2024年5月31日
【ビジネス】サラリーマンにおすすめの年代別腕時計とマナー紹介
時計
ビジネスマナーとして大事な「腕時計」。
新社会人や転職をする方で「今から腕時計を買おうかな」って考えている方も多いのではないでしょうか?
実はサラリーマンの腕時計着用率は9割ほど。
社内の先輩や通勤電車のなかでも腕時計を着けている人をよく見かけます。
しかし、腕時計と言っても数えきれないほどの種類があり、結局どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事にたどり着いた方には
- 「サラリーマンに合う腕時計ってどんなもの?」
- 「ビジネスマンにおすすめの時計ブランドって何?」
- 「モノによってはマナー違反になることがあるって本当?」
といった疑問を持たれている方も多いと思います。
この記事では、ビジネスマンに合った腕時計を職業、ブランド、年齢に分けて解説。ビジネスマナーについてよくわからない方にも必見です。ぜひ最後までご覧ください!
目次
1.【必須】押さえておくべき腕時計のマナー5選
サラリーマンに合う腕時計を選ぶ前に、まずは簡単なマナーを知っておきましょう!ここでは5つのマナーをピックアップしました。
どれも基礎的なことばかりなので、少しだけ頭に入れてもらえれば大丈夫です。
基本的には派手すぎないものだったら大丈夫だと思いますが、他にも押さえておきたいポイントがあります。
では具体的にどのようなマナーがあるのか、詳しく解説していきます。
1-1. デジタルよりもアナログがベスト
ビジネス | 印象 | 時刻の確認 | 歴史 | |
アナログ | ◎ | シンプル | 〇 | 長い |
デジタル | 〇 | 少しカジュアル | ◎ | 浅い |
ビジネスの世界ではアナログのほうがベターといわれています。スーツと合わせることを考えると、シンプルでスタイリッシュなアナログ時計がマッチします。
デジタル時計が必ずしもダメということではありません。デジタル時計も時刻を正確に測ることのできるというメリットがあります。
デザインの主張が強すぎないものやカラフルなものでなければ一般的に問題ありません。
もし迷ってしまうようであれば、アナログ時計から選べば間違いなしです。
1-2.ケースはラウンド型を選ぼう
ビジネス | 雰囲気 | 大きさ | |
ラウンド | ◎ | 清潔、シンプル | 平均的 |
スクエア | △ | 個性的、男性的 | 大きめ |
オーバル | △ | 個性的、 | 平均的 |
レクタングル | ◎ | 古風、かわいい | 小さめ |
この中でビジネスシーンに最も合う形はラウンドタイプです。最も一般的であり癖がなく、スーツともマッチしやすいものになります。
古くからあるケースタイプであり相手に対して安心感を与えることができます。
デザインも落ち着いたものが多いので、迷ったらラウンドがおすすめ。
次におすすめなのがレクタングルタイプ。小さめのモデルが多く、上品でクラシカルな雰囲気を手に入れたい方におすすめ。
コンパクトなので、ちょっと派手なものでもスーツスタイルを邪魔しないのも嬉しいポイント。
スクエアタイプやオーバルタイプも個性的でかっこいいのですが、ややカジュアルな印象を与えます。どちらかといえば営業職の方よりは、オフィスワークのサラリーマンの方におすすめです。
1-3. 金色などの派手な色合いは避けよう
派手な色合いのものは、スーツを着たサラリーマンには中々マッチしません。画像左のような全部が金色の腕時計だと、お金持ちアピールに見えて嫌味に感じる方もいます。
金色のモデルが好みでしたら、画像右にあるような「ケースだけ金色」のモノを選ぶと良いでしょう。さりげなく光るゴールドのアクセントが、ちょっとしたオシャレとして機能してGOOD。
派手すぎが良くないというだけで、限度を超えてなければ大丈夫。針だけのカラフルなものなど、ビジネス用でもオシャレを楽しめるものはたくさんあります。
・・・ぶっちゃけ、スーツと合っていれば問題はないので、みなさんが持っているスーツと一度合わせて考えてみてください。
1-4. 時間を確認しすぎるのはマナー違反
社会人の第一歩として購入したお気に入りのブランド時計。ずっと見ていたい気持ちもありますが、時刻を何度も確認することはビジネスマナー的にあまり良くないとされています。
少しでも失礼なことのないよう念のためのマナーとして、あまり見すぎないようにしましょう。スケジュールは頭の中でしっかり意識し、見る回数を減らすなどの工夫をするといいかも。
1-5. 身の丈にあった腕時計を着用するのがマナー
一般的なビジネスマナーとして、新入社員や若手社員がブランドの腕時計をつけるのはマナー違反といわれています。
先輩よりも後輩が高い時計をつけていると「生意気だ」「調子に乗っている」と思う人がいるようです。
新入社員の方や20代前半のサラリーマンの方などは、あまりにも高すぎるブランド時計はつけないようにしましょう。
名の知れたブランド時計だと目につきやすいというだけで、そうでなければ大丈夫。腕時計にはロレックスやオメガだけでなく、ノモスやチューダーなど歴史あるカッコいいブランドがたくさんあります。
この機会に自分の知らないブランドも視野に入れ、選択肢の幅を広げてもいいかもしれません。もっと自分に合う時計が見つかるかも?
2.腕時計を構成する3つの要素(ケース・文字盤・ベルト)
ここまではサラリーマン向けの腕時計のマナーを紹介してきました。目立ちすぎるものはマナー違反、というのがおわかりいただけたと思います。
具体的に腕時計のデザインというのはどういったもので構成されているのでしょうか?
腕時計のデザインを構成するパーツは「ケース」「文字盤」「ブレスレット」の3つです。フォーマルな場面では、この3つがシンプルなものが望ましいとされています。
といっても、普通に販売されているものはシンプルなものが大半なのでそこまで固くならなくても大丈夫。
全て完璧にビジネス仕様に!と考えすぎてしまうと、自分の好みのものが選べなくなるので、選び方の基準の一つとして覚えておいてください。
2-1. ケースとは腕時計の体!
腕時計のカタログを見た時に「サイズ」「ケースサイズ」「ケース径」という項目をご覧になったことはありませんか?ケースとは腕時計の文字盤を含めた本体部分のことを指し、ケースサイズというと横幅直径のことを表します。
このケースサイズというのが、ビジネスウォッチのマナーにおいても重要なのです。
本章では、下記3つに分類して解説していきたいと思います。
1.平均的 ベーシックタイプ 32-40mm
2.大きめ ビッグサイズ 42mm以上
3.小さめ ボーイズサイズ 28-32mm
豆知識として、日本人の平均男性の手首周りの平均は約17cmで、直径に直すと約6-7cm程。一般的に「手首の6-7割のケースサイズが望ましい」、といわれているのでそれを基に見ていただくとわかりやすいです。
2-1-1.【ベーシックタイプ】32-40mm
平均的なケースサイズの相場は32-40mmといわれています。世界で最も普及しているサイズであり、ビジネスシーンにおいて、フィットするのもこのサイズです。
スーツを着た時に袖口からはみ出ないようなものが好ましく、平均的な日本人の手首に合うサイズがこのサイズになります。
42mm以上のものだとカジュアルな印象を与えてしまうので、TPOに合わせて着用するようにしましょう。
ちなみに・・・サラリーマンの中には腕時計を二個以上持っている方も多いようです。ビジネス用とは別にサイズの違うプライベート用を購入するのも、使い分けができて便利ですね。
2-1-2. 【ビッグサイズ】42mm以上
通称ビッグサイズと呼ばれている42mm以上の腕時計は、ロレックスやウブロなど、海外ブランドを中心に展開されています。
体の小さい日本人の手首には、ちょっと大きすぎる傾向にあり、スーツ着用の現場では大き目のサイズは避けた方がいいでしょう。
スーツのサラリーマンにマッチしずらいというだけで、私服出勤のところなら全然OK。むしろビッグサイズの時計は男女問わず流行っているので、個人的にはおすすめです。
2000年頃から「デカ厚時計」というブームが始まり、44-45mmのモデルが数多く発表されました。現在でもその流行は続いており、多くのモデルでサイズアップ化が進んでいます。
具体例をあげると以下のものがあります。
- 2010年 エクスプローラーⅠ 36mm→39mm
- 2017年 シードゥエラー 40mm→43mm
- 2020年 サブマリーナ デイト 40mm→41mm
このように、平均的なサイズよりデカめのサイズはまだまだ需要があるようです。普段アクティブな男性にもピッタリですし、物静かで控えめな男性もギャップを狙えるのでおすすめです!
2-1-3. 【ボーイズサイズ】28-32mm
ケースサイズが28-32mm前後のものは、ボーイズサイズといわれています。小柄な男性や女性にとっては、このボーイズサイズが適しています。
アンティーク腕時計などにも採用されているサイズで、エレガントで上品なイメージを与えます。
そんなボーイズサイズですが、サラリーマンが着けても全然大丈夫。オン/オフ使えて便利なので、既に持っているのならそのまま仕事場に持って行ってOKです。
もし仕事用で選ぶ際に迷った時は、小さめのものを選びましょう。
ボーイズサイズは軽いのでタイピングが多い方や、移動が多いという方にもおすすめ。
メンズの腕時計の平均は200gといわれていますが、ボーイズサイズの平均は約100gとビックリするほど軽いです。
もしボーイズサイズが気になった方は、時計屋さんに行った時などに手に取ってその軽さを実感してください。
ケースサイズ一つとっても、シーンや好みによって選び方は様々。自分のファッションや体型に合わせて、一番良いと思うサイズを選びましょう。
2-2.「文字盤」は時計の顔!
文字盤とはガラスケースの中の、針の下にある盤(パネル)全体のことを表します。文字盤は視認性に直結することから、腕時計選びには最も重要なポイントの一つとなります。
この章では、
1.ローマインデックス
2.アラビアインデックス
3.バーインデックス
4.ドットインデックス
5.ダイヤインデックス
の五つに分けて詳しく解説していきます。
ビジネスマナーにおいても文字盤の個性が強すぎると失礼にあたるものがありますので、あらぬ誤解が生じないよう、この記事をぜひ参考にしてみてください。
2-2-1.ローマインデックス
文字盤にローマ数字(Ⅰ.Ⅱ.Ⅲなど)が使われたものを、ローマインデックスと呼びます。
クラシカルな雰囲気と高級感を与えてくれるローマインデックスは、ドレスウォッチなどに多く採用されています。
女性にも大変人気のインデックスタイプなので、カルティエやティファニーなどのレディースモデルにも多く取り入れられています。
2-2-2. アラビアインデックス
アラビア数字(1.2.3)が使われた文字盤のことをアラビアインデックスといいます。
アラビアインデックスの大きなメリットは、ひと目で時刻がわかる視認性です。その視認性の高さから、鉄用時計や軍用時計、スポーツ時計にも用いられています。
2-2-3. バーインデックス
数字ではなく棒状のインデックスが使用されている文字盤がバーインデックスです。バーインデックスが使用されている腕時計は、スッキリとして清潔感のある印象を与えます。
全体的に直角なデザインということもあって、どのようなファッションにも合いやすいです。直角なデザインなので、スラックスや革靴などのシックなファッションを好む方にもおススメ。
2-2-4. ドットインデックス
ドットが文字盤の数字部分に配置されているものをドットインデックスと呼びます。バーインデックスと同様にシンプルなデザインで、ダイバーズウォッチやパイロットウォッチに多く採用されています。
代表的なモデルだとロレックスの「サブマリーナーデイト」やエドックスの「クロノオフショアⅠ」など、一度は聞いたことがあるようなブランド品でも使われています。
2-2-5. ダイヤインデックス
目盛部分にダイヤモンドが使用されているものがダイヤインデックスです。高級感溢れるデザインなので、結婚式やパーティにピッタリですね。
お祝い事だけではなく、ラグジュアリーな雰囲気を出したい人は普段使いとしてもおすすめ。その際は全体のファッションに合うように、靴やベルトにも気を付けたいところ。
2-2-6. ビジネスマナーとしてのインデックス選び
基本的にどんなインデックスでも問題ありません。自分の好みに合うものを選びましょう。
筆者の周りのサラリーマンの方だと、バーインデックスを着けている方が多いかな?くらいの印象ですね。結局派手すぎなければ全然大丈夫なので、特に問題ありません。
読者の方には「文字盤の種類はあんまり見てなかった」という方もいると思います。知識をつけると、より時計選びが楽しくなりますね。
2-3. ベルトは腕時計の服のようなもの!
腕時計のベルトは、サラリーマンの腕時計選びにも非常に重要です。ベルトの違いによって全体の雰囲気が変わるので文字盤やケースだけでなく、ベルトにもこだわりましょう。
具体的には、
1.レザータイプ
2.金属タイプ
3.布(ファブリック)タイプ
4.合成素材タイプ
などがあります。見た目だけでなく着け心地も大きく違うので、可能であれば実際に着けてみることをおすすめします。
腕時計によってはベルトを交換することができます。時計専門店などに頼めば5,000円〜30,000円程度でしてくれるので、気分やライフスタイルに合わせてカスタマイズを楽しみましょう。
2-3-1. レザータイプ
最もポピュラーなものがレザータイプです。一般的な牛革だけでなく、
- カーフ(仔牛)
- コードバン(馬のおしりの部分)
- クロコダイル、オーストリッチ(ダチョウの背中の部分)
などがあります。
レザータイプはカラーバリエーションが豊富で、フォーマルなシーンに合うものからプライベートに合うものまで様々な色合いのものがあります。
デメリットとして耐久性が低いというのはありますが、それは逆に革の経年変化を楽しめるというメリットにもなります。
最初は同じように見えた革色が、自分の使い方や環境で別の表情に変わっていく様はとても魅力的ですよね。
2-3-2. 金属タイプ
次にポピュラーなものが金属タイプです。
素材には
- ステンレススチール
- チタン
- ゴールド
などがあります。金属タイプは「誠実さ」「綺麗さ」「冷静さ」といった印象を与えてくれます。
金属タイプもレザータイプと同様に、ビジネスからカジュアルまで幅広く使うことが出来ます。金属なので耐久性も最も高く、傷ついたとしてもコマの交換や研磨などで対応が可能です。
汗や水に強いので季節や環境を選ばず使えるのも嬉しいポイント。レザータイプなどに比べて、蒸し暑い夏にも快適に使うことができます。
2-3-3. 布(ファブリック)タイプ
布製のものが使われたものを布(ファブリック)タイプといいます。素材には、キャンバス、ナイロン、ポリエステルなどが多く使用されています。
多彩なバリエーションがあるものが多く、自分のファッションに合わせて選べるのも大きなメリット。ミリタリー仕様のものもあるので、アメカジが好きな方やスポーティーなファッションを好む方にもおすすめです。
カジュアルでフレッシュな印象を与えるファブリックタイプは、20代30代の若い方に大人気です。40代以上の男性がつけても、若くてアクティブな風に見えるので休日などにもピッタリですね。
2-3-4. 合成素材タイプ
ウレタン樹脂やシリコンラバーが使用されているものが合成素材タイプとよばれます。
シリコンラバーなどは着け心地がよく、弾力性があるので時計をつけているときの締め付け感がありません。
金属タイプと比べると見かけはチープに見られやすいラバーベルトですが、オメガの「シーマスター」やウブロの「クラシックフュージョン」などの高品質なブランドモデルにも多く採用されています。
防水性や耐久性も高いので、アウトドア好きの方にもおすすめです。
3.【色・素材編】ビジネスマンの腕時計の3つの選び方①
サラリーマンとして働く上でも大事な”第一印象”。商談中や会議中でも、腕時計は特に目につきやすいアクセサリーでもあります。そこで注意してほしいのが色と素材。取引先はもちろん、先輩や上司に良い印象を与えるためにも重要なポイントです。
この章では色と素材に着目して時計の選び方について紹介しております。ぜひ参考にしてください。
3-1.ケースはステンレススチールを選ぼう
SS | ◎ |
チタン | ◎ |
ゴールド | △ |
シルバー | ⚪︎ |
プラスチック | △ |
カーボン | △ |
ケースはプライベート用でもビジネス用でも兼用できる銀色のステンレススチールかチタン素材がおすすめ。ゴールドやカーボン、セラミックなどもおしゃれでかっこいいですが、ビジネスシーンに於いてはミスマッチとなってしまいます。金色が好きな場合はケースだけが金色のものなど、一部使用のものにしましょう。
ステンレススチールやチタン素材はスーツにも合うデザイン、色となっているのでサラリーマンにとっては一番おすすめです。
※シルバー素材は変色で黒くなってしまうこともあるので、個人的にはあまりお勧めしません。
3-2.文字盤は白か黒など落ち着いたものを選ぼう
バーインデックス | ◎ |
アラビアインデックス | ◎ |
ローマインデックス | ⚪︎ |
ドットインデックス | ◎ |
ダイアモンドインデックス | △ |
色が落ち着いたものであれば基本的になんでも大丈夫です。白色、黒色など落ち着いた色から選ぶとよいでしょう。
インデックスに於いてはダイアモンドインデックスなど派手すぎないもの以外を選べば問題はありません。個人的な経験でいうとバーインデックスを着けている人をよく見るかなー?ぐらいのイメージです。好みのインデックスを選びましょう。
文字盤の柄については、無地のものがベストです。人目をひくような「花柄や動物のデザイン」だったり、ネジなどの中の構造が透けているデザインなどはビジネスの場に適さないケースも多いため避けるのが無難です。
ちなみに・・・クロノグラフはサラリーマンでも使っている人が多いデザイン(機構)です。ちょっとでもオシャレに演出したい場合はクロノグラフを選ぶのがおすすめです。
※クロノグラフとは・・・ストップウォッチ機能を搭載した腕時計の機構。文字盤の中に3つの小さな文字盤があるのが特徴。
3-3. ベルトはレザーかブレスレットを選ぼう
出典:PRIMER
ステンレススチール | ◎ |
ゴールド | △ |
コンビ | △ |
チタン | ◎ |
牛革 | ◎ |
エキゾチックレザー | △ |
布 | △ |
ラバー | △ |
合成素材 | 〇 |
ビジネス使いを考えると、ステンレススチールやチタンのブレスレットか、牛革(レザー)ベルトが望ましいです。印象が大事であるビジネスの世界では、最も一般的であるこれらの素材が好印象のようです。
革素材は牛革がお勧めですが、合皮でも問題はありません。リザードやクロコダイルなどのエキゾチックレザーだけは避けるようにしましょう。
見た目の印象は大事なので、スーツや靴と同じように腕時計も日々綺麗にしておくことが大切です。金属タイプのベルトであれば、専門店で研磨などのメンテナンス、革であればベルトの交換や水に濡れないよう気を付けるなど、綺麗に保てるようにしましょう。
4.【職種編】サラリーマンの腕時計の選び方②
どのような現場でどのような腕時計が適切なのか、職種によって大きく異なります。
自分が働いている現場が「どの程度フォーマルなのか」というのを念頭において、最適なものを探す必要があります。
この章では、サラリーマンの腕時計の選び方を職種別に紹介していきたいと思います。新卒の方や転職した方には必見。ぜひ最後までご覧ください!
4-1. 公務員の方はシンプルな三針ウォッチ
数ある職種の中で最もフォーマルといわれているのが公務員です。地域住民と接する機会も多く、クレームにもならないよう目立ちすぎないものを選ぶようにしましょう。
ダイヤが散りばめられた宝飾時計や、カジュアルなカーボン時計、ビッグフェイスのものなどは職場によっては避けておいたほうがいいかもしれません。
筆者の公務員の友人から聞いた話では、シチズンやセイコーなど国産ブランドが人気のようです。どれを選んだらよいか迷っている人は、まずは安定の国産ブランドからあたってみるのも手ですね。
4-2. 営業職の方はオシャレな三針ウォッチ
コミュニケーション能力と見た目の清潔感が求められる営業職。クライアントに良い印象を与えるために、スッキリとしたデザインのものが好ましいです。
ケースサイズはスーツと合うことを意識して40mmから小さいものを選びましょう。
文字盤は白やシルバー、インデックスはバータイプの腕時計だとさらに好印象。革靴と合わせた色の革ベルトなら、ちょっとしたオシャレも楽しめます。
クライアントに良い人材であることをアピールするためにブランドのものを着けるのもアリ。営業マンは会社の重鎮を相手することも。会社の上層部にいる方は収入面が高いこともあり、時計愛好家の方が多いのです。
ちょっとしたコールドブレイクや、雑談のタネになるかもしれませんね。
4-3. 製造業・運送業なら壊れにくいG-SHOCK
現場仕事の多い製造業や運送業の方などには、耐久性能や防塵性能が高いものがおすすめです。重いものだと疲れてしまうので、軽量なものがいいでしょう。
日光の照りつく外仕事や、夜間での現場作業などを考えると視認性も重要。デジタル時計も人気があり、特にカシオのGSHOCKなどが人気のようです。
水仕事や雨天時での作業を考慮すると、防水性が高いものも重宝されます。汗をかく仕事なので、ベルトも耐水性能の高いラバー素材のものだと便利。
耐久性、視認性、防水性が高い腕時計は、製造業の方たちの過酷な環境におすすめ。実際にデザインよりも機能性で選んでる人も多いようなので、お気に入りの時計はプライベート用に大事に取っておきましょう。
4-4. IT系なら最先端のアップルウォッチ
IT系で働く人にとっては帯磁性能が高いものがいいでしょう。パソコンのとなりで腕時計を置いていると、磁気によってパーツが故障し時間がずれてしまうことがあるのです。
そこでおすすめなのが、アップルウォッチに代表されるスマートウォッチ。帯磁性能も高いスマートウォッチは、スケジュール管理、連絡、電子決済など、サラリーマンが喜ぶ機能が多く搭載されています。
また、パソコンでタイピングすることも多いIT企業。ボーイズウォッチなどの小さいものやカーボン素材の物を選ぶと着用しながら働けてとても便利です。
4-5. クリエイティブ系は好きな時計を!
服装のビジネスマナーに関しては比較的易しめなイメージのクリエイティブ職。自分のファッションスタイルに合うものを選びたいです。
ファッションデザイナーやフォトグラファーなどの職業は、自分のカッコよさを表現することが重要な職種になります。自分のスタイルを腕時計で体現し、クライアントにアピールできるようにしましょう。
5.ビジネスマンが着けている腕時計の平均は?相場は?
この章では、ビジネスマンが着けている腕時計の平均価格を年代別に紹介していきたいと思います。
ここに書いてあるものはあくまで年代別の平均なので、この価格帯のものを購入するべきということではありません。
若いうちからブランド品をつけていたら白い目で見られるかもしれませんが、必要最低限のマナーを押さえておけば、ブランド品でも問題ありません。
自分好みのブランド時計を手に着けて働くことで、仕事へのモチベーションも高まります。ブランド品は職人が優秀なので、丈夫で長く使うことができ、「安物買いの銭失い」ということもありません。
機能的にも耐久的にも優れた、「自分に合った腕時計」を購入することをおススメします。
5-1. 20代前半は3-5万円、20代後半は7万円程
20代前半のサラリーマンが着けている腕時計の平均は3-5万円のものが多いようです。日本の新入社員の平均年収は約300万円なので、年収の1、2%くらいのものを選んでいるようですね。
順調に昇進を重ねた20代後半のビジネスマンであれば、オメガやウヴロなどの人気ブランド品をつけている人も多いようです。もし予算に余裕がなければ、比較的リーズナブルなブランドの「ノモス」や「チューダー」などもおすすめ。
5-2. 30代の平均は7-15万円程
30代になってくると収入も上がることから、腕時計の平均予算は7-15万円ほどとなっています。営業職などでは一番働き盛りの年なので、20代よりはワンランク上のものを選ぶのも手。
ブランド時計を選ぶ際には、「オメガ」や「タグ・ホイヤー」などの歴史あるブランドを選ぶべきでしょう。予算に余裕があれば1本の腕時計をオン/オフに兼用して使うのではなく、それぞれのシーンに合わせて2本用意することもおすすめです。
5-3. 40代の平均は15-50万円
15-50万円が、40代が着けている腕時計の相場のようです。管理職や役員など責任の重い地位に着くことが増えてくる40代では、収入にも余裕が出てくると思います。
ちょっといいものを選ぶ際には、職場でも貫禄が付いたことを表す「IWC」や「グランドセイコー」などの高級感のあるブランドがピッタリです。
5-4. 50代の平均は50万円以上
50代が腕時計にかける平均相場は50万円以上のようです。多くの部下を持つ会社の代表的存在として、その立場に相応しい腕時計を選ぶべきです。
「ロレックス」「オーデマ・ピゲ」などのスイス製の高級時計も、この年代がつけているイメージがあります。今までの活躍や頑張りにふさわしいものとして、歴史あるクラシカルなものがマッチします。
若手社員からすれば、「自分も頑張ればこの腕時計を買えるようになる!」とやる気がアップします。会社の象徴として、腕時計の中のトップクラスのものを選ぶのもアリです。
6.【新入社員におすすめ】20代に人気の腕時計ブランド5選!
この章では20代に人気のブランドを5つ紹介していきます。ビジネスマナー違反とならないよう、全体的にシンプルでどのような職種にも合うようなモデルをチョイスしています。
傷ついてしまった時などのアフターサービスも充実した国産ブランドを中心に紹介していますので、何かあったときでも安心です。
20代のビジネスマンが手にしやすいよう、価格帯も抑えめでありながらカッコいいものを揃えておりますので、ぜひ参考にしてください。
6-1. 【SEIKO】の「SBTM351」
出典:SEIKO
モデル名 | SBTM351 |
型番 | 7B72 |
素材 | ステンレス |
ケースサイズ | 39.8mm |
文字盤 | 黒色 |
参考価格 | ¥68,200 |
SEIKOは1882年に服部金太郎が創業した時計メーカーです。創業時は「精巧社」という社名であり、「精密で正確な時計を作る」という意味が込められています。
世界のブランド別シェアでもロレックス、オメガに次ぎ第3位に位置するほど大人気のブランド。シンプルでスタイリッシュなデザインが多く新入社員の方にもおすすめ。
SEIKOは他の高級ブランドに比べ価格がリーズナブルなので、収入の少ない若手社員の方にも手に入りやすいのも嬉しいところ。
今回SEIKOでのおすすめはステンレススチールに黒色の文字盤と、モノクロでスタイリッシュな「SBTM351」を選びました。10万円以下で購入でき、デザインの面でもスーツに合うべきところをおさえていて、どのような職種であっても使えるモデルとなっています。
6-2. 【CASIO】の「リニエージ」
出典:CASIO
モデル名 | リニエージ |
型番 | LCW-M100TSE-1AJF |
素材 | チタン |
ケースサイズ | 43.8mm |
文字盤 | 黒色 |
参考価格 | ¥37,400 |
CASIOは1946年に樫尾忠雄が計算機を製作する会社として設立しました。1983年、落としても壊れない腕時計としてG-SHOCKを発売。それ以来デジタル時計を中心に様々なヒット商品をリリースしています。
CASIOが販売している商品はデジタル時計だけでなく、今回紹介している「リニエージシリーズ」のようにシンプルなアナログ時計も販売しています。黒色の文字盤に銀色の三針が使われており、ビジネスでも見やすく使い勝手がよさそうですね。
ケース素材にはチタンが採用されているので総重量はなんと73gと軽く、営業マンや工場で働くブルーワーカーの人達にとってもおすすめです。
6-3. 【ORIENT】の「RN-AC0F07S」
出典:ORIENT
モデル名 | RN-AC0F07S |
型番 | F6722 |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 41.6mm |
文字盤 | 白色 |
参考価格 | ¥30,800 |
1901年に「吉田時計店」という名称で創業されたのがORIENTの始まりです。日本製腕時計といったらまずORIENTを思い浮かべる方も多いと思います。ORIENTの魅力はなんといってもコストパフォーマンス。リーズナブルな価格でありながら完成度の高いデザインなので、20代30代のビジネスマンにも大人気のブランドです。
今回紹介している「RN-AC0F07S」は三針、茶革、白文字盤と、少しクラシカルでありながら自己主張の強すぎないデザインとなっています。
スーツと合わせるなら茶色のビジネスシューズやベルトと合わせるなど、トータルコーディネートを意識しましょう。
6-4. 【シチズン】の「CITIZEN COLLECTION」
出典:CITIZEN
モデル名 | CITIZEN COLLECTION |
型番 | ES0000-10A |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 33mm |
文字盤 | 白色 |
参考価格 | ¥40,700 |
SEIKO、ORIENTと並んで日本三大時計ブランドにも数えられるCITIZEN。創業はとても古く、1918年に高田馬場にて誕生しました。
日本で知らない人はいないCITIZENですが、その開発力と技術力から世界の舞台でも常に注目を集める存在となっています。
「CITIZEN・COLLECTION」はケースサイズが33mmとコンパクトで使いやすく、実用性に優れています。
白色の文字盤にアラビアインデックスが採用されていますので、時計本来の目的である「時刻の確認」もしやすいでしょう。
価格も40,700円とお手頃なので、初めてのビジネスウォッチにいかがでしょうか?
6-5. 【NOMOS】の「オリオン ブルーハンド
出典:NOMOS
モデル名 | オリオン ブルーハンド |
型番 | OR1A3GW1 |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 35mm |
文字盤 | 白色 |
参考価格 | ¥302,500 |
他4つのブランドに比べて少し高めなブランドですが、楽天オンラインなどの中古市場では10万円前後で取引されています。
ワンランク上のブランドを手に入れたい20代後半のサラリーマンの方などにおススメの商品です。
ノモスは1990年ドイツ東部のグラスヒュッテにて、ローランド・シュベルトナー氏よって創業されました。
ドイツを中心に国内外から高い評価を受けているノモスは、機能的で洗練されたデザインからレッド・ドット・デザイン賞などの数多くの賞を受賞しています。
海外ブランドの中でも珍しい、無駄なものを一切排除した「究極のシンプルさ」がノモスの魅力。「シンプル・機能的・リーズナブル」全てを兼ね備えた「ブランド時計の入門」として、ノモスは最適です。
7.【30代】30~40代に人気の腕時計ブランド5選【40代向け】
ここでは、30代から40代の方に向けた腕時計を紹介していきます。このあたりから紹介するものは歴史ある海外ブランドが中心となります。
30代となると、20代の時から使ってきたスーツや靴などを一新して「改めて身を引き締める」なんてこともあると思います。時計も新しいものに変え新たな気持ちで仕事に臨みましょう。
若い頃にはお金が無くて手が届かなかった「オメガ」や「タグ・ホイヤー」などを身に着けてより一層仕事に励んでみてはいかがですか?
7-1. 【IWC】の「ポートフィノ・オートマティック37」
出典:IWC
モデル名 | ポートフィノ・オートマティック37 |
型番 | IW458610 |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 37mm |
文字盤 | 白色 |
参考価格 | ¥847,000 |
スイスのシャフハウゼンに拠点を置くIWCは1868年に懐中時計を販売する会社として創業し、1915年に腕時計に参入しました。
航海時計や航空時計に焦点を当てたモデルが数多く展開されており、緻密で精巧な設計により世界で大人気のブランドです。
IWCはデザインにおいても世界中で高い評価を受けており、こちらの「ポートフィノ」もそのひとつ。37mmという少し丸っこいケースデザインが、コンパクトながらも威厳のある味わいがあります。
機能面やデザインだけでなく資産価値としても大変高く、ブランド別の資産価値ランキングでも「5位」に位置しています。身に着けても高く売れる「腕時計投資」という側面でも、買い手にとって嬉しいポイントですね。
7-2. 【オメガ】の「SEAMASTER AQUA TERRA 150M」
出典:OMEGA
モデル名 | SEAMASTER AQUA TERRA 150M |
型番 | 220.10.41.21.03.004 |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 41mm |
文字盤 | 青色 |
参考価格 | ¥968,000 |
高級ブランドとして高い知名度を誇るオメガ。その知名度は、ロレックスやタグホイヤーなどともひけをとらず、世界から高い評価を得ているスイス発の老舗ブランドです。
トップクラスの品質と知名度がある上に、「ロレックス」などの「超高級ブランド」と比べ、比較的安く購入できることも魅力の一つ。多数のモデルを展開しているオメガなので、欲しいものが手に入りやすいというのも嬉しいですね。
今回ご紹介している「SEA MASTER AQUA TERRA」はブルーの文字盤に豪華ヨットのウッドデッキを想起させるストライプラインが入っており、海を感じさせるデザインとなっております。
オメガはスポーツウォッチを多く展開してることから、「アクティブな男性がつけている」というイメージもあります。カラーバリエーションも豊富なので、プライベート用にカラフルなものを購入するのもおすすめ。
7-3. 【チューダー】の「1926」
出典:TUDOR
モデル名 | 1926 |
型番 | M91550-0014 |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 39mm |
文字盤 | 白色 |
参考価格 | ¥358,600 |
ロレックスは欲しいけれども、100万円200万円もする高級時計。そう簡単には買えないですよね。そういった30代のビジネスマンの方におすすめなのがこの「チューダー」。
チューダーは1926年にロレックスの創業者であるハンス・ウィルスドルフ氏がディフュージョンブランドとして立ち上げました。
超高級時計メーカーであるロレックスの普及版として、古くから世界中で愛されているブランドです。
創業年が製品名になっている「1926」は高級感があり、時代を超越した洗練されたデザインとなっています。茶革のベルトを採用しているので、茶色のシューズやネクタイと合わせて仕事に行きたくなりますよね。
ケース径は39mmと標準的なサイズなので、どのような体型にも合わせやすいのも嬉しい。店頭で見つけた際は、是非手に取って身に着けてみてください。
ディフュージョンブランドといっても、職人さんの技術や製法はロレックスと全く一緒。ロレックスと同様の品質と感性をこの「1926」で味わってみてください。
※ディフュージョンブランド(ライン)とは・・・ディフュージョンとは「普及」を意味する言葉。主に高級ブランドやデザイナーズブランドなどでよく作成され、ブランドの「感性」や「アイデンティティ」は維持しつつ低価格で商品を作る二次的な商品ラインを指す。廉価版ともいわれる。反対語は「シグネーチャーブランド(ライン)」など。
7-4. 【タグホイヤー】の「カレラデイト」
出典:タグ・ホイヤー
モデル名 | カレラデイト |
型番 | WBN2110.BA0639 |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 39mm |
文字盤 | 黒色 |
参考価格 | ¥390,500 |
ビジネスウォッチとして定番人気であるタグ・ホイヤー。スポーティーなモデルが多く、ホイヤーシリーズ、ヘリテージなど多数のラインナップが存在します。
ビジネスマンだけでなく多くの有名人も愛用しており、サッカー選手のクリスティアーノロナウド選手や俳優の江口洋介さんも着用しています。
今回紹介する「カレラデイト」は、メタリックなデザインながらもゴツゴツとしておらず、スタイリッシュな雰囲気を醸し出します。抜群の知名度を誇るタグホイヤー。普段使いとしてもオシャレでカッコいいですね。
7-5. 【グランドセイコー】の「メカニカルシリーズ SBGM221」
出典:グランドセイコー
モデル名 | メカニカル |
型番 | SBGM221 |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 39.5mm |
文字盤 | 白色 |
参考価格 | ¥638,000 |
グランドセイコーはSEIKOから生まれたラグジュアリーラインで、1960年に初めて誕生し、2017年に独立しました。国産腕時計ブランドの中で最高峰の品質を誇り、人気も国産ブランドの中ではNO.1です。
高級腕時計の中には「遊んでそう」「お金持ち」といったイメージのブランドもあると思いますが、グランドセイコーはブランドイメージも「誠実そう」「堅実」といった「真面目なビジネスマン」の印象を与えます。
そんなグランドセイコーの中でも人気のモデルがこのメカニカル。メンズの腕時計として、飾らないシンプルなデザインから、どのようなシーンでも使うことができます。
クリーム色っぽい文字盤、GMT針のメタリックブルー、多面体カットのインデックスと、見れば見るほどこだわりを感じるデザインです。
他の同品質帯の海外ブランドに比べ手頃な価格で購入することができることから、グランドセイコーは「はじめての高級時計」におすすめのブランドです。
8.50代に人気の腕時計ブランド5選
ここからは50代に人気のブランド、モデルを紹介していきたいと思います。ここで紹介するものはいわゆる歴史や品格がある、腕時計の最高峰のものばかり。
「価格」は高いものが多いですが、「価値」の高さはそれ以上。昔から、生活を豊かにするには「常に身に着けるものから」といいますよね。高いスーツでビシッと決めても、腕時計が安物なら台無しです。
これらのブランドに挑戦し、会社の最後の10年を華やかに彩りませんか?
8-1. 【ロレックス】のGMTマスターⅡ
出典:ROLEX
モデル名 | GMTマスターⅡ |
型番 | 126710GRNR |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 40mm |
文字盤 | 黒色 |
参考価格 | ¥ 1,569,700 |
ロレックスは世界で一番の人気を誇る腕時計ブランドです。その人気の高さは、デザインの良さだけではありません。耐久性、実用性、精度においてもトップクラスの高さを誇ります。
中でも特に優れているのはその「耐久性」。ロレックスは「壊れにくく長持ちする」というのが人気のひとつなのです。カラーバリエーションも豊富でベゼルが赤と青の二色のものなどもあり、世代や性別を問わず人気なのも納得です。
「GMTマスターⅡ」も、多数の色の組み合わせのモデルが出ています。今回紹介したモデルはビジネスに適した黒と白を基調としたシックなタイプ。
よく見ると秒針が緑色で思わず誰かに話したくなるような隠し味が、購入意欲をそそります。
ロレックスは資産価値としても高く、「株」といわれることもあります。よくYOUTUBERがロレックスを購入する動画をあげていますよね。実はロレックスの価格は上昇しており高いお金を払って買ったとしても数年後はもっと高く売れるなんてことはザラなんです。(ちなみにに2024年5月現在も4月に比べて4万円も上昇しています)
金銭面の不安を抱えている方も「いざとなったら高く売れる」と考えれば、その不安も一気に無くなります。もし高級ブランドの中で迷っているのなら筆者は迷わずロレックスをおすすめします。
8-2. 【パテックフィリップ】の「カラトラバ」
出典:パテックフィリップ
モデル名 | カラトラバ |
型番 | 6119G-001 |
素材 | ホワイトゴールド |
ケースサイズ | 39mm |
文字盤 | 黒色 |
参考価格 | ¥5,080,000 |
パテックフィリップの歴史は古く、創業は1839年に遡ります。スイスのジュネーブで創業して以来、全て手作業によって精密な技術のもと作られています。
設計から完成に至るまで全て自社で行っているなど、歴史との厚みと誇りの高さを感じることのできる腕時計ブランドです。
そんなパテックフィリップのモデルの中で、最もビジネスシーンに使われているのがこの「カラトラバ」。立体的なインデックスやドフィーヌ型の針などは、1932年の発売以来変わることの無く受け継がれているデザインです。
150年の歴史のあるパテックフィリップは、その品格の高さから王室御用達のブランドでもあります。中でも「カラトラバ」は50代の求める「品性」「知性」「存在感」を内包しています。20代30代の若者とは違うエレガントさを追求したい人には、是非おすすめします。
8-3. 【オーデマピゲ】の「ロイヤルオーク」
出典:オーデマピゲ
モデル名 | ロイヤルーク オートマティック |
型番 | 15510BC.OO.1320BC.02 |
素材 | サファイアクリスタル |
ケースサイズ | 41mm |
文字盤 | 青色 |
参考価格 | ¥ 9,020,000 |
ビジネスの世界での成功者が最もよく着けているのが「オーデマ・ピゲ」。世界三大時計の一つでもあるオーデマピゲは、デキる大人の象徴として知る人はいないほどのブランドとして知られています。そんなオーデマ・ピゲの一番人気のモデルがこの「ロイヤル・オーク」です。
1972年の発売以来ポリッシュ仕上げの斜面やメリハリのある輝きは変わらず、バリエーションは広がり続けています。普段使いに映えるクロノグラフ仕様のものやドレスウォッチとして使えるピンクゴールドが散りばめられたものなど、多数のモデルが展開されています。
ビジネスでは成功を収めた。もう充分働いた。家族も養った。ロイヤルオークはそんなエリートビジネスマンへの自分へのご褒美にとてもおススメです。
また、若い実業家の方が「信用を得るために」購入する方も多いようです。歴史あるオーデマ・ピゲならば信用度は間違いなし。是非選択肢の一つに入れてみてください。
8-4. 【ヴァシュロン・コンスタンタン】の「オーヴァーシーズ オートマチック」
モデル名 | オーヴァーシーズ オートマチック |
型番 | 4520V/210A-B128 41MM スチール |
素材 | ステンレススチール |
ケースサイズ | 41mm |
文字盤 | 青色 |
参考価格 | ¥ 3,586,000 |
パテックフィリップ、オーデマ・ピゲと並んで世界三大時計ブランドに数えられるヴァシュロン・コンスタンタン。(以下ヴァシュロン)創業はなんと1755年と、260年途切れることなく時計を作り続けた最古のブランドであり、当時から今に至るまで王族や貴族にも愛されてきました。
クラシカルで高級感のあるデザインは、日本でも50代以上の経営者、起業家、実業家などに特に好まれています。
今回紹介している「オーヴァーシーズ」はヴァシュロンの中でも比較的新しく、登場は1996年。複雑機構の時計やドレスウォッチではなくスポーツウォッチとして世に生まれました。
当時セイコーが大量生産可能な「※クォーツ時計」を開発したことにより高級時計の人気が落ち込み、より実用的で機能的なモデルを立ち上げるという目的のもと開発されました。
より「実用的に」というコンセプトのもと作られた経緯があるので、「オーヴァーシーズ」には「高い防水性」「高い帯磁性」があり、ビジネスに使いにもフィットすることからヴァシュロンの中でも屈指の人気を誇ります。
オーヴァーシーズが掲げるテーマは「旅と発見」。50代となっても遅いことはありません。古来の伝統と技術が詰まったヴァシュロンを身に纏い、人生の新しい発見の旅に出かけましょう。
※クォーツ時計とは・・・歯車やスプリングといった部品が使われる「機械式時計」と異なり電池を動力源とした腕時計のことです。1970年代にSEIKOがクォーツ式を採用した腕時計を大量生産し、急速のシェアを獲得したことから多くの高級時計ブランドが倒産に追い込まれました。
8-5. 【ブレゲ】の「クラシック 7147」
出典:ブレゲ
モデル名 | クラシック 7147 |
型番 | 7147BB/29/9WU |
素材 | 18kホワイトゴールド |
ケースサイズ | 40mm |
文字盤 | 白色 |
参考価格 | ¥ 3,828,000 |
ブレゲの設立は1775年。あのナポレオン・ボナパルトやマリーアントワネットなども愛用していたことで有名な、スイス発のブランドです。創業者のアブラム・ルイ・ブレゲという人物は「時計の歴史を200年早めた」ともいえる天才時計技師で、現在の腕時計に備わる機構の70%を作り出したといわれています。
そんなブレゲは主に50代を中心に人気を誇り、ロレックスやオメガなどのブランドよりもさらに一段上の品格と技術を兼ね備えています。「人気」や「派手さ」というよりも「歴史」や「風格」を求める方に是非おすすめです。
創業者の理想を体現したコレクションといわれる1972年に誕生した「クラシックシリーズ」もブレゲらしい趣向を凝らした匠な技術で完成されており、随所にブレゲのフィロソフィーを感じることが出来ます。
ラグジュアリーブランドとして有名なブレゲですが、この「クラシックシリーズ」はシンプルでスッキリとしたデザイン。ビジネス用、プライベート用どちらでも問題なく使うことができます。
9.高級ブランド腕時計を安く買う、賢い購入方法3選
ブランド物の腕時計ということになれば安くても5万円はしてしまうもの。少しでも安く手に入れる方法はないかと考えるのは至極当然です。
この章では、少しでも出費を抑えるのに役立つ賢い購入方法を紹介していきたいと思います。
9-1.賢い購入方法①「並行輸入店」
やっぱり憧れのブランド品であれば、正規のサポートを受けられる直営店や正規の代理店から購入したいというのが本音ですよね。
ただ、価格が高くてどうしても手が届かないのが現実。でも中古だと偽物を掴まされるのが怖い。そのような悩みはありませんか?
そんな方に是非おすすめなのが並行輸入店です。
並行輸入店とは正規代理店から購入した業者や個人が、自由に価格設定をして販売している店舗のことを指します。正規代理店と比べ定価の縛りがない上に並行輸入店の中でさらに価格競争をするので、定価より圧倒的に安く購入することが出来ます。
確かに正規の修理やサポートを受けられないというデメリットはありますが、品物自体はブランド会社が正規に作り出した紛れもない本物。なにより「ブランド品を安く購入できる」というメリットはうれしいですよね。
自分の予算と相談して、価格を比べてみるのも良いかもしれません。
9-2.賢い購入方法②「家電量販店」
前項で紹介した並行輸入店のひとつが家電量販店です。家電量販店では、ポイントサービスが受けられるのでさらにお得に手に入れることができます。
欲しかった電化製品をまた安く購入できると考えると、生活の質は上がりそうですよね。
並行輸入店となると「壊れた時に心配」「修理費も高そう」といった心配の方も多いと思いますが、家電量販店ではブランドと提携関係を持っている店舗も多く、修理やオーバーホールに公式と同等の品質を保証しているところもあります。
店舗によっては専用の受付カウンターが設置されてあり、様々な悩みに答えてくれます。
安いだけではなく、正規代理店と並ぶほどのサービスを受けられるのは嬉しいですね。
9-3.賢い購入方法③「安い時期に買う」
例えば年末年始の時期は、決算期やクリスマス商戦などにより商品が安くなる傾向にあります。特に12月頃は決算期ということもあり、上場企業としては年度の売り上げを少しでも伸ばすため、安く価格設定をしている場合があります。決算期は3月のところもあるので注意しましょう。
ボーナス商戦が始まる6月ごろや、ボーナス商戦が終わり市場に商品が多く出回る9月頃が狙い目ともいわれています。
欲しい商品があるのであれば、どの商品がどのタイミングに安くなるのか逐一チェックをし、安くなった時に買ってみるのも良いかもしれません。
10.今はビジネスマンは腕時計をしない人が多いってほんと?
これまで様々な腕時計を紹介してきましたが、今では腕時計を使わない人もたくさんいます。高度成長期やバブルの時代などの一昔前は、趣味も今より少なく「お金の使いどころは腕時計」という人が多かったようです。
今でも「腕時計がステータスの象徴だ」という人もいますがそれは昭和の話。今は令和です。インターネットにより情報が民主化し、ひとそれぞれがやりたいことにお金をかけている時代です。
そんな時代だからこそ、若者を中心に腕時計をしない人も数多くいます。
この章では、「最近のサラリーマンが腕時計をしない理由」について解説していきたいと思います。
10-1. 時間確認?スマホで十分
今はだれでもスマートフォンを持つ時代。ほとんどの人は時間の確認をスマホで行います。
スマートフォンが出たての時は、「メモも紙でやれ」なんていうお堅い人も多かったイメージですが、今では老若男女に浸透していますよね。
メモをとるのも連絡をするのも全てスマートフォン一本で十分です。時代の変化に合わせて、「サラリーマンには腕時計が必須」という常識は変わりつつあります。
100年後には、地球から腕時計が無くなってる、なんこともあるかも?
10-2. 私服の会社が増えている
現在では、スーツで出勤する会社の割合は「全体の30%」。オフィスカジュアルや自由な服装の会社は「60%」と時代は変わりました。
昔のように「スーツ」「ネクタイ」「7,3分け」が義務付けられている会社はどれほどあるでしょうか?相手に失礼の無いようにという制服である「スーツ」ですが、人と交わるよりもPCと交わることのほうが100倍多いですよね。
昔のサラリーマンにとって、腕時計とはスーツスタイルに合わせるドレスコードのようなもの、として存在していました。
その「スーツスタイル」自体が無くなっていっているので、ビジネスマンが腕時計を着ける機会も減りつつあります。
10-3. シンプルに邪魔
時刻の確認はスマホでする時代、腕時計はただの重いブレスレットという人もいます。
ただでさえ蒸し暑い日本の夏は出勤の時につけているだけで手首周りが蒸し蒸しします。
そもそも、デスク作業をする人は腕時計を外して作業しますよね(筆者もそうしています)。
10-4. 趣味にお金を使っている
現在では「情報」も「モノ」もインターネットですぐに手に入れられる時代です。腕時計に100万円使うのなら、その分欲しいパソコンや欲しい楽器などにお金をかける人が多い傾向にあります。
昔は今と比べて趣味が少なく、お金をかけるところも少なかったので必然的に「クルマ」「時計」にお金を使う人が大多数でした。
今は時代が変わり、お金のかけどころが「社会的なステータス」から「個人的な趣味」にシフトしています。
不景気や少子化が進むこの日本では、昔と比べ贅沢品にお金を使う余裕がないというのも、腕時計をしない理由の1つです。
10-5.サラリーマンが腕時計をしない理由のまとめ
現代のサラリーマンが時計を使わない理由をまとめると
- スマホの台頭
- 私服出勤の増加
- シンプルに邪魔
- 趣味の多様化
にあるようですね。
ただ、個人的には、サラリーマンが良い腕時計をしていると「仕事ができそう」に見えたり「シンプルにカッコいい」と思いますよ。
今ではスマートフォンの機能を搭載した「スマートウォッチ」も台頭していますが、結局「腕時計」というもの自体は消えてはおらず、時代が変わっても「かたちを変えて受け継がれていくもの」なのかな、と思っています。
また、そんなハイテクな時代だからこそ、「アンティークな機械式時計がオシャレでかっこいい」とも思います。デジタルや機能的な腕時計が溢れるこの世の中でも、古くから歴史ある腕時計がもつ知性や品格は絶対に失われません。
・・・結局は個人の好みの話になってくるので、つけるもつけないも自由です(笑)。ブランド腕時計となると、最低でも5万はするものなので決して安い買い物ではありません。自分にとって本当に必要かどうかは、価値観やスタイルに合わせて決めてください。
まとめ
今回はサラリーマンが選ぶべき腕時計や、腕時計に関するビジネスマナーを紹介させていただきました。
日本のビジネスの世界では腕時計のマナーだけでなく、様々な暗黙のマナーというものが多々あります。それらは誰も教えてくれません。
しかしそういった不文律も知ってしまえばそれだけで得をするものでもあります。
能力や才能に自信の無い人ほど、知れば得をするビジネスマナーを知っておき、隣のデスクの同僚に一歩差をつけましょう。
この記事を読んで頂きありがとうございました!
自分の欲しい腕時計はもう頭に浮かびましたか?今すぐ腕時計を選びに行きましょう!