入する前に確認し、納得してから購入することができれば一番いいですが、そのジュエリーが貰ったものだったり、言い出しにくい雰囲気で確認できないということも充分考えられます。

そんな時にどうにか自分で確認できる方法があればいいなと思うのではないでしょうか。
本物の宝石を厳密に見分けるの鑑定士や買取店スタッフにお願いするのが一番ですが、それぞれ特徴があります。

ここでは有名で私たちにも身近な4つの宝石、ダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイアの特徴と、その特徴を利用した見分け方をご紹介します。

1-1.ダイヤモンドの見分け方

ダイヤモンドはもっとも有名で人気のある宝石です。宝石にそんなに興味がなくても、ダイヤモンドは持っているという人も多いのではないでしょうか。ダイヤモンドには似た宝石や偽物が多く存在します。人気が高い宝石なだけあって、それらをダイヤモンドと偽って売っていることも多いようです。

また、ダイヤモンド自体は流通量が多い宝石と言えます。そして、それらの品質はそれぞれです。つまり、”きれいで安い偽物のダイヤモンド”がある一方で”本物だけどあまりきれいではないので安いダイヤモンド”も存在するといった状況になっています。

ダイヤモンドを取り巻く状況は複雑で、素人がその場で判断するのは難しいでしょう。

今回は、ダイヤモンドの見分け方を3つご紹介します。
ダイヤモンドの大きさや、セッティングなどに合わせて良い方法で試してみてください。

本物のダイヤモンド見分け方②:息を吹きかける

一番簡単な方法は、ダイヤモンドに息を吹きかけてみることです。
ダイヤモンドは熱伝導性が高く、息を吹きかけても曇っている時間が短く、すぐに曇りが晴れます。

もし手元にジルコンやキュービックジルコニアなどがあれば、同じように息を吹きかけて比べてみてください。カラーレスのジルコンやキュービックジルコニアはダイヤモンドによく似ていますが、熱伝導性が低いので、曇っている時間がダイヤモンドに比べて長いです。

それぞれ試して、比べてみるとよりわかりやすいでしょう。

本物のダイヤモンド見分け方②:まっすぐな線を描いた紙を透かしてみる

まずはまっすぐな線を描いた紙を用意してください。

そしてその線の上にダイヤモンドを置いてみます。ダイヤモンド越しに見る線がそのまま見えれば、それはダイヤモンドではありません。

ダイヤモンドには入ってきた光を石の中で曲げる屈折という性質があります。その性質のために、ダイヤモンドを通して見た線は歪んで見えるのです。

本物のダイヤモンド見分け方③:油性ペンで何か書いてみる

最後の方法は、ダイヤモンドの持っている「親油性」という性質を利用します。

油性ペンで何かを書こうとした時に、インクがはじかれてうまく書けなかったという経験はありませんか?もしダイヤモンドでそれと同じことが起これば、それは偽物です。親油性は油によく馴染むという性質ですから、油性ペンのインクもよく馴染みます。

ただし、そのあとペンのインクを落とさなければならなくなってしまいますので、少し面倒な方法ではあります。

1-2.ルビーの見分け方

ルビーはダイヤモンドに次いで有名で、知っている人がほとんどではないでしょうか。持っている、見たことがあるという人も多いでしょう。

科学的な技術が発達する前、赤い宝石はすべてルビーだと思われていました。現在では赤い宝石というとルビー以外にも、スピネルやレッドトルマリンなどが有名ですが、それらは長い間ルビーだと信じられていたのです。

赤い宝石を見ただけで、ルビーかそうでないか見分けるのは難しいですが、いくつかの方法で見分けることができないか試してみましょう。

本物のルビーの見分け方①:紫外線ライトを当ててみる

宝石やジュエリーが好きな人なら、もしかしたら紫外線ライトを持っているかもしれません。もし家に紫外線ライトがあれば、それを使ってルビーを見てみましょう。

紫外線ライトを当てた時に、あまりにも強い赤色になった場合は本物のルビーではない可能性が高いです。本物のルビーは、自然な淡い赤色に見えることがほとんどです。

ただしこの方法は確実ではなく、本物のルビーでもまれに鮮やかな赤色に輝くことがあります。参考程度に考えてください。

本物のルビーの見分け方②:ルーペで内部をよく観察する

ルビーに限った話ではありませんが、宝石はある程度の大きさに成長するのに長い時間がかかります。その間に、さまざまな異物が宝石内部に取り込まれることも珍しくありません。その異物はインクルージョンとよばれます。ほとんどの場合、インクルージョンは宝石の美しさを損ねるものとされます。インクルージョンが少ないほうが品質が高く、良い石とされます。

逆に言えば、インクルージョンがまったくない宝石はほとんどありません。ルビーをルーペなどでよく観察してみましょう。もし内部にインクルージョンがまったく見えないにも関わらず購入しやすいお値段で売られていたら、もしかしたら本物ではないかも?と疑ったほうがいいかもしれません。

皮肉なことですが、きれいすぎる宝石は偽物である可能性が高いということです。

1-3.エメラルドの見分け方

エメラルドは緑色の宝石としてとても有名です。濃くて鮮やかなグリーンがとても美しいですよね。

実はエメラルドも、ルビーと同じく他のいろんな宝石がエメラルドと思われていたという歴史があります。グリーンの宝石として、それほど有名な宝石だったのです。

エメラルドには、ダイヤモンドやルビーとは違う見分け方があります。もし偽物だった場合すぐにわかるような見分け方もありますので、ぜひ試してみてください。

本物のエメラルドの見分け方①:.ルーペで内部をよく確認する

ルビーの項でインクルージョンの話を出しましたが、エメラルドにおいてもインクルージョンは本物かどうかを見分ける大きな手掛かりになります。

というのもエメラルドは、宝石の中でも特に傷やインクルージョンが多いとされている宝石なのです。インクルージョンがないエメラルドはほとんどないと言われていますし、もしあるとしてもとても小さいか、とても購入できるような価格で売られるものではありません。

インクルージョンが少ないルビーより、インクルージョンが少ないエメラルドの方が、より偽物である確率は高いと言えます。

本物のエメラルドの見分け方②:水につけて色の層を探す

エメラルドを水に付けた状態でよく観察してみてください。もしその石が模造エメラルドであれば、色の層が見つけられると思います。

模造エメラルドは、異なる色合いの緑の層を溶接しています。水に付けて観察すれば、その層をはっきり見ることができるでしょう。

本物の宝石はひとつの石の中で、色の違うところがあることもよくあります。そういった模造エメラルドは、色の変化が不自然なことも多いです。なんだか色が変だな?と思ったら確認してみてください。

1-4.サファイアの見分け方

サファイアは元はルビーと同じ石で、含まれる物質によって色が異なっています。赤い色のものがルビーで、それ以外のものがサファイアと呼ばれます。

サファイアでもっとも有名で、人気があるのはブルーサファイアです。それ以外にもピンクサファイアなどはかわいらしい色で人気もあり、流通量も多いので持っているという人も多いかもしれません。サファイアの色に関わらず、本物かどうか見分ける方法は一緒です。もし手元にあるのがブルー以外のサファイアでも、ぜひ試してみてください。

本物のサファイアの見分け方①:ルーペで表面と内部を観察する

サファイアもルビーやエメラルドと同じく、ルーペで観察することである程度本物か偽物を見分けることができます。あまりにきれいすぎるサファイアもやはり、偽物である可能性が高いです。

またサファイアには「含浸」という処理が施されることがあります。この処理は傷が多いサファイアの見た目を美しくするためにガラスなどを傷に流し込んで傷を見えなくするために行われるのですが、石によっては天然の部分よりもガラスの方が多く、石としての価値がほとんどないものもあります。含浸サファイアは、内部に気泡が含まれることがあります。これは天然のサファイアにはありません。

またガラスを流し込んでも表面の傷は消えないので、ルーペで表面を見た時に擦り傷のような細かい傷が多いものは含浸サファイアである可能性が高いです。

含浸処理は、もとはサファイアと同じ石であるルビーでも行われることがあります。ルビーを見る時も、この点に注意しておきましょう。

本物のサファイアの見分け方②:石を横から見てみる

通常天然の宝石は、天然故に品質が安定しません。

サファイアはもとはコランダムというカラーレスの鉱物で、そこにクロムが含まれることによって青く発色します。ですがそのクロムの量は一定ではないので、ひとつの石のなかでも、ブルーが濃い部分と薄い部分があるのが自然なことなのです。

とはいえ色がまだらな色は好まれませんので、ジュエリーを作る時は正面から見た時に石が美しく見えるようにセッティングされることがほとんどです。ですがそんな石でも、横から見ると色が均一でないということはよくあります。

逆にどこから見ても色が均一すぎるものは、本物かどうか疑わしいということです。

1-5.鑑別機関に依頼する

ここまでダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイアの見分け方をご紹介してきました。ですがどの方法でも、はっきりとこの石は本物だと断言することはできません。

もし上記の方法で試してみて、「本物の宝石かもしれない!」と思ったら、一度専門の機関に鑑定・鑑別を依頼することをおすすめします。ダイヤモンドの品質を証明することを「鑑定」、ダイヤモンド以外の石を本物かどうか証明をすることを「鑑別」といいます。日本には宝石を鑑定・鑑別してくれる機関がいくつもあります。

そういった機関に依頼すれば、さまざまな方法で確実に石を判別してもらえますので確実です。ダイヤモンドであれば鑑定書、それ以外の宝石なら鑑別書が発行され、石の価値を証明することができます。

それぞれの機関によって、かかる時間も費用もそれぞれです。依頼する機関について、まずはよく調べてみてください。たくさんある鑑別機関の中から、きちんと鑑定・鑑別してくれる機関を選びましょう。

2.資産価値を求めるなら世界五大宝石

宝石にはさまざまな価値がありますが、そのうちのひとつが「資産的価値」です。

今後のことを考えて、今本物の宝石を買っておきたい。あるいはゆくゆくは大事な人に良いものを譲りたい。そんなふうに考えて、本物の宝石を購入する人も少なくありません。

ですが、本物の宝石ならすべてが資産価値があるかというと、そうではないのが注意するポイントです。資産価値のある宝石がほしいと思うなら、購入するのは世界五大宝石と呼ばれるダイヤモンド、ルビー、エメラルド、サファイア、真珠のうちのどれかにすることをお勧めします。

2-1.ダイヤモンド

ダイヤモンドは、もはや知らない人はいないほど有名な宝石です。他のどの宝石よりも確かな価値があると考えていいでしょう。

資産価値があるかどうかを考える時に、すぐに現金化できるかどうかという点はとても重要です。その点で、ダイヤモンドは間違いなく、資産価値が充分にある宝石と言えます。

宝石を現金化したいと思った時、宝石をきちんと見ることができる人がいないという理由で査定を断られてしまうということも少なくありません。ですがダイヤモンドであれば、どこの質屋に持って行ってもほとんどの場合は査定してもらえるでしょう。

ダイヤモンドの価値は4Cという基準で決まります。鑑定書があれば客観的な価値の証明になりますので、購入時の付属品は捨てないでくださいね。

2-2.ルビー

世界五大宝石のひとつであるルビーにも、当然資産価値はあります。

特にルビーはミャンマーのモゴック産のルビーが最高級品で、現在では流通量も少ないので、良いルビーを見つけたら産地を確認してから購入するのも資産価値を考えると重要です。ですが産地にばかりこだわる必要はありません。「ピジョンブラッド」と呼ばれる赤が鮮やかな色のルビーは、モゴック産のルビーでなくても高値が付きますので、一番は石自体の色をよく見て購入してください。

ただしルビーは、ダイヤモンドほどすぐに現金化できる宝石ではありません。もちろんきちんとしたところに査定を依頼すれば良い値段をつけてもらえますが、価値がわからない買取業者がいるのも事実です。

少しでも査定に疑問を感じたら無理に売ろうとせず、他の買取業者と相見積もりを取るなどして、納得の行く価格で引き取ってもらいましょう。

2-3.エメラルド

エメラルドは他の宝石と比べても傷やインクルージョンが多い宝石なので、石の品質が資産価値に大きく関わってきます。

もし資産価値の高い石を購入したいと思うなら、購入する時に念入りに確かめることはもちろんですが、その後の使用方法・保管方法にも充分気を配りましょう。たとえば石自体が硬いダイヤモンドであればそこまで注意する必要がないことでも、エメラルドの場合は気にしたほうがいいこともあります。

エメラルドのジュエリーを身に付けている時に何かにぶつけてしまったり、ジュエリーボックスの中で硬い宝石の隣に保管していて何かの拍子に触れ合うことで、エメラルドには傷がついてしまうことがあるのです。

少しでも資産価値を高く保ちたいと思うなら、エメラルドは特に大切に扱ってください。

2-4.サファイア

サファイアも世界五大宝石のひとつですが、ほかの宝石と比べると資産価値はあまり高くありません。将来現金化したいからサファイアを買うというよりは、サファイアが好きで購入したけれど、飽きた時や手放す時に少しでも価値があれば良いな、という程度で考えていたほうがいいでしょう。

特に品質の良くないサファイアは、驚くほど低い査定金額になってしまうことがあります。石自体の金額を上げたければ、色が濃くて大きいもの、インクルージョンが少ないものを選びましょう。

それと同時に、ジュエリーでは地金の金額も重要です。シルバーよりもゴールドやプラチナのものを選んでください。またゴールドやプラチナには相場があります。相場によって買取金額が変わってしまうこともありますので、査定を依頼する前にチェックしておいた方が良いかもしれません。

2-5.真珠

真珠は冠婚葬祭のどの場面でも使えるとてもオールマイティな宝石で、成人女性ならひとつは持っておきたい宝石です。真珠は資産価値のある宝石ですが、値段がつきにくい宝石でもあります。

真珠に値段が付きにくいのは、真珠がとてもやわらかく傷つきやすいことや、養殖真珠・偽物の真珠が多いせいです。ですが、本物の真珠で管理がきちんとされていれば、資産価値は充分にあります。特に高値になりやすいのはアコヤ真珠、シロチョウ真珠、クロチョウ真珠です。

真珠はどうしても劣化が早いので、もう使用しないと思ったらいつまでも取っておかず、少しでも早く売ったほうが良いということも覚えておきましょう。

3.これから価値が上がるかも?世界三大希少石

現状、宝石で資産価値があるとされるのは世界五大宝石くらいです。他の宝石は、いくら良い宝石であっても資産価値はほとんどないと言われています。

きちんと宝石の価値を見極めることができる人が、質屋や買取店に少ないのがその主な理由です。高値で購入した質の高い宝石でも、買取に出すとほとんど値段がつかないということも珍しくありません。

ですが、世界三大希少石と呼ばれるパパラチアサファイア・パライバトルマリン・アレキサンドライトは、希少石というだけあって数が少なく、とても人気があります。需要が高い宝石なので、世界三大希少石はこれから価値が上がる可能性もあると言ってもいいでしょう。

3-1.パパラチアサファイア

サファイアと言えばブルーのイメージが強いですが、実はサファイアにはたくさんの色があります。その中でも一番価値が高いのがブルーサファイア。そしてその次に価値が高いのが、このパパラチアサファイアです。

パパラチアサファイアはピンクとオレンジの中間の色をしています。

気を付けたほうがいいのは、パパラチアサファイアと言われて購入した宝石であっても、見る人や条件によってはピンクサファイアと言われてしまうということです。ピンクサファイアは流通量も多く、資産価値はほとんどありません。

3-2.パライバトルマリン

パライバトルマリンは明るいネオンブルーやネオングリーンのトルマリンです。石によってブルーが強いものもグリーンが強いものもありますが、よりブルーに近いパライバトルマリンが良いとされています。

パライバトルマリンは1987年に初めて発見された、比較的新しい宝石です。日本では早くから大規模に売り出されたので人気が高い宝石ですが、まだ海外ではそこまで一般的ではありません。これから段々と人気が高まっていく宝石だと言われていますので、実際に宝石を見てみて、気になるようであれば早く購入したほうがいいかもしれませんね。

3-3.アレキサンドライト

アレキサンドライトは顕著なカラーチェンジが見られる宝石として人気です。光の種類によって、太陽光の下ではグリーン、白熱灯の下では赤みがかったパープルに見える宝石で、一粒で違う色を楽しむことができます。

宝石の価値基準はいろいろありますが、アレキサンドライトの場合最も重要なのはカラーチェンジです。石の大きさは小さくても、はっきりと色が変わるのが価値が高いアレキサンドライトとされています。

この先どれほど資産価値が出てくるかはわかりませんが、今ではほとんど新しく採掘されていない石なので、これからもっと流通量は少なくなりそうです。

4.本物の宝石を買うならこのブランド!

本物の宝石がほしいけれど、どこで買ったらいいかわからないという人も多いと思います。間違いなく本物の宝石を買うためには、信頼できるブランドのジュエリーを買うというのもひとつの方法です。

歴史あるきちんとしたブランドでは、商品に使用する宝石は厳しく選出されます。価値の低い宝石を高値で購入してしまうということは避けられるでしょう。

またブランド自体の持つ価値も、資産価値に大きく関わってきます。いわゆるプレミアがつくという状況ですね。ブランドやシリーズによっては、購入時よりもかなり高値で売れることも珍しくありません。

もし同じ値段で、有名ブランドのジュエリーとそうでないジュエリーがあるとしたら、資産価値という点においては絶対に有名ブランドのジュエリーの方が上です。

今回は世界五大ジュエラーと呼ばれる、ハリーウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペル、ブルガリ、ティファニー、カルティエと、日本を代表するジュエリーブランドのミキモトとタサキについて、詳しく見ていきます。

これらのブランドのジュエリーならば、ある程度の資産になると考えていいでしょう。

4-1.ハリーウィンストン

世界五大ジュエラーとは長い歴史を持ち、信頼もある5つのジュエリーブランドです
その中でも特に格式が高いのがハリーウィンストンと言われています。

日本の有名人にも愛用者が多く、女優の北川景子さんや松嶋菜々子さんの結婚指輪のブランドとして名前を知っている人も多いのではないでしょうか。

ハリーウィンストン社は、「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれるハリー・ウィンストン氏が1932年にアメリカ・ニューヨークに設立しました。ハリーウィンストン社は現在でも最高峰の宝石を追及しています。ジュエリーにおいて、ハリーウィンストンほど信頼できるブランドはないでしょう。

4-2.ヴァンクリーフ&アーペル

世界五大ジュエラーの中で、ハリーウィンストンに次いで格式高いとされているのがヴァンクリーフ&アーペルです。アルハンブラという四葉のクローバーをモチーフにしたジュエリーを目にしたことがある人も多いと思います。かわいらしくも品のあるデザインで、幅広い年代の女性に人気があるシリーズです。

ヴァンクリーフ&アーペルの特徴は、なんといっても確かな技術力と言えるでしょう。

1933年に特許を取得した「ミステリーセッティング」と呼ばれる石を固定する金具が見えない特殊技法は、その後のヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーに大きな影響を与えました。ミステリーセッティングは宝石の美しさを最大限に引き立て、新たな魅力を見せてくれます。

4-3.ブルガリ

現在では時計や香水、バッグやホテル業などさまざまな分野で最上級の商品やサービスを提供しているブルガリですが、もともとは1884年、イタリアのローマに高級宝飾品の店として創業しました。

創業者のソティリオ・ブルガリ氏はギリシャの出身で、古代ギリシャやローマの歴史にインスピレーションを受けた個性的なデザインがブルガリの特徴です。140年の歴史において、創業から大事にしてきた古代ローマのスタイルを大事にする一方で、現代的なデザインや最新の技術を取り入れることも積極的にしてきたブルガリ。

その常に先進的な姿勢が、多くの人に支持される理由なのかもしれません。

4-4.ティファニー

ティファニーは多くの日本人に、とても愛されているジュエリーブランドです。ティファニー・ブルーと呼ばれるきれいなブルーグリーンに憧れを抱いている人も少なくないでしょう。ティファニーのオープンハートのネックレスは、日本でも一時期大流行しましたね。オードリー・ヘップバーン主演の映画「ティファニーで朝食を」はあまりにも有名です。

ティファニーは新しく発見された宝石や、今まであまり注目されていなかった宝石を売り出すのが得意なブランドです。多くの石がティファニーによって新しい名前を与えられ、人気の石になってきました。

タンザナイトやモルガナイト、ツァボライトなどが、ティファニーに名付けられた宝石です。

4-5.カルティエ

カルティエはジュエリー界に大きな変革をもたらしたブランドです。

カルティエはイギリス・ポルトガル・ロシアなど、各国の王侯貴族が愛用したブランドです。特にイギリスのエドワード7世からは「王の宝石商であり、宝石商の王」と称賛されました。

それまでジュエリーに用いられていた貴金属は、主にシルバーやゴールドでした。そんな中、プラチナをはじめてジュエリーに用いたのがカルティエだったのです。世界初の腕時計と言われているサントゥスも、カルティエが手がけました。新たな時代を作ってきたブランドと言えるでしょう。

4-6.ミキモト

ミキモトの始まりは、1893年に後のミキモトの創業者である御木本幸吉氏が世界初の半円型の真珠の養殖に成功したことです。

半円真珠の養殖に成功した御木本氏は、1899年に御木本真珠店を東京にオープン。
御木本氏は1905年には真円の真珠の養殖に成功。その後1972年に会社名を現在のミキモトに変更しています。

ミキモトの真珠は、かつて模造品だと言われたこともありました。ですが1924年に裁判に勝訴、正真正銘本物の真珠だと認められ、その品質が世界中に知られることになりました。現在でも世界ナンバー1の真珠のシェアを占めています。それほどすばらしい真珠だということですね。

ミキモトの真珠の品質は、あの発明王エジソンも認めています。エジソンはミキモトが真珠の養殖に成功したことを称賛しました。

4-7.タサキ

タサキも日本が誇る有名な真珠のジュエリーブランドです。タサキの原点は1933年にタサキの創業者の父であり後の会長である田﨑甚作氏が、長崎県で養殖業を始めたことに始まります。その後1956年に現在のタサキの前身である田﨑真珠が設立されました。その後1970年には世界で初めてマベ貝という貝から採れるマベ真珠の養殖に成功。現在でも真珠の養殖から加工までを一貫して行うことで、クオリティの高いジュエリーを世に送り出しています。

タサキといえば有名なのは「バランス」シリーズ。複数の真珠が一列に並んだリングやネックレスなどのジュエリーは、モダンで革新的なタサキを代表するシリーズです。バランスに用いられる真珠は、タサキの職人によって選び抜かれたパーフェクトなもの。すべてを自社で行っているタサキならではのこだわりが感じられます。

5.(まとめ)本当に価値ある宝石を手に入れよう

宝石にはいろんな価値があります。

大切な家族やパートナーから譲り受けたり、プレゼントされたりした宝石には、金銭的ではない価値が充分にあるものです。逆に言えばそのような宝石が本物かどうかは、大したことではないでしょう。

ですがそのような思い出のある大切な宝石とは別に、本物の宝石がほしいと思うのも、また自然なことです。TPOを考えるとイミテーションでは不釣り合いだと感じることも増えてくるでしょう。先々のことを考えて、大切な人に良いものを譲りたい、そのために本物の宝石を購入しておきたいと思うこともあるかもしれません。

今回はそんな時の参考になるように、本物の宝石の見分け方と資産価値のある宝石とジュエリーブランドをご紹介しました。

宝石の世界ではその時々の需要や世界情勢によって、資産価値が変化することも珍しくありません。今回ご紹介した情報は絶対ではありませんが、このことを覚えておくとある程度の参考にはなると思います。

ぜひお手元の宝石をもう一度よく見てみてください。そして新たに宝石を購入する時は、資産価値についてもよく考えてみてくださいね。

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