パールと真珠の違いとは?特徴や本真珠・淡水真珠との違いを徹底解説
宝石

パールのアクセサリーを探していると、商品によって「真珠」と書かれていたり、「パール」と書かれていたりと、表記の違いに戸惑うことがありますよね。
真珠とパールは基本的に同じ意味ですが、「本物の真珠」と「イミテーション」を区別するために使い分けられることもあります。違いを理解していないと、「本物だと思って買ったのにイミテーションだった」「欲しいものと違った」と後悔するかもしれません。
本記事では、真珠とパールの違いをわかりやすく整理します。本物とイミテーションの種類や特徴、適した使用方法、簡単な見分け方も紹介します。さらに「貝パールは安っぽいの?」「冠婚葬祭に使える?」「結局どちらを買えばいい?」といった疑問にもお答えしますので、真珠・パール選びの参考にしてください。
1.真珠とパールの違い

「真珠」と「パール」、このふたつの呼び名はショップやカタログの中で日常的に使われていますが、実はその使われ方はいつでもまったく同じというわけではありません。同じ意味として使われることもあれば、まったく異なるものを指す場合もあります。まずはこの2つの言葉がどのように使い分けられているのかを整理しておきましょう。購入前にここを押さえておくと、商品説明を読む時の理解がぐっと深まりますよ。
1-1.呼び方が違うだけの場合
「真珠」は日本語、「パール」は英語のPearlを日本語読みしたものです。そのため、基本的にはどちらも同じ意味を持つ言葉です。
ショップや商品ページでも、「真珠ネックレス」と「パールネックレス」が同じ商品を指している場合は多くあります。例えば同じものでも「淡水真珠」と表記されることもあれば「淡水パール」と表記されることもあり、どちらが正しい、間違っているというわけではありません。
この場合、真珠とパールの間に意味の違いはなく、単純に表記が違うだけです。
1-2.本物かイミテーションかで呼び分けることも
一方で、「真珠」と「パール」を明確に使い分けているケースもあります。貝や人工素材で作られたイミテーションのものを「パール」、貝の中で生まれた本物の真珠を「真珠」と呼んで区別している場合です。
たとえば「コットンパール」「ガラスパール」「マジョリカパール」といった名前で売られているものは、本物の真珠ではなくイミテーションです。これらは見た目が真珠に似ていますが、素材も製造方法も本物の真珠とは大きく異なります。
「パール」という言葉がついていても、本物の真珠とは限らない点に注意が必要です。
1-3.どんな「パール」か購入前に確認を!
真珠かパール(イミテーション)かを見分けるためには、商品説明をよく読み、わからなければ確認することが大切です。
商品説明に「本真珠」「アコヤ真珠」「淡水真珠」「黒蝶真珠」「南洋真珠」などと書かれている場合は、本物の真珠を指しています。一方「ガラスパール」「コットンパール」「マジョリカパール」「イミテーションパール」などと書かれている場合は、イミテーションです。
「貝パール」という表記も出てくることがありますが、これは貝殻を加工して作られたイミテーションの一種で、本物の真珠ではありません。表記だけではわかりにくい場合もありますので、不安な時はショップに直接確認するのが確実でしょう。
2.真珠とは?

真珠は6月の誕生石としても知られる、とても有名な宝石です。ダイヤモンドやルビーなどの宝石と違い、丸みを帯びた形で優しいイメージがあり身につけるだけで上品な雰囲気を演出できます。ところがそもそも真珠とはどういうものなのかと聞かれると、しっかりと応えられる人はそう多くないでしょう。納得のできるジュエリー選びのために、真珠がどういったものなのかを知っておくことはとても重要です。
真珠が他の宝石と大きく異なる点のひとつは、生きた貝の中で生成される有機物だという点です。貝は何らかの異物が体内に入ってきたとき、その異物から身を守ろうとします。その防衛手段として、異物を自分の内部の成分で覆い隠すのです。このようなでき方は地中できる多くの鉱物や宝石とはまったく異なります。
流通している真珠の多くは養殖されたものです。養殖された真珠は産地や母貝の種類によってさまざまな種類、特徴があります。まずは主な真珠の種類と特徴、使用方法、価格の目安について見ていきましょう。
2-1.真珠の種類と特徴
真珠は、生成される貝(母貝と呼ばれます)の種類によってその大きさや色、形などが異なります。その中でも流通量が多いのはアコヤ真珠、白蝶真珠、黒蝶真珠、淡水真珠です。これらの名前をなんとなく聞いたことがあるという人も多いでしょう。
「違うと言っても同じ真珠だし、どれも似たようなものでしょ?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。ただ真珠を買おうとだけ思って見に行くと決められないくらいまったく違う特徴があり、価格や身につけていくのに適切なシーンも異なります。
ショップに行く前に、まずはそれぞれの特徴を知っておきましょう。自分がほしいのは度の種類の真珠なのか、どんな時に身につけたいのかをイメージしながら読んでくださいね。
2-1-1.アコヤ真珠
アコヤ真珠はアコヤ貝という比較的小型の貝から採れる真珠で、日本で最もよく知られている真珠の種類です。アコヤ真珠は日本が養殖技術を確立したという歴史があります。現在でも国内で多く養殖・流通しているので、ショップなどで見かけたことがあるという人も多いでしょう。
アコヤ真珠の大きさは約5~7mmのものが一般的で、9mmにもなると大粒と呼ばれます。真珠としては小粒ですが主張しすぎない上品な雰囲気があり、冠婚葬祭でも違和感なく使用できるジュエリーとして人気があります。
色合いはホワイトやピンク、クリーム色などやわらかい印象で、テリと呼ばれる光沢感が非常に強いのもアコヤ真珠の魅力です。品質の良いものは「花珠真珠」と呼ばれます。
もしまだ真珠をまったく持っていないなら、アコヤ真珠のネックレスやピアス・イヤリングなどを一通りそろえておけばさまざまな場面で活躍できるでしょう。
2-1-2.白蝶真珠
白蝶真珠は、白蝶貝(シロチョウガイ)という大きな貝から採れる真珠です。水温の高い南の海で採れることから、黒蝶真珠と並んで南洋真珠とも呼ばれます。
白蝶真珠の特徴は、なんといってもその大きさ。平均10〜18mmほど、大きいものだと30mmにもなり、一粒でも存在感を放つ輝きが魅力です。色はホワイト、シルバー、ゴールドなどがあり、特にゴールド系のものはゴールデンパールとも呼ばれて高く評価されています。
大きさ、色合いともに華やかなのでパーティーなどには向いていますが、結婚式や通夜・葬式などでは派手過ぎる印象になってしまうのが白蝶真珠です。購入する際は、身につける場所をイメージし、白蝶真珠がふさわしい場所かどうかを考えるようにしましょう。
2-1-3.黒蝶真珠
黒蝶真珠は、黒蝶貝(クロチョウガイ)という貝から採れる真珠です。主にタヒチで養殖されおり、現在流通している実に95%ほどがタヒチ産のためタヒチアンパールとも呼ばれています。
黒蝶真珠が他の真珠と大きく異なるのは、その色合いです。ブラックやグレーを基調とした地色に、グリーン、パープル、ゴールドなどのオーバートーンと呼ばれる表面に浮かぶ色の揺らめきが現れ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。そのクールで大人っぽい色合いが黒蝶真珠の魅力のひとつです。特にピーコックグリーンと呼ばれる孔雀の羽根を思わせる深いグリーンの色合いのものは高く評価されています。
大きさは8〜16mm程度で、白蝶真珠の半分ほど。それでもアコヤ真珠よりは大粒のものがほとんどです。
個性的な色合いと大粒なサイズが大人っぽい印象を与え、真珠の中でも特に個性的なジュエリーとして人気があります。
2-1-4.淡水真珠
淡水真珠は、海ではなく川や湖などの淡水に生息するイケチョウガイなどの貝から採れる真珠です。日本でも琵琶湖などで養殖されていますが、主な産地は中国で、世界の真珠流通量の多くを占めています。
色はホワイト、ピンク、パープル、オレンジなど多彩で、形もラウンド(真円)からバロック(不規則形)までさまざま。中には白蝶真珠ほどの大きさのものもあり、とても個性的です。そのため淡水真珠は冠婚葬祭のようなきちんとした場につけていくというよりは、よりカジュアルで飾らない、日常使いのジュエリーとして使用されることがほとんど。価格も他の種類の真珠と比べて比較的手頃な価格のものが多いので、毎日身につけるようなお気に入りのジュエリーとして選ばれることも多いようです。
2-2.真珠の使用方法
宝石は硬くて傷つきにくいイメージがあるかもしれませんが、真珠はとても繊細なので、取り扱いには注意が必要です。化粧品や香水が真珠の表面に触れると、光沢が失われることがあります。真珠のジュエリーは、化粧を終えてから最後に身につけるようにしましょう。汗や皮脂も真珠に悪影響を与えるため、帰宅後はなるべく早く外してください。入浴時の水分や睡眠中の汗・皮脂も、真珠の美しさを損ねる原因になります。
食べ物や飲み物が付着した場合は、できるだけ早く汚れを落としましょう。特にレモン汁やオレンジジュースなどの酸性のものは、真珠の表面を傷める原因になります。付着した場合は真水でさっと洗い流し、柔らかい布で水分を拭き取ってください。ネックレスの糸まで汚れている可能性があるため、落ち着いたら購入店やジュエリーショップでメンテナンスを受けると安心です。
使用後は柔らかい布で表面を拭き、ほかのジュエリーと分けて保管します。柔らかい布で包むか、専用ケースに入れると傷を防ぎやすくなります。ネックレスは糸切れにも注意が必要です。外出先で糸が切れると、真珠の傷や紛失につながります。定期的に糸替えなどのメンテナンスを受けることで、長く美しい状態を保てるでしょう。
2-3.真珠の価格
真珠の価格は、種類・大きさ・テリ・形・色などの品質によって大きく異なります。デザインや真珠の個数、ブランドによっても変動するため、あらかじめ予算を決めておくと選びやすくなります。
比較的手頃なのは淡水真珠で、数千円から購入できます。個性的でカジュアルなデザインも多く、普段使いのジュエリーに向いています。
アコヤ真珠の一般的な価格帯は、数万円から数十万円程度です。価格を抑えたい場合は、シンプルな一粒タイプや小粒のものがよいでしょう。ちょっとしたお出かけから冠婚葬祭まで幅広く使えるため、長く使用することを考えて少し上質なものを選ぶのもおすすめです。高品質な花珠真珠は見た目や大きさが美しく、その分価格も高くなります。
白蝶真珠や黒蝶真珠は大粒で希少性の高いものが多く、十数万円から数百万円以上になることもあります。華やかで存在感があるため、特別なジュエリーを求める人に向いています。同じ種類でも品質によって価格差があるため、購入時は予算と品質のバランスを見極めることが大切です。
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3.パール(イミテーション)とは?

「パール」という呼び名は、ただ単に真珠の英語名としてでなく、イミテーションという意味で使われることがあります。そういったこともあるということを知らないと、「パール=真珠だから、本物に違いない」と思って知らないうちにイミテーションを購入してしまうことがあるかもしれません。
そこでこの章では、主なイミテーションパールの種類とその特徴について解説していきます。
真珠に似せて作られたイミテーションパールの素材はさまざまです。それらは本物の真珠ではありませんが、アクセサリーとして十分な美しさを持つものも多く、価格の手頃さやデザインの豊富さで人気があります。本物でないから悪いものというわけではなく、それぞれに適した使用方法があるので、自分がどんなものがほしいか、どんな時に使いたいか考えて購入すればいいのです。ですが正しく選ぶにはイミテーションの特徴を正しく知っておく必要があります。イミテーションが本物の真珠とどう違うのか、種類ごとに特徴を見ていきましょう。
3-1.パールの種類と特徴
イミテーションのパールにはさまざまな種類があり、さらに今後増える可能性もあります。市場は常に良いものを求めていますし、場合によってはイミテーションのほうが適しているということもよくあるからです。ここではイミテーションのパールの中から、特に流通量が多くよく知られている4種類のパールをご紹介します。それぞれ素材や製造方法が異なり、見た目や質感にも違いがあるので、参考にしてください。
3-1-1.ガラスパール
ガラスパールはその名の通り、ガラスでできたパールです。ガラス製のビーズにパール調のコーティングを施したイミテーションパールで、表面のコーティングによって真珠に近い光沢感が出ており、見た目はかなり本物に近いものも多くあります。
ガラスでできているため本物の真珠と比べると重みがあり、触るとひんやりとした冷たさを感じる質感が特徴です。コーティングは剥がれることがあるため取り扱いには注意が必要ですが価格は数百円から数千円程度のものが多く、手頃に取り入れられるイミテーションパールとして広く流通しています。
3-1-2.プラスチックパール
プラスチックパールは、プラスチックの球にパール調のコーティングを施したものです。見た目はガラスパールに似ていますが、非常に軽く、価格もさらにお手頃なため、カジュアルなアクセサリーや大量生産のジュエリーに多く使われています。
軽さが特徴で、大ぶりなデザインのアクセサリーでも負担なく身につけられるのが利点です。ただし、コーティングが剥がれやすく、長期的な使用には向かない場合があります。
3-1-3.コットンパール
コットンパールは、コットン(綿)素材を球状に固めてパール調のコーティングを施したものです。見た目は繊維によるわずかな凹凸があり、よく見るとコットンパールであることがわかります。綿でできているのでガラスやプラスチックよりも非常に軽く、大粒のデザインでも耳や首への負担が少ないのが特徴です。
一時期はイミテーションにしては高価でしたが近年では安価に流通しており、大きさや色合いも豊富でファッションアクセサリーとして人気があります。コットンパールは一見してイミテーションとわかることもあり、本物の真珠に似せるためというよりはより安価にさまざまなデザインを試したいという人に向いています。普段使いのアクセサリーにおすすめです。
3-1-4.マジョリカパール
マジョリカパールは、スペインのマジョリカ島で作られたイミテーションパールで、世界一のイミテーションパールと言われています。特殊なガラス球に本物の真珠のように何層にも重ねてコーティングしたイミテーションパールで、イミテーションパールの中ではもっとも本物の真珠に近い光沢感があると言われています。品質の高いものはかなり本物に近い見た目なので、「本物の真珠は手が届かないけれど、フォーマルな場でも使いたい」という人に選ばれることが多いようです。
ガラスパールやプラスチックパールより高めですが、本物の真珠よりは安価なので使用してみるのもいいかもしれません。
3-1-5.貝パール
貝パールとは他のイミテーションと違い、本物の貝を核として作られたイミテーションパールです。シェルパールとも呼ばれます。
ガラスやプラスチック、コットンなどを核として作られる他のイミテーションよりも質感や重さなどが本物の真珠に近いのが特徴で、高品質な国内産の貝パールはブライダル用品などにも使用されることもあります。
本物の真珠より安価で手軽に使えるということで、人気のあるイミテーションパールです。
3-2.パールの使用方法
イミテーションのパールは素材の性質によって取り扱いが異なりますが、共通して気をつけたいのはコーティングの保護です。
ガラスパールやプラスチックパール、マジョリカパールはコーティングが剥がれることがあります。化粧品や汗が触れるとコーティングが傷みやすいため、身につけた後は柔らかい布で拭き取るようにしましょう。
コットンパールは素材の性質上、水分に弱い場合があります。雨の日や汗をかく場面では外しておくほうが長持ちするでしょう。
本物の真珠ほど繊細な扱いは必要ありませんが、大切に使うほど美しさを長く保てます。
ただし安価なので長持ちしないことを承知の上で、自由に使えるのもイミテーションの良いところです。アウトドアレジャーなどでも気にせず身につけたいなら、イミテーションパールはぴったりでしょう。
3-3.パールの価格
イミテーションのパールは本物の真珠と比べて手頃な価格帯が多いです。
プラスチックパールやガラスパールは数百円から数千円程度のものが多く、ファストファッションのアクセサリーとして気軽に取り入れられます。コットンパールはブランドによって異なりますが、数千円から数万円程度のものが多いです。マジョリカパールは品質によって幅がありますが、数千円から数万円程度が一般的な価格帯です。
イミテーションのパールは価格が手頃な分、気軽にコーディネートを楽しめます。予算に応じて、さまざまな場面で身につけて楽しんでくださいね。
4.真珠とパールの見分け方

ほとんどのショップでは本物かイミテーションか表示してありますし、わからなければ確認することができます。ですが譲り受けたものなどなんらかの事情で確認できないこともあるでしょう。
「これは本物の真珠?それともイミテーション?」と気になった時には、一部のイミテーションはいくつかの方法で見分けることができます。もちろん本物にできるだけ近付けようとして作られたものなので100%確実とは言えませんが、知っておくと役立つこともあるでしょう。特に中古品やリサイクルショップで購入する場合は、可能な範囲で確認してみることをおすすめします。
4-1.表面・穴の断面を確認
まずできるのは、見た目をよく観察することです。
自然物である真珠は表面の質感にわずかな凹凸があり、独特の光沢感があります。一方塗料などで均一にコーティングされたイミテーションパールは輝きが均一で、本物の真珠と比べるとなめらかすぎると感じるでしょう。一方コットンパールは凹凸がありすぎるので、購入する前にあらかじめ実物を見ておくことをおすすめします。
また、糸を通したネックレスなどなら穴の断面を確認する方法も有効です。本物の真珠は穴の断面が均一で、真珠層の積み重なりが確認できることがあります。イミテーションの場合は穴を開けたあとにコーティングされることが多いので、穴の周囲のコーティングが均一でなく、ボコボコしたり剥がれた跡が見えることがあります。
この確認方法は特別な道具が必要ないので、購入前にかならず確認するようにするといいでしょう。
4-2.持った時の重さ・温度などで確認
本物の真珠とイミテーションのパールは、手に持った時の重さと温度感が異なることがあります。
本物の真珠は適度な重みがあり、最初に手に触れた時にひんやりとした冷たさを感じます。それから段々と体温になじみ、次第に温かくなっていくのが特徴です。一方、プラスチックパールは非常に軽く、手に持った瞬間から体温に近い温度感があります。コットンパールもとても軽いイミテーションパールなので、本物の真珠と比べるとその違いがはっきりとわかるでしょう。
一方でガラスパールやマジョリカパールは本物の真珠に近い重みを持つものもあるため、重さだけで判断するのは難しい場合もあります。重さだけで判断するのではなく、他の要素と併せて判断してください。
4-3.ブラックライトを当ててみる
ブラックライト(紫外線ライト)を使った見分け方もあります。
本物の真珠にブラックライトを当てると、蛍光グリーンやブルーの光を放つことが多いです。一方で多くのイミテーションのパールは蛍光しません。ただし、一部のイミテーションは蛍光塗料をコーティングしていることもあるので、蛍光したから本物の真珠だとは考えない等にしましょう。
この方法もやはり、他の見分け方と併せて判断する必要があります。
4-4.鑑別書を確認
最も確実な見分け方は、鑑別書を確認することです。
見分け方をいくつかご紹介しましたが、どれも確実なものではありません。私たち消費者が100%完璧に、真珠が本物かどうかを見分けることは不可能だと考えた方がいいでしょう。そこで重要になってくるのが、専門機関による「真珠が本物かどうか」という証明です。
信頼できるショップで販売されている本物の真珠には、専門機関が発行した書が付属していることがあります。鑑別書には真珠の種類や大きさ、品質などが記載されており、本物かどうかを客観的に確認できます。高価な真珠を購入する際は、鑑別書の有無を確認するようにしましょう。中古品や個人からの購入の場合はとくに、鑑別書があると安心です。
ただし、鑑別書がついていれば必ずしも安心というわけではありません。鑑別書を発行しているのは信頼できる機関か、その鑑別書は本物かどうかはかならず確認してくださいね。
5.【FAQ】真珠・パールに関するよくある質問
ここまで真珠とパールの違いや種類、見分け方についてご紹介してきました。ですが実際に購入を考えると、さまざまな疑問が湧いてきますよね。この章ではそんな多くの疑問のなかから特によくある質問にお答えします。
これらの質問を押さえておけば、真珠やパールを購入する時の参考になると思いますよ。
5-1.真珠・パールは冠婚葬祭で使える?
冠婚葬祭の場で真珠のジュエリーを身につけている人を目にしたことがある人も多いでしょう。真珠は結婚式などの慶事にも、お通夜・お葬式などの弔事にも使用できる、万能な宝石です。
そこで気になるのが、「あの真珠のジュエリーは本物?それともイミテーション?」ということではないでしょうか。冠婚葬祭の場で真珠のジュエリーを身につける場合、基本的には本物の真珠を選ぶのが一般的です。特に葬儀では「涙の象徴」として真珠が選ばれる慣習があり、白やグレー系のアコヤ真珠のネックレスが定番とされています。
イミテーションのパール(貝パールやマジョリカパールなど)については、見た目が本物に近ければ冠婚葬祭の場でも使えるとする考え方もあります。ただし、格式を重んじる場や目上の人が多い場では本物の真珠の方が無難です。
結婚式の場合は会場や地域によってマナーが異なることもありますので、不安な場合は事前に確認しておくことをおすすめします。
5-2.貝パールは安っぽい?
「貝パール」とは、貝を核として作られたイミテーションのパールです。コーティングを施して真珠に近い質感や見た目に仕上げられています。
イミテーションではありますが、貝パールの品質はそれぞれ。コストパフォーマンス重視の安価な貝パールもあれば、こだわって作られた高品質な貝パールもあります。
貝パールに「安っぽい」という印象を持つ人は、安価な貝パールのイメージを持っているのでしょう。品質の良い貝パールは光沢感があり、一見して本物と区別がつかないものもあります。また、軽さや価格の手頃さを生かして、日常使いのアクセサリーとして活用するのに向いています。
フォーマルな場に使うかどうかについては人それぞれの考え方があります。大切なのは、自分がどんなシーンで使いたいかを明確にした上で選ぶことです。「安っぽい」かどうかはものの品質によるところが大きく、一概には言えません。
5-3.結局どっちを買えばいいの?
本物の真珠とイミテーションのパール、どちらを選ぶかは使うシーンや目的、予算によって変わります。
冠婚葬祭など格式のある場で使いたい場合は、本物の真珠が安心です。アコヤ真珠のネックレスは定番として長く使えるため、ひとつ持っておくと様々な場面で役立ちます。
普段使いのアクセサリーとして気軽に楽しみたい場合は、イミテーションのパールも良い選択肢です。コットンパールやガラスパールは軽くて扱いやすく、ファッションに合わせて楽しめます。
予算に余裕があり、長く使えるものを求めているなら本物の真珠を。気軽にトレンドのジュエリーを楽しみたいなら、イミテーションのパールも十分に魅力的です。どちらが正解というわけではなく、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのが一番でしょう。
6.まとめ
今回は、真珠とパールの違いや種類、特徴、見分け方についてご紹介しました。
「真珠」と「パール」は基本的に同じ意味ですが、本物の真珠とイミテーションを区別するために使い分けられることもあります。購入前に商品説明を確認し、素材を把握しておくことが大切です。
本物にはアコヤ真珠・白蝶真珠・黒蝶真珠・淡水真珠などがあり、色や大きさ、価格帯が異なります。イミテーションにはガラスパール・プラスチックパール・コットンパール・マジョリカパール・貝パールなどがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。
冠婚葬祭など格式のある場では本物の真珠が一般的ですが、普段使いにはイミテーションも適しています。用途や予算に合わせて、自分に合った真珠・パールを選んでみてください。






